RBA OFFICIAL

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以下、東急リバブル、三菱地所それぞれの応援席の〝熱気〟を紹介する。

東急リバブル

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井上投手のお父さん、井上克哉氏と頂いたパン

このパンは、リバブル井上投手の実家がパン屋さんだと聞いたので、本人に了解の上、お父さんから頂いたものだ。リバブルや地所の応援団にもおすそ分けすることも考えたが、所有権は小生にある。うちに持って帰り、写真に収め、かみさんと半分ずつに分けて食べた。

メロンパンとチーズパンは他の店で売っているものとそれほど変わらないと思ったが、もう一つはとてもおいしく、これまで食べたことのないものだった。クルミパンに似てはいるが、そうでもない味と食感がした。やみつきになりそうだ。

お父さんは「葛飾区のパン屋」としか話さなかったので、ネットで調べた。店名は「ブーランジェリーオーヴェルニュ」とあり、お父さん・井上克哉氏は「日本屈指の受賞歴を持つオーナーシェフ」とあるではないか。先に「もう一つ」と紹介したのは「クランベリーとマカダミアのシュクレ」で、「2021Jaぱんカップ2位」とある。

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太田社長と調布センターの応援団

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三菱地所

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大槻監督を胴上げする東急リバブルナイン

ケン・コーポレーション1-2東急リバブル

  1 2 3 4   合 計
ケン・コーポレーション 0 0   1
東急リバブル  

 

 東急リバブルが9年ぶり3度目の総合優勝――日程の都合で延びていた第17回RBA中国大使杯軟式野球大会総合優勝戦は5月23日、東京ドームで行われ、水曜ブロックの覇者・東急リバブルが2-1で日曜ブロック覇者・ケンコーポを破り、第8回大会以来9年ぶりの総合優勝を飾った。ケンコーポは3年連続総合準優勝。リバブルの期待の新人・河野が代打で3塁打を放ち、先制のきっかけを作り、この試合で引退を決めていた阿久津が決勝打を放った。猪股投手は8回1失点完投。康原らが超美技で猪股を援護した。ケンコーポは、元シダックスの矢島投手が先発。好投したが一球に泣いた。

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リバブル猪股投手(左)とケンコーポ矢島投手

新人・河野3塁打 引退表明の阿久津が決勝打

 両チームの先発は、ケンコーポはエース・庄司でなく、同社に入ったばかりの元シダックスの矢島。リバブルは予想通り猪股。

 双方とも不安な立ち上がりだったが、お互い決定打を欠き4回まで0-0で進んだ。

 試合が動いたのは5回裏。リバブルはこの回先頭の8番・武藤に代わる河野が左翼越え3塁打、続く代打の阿久津がしぶとく左翼前に運んで先取点を奪った。その後、1死3塁のチャンスをスクイズ失敗で潰した。

 続く6回裏、リバブルはのどから手が出そうな追加点を敵失で拾った。この回先頭の3番・三ケ島が四球で出塁、盗塁と捕手の悪送球で3進した1死後、5番・康原のショートゴロエラーの間に三ケ島が生還し1点追加した。

 猪股投手は8回を3安打1失点完投。野手も再三の美技でピンチをしのいだ。

 ケンコーポは再三の好機を作ったが、あと一歩及ばず。

 初回、2死から3番・庄司が特大の左翼越え2塁打を放つも4番・渡辺が三振。4回にも1死から庄司、渡辺の連続死四球でチャンスを作ったが、後続が凡退した。6回の敵失と四球から得た1死1、3塁の好機では、渡辺の中堅への飛球は中堅-遊撃-捕手とわたる併殺で得点できず。7回にも2死から7番・中村が右中間3塁打を放つも、続く8番・矢島の深い中堅への飛球は相手に好捕された。

 再三チャンスを生かせなかったケンコーポは最終回、四球で出塁した2番・尾関を庄司が中堅越え3塁打を放ち1点を挙げたが、追撃はここまで。

 先発の矢島は7回を3安打に抑えたが、先制点を許した5回の失投が悔やまれる。庄司は2打数2安打1打点2死四球と活躍したが、勝利に結びつかなかった。

○大槻監督 先発は庄司だと予想し、何度もビデオでチェックして攻略するパターンを何通りも考えていた。河野も阿久津もよく打ったし、みんなよく守った。今の戦力は、みんなで試合をつくっていくという意味で、かつての黄金時代より上だろう

○河野 初球から狙っていた。真っ直ぐの外だろろうと思っていたが、その通りだった(先制の好機を作る3塁打を放って)

○阿久津 試合前から、この試合を引退試合と考えていた。いいところで打てて嬉しい。幸せ。今季からは観客席で応援に回る(かつての黄金時代の主力選手。勝負強さが売りの36歳のベテラン)

○山田捕手 猪股は最悪のでき。肩が痛かったようだ。それでも失点をしない投球ができる。抑えるすべを知っている。失点を防いだ中継プレーはよかったでしょう

○早部 野球続けてきてよかった(阿久津と同期のベテラン)

●田邊監督 3年連続準優勝だが、みんな一生懸命頑張った。いい試合だった。少し、若返りが必要かもしれない

●矢島 まさか初球から打ってくるとは思わなかった(河野に初球の直球を打たれて)

● 庄司 あそこは僕ならカーブから入る(河野が打たれた場面を振り返る)   

 リバブル次期4番候補・河野 華々しいデビュー

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左から東急リバブルの阿久津、河野、康原

 ワンチャンスをものにした。リバブルの期待の4番候補、河野隼也(24)が華々しいデビュー戦を飾った。登場したのは5回の裏、代打だった。この回の先頭打者として、初球のストレートをはじき返した球は左翼線を深々と破る3塁打となった。続く、代打・阿久津の安打で生還し貴重な先制得点を挙げた。

 浦和実業-北海道東洋大と進み、4番で外野手を務めた。神宮大会にも1回出場。ベスト8まで進んでいる。

 リバブルの不動の4番は、岡住が入社以来ずっと守りつづけてきた。3冠王になったこともある。現在でもRBAを代表する強打者だが、年齢は36歳。河野が岡住の4番の座を脅かす存在であるのは間違いない。

