エイブル 参加5年目で初のドーム 田口が完封 リバブル 10年振りのドーム逃す
先制のホームを踏んだ長谷川を迎えるエイブルベンチ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 3 |
荒川直のタイムリーで3点目のホームを踏んだ田口(捕手は西澤)
エイブルが完封勝ち。0-0の4回、1死2、3塁から二つの敵失と荒川弟の2点適時打でリードを奪い、田口が3安打完封勝ち。リバブルは3連投の猪股投手がよく踏ん張ったが、自らの失策をきっかけに失点、打線の援護もなかった。
初 回、1死満塁のチャンスを併殺でつぶしたエイブルは4回、1死から7番長谷川が安打し2盗、3盗を決め、8番深谷は四球、9番田口はピッチャーゴロエラー で満塁。当たり屋1番坂木は大きく弾むセカンドゴロ(記録はエラー)で長谷川が生還。続く、2番荒川直がきれいに中堅前に返し、2者か生還した。
先発の田口投手は制球に苦しみながらピンチをしのぎ3安打完封。
リバブルは無念。4回の守りは3連投の猪股自身の失策でピンチを広げ、坂木の討ち取った当たりは大きくバウンドしホームは間に合わなかった。
3回の2死2、3塁で主砲の河野が投手ゴロに倒れたのが惜しかった。
○堀内監督 今日は最初から田口に任せたのが正解だった。1点勝負だと思っていた。それぞれが自分の役割をよく考えるようになってきた。いいチームになってきた
○田口 調子は全然よくなかったが、後ろに斎藤がいてくれるので飛ばした
○春名淳一副社長 勝てるとは思っていなかった。ドームにはできるだけ動員をかけて全力で応援する
○ 深谷捕手 外のシュートがストライクになったので、勝負にいった。あれはボール(3回の2死2、3塁のピンチで、打者は河野。カウント2-0となったところで 敬遠かと思ったが、3球目がストライクとなり、4球目は内を攻めて投手ゴロに討ち取った。内角攻めは河野も予測していなかったはず。深谷は第13回大会の 決勝戦で旭化成ホームズと戦った扶桑レクセルの選手。本人から言われてびっくりした。当時は投手ではなかったか)
●大槻監督 悔しいね。エイブルさんのデータは全て入手していたのに…
●猪股 体が動かなかった(1死2、3塁で田口の投手ゴロをはじいた場面。なんでもないゴロだと思ったが、焦ったか、それとも疲労は極に達していたか)。今野さんは頑張った? 僕とひとつ違い(勝っていれば10年ぶりの今野との対決になっていたが)
決勝進出を決めたエイブル(中央は田口投手)
途中から応援に駆け付けたエイブル・春名淳一副社長(阪神ファンだそうで、CSに2度行ったとか。弱い阪神などやめて強い自社のチームを応援してほしい。左は堀内監督)
深谷
猪股投手
エイブルが初のドーム、旭化成ホームズは11年連続 水曜ブロック準決勝試合結果
決勝進出を決めたエイブル(中央は田口投手)
東京ドーム決戦はエイブル-旭化成ホームズ-第27回RBA野球大会水曜ブロック準決勝戦2試合が10月21日、大宮健保グラウンドで行われ、3-0で東急リバブルに完封勝ちしたエイブルと、野村不動産アーバンネットを4-1の逆転で下した旭化成ホームズがそれぞれドームの切符を手にした。エイブルは参加5年目で初めて、旭化成は11年連続の決勝進出。( )内の数字は記者のレーティング。
途中から応援に駆け付けたエイブル・春名淳一副社長(阪神ファンだそうで、CSに2度行ったとか。弱い阪神などやめて強い自社のチームを応援してほしい。左は堀内監督)
東急リバブル(84) 0-3 エイブル(85)
エイブルが完封勝ち。0-0の4回、1死2、3塁から二つの敵失と荒川弟の2点適時打でリードを奪い、田口が3安打完封勝ち。リバブルは3連投の猪股投手がよく踏ん張ったが、自らの失策をきっかけに失点、打線の援護もなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 3 |
野村不動産アーバンネット(84) 1-4 旭化成ホームズ(92)
決勝打を放った原田
