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 明日のRBA水曜ブロック予選2日目の記者のどっちも〝勝って〟予想。1回戦はレーティング上位チームが勝ったのは確か7割を超えたはず。今回もそれくらいはいくはず。どこがレーティングを外してくれるか。これも楽しみだ。( )内は記者のレーティング。

RBA 水曜ブロック レーティング発表 旭化成、積水神奈川、エイブルの順

三菱地所ホーム(65⇒68)-ポラス(80)

 ポラスの選手が集まらず、試合が行われれば三菱地所ホームの不戦勝が決定する。地所ホームが2連勝。

エイブル(87.5)-ミサワホーム神奈川(84)

 エイブルが優勢。初戦は不戦勝だったが調子は維持していると見た。先発はやはり斉藤か。打線は坂木が引っ張るか。荒川兄弟が活躍するか。新しい主砲が出てくるのか。

 ミサワ神奈川はベテラン清水。エイブル打線が王者の貫禄を見せようと、各選手が意気込んで強振してくるようだと清水の思う壺。エイブル打線がドツボにはまる可能性もある。

日神不動産(71⇒68)-一条工務店(76⇒77)

 1回戦の戦いぶりからして日神は柳原が〝引退〟するようではさらに戦力ダウン。レーティングを68に引き下げる。一条・草彅は日神出身。柳原との対決を楽しみにしていたはずだが、かなわなくなった。期待の新人・加藤が投げるという。レーティングを1点引き上げた。

住友不動産販売(86⇒86.5)-積水ハウス京葉(78⇒77.5)

 住友不販が優勢。新人の西が使えるめどが立った。レーティングを0.5引き上げ。ここはエース伊藤の先発か。

 積水京葉は初戦不戦敗。やはり生田の調子が戻っていないと見た。さらにレーティングを引き下げた。

リスト(85⇒84.5)-野村不動産アーバンネット(86⇒86.5)

 野村アーバンがやや優勢と見た。茂木が堂々のRBAの看板投手に成長した。打線もいい。リストの佐藤であろうと舟山であろうと打ち崩しそう。

 リストは初戦冷や汗をかいた。佐藤の連投はないと見た。ここは舟山。昨年はふがいない成績しか残せなかった。汚名を返上するチャンスだが、劣勢は否めない。初戦欠場した杉山はどうした。このチームは試合に出なくてもいいから、海藤、杉山は絶対に顔を出さないといけない。今季の岩島はいい。

 リストの北見社長、伊東専務にお願いだ。しっかり腰を据えてチーム強化に取り組んでいただきたい。倉持さんという〝宝〟があり、海藤、杉山、岩島などタレントも揃っている。〝仲良しクラブ〟ではなく、CSR活動の一環、社員の自己実現のためにもRBAを代表するチームに育ててほしい。

積水ハウス神奈川(88⇒88.5)-三井不動産リアルティ(84.5)

 積水神奈川が優勢。工藤はRBA屈指の好投手。ただ、このチームは先発をジャンケンで決めるそうだから、ひょっとしたらゴリラ斉藤が投げるかもしれない。先発に意欲を見せているという。

 三井リアルは松浦の踏ん張り次第。相手は強打者ぞろい。コントロールミスは許されない。振り回すバッターが多いから、松浦は討ち取りやすいかもしれないが…。

タウングループ(78⇒82)-積和不動産(79⇒78)

 初陣タウングループの初勝利が濃厚。いいチームだ。レーティングを引き上げる。

 昨年元気だった積和は初戦は選手も少なく精彩を欠いた。初陣にRBAの厚い壁を見せつけてやれ。

ミサワホーム東京(87⇒85)-伊藤忠ハウジング(81)

 ミサワ東京がやや優勢だが、積水ハウスにサドンデスに持ち込まれるようでは情けない。レーティングを下げた。誰が投げるのか。古市は故障か。高橋は復調した。昨年は細くなり元気がなかったが、今年は一昨年の状態に戻ったと見た。

