岡崎監督(京王プラザホテルで)
最初に断っておく。記者は明後日行われる第36回RBA野球大会水曜ブロック1・2位決定戦のミサワホーム東京-三井不動産リアルティ戦は互角と見ている。どちらの味方でも敵でもない。ニュートラルの立場だ。丁か半か、右か左か、白と黒か、どちらに転ぶかやってみないとわからない。
この日(7月9日)、昨日の日曜ブロックの結果の記事を書いていたとき、ミサワホーム東京の岡崎監督(ミサワホーム新築請負事業本部 首都圏営業本部 東京支社 多摩支店長)から携帯に連絡が入った。恒例の「ミサワホームMBPフォーラム」をこの日、京王プラザホテルで開催するのでどうぞということだった。ひょっとしたら小生がファンの北斗(高橋)に会えるかもしれないと考え、取材することにした。
会場の京王プラザホテルに着いたのは16時過ぎ。500~600人が参加したようだ。岡崎監督が取り仕切っており、その動員力・人脈がすごいではないか。岡崎監督は次々と野球部メンバーを紹介してくれた。以下は、そのインタビュー内容。
1人目。名刺には同社「首都圏営業本部東京支社多摩支店多摩営業二部八王子営業課 村松利暉」とあった。福島県立福島高校-中央大学卒の23歳。6年前、県大会ベスト8に進出した当時の福島高校野球部メンバーだ。大学では野球はやっていないとのことだった。身長175cm。
村松(左はマネージャーの塩見さん)
2人目は、前試合で「2イニングを完璧に抑えた」同社「首都圏営業本部東京支社東京北支店東京北営業三部江戸川営業課 西島晃世」。帝京大野球部出身の23歳、身長190cm、体重85キロの右サイドスロー投手。「得意球はスライダーではなく、動くストレート。軟式にまだ十分慣れていないが、先輩の鎌形さんには負けたくない」とライバル意識をむき出しにした。
3人目は、エースの座を確保した2年目の同社「首都圏営業本部東京支社東京西支店市場開発部市場開発一課 鎌形大智」。東洋大硬式野球部出身の24歳。左のスリークォーター投手。「得意玉は146キロのストレート」のようだが、緩急を使い分ける技巧派ではないか。打力もあり、前試合では本塁打を放っている。二人は鎌形⇒西島の継投をにおわせた。
鎌形(左)と西島
4人目は、同社「新築事業本部首都圏営業本部東京支社東京西支店東京西営業一部練馬営業課 大石雄大」。東北福祉大硬式野球部出身の23歳。身長は167cmだが、50m6.3秒の俊足が売りで、中堅手。前試合は3打数3安打の猛打賞。「鎌形? 西島? 多分、打てる」とメラメラと対抗心を燃やした。
大石
この他にも、「流し打ちが得意」の松岡誠也氏(32)などとも名刺交換したのだが、書き出したら止まらないので、このあたりでやめる。
松岡
肝心の北斗は「優秀社員表彰」のハワイ旅行とかで会えずじまい。懇親会の参加も認められたので、ワインを10杯くらい飲み、何人かの方と歓談したのだが、最後にお会いした二人は、すごい経歴の持ち主だった。
一人は、2013年春、浦和学院が全国優勝したときの捕手だったランドネット第1営業部営業2課・西川元気氏(28)。西川氏は東海大に進み、ホンダ鈴鹿の社会人野球選手として活躍。当然だが、西川氏はみずほ不動産販売の主砲・木暮をよく知っていた。
もう一人は、2011年に優勝した日大三高の1塁手で、法大からやはりホンダ鈴鹿の社会人野球選手として活躍したソニー生命保険東京中央ライフプランナーセンター第9支社第2営業所・金子凌也氏(30)だ。
西川氏(左)と金子氏
ホンダ鈴鹿は、わが故郷・三重の強豪。最近は全国大会でなかなか勝てない。二人に聞いた。「ミサワホームも含めRBA野球参加チームからトレードの誘いがあたら転職するか」と。二人は笑うだけで応えなかった。
みずほ不販4連覇木暮は満塁・決勝弾含む6-3-3-6 丸山も好継投三井住友が準V
さて、ここまで書いてきて、明後日の試合はどうなるか。安西監督もこの記事を読むはずだ。鎌形も西島も経歴・情報は入手済みのはずだし、岡崎監督が記者に取材を誘ったのは、安西監督への間接的な牽制球だ。二人はRBAのキツネかタヌキだ。どっちが勝つのか俄然面白くなってきた。記者の〝どっちも勝って〟予想では「好勝負」と書いた。ミサワはハワイ旅行の北斗のアナをだれが埋めるのか。鎌形も西島も意欲を示した。
懇親会のテーブル(これまたものすごい量の料理が提供された)
第36回RBA野球大会水曜B予選3回戦記者の〝どっちも勝って〟予想
ミサワ岡崎監督得意技さく裂札幌ドームビール売り経験者〝今日からマネージャー〟(2022/5/23)
〝阿部よ、俺の本職は水球だぞ〟石川
HATARABA9-3大成有楽不動産
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
HATARABA | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 | 9 | ||
大成有楽不動産 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
〝三春、負けたのはお前のせいだ〟阿部
今年4月、社名をオフィスバンクから現社名に変更したHATARABAが着々と加点し快勝。大成有楽不動産はエース伝法谷に続き、チームの核・三春も子育てとかで欠場し、完敗。
