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三井不動産レジ&大和ハウス「アユモシティ」が好調



「ファインコート西武立川アユモシティ」

西武立川 マンション146戸・戸建105区画が半年で売れる

 

 三井不動産レジデンシャルが西武拝島線西武立川駅前で開発中の戸建て「ファインコート西武立川アユモシティ」を見学した。7月に第1期40戸が分譲され、8月3日には第1期2次として12戸が分譲されるように好調なスタートを切った。

 現地は、西武拝島線西武立川駅から住宅街区入口まで徒歩2分、立川市西砂町一丁目に位置する開発総面積が約6.7ha、総戸数259区画の「アユモシティ」の一角にあり、同社の持分は168区画(残りの91区画は大和ハウス工業)。第1期 2次の土地面積は100.10~ 113.92㎡、建物面積は98.02~106.90㎡、価格は3,890万~4,690万円(最多価格帯4200万円台)。建物は2×4工法2階建て。施工は西武建設、エステーホーム。建物は全て完成済み。

 4月下旬からモデルハウスを公開。7月7日に第1期として40戸を供給、この8月3日には第1期2次として12戸が販売される。郊外の都市型戸建てとしては売れ行きは好調だ。


「ファインコート西武立川アユモシティ」

◇     ◆     ◇

 三井不動産レジデンシャルが都市型戸建てシリーズ「ファインコート」の供給を開始したのが1995年。現在まで18年が経過するが、主な供給エリアは東京都多摩地区、横浜エリアが中心で、最近は準都心や都心部でもコンスタントに供給している。年間700~800戸で推移してきた。同社は今期1,000戸ぐらいの売上げ計上を予定しているが、この物件も売上げ増に寄与するのだろう。

 今回の「西武立川」は最多価格帯こそ4,200万円だが、4,000万円を切る物件も結構ある。これほど低価格の「ファインコート」を見学するのは初めてだった。街並みも建物の設備仕様もこれまで見学したものとはやはり異なった。それでも3,000万円台がほとんどのいわゆるパワービルダーの建売住宅とは街並みや建物デザインは全く異なるもので、差別化はできている。

 駅前の大規模開発で取得しやすい価格帯、駅前のスーパーも開業したことなどが人気の要因のようだ。

◇     ◆     ◇

 三井不動産レジデンシャルより先行して停止条件付宅地分譲・戸建て分譲を行なっている大和ハウス工業の「フローラルアベニュー西武立川アユモシティ」も好調のようだ。全91区画のうち7月末現在、53区画が契約済みだ。太陽光発電システム、エネファームなども採用しているので三井不動産レジデンシャルの物件より価格は高いようだが、こちらも売れ行きはいい。


「フローラルアベニュー西武立川アユモシティ」

 双方を合わせると100戸・区画以上が半年ぐらいの間に売れていることになる。名鉄不動産のマンション「ソルヴィエントメイツ西武立川」146戸も数カ月で完売している。もともとこの開発はコスモスイニシアが主導していたもので、リーマンショックの影響で開発を断念した。コスモスイニシアは複雑な気持ちで眺めているのではないか。

 この西武立川より2駅手前の「玉川上水」では、野村不動産が「プラウドシーズン玉川上水」(全134戸)の第1期分譲45戸を明日(8月2日)から分譲開始する。こちらは最多価格帯は4,500万円台。売れるから供給するのだろ。郊外マンションも戸建ても絶好調だ。


スーパー「ヤオコー」            駅のホームから団地を望む

三井レジ・大和ハウス「アユモシティ」街びらきに2千人(7/19)

モリモト・大和ハウス「カワサキ・ミッドマークタワー」

首都圏で3物件目 免震で長期優良住宅



「カワサキ・ミッドマークタワー」完成予想図


 モリモト(事業比率50%)と大和ハウス工業(同)の共同事業マンション「カワサキ・ミッドマークタワー」を見学した。川崎駅東口の物件としては15年ぶりで、しかも徒歩4分の免震タワー、全戸南向き、長期優良住宅という希少性の高いマンションだ。

