積水ハウス神奈川 上下むらなく12安打快勝 リスト佐藤の粘投及ばず
ホームラン性の大飛球を好捕した宇野(左)わ迎える積水神奈川ナイン
リスト(83⇒83.5) 1-5 積水ハウス 神奈川(88.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
リスト | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||
積水ハウス神奈川 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | X | 5 |
積水ハウス神奈川が快勝。小松原が本塁打を放った。工藤が「50イニングぶりに失点」したが完投。リストは佐藤投手が踏ん張ったが、2巡目につかまった。
リスト佐藤の緩い変化球にタイミングが合わなかった積水神奈川は4回、この回先頭の3番若佐が2塁打を放ち、続く山縣の適時打でまず1点。さらに1死後、6番小松原が右翼越え本塁打してこの回3点。6回には、2死から9番宇野、1番上床、2番斎藤の3連続長短打でダメ押しの2点を追加した。若佐が3安打猛打賞。7番小林を除く打者が12安打を放った。
工藤投手は被安打3、2奪三振、2四球の1失点完投。初回は甘い球もあったが、その後は抑えた。
リストは完敗。5回、この回先頭の7番海藤が2塁打し、続く山中のタイムリーで1点を返すのがやっと。初回、3番岩島がうまく中堅前に返し、4番鈴木が隣のグラウンドの投手マウンドあたりまで届く大飛球を飛ばしたが、相手宇野に好捕されたのが痛かった。
積水神奈川 工藤
5回の好機に凡退して下を向く小松原
〇宇野 今日は俺の日だ(ホームラン性の飛球を好捕して)
〇小松原 5番石田-僕-7番小林がダブルクリーンアップです(女性マネージャーは「みんな自分がクリーンアップだと言っている」と話した)
〇工藤 50イニングぶりに失点した
タイムリーを放った中山(左)と同期の田中
リスト杉山(左)は3打席凡退したが、、海藤(右)は2塁打して気を吐いた
〝ライト、前だ〟と声を掛けたその通りの浅い右翼前のフライになった(さすが元プロの倉持監督)
積水神奈川ナイン
RBA水曜ブロック4強決まる 準決は旭化成-オープン、積水神奈川-野村アーバン
決勝打を放った野村アーバン吉本(左)と茂木(中央)
RBA水曜ブロック4強決まる-第28回RBA野球大会水曜ブロック準々決勝戦4試合が9月21日、大宮健保グラウンドで行われ、4強が決まった。
旭化成ホームズ-住友不動産販売は、旭化成ホームズが快勝。新人・沼座が1失点完投。8つの三振を奪った。住友はあと一歩及ばず。伊藤の奮投も実らず。
野村アーバンネット-中央ビル管理は、野村アーバンが逆転勝ち。吉本が逆転打を放ち、接戦を制した。前試合で指のマメをつぶしたエース茂木に代わって登板した三根が4回を投げ、5、6回を茂木が抑えた。中央ビル管理は伊藤の先制打でリードしたが、惜敗。
積水ハウス神奈川-リストは、積水神奈川が快勝。小松原が本塁打を放った。工藤が「50イニングぶりに失点」したが完投。リストは佐藤投手が踏ん張ったが、2巡目につかまった。
オープンハウス-タウングループは、オープンハウスが4回に塚原の適時打で挙げた1点をエース川崎が守り切った。タウングループはエース坂本が力投したが、打線の援護がなかった。
リスト(83⇒83.5) 1-5 積水ハウス 神奈川(88.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
リスト | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||
積水ハウス神奈川 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | X | 5 |
タウングループ(82.5⇒83) 0-1 オープンハウス(86)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
タウングループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
オープンハウス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 1 |
