これを見よ 比肩するマンションなし モリモト「浜田山」

「ディアナコート浜田山」完成予想図
モリモトが近く分譲する「ディアナコート浜田山」を見学した。第一種低層住居専用地域に位置する大手企業の社宅跡地で、ファサードデザイン監修の今井敦氏とインテリアデザイン監修の西山広朗氏のコラボによるデザイン・プラン・設備仕様レベルが極めて高いマンションだ。このクラスのマンションで比肩するものはない。
物件は、京王井の頭線浜田山駅から徒歩10分、杉並区浜田山4丁目の第一種低層住居専用地域に位置する地下1階、地上3階建て全32戸。専有面積は68.45~81.15㎡、価格は未定だが、坪単価は400万円を下回る模様。竣工予定は平成29年2月中旬。設計・監理は長谷建築設計事務所、デザイン監修はアーキサイトメビウス(今井敦氏)。施工は本間組。
現地は低層住宅が建ち並ぶ住宅街の一角。敷地はほぼ整形で、建物は1フロア8戸。内訳は南向きが4戸、東向きが2戸、西向きが2戸の構成で、南向きと東・西向き住戸の間に吹き抜けを設けることで角住戸比率を75%に上げているのが特徴。外壁は化石の多少が異なる3種のライムストーンをアトランダムに張り巡らせているのが特徴。
住戸プランは中住戸の間口が7750ミリのワイドスパンで、天井高はすべて2.68m。「DAO」「KOA」「LIMBA」の突板建具・家具を、床はイタリア製のタイル、突板フローリングをふんだんに用い、ドアハンドルはコロンボ製。水栓はグローエを採用。ディスポーザ、食洗機も標準装備。
販売を担当する同社・堀川有美子氏は、「杉並区では当社初の物件。モデルルームをオープンして3週目になりますが、来場者の方はみんな、素材などに驚かれ『こんなマンション見たことない』とおっしゃっています」と話している。
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同社のマンションはかなり見学しているが、デザインの美しさ、設備仕様のグレードの高さは、「ディアナコート」シリーズでは間違いなく5指に入る。建物外観のライムストーンと黒のサッシ枠、シャープな縦と横のラインはどこかモンドリアンの絵画をほうふつとさせる。とにかく美しい。今井氏も相当の力が入っているはずだ。
西山建築デザイン事務所・西山広朗氏による住戸デザインがまた素晴らしい。建具・面材に使用したチーク、フォールナットはかなり高価なものだそうで、一分の隙もない端正な雰囲気を醸し出している。
堀川氏は、そんな天然素材について記者の質問に一つひとつ丁寧に答えてくれた。
坪単価は未定だが300万円台の後半に落ち着くはずだ。杉並区だけでなく、この単価レベルのマンションで、この物件をしのぐものはまずない。32戸の規模でディスポーザを装備し、洗面所に天然石とタイルを組み合わせたデザイン壁を使用し、浴室のカウンターにも御影石を採用しているマンションなどそうない。必見のマンションだ。
伊藤忠都市 昭和女子大とコラボ 学生が考案したモデルを「三軒茶屋」の賃貸で公開

「大人の隠れ家」
伊藤忠都市開発は3月3日、昭和女子大学とコラボレーションした新築賃貸マンション「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」で、学生が考案した室内デザインのモデルルーム(3タイプ)を開設したと発表した。
「女性×三軒茶屋」の暮らしを「三軒茶屋」にある昭和女子大学の生活科学部環境デザイン学科3年生が考案したプランを、今年1月に竣工した「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」で具現化。同社とデザインアドバイザーの三井デザインテックが審査して優秀作3点を選定。その室内デザインを実際に採用し、モデルルームとして開設した。
環境デザイン学科の学生の主な就職先は不動産・ハウスメーカーや設計・デザイン事務所で、担当の木村信之教授は「大学では機会を与えにくい実物の部屋での研究・実践の場は稀有であり、学生の成長や今後の進路選択において貴重で有益な経験になった。ぜひ今後もお願いしたい」と評価した。

「旅-かおる-部屋」
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同社のニュースリリースはこの1カ月の間に5本くらい発信されているのではないか。このうち「豊洲」「戸塚」のマンションを見学した。「相模大野」「成城」も機会があったら見学したい。他社もどんどん情報を発信してほしい。
今回の女子大生によるモデルルーム提案も面白い。「旅-かおる-部屋」はいかにも若い女性が好みそうな白が基調の部屋にアンティークな旅行カバンが置かれている。「想い飾る部屋」は居室の3方を棚で飾る大胆な提案。「モノで棚を埋めることで心の隙間も埋めることができる」らしい。
びっくりしたのは「大人の隠れ家」。「大人の隠れ家」は40~50代の男性をイメージさせるが、提案は「一人暮らしの女性が自分だけの時間を大切に過ごせるような落ち着くインテリア」を考えたそうだ。確かに大学生だって立派な大人だ。