 物件は、東海道本線・京浜東北線・南武線川崎駅から徒歩4分、川崎市川崎区砂子2丁目に位置する20階建て全159戸の規模。専有面積は55.01~96.81 ㎡、価格は未定だが坪単価は250万円弱になる模様。竣工予定は平成27年8月下旬。設計・監理は安宅設計。デザイン監修はアーキサイトメビウス、カン・デザイニングオフィス。施工は東亜建設工業。販売代理はモリモト。

 現地は、川崎駅東口の行政・金融・商業などが集積するエリアのど真ん中。建物は老舗店舗「ヌマヤ」の建て替え事業でもあり、建て替えだったからこそ繁華街の中心部でもこれほどの規模のマンションが建った理由のようだ。住宅は4階以上となる。周囲にはビルやマンションなどが建ち並んでいるが、南側は5~6階以上は抜けているのが特徴。

 免震タワーではあるが、19~20階住戸を除く戸境壁は乾式間仕切り壁ではなく通常のマンションと同様のコンクリート壁を採用。また、逆梁アウトフレーム工法を採用しているためサッシ高は2200ミリを、リビング天井高は2500ミリをそれぞれ確保している。

 分譲開始は9月からで、これまで問い合わせ件数は約1,200件。

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 デザイン監修はアーキサイトメビウスが、モデルルームのデザインは鈴木ふじゑ氏がそれぞれ担当していることでも分かるように、商品企画は明らかにモリモトのものだ。最近の同社のマンションでもこのコンビの物件をたくさん見てきた。

 今回の物件は、これまで同社があまり供給したことがない(蒲田の物件はあったが)商業地域のど真ん中に位置しており、この点がどうユーザーに評価されるか今ひとつ分からないが、物件そのものはいい物件であるのは間違いない。

 同じ川崎駅圏に限れば、同社は「ラゾーナ川崎」の隣接地で「クレッセント川崎タワー」(365戸)を6年前に供給しており、圧倒的な人気を呼んでいる。単価は坪260万円を越えていた。もちろんファミリーが住むなら「川崎タワー」のほうだろうが、今回はまた違ったユーザーの関心を呼ぶのだろう。

 川崎駅圏で免震工法を採用しているのは「川崎タワー」に次ぎ2棟目だ。市内の長期優良住宅としては川崎市住宅供給公社の「川崎ケートタワー」に次ぎ2物件目だ。免震でかつ長期優良住宅というのは三菱地所レジデンス・鹿島の「ザ・パークハウス晴海タワーズ」と、三井不動産レジデンシャル「パークタワー東雲」ぐらいしかないはずだ。今回が3物件目になる。

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 中堅のデベロッパーにひと言。今回の物件は、モリモトが相対取引でマンション建設にこぎつけ、大和ハウスに共同分譲の話を持ちかけたようだ。大和ハウスといえば売り上げではわが国一のハウスメーカー・デベロッパーだ。そんな大企業と組めるのは中堅デベロッパーでは同社だけだ。地所レジの「晴海」も三井の「東雲」も素晴らしいマンションだが、免震・長期優良としては3件目を企画したのがモリモトというのは価値がある。

 今回の現地販売事務所の担当者が「鈴木さん(ふじゑ氏)はいつも楽しみながらやってくださる」と話した。この言葉からもプロが同社のマンション商品企画に関わる意気込みが伝わってくるではないか。これからの時代、大手の隙間を埋めるだけのデベロッパーは生き残れない。大手と対抗できる、あるいはオンリーワンの企画力を武器にしなければならない。

 最近、同社が分譲した「ディアナコート小石川播磨坂」(20戸)が即日完売したそうだ。単価は370万円ぐらいだったようだ。現地の場所を地図を確認したので人気になる立地であるのは理解できるが、同じ茗荷谷では野村不動産が分譲して人気になった「プラウド茗荷谷」(分譲戸数59戸)の単価と同じぐらいだ。戸数こそ少ないが〝プラウド〟と堂々と渡り合えるのも同社だけだ。

川崎のランドマーク モリモト「クレッセント川崎タワー」完成(2009/4/15)