ケンコーポの〝隠し球〟は元シダックスの矢島投手

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矢島投手

 ケンコーポの先発は元オリックスの庄司でなくて、昨年まで野村克也監督(現楽天監督)が率いるシダックスの投手だった矢島正徳投手(27)だった。

 試合では敗戦投手となったが、リバブルの主砲・岡住から2三振を奪い、PL-亜細亜大-河合楽器出身の康原も0安打に封じた。得意の球はスライダーとか。

 矢島投手は、城西大附属城西高校-城西国際大学と進み、大学卒業後はシダックスに投手として入社。控え投手で出番が少なく、昨年、肩を痛めたこともあり「会社に残れたのですが、野球がやりたくて」退社。その後、台湾統一ライオンズ-オランダ・フェイエノールトと渡り、今年ケンコーポに入社。国際部勤務。

 記者は、今年3月、田中健介社長から「元社会人のいい選手が入った」とは聞いていたが、まさか投手だとは思わなかった。リバブルも先発は庄司と読み、対策を練っていたようで、ケンコーポの〝隠し球〟作戦が奏功するかに見えたが、勝利の女神からそっぽを向かれた。

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久米大会委員長から優勝旗を受け取る東急リバブル・大槻監督

    ケンコーポ    1 2 3 4 5 6 7  8   

    ⑥ 朝 日400 三振…… 三振…………三振…… 三振           

    ⑧ 尾 関300 遊飛…………  遊ゴ……三失……四球         

    ⑨2庄 司221  左二…………  死球……四球……中三

    ⑤ 渡 辺200 三振………… 四球……中飛……四球

    ⑦  笠  400 ……三ゴ……中飛………… 一邪 三ゴ 

    ③ 工 藤300……   三振…… 二ゴ………… 投飛

    ② 金 子200……   三ゴ………… 三ゴ

    7 中 村110  ……………………………… 右三

    ① 矢 島300…………  遊ゴ…… 三ゴ…… 中飛

    ④ 大 原300………… 中飛……  三振…………  投飛

     合 計  27 31

    リバブル     1 2 3 4 5 6  7        

    ② 山 田300 四球…… 一飛……遊ゴ…… 投ゴ

    ④ 古 屋410 三振…… 三ゴ……遊ゴ…… 左安

    ⑥ 三ケ島200  三振…… 二ゴ…………四球 

    ③ 岡 住200 四球…………三振……三振 

    ⑧ 康 原300 三邪…………三振……遊失 

    ① 猪 股300……  右邪…… 遊失…… 投ゴ 

    ⑤ 名古屋300…… 投ゴ…… 三振…… 三振

    ⑨ 武 藤100  …  三振

    打7河 野110…………………… 左三………死球                   

    ⑦ 松 本000  ……………四球

    打9阿久津211……………………左安………三振

     合 計   243 1
              回安振球責 

       ●矢 島   73 9 5 1   

       ○猪 股   83 7 5 1

 

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大槻監督を胴上げする東急リバブルナイン

東急リバブル(92)4-0三菱地所(90)

  1 2 3 4 8 9 合 計
東急リバブル 1 0
三菱地所

 

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東急リバブル井上投手

 東急リバブルが18年ぶり4度目の総合V-日本不動産野球連盟(略称:RBA、主催:第三企画)第35回大会総合優勝戦、水曜ブロック優勝チーム・東急リバブルVS日曜ブロック優勝チーム・三菱地所が4月14日(日)、東京ドームで行われ、東急リバブルが4-0で快勝。第17回大会以来、18年ぶり通算4度目の総合優勝を果たした。新人エース井上が総合優勝戦としては史上初の9回ノーヒット・ノーランを達成した。許した走者は四死球による4人と味方の失策による1人のみ。打では星川が貴重な追加点となるソロホームランを放った。先頭打者の〝化け物〟竹内も4打数2安打の活躍。

 三菱地所はエース&主砲の社が4月1日付米国ボストン異動で欠場。代わって先発した大河原は7回途中までよく投げたが味方の拙守に泣いた。(記者の目による自責は1点のみ)

 リバブルは初回、先頭の竹内がいきなり左翼越え2塁打を放ち、続く濱の四球で無死1、2塁の好機を併殺でつぶしたあとの2回、この回先頭の5番高岡の内野安打と敵失と四球で満塁の好機に9番羽方の犠飛で1点先制。

 6回には6番星川が中堅越え本塁打して1点追加。7回は8番近藤が四球で出塁すると羽方が手堅く送り、竹内は敬遠されたが、濱の中堅越え2塁打と敵失で2点加点して突き放した。星川は本塁打と2塁打の長打2本を放ち、竹内も4打数2安打の活躍。7回の好機には敬遠された。

 先発の新人エース井上は序盤、制球に苦しみ4回まで4つの四死球を与えたが、得意のチェンジアップでしのぐと、その後は6回、味方の失策による走者を出したのみ。9回まで9個の三振を奪い107球で総合優勝戦で初のノーヒット・ノーランを達成した。井上は今季7試合すべて完投。43回投げ失点は6、自責点は3で、防御率は0.63。

 三菱地所は完敗。投打に活躍してチームを28年ぶりに日曜ブロック優勝に導いた社は4月1日付で米国勤務(ボストン)へ異動となり欠場。初回、先頭の大串が四球を選び出塁したが、期待の2番・横手は併殺で倒れ先制機を逸し、その後も「打てそうで打てない」(ナイン)井上投手に翻弄された。3番森野は2つの四球を選び、盗塁も成功させるなどひとり気を吐いた。

 社に代わって広島勤務の先発・大河原(31)は7回途中まで粘投したが、2回は自らの失策などで1点先制を許し、6回には星川にランニング本塁打されたが、外野手-内野手の中継が乱れたもの。7回も1死1、2塁から2塁打されたが、うち1点はミスによるもの。実質的な自責点はゼロか1点のみ。7回1死から登板した楽天入りした早川と早大の同期で、抑えのエースだった柴田は2回3分の2を1安打に抑えただけに悔やまれる。

