RBA OFFICIAL
 

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抽選会には駐日海外大使館関係者も多数参加した

 圧倒的な精度、付与能力の高さを誇る記者のレーティング(格付け)を発表する。水曜ブロックに続いて日曜ブロック。5年ぶり復帰のトーシンパートナーズは暫定値。数字の赤字は昨年比格上げ、青字は昨年比格下げ。

 目安は「80」以上がベスト8クラス、「75」以上が決勝トーナメント進出クラス。試合結果によりその都度変更する予定。

(異論反論のあるチーム、方はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。まで)

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RBA女子会も同時開催

【1】 ケンコーポレーション 90(日曜ブロックでは不沈空母 1点格上げ)

【2】 青山メインランド 86(監督交代が吉と出るか 5点格上げ)

【3】 タイセイ・ハウジー 85(前大会準優勝 7点格上げ)

【3】 三井不動産 85(エース相澤投げれば負けない 3点格上げ)

【5】 旭化成リフォーム 82(大型新人投手加入とか 4点格上げ)

【6】 サンフロンティア不動産 80(2年目内村に期待 2点格上げ)

【6】 三井不動産レジデンシャル 80(選手が揃えば上位争い 2点格上げ)

【6】 清水建設 80(金子、茂野の異動響くか 2点格下げ)

【6】 ポラス 80(高齢化への対応いまひとつ 1点格下げ)

【10】 安田不動産 79(抽選会欠場で情報なし 西沢期待で2点格上げ)

【11】 東急不動産 78(頼れそうな投手加入 5点格上げ)

【11】 日本駐車場開発 78(いまひとつ戦力が読めない 据え置き)

【11】 三井不動産住宅リース 78(バッテリーはいいが打力? 据え置き)

【14】 東京建物 77(マンションは元気だが 据え置き)

【15】 三菱地所 76(丸の内の大会に戦力そがれ 1点格下げ)

【16】 鹿島建設 75(豊田の穴が大きすぎ 1点格下げ)

【17】 野村不動産パートナーズ 73(水曜ブロックからの転戦 据え置き)

【17】 三菱地所リアルエステート 73(榊監督のメタボ心配 据え置き)

【19】 トーシンパートナーズ 70(久々復帰も力は? 暫定70が適当)

【19】 菱重エステート 70(高齢化の波ひたひたと 2点格下げ)

【21】 三井レジデンシャルサービス 68(いつも組合総会シーズン 4点格下げ)

【21】 ミサワホーム 68(53歳の鉄人大野は出場するのか 据え置き)

【23】 明和地所 67(67歳藤縄投手の勝利あるか 据え置き)

 

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第27回RBA野球大会抽選会で開幕宣言する久米信廣・大会委員長

 圧倒的な精度、付与能力の高さを誇る記者のレーティング(格付け)を発表する。まずは水曜ブロック。初参加の積水ハウス神奈川、一条工務店、東急ホームズは暫定値。数字の赤字は昨年比格上げ、青字は昨年比格下げ。

 評価の目安は「80」以上がベスト8クラス、「75」以上が決勝トーナメント進出クラス。試合結果によりその都度変更する予定。

(異論反論のあるチーム、方はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。まで)

【1】 旭化成ホームズ 92(更に進化する王者 1点追加)

【2】 オープンハウス 90(川崎は体調管理に不安あり 1点格上げ)

【3】 ミサワホーム東京 88(若手成長し更に上昇 1点格上げ)

【4】 リスト 87(情報ないが昨年の力維持か 据え置き)

【5】 三井不動産リアルティ 85(昨年準優勝 2点格上げ)

【6】 積水ハウス京葉 84(生田が今年も獅子奮迅の活躍 据え置き)

【7】 積水ハウス神奈川 83(初参加 積水京葉に2勝はあなどれない)

【7】 住友不動産販売 83(選手が揃うかだが 1点格上げ)

【9】 伊藤忠ハウジング 82(面高大法螺か 1点格上げ)

【9】 エイブル 82(投手陣揃う 2点格上げ)

【11】 住友林業 81(満を持す石井だが 1点格下げ)

【12】 ケイアイスター不動産 80(強いんだか弱いんだか 据え置き)

【12】 ポラス 80(上がり目なし 据え置き)

【14】 ミサワホーム東京神奈川 79(ベテランエース清水元気 据え置き)

【14】 東急リバブル 79(谷貝の〝退団〟痛い 据え置き)

【14】 野村不動産アーバンネット 79(三根監督が弱気 据え置き)

