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 東急不動産は4月1日、入社式を行い、大隈郁仁社長が次のように講話(要旨)した。

 当社はライフスタイル創造、提案型の企業集団。新入社員にはクリエイティビティを高めると同時に「コミュニケーション力、プレゼンテーション力、ネゴシエーション力」の3つの力を磨いてほしい。事業提案などで資金力のある同業他社と対峙する場合、この3つの力を生かして関係者との厚い人間関係を構築し、提案の中身を磨き、勝ち抜くことが会社のさらなる成長につながる。

 我々は8月に渋谷に本社を移す。渋谷の街の魅力は『多様性の許容』だ。国籍、年齢など多様な人が様々な目的を持って、街に魅力を感じて集まっているのが渋谷の強みだ。ただ我々は渋谷に大きな土地を持っているわけではなく、地権者の皆さんと協力をして再開発をしていく必要がある。皆さんは『多様性の東急』の新入社員。この渋谷に拠点を持つ東急グループの強みも多様性。先ほどの3つの力と人間力をしっかり磨き、社内外の人とのコミュニケーションを深めながら様々な仕事に取り組んでほしい。

 新入社員の中には希望していなかった仕事を任される人もいると思う。でも自分が本当にやりたいところに配属されなくても、目の前の仕事を一生懸命やれば必ず評価され、行きたい部署の人にもその活躍は必ず届く。そして先輩の仕事を奪うつもりで仕事をしてほしい。組織全体で見れば、下の社員がより多くの仕事をすれば、上司や先輩はもっと大きな仕事ができるようになり、会社全体でも大きな仕事に取り組めるようになる。

 今日から皆さんは東急不動産の社員。今は横一線で個々人の評価はこれからの仕事の中身で決まる。休日も含めコンプライアンス意識をしっかりと持ちつつ、高いパフォーマンスを上げられるようにしてほしい。決して焦ることはない。

カテゴリ: 2019年度

三井ホームは41日、入社式を行い、池田明社長が次のように挨拶した。

 

三井ホームへの入社、誠におめでとうございます。三井ホームグループを代表してお祝いの言葉を申し上げます。

当社は1974年の会社設立以来、これまで全国で累計約24万棟の家づくりにたずさわってきました。この実績は、これまでに諸先輩が築き、当社の人、技術、ブランドなどそれぞれをお客様にご評価いただけた結果に他なりません。

今年は51日に、本日決定した新しい元号「令和」に改元される年となりますが、当社にとっても会社設立45周年を迎える節目の年です。設立時からみれば、少子高齢化やライフスタイルの多様化など、社会情勢は大きく変化しています。企業として歴史の重みを大切にしながらも、時代の変化に柔軟に対応し、これからの時代をリードしていかなければなりません。

中核事業である注文住宅事業においては、これまで当社が培ってきた優れた耐震性や耐久性などの基本性能とともに、強みであるデザイン力、コンサルティング力に一層磨きをかけ、お客様の期待に応え、三井ホームに住むことがお客様の誇りになる確かなブランドを築いていかなければならないと思います。  

また、これまで以上に三井不動産グループ各社との連携を強化し、住宅事業のみならず介護・福祉施設や文教・保育施設などの施設系建築事業やリフォーム事業、海外事業など、事業フィールドのさらなる拡大を図り、持続的な成長を目指します。

皆さんは今日、大いなる希望を抱いて、入社式に臨んでいると思います。当社には、自分を成長させる、自分の可能性と出会う機会がたくさんあります。失敗を恐れず多くの経験を積み、それぞれのおかれた分野で一人ひとりがその分野のプロフェッショナルになってください。そして、お客様はもちろん、関係会社の皆様、先輩、同期など、関わる全ての人から信頼される人になってください。信頼という財産を築くことができれば、その財産が多くの場面で皆さんを助け、力を与えてくれるはずです。