 日曜ブロック決勝戦は社-大河原-柴田で6回をノーヒット・ノーランリレーで優勝したが、今度はノーヒット・ノーランに抑えられた。歴史は繰り返す。同社チームは第5回大会(1993年)の日曜ブロック決勝戦でもナショナル住宅産業(現パナソニックホームズ)野中投手に6回完全試合を喫している。

第35回RBA総合優勝戦 プロカメラマン・石井俊志氏撮影Photo Page

もう一つの総合優勝戦 東急リバブルVS三菱地所 応援席Photo Page

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先制の犠飛を放った東急リバブル羽方

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本塁打を放った東急リバブル星川

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三菱地所の大河原(左)と柴田

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試合後、健闘を称えあう澤田監督(左)と大槻監督

「120パーセント愉しめ」実践した若い選手に感謝 大槻監督

〇大槻監督 初回の得点機に点を入れられなかった時点で、難しい試合になると思いました。三菱地所の社さんが海外異動ということでしたが、登板した投手は想定を超え、守備は堅実。もう少し打てると思っていたのが、突破口を開こうとしてもはまらずにいました。その状況を打破してくれたのが、若い選手たちです。想像以上の頑張りでした。そして濱主将の強烈なキャプテンシーと、中堅&ベテラン選手達がメンタル面で若い選手達を支えた姿は素晴らしかった。「120パーセント愉(たの)しめ」を実践してくれた選手たちに感謝しています。連覇します!

○濱主将 みっちり練習してきた。負ける気がしない。(2点二塁打は)敬遠を目の前で見て、闘志が燃えて気持ちで打った。今年も連覇へ、やります

P1090641_七回、炎の2点適時二塁打を放った濱主将.jpg

○井上 社会人になってからこうして東京ドームでやれるなんて、嬉しかったです。9回いけるとは。球数を少なくということを意識して、でも5回までは1-0が続き緊張感があって、すごく疲れました。ドームはマウンドが投げやすくて、それにフィットしていって最後までいけました

P1090681_完投勝利した井上投手(手前)を囲む草野球仲間の皆さん。細田さん(後列左)手作りの応援旗を携えて.jpg
井上(手前中央)の草野球の仲間

○羽方 (二回、先制の犠飛)逆方向に打つ練習をずっとしていた成果です。(七回、送りバント成功)ずっと練習通り。バントも練習しておいて良かった

IMG_8770_二回、先制の犠飛を決めた羽方「練習通り」.jpg
羽方

○畑野 (初回裏、併殺を決め)球がライトにかぶった。勘です。(試合後)打ちたかったなぁ!

○近藤 (七回の生還後、笑顔で)1周は疲れたー!

〇星川 2塁打の当たりは完璧(左中間最深部まで運んだ。プロの外野手は捕っただろうが…)

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星川

今年は俺も投げるぞ 独立リーグ「石川」出身のリバブル左腕・八尋(29)

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八尋

 東急リバブルの投手は井上だけではないことが分かった。福岡の文武両道・西南学院高校出身の身長179センチの左腕・八尋(29)だ。プロ野球独立リーグ石川ミリオンスターズではMAXは150キロ。トミージョンの手術後でまだ投げられる状態にないようだが、「来年(今季のことか)、再来年を目指す」と自信たっぷり。

 投げられるのはほかにもいる。大槻監督は「井上の完投は想定外。継投に坪井、竹内、星川を考えていた」と明かし、竹内は「いつでも投げられる」と話した。

 桁違いの打力を持つ竹内は打撃に専念したほうがいいとは思うが、本塁打を放った星川、この日は無安打だった〝調布の星〟奥富、竹内と同窓の畑野、好守の羽方ら打線も切れ目がない。4-1に不満らしいベテラン河野は「ダメ」と弱音を吐いたが、岡住もそうだったように主砲の座を死守するはずだ。〝未完の大樹〟松本(53)も「トミージョンの手術後だが、今季はベンチ入りしたい」とやる気満々。

 リバブル大槻監督は試合後「2連覇を目指す」と語った。第2の黄金時代を築くか。

「そのうちにリバブルは1位になる」太田陽一社長が意味深発言

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リバブル調布センターの応援団と記念写真に収まる太田社長

 三菱地所の応援団は数十人の選手の仲間などが中心で、幹部の出席はなかったのに対し、東急リバブルは太田陽一社長を筆頭に200~300人が繰り出した(登録は386人だが、欠席した人もかなりいた)。

 太田社長は、3番奥富、4番河野が所属する総勢10人の調布センターの記念撮影の求めに気軽に応じた。1-0の場面では「いいところでなかなかヒットが出ない。チャンスをものにできていない。好投手の投げ合い」とやや不満げだったので、「井上は宅建試験で43点、羽方も42点」とヨイショしたら「優秀なんだね」とまんざらでもなさそうだった。「プロ野球は好きなのですか」と声を掛けたら「普通。贔屓チームは毎年変わる。今年は1位の中日。昨年は残念だったので…」と話した。

 試合後、ネクタイを締めグランドに降りてナインと一緒に記念撮影に収まり、労をねぎらったあと「リバブルはそのうち1位になる」と締めくくった。

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社長を囲んで記念写真に収まる東急リバブルナイン

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三菱地所ナイン

◇        ◆     ◇

 記者は「リバブルはそのうち1位になる」の言葉に鋭く反応した。総合優勝に輝いたのだから「そのうち1位になる」発言はつじつまが合わない。グラウンドから立ち去るのを通路まで追っかけ、「社長、〝そのうち1位〟とはどう意味ですか」と畳みかけたが、「そのうちだよ」とはぐらかした。

 皆さんはどうとらえるか。リバブルナインは優勝に酔いしれ(ベンチはもちろん、観客席も飲酒は厳禁)、上の空でその意味を全く解していない様子だったが、太田社長は本業の仲介取り扱い額も首位になることを考えていると記者は解釈した。取り扱い件数はともかく、1件当たりの取扱額は三井不動産リアルティをはるかに上回っている。