HATARABAは初回、先頭の丹羽か右翼前安打を放ち、続く平安は敵失で2、3塁の好機をつくると、3番島袋の犠飛と4番山本の左翼前安打で2点先制。3回には山本の本塁打、4回は8番石川の本塁打でそれぞれ加点。7回はダメ押しの4点を追加して試合を決めた。
先発の畠山は2回を投げ1失点、3回以降は山本が投げ2失点。
大成有楽不動産はいいところがなかった。2回、2つ四球と9番阿部の内野安打で満塁とし、1番浦上の犠飛で1点を返したが、その後は凡退。最終回に2点を返したが、時すでに遅し。
○島袋監督 業績? いいですよ
○丹羽(26) 東海大熊本キャンパスの寮生活をしていた夜中、震災にあった。寮は全壊したが、助かったので今がある。社名が変わってームードがよくなった
○石川(24) びわこ成蹊スポーツ大学の水球部出身。日本代表に選ばれたこともあります。野球は初めて(4回か、ランニングホームランを放った模様)
○平安捕手(29) 沖縄尚学出身
○山本(23) 札幌日大出身。3回から投げた
●阿部 三春? 子育て。いつになったら子ども連れで出場できるか? あと2年(そのころは選手生命が絶たれているのではないか)
丹羽
平安
左から吉国、中口、松山
ポラスグループ2-14旭化成リフォーム
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラスグルーブ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
旭化成リフォーム | 9 | 3 | 2 | 0 | X | 14 |
(コールド)
〝張りぼてじゃないぞ〟折笠
旭化成リフォームが5回コールド勝ち。初回に相手の拙守につけ込み10者連続出塁、9者連続得点(大会記録は27打者連続得点)の猛攻。ポラスグループは〝不惑〟越えのエース折笠(41)が日傘、雨傘、番傘、置き傘、蝙蝠傘、古傘、蛇の目傘、相合傘、傘寿…破れかぶれ傘。それでも「心は折れていないぞ」と強弁した。
旭化成リフォームは初回、先頭の松山が中堅越え2塁打(よく見えなかったが失策とも取れた)を放つと、もう止まらない。2番木下、6番水島、8番吉国、9番前川、さらに松山の6つの長短打に3つの敵失、3戸の四死球など打者14人を送る猛攻で一挙9点を奪取して試合を決めた。松山は3安打猛打賞。
投手は森-風間とつないで2失点リレー。
ポラスグループは惨敗。初回の9失点はほとんど防げた失点。折笠がかわいそうだった。
打線は、相手先発の森から2回まで6つの四死球を選び、5番柿崎の押し出し点、8番池田、9番折笠の安打などで2点を返した。主な選手の年齢は、4番成田の55歳を筆頭に、54歳の太田と川守田、46歳の池田、44歳の中川、41歳の折笠の6人が〝不惑〟〝知命〟越え。20代は23歳の5番柿崎、25歳の6番山下、30代は39歳の2番湯井、33歳の7番古村のみ。平均年齢は41.4歳。
●折笠 心は折れていないぞ。体系は10年前とそれほど変わらない(そんなことはない。当時より成長しており、もう相撲取りに近い)
雨天ノーゲーム 清水・茂野、ポラス・折笠が感動のベースランニング(2014/6/22)
森(左)と風間
〝こらっ、三春、伝法谷、俺は主砲を務め、3人の子どもの世話だってしてるぞ〟旭化成リフォーム佐久間
太田(左)折笠
〝ふがいない試合をして申し訳ない〟〝いえいえ、打ちすぎてもうヘロヘロです〟ポラス成田監督(左)と土屋監督代行
〝俺が清水のエースだ〟田村(火に油ではなかったのか)
三井不動産レジデンシャルリース6-16清水建設
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャルリース | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 | ||||
清水建設 | 1 | 5 | 7 | 3 | x | 16 |
(コールド)
渡辺
清水建設が毎回得点の大量16点でコールド勝ち。三井不動産レジデンシャルリースは第30回大会の優勝投手・渡辺が味方の失策に足を引っ張られ、乱打を浴び、試合後、「引退」を表明した。
清水は初回、2死から敵失で出塁、二進した上原を4番小寺が左中間二塁打を放ち1点返すと、2回は3つの敵失と3つの四死球を絡め、安打は上原の2塁打のみで一挙5点(自責はゼロ)を挙げた。3回も2死から1番中野の2ランなどで大量7点、4回は小寺の2点打などでさらに3点追加した。小寺は4打点の活躍。
先発の平方は1回3分の1投げ、7つの四死球を与えるなど、初戦の三井不動産レジデンシャル戦で先発した吉田(1回3分のゼロで5四死球)を上回る大乱調で降板。代わって投げた吉田か田村が火消し。
三井レジリースは初回、制球が定まらない相手先発の平方投手から5つの四球と7番大西の2点2塁打などで3点先制、2回にも2つの四球と5番杉浦の2塁打で1点追加したが、その裏5失点するなど、頼みの渡辺が痛打された。5回に7番大西が2ランを放ったが、焼け石に水。
第30回大会日曜ブロックの優勝投手・渡辺が登板したが、味方の拙守(6失策)に足を引っ張られ4回投げ16失点(自責点は5)。トータルで27打者と対決した。