今日から皆さんは仲間です。三井ホームブランドを社会に貢献し、愛される企業として、一緒に輝かせていきましょう。みなさんの活躍を心より期待しています。

カテゴリ: 2019年度

 三井不動産は4月1日、入社式を行い、菰田正信社長が次のように挨拶(要約)した。

 入社おめでとうございます。皆さんを心から歓迎します。

 三井不動産グループの歴史は、日本の経済・社会の発展とともに、その時代の「パラダイム転換」を捉えた、新たな「価値創造」の歴史です。その価値創造に果敢にチャレンジし、常に自らのビジネスをイノベーションすることが、当社グループのDNAであります。

 当社グループのコーポレートステートメントである「都市に豊かさと潤いを」は、人が暮らし、働き、憩う「都市」を豊かで潤いのあるものにするという強い思いを示したものです。またグループビジョンに「&EARTH」を掲げていますが、これは都市に豊かさと潤いを提供する上で、地球環境との共生を常に意識しながら行動していくという意志を表しています。

 世界の先進国では少子高齢化や環境問題などの社会課題を抱えていますが、我々は街づくりを通して様々な社会課題を解決し、持続可能な社会を実現することを目指しています。またグローバル化が進んだ現代において都市の魅力の高まりは、世界中から人材や資金、情報を集め、日本経済の活性化にも大きく貢献することになり、当社が担う役割は、社会的な意義が大きなものとなっています。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催は絶好の機会であり、「街づくりゴールドパートナー」として、当社グループの街づくりの魅力を世界に発信していきたいと考えています。

 グループビジョンで示す「&マークの理念」は、多様な価値観を「どちらか」「OR」ということで選択するのではなく、「どちらも」「&」として両立・共存させようというものです。お客様の価値観の多様化に応えていくためには、当社自身の中に多様性を取り入れ、多様な価値観・多様な才能を持った人材が持てる力を最大限に発揮し、シナジーや化学変化を起こせる会社にならなければなりません。

 入社にあたり、皆さんに期待すること、心掛けていただきたいことは、以下の5点です。

 まず「自立した個人」になること。今日を新たなスタートラインと位置づけ、自らの力で人生を切り開き、高い志を果たしてください。

 二つ目は、「幅広い視野を持つ」こと。社会、経済の変化の激しいダイバーシティの現代において、自らの可能性を最大限に伸ばしていくためには、「好奇心」や「ネットワーク力」、価値ある情報を選び取る「感性」が必要です。社内外・世代を問わず、「人との交流」「出会い」を大切にし、物事を見る視野・人間の幅を「外向き」志向で広げてください。

 三つ目は、「チャレンジスピリットを発揮する」ということ。仕事をしていくうえで、様々な困難に直面することがあります。そういう時こそ、当社グループのDNAであるチャレンジスピリットを発揮していただきたいと思います。

 四つ目は、「健全な心身を保つ」こと。常に心と体の健康を保てるよう、十分な自己管理を心掛けてください。

 当社は今、多様な人材が自分にあった働き方でその能力を最大限発揮できるよう「働き方改革」に取り組んでいます。労働時間に制約があるという前提で、限られた時間で最大限の成果をあげ、それ以外の時間は、家族と過ごす時間も含め「個人を豊かにする時間」に充てようというものです。それが、社員としての人間の幅を拡げ、ひいては会社の組織としての力を強くすることにつながり、さらには社員の心身の健康を保つことにもつながると思います。

 そして最後は、「社会人としてのコモンセンスを持つ」こと。世の中の不祥事のほとんどは、常識の欠如に起因するものです。「コモンセンス」がしっかりしていれば、ごく自然にコンプライアンスの態勢がとれるはずです。

 当社の行っている事業は、社会的意義が大きく、人々に夢と感動を与えられる産業です。当社グループが、魅力あふれる企業グループであり続け、今後もたくましく成長していけるよう、共に頑張りましょう。

                                                                

カテゴリ: 2019年度

 長谷工コーポレーションは4月1日、入社式を行い、辻範明社長が次のように挨拶した。

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

 長谷工グループは現在、好業績が続いていますが、これは東京オリンピック・パラリンピックに向けた建設・不動産市場の活性化の影響が大きいと考えています。ただし、2020年以降はこの追い風がやむおそれがあり、その時には中長期的な流れである、少子化・高齢化に伴う人口減少や世帯数減少の影響がより顕著に表れると思います。