【17】 スターツ 78(取材不足 据え置き)

【18】 オークラヤ住宅 77(情報なし 据え置き)

【19】 ちばリハウス 76(上昇ムード 1点格上げ)

【19】 長谷工グループ 76(新人投手加入 2点格上げ)

【19】 ナイス 76(エース正木次第 据え置き)

【19】 積水ハウス 76(有力新人加入したとか 1点格上げ)

【23】 パナホーム 74(むら駆けもあるクセ馬 据え置き)

【24】 コスモスイニシア 73(情報なし 吉村欠場なら「66」)

【25】 積和不動産 72(ムード良し 1点格上げ)

【25】 大和ハウス工業 72(新人投手が入ったとか 2点追加)

【27】 日神不動産 71(剛球投手柳原も昔話 1点格下げ)

【27】 東京建物不動産販売 71(中風の加覧次第 据え置き)

【27】 東急ホームズ 71(初参加 1つ勝てるか)

【27】 一条工務店 71(初参加 1勝あるかも)

【31】 セキスイハイム不動産 70(昨年、7年ぶり美酒 2点格上げ)

【32】 総合地所 69(昨年はケイアイに勝利 今年も1つ勝てるか)

【33】 中央ビル管理 68(20日締めも課題 1点格下げ)

【33】 三菱UFJ不動産販売 68(上がり目なし 据え置き)

【33】 みずほ信不動産販売 68(三菱UFJと同格 据え置き)

【36】 三菱地所ホーム 65(鈴木監督が退陣ピンチ 格下げ)

 今年もRBA野球大会が開幕する。「野球は趣味で」という名言を残し、巨人の誘いを断り、三井不動産に入社した慶大卒の31勝投手、志村亮氏が三井不動産に入社したのがきっかけで〝勝手連〟のような形で取材を始めてから25年が経過する。シーズンに入ると毎週水曜と日曜はほとんど欠かさず取材してきた。年間の観戦試合数は70試合くらいになるのではないか。これまでで約1,750試合だ。

 さて、このRBAがどのような役割を果たし、位置を占めるのか。不動産業からハウスメーカー、ゼネコン、流通会社、管理会社、賃貸管理まで住宅・不動産業に横串を入れ、縦と横の縁結びをしているこのようなイベントはまず他にない。

 これだけで十分価値があるのだが、少し横道にそれて数字を追ってみた。第27回RBA野球大会に参加している58チームの所属会社の売上高を計算した。連結だったり単独だったりしているので正確ではないが、約15兆円になった。1兆円以上は大和ハウス、積水ハウス、住友林業、三井不動産、三菱地所、鹿島建設、清水建設と7社もある(旭化成ホームズは単独で計算)。

 この15兆円という規模は、わが国のトップ企業トヨタの約25兆円には遠く及ばないが、売上高で2位の伊藤忠商事の15兆円を上回る。トヨタや商社がいかにガリバー企業であるかが分かるのだが、RBAに結集するチームの企業もまたすごい。

 RBAのすごさはまだある。58チームの選手や家族の総数は1チーム30数人とすると約2,000人。この2,000人が各企業の看板を背負っているとも理解できる。

するとどうだ。15兆円÷2,000=75億円。つまり選手とその家族は年間75億円の価値のある働きをしているとも取れる(これは言い過ぎか)。

 いったい75億円という数字はどういう意味か。世界最高峰のプロサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドさんは74億円らしい。何とロナウドを超えるではないか。日本のプロ野球選手の最高年俸は5~6億円だ。

 つまり、誰も信じないだろうが、記者は勝手にRBAの価値をこのように計ってひとり悦に入っている。選手と仲良くなると、本業の取材のヒントが得られるし、知りたくもない情報も入ってくる。不思議と同じ釜の飯を食っているような親近感も沸く。

 だからRBAの取材はたまらないのだ。心頭滅却すれば火(日)もまた涼し。炎天下で何時間もスポーツドリンク1本で取材に駆けずり回ることができるのも、選手の感動を自分の目で見て記事にして関係者に伝えることが無上の喜びだからだ。今年はどんなドラマが待ち受けているやら。

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佐藤主将(右)と同じ部署の鶴﨑選手(佐藤氏の身長は164センチ)

 東急不動産ホールディングスグループの東急ホームズが第27回RBA野球大会水曜ブロックに参戦する。2013年4月に正式に創部してからまだ2年だが、バッテリーはしっかりしており、侮れないと見た。主将の佐藤匠氏(36)に話を聞いた。