6月の住宅着工 消費税にらんだ駆け込みで大幅増加


 国土交通省は7月30日、6月の新設住宅着工戸数をまとめ発表した。総戸数は83,704戸で、前年同月比15.3%増、10カ月連続の増加となった。内訳は持家が30,699戸(前年同月比13.8%増、10カ月連続の増加)、貸家が30,504戸(同13.1%増、4カ月連続の増加)、分譲住宅が22,029戸(同24.3%増、2カ月連続の増加)。分譲住宅の内訳はマンションが10,274戸(同46.0%増、2カ月連続の増加)、一戸建て住宅が11,651戸(同9.4%増、10カ月連続の増加)。

 首都圏マンションは、東京都が2,883戸(前年同月比6.5%減)、神奈川県が1,167戸(同142.1%増)、埼玉県が408戸(同142.9%増)、千葉県が525戸(同5.1%減)。

 着工動向について国交省は「リーマンショックを受けた大幅な下落(平成21年度)以降、緩やかな持ち直しの傾向が続いてきたが、このところ、消費マインドの改善等もあり、堅調に推移している。今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況、住宅ローン金利の動向等を引き続き慎重に見極める必要がある」としている。

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 このところの着工戸数の増加は明らかに消費税率アップを睨んだ駆け込みだ。住宅の場合は、引渡し時期のいかんに関わらず今年9月30日までに契約すれば、消費税率は現行の5%に据え置かれることになっている。住宅は金融商品ではないから冷静な対応が必要だ。

 「住んでみたい街」3位に浮上した武蔵小杉

 野村不動産・相鉄不動産「プラウドタワー武蔵小杉」

 記録的な一挙分譲戸数


「プラウドタワー武蔵小杉」完成予想図

 

 野村不動産と相鉄不動産の共同事業マンション「プラウドタワー武蔵小杉」を見学した。全分譲住戸433戸のうち5月に第1期310戸が供給済みで、この8月4日には第2期として85戸が抽選分譲される。分かってはいるが、信じられない売れ行きだ。

 物件は、東横線・目黒線・南武線武蔵小杉駅から徒歩4分、川崎市中原区小杉町3丁目に位置する45階建て全450戸(非分譲17戸含む)。第2期85戸の専有面積は60.70~83.41㎡、価格は5,072万~6,773万円 (最多価格帯6,500万円台)、坪単価は280万円。竣工予定は平成27年1月下旬。施工は清水建設。

 武蔵小杉のマンションについてはこれまでたくさん書いてきたので詳細は省略する。これまで再開発エリアはもちろん周辺物件も含めるとこの数年間で十数物件を取材している。ごく一部の物件をのぞきことごとく早期完売している。野村不動産にとっては初のタワーマンションだが、この4カ月で全分譲戸数の90%を越える戸数を供給するのだから驚異的だ。神奈川県下ではリーマンショック後では最多一挙供給戸数だろう。

 人気の要因の第一は言うまでもなく「武蔵小杉」のポテンシャル。今年に駅ビルが完成してまた一段と人気が高まったようだ。長谷工アーベストが昨日発表した「住んでみたい街(駅)ランキング」の調査結果で、「武蔵小杉」は前年の17位から一挙に3位に浮上したという。トップの「吉祥寺」、2位の「自由が丘」に次ぎ、同じ3位が「横浜」だというから驚きだ。

 もう一つは〝プラウド〟ブランドだろう。建物は清水の制震工法を採用したSIで、食洗機、ミストサウナが標準装備。居室の引き戸はソフトクローズ機能付き。74㎡のモデルルームは完全なPP分離型で、①家族の時間②夫婦の時間③各人の独立した時間-を提案したプランもいい。ミストサウナは体験コーナー付きで、共用施設については「いいね」ボタンを来場者が押すことで評価が高まるようになっていた。

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 このマンションの早期完売は見えた。いよいよこれからはこのエリアの再開発は最終段階にさしかかる。これから分譲されるのは現段階で4プロジェクト残すのみとなった。

 一番早く分譲されるのは、この秋に住友不動産が分譲開始する53階建て免震タワーマンション「シティタワー武蔵小杉」(800戸)だ。その次に供給されそうなのは、駅北側の三井不動産レジデンシャルとJX日鉱日石不動産の54階建てツインタワー「小杉町2丁目」(1,280戸)で、着工準備中だ。その次は今年度中に都市計画決定される予定の「小杉町3丁目東地区」で、三井不動産レジデンシャルと東急不動産が約520戸のタワーマンションを予定している。さらにもう一つは、駅北口すぐのホテル・ザ・エルシィの跡地開発で、三井不動産レジデンシャルとUR都市機構がタワーマンションを建設する予定だ。戸数は未定だが400戸ぐらいになるか。