 一昨年4月にスタートした中期経営計画「NBj計画」(New Born  haseko Jump up plan)は、2020年以降の新しい時代に向けたグループの基盤作りと位置づけています。時代の移り変わりに備えて、様々な変化が生じつつある時が今だと感じています。新入社員の皆さんは、目の前の仕事に一生懸命取り組むのと同時に、長谷工グループの進化の当事者としての意識を持ってこれからの日々を送ってください。

 年頭に今年のキーワードとして「堅忍不抜」という言葉を掲げました。「堅忍」は意思がきわめて強く、じっと耐え忍ぶこと。我慢強いこと。「不抜」は固くて抜けないという意味。合わせて、「辛く苦しいことがあっても我慢して、ひたすら意思を貫くこと」という意味になります。世の中の状況がどうであれ、安全・安心で快適な住まいを提供するために、“堅忍不抜”の精神で、社員全員が各々の立場・役割に則って、基本に忠実に業務に励んで欲しいと思います。

 長谷工の社員は、目標を与えられると粘り強く、最後まで諦めずに何とかしようという気持ちを持って行動します。長谷工のDNAとも呼んでいますが、自分の会社は自分で良くする、何とかするんだという気持ちを社員全員が共有していたからこそ、過去の修羅場・土壇場・正念場という3つの場を乗り越え、会社を成長させてきたのだと思います。長谷工グループは「大いなる中小企業」の集まりだと思っています。皆が会社のために何ができるかを常に考え、常に動く。現状に甘んじることなく全員で努力する。そんな人材になるように努力をしてください。

 「グループの全社員が営業マン」というプロジェクトを、グループ全体で進めています。一人一人が自分の所属する会社だけでなく、グループ全体のために行動するグループ連携の考え方が、長谷工グループの良いところであり、強みだと思っています。これからはいつもグループを意識して行動して頂きたいと思います。

 一日も早くこのグループの一翼を担う人材として活躍されることを期待しています。

 

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 大和ハウス工業は4月1 日(月)、入社式を行い、芳井敬一社長が次のように訓示(要旨)した。

 新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。役職員を代表して心よりお祝い申し上げます。入社は人生の新しい物語のスタートです。新元号とともに社会人人生を走っていく皆さんは、自分の目標を どのように実現していくかを考え、その目標に向かって努力を続けてください。

 現在、日本では消費税増税を控えており、世界経済でも米中の貿易摩擦や日韓問題など複雑な経済情勢となっています。こうした逆境に立ち向かっていくためには、皆さんの成長が不可欠です。

 そこで、新入社員の皆さんには期待と希望を込めてお願いしたいことが7点あります。

 1つ目は挨拶の徹底です。「おはようございます」「ありがとうございます」「お疲れ様です」などの挨拶はコミュニケーションの基礎となり、仕事を円滑に進めるための潤滑油になります。皆さんが率先垂範して、事業所を活気づけてください。

 2つ目は〝正対〟することです。問題が発生した時に、斜に構えたら解決できません。お客さまからの信頼獲得のためにも、何事にも嘘をつかず、逃げずに、常に前向きで〝正対〟してください。

 3つ目は周りの人への感謝です。皆さんは家族や親戚、友人など周囲の人に支えられて、ここまで成長してきました。ぜひとも、初任給は感謝の気持ちとこれからの決意を表すために使うことを推奨します。

 4つ目は、知識の積み重ねです。皆さんは良き同期・仲間であると同時に、好敵手です。現在、個人の能力差はほとんどありませんが、やる気次第で大きな差が生まれます。最初はほんのわずかでも、それが倍々になって如実に表れてきます。そのため、配属された部門はもとより、部門の垣根を超えて知識を得るとともに、 他社に就職した友人からも多くを学ぶことで社会全体を理解するよう努めてください。

 5つ目は心を切り替えるための「リセットキー」を持つことです。例えば、運動や読書、音楽、芝居の鑑賞 といった「リセットキー」があれば、悩んだときに笑顔になるための心の支えになります。仕事には浮き沈みがありますが、努力を続けるための活力にもなります。