旭化成ホームズが逆転勝ち。1点を追う3回、2つの四死球と内野ゴロで同点に追いつき、4回は打撃好調の原田が勝ち越し2点打を放った。今野投手はほぼ完ぺきの投球で3安打1失点完投。野村アーバンは2回、PL学園出身の新人中川の安打と8番田中の適時打で先制したが、その後は抑えられた。三根が3回降板、塚本に交代した直後に逆転された。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | X | 4 |
さすがPL出身 野村アーバン中川 今野の難しいスライダーをものの見事にはじき返した
明日(21日) 水曜ブロック準決勝 記者のどっちも〝勝って〟予想
明日(10月21日)はいよいよRBA野球大会水曜ブロックの準決勝戦。東急リバブル-エイブルは、リバブルが勝てば10年振り、エイブルが勝てば参加5年目で初のドーム進出が決定する。旭化成ホームズ-野村不動産アーバンネットは、旭化成が勝てば11年連続、野村が勝てば参加19年目にして初のドームが決まる。( )内の数字は記者のレーティング。
東急リバブル(84)-エイブル(85)
互角。レーティング差は1のみ。やってみないと分からない。しかし、それでもエイブルが1ポイント上位とみたのは、投打とも安定した力が発揮できると見たからだ。投手は齊藤が先発し、ピンチを迎えると田口が登板して抑える図式、勝利の方程式が完成した。斎藤は力みなのかコントロールを乱す場面があるが、うしろがしっかりしているのだからもう少し大胆に攻めたい。
打線も上げ潮だ。坂木が絶好調。1番の役割を十分果たしている。荒川兄、海野も毎試合のように安打を放っている。荒川弟に当たりが止まっているのが気がかりだが、そろそろ出るか。
リバブルはベテラン猪股が復活。ここ2試合で10回3分の2を投げ、許した安打は2安打、自責点1の快投を演じた。抑えた相手が三井不動産リアルティとリストだけに価値がある。ストレートに威力が戻り変化球が生きてきた。明日も投げれば3連投。疲れが心配。藤巻の先発もあるか。
打線は好調を維持している。主砲の河野が打てなくても他の選手がカバーし、少ないチャンスをものにする集中力がある。昨年はエイブルにサヨナラ負けを喫している。借りを返せるか。
野村不動産アーバンネット(84)-旭化成ホームズ(92)
野村アーバンは先週、旭化成ホームズの次にレーティングが高い90の積水ハウス神奈川に快勝するなど驚天動地の快挙をやってのけた。レーティングを引き上げたいのだが、双方の彼我の戦力をどう分析してもこれ以上の点数をつけられない。よって据え置きとする。
ただ、この2試合は完璧な内容だ。積水ハウス戦では若手の茂木が踏ん張れば、次の積水神奈川ではベテランの三根が快投。三根は試合後、「次は無理」と話したように、ここはまた茂木が先発か。隙のない旭化成打線にどう挑むか。落ち着いて投げれば最少失点に抑えられる。
打線はどうか。これまたどう考えてもあの今野を攻略できるという解は見つからない。打てるとすれば塚本あたりか。それでも連打で得点は難しいので、機動力を生かしたい。それにはとにかく塁に出ることだが、これまた至難の業。おそらくチャンスは1度かせいぜい2度まで。それを生かせるか。どうせ打てないのなら、一発狙いもある。
記者は判官びいきだから、今野攻略のヒントを一つ。今野はピンチを迎えるとえげつないシュートを投げる。これにどう対応するか。おまけにもう一つヒント。今野は高めのストレート、つまり疑似餌、吊り玉をよく投げる。これに引っかからないことだ。勝負球は間違いなく内外の変化球だ…こんなことを書いてど真ん中に投げられても記者は責任を取りません。
旭化成ホームズは積水ハウス神奈川が敗退したことで、優勝を9分9厘手中に収めた。よほどのことがない限り、敗れる要素は見当たらない。
その「よほど」だが、今野が風邪か食あたりで投げられなくなった場合だろうが、今野は過去10年間、一度もそんなアクシデントを起こしていない。自己管理がよくできているのだろう。「無事之名馬」という言葉がある。多少力が劣っていても無事なのが名馬だという意味だが、今野は力があってなおかつ無事。怪物だ。
打線も茂木クラスなら2回り目あたりに攻略するか。松井が完全に主役の座に就いた。
野球記事【お詫びと訂正】 ボールデッドになった場合、進塁は1個か2個か