 贔屓チームが毎年変わり、強いところを応援するというのは、考えてみれば理にかなっている。「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」の兵法通りだ。ストレスはたまらないだろうし、周りに怒りをぶちまけることもない。(小生は西鉄・西武一筋に65年余。浮気などしない。そのせいで、今年は1週間の間に単独首位から昨年の5位に転落)。

 この日応援に駆けつけた社員が属するセンターは冒頭の「調布」をはじめ、「二子玉川」「高田馬場」「中野」武蔵小山」「吉祥寺」飯田橋」など、都心・準都心の新築マンション単価は500万円以上(中古は300~400万円か)のまだまだ伸びしろのありそうなところが目立った。

大河原はよく投げた、柴田も抑えた。森野の2盗塁生かせれば… 澤田監督

●澤田監督 ヒットが1本も出なかった。三振を重ねたわけではなく、打てそうなのに、打てない。うまく抑えられた。うまくかわされた。東急リバブルさんは打者が1球1球を見極めている。「打ちたい」だけでなく、役割を果たしていた。うちは打つ方はいいところはなかった。しかし、大河原は序盤を良く投げ、試合を作ってくれた。柴田もしっかり抑えてくれた。3番森野が2盗塁してチャンスを作った。言い訳はしたくないけど。紙一重だと思う

●横手 (6回の遊失記録は)あれはヒットでしょ(澤田監督、村部らは「あれはエラー」と突き放す)

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横手

●大河原 早大時代はサークル。竹内選手は社会人になって初めて経験する強打者。初回は初球ストライクで、高めに浮いた2球目を打たれたが、まさか、打ってくるとは…

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健闘を称えあう竹内(左)と大河原

東急リバブル】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
竹内 左二 右飛     左安   敬遠   中飛 4 2 0
四球   遊ゴ   二ゴ   中二   三ゴ 4 1 1
奥富 遊ゴ   三飛   二ゴ   投ゴ   投ゴ 5 0 0
河野 遊飛   二安     中飛 三飛     4 1 0
高岡   捕安 投飛     投ゴ   遊飛   4 1 0
星川   投失   遊ゴ   中本   中ニ   4 2 1
畑野   四球   三振   二ゴ   三振   3 0 0
近藤   投ゴ   二ゴ     四球 四球   2 0 0
羽方   右犠     三ゴ   投犠 遊ゴ   2 0 1
合 計 32 7 3

投 手  回 安 振 球 責

井 上 9 0 9 4 0

【三菱地所】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
大串 四球   右飛             1 0 0
1 打中 和田           投飛     三振 2 0 0
横手 三ゴ     三振   遊失       3 0 0
2 増田                 三振 1 0 0
森野 四球     四球   三振       1 0 0
3 澤田                 三ゴ 1 0 0
大河原 三振     遊飛           2 0 0
4 柴田             中飛     1 0 0
村部   遊飛   投ゴ           2 0 0
5 打一 平川             三振     1 0 0
成瀬   二飛     三ゴ         2 0 0
6 打二 柴橋             遊ゴ     1 0 0
山本   投飛     二飛         2 0 0.
7 打右 藤村               三振   0 0
横田     死球   三振         1 0 0
8 打捕 内山               捕邪   1 0 0
山内     投飛     三振   三ゴ   3 0 0
合 計 26 0 0

投 手  回 安 振 球 責

大河原  6 1/3 6 1 4 2
柴 田 2 2/3 1 1 1 0

総合優勝.png

 

 


 

 

 日本不動産野球連盟(Real Estate Baseball Association 略称:RBA、主催:第三企画)第35回大会総合優勝戦、水曜ブロック優勝チーム・東急リバブルVS日曜ブロック優勝チーム・三菱地所が4月14日(日)、東京ドームで20:50から行われる。東急リバブルは18年ぶり5度目の進出で、勝てば4度目の優勝、三菱地所は28年ぶり3度目の進出で、勝てば初優勝。記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティング。

東急リバブル(92)-三菱地所(90)

 東急リバブルが優勢と見た。先発投手は「駒大時代は草野球しかやっていない」という新人エース井上。今季6試合全て先発し、一人で投げ切っている。6失点したが、自責点は2のみ。防御率は0点台。シーズン序盤では制球に苦しむ場面もあったが、しり上がりに調子を上げた。低めに変化球が決まればまず打たれない。宅建試験でも43点の高得点をマークした。

 大槻監督が「うちの35年の歴史の中で最強チーム」と豪語するように、打線も強力。1番の日大硬式野球出身の竹内(25)は、ブロック決勝戦で先頭打者本塁打を放つなど6試合で5発を放った。主砲の河野(42)は健在で、このほか奥富、濱、高岡ら中軸も長打力を秘め、下位の畑野、羽方らも上位につなげるバッティングをする。走力もある。

 不安を探せば、ブロックの試合時間は1時間30分、または7回戦で、総合優勝戦は2時間、または9回戦となるので、井上のスタミナがどうか。継投になったら誰が投げるのか。

 三菱地所の劣勢は否めない。プロ野球でいえば大谷選手と同じ、投打の要・社(33)が4月1日付で海外勤務に異動になったことを澤田監督は明らかにした。

 今季の社は、初戦の三井不動産レジデンシャル戦で5回9失点したが、次戦のタカラレーベン戦は7回を完封、自ら決勝打を放った。3戦目の優勝候補の筆頭・ケン・コーポレーション戦では2安打1失点完投。好投手・杉下も攻略した。4試合目の青山メインランド戦は海外旅行とかで欠場(代わって投げた大河原は6回3分の1を投げ5失点。ピンチを柴田が何とか抑えた)。準決勝戦では鹿島建設相手に、ボストンから帰ったばかりで時差ボケに苦しみながら粘投。5回を1失点に抑えた。決勝戦のケンコーポとの再戦では社-大河原-柴田がノーヒット・ノーランリレー。社は決勝の押し出し点を挙げ1-0の完封勝ち。