「想い飾る部屋」
住友不動産 「シティタワー武蔵小杉」竣工見学会

「シティタワー武蔵小杉」(右隣が「グランツリー武蔵小杉」)
住友不動産は3月2日、先に竣工した「シティタワー武蔵小杉」の竣工記者発表会を行った。分譲開始した2年半前は完成していなかった駅前の「武蔵小杉東急スクエア」「ららテラス武蔵小杉」「グランツリー武蔵小杉」が完成し、街は一変。全800戸のうち約6割が分譲済みで、同社は「順調な売れ行き。今後1年半くらいの間に完売したい」と話している。
物件は、JR横須賀線・湘南新宿ライン、東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩4分の川崎市中原区中丸子に位置する免震の53階建て全800戸。専有面積は55.23~72.35㎡、坪単価は350~400万円。施工は前田建設工業。竣工は平成28年1月。

天井高約8メートルのエントランスラウンジ(列柱のような石張りの柱がとてもきれい)
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見学の目玉は「アウトフレーム工法を採用することで、70㎡の広さでもワイドスパンの『ダイナミックパノラマウインドウ』の機能がある」(同社)というそのプランだ。
写真を見ていただければわかるが、床から50㎝くらいの高さから天井近くまで2.2mくらいのハイサッシになっており、幅は約5m。圧倒的な開放感がある。隣のバルコニー付きの洋室と比較するとそれがよくわかる。
「70㎡でも73~74㎡の機能がある」ことについて、同社担当者は「お客さんの評価が非常に高い」と話した。70㎡の3LDKは、先に記事にした「シティテラス荻窪」でも採用されており、こちらは収納に工夫を凝らしている。

ダイナミックパノラマウインドウ(左)とバルコニー付きの洋室
隣接するUR賃貸と一体となった3ha超の低層 住友不「シティテラス荻窪」

「シティテラス荻窪」完成予想図
住友不動産が4月に分譲する「シティテラス荻窪」を見学した。隣接するURの賃貸と合わせると3haを超える広大な低層住宅地に立地する緑環境が素晴らしいマンションだ。
物件は、JR中央線荻窪駅から徒歩13分、杉並区荻窪三丁目の建蔽率40%、容積率100%の第一種低層住居専用地域に位置する4階建て全8棟構成の225戸。専有面積は66.67~75.14㎡、価格は未定だが坪単価は370~380万円になる模様。竣工予定は平成29年2月中旬~10月中旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。
現地は昭和33年に竣工した旧住宅公団「荻窪団地」の敷地の一角。荻窪団地はUR都市機構によって建て替えられ、その敷地の一部を同社が譲り受けて分譲するもの。
建物は南向きと西向きの8棟構成で、ガラス手すりを多用。住戸プランの多くは6.2mスパンの70㎡の3LDK。二重床・二重天井、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナが標準装備で、キッチン天板は御影石。開口部を広く取り、収納を充実させているのが特徴。
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第一種低層住居専用地域に位置する低層マンション群としては、他に例を見ない規模だ。
平成19年に都市計画決定された「荻窪三丁目地区地区計画」は全体面積が約6.7haにも及ぶ広大な規模で、荻窪団地の建て替え事業に合わせて地区内の道路の整備や避難場所としての機能の確保を図るとともに、良好な住環境を継承し、周辺地域と調和したみどり豊かで良好な低中層市街地の形成を図る」のが目標になっている。
荻窪団地は昭和33年に竣工した住宅公団の団地で、建て替えによって全411戸のUR賃貸「シャレール荻窪」に生まれ変わった。
同社の物件は荻窪団地の東側約半分をURから譲り受けたもので敷地面積は約1.6ha。23区内の第一種低層の敷地規模は、三菱地所レジデンスが数年前に分譲した約1.8haの「ザ・パークハウス上鷺宮」には及ばないが、それに次ぐもの。隣接するURの賃貸と合わせると3ha以上あり、樹齢100年近いと思われる高木も残されているので見事な景観を形成している。
グロス価格を抑えるため住戸面積を70㎡に圧縮しているが、約3.1畳大のキッチンには大きめの食品庫を設け、さらに約0.9畳大の納戸と一体として利用できるようにしているなど、工夫を凝らしている。