 同社の正式創部は2年前の4月。それまでは東急不動産グループの野球大会などに出場していたが、同社取締役相談役・山口洋次郎氏(当時社長)の「RBA野球大会に参加しないか」という声掛けがきっかけで仲間同士が創部した。現在、部員は20名。平均年齢は30歳半ば。

 創部して最初に試合を行ったのは同じグルプの東急不動産。1-7と惨敗した。放った安打は1安打のみだった。当時の東急不動産の日曜ブロックでのレーティングは「67」。ここに惨敗したのだから力量は推して知るべし。

 しかし、これは参考外。その後着々とチームづくりを行っている。昨年は、40チームが参加する横浜市都筑区の大会に参戦。秋の大会はベスト8まで進出。今年春の大会は強豪チームと対戦したこともあって1回戦で敗退しているが、RBAの大会にはバッテリーを強化して臨む。

 チームを引っ張るのは佐藤氏だ。佐藤氏は山形県の公立の強豪、米沢高校卒。野球部では捕手。36歳になった今でも毎週のように野球をやっており、チームのエースとして投げてもいた。

 ところが、新チームには捕手がおらず、「捕手がいないと野球にならない。僕がやることにして、20歳の弘前高校出身の島津を投げさせる。このまえ、初めて球を受けたが、ムキになってコントロールを見出し、試合を壊すタイプではない。うまくリードすればそこそこいけるはず。1勝はしたい」と話した。佐藤氏も投げるシーンも十分ありそうだ。

◇       ◆     ◇

 記者は、この「ムキになって…」を聞き、若い島津投手も佐藤氏に任せれば抑えられるのではないかと予想した。野球は監督もそうだが、実際は捕手が試合を仕切る。強いチームは間違いなく捕手がいい。

 ということは、少なくともこのチームはバッテリーだけは水準の力があるとみた。他の選手については「3~4人は野球経験者」らしい。

 佐藤氏の話から判断してズバリ、記者は予選で1つか2つか勝つ力はあると見た。くじ運に恵まれても現段階では予選突破の力はないとみた。

◇       ◆     ◇

  佐藤氏の肩書は横浜市青葉区あざみ野にある同社施工本部第一工事部工事1課主任。建売住宅の施工グループに所属しており、現場監督が主な仕事。

  施主は三井不動産レジデンシャル、相模鉄道、大京など。神奈川全域を担当している。本業も頑張っていただきたい。

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草彅氏「当社が自社でつくっていないのはトイレくらい。サッシもトリプルを標準化」(八王子南住宅展示場で)

 戸建て販売戸数で積水ハウスに次ぎ2位、太陽光発電搭載率では全国トップ、就職企業ランキング「地球環境に配慮している」部門で全国総合56位などハウスメーカートップクラスの一条工務店がRBA水曜ブロックに初参加する。創部4年目のチームを引っ張るのは、水曜ブロック経験者ならご存知の方も多いと思われる同社八王子南展示場営業課副長・草彅大介氏(35)だ。

 まず、その草彅氏のRBAでの輝かしい球歴から紹介しよう。

 草彅氏は第20回大会まで日神不動産の野手・投手として在籍。同チームの剛球投手柳原の影に隠れ目立たない存在だったが、柳原が肩痛から投げられなくなった第20回大会、彗星のように現れ、チームを初の東京ドーム決勝戦に導いた。この大会の積水ハウス千葉西戦でノーヒット・ノーランも達成している。東京都日野市出身。

 当時の日神は、第19回大会の準決勝戦で旭化成ホームズに0-1で敗れたものの、剛球投手・柳原が旭化成の今野と互角の投げあいを演じ初の4強入り。翌年の第20回大会では肩痛で投げられなくなった柳原に代わり草彅が獅子奮迅の活躍。準決勝戦でスウェーデンハウスを5-1で破り初のドーム進出を決めた。草彅は6回を1 失点完投勝ち。

 決勝戦は旭化成に0-6で完敗。4回から登板した草彅は5回、先頭打者に四球を与えた際に右ひじを疲労骨折、病院に運ばれた。

 草彅は決勝進出で燃え尽きたのか、披露骨折がよほど堪えたのか日神を退社。縁あって一条工務店に入社。

 しかし、野球を続けようという夢は断ちがたく、入社から3年目の2011年、仲間らと野球部を立ち上げ今日に至っている。

 さてその戦力は? 草彅は「痛み止め注射をすれば投げられないことはないが、絶対的なエースがいる」と、2007年の第89回高校野球選手権西東京大会で準優勝した八王子高校のメンバーの一人だった大嶋(25)の存在を明らかにした。
 この大会で優勝したのは創価高校で、当時の朝日新聞には「初優勝を逃した八王子は、右腕川嶋が腰に故障を抱えながら好投した。個性的な打者が並んだ打線にも迫力があった」と書かれている。
 大嶋は帝京大学に進学したが、硬式野球部ではなくなぜかソフトボール部に入部。(大嶋と言えば、早大のソフトボール部で活躍した後、2011年のドラフトで日ハム入りした大嶋匠捕手と同期で同姓)