 伊藤忠ハウジングは渡辺が満を持して登板する。総合力でやや劣るのでレーティング差は4あるが、逆転の目も十分。城西大カルテットが頑張れば優位に立つかもしれない。

東急ホームズ(73⇒75)-長谷工グループ(77⇒78)

 双方とも戦力アップ。元気がある。ムードは最高だ。レーティングは東急を2、長谷工を2それぞれ引き上げた。長谷工の新エース檜木がいい。最少失点に抑えるはず。

 東急は稲木が戻ってくる。やさしそうな檜木を声で震え上がらせれば互角に持ち込めるかもしれない。逆に燃え上がらせる効果しかなかったとしても、これは記者の責任ではない。賭けに出る手はあると見た。揺さぶりをかけたい。ただ、長谷工はまた大岡社長が応援に駆け付けるかもしれない。そうなると…乱闘の場面は勘弁してほしい。まあ、双方とも1勝しているので予選突破をにらんだ〝負けるが勝ち〟の高等戦術もあるのか。頭の勝負になるのか。

オープンハウス(85.5⇒86)-オークラヤ住宅(78)

 オープンハウスは渡辺新監督のやる気を買って0.5レーティングを引き上げた。今年はやると見た。初戦は謝敷がいなかったがどうしたのだろう。光永はいい打者。不動の4番になれば強くなる。

 オークラヤ住宅は当たって砕けろだ。ひょっとすると相手は川崎が先発しないかもしれない。そうなったらチャンスあり。

セキスイハイム不動産千葉(77)-グローバル住販(75⇒76)

 互角。ハイム不動産の初戦敗戦の敗因がよくわからない。やはり守りか。井上をしっかり援護してほしい。

 グローバル住販はRBAのレベルがわかったはずだ。ここも初戦と同じレベルのチームだ。左腕の井上を攻略できるか。井上と長谷工の檜木との比較ではやや檜木のほうが上回ると思うので、勝算あり。

ケイアイスター不動産(83⇒81)-大和ハウス工業(77⇒79)

 ケイアイスターがやや優勢と見たが、エース浅見はデビューしたころと比べ歳を感じた。全体的にも戦力は全然アップしていない。株価は好調かもしれないが、野球は格下げ。

 大和ハウスの上原は制球難を露呈したが、初戦はやはり緊張したのだろう。今回は〝落ち目〟のケイアイだ。落ち着いて投げれば完封もできる。とにかく自分で墓穴を掘らないことだ。レーティング差はわずか2だ。

中央ビル管理(66)-ナイス(83⇒83.5)

 ナイスは芦沢の好投に敬意を表してレーティングを0.5引き上げた。もっと引き上げたいのだが、総合力から判断すると適正な数字だろうと思う。芦沢が連投で先発すると見た。

 中央ビル管理はどこまで抵抗できるか。投げる投手はいるのか。1点くらいとってほしいが…相手は49歳の投手。歳だけなら互角だぞ。

東京建物不動産販売(77⇒81.5)-住友林業(81)

 乱打戦になった昨年の再戦。東建不販は齋藤、小野の新人の加入と「痛風」(もう間違えないぞ)の加覧(これも伽藍じゃないぞ)が本塁打を放ち、ムードは最高。レーティングを0.5引き上げ、古豪・住林より上位にしたがどうだろう。

 東建の関係者の皆さん、わたしのレーティング付与能力の高さを思い知ったか。日曜ブロックの東建は稲富の情報があったのでレーティングを急きょ下げ、地所リアルを上位にした。結果はその通りになった。

 今回は逆だ。住林より0.5引き上げるのは勇気のいることだが、どっちが勝ってもいいような沽券にかかわるようなことをわたしはしない。記者の見る目は節穴じゃないことを証明できるのはあなたたちだ。