中央ビル管理(81⇒82) 1-2 野村不動産アーバンネット(87.5⇒86)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
中央ビル管理 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
野村不動産アーバンネット | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | X | 2 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | X | 4 |
MLBや西武、ソフトバンクと一緒のマジェスティックでドームだ
〝迷彩ユニフォームはこれが最後だ〟(ゴジラ斎藤にこれ以上怖いユニフォームがあるのか)
積水ハウス神奈川がユニフォーム一新
積水ハウス神奈川が次戦から新ユニフォームで臨むことを明らかにした。現在の迷彩服ユニフォームは「飽きた」(ナイン)らしく、新ユニフォームは、メジャーリーグの公式サプライヤーとして全30チームのユニフォームを供給し、NPBでも西武ライオンズ、ソフトバンク、ヤクルト、楽天が使用しているマジェスティック製だそうだ。
費用は一着4~5万円で、現在の2~3万円のものから一気に倍増する。準決勝戦は予選でも対決した野村不動産アーバンネット。エース工藤も若佐も先発に意欲を見せ、打撃陣も「今日のような軟投派より本格派のほうが打てる」と茂木攻略に自信を見せていた。
東急リバブル大槻監督の熱いメッセージ 「リバブルが目指す野球」
大槻監督と東急リバブル元専務・平元氏(昨年のRBA抽選会で)
東急リバブル大槻俊彦監督が決勝トーナメントを前に第三企画と同社の野球部関係者宛に出したメールが届いた。熱いメッセージだ。大槻監督が目指す野球がどのようなものであるかがよくわかる。
他のチームにとっても参考になるのではと考え、大槻監督にホームページへの転載を依頼した。本人は「第三者向けに発したものではなく、監督が目立ってはいけない」と転載を拒んだが、しつこく迫り、何とか了解を得た。
以下はそのメッセージ。ほとんどそのまま転載します。
◇
継続は力なり。久米代表・第三企画の皆様・牧田記者の御尽力の賜物でありますRBA野球大会も、早いもので28回目の秋を迎える運びとなりました。
いつも円滑な運営を賜りまして誠にありがとうございます。
私共がストレスなく大会進行を迎えられるのは、皆様の幹事運営が素晴らしいからだと思います。
いつも本当にありがとうございます。心より感謝御礼を申し上げます。
第一回大会より久米代表をはじめ、御社皆様と共に歩んで参りました弊社野球部は、野球部創設者茂木、歴任連盟顧問の三浦・平元・中島・三木の教えであります「やるからには強くあれ」「一番を目指せ」「相手を敬い礼節においても業界の模範たれ」「自分達がやると決めたことに責任とプライドを持て」。常にその根幹は揺るがずブレずに参りました。
そして、並行して育んで参りました「連盟指針(業界の親睦他)」を軸に、今年も「心・技・体」と併せて、部員社員全員で悔いのなく最高の準備をして参りました。
勝負は時の運ですが、運は実力が伴わないと引き寄せられないもの。大会での目標はもちろん優勝です。
その中で東急リバブル野球部が更に目指します精神、「迷ったら前」「自分に厳しく他人を思いやれる寛容」「心真に強い集団」も、全員がしっかり理解し、今日に至ります。
普段、野球をすることに寛容な理解を示してもらっている家族や会社周囲の人々への感謝の気持ちを忘れずに、かつ「自分の子供や妻・家族」等へ、野球を通じて「胸を張って生きている姿」を見せるべく、人・父親・会社人としての根幹も唱え身につけるべく意義ある野球部活動としてきた歴史。
「やるからには強くあれ」「優勝を目指す」。野球人・プレーヤーとして目指すべき場所はありますが、最後に笑えるのは1チームのみ。大半が負けて終わります。大切なことは負けて終わった時に、自分自身をしっかり振り返ることができるか。仕事や家庭の確立を最優先しつつ自分の力を100%出し切るための努力を怠らずこの試合に臨めたか。1試合々、その自分をキチンと表現し出し切ることができたか。自分の行いに責任とプライドを持つ。