RBA野球大会水曜ブロックの9月17日付記事「ナイス横澤 敵も味方も思考停止させた大チョンボが明暗分ける」で、記者は次のように書いた。
「昨日は、もう一つ不思議な判定があった。東急ホームズ-大和ハウス戦だったか、カウント3-2から投手が投げたボールはホームベースに当たり、大きく弾んでバックネットを越えた。この時点で、ボールデッドになったのだが、打者走者は1塁にとどめられた。
記者は、暴投となった時点ではインプレーだから当然に2塁進塁が与えられるべきだと思う。野球ルールもその通りになっているはずだ。主審によると『ルールで決まっている』とのことだった。つまり、神宮外苑ではバックネットをボールが越えても進塁が許されないケースがあることを認識すべきだ。
しかし、これも主審によって進塁が認められるかもしれないので、とにかく早合点しないで、主審や審判のジャッジが下るまでは全力でプレーすることをお勧めする」
この記事に対して、水曜ブロック準々決勝戦が行われた10月14日、外苑審判倶楽部の方から「牧田さん、先日のこの記事、野球規則で決まっていることですよ」と、記者が書いた記事と野球規則を解説した本のコピーを手渡された。
外苑審判の方から頂いた野球規則を解説した本のコピーには次のように記載されている。
「(h)1個の塁が与えられる場合-打者に対する投手の投球、または投手板上から走者をアウトにしようと試みた送球が、スタンドまたはベンチに入った場合、競技場のフェンスまたはバックストップを超えるか、抜けた場合。この際はボールデッドとなる。」
「(i)四球目、三振目の投球が、球審か捕手のマスクまたは用具に挟まって止まった場合、1個の塁が与えられる。
ただし、打者の四球目、三振目の投球が(h)および(i)項規定の状態になっても、打者には一塁が与えられるにすぎない。」
つまり、9月17日の東急ホームズ-大和ハウスの試合で審判が下した判定は野球規則にのっとった正しいものであり、記者が間違っていたことが分かった。
ここに、外苑審判倶楽部と関係者の皆様にお詫びするとともに、この部分の記事を削除いたします。
気をつけなければならないのは、三振目、四球目の球に捕手、または他の野手が触れてボールデッドになった場合は走者にも打者にも2個の進塁が認められるということだ。
東急ホームズ-大和ハウスのときの捕手はたしかにボールに触れていなかった。捕手が下手ではなく(かといって上手でもなく)ボールがホームベースに当たって弾んだからだ。
旭化成ホームズ 主力欠場も木下が好采配 63歳堀井の最年長記録をアシスト
〝おい、おい、おい、俺らは2軍じゃないぞ〟旭化成のやっとナイン
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 13 | |||
ナイス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
旭化成 63歳の堀井 RBA最年長安打記録になるか
堀井
王者・旭化成ホームズとナイスの戦いは、旭化成の山本監督、エース今野、チームリーダー北寒寺ら主力メンバーが本業の「全国表彰式」に出席するため欠場したにも関わらず、13-0で圧勝。選手が足りず駆り出された63歳の元監督・堀井が中堅前強襲の2塁打を放ち打点1をあげた。
これほどの高年齢の選手が安打を放った記録はなく、球史に残る偉業を達成した。山本監督に代わって采配を揮った木下は、自ら満塁に3球三振した以外は全てサイン通りに成功したという。2番手平山が完封。
全国表彰対象者は約1,100名で表彰社員は約180名。同社チームからは毎年のように数人が選ばれており、昨年は女性マネージャーも参加している。〝仕事も野球も〟を実践するRBAが誇れる優等生揃いだ。
ナイスはエース正木が肩痛で投げられる状態ではなかった。有力新人は宅建試験の直前で欠場したのも痛かった。
〝肩が痛いんだょ、中1週じゃきつい〟正木
旭化成は初回、先頭の原田が安打、2番木下は倒れたが3番久保田が四球、5番松井の内野ゴロは野選となりまず1点。その後も2つの四球と相手の拙守で2点を追加。さらに9番青木快の2点適時打と1番原田の3ランでこの回一挙8点を挙げ試合を決めた。