 住林はチーム再建途上。集合を掛けても選手が半分も集まらない状態があったとか。日大三高の〝名誉監督〟に祭り上げられた鈴木前監督の耳に入ったらただじゃすまないはずだ。さて、先発は中宇根か。また石井が抑えに登板するのか。

住友林業 冷や汗ものの辛勝 石井がピシャリ(2015/6/12)

三菱UFJ不動産販売(67⇒72)-コスモスイニシア(67⇒65)

 チームが若返った三菱UFJがやや優勢。レーティングを5つも引き上げた。コスモスイニシアを一蹴するか。お願いだから、どぶに落ちた犬を叩くような真似だけはしないでいただきたい。

 コスモスイニシアは3年計画くらいでチームを再建してほしい。日曜ブロックは渡辺の情報でレーティングを9つも上げて赤恥をかかされた。松永はいい投手だがやはり制球が甘い。リズムも悪い。しかし、水曜に無償でトレードすれば予選で1つや2つ勝てると思う。懐かしい吉村にも再開したが、どうしてあんなに大量失点したのか。やはり歳なのか。

ちばリハウス(77)-パナホーム(76⇒76.5)

 大激戦だ。イギリスのEU残留か離脱かを予測する以上に難解。第三者はどっちでもいいように思うかもしれないが、負ければ予選敗退。当事者にとっては生きるか死ぬか、どちらが先に棺桶に入るかの大問題だ。レーティング差はわずか0.5。どっちに転んでも記者は驚かないが、この0.5の差が記者のレーティング付与能力の高さを証明するような気がしてならない。

 個人的にはパナホームのオコエ・藤代に期待したいが、オコエの情報は相手に筒抜けだ。

 オコエ、相手の投手篠原は変化球投手だぞ。しかし、篠原は負けず嫌いだから、素人を変化球で討ち取ることを潔しとしないはずだ。だから、そこそこのストレートを投げてくる。このストレート狙いだ。間違っても全部の球を打とうとしてはいけない。全てストレートではこない。カーブかスライダーを交えるはずだから、ストレート狙いで、もし変化球がきたら強振してはいけない。素直に篠原に打ち返す(センター返しとこの業界では呼ぶ)気持ちで振れば、その通りセンター(つまり中堅)に安打を放てるかもしれない。

 塁に出たら走れ。相手の捕手は誰だっけ。かなり歳を食っているはずだから、まず成功する。3塁も狙ってやれ。ひょっとすると本盗(またはホームスチールと呼び、3塁から本塁へ盗塁を敢行すること)もできるかも。プロ野球球界ではめったに見られないが、ないわけではない。草野球ではたまにある。RBAでも、名前は出せないが、3回くらい成功させた選手がいる。肝心なのは相手投手と捕手に警戒されないことだ。走るぞ走るぞという気配を見せたら絶対に失敗する。すっとぼけて相手を油断させれば成功する確率は、少ないとはいえゼロではない。味方の打者のこともよく考えろ。走って死ぬリスクと打者が打つ確率を天秤にかけて判断することだ。

 まだまだ書きたいことはあるが、こんなことを書いても誰も読んでくれないからこの辺でよす。明日も15試合。オコエの打席を見ることはできないかもしれないが、とにかく頑張れ。

 あっ、一つ忘れていた。ちばリハウスの小川監督、10人目の選手は出さないほうがいいと思いますよ。オコエにはなんのことかさっぱりわからないだろうが、赤羽監督はそんなことをすればすぐアピールするはずですよ。それと篠原、他の打者は全力で抑えていい。オコエは素人。全部ストレートを投げてやれ。渾身の力を込めれば三振に斬って取れるかもしれない。ものは試しだ。

 

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 RBA野球とは関係ありませんが、お勧めの記事は「ちょっと休憩 あの大きな尻に…」です。