●渡辺 地元の「東市松山ホークス」に所属し、投げている。先週も9回投げた。全国大会にも出場し、ベスト4の試合で負けた。RBAは今年で引退する(ネットで検索したら、「東市松山ホークス」は、主に東松山市出身の選手で構成される軟式野球チームで、今年5月に開催された日本軟式野球大会(2部)に埼玉県代表として創部初の全国大会に出場、ベスト4まで進出した)
〝どこに届くか、俺の知ったこっちゃない。球に聞いてくれ〟平方
〝これは誰だ、中野か〟だとすれば三郷の最大の危険人物
◇ ◆ ◇
渡辺がマウンドに立ったのに記者は驚いた。昨年は出場していなかったので、第30回大会以来6年ぶりに投げるのを見た。30歳になったのか。まるで別人だった。あの時より球威は落ち、球は真ん中に集まった。初回の小寺に投げたスライダーは外からど真ん中に入った。小寺が見逃すはずはない。痛烈なライナーとなって走者を迎え入れた。
2回も、味方の失策から失点を重ねた。渡辺がかわいそうで、それ以降の試合は見ていない。松苗監督、渡辺が翻意し、来年も投げると決断するようチームを立て直していただきたい。決勝トーナメントは三井グループの敗退チームから何人でも補強できる。大坪、楠田を入れたら頑張るのではないか。
渡辺
第30回RBA野球大会日曜ブロック三井レジリース初優勝渡辺が投打に活躍(2019/4/28)
-THEグローバル社堀内(左)と野沢
THEグローバル社4-3三菱地所リアルエステートサービス
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
THEグローバル社 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | ||
三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
伊藤
THEグローバル社が接戦を制した。堀内-野沢の継投が決まり、梅庭が決勝打を放った。前試合で3発を放った丸山は欠場。三菱地所リアルエステートサービスは〝戦略的敗戦〟(橋本)。エース柴田は欠場。
グローバルは2回、この回先頭の5番六尾が2塁打を放ち、進塁打で三進したあと、8番中島の内野ゴロで1点。3回には、この回先頭の1番永嶋が安打し、盗塁を決めたあと、4番野沢の内野安打で1点追加。逆転された5回には、この回先頭の3番堀内の左翼越え三塁打を、続く堀内が犠飛を放ち同点。7回は、四球で出塁していた8番代打佐々を梅庭が適時打を放ち再びリードを奪い、逃げ切った。
先発の堀内は、緩急をつかった投球が冴え4回をノーヒット・ノーランに抑え、5回から登板した野沢は味方の失策などにより3失点(自責は1)したが、その後は抑えた。
三菱地所リアルは5回、この回先頭の5番伊藤がチーム初安打を放ち、続く落合の野選と敵失によりそれぞれ三進、二進したあと、敵失と7番嶋根の適時打で同点、さらに敵失で嶋根も生還して逆転。その後、好機をつくったが攻めあぐねた。
初先発の伊藤は5回2失点。6回から登板したプーチン寺田が2失点。
堀内
野沢
○佐々監督 日曜ブロックはいつもここなの? (そう三郷)日射を遮るものがないのでつらい。全体的にチームのレベルは水曜のほうが高い。キャッチャーが俺でなくてよかった。今日は朝8時からの試合をこなしてきた
○堀内(26) 高校は無名校です(ストレートはそれほど速くないが、緩い変化球を巧みに使った)
○野沢(27) 私も高校は無名です(どちらかといえば力で押すタイプ)
●〝片玉〟橋本 今日は選手が揃わず。戦略的敗戦
●伊藤 東海大相模-桐蔭横浜です。スライダーはMAX148キロ。パーム、シンカー、ナックルなんでも投げる。軟式になれない部分もある
〝プーチン〟寺田
嶋根(背番号31)が還り地所リアルが逆転した場面
〝ここは暑いよ、さっさと帰ろ〟グローバルナイン
佐々監督
坂根
鹿島建設5-2青山メインランド
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
鹿島建設 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | ||
青山メインランド | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
金子
鹿島建設が快勝。古和新監督体制に弾みをつけた。4番坂根が本塁打を含む3打点の活躍。光太は6回を2失点に抑えた。青山メインランドは金子が誤算。
鹿島ぱ初回、1死から仲田が四球を選び、3番堀の右中間安打て1、3塁の好機をつくり、4番坂根の左翼越え2塁打で1点、さらに5番高木の犠飛でこの回2点。同点の3回は、安打を放った仲田を1塁に置いた2死後、坂根が右翼越え2ランを放ち再びリードを奪い、4回はこの回先頭の6番堀田が左翼前安打を放ち2盗した2死後、9番野間の左中間2塁打で1点加点。
先発の光太は6回を投げ2安打2失点に抑え、7回は堀田が1四球を与えたが無難に抑えた。
青山メインは完敗。2回、この回先頭の4番南谷が左翼越え3塁打、続く小林が左翼越え本塁打を放って同点に追いついたが、得点はこの2点どまり。その後は無安打に抑えられた。
