三菱地所株高騰 前日の終値より168円高の2,030円
昨日、1,000億円を限度に自社株式を取得すると発表した三菱地所株が高騰している。15日の寄り付きから買い注文が殺到したためか値がつかず、9:12に2,070円の高値で始まった。14:00現在、昨日の終値1,862円から168円高の2,030円で取引されている。三井不動産も32円高、住友不動産は37円高。
◇ ◆ ◇
昨日15:00過ぎに記事を書いたとき取引は終了していた。今日はいくらの値を付けるかと注目していたら、いきなり2,070円だ。
昨日も書いたが、小生はマンションの価格予想とRBA野球の勝敗予想は絶対的な自信があるが、株の世界は分からない。しかし、今現在の同社の2,030円は同業他社と比べ相当割り負けしていると思う。2,500円までは黙って買いだ。(米中関係がどうなるかは記者の知ったことではない)
三菱地所1,000億円の自己株式取得へ(2019/5/14)
三菱地所 1,000億円の自己株式取得へ
三菱地所は5月14日、発行済み株式の4.68%に相当する6,500万株、1,000億円を限度に自己株式の取得を行うと発表。資本効率の向上と株主還元のため。取得期間は2019年5月15日~2020年3月31。
◇ ◆ ◇
冴えない株式市場にすっかり興味をなくしたが、1,000億円の自己株式取得とは驚いた。同社はこれほどの額の自己株式取得は今回が初めてという。先日、三井不動産が年間配当を期初公表の40円から44円に増配し、160億円の自己株式を取得すると発表したが、その6倍以上だ。過去にさかのぼっても、これほどの額は不動産株では初めてと思われる。
ちなみに、14日の終値は同社が1,862円(前日比8.5円高)、三井不動産が2,518円(同17円高)、住友不動産が3,963円(同13円安)。業績、将来性から判断して同社株は割り負けしていると思うが…。記者は株の世界から手を引いた。金もない。
2021年度売上高4兆5,500億円へ 大和ハウスグループ「第6次中期経営計画」
大和ハウス工業は5月13日、2022年3月期を最終年度とするグループ「第6次中期経営計画(2019~2021年度)」を発表。「第5次中期経営計画(2016~2018年度)」は「賃貸住宅」「商業施設」「事業施設」を中心としたコア事業の成長や事業の多角化を進めた結果、2018年3月期は売上高・営業利益・経常利益・純利益ともに過去最高の業績を収めたのを受け、「第6次中期経営計画」の最終年度の売上高4兆5,500億円、営業利益4,050億円、純利益2,670 億円を目指す。
Business分野(商業施設・事業施設事業)は大規模・複合施設を積極的に開発するなどしてさらに拡大し、Housing分野(戸建住宅・賃貸住宅・マンション事業)は再成長への布石のため安定した品質を確保できるサプライチェーン体制を再整備し、海外事業はASEANなどで投資を加速させ、2021年度に売上高4,000億円を目指す。
大規模・複合開発等の不動産開発や働き方改革及び経営基盤の整備(システム構築・現場施工自動化のためのロボット導入など)を含め1 兆500億円を投資する。
〝大阪弁御三家〟第一線から退く 大和ハウス 樋口会長・CEOが代表権のない会長へ
大和ハウス工業は5月13日、代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)の樋口武男氏が代表取締役を退任し取締役会長に、代表取締役社長・最高執行責任者(COO)の芳井敬一氏が代表取締役社長・最高経営責任者(CEO)・最高執行責任者(COO)にそれぞれ6月25日付で就任すると発表した。
◇ ◆ ◇
これで、絶滅危惧種の大阪弁を自由自在に操る記者が敬愛してやまない〝大阪弁御三家〟の経営者が第一線から姿を消す(その一人、山口県出身の住友林業の矢野龍氏は代表取締役会長を務めているが、マスコミの前に登場することはなくなりつつある)。
芳井氏は大阪府、積水ハウスの仲井嘉浩社長は京都府、住友林業の市川晃社長は兵庫県、旭化成ホームズの川畑文俊社長は大阪府の出身だ。〝大阪弁カルテット〟として売り出せば業界は一層活気づくはずだ。阪神タイガースと同じだ。大阪弁を根絶やしてはならない。
中国・関連会社の不正行為、建基法不適合受け業績予想修正 大和ハウス
大和ハウス工業は4月19日、2019年3月期の業績予想を修正し、売上高4兆1,200億円(前回予想比1.7%増)、営業利益3,700億円(同4.5%増)、経常利益3,560億円(同1.1%増)、当期純利益2,350億円(同2.1%減)とした。