ちょっと休憩 あの大きな尻に敷かれたコインの運命は果たして

RBA日曜ブロック 19日開幕 試合結果 54歳ミサワ大野が最年長勝利投手記録

 

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木下の2打席連続弾に沸く地所リアルベンチ

東京建物(81⇒78) 5-9 三菱地所リアルエステートサービス(79)

  1 2 3 4     合 計
三菱地所リアルエステートサービス        
東京建物        

 

 三菱地所リアルエステートサービスが逆転勝ち。木下が2打席連続弾。寺田投手が3回以降踏ん張った。東建は村部が絶好の立ち上がりを見せたが、2回に崩れ、河越も追加手を許した。

 初回3点を先取された地所リアルはすぐ反撃。2回に村部と途中代わった河越を攻め一挙6点を挙げ逆転。再び2点を返され、その差1点差と追い上げられた3回には6番木下が2打席連続のホームランで突き放した。

 先発の左腕寺田は、立ち上がりは球が高めに浮き痛打されたが、3回からは見違えるように低めコーナーに球が集まり、東建打線を完全に抑えた。

 東建の村部は絶好の立ち上がりを見せたが、2回、突如崩れ(故障発生か)、途中で河越に代わったが、河越も相手の勢いを止められなかった。

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地所リアル 寺田

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「余裕っす」 地所リアル木下

〇榊監督 寺田がよく投げた

〇木下 余裕っす

●河越 2本打たれた。相手が強い

村部 2回に突如崩れる 河越も勢い止められず

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東建 村部 

 「勉強の合間に投げていた僕と違うところを見せてやる」-平成27年度の不動産鑑定士の資格を取得した村部はこう残してマウンドに上がった。受けるのは同僚の2012年入社の生出(おいずる)だ。生出は慶大準硬式経験者で、4年の秋の大会ではベスト9に輝いている捕手だ。

 そして、言葉通り素晴らしい立ち上がりを見せた。わずか7球で三者凡退に討ち取った。先頭打者には初球高めのストレート、2球目はスライダー、3球目はカーブで3球三振。2番は初球やや甘いストレートだったが、1塁ゴロ。3番打者の初球は外のボール、2球目はスライダーが低めに決まり、3球目はややシュート回転したストレートで内野ゴロ。その裏、チームは3点を先取した。

 ここまで観戦して、記者は東建が勝だろうと思い、他の試合を取材するため場を離した。何とその間に生出は6失点していた。途中、期待の慶大硬式出身の新人・河越が登板したが、相手の勢いは止められなかった。河越は「相手が強かった」というほかなかった。

 村部に何が起きたのか謎だが、万感の思いを込めて投げたのは間違いない。闘志だけでは牛耳ることができないことを学んだはずだ。

 記者は素人だが、RBAと西武戦の試合を年間100数十試合見ている。一つだけアドバイスできるとすれば、ストレート勝負を捨てることだ。村部は初回7球で討ち取ったが、あのストレートは危ない。RBAの主力選手はストレート狙いでその球が来ればまず打つ。パナソニックのボクサー〝オコエ〟藤代も速球にはバットを当てた。あの今野だって小笠原だって決め球は変化球だ。直球は釣り餌だ。いまRBAで直球勝負できるのは治下くらいしかいないのではないか。

◇       ◆     ◇

 村部は入社2年目の一昨年、日曜ブロック初戦のケンコーポ戦で先発した。4回まで19点を奪われチームは屈辱的な大敗を喫した。当時の記者の記事には「村部はストレートがほとんど高めに浮き制球もままならず、時おり投げる…山なりのカーブも王者には全然通用しなかった」とある。

 村部は敗戦の理由を語らなかったが、不動産鑑定士の試験にチャレンジ中で、1次試験に合格したころだったようだ。

 そして昨年は一度も出場せず資格取得に励んだ。平日は「朝2時間、昼1時間、夜2時間、土日曜日は10時間」の勉強に励んだ。結果、見事に合格した。

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東建の残念会

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チームビルディング担当の上原(21世紀枠で甲子園に出場した長田高-神戸大卒。あの働く女性の「Bloomoi/ブルーモワ」の田所照代氏も確か神戸大だった)