 このほかレギュラーはほとんど高校野球経験者。平均年齢は30歳くらいという。最年長は埼玉県の強豪高出身の48歳野手。

 大嶋が野球でも下手で投げるのかどうかは不明だが、東栄住宅との練習試合では3勝2敗とか。ユニフォームはグレーの字に赤の文字のレッドソックスカラーとか。

 草彅氏は、「私は謝敷さんが甲子園で本塁打を放ったのを見た。だから、オープンハウスと対決したいし、(川崎)投手がそんなにいいのか確かめたい。日神? 柳原は投げられないだろうから、わたしが投げるかも」と、双方に挑戦状を叩きつけた。「もし、当たったら手加減してください」と、妙に弱音を吐いた。

◇     ◆   ◇

 草彅氏の話からすると、大嶋の力量はいまひとつ読めないが、参加36チームの中位くらいには評価できそうだ。東栄住宅と互角ということからすれば決勝トーナメント16チームに入れるかどうかは微妙。くじ運に恵まれても8強どまりとみた。

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2×6のモデルハウス

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3.11のとき、いわき薄磯地区の海岸集落で唯一津波に耐えた同社の木造軸組みと同じ仕様のモデルハウス

 

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第26回RBA水曜ブロック決勝戦 胴上げされる旭化成・山本監督 

参加チームは前回より1増の59チーム

 第27回RBA野球大会が6月10日(水)、14日(日)開幕する。参加チームは水曜ブロックが昨年と同じ36チーム、日曜ブロックは1チーム増の23チームで、合計59チーム。

 水曜ブロックの初参加は積水ハウス神奈川、東急ホームズ、一条工務店の3チーム。昨年参加していたスミカ、東京セキスイハイムは不参加。野村不動産パートナーズは日曜ブロックに移動するため、昨年と同数になった。

 日曜ブロックは、第15回大会から22回大会まで参加していたトーシンパートナーズが5年ぶりに復帰する。同チームは初参加で初優勝を飾っているが、当時と比べチーム力はかなりダウンしているようだ。昨年エントリーしていたコスモスイニシアは不参加。

 開幕に先立って6月5日(金)、抽選会が東京ヒルトンホテルで行われる。

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三井不動産リアルティの大応援団

今野 再三のピンチしのぐ省エネ熱投79球

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相手の中継ミスをつき自らホームインした松井を迎える旭化成ナイン

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今野投手

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ        
三井不動産リアルティ        

 

三井リアル 総勢600名〝カープ女子〟級の応援実らず

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三井リアル北地

 旭化成ホームズが2年連続14度目の優勝-日程の都合で越年対決となった第26回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-三井不動産リアルティが5月20日、東京ドームで行なわれ、旭化成が3-0で三井リアルを破って優勝。エース今野が5回を79球、被安打4、奪三振6の熱投。先取点は下位打線の四球から盗塁と無安打で1点を先取、最後は主砲の松井が適時3塁打と敵失で自らもホームインして決定的な2点を奪った。三井リアルは竹井英久会長、山代裕彦社長をはじめ総勢約600名の大応援団を繰り出し、リハウスレッドで会場を埋めたが、相手の緻密な野球に屈した。旭化成を上回る4安打を放つなど再三の好機をつくったがものにできず。

 試合は予想外の展開で始まった。初回、旭化成は先頭の北寒寺が4球連続のボールで出塁。続く橋本は3球三振。3番松井は併殺かと思われる2塁ゴロを放ったが、敵失で1、2塁のチャンスに。4番久保田が三振したあと5番津久井が四球で満塁と攻め立てたが6番木下は凡退。先制の好機を逸した。

 その裏、三井リアルは先頭の平林がエンタイトル2塁打を放ち、続く松田の投手ゴロは敵失となり1、2塁。さらに牽制球を名手北寒寺が後逸し無死2、3塁の絶好のチャンスを迎えた。しかし、3番北地と4番岩瀬は連続三振、5番の神も凡退し0点。