 6つ目は特別な人財であることの認識です。当社では、創業者から受け継がれている夢「創業100周年 売上高10兆円の企業群」の実現に向けて業容を拡大していますが、創業100周年(2055年)の頃には皆さん の中から主要な経営層が輩出されます。そのため、皆さんは向上心を持ち、お互いに刺激し合って、切磋琢磨してください。

 最後に、創業者の著書「わが社の行き方」を熟読し、当社の原点を知ることです。皆さんが壁にぶつかった時に、「わが社の行き方」の中にある「行動第一主義」や「全員営業員たれ」、「スピードは最大のサービス」といった精神は、困難を乗り越えるためのヒントを与えてくれます。自分の状況に落とし込み、目標を達成するための道しるべとしてください。今後の活躍を大いに期待しています。

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 積水ハウスは2019年4月1日(月)、西日本:琵琶湖マリオットホテル(滋賀県守山市)と東日本:ラディソンホテル成田(千葉県富里市)の2会場で入社式を行った。仲井嘉浩社長は琵琶湖会場で話し、成田会場で同時中継された。

 同社の新入社員は、グループ合計669人(積水ハウス470人、グループ会社199人)。サプライズゲストとして同社のCMソングを歌っている歌手の村上ゆきさんが西日本会場に登場、お祝いの言葉と同社CMソングやオリジナルソング「おかえりなさい」 「夢にできること」など3曲を披露した。

改革のキーワードは「イノベーション&コミュニケーション」

 新入社員の皆さん、本日は入社おめでとうございます。皆さんと一緒に仕事ができることを大変うれしく思い、また大変ワクワクしています。何故かというと、若く新しい感性を持った方たちが入社してきてくれたおかげで、さらなるイノベーションが生まれる可能性があると思っているからです。

 私は今、社内で「イノベーション&コミュニケーション」をキーワードに改革を進めています。もっともっと組織内 のコミュニケーションを活性化することによりイノベーションを起こそうと考えています。リーダー層にも、これからのリーダーは社員と「コミュニケーション」をとりながら、新しい価値を創造しなければならないと言い続けています。皆さんも是非、積極的にコミュニケーションをとるよう心がけてください。

 また、皆さんが配属された組織内だ けでなく、本日ここにおられる同期の仲間たちとのコミュニケーションも大事にしてください。これから長い人生、成功もあれば、壁に当たることもあります。そんな時、特に同期の存在はかけがえのないものとなるでしょう。

 そして、もう一つのワード「イノベーション」についてお話させていただきます。イノベーションと聞くと何か画期的な、または革新的なアイデアを考えないといけないのではないかと萎縮してしまうかもしれません。しかし、イノ ベーションというのは実はそんなに堅苦しくないのです。秘訣はお客様に新しい価値をどのようにご提供するか、言い換えれば「お客様がさらに幸せになっていただくためのアイデア」は何かないかと常日頃から考えていることが、イノベーションになるのです。

「人生100年時代の幸せ」を提供、地方創生などで社会にも貢献

 ここでお客様の幸せについてお話したいと思います。当社は「わが家を世界一幸せな場所にする」というビジョンを昨年発表しました。2020年に当社は創立60周年を迎えます。今まで住宅産業のリーディングカンパニーとして、先進的な技術で安全・安心・快適性を提供し時代を牽引してきました。

 これらに加え、これからは「人生100 年時代の幸せ」を提供していきます。第一弾として2020年春の販売を目指して「家が健康をつくりだす」をテーマに実証実験を開始しました。そして皆さんと一緒にイノベーションを起こし、お客様の幸せをアシストする サービスを次々とインストールできる住宅「プラットフォームハウス」を考えていきます。そしてお客様を幸せにするために、まずは皆さんが幸せになっていただきたい。

 このような思いで男性社員の1カ月以上の育児休業完全取得を宣言し、「イクメン休業」も開始しました。人生100年時代を幸せに生きるためには「有形資産」よりも「無形資産」が重要です。無形資産とは健康や家族、友人とのつながりや知識、スキルなどを言います。わかりやすく言いますと、しっかり睡眠をとって、家族や友人を大事にし、自分の知識やスキルを身につけるための学習を生涯怠らないということです。