これまで2試合好投していた金子は5失点。
○古和監督 前監督・福本に代わってわたしが監督に就任した。若手が頑張った。堀田は決勝トーナメントを見据え調整。ほかにも投げられる投手は2人いる。遠藤も(名古屋勤務から)戻ってきたので1イニングは行ける。これまで2年間は準決勝で悔しい負けをしているので、今年はなんとか決勝に進みたい
○堀田 ヒットと盗塁見ていなかったの? (4回、貴重な追加点となる安打を放った。5回はスライダーに三振。7回に登板したが制球を欠いた。声も大きいが、現状では大谷クラスにはほど遠いのでは…)
●山梨監督 決勝に勝ち進めば東京ドーム? それじゃそのための練習をする(先週の不動産健保大会で)
●小林 うちのエースは門間。欠点は練習をしないこと(同)
●門間 練習? しない(同)
本塁打を放った坂根
光太
古和監督
堀田
小林
〝七夕や 旦那子連れ 留守がいい〟旭化成リフォーム佐久間 試合後のクラブハウスで(えらい!子ども3人を連れてきて、子守りを同僚に任せ4番で出場。毎朝、食事を作り幼稚園に送っているとか。タイガースファンの奥さんは羽を伸ばしているのか…ただ、お子さんはコーラ好きとか…これは改善したほうがいいのでは)
第36回RBA野球大会日曜ブロックは7月7日、予選トーナメント3回戦が三郷・サンケイグラウンドで6試合が行われ、1・2回戦で青山メインランドに快勝した鹿島建設、三井不動産レジデンシャルリースにコールド勝ちした清水建設、三菱地所リアルエステートサービスを接戦で制したTHEグローバル社がそれぞれシード権を獲得、敗れた3チームは2位が確定。3位決定戦は、大成有楽不動産に圧勝したHATARABA、ポラスグループをコールドで下した旭化成リフォーム、東京建物に快勝した野村不動産が3位を確定。決勝トーナメント進出を決めた。敗れた3チームは予選敗退が゛決定した。
【1・2位決定戦】
鹿島建設5-2青山メインランド
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
鹿島建設 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | ||
青山メインランド | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
三井不動産レジデンシャルリース6-16清水建設
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャルリース | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 | ||||
清水建設 | 1 | 5 | 7 | 3 | x | 16 |
(コールド)
THEグローバル社4-3三菱地所リアルエステートサービス
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
THEグローバル社 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | ||
三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
【3位決定戦】
野村不動産6-2東京建物
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産 | 0 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | |||
東京建物 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
HATARABA9-3大成有楽不動産
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
HATARABA | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 | 9 | ||
大成有楽不動産 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
ポラスグループ2-14旭化成リフォーム
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラスグルーブ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
旭化成リフォーム | 9 | 3 | 2 | 0 | X | 14 |
(コールド)
7月10日(水)行われる第36回RBA野球大会予選トーナメント組み合わせが決まった。例によって、記者の〝どっちも勝って〟予想。
【1・2位決定戦】
ミサワホーム東京-三井不動産リアルティ
好勝負。三井不動産リアルティは安西監督が抽選会で弱音を吐いたので無印にしたが、昨年より間違いなく戦力アップしている。日大硬式出身の新人・佐橋は好投手だ。ストレートは速く、変化球の切れもいい。真っ向勝負を挑む心意気がいい。打線は上下むらなく打つ。四死球が多いのは悪球に手を出さず、繋ぐ野球徹しているからだ。本塁打は原(2本)、大内、佐橋、竹野が放っている。