現地(右側がUR賃貸)
インテリックス 「リシャール横濱元町」(全23戸)が完売
インテリックスは3月1日、今年1月に分譲開始した自社マンションブランド〝リシャール〟第4弾「リシャール横濱元町」(全23戸)が2月末までに完売したと発表した。
モデルルーム来場者は150組で、購入者の年齢は20代から70代以上、現住所は同物件と同じ横浜市中区が約5割、中区以外の市内が約3割。購入動機は自己居住、家族居住、セカンドハウスなど。
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早期完売するだろうとは思っていた。これからも立地を絞り込み、確実に早期完売する物件を年に1物件くらいのペースで供給してほしい。
元町仲通りの中心地 販売好調 インテリックス「リシャール横濱元町」(2016/2/8)
三井不動産レジなど 横浜市内一等地で58階建て約1,200戸のタワー複合開発

「北仲通北再開発等促進地区 地区計画 A-4地区」イメージ図
三井不動産レジデンシャル、丸紅、森ビルの3社は3月1日、神奈川県庁、合同庁舎などが集積する横浜市の中心街にタワー棟では市内最大規模の地上58階建て約1,200戸のマンションとホテル、店舗などを併設した複合大規模開発「北仲通北再開発等促進地区 地区計画 A-4地区」に着手すると発表した。
敷地内に現存する横浜市指定有形文化財にも指定されている旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用B号倉庫およびC号倉庫(倉庫棟)の保全活用計画変更手続きを経て、倉庫棟の解体に着手し、複合大規模開発を進めていく。
計画地はみなとみらい線馬車道駅に隣接。西側正面には横浜ランドマークタワーが展望できる。敷地面積約13,000㎡、延床面積約168,000㎡、新築着工は2016年10月、竣工は2020年1月の予定。
伊藤忠都市×神奈川中央交通×横浜公社 官民協業の「戸塚」人気必至

「クレヴィア戸塚」完成予想図
伊藤忠都市開発(事業比率80%)と神奈川中央交通(同20%)が共同で分譲する「クレヴィア戸塚」を見学した。戸塚駅前の再開発地内に横浜市住宅供給公社が建設する複合施設建物を両社が譲り受けて分譲するもので、官民協業の良さが十分発揮されているマンションだ。
物件は、JR東海道本線・横須賀線・湘南新宿ライン・横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅から徒歩2分、横浜市戸塚区吉田町に位置する10階建て全90戸(分譲戸数は86戸)。専有面積は25.01~73.48㎡、価格は未定だが坪単価は300万円を突破する模様。竣工予定は2017年2月下旬。事業主は横浜市住宅供給公社。販売代理は伊藤忠ハウジング。設計・監理は工藤建設・奥野設計共同企業体。施工は工藤建設。
現地は、駅前の商業施設などが集積する商業地域立地。徒歩1分の駅前ビル「戸塚モディ」から地下通路でJRとつながっている。
建物は逆梁ハイサッシ、二重床・二重天井、食洗機、ミストサウナ、グローエ水栓などを装備。24時間ゴミ出しも可能。マンションでは珍しい排気と吸気の熱エネルギーを交換することで室内の熱を逃すことなく換気し、省エネ性を高めた「ロスナイ換気システム」も採用。
販売を担当する伊藤忠ハウジング営業第1部課長・細谷肇氏は、「反響は1,000件以上、来場は260~270組。戸建てからの住み替えを考えている高齢者の方や単身・DINKS層まで幅広く集客できている。公社のユニバーサルデザインがふんだんに盛り込まれており、フローリングや建具などは伊藤忠の提案も取り入れられている」と、物件に自らほれ込んでいた。
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横浜市住宅供給公社のマンションは先月「横浜MIDベース タワー」を見学しているが、こちらは規模こそ小さいが、〝さすが公社〟と唸るような設備機器が採用されていた。「ロスナイ換気システム」だ。
通常、マンションには外壁と通じる壁に換気口が設けられているが、このマンションにはそれがない。そのために夏は暑い、冬は冷たい外気が室内に入るこむことがなく、音もシャットダウンできる。どうしてマンションにこれまで採用されてこなかったのか、それとも記者が採用されているものを見逃してきたのか。
「ロスナイ換気システム」は三菱電機製で、同社にこれまでのマンション採用実績などについて問い合わせたが、教えてもらえなかった。
住戸プランは70㎡台が中心だが、北向きでそれぞれ7戸ある25㎡(7戸)、31㎡(7戸)、40㎡(7戸)のタイプも人気を集めるのではないか。設備仕様レベルは民間の普通のマンションをはるかに超える。細かいことだが、三面鏡には曇り止め機能がついていた。
横浜公社と伊藤忠都市開発の組み合わせは、2009年に分譲された「アイ マークス横浜桜木町」もある。他の公社は分譲事業からほとんど撤退してしまったが、横浜公社は異彩を放っている。