63歳堀井は6回無死1塁、6番福田の代打として登場。8球粘ったカウント3-2から痛烈なセンター前安打を中堅手が後逸(記者は見ていないが記録は2塁打らしい)する間に走者の津久井を迎え入れ打点1。堀井はその後ホームを踏み得点も記録。最終回はレフトを守り、守備機会はなかったそうだ。原田と青木快が3安打猛打賞
平山は3安打完封、5つの三振を奪った。
木下(三振はしたが2安打)
○木下 僕がチャンスに3球三振した以外はサインもよく決まった(堀井の記録を演出する采配は見事。試合後は山本監督かどうか分からないが携帯で勝利の報告をしていた)
○堀井 いい当たりだった。これ、もう破られない記録でしょ(水曜には60歳のみずほ信不動産販売の中村監督が、日曜には67歳の明和地所・藤縄顧問がいるが、果たしてどうか。堀井の記録は永遠に残るかもしれない)
猛打賞の青木快
〝どうだ、これで完全に1番打者として定着だ〟3ランを放った原田
〝俺だって他のチームなら不動のエースだ〟平山
リバブル 4回一挙逆転 長谷川が走者一掃3点2塁打 猪股快投 リスト無念
リバブルが逆転した場面
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | ||||
リスト | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
リバブル猪股 またまた快投 5回3分の2をノーヒット自責ゼロ
古豪同士の東急リバブル-リストは、リバブルの記者と同名の長谷川〝司〟ちゃんの走者一掃の3点2塁打をきっかけに4-3で逆転勝ち。1回途中から登板した猪股が前試合に続き好投。リストを1失点に抑えた。
長谷川司ちゃんは身長が160センチ台の小兵だが、同点打は見事なセンター返しだった。
リストは新エース横溝が欠場。前エースの舟山が4回突如崩れ、2番手の磯部も四球を連発して踏ん張れなかった。
3点を追うリバブルは4回、この回先頭の5番古屋が左翼前に快打を放つと俄然ムードが盛り上がり、続く山口が四球でチャンスをつくり、7番横田は倒れたが、8番西沢が粘りに粘り四球で満塁と好機を広げ、前打席で三振に倒れ監督の信頼を失う危機に立たされた9番長谷川が左中間を破る走者一掃の2塁打で同点。
ここでたまらず先発の舟山を諦めたリスト倉持監督は2番手の磯部をマウンドへ。しかし、磯部はまったくコントロールがきかず3者連続四球を与え、3塁走者の長谷川が小躍りして逆転のホームを踏んだ。
リバブル先発の藤巻は制球が定まらず1失点し、さらに満塁のピンチを迎えると、大槻監督は猪股に交代。猪股はピンチをよくしのぎ5回3分の2を投げノーヒット自責点ゼロに抑えた。
リスト舟山は体調が万全でないようで、4回に突如崩れた。
○大槻監督 こういうゲームはうちにあっている。ヒットがうてなくてどうやって点を取るか、これをテーマに戦ってきた。長谷川は前の回に三振したが、もう一度チャンスを与えようと決断した。投手交代も非情だったが、あそこで代えないと試合が壊れていたかもしれない
○長谷川司 (私の名前を憶えてくれていますか)もちろん(嬉しいことを言ってくれるではないか。最初に会ったのは昨年か2年前だったか。大槻監督には「司さんを出してやって」とお願いした)
同点の2塁打を放った長谷川
長谷川「司」ちゃん
試合後、倉持監督の話を聞くリストナイン
野村アーバン 優勝候補の積水神奈川も撃破 初の4強 積水は先発八木が誤算
野村が6点目を挙げた場面
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | |||
野村不動産アーバンネット | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | X | 7 |
水曜ブロックと日曜ブロック合わせ全59チームのレーティングがせいぜい20位くらいしかない野村不動産アーバンネットが、第2位の91積水ハウス神奈川を圧倒、7-3で快勝した。〝大ちゃん〟こと佐藤が初回に3ランを放ち、43歳三根が強打の積水打線を抑えた。積水神奈川は先発の八木が誤算。