 この再開発エリアでどれぐらいマンションが供給されるか調べないと分からないが、8,000戸ぐらいになるのではないか。周辺マンションを含めるとあるいは1万戸ぐらいになるかもしれない。第一号の「THE KOSUGI TOWER 」(689戸)が分譲されたのは2006年だから、わずか7年しか経過していない。マンション単価も「THE KOSUGI TOWER 」は220万円ぐらいだったから、これまたすごい。これほどの街で立派なホテルがないのはどういうわけか。これが不思議だし、どうして150余年かけて街のポテンシャルを築き上げてきた「横浜」と肩を並べるのか。これまた記者には理解できない。

 

 コスモスイニシア「ザ・ロアハウス代々木初台」

 3.5層のトリプレット含む27タイプ


「ザ・ロアハウス代々木初台」完成予想図

 

 コスモスイニシアは7月31日、同社のタウンハウスシリーズ第3弾「ザ・ロアハウス代々木初台」が完成したのに伴い、報道陣向けに見学会を行なった。

 物件は、京王新線初台駅から徒歩7分、渋谷区初台2丁目に位置する地下1階地上3階建て全27戸。専有面積は43.46~72.36㎡、価格は3,688万~7,098万円、坪単価は289万円。竣工は平成25年7月。5月から販売が始まっており、これまで17戸が契約済み。

 2006年から取り組んでいる同社×生活者×大学研究室の3者協同プロジェクト「COCOLAB0(ココラボ)」の一環で、重層長屋をテーマに東京藝大 美術学部建築科 元倉研究室、東京電気大 未来科学部建築学科 山本研究室、共立女子大 家政学部建築デザイン学科 堀研究室との共同研究を元にデザインしたのが特徴。

 建物は、2棟構成。東西に細長い旗竿状敷地を利用し、南棟には大間口の窓を設け、北側棟との間には〝通り道〟を設置して住民同士のゆるやかなつながりを生み出している。住戸プランでは土間付き、メゾネット、トリプレットなど全27戸がそれぞれ異なるプランになっている。

 「ザ・ロアハウス」は、3年前から供給しているもので、人気の住宅街の第一種低層住居専用地域に立地する「邸宅地の割安な価格設定」がコンセプト。デザイン性、永住性、アフターサービスに力を入れているほか、食洗機、ミストサウナなども標準装備。共用施設や駐車場、エレベータを設置せず、モデルルームも設けないことなどで周辺相場より1割から1.5割ぐらい価格を抑えている。


通り道

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 基本的には、過去のセボン、現在のオープンハウス・ディベロップメントが供給しているものと同じだ。圧倒的に価格は安い。比較にはならないが、三井不動産レジデンシャルが2年前に分譲して瞬く間に売れた「パークリュクス初台」は315万円ぐらいだったから、今回の物件はやはり安い。

 ただ、メゾネットタイプはともかく、3.5層のトリプレットというのは記者のような年配には受けないだろう(同社もそのような層をターゲットにしていないが)。

 このマンションでは洗濯物の外干しは規約で不可にするそうだが、室内干しをする場合でも、洗濯機から洗濯物を取り出し、干すところまで階段を上り下りしなければならないタイプもある。記者は洗濯物を抱えて階段を上り下りすることを考えただけでゾッとする。3大学の先生も学生さんもきっと洗濯などしたことないのだろうと思った。今度、同じものを供給するときはつるべをつけて欲しい。


モデルルーム

 

 おうち川柳グランプリは「影遊び 西日で部屋が 動物園」

 野村不動産アーバンネット

 

 野村不動産アーバンネットは7月30日、同社の不動産情報サイト「ノムコム」で実施した川柳投稿キャンペーン「おうち川柳」の入賞作品を決定した。

 グランプリは愛知県のSさんの作品で、「影遊び 西日で部屋が 動物園」。準グランプリは広島県Tさんの「ただいまに 駆ける子這う子 お出迎え」と、神奈川県のOさんの「笑い声 減るリビングに 写真増え」の2句。

