RBA OFFICIAL

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土肥

三井不動産レジリース(86) 9-0 旭化成リフォーム(85.5)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャルリース 0      
旭化成リフォーム      

  (時間切れ)

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2回、本塁打を放った小野田を迎えるベンチ

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2発を放った小野田

 宅建試験で44点の高得点を挙げた元ヤクルトの投手で三井不動産レジデンシャルリースの新人土肥投手が好投し、東洋大野球部の3つ後輩の小野田が2発の祝砲で圧勝。1番大坪が猛打賞を記録するなどチーム全体で15安打を放った。旭化成リフォームは先発の森が打たれた。

 三井リースは2回、この回先頭の5番小野田が右翼越え本塁打し、6番佐藤7番中野の連打した2死後、1番大坪が適時2点打を放ちこの回3点先制。4回には9番土肥、大坪、2番渡辺の3連打で1点、5回には2本目となる小野田の本塁打と大坪、渡辺の適時2塁打などで4点を加点。

 土肥は、「力2分か3分」(小野田捕手)ながら、球をコーナーに散らし牛耳った。

 旭化成は完敗。初回、1死から2番木下が四球で出塁、4番中口の安打で木下は本塁を狙ったか憤死。その後も走者を送ったが決定打を欠いた。

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2回、大坪の安打で生還する中野

〇藤代 点差ほど力に差があったわけではないが、小野寺が2発放ち、打線もよく打った。いい流れ出来ている

〇小野田 土肥? いいっすね。力2分か3分だがよかった。本塁打? たまたま(桐生第一-東洋大。本職は捕手で、4年生で公式戦に出場したとか。3つ先輩の土肥の球を受けたこともあるはず)

〇佐藤 小野田を初めて見たがすごいパワー。土肥が投げられたのは雨で試合が延期されたため。宅建前に試合が行われていたらわたしが投げる予定だった

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旭化成リフォーム森投手

◇       ◆     ◇

 万歳!万歳!土肥万歳!-どこが勝とうが負けようが関係ない。こんな嬉しいことはない。野球漬けの元プロの選手が入社してわずか数カ月の勉強しかやっていないのに、宅建試験で44点の高得点を挙げるとは…(元独立リーグのサンフロンティア不動産・末次は昨年40点で合格した)。30年近くもRBAの取材をやってきた甲斐があった。〝野球は馬鹿じゃできない〟-元オリックスでケン・コーポレーションで活躍した庄司大介氏の名言を証明した。

 ウィキペディアによると、東洋大法学部卒の土肥は2014年10月23日、ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから6位指名受け入団。2017年10月、戦力外通告を受けた。この間の公式記録は8試合に登板、10回3分の1を投げ、勝敗に関係なく、自責点7で防御率は6.10。三井不動産レジデンシャルリースに入社したのは今年5月。

 土肥は高校時代からプロを目指していたようで、他のプロ入りする選手と同様、学業に熱中することはなかったという。

 「宅建」の勉強はすぐ始めたようだ。「人事部の(チームメートでもある)竹谷さんが作ってくれたカリキュラムに添って土日は10時間、平日は3~5時間くらい。竹谷さんのお陰。間違ったのは民法で3問、税金で1問、業法で2問」と話した。

 その竹谷は「始業前は早く出勤し、終業後も遅くまで残ってよく勉強していた。44点は社内でも他に1人くらいしかいない」とほめた。

 次戦は過去2年連続で決勝に進んでいる三井不動産レジデンシャルだが、この勢いなら撃破しても不思議でない。同僚対決とはいえ土肥は手抜きなどしないと見た。

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竹谷(8番で出場。1安打を放った)

来季大爆発の予感RBA日曜の最強打者サンフロンティア末次40点で宅建士合格へ(2017/11/23)

 

 

 

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〝宅建を44点で突破だ〟三井不動産レジデンシャルリース土肥投手

 三井レジリース土肥が宅建試験で44点を挙げ8強を決め、大学後輩の小野田が2発祝砲-雨天のため3度中止になっていた第30回RBA野球大会日曜ブロック決勝トーナメント1日目が10月28日(日)三郷サンケイグラウンドで3試合が行われ、8強がすべて出そろった。

 「タッケン」の言葉すら知らなかった元ヤクルトの三井不動産レジデンシャルリース土肥(どひ)投手(27)は、わずか数カ月の勉強で先の試験で何と44点の高得点を挙げ合格を確実にするとともに、旭化成リフォーム打線を4回ゼロ封して、チームを初の8強に導いた。東洋大野球部の3つ後輩の小野田捕手(25)が2発を放ち先輩の〝解答乱麻〟を祝福した。