 その社が出場できないとなればだれが投げるのか。澤田監督は大河原が先発し、柴田につなぐとコメントしている。大河原は決勝戦の守備でも活躍した。抑えの柴田は早大野球部出身。楽天入りした早川と同期で、専ら抑えでリーグ優勝に導いた貢献者の一人。問題は大河原-柴田の継投が決まるかどうか。柴田は肩に爆弾を抱えており2回が限度。2回なら完璧に抑える力がある。それまで大河原が踏ん張れるか。ケンコーポ戦と同じように落ち着いて投げられるかどうか。

 打線は、RBA大会では精彩を欠いたが、チームの首位打者・横手が監督の期待に応えるか。東京建物から〝無償トレード〟で移籍した鑑定士・村部はヤジ将軍としてナインを鼓舞するか。

 番狂わせの可能性はないわけではないが…社がアメリカから急遽駆けつけ、試合をぶち壊す危険性もあるとみている。まあ、勝敗は二の次。記者も楽しみたい。

東急リバブル

出場回

試合

勝率

総合V

総合準

B優勝

B準V

4強

32

159

115

44

.723

3

1

5

3

2

 

 

 

東急リバブル(92)4-0リスト(92)
東急リバブル(92)8-0一条工務店(88⇒90)

東急リバブル(92)7-1積水ハウス京葉(87⇒90)

野村ソリューションズ2-5-東急リバブル

東急リバブル13-0長谷工グループ

東急リバブル5-3オープンハウス

大槻俊彦監督コメント 自分達のベストパフォーマンスを120%出し切る

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 コロナ休止3年間の苦しい時期を超えて、大会再開に尽力いただきました久米代表及び、第三企画スタッフの皆様、国交省他関係各社の皆々様に、改めまして心より感謝の意、僭越ながら御送り申し上げます。誠にありがとうございました。

 私の同年代世代(58歳)は、大会野球の試合のみならず、各社横の繋がりが深く強く育まれ、「業界の親睦と繁栄・発展」「働く人の健康・成長とその家族の幸せ」「国際親善への貢献」-この連盟活動三指針を体感しながらしっかりと根付き浸透して参りました。佳き経験をさせていただきましたこと、感謝しかございません。

微力ながら、この大会が、100年先まで続くよう、今度は私達世代が次世代にしっかりと伝承すべく、動いて参りたい所存です。

 コロナ明け35回大会におきましては、弊社野球部は、選手社員の頑張りはもちろんですが、運良く18年ぶり5回目の水曜リーグを制すことができました。

 三菱地所様とは、私がキャプテン捕手で挑みました第6回大会以来のお手合わせです。当時三菱地所様エース投手の松島さんの素晴らしい投球にてこずり、なかなか攻略できず2-2で迎ええた終盤にようやく突き放し4-2で勝利させていただいた記憶です。第6回大会の後は、三菱地所松島さんとバッテリーを組み、オーストラリア遠征で他社メンバー様と共に親交を深めることができました。

 捕手目線では「ミスをしないディフェンスがしっかりした真に強いチーム。やりづらい」という印象が根強く残ります。チームカラーは継承しますから、きっと14日対戦させていただくチームも、3人様の投手(質の高い投球をされると伺いました)を中心に素晴らしいチームだと察し、予測しながらゲームプランを構築しています。

 弊社東急リバブル野球部は、ここまで全員が漏れ欠かすことなく順調な調整が図れております。チームは、走攻守全てとても良い状態に仕上がり盤石です。選手社員には自分達のベストパフォーマンスを120%出し切る事に集中させます(相手ではなくまずは自分との闘い特化が重要)。その個々を和にまとめ、悔いなく全力で闘いたいと思います。

 特出したキーマンはおりません。試合スターターでないリザーブメンバー、マネージャー、また「応援の力は格別」という視点からは、スタンドのOBと、忙しい中観戦応援で足を御運びいただきます、大田社長及び社員皆様、その全員がキーマンです。

 頑張って努力した先に見える「頂」の幅広い景色は何にも変え難い!若い部員社員には、この機会を逃さずに自らの力で勝ち取り、見て感じてもらいたい!18年ぶり4回目の総合優勝!必ず獲ります!

三菱地所

出場回

試合

勝率

総合V

総合準

B優勝

B準V

4強

30

125

69

56

.552

 

2

3

1

4

 

 

 

ケン・コーポレーション(90)0-1三菱地所(90

三菱地所(90)3-1鹿島建設(91

三菱地所(90)7-6青山メインランド(86

ケン・コーポレーション1-4三菱地所

タカラレーベン0-2三菱地所

三井不動産レジデンシャル9-10三菱地所

澤田勇太監督コメント ベンチメンバーをフル活用し、総力戦だ

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 練習試合も行い、チームとしての仕上がりは上々。エースで打線の主軸でもある社の穴(4/1から海外に転勤)は大きく、相手も強豪である為厳しい展開になると思うが、固い守備と細かく得点を積み重ねる攻撃で何とか食らいついていきたい。

 投手のキーマンは大河原。柴田への継投タイミングもポイント。打撃のキーマンは横手。打順的にもチャンスメイク・チャンスでの一打、両方に期待。

 守備のキーマンは大串。外野への飛球が多くなると予想する中で、両翼のカバーも含めた広い守備範囲に頼る場面が出てくるはず。

 ベンチメンバーをフル活用し、総力戦で何とか頑張りたいと思います。

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第35回RBA総合決勝戦東急リバブルvs.三菱地所 4/14 20:50東京ドーム

 日本不動産野球連盟(略称:RBA、主催:第三企画)第35回RBA野球大会の総合優勝戦 東急リバブルvs.三菱地所の試合が4月14日(日)20:50から東京ドームで行われることが決定した。試合時間は2時間または9回。

 水曜ブロックの覇者・東急リバブルは18年ぶり6度目の進出で、過去3度総合優勝を果たしている。日曜ブロックの優勝チーム三菱地所は第7回大会以来25年ぶりの進出。勝てば初優勝。