東建に慶大卒のマックス142キロ河越4人の美人マネも加入 村部は鑑定士合格(2016/6/10)

王者ケンコーポ 小田4安打1発 村上2発5打点で圧勝(2014/7/8)

東京建物に奇跡をもたらすか 新人の村部投手(2013/7/16)

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〝68歳だぞ! ミサワの大野よ待ってろ、俺が最年長勝利投手になってみせるぞ〟明和・藤縄監督

明和地所(67) 5-4 三井不動産レジデンシャルサービス(76)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャルサービス    
明和地所 1X    

 

 明和地所が復帰後3年目にして初の、大会参加9年ぶりの勝利を飾った。序盤の劣勢を跳ね返しサヨナラ勝ち。68歳藤縄の登板機会はなかったが、河合が藤縄の黄金バットでサヨナラ打を放った。三井レジサービスはまさかの敗戦。

 3回までに4失点し、劣勢の明和がじわじわと追い上げ、6回に同点に追いつくと7回、先発した河合が藤縄監督から借りた黄金のバットでサヨナラ打を放った。試合経過はよくわからない。6回、7回は新人の藤井が投げた。

 鶴田が書いたと思われる同社の社内報向けの予定原稿には「(最終回)2塁にランナーを置いて先発のマウンドで4回まで何とか踏ん張った河合が右中間を破る打球を放つ。すると、2塁から高校時代はラグビー部で左ウイングとして鳴らした鶴田係長が激走して生還」とある。鶴田がラガーマンだったことは全然知らなかった。

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明和 同点の本塁打を放った込山

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明和 鶴田キャプテン代行(左)と佐々木

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左から藤井、河合

〇藤縄監督 佐々木の2度のファインプレーがなければあと4点取られていた(68歳の監督は昨年、60歳以上がメンバーの杉並スーパーシニアに入団。ベンチウォーマーだが、この前も2イニング投げたという)

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最初は景気が良かった三井レジサービス

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三菱の先頭打者大山がサンフロの出鼻をくじく初球本塁打

サンフロンティア不動産(82) 3-4 三菱地所(82)

  1 2 3 4     合 計
三菱地所      
サンフロンティア不動産      

 

 三菱地所が接戦を制した。野球部内結婚の鈴木キャプテン夫婦に白星をプレゼント。先頭打者大山が初球先制弾。東大卒の4年目成瀬が4番を打ち、〝ベンチ外〟の新人沢田も先発出場。ムードは最高だった。サンフロは内村が本塁打を放ったが惜敗。

 三菱は、これまでも好投していた社が先発した。サンフロは三村が先発。二宮監督が勇退ではなく、現役1本で臨むとかで2番右翼で先発した。

 結果は接戦の末、三菱が逃げ切った。

〇成瀬 宅建? ようやっと3年目で取りました

〇澤田 宅建? 今年取ります

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〝俺が大山だ〟

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左から谷村、武居、成瀬、澤田

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◇      ◆     ◇

 昨年は王者・ケンコーポをあと一歩まで追い詰めながら、ジャンケンで敗れるという悔しい思いをした三菱地所元気に戻ってきた。元同社の広報マンで主砲だった谷村も帰ってきた。

 とりわけ威勢がよかったのが東大野球部の成瀬と澤田のコンビ。成瀬は入社4年目。東大でも4番を任されていた打撃を示した。一方の澤田は〝ベンチ外〟だそうで、記者か見たときは見逃し三振をした。