ミサワ東京は、前試合で北斗(高橋)が目の覚めるような本塁打を放った。完全に復活した。佐橋との対決は見ものだ。投手は左腕・鎌形が先発するはずだ。それほどみていないのだが、佐橋とは対照的に緩急で抑えるタイプではないか。二番手、三番手の投手もいそうだ。リアルティ打線を抑えるのは容易でないと見た。
みずほ不動産販売-旭化成ホームズ
旭化成ホームズが優勢。2年目の右の松田、左の益川の2枚は失点もしており、不安がないわけではないが、抑えに今野が控えている。ストレートはさすがに衰えてきたのか、勝負球には使わない。その代わり変化球は30~40度くらい落ちて曲がる。まず打たれない。打線は北寒寺が4番に座っているように、衰えはない。
みずほ不動産販売は誰が投げるのか。エース丸山はどこと戦っても最少失点に抑える力があるが、丸山も他の投手も失点は覚悟しなければならない。打線の援護が必要だ。カギを握るのは木暮だ。松田、益川クラスなら間違いなく打つ。しかし、今野は打てないと見た。1打席でいいから、今野と木暮の対決を見たい。
野村不動産ソリューションズ-大和ハウス工業
互角と見た。前試合で完封した野村の横倉は見ていないので何とも言えないが、岡野は生田に3ランを浴びたように、コントロールミスが命取りになりかねない。打線は若返っているが、全盛時のような破壊力はないと見た。
大和ハウス工業は、完全に〝出ると負け〟状態から脱した。前試合の各打者は鋭い当たりを連発した。安打は10本くらい放ったのではないか。投手もトミー(冨永)以外にも投げられる投手がいそうだ。
リストグループ-住友不動産販売
リストグループはこの日ハワイ社員旅行。雨天などで中止にならない限り不戦敗となりそう。住友販売は1勝で1位がほぼ確定。
【3位決定戦】
オークラヤ住宅-三井不動産リアルティ千葉
オークラヤ住宅がやや優勢。エース加藤はミサワ東京戦で先発して3失点したが、最初から3位決定戦に照準を合わせてきたような気がする。ここぞというときは無類の力を発揮する。
三井不動産リアルティ千葉は、〝人間機関車〟篠原投手の出来次第。前試合はコントロールが悪すぎだ。オークラヤ打線を手玉に取るシーンも想定したい。打線は篠原を援護できるか。振り回すようでは加藤を攻略できない。コツコツとセンター返しに徹し、加藤をくさらせたい。
ポラスグループ-伊藤忠ハウジング
伊藤忠ハウジングがやや優勢。前試合で佐久間は使えないことが分かった。この1年間、何をしてきたのだろう。間違いなくRBAを代表する投手になれると思っていたのに…。投げるのは斉藤か。打線は大倉が復帰したのは好材料。
ポラスは投手がいない。岩瀬は中1週では3回も持たないだろう。打線は上津原が絶好調、若手の渡部、中谷らに期待がかかる。
東京セキスイハイム-三井住友トラスト不動産
三井住友トラスト不動産が優勢。前試合は吉田投手が痛打を浴びたが、調整してくるはず。打線は前試合で6得点したように悪くないとみた。
東京セキスイハイムは前試合で大敗。昨年の投手は活きがよかった。1年で腐る雑魚とは思えないのだが…。打線は散発の2安打とか。
東急リバブル-ナミキ
ナミキは、この日行われる不動産健保大会に全力を注ぐようで、不戦敗がほぼ確定。下手投げの西投手が強打のリバブル打線をどこまで抑えるか見たかったのだが…。
大宮健保グラウンドで7月3日行われた水曜ブロック予選トーナメント2回戦で、信じられない審判の判定が2つ下された。
一つは、大和ハウス-三井住友トラスト不動産の試合で、大和ハウスの攻撃の場面。確か満塁だった。三井住友ストの投手の投げたボールは暴投となり、バックネットと大和ハウスのベンチの間の線上を超えて外に出た。走者はボールデッドと判断したのだろう。悠然とホームベースを踏んだ。ベンチの選手はその球を拾った。
これが問題となった。主審はタイムをかけ、「ボールが線外に出た場合、ボールデッドになると説明はしていない」とし、線外に出たボールを拾った大和ハウスの行為は守備妨害に当たるとし、3塁走者にアウトを宣告した。
これには記者も仰天した。公式野球規則もそうだし、RBA野球のルールでは、打球、または送球がバックネットと1塁側ベンチ、3塁側ベンチを結ぶ線上を超えた場合、ボールデッドが宣告される。投球に打者が触れずに線外に出たときは走者には一つ進塁が許される。そのボールが四球の場合、または振り逃げ三振の場合は1塁進塁のみが許される。
線外に出たボールがインプレ―となったら、走者はみんな進塁を試みることができるし、打者走者も四球ホームイン、振り逃げホームインも可能だ。拡大解釈すれば、ベンチに飛び込んだボールをキャッチしても守備妨害となる可能性があるということだ。
◇ ◆ ◇
もう一つは、記事でも少し紹介したが、ナミキ-住友不動産販売の試合だ。ナミキの攻撃、無死満塁から打者の飛球は浅いレフトフライになり、左翼手はダイビングキャッチを試みた。簡単に取れそうな打球ではあったが、左翼手はボールをミットに収めたものの前にこぼした。誰が見ても捕球できなかったと判断したはずだ。(失策か安打かの記録は微妙だが、記者は安打にする)