そこに悔いがなければ仮に負けても成長。自分の家族にも胸を張れる。また一つ先に進むことができるのだと確信しています。
個々の野球の技術が上手いか下手かは、人生の優先順位においては大きな問題ではない。大切なのは上手くなる事に対し楽せず近道せず、貪欲に取り組む姿勢。そのプロセスを見てきた人が心身含めた総合的な観点で「上手い・下手」を評価すればよい。
真の強さとは、おかれた環境・状況で最高最良の結果を求めて最大の努力を怠らない心。強いか弱いかの尺度や価値は各々のチームで判断すればよい。
東急リバブル野球部の部員社員は、「攻める心」「困難に立ち向かう心」「最後まで絶対に諦めない心」「胸張って誰にも負けない生き方」を、このRBA野球を通じて芯から真に強く28年間ブレずに育んで参りました。
今年もあとはその己の力を、社員部員が全てしっかり表現し、出し切るのみ。
積み上げてきた自分の力を、100%シッカリと出し切れるか否かは、誰しもが持ちうる「失敗を恐れる心」との闘い。それは自分との闘いです。
目標は優勝で、プレーヤーとしてはもちろん、チームとしての最高の結果に拘ります。
が、苦しくても逆境でも、全員が考えてもがいて逃げずに前に出て、攻めて攻めて、そして100%出し切って、自分との闘いに負けずに出した最高の結果ならば、それが何であろうと選手を問いません。
それがこのRBA野球、かつサラリーマン野球の根幹であると考えます。
そしてその根幹は、28年間・137戦・99勝・38負の歴史の中で、野球部創設者・各歴代顧問・OB・OGと共に育み培って参りました弊社東急リバブル野球部の誇りであります。
僭越にありますが、28年間137試合、選手・監督として全試合に欠かさず携わって参りました私の目には、今年28個目の東急リバブル野球部は、実直にありつつ、ボタンのかけ方一つで右にも左にも行く要素を持った、まだまだ未知で可能性を秘めた伸び盛りのチームに映ります。
そんな野球チームとしては粗さがありますが、上記弊社の根幹は誰にも負けず胸張って生きていけるだけの努力と経験を積み上げて参りました。その力をしっかり出し切れる強い心を発揮できるならば、優勝を狙える力も十分にあると感じております。
今年も指揮を執らせていただきますが例年になく楽しみでなりません。
変わらずに「迷ったら前」で攻めて参る所存。
上記「東急リバブル野球部の年輪」を積み上げてきてくれた若い部員社員達と私もがむしゃらに戦って(闘って)みたいと思います。
来週からまた、精一杯取り組んで参ります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
◆部員が35人となり、各人において「経験」「RBA認知度」に差が出て参りました。
弊社に限らず、…各社監督様や世代が近い選手間同士では、次世代へより良い形での継承義務、長く(100年)続いてほしい本大会の継承をよく話しております。
各社共に若い社員が多くなりましたが、私たち世代ほど横のつながりはありません。
やはり頻繁に各社混成チームで遠征と国際交流の機会を持ち、寝食共にした時間が多かったことがすべてかと思います。
昔のようには容易ではない。
私も51歳になり体もきつくなってきました。
あと何年皆さんと熱い思いを共有でき、各社若い皆さんの未来ある人生に微力ながら何を残してあげられるのか日々考えます。
決して長くはないのだと自負。
そんな中、RBA大会がただの野球大会とならぬよう、今の時代に合った「業界親睦」を私ももう少し掘り下げて考えてみたいと思います。
RBA水曜ブロック準々決勝戦9/21 記者の〝勝って〟予想
いよいよRBA水曜ブロック準々決勝戦。いつもの記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内の数字は圧倒的な的中率を誇る記者のレーティング。
タウングループ(82.5⇒83)-オープンハウス(86)
オープンハウスがやや優勢。ここまでエース川崎が一人で投げてきた。その疲れはあるだろうが、ここも身体能力の高さで乗り切るか。ストレート一本から変化球を交え、打たせて取るピッチングも板についてきた。
打線は湿りがちなのが気になる。謝敷はどうしたのか。全然姿を見せなくなった。光永、隅田あたりが打線を引っ張るが、今一つ爆発力に欠ける。