 双方とも好機を逸したあと、試合が動いた。旭化成は2回、この回先頭の7番原田が四球で出塁、すかさず2盗、このあと巧みなサインプレーで3盗を決め、続く佐藤の1塁ゴロで原田が生還。無安打で先制点を挙げた。

 その後は三井リアルの継投に交されたが、時間切れ寸前の5回、1死から四球で出塁した橋本を1塁に置き、主砲の松井が中堅越え3塁打を放ち、相手の中継ミスから自らも生還して決定的な2点を追加した。

 今年37歳を迎えるエース今野は3回までに2つの長打を含む4安打を浴びたが、後続を断った。4、5回は4つの三振を奪うなど完璧に抑えた。

 三井リアルは1点先取を許した2回、6番澤村が四球を選び、7番代打の西田、8番安田も連打したが、走塁ミスもあり好機をものにできず。3回も1死から北地が中堅越え2塁打を放ったが後続が続かず。

 先発の北地はよく踏ん張ったが、一瞬の隙を突かれた。四球が命取りとなった。最後は「投げるのは小学生以来」の松田が投げたが、相手の主砲松井に痛打を浴びた。

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山本監督を胴上げする旭化成ナイン

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試合を決めた松井(左)と原田

○山本監督 佐藤にはバントで空振りするサインを出した。うまくはまった(2回の攻撃、打者佐藤に空振りバントのサインを送り、相手3塁手を前進させる間 に原田を3進させた場面を振り返り)。「4回の無死2、3塁からの併殺はノーコメント」(3塁走者木下に走らせ、打者佐藤には打てのサインを出した一か八かの勝負は投手ライナーとなり失敗 して)

○今野 もうアップアップ。相手はよく打つ。甘いスライダーを打たれたが、ランナーを出してからは本気で投げた(再三のピンチを迎えながら終ってみれば投球数は79球。省エネ投球も光った。三井リアルは3投手で95球)

○松井 最後まで守りたかったが、足が…(ダメ押しの3塁打を放ち、相手の中継ミスで生還したあと退き)

○北寒寺 平熱? 39度。失策? 記憶にない(初回の守り。記録は投手のエラーだが今野の投手ゴロの送球を捕れず。さらに、平凡な牽制球を後逸し失策。試合後、今野は北寒寺が39度の熱を出していたことを暴露。北寒寺は熱が下がったのか、冷や汗なのか、額を触ったらとても冷たかった。北寒寺は入社してからこれまで守備機会は500回くらいあったはずだが、失策は3度くらいしかない。ひょっとしたら本当に失策したことを覚えていないくらいのひどい状態だったのかも)

三井リアル竹井会長、山代社長も応援に駆けつける

●安西監督 負けたのは私の責任。初回の逸機が全て

●松田 投げたのは小学生以来

●平林 打ったのはインコースのスライダー(初回の2塁打)

●澤村 フェアにできなかったのはわたしの技術が及ばなかったということ(あわやスタンドインの大飛球を左翼に放ち、球審はフェアの審判を下したが、責任審判の1塁線審はファウルの審判で、結局ファウル)

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旭化成 勝利の瞬間

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この日が37回目の結婚記念日だという旭化成元監督・堀井ご夫妻

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「今日は俺の誕生日だ!」 いくつ? 「23歳でーす」三井リアル執行役員リハウス営業第一部長・石井雄二氏

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三井リアル応援席

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〝カープ女子〟じゃありません。〝リハウスレッド〟です

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初回のチャンスに声援を送る竹井会長(最前列)ら

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三井リアル山代社長(右)と小田眞弓常任監査役

【お断り】 第二弾の記事、写真は22日以降に掲載します

 

エース伊藤博 先発-火消しに大活躍

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優勝した住友不販ナイン

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル    
住友不動産販売    

 

東急リバブル最終回の反撃実らず猪股14者連続完全実らず

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準優勝の東急リバブルナイン

 〝もう一つのRBA〟野球大会Vは住友不動産販売――第5回Club-D cup決勝戦、東急リバブル-住友不動産販売が5月1日、東京ドームで行なわれ、住友不販が3-2で接戦を制し初優勝。エース伊藤が先発に火消しに大活躍。リバブルは最終回、無死満塁と攻め立てたがあと一歩及ばず。ベテラン猪股投手の14人連続斬りに応えられなかった。前回は三井不動産リアルティに敗れており、2年連続の準優勝に終った。