 しかし、いくら立派な大学を卒業しようと、世界的政治学者ともてはやされても、自業自得の身から出た錆とはいえ〝あなたはどうしたら辞めていただけるんですか〟などと失礼な質問を青二才のマスコミからされる政治の世界より、「人を、想う力。街を、想う力。」を実践する企業で、いかに速く投げられるか、いかに遠くに飛ばせるか、いかに俊敏に動けるかという単純でもっとも難しい野球に打ち込める喜びをこの二人は味わっているはずだ。

 チームには早大野球部の武居も2番でデビューしたほか、何だか元プロのマックス145キロを投げていた服部が加入したという。

三菱地所・服部は「元プロ」ではなく「早大在学中にクラブチームに所属」/訂正(2016/7/15)

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サンフロ 三村

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〝RBAの主砲は俺だ〟サンフロ 内村

 

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トーシン 稲垣

トーシンパートナーズ(81) 9-0 コスモスイニシア(73⇒82)

  1 2 3 4     合 計
コスモスイニシア        
トーシンパートナーズ        

 

 トーシンは田中前監督が〝退団〟。岩本監督が采配を揮った。チームの戦力ダウンは否めないが、徳村、稲垣が好投した。コスモスイニシアは吉村が久々に登板したが2回持たず。噂の松村も今一つ。

 水曜ブロックのコスモスイニシアのエースとして投げていた吉村が、まさか日曜ブロックの同社チームの投手として登板するとは思ってミーもいなかったが、吉村も48歳。拙守も重なり大量失点した。しかし、ほぼ同期のナイス芦沢は見事に復帰した。球威の衰えを技術でカバーしてほしい。

 松永は変化球投手とみた。制球が今一つだった。

〇岩本 田中はもう当社にいない。わたしが監督を務める。ピッチャーがいない。小刻みに継投するほかない(昨年の猪俣、塚越の両党首の名前はメンバー表になかった)

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コスモスイニシア 松永(左)と吉村

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「阪大法学部です」と元気よく飛び出していったコスモスイニシア井上(徳) 結果はどうだったのか

 

 

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〝俺が日曜ブロックの本塁打王だ〟青山メイン 平野

タイセイ・ハウジー(84.5) 6-13 青山メインランド(84)

  1 2 3 4     合 計
青山メインランド         13
タイセイ・ハウジー        

 

 ノーガードの乱打戦を青山メインが制した。津久井が好投。折からの風と最深部で70mくらいしかない狭いグラウンドのせいか、青山は平野の3発、46歳山梨の満塁弾をを含む7発、タイセイは飛距離120mくらいという千葉英の1発を含む4本の合計11本塁打が飛び出した。

 青山は2打席連発を含む平野がRBA大会記録に並ぶ3発を放った。平野は通算で10本くらい放っているという。このほか加藤が2本、豊田が1本放った。センター返しの基本に忠実の打撃を見せた46歳山梨の打撃も光った。青山の先発は津久井で3回を投げ、4、5回は北野が投げた。

 タイセイは貞池のあとを受けて千葉英が久々に登板。記者が見ていた限りでは、ストレートは高めに浮き、スライダーも制球を欠いたが、時折、内角をえぐるストレートがシュート回転していいところに決まった。

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青山メインベンチ

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津久井(左)と山梨

〇石井監督 今年は津久井が中心

●千葉英 満塁弾を浴びた? 苦し紛れのストレート。それより僕の本塁打を見ていない? 風もクリークも関係ない。120mは飛んだはず

●田村 秋田の本庄出身です(甲子園に出場し、楽天からプロ入りの勧めがあったそうだが、本人は東洋大に進学)

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タイセイ 本塁打を放った左から千葉英、桧垣、井上、高橋

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この二人はまるで兄弟のよう(千葉英と千葉政)

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さすが秋田出身 田村(薄絹のようなきめの細かい肌をしていた。代打で安打を放った)

◇      ◆     ◇

 ホームベースから外野方向にいつものかなり強い風が吹いていたとはいえ、これでは試合にならない。両翼はせいぜい60m、最深部でも70mくらいしかないグラウンドでは、当たれば飛ぶ強打者同士の戦いは本塁打が乱れ飛ぶのは当然だ。対策を練るべきだ。