タウングループはここまで大健闘。予選突破の力はあると見ていたが、ベスト8まで勝ち上がるとは思わなかった。エース坂本が絶好調宣言。リスト打線を苦しめたことからも最少失点に抑えると見た。
しかし、打線はRBA屈指の好投手・川崎を攻略できるか。ストレート一本に絞れれば何とかなりそうだが、川崎は変化球に磨きをかけてきただけに難儀だ。とはいえ、川崎のストレートを打てなければ勝負にならない。国学院久我山出身の菊池に期待したいが…。
住友不動産販売(87)-旭化成ホームズ(92)
総合力で旭化成ホームズが勝るが接戦だ。37歳の旭化成・今野は決勝T1回戦で素晴らしい立ち上がりを見せた。万全と見た。コーナーに投げ分ける技は一級品。スライダーもそうだが、ここぞという場面ではきわどいシュートを投げる。攻略するのは容易でない。
打線も好調。前大会でエイブルに決勝で負けたのがナインに活を入れた。決勝でエラーをした北寒寺が絶好調。若い時と同じように、塁に出ると必ず走る。北寒寺だけでなくみんな走る。走れないのは2~3人くらい。これは脅威だ。
住友はここ10年間で旭化成を破ったことのある数少ないチームの一つ。エース伊藤は走者を出すが、そこからが粘り強い。強い相手のほど力を発揮するタイプだ。立ち上がりを抑えればすいすい投げるシーンも十分。
打線は先取点を奪いたい。村井は怪物だ。古賀監督は先発起用するのか、代打として起用するのか。守備では内野陣が前回もたついた。失策が命取りになる。しっかり守り伊藤を盛り立てたい。勝ったほうがドームに進出すると見た。
リスト(83⇒83.5)-積水ハウス 神奈川(88.5)
積水神奈川が優勢。打線はゴジラ斎藤を中心に旭化成を上回る。旭化成ほどではないが足もある。ゴジラも走る。
やや安定感に欠ける投手陣だが、どうやらエース工藤がこの試合も投げそうだ。まず打たれない。若佐はストレートに威力があるが、変化球がないのが不安(前試合では投げなかったのかもしれないが)。ストレート一本やりではリスト打線につかまる。
リストは佐藤が連投するのか。球威が落ちてきただけにコントロールが狂えば長打を浴びる。舟山が絶好調をアピールしたので、舟山が投げるのか。舟山も全盛期を過ぎた。制球を乱すと危ない。ゴジラをどう封じるかもポイントだ。
打線は上げ潮。岩島、田中、鈴木らが調子を上げている。主砲の座を奪われた杉山も意地を見せたい。工藤を攻略できればドームも見えてくる。そうなれば倉持明日香さんに会える。そういえば、積水神奈川の誰だっけ、あの八筬を知っていた。横浜隼人時代の同級生とか。
中央ビル管理(81⇒82)-野村不動産アーバンネット(87.5⇒86)
エース茂木が指のマメを潰し登板できなくなったのはマイナス材料と見てレーティングを引き下げたが、野村アーバンが優勢。先発は塚本か、それとも吉本か。どちらが投げても失点は覚悟しなければならないが、打線がどう援護するか。
中川がやはり核になる。中川の前に走者をためたい。佐藤も調子がいい。1番を打つ折笠がポイントになりそうだし、中川の後ろを打つ打者も重要になる。前試合では吉本が力んで2三振。あとの打者が打てば楽に試合を運べる。
中央ビル管理はことごとく〝格上〟を倒し、ここまでのし上がってきた。怖いもの知らずだ。こういうチームが恐い。
しかし、相手はこれまで戦ったチームと比べればはるかに〝格上〟。しかし、チャンスがないわけではない。相手は茂木が投げられない。三根も先発はない。経験の少ない塚本や吉本なら3~4点は取れるかもしれない。先取点を奪い、相手を慌てさせれば面白い。
間違っても中川とは勝負しないことだ。記者ならゴジラ松井を5連続敬遠した明徳と同じ作戦をとる。まともに戦って勝てる相手ではない。相手をイラつかせれば悪球に手を出す。清川-藤田のコンビの〝頭脳〟にすべてがかかる。
オープンハウス逆転勝ち 相手拙守で勝ち拾う 川崎ヒヤヒヤ完投 長谷工は惜敗
暴投で生還した和田(背番号2)を迎えるオープンハウスベンチ
長谷工グループ(77⇒80)1-2 オープンハウス(85.5⇒86)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
長谷工グループ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
オープンハウス | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 2 |