 試合には 田中俊和・住友不動産販売社長、東急リバブル・中島美博会長も応援に駆けつけ盛り上がった。連休前の平日にも関わらず、双方で500人くらいの応援団が集まった。

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住友不販 伊藤博

住友不販・田中社長、東急リバブル・中島会長も応援に駆けつける

 住友は初回、相手先発の藤巻投手を攻め、1死から2番和田が内野安打、3番下田はあわやスタンドインかと思われた大飛球のファウルを左翼に放った後、結局四球。4番の前田が右翼前にきれいな安打を放ち満塁に。次打者越前は深々と左翼に犠飛を打ち上げまず先制。

 勢いに乗る住友は2回、制球が定まらない藤巻から4つの四球と暴投、2つの3塁盗塁などでかき回し2点を追加。なおも1死2、3塁としたが、ここで交代したリバブル猪股投手に押さえ込まれた。

 その後は、緩急自在の猪股に翻弄され、14人連続して凡退。安打は初回の2安打のみだった。

 伊藤博は6回を被安打6、1失点の好投。7回から登板した越前は3連続四球を出し満塁のピンチを迎えたが、ここで伊藤博が再び登板して併殺崩れで1失点したがピシャリと締めた。野手陣も攻守で投手を盛り立てた。

 リバブルは惜敗。3点を追う5回、2死から猪股の適時打で1点を返し、7回には無死満塁から併殺崩れの間に1点を挙げたがそれまで。冷静な伊藤博に抑えられた。打線のつながりも欠いた。

 先発の藤巻は2回途中まで2安打6四球と制球を乱し降板。

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優勝した住友不販ナイン

○古賀監督 あそこは予定の交代。越前にも経験させたかった(越前は初のドーム)

○伊藤博 もともと交代は決まっていた。ライト? 再登板もあると思っていた

○越前 もちろんスタンドを沸かすつもりで投げたわけではない。ストライクが入らなかった。申し訳なかった

○前田 あそこで安打を放ってチームが盛り上がった

●大槻監督 投手交代? 3点は限度だと思った。猪股は肉離れを起こしており、無理させたくなかったがよく投げた。負けたのはわたしの責任

●猪股 肉離れ? 火曜日に起こした(第17回RBA大会優勝時を髣髴とさせる好投)

●山田 …(声をかけるのがためらわれるほど落ち込んでいた。藤巻をリードできなかったことを悔やんだのか。しかし、猪股とのコンビが復活した)

●中島美博会長 残念でしたね。しかし、選手はよく頑張った。来年優勝して欲しい

●大見部長 昨年は三井さん、今年は住友さん。2連敗で今夜は眠れそうもない

△谷貝 1月に退社しました。ハワイで不動産業しています(退社したことなど知らなかった。練習にも参加していなかったので仕事が忙しいのか調整不足かと思っていた)

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試合開始

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伊藤博投手

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生還した布施を迎える住友ナイン

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リバブル 反撃

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勝利の瞬間

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左からリバブル猪股、トレーナー?、大見部長

住友不販 ドームを興奮の坩堝に包み込む

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左から前田、古賀監督、越前

脚本・古賀監督-主演・伊藤博投手-演出・越前

 脚本は古賀監督-主演は伊藤博投手-演出は越前の試合だった。この日、スタンドは〝リバブルブルー〟に染められた。昨年、三井リアルティの〝リハウス レッド〟にしてやられ、雪辱を期して同社のコーポレートカラーであるブルーのTシャツを大量発注。400~500人の応援団がスタンドを埋めた。

 対する住友不販は〝仕事優先〟なのか、数的には完全にアウェー。数十人しか集まらなかった。

 しかし、試合は完全に住友ペース。エース伊藤博の負けん気に火がついた。古賀監督も策士だ。伊藤博の強気を巧みに引き出した。6回を6安打1失点に抑えると、スパッと右翼を守っていた越前に交代。