キッチンは伊藤忠都市開発の「モット・キッチン」
今度は横浜のど真ん中 人気必至の横浜公社「横浜MIDベース タワー」(2015/1/28)
横浜市住宅供給公社&伊藤忠都市開発 「アイ マークス横浜桜木町」が販売好調(2009/2/19)
三菱地所レジ 生物多様性保全の取り組み加速 累計50物件に

「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」完成予想図
三菱地所レジデンスは2月29日、同社が2015年2月に始動した生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」が50物件に達したと発表した。
物件規模・敷地面積の大小に関らず全ての「ザ・パークハウス」に生物多様性保全に配慮した植栽計画を行うことで、マンション単体と周辺の緑地や街の緑をつなぎ、エリア一帯のエコロジカルネットワークが形成されることを目指す。
また、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会による「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)[集合住宅版]」認証は昨年度に取得した3物件に続き、今年度は「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」「ザ・パークハウス 国分寺緑邸」「ザ・パークハウス宝塚」など5物件と、同社の社宅「世田谷ハウス」で取得した。
「世田谷ハウス」では生物多様性保全拠点とするため「実験庭園」を設置し、様々な取り組みを行っていく。
総合地所 横須賀市で唯一人口が増えている「追浜」で最終街区分譲

「ザ・ヒルトップヴィラ ルネ追浜」完成予想図
総合地所は2月18日、横須賀市追浜の大規模マンション「ルネ追浜」(総戸数420戸)の最終街区「ザ・ヒルトップヴィラ ルネ追浜」(全107戸)を3月中旬に販売開始すると発表した。このマンションと近接する三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス追浜」(総戸数709戸)と合わせ1,129戸にもなる。人口減少が続く横須賀市では唯一追浜エリアだけが人口が増加しており、双方のマンションは地域の人口増・活性化にも貢献している。
物件は、京浜急行線追浜駅から徒歩11分、横須賀市追浜東町1丁目に位置する全420戸の規模。今回分譲される最終街区は7階建て107戸。専有面積は67.88~90.52㎡、予定価格は2,500万円台~4,200万円台、坪単価は143万円。設計・施工は長谷工コーポレーション。
現地は、追浜の海が一望できる高台立地で、26mのスカイエレベータでフラットアプローチを実現。建物は3棟だが、一団地認定を受けているため管理組合は1つで、共用施設などは全住戸で共有する。
モデルルームは90㎡のタイプで、玄関を入ってすぐに多目的に使用できる約5.4畳大のガレージ、リビング・ダイニングと連続して家族のコミュニティを育む約4.7畳大のスタジオを設置しているのが特徴。カラーリングでは建具・面材・キッチンカウンター・外廊下(一部)などに木目調のシート貼を多用している。

全景(右側が今回の分譲街区、他は分譲済み)
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いったい坪単価がいくらになるか注目したのだが、分譲当初の120~130万円よりは上昇しているが、よくぞ143万円でとどまったものだ。土地の取得が古く、施工も最初から決まっていたためこれだけの単価設定ができたようだ。
モデルルームも思い切った提案がされている。90㎡だからできた提案だが、郊外立地で30坪近い郊外マンションが4,000万円台の前半で取得できるというのはいい。金沢八景の駅近マンションは坪200万円を突破する。価格の安さと環境の良さが大きな武器になるはずだ。
それにしても、よくぞここまでたどり着けたものだ。この物件と三菱地所レジのマンションを合わせると1,129戸もある。計画が発表されたとき、記者は完売まで10年くらいかかるのではと思ったが、6年くらいで済みそうだ。
これはすごい。横須賀市はバブルが崩壊してこの20数年間、ずっと人口が減少している。追浜も例外ではなかったはずだ。深刻な状態になっている。人口減に歯止めがかからないエリアで果たして大丈夫かとも危惧した。
人口の推移を見てみよう。市の平成28年2月1日付の人口は約40.3万人。前年同月比約3,300人減少。平成2年のピーク時の約43.3万人から3万人も減少している。一つの小さな市が消える規模だ。
しかし、追浜地区は同社と三菱地所レジデンスのマンションが供給されたことで唯一地区別で人口が増えている。平成28年2月1日現在は約3.1万人で、前年同月比で306人増加。同地区のピーク時の昭和60年は約3.4万人だったので、あと3,000人に迫った。自然減もあるので人口減少に歯止めをかけるのは難しいかもしれないが、そのスピードを鈍らせることはできる。
マンション居住者が地域と一体となって活性化に取り組んでほしい。購入者の30~40%は市内からの転入だろうから、これからは横浜市からどれだけ呼び寄せることができるかが早期完売のカギだろう。来月は「金沢シーサイドタウン」を見学し、活性化の取り組みを取材することにしている。それもレポートしたい。