 関係者以外の一般観戦も可能。無料。アルコール類の持ち込み、喫煙は禁止。

 詳細はRBA事務局このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。へ。

東急リバブル18年ぶり優勝井上粘投竹内は大会初先頭打者V弾リスト無念(2023/12/13)

三菱地所28年ぶり優勝ケン・コーポレーション(90)0-1三菱地所(90)(2023/11/23)

 

 三井不動産が3月1日、商業施設事業とスポーツ・エンターテインメント事業の連携を加速させるため、「商業施設本部」を「商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部」に改称したことと、3月15日に後楽園の男子独身寮をリノベし、単身女性をターゲットとしたシェアリング型賃貸レジデンス「SOCO HAUS KORAKUEN」を開業することを紹介した。

 「SOCO HAUS」を取材したとき、思い出したのが同社野球部前監督の細井一人氏(54)だった。35年の歴史を持つRBA野球大会で細井氏ほどナインはもちろん、グラウンド全体を明るくした選手・監督はそういない(皆無ではない。何人かいるが、この記事と関係がないので書かない)。長い間捕手を務め、監督は10年くらい務めたのではないか。同社の黄金期メンバーの一人でもある。

 細井氏は後楽園寮経験者だったはずで、賃貸レジデンスにリノベしたことについて感想を聞こうとその場ですぐ連絡した。(3月12日)返事があった。

 細井氏は次のようにコメントした。

 「俺は後楽園寮に入寮していたことはない。自宅から通っていたから。ただ、戸越寮は同期の寮生のところに頻繁に泊まっていた。『細井、お前、寮長選に1票入っていたぞ』と言われたことがある。みんな、俺を寮生と思っていたくらい入り浸っていた。野球部員で後楽園経験者は、福田(現監督)とか結構いる」

 まあ、こんなことはどうでもいい。肝心なのは次のフレーズだ。

 「いま俺は東京ドームに出向している。業務全般を担当している。骨を埋める覚悟だ」

 〝骨を埋める覚悟〟-なかなか吐ける言葉ではない。与えられた仕事、任務に一心不乱に打ち込むから会社も自分も成長する。東京ドームがこれから何をするか注目したい。後で検索したら肩書に「東京ドーム常務執行役員経営管理本部 副本部長兼イノベーション推進本部副本部長」とあった。記者は昨年4月の人事異動を知らなかった。

仏の三井・細井監督 神(審判)の誤審に怒り…涙(2013/7/29)

ミレニアル&Z世代の心つかむか三井不レジ単身女性向けリノベ賃貸「KORAKUEN」

大谷効果で加速するか デベロッパー、ハウスメーカーのスポーツ・スポンサーシップ(2024/3/4)

 

 

カテゴリ: 2023年度

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3人組の一人の女性(左)と石井

34日、大手町パレスホテルで行われた大和ハウス工業の恒例の記者懇親会の帰り、21時前か。懇親会ではワインを67杯飲んだが、テーマであるネオポリス再生(再耕)分譲戸建て7,000戸体制芳井社長の関西弁-はまずまず話が聞けたので、ほろ酔い気分で駅の改札をくぐろうとした時だった。だしぬけに男女3人組に声を掛けられた。「住林です。石井です。覚えていますか? 」 「…(住林石井? すぐわかった。忘れるわけがないじゃないか)

 聞きもしないのに石井は、「(昨年の第35RBA野球大会に参加しなかったのは)エントリーするのを忘れた。再婚した(離婚したことなど聞いていない)」などと一方的にまくし立てた。3人組の一人〝オカ〟(確かにそんな選手がいた)は「そこそこの数字は残している」と語り、もう一人の女性はなにも話さず、取り付く島もなく3人組は立ち去った(住林本社に帰るのか、それとも飲み会か)。

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大和ハウスの懇親会の帰りに頂いた花(最後まで残っていたためか)

号泣から2年 住林石井 9年振り決勝決める 栫が快投 エイブル小笠原KO2019/10/19

積水神奈川が延長制す 若佐、齋藤コンビ大活躍 住林・石井 力投及ばず(2017/11/1

 

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大槻監督

――優勝おめでとうございます。

 いやあ良かった! やって良かった! 今季で今日が一番良かったと思います!

 このユニフォームは役員も人事もたくさんの人が協力してくれて作ることができました。こうして社の皆さんの応援の前でこのユニフォームを着て優勝するところを見てもらえて報告することができました。

 4年ぶりの大会で、開催していただけたことに感謝しております。ありがとうございます。

 ――試合ごとに成長していると伺いました。

 5月に最初に集まった時に若手を中心にすることを宣言して、濱主将を中心に若い人たちがどんどん話して、それが積み上がっています。実は私は何もしていないんです。

 井上投手はマウンドに立つとスイッチが入るのか、「変えないで」といわんばかりの目で私を見ます。他に3投手がいつでもいける準備をしていましたが、井上君が予選から一人で投げ切り、予想をはるかに超える成長を遂げました。

 周りのメンバーがうまくカバーしながら、全員が協力してチームができ、その中での成長です。

 ――今日の決勝戦のポイントは?