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清水 治下

清水建設(88) 11-0 日本駐車場開発(79)

  1 2 3 4     合 計
日本駐車場開発        
清水建設         11

 

 清水の元三重スリーアローズ゛の治下が快刀乱麻の素晴らしいピッチング。ケンとの第27回決勝戦でいきなり4者連続四死球で降板した屈辱を晴らした。1安打完封勝ち。金子が久々に復帰、2安打を放った。日駐・大沼は自滅したが、最後は復活を予感させるいいピッチングをした。

清水は初回、5番金子の犠打と6番松浦の野選を除き1番から7番まで全て四死球を選び、さらにパスボールも絡んで4点を奪取。その後も攻撃の手を緩めず、3回まで大量11点を挙げた。

 3回まで放った安打は9番藤川が3回に放った本塁打と5番金子の2安打と7番尾田の4安打のみ。四死球は8個。治下は3四球、小寺は1四球に2三振。復帰した金子は犠打と2安打。

 第27回大会決勝戦で散々だった治下は見違えるピッチングを披露。初回に1安打を許したのみで、5回まで8三振を奪った。球威があり、スライダーも決まった。

 日駐は惨敗。初回、3番山本が放った1安打だけでは手の施しようがなかった。先発の大沼はコントロールが悪く1死も捕れず降板。最終回に再登板して三者凡退に討ち取った。

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治下(左)と本間監督

〇本間監督 治下? まだまだ。金子が帰ってきた

〇治下 全快

●木田監督 戦力が下降する一方(いつもは強気だが、この日は元気がなかった)

●大沼 調子はよかった。僕が炎上してしまった

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日駐 大沼

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日駐の新人 水木(サードゴロと三振)

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日駐 女性応援団

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〝はや秋風か〟 日駐ナイン

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ポラス 折笠

ポラス(80) 1-0 安田不動産(73)

  1 2 3 4     合 計
安田不動産    
ポラス    

 

 ポラスが辛勝。エース折笠が7回1安打完封。下位打線が得た1点を守り切った。安田は久々に登板した小久保が奮投したが、打線の援護がなし。次戦で東急不動産と生き残りをかけて戦う。

 ポラス折笠、安田・小久保の投手戦となった試合が動いたのは5回。あと攻めのポラスは、この回先頭の7番東窪、8番折笠が連打して好機をつくり、9番小田切の内野ゴロで東窪が生還。1点をもぎ取った。

 この1点をエース折笠が守り切った。打たれた安打は6回に松永に許した内野安打1本だった。奪った三振は13個。与えた四死球は4個だった。

 安田は惜敗。久々登板の小久保は初回の2死満塁をしのぐとあとは折笠と互角の投球を見せたが、6回は下位打線につかまった。岡光真従常務の声援にこたえられなかった。

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折笠(左)と東窪のバッテリー

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安田 小久保

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岡光常務

〇成田監督 しぶとい試合だった。投手が頑張った

〇折笠 あれは絶対アウト。ちくしょう(6回の内野安打について)

●ナイン 次の東急戦は小久保が仕事で欠場。森が投げるかもしれないし、北地さんもが大丈夫そう

●小久保 北地さんは打たせて取るタイプだから、どれだけ守れるかが課題

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安田の期待のトリオ 左から2年目の梅沢、新人の渡辺、宮川(渡辺も宮川もテニスはやるらしいが野球は初めて。梅沢は3三振、宮川は2三振に投手ゴロ。宮川は高校時代、テニスで関東大会に出場経験あり)

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〝いかんなぁ、俺も年を取った〟ポラス 成田

 

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地所リアル榊監督(監督、申し訳ありません。あの女性のお尻がどれだけ大きかったかをわかりやすく読者の皆さんに伝えるために写真を使わせていただきました。他意はございません)