ここで事件が起きた。主審か線審かが、この打球を左翼手が捕球したとし、打者にアウトを宣告したのだ。3塁走者は一度帰塁してホームインしたので1点は認められたが、2塁走者は帰塁すべきかそのまま進塁すべきか判断がつかなかったのだろう。行ったり来たりする間に2-3塁間に挟まれタッチアウト。
ナミキベンチはすぐ抗議した。主審と線審が協議し、主審は外野飛球を明日都と宣告したのは「誤審」であると認め、打者走者を1塁に、1塁走者を2塁に進塁させて1し1、2塁として試合を再開した。
審判も人間だ。ミスは冒す。野球の面白いのは、審判にすべての権限が委ねられていることで、とにかく神の存在を認めるか認めないかの問題を棚上げして、とにかく神聖にして侵さざる存在として敬意を払っている。野球規則には「誤審」なる文言などないはずだ。プロ野球でも試合後、「誤審」を認めたケースはあるが、記録が訂正されたことはないはずだ。
ところが、今回は主審が「誤審」を認めた。普通はその誤審は〝正当な判断〟として、打者はアウト、2-3塁間で挟殺された走者もアウト、つまり、2死1塁か2塁で再開すべきだった(無死満塁もありうるのか)。打者の1塁進塁を認めたのは二重の誤審だと思うが、皆さんはいかがか。幸い、大和ハウスもナミキもみんな紳士、しつこく抗議する人は誰もいなかった。
野球規則では、抗議ができるのは審判が、憲法ともいえる野球規則の運用の誤りを犯している場合のみで、選手はもちろん監督、コーチもストライク、ボール、アウト、セーフ、フェア、ファウルボールの判定について、いかなる抗議も申し立てることはできないとしており、審判員に対し再度抗議、異議を申し立てたときは退場を勧告することができるとしている。
※この記事に対する訂正記事は下記の通り。
二回、3ランを放った嶋田を迎える野村ベンチ
野村不動産ソリューションズ8-0東京セキスイハイム
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産ソリューションズ | 1 | 6 | 0 | 1 | 0 | 8 | ||||
東京セキスイハイム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(コールド)
野村不動産ソリューションズが東京セキスイハイム不動産をコールドで下し決勝T進出を決めた。前の試合で2番手登板した横倉が先発して完封勝ち。セキスイハイムは散発の2安打のみ、完敗。
野村は初回、2番長妻のソロ本塁打で先制。二回には無死二・三塁から敵失で1点を加え、続く9番嶋田が3ランを放った。その後も敵失や指名打者細川の三塁打などで着々と加点し、圧勝した。
東京セキスイハイム不動産は三回無死、7番鴨下が「元4番!」の声援に動じずチーム初安打となる二塁打を放ったが、後続三者が凡退。チームは四回無死での二塁打も生かせず、この試合、散発2安打にとどまった。投手は門前―合田―深沢で、最終回を投げた深沢は三者凡退に抑えた。
○小林監督 投手が完封。良く投げた。打線も初回から打ち、投打がっちり、いい感じで盛り上がった。良かった
○横倉 1年目で、先輩たちに助けられています。学生時代は投手と外野手をしていました。今日の投球は波があり、四回はばててスタミナ不足。次はもっとしっかりした完投にしたい
○長妻 初回からチームに勢いをつけようと思って打って、本塁打。思いが届いた打球になった。決勝Tもしっかり、ドームを目指して頑張っていきます
●鴨下 調子が伴わず4番から7番に下がっていた。打てて良かった。チームは人数が増えてきていて、ベテランと若手が一体となって頑張っています。次戦、全員野球で勝っていきたい
●深沢 相手のバッティングが鋭くて、いいバッターが続く中、最少失点でしのごうと、集中を切らさずに投げました。登板予定ではなかったが、また機会があればしっかり抑えたい
横倉
長妻
鴨下
深沢
野村不動産ソリューションズナイン
北斗を迎えるミサワ東京ベンチ
ミサワホーム東京6-0オークラヤ住宅
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 6 | ||
オークラヤ住宅 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オークラヤ住宅の二番手は宮本か
シーソーゲームだろうと思ってグラウンドに着いたら、「北斗!ファンが来たぞ」とミサワホーム東京の岡崎監督が叫んだ。左打席には北斗(高橋)が立っていた。記者はカメラを構えた。そのとたん、快音を発して打球は右翼手の素性遥かに飛んだ。いつか見た光景だった。
過去の記事で確認した。2014年7月20日付の記事には「新人の酒田南-東洋大軟式の高橋、明大中野-明大硬式の米山、日大鶴ケ丘-日大サークルの谷屋が大活躍。3番を任された高橋は積水ハウス京葉の生田の速球をものの見事にはじき返した。一打にして自信を喪失した生田はその後勝負を避けた。高橋はオープンハウスの川崎からも2打席連続四球を選んだ。打力は桁違い」とある。
この日の打球は、元祖〝二刀流〟生田から放った安打と同じだった。北斗はその後、仕事が忙しいのか、RBAの代表選手になることをあきらめたのか、精彩を欠いた時期もあったが、この日の当たりは間違いなく復活弾だ。