オープンハウスが逆転勝ち。1点を追う4回、2つの四球と敵失で1死1、3塁の好機に塚原の犠飛で同点に追いつき、暴投で勝ち越した。エース川崎が1失点完投。長谷工は梅垣が好投したが、守り切れなかった。
1点を追うオープンハウスは4回、5番光永が敵失で出塁し、続く川崎は投手ゴロに倒れたが、7番和田が四球でチャンスをつくると、8番塚原の犠飛で同点。さらに暴投で和田が還り逆転。
川崎は初回に味方の失策などで失点したが、その後はほぼ完ぺきに抑えた。
長谷工は梅垣投手が踏ん張ったが、好投手・川崎の前に「スミ1 」で終わった。
〇川崎 ギリギリ。安打? 4本くらい打たれた
●ナイン 惜しかった。よく頑張った
犠飛を放ったオープンハウス塚原
生還するオープンハウス光永
〝梅垣ゴメン。球を見失った〟長谷工 重山捕手
野村アーバン中川 先制打に決勝打 茂木-三根で逃げ切り 住林・石井力投報われず
〝危ない、危ない〟ピンチを抑えた三根監督を迎える野村ベンチ
野村不動産アーバンネット(86⇒87.5) 3-2 住友林業(81⇒84)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | |||
住友林業 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
野村不動産アーバンネットが逃げ切り。主砲中川が先制打と決勝打を放った。5回途中、人差し指の豆をつぶして降板した茂木のあとを三根監督自らが登板して 2死1、2塁のピンチをしのぐと6回も何とか抑えた。住林は石井が全盛時を彷彿させる力のピッチングを見せたが及ばず。
野村アーバンは初回、3番塚本が2塁打、続く中川のタイムリーで1点先取。逆転された3回には、9番阿部の2塁打と1番折笠の四球で好機をつくり、2番佐藤のタイムリーで同点。さらに2死後、中川が追い込まれながらも外の難しいスライダーを合わせ1塁線突破の2塁打を放ち勝ち越し。
先発茂木は5回、右手人差し指のマメをつぶし2つの四球を与え4回3分の2で降板。急きょ登板した三根がそのあとと6回を抑えた。茂木の次回登板は絶望。
住林は惜敗。2回、1死から6番中宇祢が2塁打し、9番岡が同点打を放ち、さらに1番栫(かこい)が逆転打を放った。最終回には2つの四球で2死1、2塁の好機をつくったが、7番梶の右翼前のライナー性の当たりを佐藤右翼手に好捕されてジ・エンド。
肩痛を抱える石井が力投したが、無念の敗退。梶原主将は人事部への異動でこの日が〝引退試合〟だったが、3打席凡退した。
決勝打を放った野村アーバン中川(右にも流せる技はさすが)
〝不惑〟超えてさらに進化する野村アーバン佐藤
〝大丈夫、来週まで治してみせる〟茂木(大丈夫じゃない。日ハム大谷だって復帰まで2カ月かかった)
野村アーバン宮島会長(右)と金畑元社長
〇茂木 次回、大丈夫(全然大丈夫じゃない。昨年もマメをつぶした)
〇佐藤 抜けたらサヨナラ負けだと思ったが、まあ、あれは取れる(3回にも見事なセンター返しの同点打を放った)
〇吉本 次回は俺が投げるか
〇宮島会長 いやぁ、三根さんはいつもハラハラドキドキさせてくれる
〇木内応援団長 うちは強くなった。(茂木が登板不可になって)来週は休みにしてよ。期末は忙しいんだから(青島会長は「期末? 市況? 大丈夫」と話した)
●石井 (中川にうまく合わされた2死2塁の場面)敬遠? 考えなかった。ストレートだったかスライダーだったか(その前に渾身の力を込めたストレートをボールと判定されたのに残念がっていた)
●梶原 人事部への異動です(梶原さん、殿堂入りした前監督の鈴木さんとも相談して、野球枠でいい選手を補強してください)
●中宇祢 私は「市立」ですけど「浦和」出身です
住林 中宇祢(左)と梶原
梶原を胴上げする住林ナイン
住林ナイン
タウングループが快勝 坂本-仲村完封リレー 伊藤は3打点 初の決勝Tみずほ無念
タウングループ坂本
みずほ不動産販売(66⇒81)0-7 タウングループ(78⇒82.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
みずほ不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