先のラグビーワールドカップでは世界ランキング3位の南アフリカを13位の日本代表が破り、日本中が沸きかえったが、今夏の野村の勝利はそれくらい衝撃的な、記者にとっては屈辱的な出来事となった。三根監督は「レーティングがおかしいんだよ」と平然と語った。
野村は初回、先頭の折笠いか3者連続の四球と暴投で難なく1点先取。続くこの日は4番に座っていた佐藤が3ランを放ちこの回一挙4点を挙げ逆転。2回にも四球の2走者を置き、2番塚本が2点2塁打で突き放した。
前試合で素晴らしい投球をした茂木はヒジ痛で登板回避。代わって登板した43歳の三根監督兼投手は5回を3失点。最後は塚本が投げた。
積水神奈川は惨敗。初回は先頭の崎浜が安打し盗塁と内野ゴロで3進後、3番若佐の犠飛で1点を先取したまではよかったが、大量失点が堪えた。先発の八木は球威もコントロールもなかった。
○三根監督 レーティングの差なんかないと思っていた。俺、来週の水曜が誕生日。次投げられるか? 無理、無理(さすが大昭和製紙(白老)時代、あの興南高校出身の我喜屋監督時代に活躍しただけのことはある。三根の先発は全然読めなかった)
○木内応援団長らナイン どうせ大番狂わせなどと書くんでしょ。そうじゃないんだよ。これがうちの実力、実力。ベスト4まで進んだことないけど(…)
○マネージャー 大ちゃんが3ラン(佐藤の愛称が大ちゃんなんて全然知らなかった。佐藤はかつてチームの1番打者として孤軍奮闘。首位打者を獲得した年もあったのではないか。最近は衰えたと思っていたが、こんな大試合で本塁打を放つのはさすが)
●若佐 完敗です。完全に力負け。工藤? 仕事
〝これが俺たちの実力なんだよ〟佐藤(左)と三根監督
〝誰だ、負けたら廃部などと言ったのは〟がっくりする積水ナイン
土下座して自己批判する積水の選手
エイブル 坂木 サヨナラ打 田口が踏ん張る ミサワ神奈川 勝利目前で悪夢
エイブル サヨナラの瞬間
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3X | 3 |
レーティングが84のミサワホーム東京神奈川と85のエイブル戦は、エイブル坂木がサヨナラ打を放ち3-2で逆転勝ち。斉藤-田口の継投も決まった。
ミサワ東京神奈川は清水-大沼とつないで逃げ切りを図ったが、6回無死満塁の好機に1点も取れなかったのが響いた。主砲の鈴木は病み上がりで2三振。最終回は代打を送られた。
2点が重くのしかかり後がなくなったエイブルは最終回、1死から5番海野、6番坂本が連打し、続く田中が四球を選び満塁としたあと、8番深谷の内野安打で1点を返した。ここで2塁走者の坂本は3塁オーバーランしてタッチアウト。2死になったが、9番長谷川の安打で満塁とし、1番坂木が1-2と追い込まれながら中堅前に安打してサヨナラ。
2回の1死満塁、4回の2死満塁の好機を逸していたが、やっと3度目の正直となった。
先発の斎藤は制球が定まらず2失点したが、2番手の田口がよくしのいだ。
ミサワはあと一歩のところで勝ちを逃した。初回、安打で出塁した1番山田を3番石部が安打して1点。さらに3回には3四球の満塁から敵失で1点追加。3回まで無失点に抑えた清水から大沼へと逃げ切り態勢に入ったが、最後は落とし穴が待ち受けていた。
6回、無死満塁から8番以下が凡退し1点も取れず突き放せなかったのが痛かった。
○坂木 打ったのはスライダー(初球、2球目ともストレートをコンパクトに振りファウル。3球目はボールで、4球目を見事にセンター返し。気迫がこもっており、打者の見本のような打撃だった。坂木は前試合でも3安打。打たれた大沼は真っ向勝負。責められない)
●ナイン うちのレーティング低すぎるんじゃないの(2-0でリードしていた場面。確かに強くなったが、あの無死満塁でどうして1点も取れないのか。スクイズはなかったのか。相手の田口は予選でも無死満塁のピンチをしのいでいる)
サヨナラ打を放った坂木
エイブル坂木
堀内監督
ミサワが敵失で1点追加した場面
ラグビー日本級の番狂わせ 野村が積水を破る 63歳の堀井は球史に残る安打
3ランを放った野村アーバン佐藤