試合はほとんど見られなかったが、ミサワが快勝した。先発の鎌形のほか何人か継投したようだ。オークラヤ住宅の好投手加藤は「まあまあ、次戦に備えて調整する」と、全然意に介していないようだった。
○北斗 久々…
●加藤 調子? ますまず。次に備える(試合途中。相手は三井不動産リアルティ千葉に決まった)
北斗
へたり込む北斗
ミサワ東京 鎌形
オークラヤ住宅〝素人〟赤木(四球を選んだ)
野添を迎える大和ハウスナイン
大和ハウス工業10-6三井住友トラスト不動産
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
大和ハウス工業 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 4 | 10 | |||
三井住友トラスト不動産 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 6 |
(タイブレーク)
〝こんなはずじゃ〟吉田
大和ハウス工業が信じられないような主審の判定にもめげず(別稿で詳報)、タイブレークの末、三井住友トラスト不動産を下し、1・2位決定戦に勝ち進み、久々に決勝トーナメント進出を果たした。メンバー表にはトミー(冨永)先発と書かれていたが、3失点したのか。打線は凄い当たりを連発した。三井住友トラスト吉田が痛打されたのは信じられない。よほど調子が悪かったのか。前日のパーティーで飲みすぎたか。
○大原監督 若手中心、次週も勝って全勝で決勝Tへつなげたい。初回何とか相手の四球というラッキーもあり先制したが、裏で四球が続き3点取られた。そこからすぐに打線が頑張り三回に逆転。四回に追い付かれてタイブレークへ。タイブレークでまず1点を挙げたのが菊野のヒットです。そして3番野添のライトオーバーで加点しました。昨年まではゲッツーのなかなかとれないチームだったのが、今年は若いチームになり、守備もしっかり。3番4番5番、主軸を若手が務めています。投手は寺本やクローザーの星がいます。次も勝って、3勝で気持ち良く決勝Tに行きたい。気を抜かずに頑張ります
○トミー(冨永) うちの打線はストレートにめっぽう強い
○菊野 タイブレークで左前打、勝ち越しの一打になった。追い込まれて、どんな球でも対応するしかない場面で、打って抜けてくれた。来週もしっかり、勝ちに行きたい
●近松監督 昨日が会社行事のパーティーで今日はメンバーが遅刻したり来られなかったり。そして大和ハウスさんが良くて。次はメンバー揃えてしっかり決勝Tを目指します
ものすごい打球を飛ばした大和ハウス土屋
野添
大和ハウス 左から菊野、平子、石川、寺本
三井住友トラスト不動産
ホームインしナインに迎えられる秋山(1)・吉田(24)・村上(60)
旭化成ホームズ18-3伊藤忠ハウジング
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 5 | 11 | 2 | 18 | ||||||
伊藤忠ハウジング | 3 | 0 | 0 | 3 |
(時間切れ)
適時打を放った神原
旭化成ホームズが3回まで18点を挙げ大勝。村上が満塁弾。益川-松田の継投も決まった。仕事で忙しい佐藤監督に代わって初采配を揮った平山監督代行は呵々大笑したのか。伊藤忠ハウジング佐久間は2イニングで107球投げたが、RBAギネスには全然及ばなかった。
旭化成ホームズは初回、連続四球に足を絡めて無死二・三塁とし、敵失で1点先制。8番川村の中安打などで加点し、この回5点を先取した。その裏、3点返されるも二回無死、三者連続四球を得て満塁とすると5番吉田の右安打で1点、なお満塁で6番村上が本塁打を放って走者一掃の4点、さらに9番三浦の右安打などで加点し伊藤忠を突き放した。
投げては法大野球部出身で、ケンコーポに入社して活躍している杉下とは同期の左腕・益川―松田の継投も決まった。今野の出番はなかった。
伊藤忠ハウジングは初回、1番大倉が内野安打と敵失で無死二塁とし、続く上野の四球などで一・三塁とした一死後、4番神原の適時打と5番福澤の2点三塁打で2点差に詰め寄った。三回にも神原が三塁打を放ったが、後続を断たれた。投手は佐久間―福澤。聖光学院-共栄大卒の佐久間は2イニング投げ107球(RBA記録は27打者連続得点の記録があるので、1人5球として135球。佐久間は大会記録にほど遠い。花粉症は癒えていないのではないか)。
初回、橋本が先制のホームを踏む
吉田(24)生還で旭化成4点目
初回、大倉生還し伊藤忠1点返す
初回、5番福澤の2点三塁打で上野生還し神原が続く
初回、神原(90)を迎えるベンチ
〝こんなはずじゃ…〟2イニング107球の佐久間
○益川 3点取られてしまった。ストライクが入ったのは良かったが、高めになってしまったのが次への修正点
●杉山監督 実力負け。勝てるチームにします。今日は「凌いで打ち勝つ」うちの野球ができなかった。来週は先発斉藤、必勝態勢。頑張ります
●福澤主将 107球…。打つところまでは良かったが
●斉藤 来週対戦するポラスさんには、去年秋の(RBA)親善大会の決勝で勝っている。また完封します
●川岸 来年はピッチャーとキャッチャーを採用したい