 キャンペーンは、「ノムコム」の公式 Facebook ページ「おうちに帰ろ」 (http://www.facebook.com/ouchinikaero) の「いいね!」数2万人突破を記念して、「おうち(家)や家族への思い」をテーマにした川柳を募集したもの。5月20日~6月30日のキャンペーン期間中に全国から1,916句の応募があった。

 新日鉄興和不動産他「ザ・神宮前レジデンス」竣工

 潮目変わり絶好調 林常務も〝絶口調〟


「ザ・神宮前レジデンス タワーサイド」完成予想図

 

 新日鉄興和不動産は7月24日、三井物産、NTT都市開発とともに開発を進めている建て替えマンション「ザ・神宮前レジデンス」が完成したのに伴い報道陣向けの内覧会を行なった。当初は出足が今一つだったのが、政権交代により潮目が変わったのを境に成約が増え、全分譲戸数の148戸のうち億ションが半分以上の高額であるにもかかわらず8割以上の125戸が成約済みという。

 物件は、東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩 7 分、渋谷区神宮前 3 丁目に位置する20階建て全220戸(事業協力者住戸72戸含む)の規模。専有面積は50.03~128.86㎡、価格は5,790万~21,000万円(最多価格帯12,000万円台)、坪単価は442万円。2013年4月完成済。設計・施工は竹中工務店。

 従前建物は、旧日本住宅公団が1957年に建築した地上4~5階建て全6棟112戸の「原宿住宅マンション」。2007年2月に新日鉄興和不動産(当時、新日鉄都市開発)、三井物産、竹中工務店グループが事業協力者に選定された。

 建物は、外苑西通りに面した「タワーサイド」と、南側が高さ制限が20mとなっているエリアに面した「レジデンスサイド」の2棟構成。総合設計制度を活用して高さ制限が1.5倍の60mに緩和されている。建物共用部分には左官職人・久住有生氏、和紙デザイナー・堀木エリ子氏のアート作品が掲げられている。


「ザ・神宮前レジデンス レジデンスサイド」完成予想図

◇     ◆     ◇

 このマンションについては、昨年初めに見学した。ファミリーが住むのなら新日鉄興和不動産の「テラス渋谷美竹」よりずっとこちらがいいと思った。とくに「レジデンス」棟は渋谷方面にかけての眺望が開けているのがいいと思った。問題はグロスが張ることだけだと見ていた。竣工の時点で完売のメドが立ったのも納得できる。

 内覧会では久住氏と堀木氏のアートに魅入った。久住氏の作品は100号もありそうな連作5作品で、粗い目から細かい目へと風化・進化するイメージが塗り込められている。堀木氏の作品は縦4m×横11mの大作。「立湧」という宇宙のいい兆しが湧き上がる吉祥文様が描かれている。作品は外からも眺められるようになっていた。

 
久住氏の作品

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 売れ行きがいいことに気をよくしたのか、内覧会に臨んだ同社常務取締役住宅事業本部長・林英治郎氏の挨拶は〝絶口調〟林節を炸裂させた。

 林氏は冒頭「業界のナシモトではないが」と断りながら、物件の販売状況、建て替え事業などについて面白おかしくかつ的確に現状分析して見せた。

 中身は極めて刺激的だったが、林氏の語りは毒気を抜かせる巧みさがある。「ナシモト」とは亡くなられたあの人懐っこい顔に似合わず、数々の特ダネをものにした「梨元勝」氏であるのは間違いない。話しを再現する。

 林氏は「昨年はどうなるかと思った。ものがいいのは分かっていた。来場者も多かった。ところが『いいわね』といってくれるだけでなかなか成約が伸びなかった」と昨年当初の状況を振り返った。

 そして、一転して「180度ガラッと変ったのが昨年の11月14日(野田前総理が党首討論で国会解散を約束した日)。私は野田総理に感謝した。あれから円安、株高に一気に進んだ。富裕層の方は景気が変わるとご自分で判断されて、アクションをすぐ起こされた。海外の投資家も動いた。『こんなに安いのか』と驚かれたほどだ。このマンションもまだ20戸ぐらいが残っているが、早晩売れるのは間違いない」