タウングループ | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | X | 7 |
初陣タウングループが快勝。西武ライオンズジュニア出身の伊藤が3打点の活躍。エース坂本―仲村が完封リレー。28年連続出場のみずほは丸山が力投したが、「不運な当たりばかり」(中根監督)で運に見放された。女房役・片岡もいいところがなかった。
〇坂本 予選では調子が悪かったのが、ここへきてやっと上がってきて、今日はめちゃめちゃ調子良かったです。そしてキャッチャーがいいので、気持ち良く投げられました。抑えの仲村もよく投げてくれて、完封リレーです!次の試合も仲村と二人で抑えていきたい
タウングループ菊池(左)と伊藤
タウングループ坂本(左)と仲村
以下はタウングループのスポークスマン高坂氏兼野手のレポートです。
先発はエース坂本(意外にもRBA大会では勝利なし)。立ち上がり、最初の打者を三振に切って取るも、2番、3番と連打を浴び、さらに続く4番片岡にデットボールで1アウト満塁のピンチ。その後、5番をサードゴロ、6番を三振でピンチを脱出。
1回裏、先頭の平野(大商大堺高校)の左中間2塁打で反撃を開始。2番キャプテン柿添の犠打で1アウト3塁とするも、3番竹下が内野フライ。4番塚田の打球は完全にとらえていたが、強烈なレフトライナーで3アウト。
2回裏は5番藤田の3塁線2塁打と続く6番菊池(国学院久我山)が四球を選び1、2塁。7番DH丘(監督兼任)の3塁ゴロの間にそれぞれ進塁した2死後、9番伊藤(西武ライオンズジュニア)が先制となるレフト前ヒットを放ち2点先制。
3回裏は柿添の四球を皮切りに続くクリーンアップが3連打、その後も打線がつながり打者一巡の猛攻で5点を追加。強肩の相手捕手に対し、2塁柿添、1塁竹下がダブルスチールを敢行し見事成功。ビックイニングの起点となった。
エース坂本は2回以降、相手打線をノーヒットに抑える完璧なピッチング。最終回は仲村(積和不動産戦、積水ハウス戦で2勝)へ継投し完封リレー。
クリーンアップが機能し、エースが抑えるベストな試合展開となりました。伊藤(西武ライオンズジュニア)は3打点の活躍。
この試合から、菊池(国学院久我山で選抜出場経験あり)の加入もあり、さらに選手層が厚くなった。
みずほ丸山(左)と片岡
みずほナイン
旭化成ホームズ 足攻めで一条・加藤を攻略 今野が完封勝ち
〝三振したって、次に攻略する方法を考えているんだ〟本塁打を放ちうまそうに水を飲む旭化成・橋本
一条工務店(76⇒80)0-7 旭化成ホームズ(91⇒92)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 3X | 7 |
旭化成ホームズが王者の貫禄を見せた。今野が絶妙のコントロールで一条打線を封じた。橋本が本塁打を放った。一条の加藤は初回、素晴らしい立ち上がりを見せ三者凡退に切って取ったが、2回以降は強打の旭化成打線に屈した。
旭化成 今野
初回に三者凡退に終わった旭化成は2回、この回先頭の4番北寒寺が四球を選び、すかさず2盗を決め、4番石島の投手ゴロで北寒寺は3進。続く久保田の内野安打で1点先制。3回には初回に三振した1番橋本が左翼越え本塁打、さらに2番倉富が四球を選び2盗してチャンスをつくると北寒寺の適時打で1点追加。4回には8番津久井、9番青木快の連打で1点、6回には7番池田は四球を選ぶと2盗、3盗を決め相手守備の乱れを突いてそのままホームインするなど3点を追加して時間切れのサヨナラ。
エース今野は絶妙のコントロールで一条打線を(未確認だが)2安打くらいに抑えた。
一条・加藤投手は今野に劣らない素晴らしい立ち上がりを見せた。相手1番の橋本、2番の倉富をカーブ、スライダーで連続三振に取り、主砲の松井も当たり損ねのキャッチャーゴロに仕留めた。
〇久保田 決勝トーナメントは強い相手が来る、予選よりなおいっそう頑張らねば。チームバッティングです
〇橋本 前の回での相手投手の球を見ていて、ストレートを狙って打ったら、左越えに抜けてホームランになりました(加藤が初回、三振に切ったのはスライダーではなかったか。ここもストレートを見せ球にスライダー勝負でなかったか)
〇倉富 今野さんの球を受けるのは楽しい(昨年までは今野の球を受けるのは津久井だったが、倉富は完全に正捕手の座を射止めたのだろうか)