2019年3月に判明した中国の関連会社における不正行為、4月の戸建・集合住宅の建築基準不適合の影響を受けたもの。建基法不適合に関する調査、顧客の要望に対応する費用として約20億円を売上原価として営業損益に含めた。
また、中国の関連会社の不正行為については、第三者委員会による調査及び社内調査を継続しているが、不正に流出した資金による影響など約130億円を持分法投資損失として経常損益に計上した。
当期純利益は、中国での不正行為に関する税金費用や一部の固定資産で減損損失を計上することから減益となる見込み。
実際の業績については、建基法不適合、中国の不正行為について調査を継続しているため、今回の業績予想と異なる結果となることがあるとしている。
東急リバブル・太田社長、東急住宅リース・三木社長 就任記者会見
左から太田氏、大隈氏、三木氏(ザ・キャピトルホテル東急で)
東急不動産ホールディングスは4月12日、4月1日付で新社長に就任したグループの東急リバブル・太田陽一氏と、東急住宅リース・三木克志氏のお披露目・就任記者会見を行った。
冒頭、東急不HD社長・大隈郁仁氏は、「2017年にスタートした中期経営計画は今年4月で前半の2年が経過するが、計画を上回る進捗で推移している。現在のマーケートには変調を感じているが、確実に計画を上回る業績を上げるために二人を登用した」と挨拶。
太田氏は、「仲介大手3社に食い込んでいる当社には3つの業界ナンバーワンがある。一つはお客さんの評価、2つ目は事業競争力、3つ目は働き甲斐のある会社ということだ。私個人の強みは、過去24年間で現場を12年間、スタッフを12年間経験し、社員をよく知っており、視点に偏りがなく、バランスよく客観的にものごとを見ることができること。環境の変化にも対応してきた。今後長期的には実需はシュリンクしていくが、どのマーケットが強みを引き出せるか引き出しを多くして対応していく。人材育成も生命線」などと抱負を述べた。
趣味は運動、音楽、ミステリー読書。「運動は仕事を支える。思考を柔軟にし、展開を読むためにもミステリーは仕事に役立つ」。家族は1歳の孫と91歳の父親を持つ「高齢者家族のモデル」だそうだ。1960年(昭和35年)生まれ。東京都出身。早稲田大学卒。
三木氏は、「人が力を発揮するのに大事なことが3つあることを、ずっと仲介現場を経験してきて学んだ。第一は信頼。社員、上司、会社がそれぞれ助け合うということ。第二は成長。人が成長すれば、事業も成長する。第三は創造。この3つを基本に社員の力を最大限に引き出す」と語った。
三木氏は1959年(昭和34年)生まれ。神奈川県出身。早稲田大学卒。大隈氏とは同期入社。
「たった今、新元号が発表されました」アキュラホーム入社式 宮沢俊哉社長が訓示
アキュラホームグループは4月1日、入社式を行いアキュラホーム・宮沢俊哉社長が次のように訓示(要旨)した。グループの新卒新入社員は114名(男性46名、女性68名)。
アキュラホームグループを代表いたしまして、114名の新入社員の皆様を歓迎いたします。
本日は、新元号が発表される、日本人として記念すべき日です。一方で、アキュラホームグループも昨年10月1日より40周年を迎えております。皆さんは、このような記念すべき新たな時代の幕開けの日に入社されました。今日も一人一人に辞令交付をさせていただきました。皆さんのフレッシュさや個性溢れるすばらしい目の輝きを感じ、嬉しく思っています。
我々の事業は、注文住宅を主体とした住まいづくりです。私は、当グループの皆が、つくる喜びを感じ、お客様に喜んでもらうことでいい仕事ができるという「匠の心」を持つべきだと考えています。
そして、永代にわたり住み継いでもらう住まいを提供することを目指しています。 また、お客様に幸せを提供し続けるためには、社会に価値ある企業として存続し続ける必要があります。
そのためには、常に進化のできる企業でなければなりません。過去の成功にとらわれず、時代の変化に適応することや、新しいものへの変化を恐れないことが大切だと思います。
たった今、新元号が発表されました。「平成」から「令和」になったそうです。「令和」という新元号に慣れないかもしれませんが、馴染みがないという気持ちは、皆さんが社会に出ても同じだと思います。偶然ではありますが、皆さんへの歓迎の訓示の最中に、新元号が発表されたというのも、何かの縁だと感じるとともに、私自身も記念にもなりました。
新たな時代に、ぜひ皆様が自身の人生を豊かにされ、仕事でも活躍をしていただけることを期待しています。
宮沢社長の手ほどきでカンナ削りを体験する新入社員(社長を越えろ!)