 リストさんとは対戦は2015年以来ですが、今年練習試合をして引き分けていました。今日も紙一重でした。

 リストさんの三上投手が尻上がりに良くなるのに対し、うちは序盤で点を取れるか。ポイントとしては初回先頭の竹内がホームランで1点取れたことが第一です。二回で三上さんが登板し雰囲気が変わりました。そこからうちは井上投手が走者を出しながらも踏ん張った。そして最終回、星川選手がうまく決めてくれました。

 ――次は総合優勝戦です。

 何とかもう一回ドームでできたらと願っています。いつもすみません。

 相手の三菱地所さんとは第6回大会以来の対戦です。

 いい投手がいる、いいチームだと聞いています。楽しみです。

■優勝・準優勝チームの今季戦績

<東急リバブル> 6戦全勝

▷決勝(12月13日)東急リバブル4-0リストグループ

▷準決勝(11月1日)東急リバブル8-0一条工務店

▷準々決勝(10月18日)東急リバブル7-1積水ハウス京葉

▷予選3試合目(7月12日)野村ソリューションズ2-5東急リバブル

▷予選2試合目(7月5日)東急リバブル13-0長谷工グループ

▷予選初戦(6月21日)東急リバブル5-3オープンハウス

<リストグループ> 5勝2敗

▷決勝(12月13日)東急リバブル4-0リストグループ

▷準決勝(11月1日)旭化成ホームズ1-3リストグループ

▷準々決勝(10月18日)リストグループ14-1みずほ不動産販売

▷決勝トーナメント初戦(10月4日)三菱UFJ不動産販売0-2リストグループ

▷予選3試合目(7月12日)伊藤忠ハウジング7-12リストグループ

▷予選2試合目(7月5日)リストグループ0-1日神グループHD

▷予選初戦(6月21日)リストグループ15-0三井不動産リアルティ千葉

 

 

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宙に舞う東急リバブル大槻監督(右端は竹内、その隣が井上)

東急リバブル(92)4-0リスト(92)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0      
リスト      


「私は何もしていない。全員がチームを作り上げてきた」東急リバブル大槻監督

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呵々大笑…本塁打を放った直後の竹内

 東急リバブルが18年ぶり優勝-第35回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、東急リバブル-リストが12月13日(水)、神宮球場で行われ、東急リバブルが4-0で快勝。先頭打者竹内が大会史上初の先頭打者決勝5号本塁打(※)を放ち、新人エース井上が6四球を与えながら粘投。第17回大会以来18年ぶり、5度目のブロック優勝を飾った。リストは再三の好機にあと1発が出ず惜敗。三上の力投は報われず。

※記録は残っていないが、おそらく初。カウントは3-1からだったか、記者(眼鏡をかけても視力は0.2)は二遊間を抜ける普通の中堅前安打と判断したが、どうしたわけか竹内は俊足を生かして(岡住や北寒寺のほうがはるかに速く、記者は並みだと思うが)生還した。

 東急リバブルは初回、先頭打者の竹内がボールカウント3-1から直にはじき返し二遊間安打を放ったと思われたが、中堅手が捕球できなかったのか、球が転々とする間に竹内が生還。大会初の先頭打者本塁打を放った。(※)

 勢いに乗ったリバブルは3回、この回先頭の竹内が今度は完ぺきな当たりの中堅越え3塁打を放った1死後、3番奥富が左翼前安打を放ち1点追加(※)。

 追加点が欲しい最終回、この回先頭の5番高岡が右翼前安打を放ち、続く近藤が死球で好機をつくると、バントを警戒したリスト守備陣に揺さぶりをかけ重盗を成功させたあと、7番星川が左翼線を破る2点2塁打を放ち試合を決めた。

 今大会をほとんど一人で投げ切ってきた井上投手は、6回まで6四球を与えるなど制球に苦しみ毎回走者を許したが、踏ん張った。

 リストは好機をことごとく逸した。1点先制された初回、1死1、2塁の好機は4番岩畑、5番杉山が凡退。2回の無死1塁は併殺でつぶし、3回の2死満塁は6番山中がキャッチャーフライ、4回の2死1、2塁も2番大室が三振に倒れた。主砲の3番岩島は3回、2安打目の中堅前安打を放ったが、右ふくらはぎを痛め、今季3度目の途中退場したのが痛かった。5番以下は5四球を得たが、なすすべもなかった。リバブルが5残塁に対して10残塁。

 先発は、かつてのエース舟山。不運な当たりで1失点。2回から登板した三上は力投したが、相手のしつこい攻めに屈した。

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大会史上初の先頭打者本塁打を放ったリバブル竹内(以下、写真撮影は★印の記者以外は全てプロカメラマン石井俊志氏)

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竹内を迎えるナイン

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リバブル応援団

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リスト舟山

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リバブル井上

○大見氏 コロナ禍からの久しぶりの大会で、今日は社員もたくさん来る。社内認知を広げ、また、一つのことを皆で一体となり応援する機会でもある。決勝戦、チャンスは実力も運も要るのだが、ぜひ頑張ってここでチャンピオンになり、その勢いで総合優勝まで頑張ってほしい。春にはまたいい人材が入ってくるし、優勝して不動の地位を築いてくれたら。まぁ監督次第(と期待し、大槻監督と目を合わせた)

○濱主将 負ける気がしなかった(負けたらどうコメントしたか。こういう選手がチームに必要)

 ○竹内 初回は先頭で出ることだけを考えていたが、甘いど真ん中が来て振り抜いたら外野までいっていた。5号です。2打席目は完璧にとらえた。3打席目の三振はチェンジアップ。悔しいけどやられた。総合優勝戦も同じく大事なところで1本を。甘いのが来た時に自分が打てば活気づく、そこを徹底してやっていきます

 ○井上 マウンドの固さが気になり序盤は苦戦しました。でもピンチからの粘り強さが売りなので…

〇河野 若い選手が頑張ってくれた。最高にうれしい。飛球エラー? もう42歳、体がついていけない(真正面にきつい太陽を浴びていたはず。リスト杉山も同じ。野手、とくに外野手は守りづらかったはず)

〇坪井 投げたかった? いやいや、もう自分の出る幕ではない(大量得点か大量失点の場面の登板があるかと思ったが…背番号17は来年も死守するのか、それとも有力新人に譲るのか)

●倉持監督 残塁が多すぎ。来年頑張ろう(続投を宣言した)

●三上 さすが、相手はいいバッターが揃っている。どこに投げてもしつこいバッティングをされた。来年までに肘を直し、打倒リバブルを目指したい

●上之薗 会心のリード(3回の竹内を三振に奪った場面)

●岩島 ブチッと音がした。これまでは左足。今回は右足のふくらはぎ。そこそこやれたと思うが…(2安打目を放って退場)

●杉山  全然打球が見えなかった。エラーと判断されてもしょうがない(3回の守り。例えはよくないかもしれないが、あの山川より守備はうまいはずだが…)