 ここからが監督采配のにくいところだ。スコアボードには4番「DH 前田」のところに「1 伊藤博」と点灯した。DHを外したのだ。その意味はすぐ分かる。

 初回に貴重な犠飛を放ち気をよくしている越前は満を持して7回のマウンドへ。伊藤博-越前のリレーはRBAでも度々成功させている必勝パターンだ。

 ところが、越前はストライクが全然入らない。リバブルの8番打者から3者連続四球で満塁のピンチに。点差は2点。逆転のランナーまで出してしまった。

 ここで、古賀監督がマウンドに歩み始めたとき、伊藤博は足早にベンチに戻ってきた。そして伊藤博が再びマウンドに立ち、越前は右翼にまた戻った。

 観衆は湧きかえった。プロ野球でもそう見慣れない光景だ。逆転を信じるリバブル応援団はこぶしを振り上げ、旗を振り、カンビールを握りしめ、大声援を送った。

 それが奏功したかどうか、再び伊藤博の負け時魂を呼び込んだ。伊藤博は動揺のそぶりも見せず、2番猪股を当たりそこないの3塁ゴロに仕留めて3塁走者を 本塁で封殺。1死。続く3番近藤も3塁ゴロで3塁走者の生還を阻んだ。ここでミスもでた。併殺を狙った伊藤亮は1塁へ送球する間2塁走者が本塁を陥れ、そ の差1点に追い上げられた。

 続く打者はリバブルの主砲河野。河野は2回に左翼前安打を放っている。一打逆転の場面。ドームは絶叫、歓声(ただの酔っ払いもいたかもしれないが)で耳 が遠くなった記者の三半規管を揺さぶった。伊藤博はあくまでも冷静。河野を力ない3塁ファウルフライに討ち取り、チームを初優勝に導いた。

 試合後、伊藤博は「越前と交代することは決めてあった」と予定の投手交代であることを明かした。古賀監督は「同点まではいい。越前に経験をつませたかった。こういうこともあろうかと、伊藤博は外野に付けた」とこれまた平然と語った。

 越前もまたただでは起きない。「ストライクは取りに行ったが、打たれたくもなかったのでボールになった。先取点は僕の犠飛」と、不敵な笑みをこぼした。

 リバブルが1点止まりだったらここまでドームは沸かない。〝片手落ち〟ではリバブルに失礼だと塩を送り、最後はハラハラドキドキさせながら自軍に勝利をもたらす越前もまた心臓に毛が生えたかもしれない。

 所長に昇格した主砲前田はDHで出場。「バンザイ」(失策)のリスクを回避した古賀監督の脚本が冴えた。呵呵大笑したのではないか。

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住友不販 渋谷営業センター(左)と青山営業センター応援団

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リバブル応援団

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観戦ガイドに見入るリバブル中島会長

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リバブル部長3人トリオ「必ず勝つ。野球も仕事もオンとオフが大事」(左から金沢氏、渡辺氏、木村氏)

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左端はかつての巧打者・春原氏

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優勝旗を久米・第三企画社長から受け取る住友不販・和田

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住友不販 応援団

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リバブル応援団

小笠原、第2子誕生前祝い完投矢澤が決勝打

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決勝打を放った矢澤(左)と完投した小笠原

   1 2 3 4     合 計
タイセイ・ハウジー      
ケン・コーポレーション      

 

 

 

タイセイ貞池 〝外すつもりが…〟1球に泣く

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タイセイ貞池

 ケン・コーポレーションが4年連続12度目の優勝-日程の都合で越年対決となった第26回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦、ケン・コーポレーション-タイセイ・ハウジーが5月1日、東京ドームで行われ、3-1でケンコーポがタイセイに競り勝ち、4年連続12度目の優勝を飾った。エース小笠原は第2子が誕生する直前で自ら祝杯を挙げた。曲者矢澤が決勝2点打を放った。タイセイの新人エース貞池は1球に泣いた。水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-三井不動産リアルティは5月20日に行われる。

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ケンコーポ小笠原 

 先制したのはタイセイ。初回、2死からケンコーポ小笠原を攻め、新人の3番花井、続く井上が連打して1,3塁としたあと、日大三校の先輩・千葉英の打席のとき小笠原が暴投して花井が生還。

 ケンコーポもすぐ反撃。1回の裏、先頭の小田が四球を選びすかさず2盗。2番矢澤の進塁打で3進した小田を3番羽中田が犠飛を放ち迎え入れ同点に。

 その後、試合は小笠原、タイセイ貞池の投げ合いとなり、迎えた5回の裏、1死から8番大原が死球で出塁、続く朝日も四球でチャンスをつくり、小田は確実に走者を進めるセカンドゴロを放ち1、3塁とし、ここで矢澤が左中間を破る2塁打。代走井上と小田がホームを駆け抜けた。

 ケンコーポが放った安打はこの矢澤と4回の小笠原の安打のみだった。少ないチャンスを確実にものにする機動力が光った。

 小笠原は変化球が決まらず5回までに6安打を許したが、いずれも2死から。最終回もいきなり下位打線に連打されたが、最後は力を振り絞り完投。「今日生まれるかもしれない。女の子」の第2子誕生を自ら祝った。