 そればかりではない。「このマンションのような都心の億ションだけが売れているわけではない。当社は千葉方面の第一次取得層向けの2,000万円台、3,000万円台も供給しているが、こちらも売れ行きがいいい。億ションを買われる方はアベノミクスを先読みして買われるが、郊外マンションを買われる方はしっかり足元を眺めて判断されている。単身女性向けのコンパクトも同様。コンパクトタイプはローン控除が受けられないので、消費税があがらない今のうちに手当てしようと賢明な選択をされている」と、ユーモアたっぷりに需要者を持ち上げた。

 さらに続く。「合意形成まで時間がかかり商売的には難しいが、当社は建て替えの先駆者としてのノウハウも蓄積しており、これからもこの事業に力を入れていく。本件は最初、複数の大手デベロッパーがやろうとしたがダメだった」と自信満々に語った。


堀木氏の作品

◇     ◆    ◇

 林常務は3年前の「ミッドランドアベニュー」でも素晴らしいスピーチをされている。「スタッフが立派な資料を作ってくれたが、私は自分の言葉で話したい」と切り出し、自ら2年前に奥さんを亡くし、〝ワーキング・パパ〟として奮闘していることを語りながら物件の特性を紹介したのだ。

 長い記者生活の中でこれほど面白い話をされる個性的な人は4~5人ぐらいしか知らない。2年ぶりにお会いしたので、「再婚はどうですか」と聞いてみた。林氏は数秒間を置いて「いい人がいるなら」と応えた。「何なら収入だけさばを読んだプロフィールを用意しようか」とも話した。ひょっとしたら、同じコピーを何枚も用意しているのではないか。

 林氏は容姿や年齢には一切こだわらない人だと確信する。年齢は従前建て替えマンションと同じ55年だ。再婚するにはいい節目だ。お似合いの方は林氏を絶句させる器量よしか、林氏以上のおしゃべりの人だろう。


林常務

 

子育て支援 新日鉄都市他「ザ・ミッドランドアベニュー」(2011/2/10)

 野村不動産アーバンネット 買い替え顧客向けに買い取り保証


 野村不動産アーバンネットは7月26日、買い替え希望のお客さま向け「ホンキの買取保証」サービスを同日付で開始すると発表した。

 「ホンキの買取保証」は、個人の居住用マンション・一戸建て・土地が対象で、同社と専属専任媒介契約を締結することが条件。物件の基準はマンションは新耐震基準を満たしている専有面積30㎡以上、一戸建て・土地は敷地面積が40㎡以上。保証期間は最長1年間。一定期間以内に売却が出来なかった場合、あらかじめ決めた価格で同社が買い取る。買い取り保証を利用するお客様に対して最長 12 カ月の繋ぎ融資も行なう。

  旭化成不動産レジデンス「アトラス調布」

  道からつくり、道を中庭化したマンション


「アトラス調布」完成予想図

 

 旭化成不動産レジデンスが7月25日、調布市富士見町3丁目の東京都住宅供給公社が昭和46年に分譲した「調布富士見町住宅」の建て替え事業マンション「アトラス調布」のモデルルームを報道陣向けに公開した。同社の建て替えマンションとしては16件目だが、ランドプランは「アトラス江戸川アパートメント」や「アトラス国領」に匹敵する秀逸なものだ。

 物件は、京王線・相模原線調布駅から徒歩14分、調布市富士見町3丁目に位置する2棟全331戸(非分譲住戸105戸含む)。専有面積は56.14~94.64㎡、価格は未定だが、2LDKが3,900万円台~、3LDKが4,700万円台~、坪単価は230万円台の予定。竣工予定は平成27年5月下旬。販売代理は住友不動産販売。設計・監理はNEXT ARCHITECT&ASSOCIATES。施工は東急建設。販売開始は 9月。現在、約1,000件の問い合わせがある。

 従前の建物は地上5階建5棟176戸で、専有面積は50.83㎡。周辺地域の容積率は200%となっているが、敷地は道路を挟んだ北側に幅10mの細長い駐車場として利用されていた敷地と「一団地の住宅施設」となっていたため、建ぺい率は20%、容積率は80%に抑えられていた。北側の敷地には建物が建てられず、南側への容積移転もできないことが建て替えのネックとなっていた。