●舟山 楽しめた(まさかの先発。しかし、記者は倉持監督の采配に大賛成。かつか負けるかは二の次。かつてのエースを投げさせるのはこの場面しかなかったはず。記者はこの時、スタンドで取材中で、初球、2球目も緩い変化球かストレートに〝三上は情けない、絶不調〟と思ったが、舟山が先発したのに納得した)

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リスト三上

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3塁打を放った竹内

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適時打を放った奥富

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中堅前安打を放ったリスト岩島

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リストベンチ

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「ブチッと音がした」安打を放ち途中退場した岩島★(控室で)

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6回、無死1、2塁のピンチ、倉持監督もマウンドへ

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2点2塁打を放った星川

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4点目のホームを踏む近藤

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4点目に沸くリバブルナイン

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〝逆転だ!〟リスト6回裏の円陣

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リバブル優勝の瞬間

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東急リバブルナイン

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リストナイン

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大活躍の日大コンビ★(左が竹内、右が1つ先輩の2安打の畑野「普通に打てた」)

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井上★

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リストバッテリー★(左が三上、右が上之薗)

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〝俺も背番号17でエースだったんだぞ〟リバブル坪井 出番はなかった★(試合前)

【東急リバブル】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回
竹内 中本   中三 三振    
三振   二ゴ   三ゴ  
奥富 四球   右安   四球  
河野 遊飛   三振   三振  
高岡 二ゴ   右飛     右安
近藤   三振   三振   死球
星川   遊ゴ   三振   左二
畑野   中安   右安   遊直
羽方   三ゴ   死球   遊失
合計 23

投手 井上

盗塁 高岡(6回)近藤(6回)盗塁死 奥富(5回)併殺打 畑野(6回)失策 河野(3回)


【リスト】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回
上之薗 四球   三ゴ 遊安   三飛
大室 一飛   左失 三振    
岩島 一安   中安      
走左 島崎         一飛  
岩畑 遊飛   中飛   二ゴ  
杉山 三振   四球   四球  
山中   四球 捕飛   三振  
倉持   遊ゴ   二ゴ   遊ゴ
荒木   四球   四球    
石田           三ゴ 1
後藤   三振   投ゴ    
9 麻田           二安
合計 22

投手 舟山(1回)-三上(2-6回)

※失策 倉持(1回) 杉山(3回)併殺打 倉持(2回)捕殺 上之薗(5回)

※初回の竹内の本塁打はヒット&失策とも受け取れるし、3回の奥富の安打は失策とする見方もありうる。

【記者が選んだ三賞】

・殊勲賞 井上(31ポイント)・竹内(29ポイント)・河野・濱・奥富・星川(各10ポイント)

・敢闘賞 リバブルの他の選手(90ポイント)・小林常務ほか大見氏、春原氏、古屋氏、かつての副キャプテン川添氏、札ノ辻氏、奥富の勤務先のスタッフなど外野席の応援団(10ポイント)

・技能賞 三上

・特別賞 リスト倉持監督と奥さんと明日香さん

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左から明日香さん、倉持監督、奥さん(試合前)

 試合前、明日香さんに「始球式をやっていたたけませんかと」声を掛けた。「わたし、こんな格好ですので…」と、ベルベットに違いない高価そうなロングスカートに目にやった。どこかから「事務所を通せ」「お前が負担しろ」などとの罵声が飛んだ。1,000円、2,000円なら払えそうだと思ったが、やり取りを聞いていた倉持監督が「こら!牧田!声が大きいんだよ」と一喝したので引き下がることにした(記者は60年以上西鉄-西武ファン。ロッテ時代の倉持さんは、村田さん以上に嫌いだった。登板すると負けを覚悟した。赤子の手をひねるように完璧にわが西鉄を抑えた)

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試合後、応援団から祝福される井上

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「神宮は日大時代いつもここで試合をしていた」竹内

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以下は総勢200人くらいの各チームの応援団

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左から東急リバブル武蔵小山センター長・森中秀行氏と、かつての主力戦士の古屋氏(球場に向かうとき古屋氏に遭ったので歩きながら歓談。「井上は宅建43点、羽方も42点。いいね」と振ったら、森中氏は「私は大学3年のとき43点」、古屋氏は「わたしは4年のとき一発で37点」「二人は42歳。河野と同期」と話した。古屋氏は子どもが3人、ボクは3歳。「3人目の子どもは大学授業料が無料になりそうですから、いいですね」「いや、一番上が小学4年、次が小1、この子どもが大学に入学するころは、一番上は扶養家族から外れる。留年でもさせるか」…ギャヤハハハ(写真は全て記者)

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東急リバブル奥富の応援団。調布センターのスタッフのみなさん

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どういう意味か聞き忘れた

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リバブル黄金時代の応援団長・塚原氏(美声ではあったが、ノコギリをやすりでこするような金属性のソプラノに、敵もそうだったろうが、記者は三半規管をかく乱され縮み上がった。波長があったのは岡住くらいではなかったか。〝未完の大樹〟も塚原氏の声援に真っ青になったはずだ

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左の方は存じ上げないが、その隣はリバブルの〝伝説の男〟春原氏と、西武入りした奈良原氏と同期で、身長があと2~3センチあったらプロに入ったかもしれない大見氏(足も速かったとか。添付した記事をぜひ読んでいただきたい)

RBAタイムズ 第226号「私の人生〝野球リバブル〟」(平成17年8月16日・9月1日号)

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リバブル濱のお父さんとご家族

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喫煙室で(右端は〝副キャプテン〟を連発しアピールしていた川添氏)

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以下はリストの応援団

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倉持監督の応援団

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〝檻に嵌まったクマじゃないぞ〟面高だ!(グラウンドと観客席にはこのような網が張られており、だしぬけに呼びかけられた時はぎょっとした。大丈夫、伊藤忠ハウジング面高さん、あと若いのを2~3人補強し、大倉を叩き直せば優勝が狙える)

 

 

 

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