●草彅監督 打てなかったですね。スライダーに翻弄されました。加藤は頑張った。最後は1球ごとに足が吊っていったというのに、言わずに投げてました。言えばいいのにね。来年に向けては、打撃強化。それしかないです
●加藤 最初はよかったが…(表情には悔しさより満足感が現われていた)
一条ベンチ
1点をどう取るか、どう防ぐか 一条・加藤も多くを学んだはず
一条 加藤
試合を見たのは初回のみ。その後は他の試合を取材するためグラウンドを離れた。あんな素晴らしい、今野に負けないくらいの立ち上がりを見せた加藤がどうして打たれたのかよくわからない。
旭化成の得点経過からすれば、打者は塁に出ると間違いなく2盗、3盗している。この執拗な攻撃に加藤は屈したのだろう。旭化成は橋本の本塁打を除き15回出塁し、北寒寺の3盗塁を筆頭に11の盗塁を決めている。四死球も短打もみんな2塁打、3塁打になるのと同じだ。
加藤は素晴らしい球を持っている。しかし、強いチームには四球が命取りになることを学んだはずだし、一条のナインはこの屈辱を糧に強いチームづくりを目指してほしい。旭化成ホームズも参加当初は強いチームにコールド負けを繰り返していた。
リスト完勝 鈴木が決勝の3点打 岩島、田中が超美技 オークラヤは完敗
〝広島の菊池クラスだぞ〟2塁後方のヒット性の当たりを好捕して杉山(背番号5)らに迎えられるリスト田中(左)
オークラヤ住宅(78⇒81)1-7 リスト(85⇒83)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オークラヤ住宅 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
リスト | 1 | 0 | 3 | 0 | 3 | X | 7 |
リストが完勝。3回、鈴木が走者一掃の3点打を放った。先発佐藤はコントロールよく投げた。2塁田中、中堅岩島が超美技で佐藤を盛り立てた。オークラヤは小森が師匠・倉持監督の前で力投したが及ばず。
リストは初回、先頭の田中が3塁打を放ち、3番岩島の犠飛で1点先制。同点に追いつかれた3回には、1死から9番落合が安打、続く田中が死球、2番井澤は三振したが、岩島が四球を選び満塁としたあと、4番鈴木が走者一掃の2塁打を放ちこの回3点。5回にも6番杉山、7番海藤の適時打で3点を奪いダメ押し。
佐藤投手はカーブ、スライダーのコントロールがよく1失点完投。
オークラヤは完敗。2回、4番の加瀬が左中間2塁打を放ち、暴投と5番丸山の適時打で同点に追いついたが、その後は相手の美技などに反撃の芽を摘まれた。エース小森は3回以降、四死球を出して崩れた。
〇倉持監督 あれはよく取った(岩島、田中の美技をたたえた)
●小森 もう36歳ですから…
〝あれは角中か秋山クラス〟めったに選手を褒めない倉持監督が岩島中堅手の美技を褒めた
〝主砲は俺だぞ〟リスト鈴木(6番降格の杉山も貴重な追加点奪う適時打)
リスト田中(左)と岩島
中央ビル管理 元気はつらつ 清川が完封 スターツ決め手欠き完敗
中央ビル管理 清川
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
スターツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
中央ビル管理 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 2 |
若手の加入でチームが一変した中央ビル管理が快勝。清川が完封勝ち。序盤に挙げた2点を守り切った。スターツの井原投手は立ち上がりリズムが悪く失点したのが響いた。打線の援護もなかった。
中央ビル管理は初回、1死から藤田、伊藤兄が連打し、続く清川が四球で満塁としたあと5番伊藤弟の犠飛で1点先制。2回にはこの回先頭の7番奥田が安打し2盗塁を決めたあと1番仲村の適時打で1点追加。
清川投手は毎回のように走者を許したが粘り強く投げ完封勝ち。藤田捕手のはつらつプレーも光った。
スターツは再三走者を出したが決め手を欠いた。井原はいつもの調子でなかった。
伊藤弟の犠飛で生還する藤田
中央ビル管理の広報マンのインタビューに答える矢沢(バットがマイク代わり)
スターツナイン
スターツ 井原
〝打のスターツだ〟の掛け声はよかったが…好機にキャッチャーフライに倒れた佐藤