「チャンスの方が楽しめる」満塁弾を放った旭化成ホームズ新人・村上
満塁弾を放った村上
村上
伊藤忠を一気に引き離したのは、前の試合でも逆転の二塁打を放っている1年目の村上。二回の満塁の場面、カウント3-2からど真ん中のストレートを強振、左翼越え満塁弾となった。次打席にも安打を放ち、三走北寒寺を返した。「チャンスの方が、気楽に入って楽しめる。チャンスをつくってくれたみんなに、応えたい」
都内の高校を卒業後、慶大時代は代打として活躍。一打が欲しい場面、チャンスでばかり打ってきた、その経験が勝負強さとなり生きる。この日も練習ではさほど好調でもなかったというが、試合にしっかり合わせてきた。
「勝つことが楽しい。勝つためにやっている。チームみんながそうしているから、チームとして楽しいです。次も勝ちだけを求めて、身を引き締めて、楽しい野球をします」
両チームともスコアをデジタル化
この試合では両チームがそれぞれ、スコアをスマートフォンアプリに入力していた。
旭化成ホームズはアプリ「Baseball Score」を使用。既に廃盤となっていて、ダウンロード済端末でしか使用できないというが、試合終了とともに見事なスコアシートPDFが完成した。今後は他のアプリも検討するという。
伊藤忠ハウジングはアプリ「PLAY」をこの日初使用。アプリ登録を通じて共有しているメンバー同士がリアルタイムで見られるということで、「紙のスコアの方が早い」とやや手間取りながらも頑張って入力していた。画面は各選手のプレーがスマホの「一球速報」とほぼ同じ。球場に来られなかったメンバーも試合進行が把握できる。
◇ ◆ ◇
安打か失策かは手作業と聞いたが、佐久間の2イニング107球も「PLAY」の記録だろう。こんなのが当たり前になると、スコアラーの仕事はなくなるのか。わが国のプロ野球はベンチ内にスマホ類の持ち込みは禁止されている。
小松平
ナミキ2-3住友不動産販売
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ナミキ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
住友不動産販売 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1X | 3 |
西
住友不動産販売がサヨナラ勝ち。金子が大活躍。ナミキは2つの〝誤審〟に泣いた。勝った住友販売は1位通過が、敗れたナミキは予選敗退がほぼ決まった。
住友販売は初回、先頭の北側が敵失で出塁、2番斎藤は四球を選び好機をつくり、暴投で難なく1点を先取。2回は1死から7番金子が安打で出塁したあと2盗、3盗を決め、敵失で生還して同点に。6回はこの回先頭の4番新井と5番仲野の連打と金子の犠飛でサヨナラ勝ち。
投手は小松平-前田と繋いで2失点に抑えた。次戦の1、2位決定戦でリストと対決することが決まったが、リストはハワイの社員旅行が予定されており、試合を欠場する模様。
ナミキは悔やみきれない敗戦。1点先制された2回、この回先頭の4番上と5番三間が連続四球で出塁、6番嶋戸は敵失で満塁とし、7番石津の当たりは浅い左翼飛となり、相手左翼手・岡村はダイビングキャッチを試みたが捕球できず(記録は安打か失策か微妙)、なおも満塁かと思われたが、ここで事件が起きた。主審か線審かが左翼手が捕球したと勘違いしたのか打者アウトを宣告した(1度目の誤審)。慌てた走者は右往左往。結局、主審は「誤審」を認め、何と打者走者を1塁=2度目の誤審、1塁走者を2塁、2塁走者は2-3塁間で挟殺されたと判定して1死1、2塁で再開(この件については別稿で詳報する)。
結局この回は、2つの内野ゴロなどで2点を返し同点に。5回には、この回先頭の1番山崎、2番武智の連打で好機をつくったが、後続が凡退。
立ち上がり制球に苦しんだ下手投げ西は、3回以降立ち直り好投したが、打線の援護がなかった。
○前田監督 どっちも打てない(試合途中で)
●篠監督 残念。次はリバブル? (まず勝てないでしょうの記者の声に)不動産健保大会がある。そちらに全力を注ぐ
●西 東海大では野球はやっていません。勉強に専念してました。専攻は土木工学。篠さんは凄い。1日3~4億稼いでいるのでは。(篠さんの座を狙ったら? )いや、いや
●龍成(24) 西と同期。私は高校から野球はやっていません。素人
●石津(47) 上森(56)と二人で百三歳。(あと3年で百八歳になる)ギャハハハハ
●上森(56) 私は今日午前中、健保大会で4回を投げてきた。ダブルヘッダー。今はスローカーブしか投げられないが、実はリクルート-ローソンの社会人投手でMAX145~146キロ。ヤクルトの宮本慎也さんとはプリンス時代に対決したことがあり、ライトフライに打ち取った。ギャハハハハ-
●鳥居 美穂ちゃんのユニフォーム? 自宅に大切に保管してます。(オークションに賭けたら篠さんが高値で落札するのでは)ギャハハハハ
(記者は優しいんだ。2つの「誤審」に泣いたナミキがかわいそうで、最後は笑いを誘う記事で締めた)
初回、北川が難なく生還
〝俺は健在だぞ〟伊藤
篠監督
〝二人で百三歳〟石津(左)と上森
体型も〝美穂ちゃん〟そっくりになってきた鳥居(打点付き内野ゴロ)
西(左)と龍成