洗面台とキッチン(右側の鏡が前面に出ているのは二人一緒に使え、化粧がしやすいようにしているため。かみさんが化けるのそばで眺めるのはいい気がしないはずだが…)
植栽計画が見事 三菱地所レジデンス「追浜」全棟が完成(2014/12/10)
東京建物 「Bloomoi(ブルーモワ)」が「理想のリビング空間」公開

アイランドキッチン
東京建物は2月17日、“働く女性がもっと幸せになる住まい”をテーマに約1年間にわたって研究を進めてきた成果「理想のリビング空間」の実物大を新宿・ACTUS新宿店に展示、報道陣に公開した。
同社が平成24年10月に立ち上げた、10名の女性社員からなるプロジェクト「Bloomoi(ブルーモワ)」と、一般公募による女性参加者10名で構成される「Bloomoi Mates(ブルーモワ メイツ)」が共同で研究を進めてきたもの。
「理想のリビング空間」は、作り手の思いこみやライフステージにとらわれず、実現性の高い理想の空間を提案しているのが特徴で、「アランドキッチン」「ブルーモワアライブラリー」「ブルーモワポケット」「壁面収納」など6つの提案が約20畳大の空間に展示されている。
ブルーモワのリーダーである住宅商品管理部商品企画グループ課長代理・野口真利子氏は「夢のようなものでなく、現実的な夢の空間を提案した。トータルでも部分的でもマンションの商品企画に生かしていきたい」と話した。
「理想のリビング空間」は2月19日(金)~2月28日(日)、ACTUS新宿店(新宿区新宿2-19-1 BYGSビル、都営新宿線・丸の内線新宿三丁目駅C-8出口徒歩1分)2階特設スペースで展示される。

ブルーモワポケット

ブルーモワライブラリー

壁面収納
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ブルーモワは発足当初から注目し期待もしている。リーダーの野口氏には発足時に取材しており、その後、マンションの販売事務所でもお会いしている。スタッフの一人、住宅営業戦略部マーケティンググループ課長代理・田所照代氏には10年くらい前インタビューし、じっくり話を聞いている。二人ともしっかりしたビジョンを持っておられた。彼女たちが東建を背負っていくのだろうと確信した。
ブルーモワが存在感を示したのは「Brillia日本橋三越前」だ。男性が企画したら絶対思いつかないような意表をつく提案が随所に盛り込まれていたのに驚嘆した。不特定多数のお客さんに販売するのにはやりすぎではないかと不安も覚えたが、ものの見事に早期完売した。
そして今回だ。一つひとつは書かないが、カウンタースペースも含め3m×1.2mのアイランドキッチンがいい。来客時には隠せる開き戸付きの「ブルーモワライブラリー」、いつも使うものを収める「ブルーモワポケット」も〝あったらいいな〟と思わせるものだし、お洒落な「壁面収納」はみんなを納得させるものだろう。
説明会で配布された資料の中には、ブルーモワが企画したアイデアが20点近くA4の紙にびっしり掲載されていた。なるほどというものばかりだ。

ブルーモワのメンバー(2人は産休中とか)

ブルーモワ メイツのメンバー
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これはすべてのデベロッパー社長に対してもだが、同社の佐久間一氏にはお願いがある。佐久間氏が社長に就任した頃だから4年前だ。「女性登用」について質問したことがある。佐久間社長は「中間管理職次第だろう」と応えた。
正直に言えば、数的に圧倒的優位にある男性の側から女性登用を進言する勇気ある幹部がいるのだろうかと思った。ダイバーシティを積極的に推し進め、業績でも結果を残している企業はほとんど例外なくトップの決断によるものだ。
人材の育成、女性登用は首相の解散権行使と一緒だ。トップの専権事項だ。佐久間社長にはぜひとも「女性活躍」を推進していただきたい。ブルーモワは女性の力をまざまざと内外に示して見せた。同社には綺羅星のごとく輝く女性がいるに違いない。同社こそ「女性活躍」のトップランナーにふさわしい。

双方によるミーティング
“プラウド”に挑戦状 ほぼ同じ単価で「Brillia日本橋三越前」(2015/2/27)