野村アーバンがラグビー日本代表クラスの衝撃的大金星-第27回RBA野球大会水曜ブロック準々決勝戦4試合が10月14日、大宮健保グラウンドで行われ、圧倒的不利と思われた野村不動産アーバンネットが優勝候補の積水ハウス神奈川を圧倒、7-3で下し初のベスト4入りを決めた。王者・旭化成ホームズはナイスに大勝。エイブルはミサワホーム東京神奈川にサヨナラで接戦を制した。準決勝戦は旭化成ホームズ-野村アーバン、エイブル-東急リバブル。( )内の数字は記者のレーティング。
野村アーバンネット(84) 7-3 積水ハウス神奈川(90)
水曜ブロックと日曜ブロック合わせ全59チームのレーティングがせいぜい20位くらいしかない野村不動産アーバンネットが、第2位の91積水ハウス 神奈川を圧倒、7-3で快勝した。〝大ちゃん〟ことチームの〝顔〟佐藤が初回に3ランを放ち、43歳三根が強打の積水打線を抑えた。積水神奈川は先発の八木が誤算。
先のラグビーワールドカップでは世界ランキング3位の南アフリカを13位の日本代表が破り、日本中が沸きかえったが、今回の野村の勝利はそれくらい衝撃的な、積水と記者にとっては屈辱的な出来事となった。三根監督は「レーティングがおかしいんだよ」と平然と語った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | |||
野村不動産アーバンネット | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 | X | 7 |
土下座して自己批判する積水の選手
東急リバブル(84) 4-3 リスト(85)
古豪同士の東急リバブル-リストは、リバブルの記者と同名の長谷川〝司〟ちゃんの走者一掃の3点2塁打をきっかけに4-3で逆転勝ち。1回途中から登板した猪股が前試合に続き好投。リストを1失点に抑えた。
長谷川司ちゃんは身長が160センチ台の小兵だが、同点打は見事なセンター返しだった。
リストは新エース横溝が欠場。前エースの舟山が4回突如崩れ、2番手の磯部も四球を連発して踏ん張れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 4 | ||||
リスト | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
長谷川〝司〟ちゃん
ミサワホーム東京神奈川(84) 2-3 エイブル(85)
レーティングが84のミサワホーム東京神奈川と85のエイブル戦は、エイブル坂木が2死満塁からサヨナラ2点打を放ち、初の4強入りを決めた。斉藤-田口の継投も決まった。
ミサ ワ東京神奈川は清水-大沼とつないで逃げ切りを図ったが、6回無死満塁の好機に1点も取れなかったのが響いた。主砲の鈴木は病み上がりで2三振。最終回は代打を送られた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3X | 3 |
エイブル坂木
旭化成ホームズ(92) 13-0 ナイス(82)
王者・旭化成ホームズとナイスの戦いは、旭化成の山本監督、エース今野、チームリーダー北寒寺ら主力メンバーが札幌で行われる本業の「全国表彰式」に出席するため 欠場したにも関わらず、13-0で圧勝。選手が足りず駆り出された63歳の元監督・堀井が中堅前強襲の2塁打を放ち打点1をあげた。
これほどの高年齢の選手が安打を放った記録はなく、球史に残る偉業を達成した。山本監督に代わって采配を揮った木下は、自ら満塁に3球三振した以外は全てサイン通りに成功したという。チーム2番手投手の平山が完封。
全国表彰対象者は約1,100名で表彰社員は約180名。同社チームからは毎年のように数人が選ばれており、昨年は女性マネージャーも選ばれている。〝仕事も野球も〟を実践するRBAが誇れる優等生揃いだ。
ナイスはエース正木が肩痛で投げられる状態ではなかった。有力新人は宅建試験の直前で欠場したのも痛かった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 13 | |||