 話は変わりますが、「Trip Base 道の駅プロジェクト」についてお話しします。これは各都道府県と組んで、1県当たり、3~5 施設の宿泊特化型のホテルを整備するプロジェクトで、地元で食事や体験をしていただくなど、少しでも地方創生のお役に立ちたいという思いで開始しました。既に3000室程の目処が立っています。地方には、まだ日本人も知らないような観光資源が眠っています。

 運営はマリオット・インターナショナル様にお願いして、地方が少しでも活性化できるように推進します。このプロジェクトは当社オリジナルの「βシステム構法」が支えています。防火、遮音性などの住宅で培ったノウハウが備わったこの構法は、ホテルや幼稚園、介護施設などでも 好評をいただいており、開発してくれた技術陣に感謝しています。

住宅のプロとして日々学び、コツコツとやり抜くことが大切

 皆さんは今日から住宅のプロです。プロスポーツ選手が毎日練習を怠らないように、常にプロ意識が必要です。建築や不動産に関する知識やハード、デザイン、インテリア、そしてファイナンシャルプランニング、税務、資金 計画、ライフサイクルコストなどの知識に至るまで学ぶべきことはたくさんあります。焦らずにコツコツ勉強してください。時に、壁に当たることもあるかもしれませんが、逃げずに「やり抜く」ことが大切です。当社グループで10年間コツコツと知識を蓄えていけば、どこに行っても通用する人材に必ず成長できます。私も睡眠時間や家族や友人との時間を大事にしています。そして日々新しいことを勉強しています。

 最後になりましたが、住宅のプロとして、多くの人を幸せにできるよう、ともに社会に貢献してまいりましょう。

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 企業メセナ協議会は3月26日、全国の企業・企業財団を対象にした2018年度「メセナ活動実態調査」をまとめ発表した。回答があった企業328社、企業財団175のメセナ活動費総額は、企業が212億7,043万円(回答社数222社、1社平均9,581万円)、財団が553億5,616万円(回答団体数166団体、1団体平均3億3,347万円)だった。

 メセナ活動の目的を5年前と比べると、「芸術・文化支援のため」87.2%(2013年67.5%)、「芸術・文化による社会課題解決のため」60.3%(同55.9%)、「社業との関連、企業としての価値創造のため」82.2%(同28.7%)となり、いずれも増加し、目的の多様化・拡がりがみられる。

 活動の事後評価の観点では、「社会に対する効果・影響があったか」がもっとも多く60.3%(15年前は62.8%)で、「妥当性」52.7%(同33.9%)、「達成度」48.9%(同11.0%)、「経済性」30.5%(同11.2%)となっている。

 2018年度に活動の事後評価をしていると回答した企業131社のうち約半数(65社)が、「地域や社会にプラスの変化が起きた」と回答したほか、「地域での自社のブランドが向上した」(63社)、「宣伝効果があった」(51社)、「顧客開拓・サービス向上につながった」(24社)などとなった。

 メセナ活動の成果を10年前と比較すると、「実施地域において芸術文化への理解や振興が進んだ」は65.0%から65.6%へ増加したものの、「地域での自社のブランドが向上した」は61.1%から48.1%へ、「宣伝効果があった」は38.9%から38.9%へ、「顧客開拓・サービス向上につながった」は34.3%から18.3%へと伸び悩んでいる。

 

 

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仲井社長(丸の内北口ビル カンファレンスセンターで)

 「この1年間を振り返り自己採点すれば100点満点で100点」-積水ハウス・仲井嘉浩社長が3月8日行われた同社の2019年度経営計画説明会で語った。

 2018年度の業績は、売上高2兆1,603億円(前期比0.0%)と過去最高を更新したが、前期の受注減などが影響し、営業利益は1,892億円(同3.2%減)となった。セグメント別では、中高級路線のリフォームやエリア戦略が奏功した不動産フィー事業が伸長。都市再開発事業は「ザ・リッツ・カールトン京都」などの売却で売上高1,269億円、営業利益323億円を計上した。