 今回は、「一団地の住宅施設」の解除を行い、地区整備計画を制定し、さらに容積率を 200%確保するため、マンション建替え円滑法に基づく組合施行では初めてとなる公道の付け替えを行なった。同社は平成20年8月、3社によるコンペで事業協力者として選ばれ、平成23年12月に一括建替え決議が成立した。

 全体敷地の中央に付け替えた公道を配し、この道路を核として建物をセットバック、かつ雁行させ、両側に並木や植込、ガーデンカフェ、キッズルーム、オーナーズラウンジといった共用施設を配置したのが最大の特徴。

 住戸プランは雁行設計を最大限に生かし、真南向き住戸を中心に3方向に窓を設けたタイプ、メゾネットタイプなどを設けている。50㎡台の住戸も間口は最低でも6.5m確保している。建物の美しさや街並み景観を保つために136台の駐車場、686台の駐輪場、28台のバイク置き場を全て地下化しているのも特徴。各住戸には同社の「+NEST (プラスネスト)空間」を採用している。

◇     ◆     ◇

 NEXT社の山中猛社長がランドスケープデザインについて熱っぽく語ったときは半信半疑だった。街路に沿ったマンションの景観に配慮し、建物を雁行させたマンションはたくさん見てきた。同じようなものだろうと考えた。

 ところが、模型を見たとき鳥肌が立つような感覚を覚えた。山中氏は「道から始めた」「車には遠慮してもらう」と語ったように、道と建物との一体感・調和にこだわった企画意図が見事に具現化されていた。

 公道はアスファルトではなくインターロッキングとし、ピンコロ、イメージバンプを多用し車を徐行させ、居住者用の車も行き来しないように工夫を凝らしている。公道を含めた幅約12mを建物の前庭・中庭のようにしたのも見事というほかない。その空間をコミュニティーソーンとし共用施設は全て1階に配している。

 山中氏は「表と裏が異なるありきたりの板状型などつくりたくなかった」というように、奥行きや吹け感を演出するためガラス素材を多用し、サッシの形状も所々変える一方で、水平ラインの美しさにもこだわっている。南棟の195戸に対して5基のエレベータを設置していることでもそのこだわりが理解できる。

 「道路計画はかなりハードルが高かった。市との協議に1年間かかったし、コストが上がったことについては施主から怒られた」と山中氏は笑ったが、設計にかける気合・気迫が関係者を説き伏せたのだろう。

 山中氏の話を聞きながら、宮脇檀が同じように「道からつくった」京王線の高幡不動にある「高幡鹿島台」を思い出した。これほど「道」にこだわったマンションは他にないはずだ。完成が楽しみだ。「アトラス江戸川アパートメント」「アトラス国領」も山中氏が設計を担当した。


模型(手前が北側)


模型

建替えに法の壁と市場価格との乖離 旭化成不レジ(4/2)

 〝買うのは今でしょ〟野村不動産アーバンネット調査


  〝買うのは今でしょ〟-野村不動産アーバンネットが同社の不動産情報サイト「ノムコム」の会員を対象に行なった意識調査で、不動産はいまが買い時と答えた人が63%にのぼり、不動産価格は「上がる」と見ている人が45%、「ローン金利が上がる」と答えた人が68%に達した。

 不動産については、「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」を合わせ63.3%が「買い時」と回答。前回調査(2013年1月)と比べると0.7ポイント減少しているものの、「買い時」感は高い水準で推移している。

 買い時だと思う理由は「今後、住宅ローンの金利が上がると思われる」が53.5%ともっとも多く、「今後、消費税の引き上げが予定されている」が47.3%と続いた。「不動産の価格は上がる」の回答は44.8%で、前回調査の29.2%から15.6ポイント増加した。

 「アベノミクスの影響等により、住宅購入への影響(購入意欲や購入時期など)はありますか」という設問に対しては59.1%の人が「影響がある」と回答。その理由として「株価上昇や景気回復により購入意欲が高まった」「不動産価格やローン金利の上昇前に購入したい」などの回答が目立った。

 調査は7月2日~7月8日、「ノムコム」会員約20万人のうちノムコムPC会員約16万人を対象としたもので、有効回答は1,831人。

 

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