「自他共栄」 新聞を読み資格取得を ポラスグループ入社式 中内晃次郎代表訓示
ポラスグループは4月1日、入社式を行い、中内晃次郎代表が次のように訓示(要約)した。同社の新入社員は149名(男性105名・女性44名)。
新元号が施行される本年、創業50周年を迎える当グループの経営方針のキーワードは、「自他共栄」です。互いに信頼し感謝することで、自分も世の中の人も共に栄えることができるというものです。経営理念に則った経営を推進し、企業の成長と地域貢献を両立することが、次の半世紀に向けた企業経営が出来るのではと考えています。
新入社員の皆さんは、自分への投資として継続的に新聞を読む事と資格取得に取り組んで下さい。新聞では世の中の動きを知ることが出来、資格取得は業界の知識や法律を学ぶことが出来ます。プロとして恥ずかしくない見識を身に付けることが、お客様からの信頼・信用に繋がるのです。
これらに積極的にチャレンジし、一日でも早くこの業界に相応しい振舞い、動き方、考え方が出来る社会人になれるように努力してください。
「未来志向の発想と夢が当社のDNA」 野村不HD入社式 沓掛英二社長が祝辞
野村不動産ホールディングスは4月1日、入社式を行い、沓掛英二社長が祝辞を述べた。
皆さんは、今日から野村不動産グループの一員となります。役職員全員で、皆さんの入社を心よりお祝いし、歓迎いたします。本日、新元号が発表となります。皆さんは、新たな元号がスタートする記念すべき年次の新入社員となります。当社はこの平成の時代に大きく成長し、そして、新しい時代に向けて大きく成長しようとしている企業グループです。
入社に当たり、伝えたい点が1点だけあります。野村不動産グループはまさに「未来志向」の企業集団であるということです。野村不動産グループの企業理念は「あしたを、つなぐ。私たちは、人、街が大切にしているものを活かし、未来(あした)につながる街づくりとともに、豊かな時を人々とともに育み、社会に向けて新たな価値を創造し続けます」というものです。
この理念を、お客様や社会に対する「私たちの約束」とし、不動産開発や不動産に関連するサービス・マネジメントビジネスの発展を目指しています。
未来志向で行動していくためにも、これから皆さんが入社する会社や業務が、どう言った生い立ちでスタートし、先輩方が様々な苦労や努力を重ねた結果、現在があることを、確りと理解したうえで未来を見つめてください。
我々、野村不動産グループは、今期より2028年を目指した、新たな中長期経営計画をスタートします。未来に向けて大きな成長を計画し、実行に移してい きます。
皆さんも一人一人が「未来志向の発想と夢」をもって、野村不動産グループの一員として歩んでもらいたいと思います。
野村不動産グループは、一人一人の行動指針として
「お客様第一の精神」
「独創的発想による新たな価値創造」
「挑戦者であり続ける姿勢」
「社会と共に成長してゆく自覚」
「生き生きと働く、ウエルネスの実現」
を掲げています。
また、野村不動産グループは、「人材を最も大切な財産」として成長してきた、そうしたDNAを持った企業であり、それは今後も揺るぎません。
皆さんと一緒に、この行動指針やDNAを共有し、明るい未来の実現のために、歩んで行きたいと考えています。
立場変わるが、新入社員の特権生かせ 大京グループ入社式 小島一雄社長訓示
大京グループは4月1日、入社式を行い、小島一雄社長が次のように訓示した。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。総勢193名の皆さんとともに、本日ここに入社式を迎えられたことを、役職員一同、大変うれしく思います。本日は、皆さんが社会人として第一歩を踏み出された記念すべき日です。この日を迎えるにあたり、ご家族をはじめ、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、新たな決意を持って社会人生活をスタートしていただきたく思います。
社会人生活と学生生活の違いについて
本日から新社会人となる皆さんに、まずは学生生活と社会人生活にある大きな違いを2つお話しさせていただきます。1つ目は、「立場が変わる」ということです。今までは消費者側もしくはサービスを受ける立場にいることが多かったと思いますが、本日からは生産者側もしくはサービスを提供する立場になります。これまで消費者として感じてきたことを糧として、新たな生活を切り拓いていってほしいと思います。
2つ目は、「個人で成果を上げることが中心だったところから、チームや組織で成果を上げることが中心になる」ということです。しかも、性別や年齢、国籍を問わず、さまざまな立場の方とそれぞれの特色を生かしながら成果を上げていくことが求められます。
社会人の基本について
次に、新しい社会人生活の一歩を踏み出すにあたり、社会人の基本を2つお伝えします。1つ目は、時間を守ること、2つ目は挨拶をきちんとすることです。この2つは当たり前のことのようで、意外とできないものです。1年目はこの2つの基本がしっかりと身に付けばよしとするくらいの重要度で取り組んでいただきたく思います。
大京グループの非上場化について
2019年2月に、大京グループはオリックスの完全子会社となり、非上場となりました。大京グループは今まで、マンション開発、管理、仲介、工事など、マンションを中心とした不動産事業を行ってきましたが、今後は、オリックスの行っている不動産事業と機能を統合していくことで、オフィス開発、物流施設、ホテル開発など、より総合的な不動産業にもフィールドを広げていく可能性があります。
最後に、皆さんにはこの1年間、新入社員という特権が与えられます。分からないことがあればその場で聞くなど、この特権を生かしながら精一杯頑張ってください。今後の社会人人生は本当に長丁場ですので、焦らず腰を据えて着実に成長していただきたく思います。皆さまのこれからの人生が健やかで実り多いものになることを祈念して、お祝いの挨拶とさせていただきます。