ナイス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
旭化成ホームズ元監督の堀井
RBA水曜ブロック 10・14 準々決勝 どっちも〝勝って〟予想
RBA水曜ブロックはいよいよ準々決勝戦が10月14日に行われる。4試合のうち2試合は優劣がはっきりしているが、あとの2試合は互角。接戦必至だ。例によって記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内は記者のレーティング。
ミサワホーム神奈川(81⇒84)-エイブル(84⇒85)
大接戦だ。ミサワは46歳のベテランエース清水だけでなく、新人の大沼が加入し継投が決まっている。
打線はいまひとつだが、しぶとさがある。前試合では主砲の鈴木が欠場したのが気になるが、代わって守った吉田捕手が3つ盗塁を阻止した。盗塁阻止率は5割。打撃は鈴木がはるかに上回りそうだが、守るだけなら鈴木より上かも。
エイブルもレーティングを一ポイント引き上げ、こちらを上位とした。投手は斉藤と田口の勝利の方程式が完成。先発を務める斉藤は最初から飛ばすことができる。田口も完投能力がある。
打線も貧打が解消しつつある。荒川兄が好調なのに対して荒川弟がいま一つのようだが、弟が打てば打線がつながる。坂木、坂本、海野らも元気だ。
東急リバブル(82⇒84)-リスト(84⇒85)
この試合も激戦必至。リバブル猪股の復活には驚いたが、何しろ第17回大会の優勝投手。肩痛を抱えているが、三井リアル戦ではそのそぶりも見せなかった。投げたあと痛みがないのか、中1週で疲れはないのか不安はあるが、ここも先発か。藤巻も臨戦態勢のはず。
打線はやはり主砲の河野に期待がかかる。相手は左だが本格派。攻略すればチームは勢いづく。伏兵も多い。
リストは横溝が前試合で完封勝ち。猪股と同じ、肩痛を抱えているが、猪股より一回り近く若い。力で押すか。舟山も復活を宣言している。
打線も田中、杉山、横溝に35歳のベテラン海藤が前試合で2本のヒットを放った。上げ潮ムードにある。昨年は2連敗(1試合不戦敗)で予選敗退しているだけにここは必勝態勢だ。好打者岩島はどうした。
旭化成ホームズ(92)-ナイス(82)
旭化成ホームズが優勢。今野の先発はないとみた。2番手平山の先発だろう。平山は今野の影に隠れて印象は薄いが、他のチームなら堂々のエース。好調なら落ちる球(フォークか)でナイス打線を翻弄しそう。
打線も若手がベテランからレギュラーの座を奪いつつある。ここは「鬼の居ぬ間に洗濯」する余裕はないはず。存在感をアピールしたい。
ナイスは新人の山本投手、稲見ら4人が宅建直前のため欠場するのが痛い。どこまで抵抗するか。正木は気迫で投げるタイプ。劣勢を跳ね返せるか。
打線は村尾、横澤を中心に元気だ。今野が欠場すれば勝つ可能性は皆無ではない。平山は顔に似合わず心臓が強いほうではない。出塁したら足でかき回したい…打てる横澤、芦沢の2枚看板はRBA屈指の鈍足だが…。
積水ハウス神奈川(89⇒90)-野村不動産アーバンネット(81⇒84)
積水神奈川が優勢。エース秋山は肩痛が再発。まず登板は無理。代わって初戦のケイアイスター戦で先発した工藤が投げるそうだ。工藤はその試合で1安打5奪三振3四球完封している。野村アーバン相手でも完封する力があると見た。
打線は絶好調。斉藤、岩佐、石田ら化け物揃いだ。草野球大会「ストロングリーグ」でも「swat」として上位の成績を残しているとか。
野村アーバンは御前試合で見事なピッチングを披露して宮島社長を喜ばした茂木の踏ん張り次第。相手が違うので完封は難しそう。
失点覚悟で打線がどこまで援護できるか。あのチーム存続の危機にあるPL学園出身の中川はどうしたのか。宅建の直前で勉強に忙しいのか。
しかし、この期に及んで猛勉しても落ちる者は落ちる(受かる者はうかる)。付け焼刃で受かるほど宅建は甘くない(名前だけ「宅建士」に格上げしてどうすると記者は思うが)。「ドームに行くために試合に出させてください」と上司に懇願してはどうか。ここで活躍し存在感を示せばチーム存続の希望の光を灯すことになるかも。宅建に臨む姿勢は積水神奈川の斉藤に聞いてほしい。