 悔やまれるのは貞池。4回まで許した安打は1安打のみ。しかし、さすがに疲れたのか、5回に連続四死球を出し、2死後、矢澤をカウント0-2に追い込み外に外すつもりだった3球目が高めの甘い球になり痛打を浴びた。女房役の井上は「悔いが残る。追い込んでいたので外に落すつもりだったが、抜けた。まさか…」と言葉を失った。

 試合はタイセイが押し気味だった。3回、2死からまたも花井、井上の連打で好機を作ったが、頼みの千葉英が三振。4回にも2死から8番高橋が右中間3塁打を放ったが、後続が凡退。5回には2死からまたまた花井が痛烈なエンタイトル2塁打を放ち、井上、千葉英の四死球で満塁と攻め立てたが、代打千葉政が右翼飛に倒れた。

 最終回の6回には7番の代打近藤、8番高橋の連打で好機をつくったが、小笠原の力投に屈した。

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田辺監督を胴上げするケンコーポナイン

〇田辺監督 勝ててよかった。うちらしい野球ができた

〇小笠原 全然だめだった。早く帰る(試合が終わった時点ではまだ子どもは生まれていないようだった)

〇矢澤 僕が新人の頃は「矢澤、矢澤」と書き立てたくせに30歳になろうとする僕を馬鹿にしたのか最近は全然書かない。くそっと思って打った(矢澤が嫌いで書かなかったわけではありません。歳と共に打てなくなったからです)

〇小田 最後の2塁ゴロは、次の矢澤を信じて確実に走者を3塁に進めようと打った(確かにあの進塁打はさすが)

〇笠 出番があるかと待っていたが…(結局出番なし)

〇金子 いつでも出られる用意をしていた(やはり笠同様、打つ出番はなかった)

●村上監督 残念ですね。出塁は2アウトから。先頭打者を出せなかったのが痛かった

●花井(22) 新人です。(神奈川大では)レギュラーではありません。軟式に慣れるよう練習はしっかりやりました(3安打の猛打賞。左打ち。巧打者だ)

●千葉英 ダメだね。太りすぎかも(練習では大飛球をポンポン飛ばしたとか)

●木下部長 今日は勝ちたいね、負けられない。僕の66歳の誕生日(と試合前)

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矢澤を迎えるケンコーポベンチ

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勝利の瞬間、雄たけびをあげケンコーポ小笠原

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花井(左)と千葉英

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羽中田の犠飛で生還する小田(捕手は井上)

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ナインの健闘をたたえるタイセイ村上監督(左)

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左からタイセイ花井、千葉政、高橋(花井も高橋も左打者)

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左から貞池の妹さん、お母さん、貞池の婚約者、そのお母さん(記者はみんな貞池の同僚かと思った。とくに婚約者の方は高校生かと)

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総勢55人の新社員を引き連れてきたケンコーポ人事部のみなさん

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ケンコーポの新入社員のみなさん(ある女性は入社動機を「高級不動産だから」と話した)

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ケンさんだったかタイセイさんだったか、とにかく応援団

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もう泣きそうなタイセイ木下部長(66歳の誕生日なんか嬉しくない)

もう一つのRBA 第5回Dカップは住友不販がリバブル破り優勝

 5月1日に東京ドームで住友不販と「Dカップ」決勝戦を行う東急リバブルは4月22日、野村不動産アーバンネットとオープン戦を行い、7回5-6でサヨナラ負けした。大槻監督は「全然心配いらない。順調に仕上がっている」と試合後に語った。

 打線は好調。2回に若手の9番若村が3ラン(相手投手はエース茂木か)。3回にはこの回先頭の2番札ノ辻が3塁打を放ち、続く近藤が適時打。近藤が盗塁したあと、5番古屋が追加点となる安打を中堅前に放った。主砲河野も3打席目に中堅超え3塁打を放った。ベテラン山田も1安打。

 投手は課題も残した。藤巻は5回を投げ、被安打3、四死球7、自責点4。4回に四死球を3つ出し4失点したのが課題。猪股は2回を投げ、2安打1失点。野村アーバン丹羽にサヨナラ打を浴びた。

 野村アーバンは丹羽が2安打、吉本が3塁打を放った。盗塁が4個。足技で相手にプレッシャーをかけた。昨日行われた野村不動産グループの記者懇親会で、宮島青史社長も「三根(監督)が頑張っているようだ。今年も応援に行く」と威勢のいいところをみせていた。ベスト8の壁を突破できるか。

 

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