 ここでちょっと休憩。昨日(19日)、野球の取材を終え、都営新宿線岩本町駅から新宿駅に向かった。18時前だ。車内はみんな座れるほどで、疲れ果てていた記者も座り、本を読みだした。小川町駅で隣に座っていた夫婦連れと思われるおじいさんが降りた。気が付くと、隣のシートにコインが転がっていた。よく見ると500円玉が一つと100円玉が3~4個、10円玉も数個あった。

 〝おじいさん、お金、落としましたよ〟と呼び掛けようと思ったが、すでにその客の姿はホームになかった。隣の駅に着いたら、ホームの駅員に届けようと思ったが、最近の地下鉄のホームには合理化のためかほとんど立つ人はいない。

 記者だけでなく、周りの対面の人たちも空いた座席にコインが落ちているのをみんな知っていそうだった。チラリチラリ記者を見る。そのときの記者の風体は三郷の河川敷の砂にまみれ、頭の毛はぼさぼさ、シャツはよれよれ。どう見てもいつものような紳士には見えなかったはずだ。乗客は、記者がポケットに入れるのを監視していたに違いない。もしそうしたら、大声で〝ドロボー〟とか〝痴漢!〟などと叫ばれるのではないかと恐怖を覚えた記者は、取りあえずそのままにして、新宿に着いたら駅員に届けようと覚悟を決めた。

 ところがだ。ここで事件が起きた。一瞬の出来事だった。市ヶ谷駅だった。

 どかどかと乗客が乗ってきた。コインが落ちている席のその隣に、若い、歳にして20歳くらいのとても美人とは呼べない太り気味の、とはいえ地所リアル榊監督と比べればほっそりした女性が、ソフトクリームをはしたなく舐めながら座った。するとその女性は、孫の手よりも猫の手よりも速い、まるで飢えたサルよろしく、そのコインを大きな尻(スカート姿だったのでどれだけ大きいかは判然としなかったが)の中、正確にはスカートの中にたくし込んだ。

 コインが消えた隣の席には中年の男性が当然のことながら座った。男性が隠れ蓑になって記者の視界から女性が消えた。

 後悔先に立たず。ドロボー呼ばわりされるのにひるんで何もしなかった罪悪感が襲ってきた。もうだめだ。あのコインのことが頭から離れなくなった。スカートにたくし込まれたコインはどうなるのか。尻に敷かれたコインは火照って爆発寸前状態になったはずだ。尻から解放されたら駅員に届くのか、それともまたソフトクリーム代として、あるいはまたネコの餌代か、化け物に変身する化粧代に消えるのか…こんなことを考えだしたら、新宿で飲んだ酒の味もかみさんの声も全然耳に入らなくなった。

 ために、野球の記事を書くのに3時間は遅れた。かみさんにこのことを話したら、「ほっとけばいいのよ。馬鹿ね。あなたのことはみんなわかるんだから」と一蹴された。こんなコインの話、誰かが小説に書いていた。誰だっけ。

 ものはついでだ。新宿の京王デパートには最近、喫煙室ができた。結構なことだ。帰りのエレベータは大声で「下に参ります」と叫んだ。いくら年寄りだってそんなことくらいわかっている。声に驚いて心臓麻痺を起こしたらどうしてくれる。

 その点、隣の小田急デパートは、いまでもそう呼ぶのかどうか知らないが、エレベータガールがいる。中にはとびっきりの美人もいて気持ちのいいものだが、まるでオウムのようにテープの巻き起こしのように感情を殺した冷たい慇懃無礼そのものの声もある。

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東建の女性応援団(申し訳ございません。ありきたりの陳腐な〝美女と野獣〟などというつもりで榊監督と並べたのではなく、記事中の女性とは真逆の絶対にあのようなはしたない行為はしないであろうという意味において使用させていただきました)

 

 

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