 仲井氏は、「受注増を売り上げに結びつけられなかったのは反省材料」としながらも、「地域性重視から事業性重視へ断腸の思いで断行した」4月の機構改革が、「当初は戸惑いが見られたが、夏以降は浸透が進み数字に顕著に表れるようになった」と説明した。

 今期2019年度は売上高2兆3,670億円(前期比9.6%増)、営業利益2,050億円(同8.7%増)といずれも過去最高を予想する。波乱含みの情勢にある国際事業はやや保守的に予想している。

 第3フェーズと位置付ける「『わが家』を世界一幸せな場所にする」第一弾の「プラットフォームハウス」には約40分の説明時間のうち約10分を割き、図表を示しながら住宅内での急性疾患の早期発見・緊急対応により医療費、介護費、労働損失費など社会的コストを大幅に引き下げると力説。2020年春には発売すると話した。

 地面師による詐欺被害に伴う一連の人事問題については「影響は出ていない」ときっぱり答えた。

◇       ◆     ◇

 「100点満点で何点ですか」と記者から質問が飛んだとき、いくら業績が絶好調でも経営者は欲張りだろうから、自己採点すればどんなに高くても98点くらいだろうと小生は読み、〝社長、足りない2点は何ですか〟と畳みかけようと待ち構えたのだが、仲井社長が「100点」と答えたので二の句が継げなかった。

 ところが、その記者の方はESGのうちのガバナンスについて質問したのであって、100点満点は業績全てを評価したのではないことがあとで分かった。

 なるほどと理解もしたのだが、この質問はない。ESGをそれぞれバラバラにし、肝心のCAT(「Compliance」「Accountability」「Traceability」)も無視してGだけ問えば、どこの社長も100点を付けるはずだ。 

積水ハウス 第三フェーズは「健康」「つながり」「学び」 仲井社長 夢を語る(2018/9/8)

〝幸せ(人間愛)〟のさらなる追求に期待 積水ハウスがわが国初の「幸せ」研究所(20187/27)

カテゴリ: 2018年度

 野村不動産ホールディングスは3月1日、機構改革・人事異動を発表。賃貸部門で所管していた野村不動産の都市開発事業本部における賃貸住宅事業と、運営管理部門で所管していたシニア事業を住宅部門に、運営管理部門で所管していたフィットネス事業を賃貸部門にそれぞれ移管する。賃貸部門を都市開発部門に改称する。いずれも4月1日付。

 都市開発部門長には、代表取締役副社長兼副社長執行役員・関敏昭氏が就任する。

 野村不動産には都市創造事業本部と芝浦プロジェクト本部を、都市開発事業本部に海外事業部をそれぞれ新設する。

◇       ◆     ◇

 RBA野球関係では、執行役員流通事業本部ソリューション営業統括部長嘱託兼保険営業部担当・神園徹氏が常務執行役員に、流通事業本部第一営業統括部長・木内恒夫氏が執行役員流通事業本部第一営業統括部長嘱託に就任する。

 神園氏と木内氏は中大法科の先輩後輩。RBA野球では、神園氏はただの応援、木内氏はノーヒット・ノーランを2度記録している(相手はそんなに強くなかった)元エースで、口達者な応援団長。第30回大会で水曜ブロック初優勝した影のヒーロー。

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 三井不動産は3月1日、組織改正・人事異動を発表。4月1日付で「ライフサイエンス・イノベーション推進室」を「ライフサイエンス・イノベーション推進部」へ改組し、同社代表取締役副社長執行役員・北原義一氏が同部を管掌する。また、「社会・環境推進室」を「ESG推進室」へ改称し、機能を強化する。

 主な人事異動では、取締役専務執行役員・藤林清隆氏(三井不動産レジデンシャル社長)が三井不動産リアルティ取締役会長・三井ホーム取締役会長に、グループ執行役員・池田明氏が三井ホーム代表取締役社長に就任する。

 異動に伴い、三井ホーム代表取締役社長・市川俊英氏は三井不動産顧問(三井ホーム常任相談役)に就任する。それぞれ4月1日付。

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