 サンフロンティア不動産-三菱地所リアルエステートサービスは、地所リアル栗山がサヨナラ打を放ち、初の決勝T勝利を決めた。エースのプーチン寺田が2失点(自責ゼロ)の好投。サンフロ三村投手は自ら同点打を放った直後、力尽きた。

 ポラスグループ-タイセイ・ハウジーは、元DeNA投手の千葉英が初めてといっていいほどの投手らしい投球を見せ、元新潟アルビレックスの野呂弟がけた違いの力と足を見せ、エースのはずの高橋が満塁弾を放ち快勝。ポラスはエース折笠が力負け。

 準々決勝戦は来週11月11日(日)に行われる。

ポラスグループ(81⇒83) 3-9 タイセイ・ハウジー(86.5)

  1 2 3 4     合 計
ポラス 0      
タイセイ・ハウジー      

  (時間切れ)

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〝俺は投手だったんだ〟タイセイ千葉英

三井不動産レジリース(86) 9-0 旭化成リフォーム(85.5)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャルリース 0      
旭化成リフォーム      

  (時間切れ)

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〝俺がリースの主砲だ〟土肥とバッテリーを組んだこともあるのか小野田

サンフロンティア不動産(84⇒85) 2-3 三菱地所リアル(84⇒85)

  1 2 3 4     合 計
サンフロンティア不動産 0      
三菱地所リアルエステートサービス 1X      

  (時間切れ)

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サヨナラだ!地所リアル

 

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〝点を取られないのがいい投手だ〟伊藤

住友不動産販売(87) 10-3 オークラヤ住宅(83.5)

  1 2 3 4     合 計
住友不動産販売 0         10
オークラヤ住宅        

  (コールド) 

 住友不動産販売がコールド勝ち。近藤が3ランを含む4打点。エース伊藤が大量点に守られ完投。オークラヤはエース加藤が不調。

 住友は2回、1死から6番布施が四球で出塁、続く円城寺の適時打で1点先制。さらに2死1、3塁から1番近藤が3ランを放ちこの回4点。3回には敵失で1点、4回には敵失を絡めて2番新井の適時打などで2点、5回にも2死から5番岡村、布施、9番小畑の3安打などで3点を挙げた。

 エース伊藤は9安打を浴びたが要所を締めた。

 オークラヤ住宅は完敗。安打は住友を上回る9本を放ったが、あと1本が出なかった。エース加藤は2、4、5回とも2死からの失点(3回は味方の失策による失点)。野手陣も援護できなかった。

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決勝打を放った円城寺(左)と新婚の布施

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〝おっと〟当たり損ねの投手ゴロに倒れた近藤

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近藤の投手ゴロで生還する円城寺

 

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松下投手

東急リバブル(86) 9-2 ちばリハウス(81)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0      
ちばリハウス      

  (時間切れ)

 東急リバブルが最終回に一挙8点を奪い逃げ切り。新人の松下投手が5回まで1安打、7奪三振の快投。待望の快速投手が誕生した。ちばリは完敗。城戸の好投に応えられず。最終回2点を返したが焼け石に水。

 東急は2回、この回先頭の4番河野が四球を選び、続く近藤が適時2塁打(ちばリはエラーと記録)を放ち1点。その後、追加点を奪えなかったが、6回、この回先頭の3番宮倉が四球を選んだ1死後、近藤がまたも2塁打で1点を追加すると、松本、宮本の連打に8番坪井の3ラン(ちばリは安打とエラーと記録)が飛び出し、最後は河野がとどめの3点2塁打を放った。

 先発の松下は6回、1死から5連続四死球を与え降板。最後はエース坪井が締めた。

 ちばリハウスは完敗。城戸投手が粘り強く投げ、チーム唯一の安打を放ったが、打線の援護がなかった。

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2回、先制のホームを踏む河野(捕手は杉田)

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6回、近藤(背番号5)と宮倉(同0)を迎えるベンチ

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6回、ホームインする宮本

〇松下 朝日大学時代のMAXは145キロ。途中でひじを痛め、プロに行く気力もなくなった。(途中降板は)スタミナ切れですね。1年間のブランクもありますし…。宅建? 大学時代に取得済みです(大学時代は公式戦で数勝挙げているそうだ。サイドスロー)

〇近藤 二回はたまたま。6回はつなぐ気持ちでいって結果良かった

〇坪井 セカンドの守備? 高校時代ぶり、15年ぶりくらい。楽しかったです

〇ナイン 松下? スピードは間違いなくRBAの上位

●永田監督 新ユニフォームは注文済み。この日勝てば次戦で披露する(と試合前)相手はいいピッチャー。全然打てなかった(と試合後)

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城戸投手(記者は観ていなかったが、リバブル打線を5回まで1失点に抑えた力は本物か)

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ちばリ最後のユニフォーム姿

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山本投手

野村不動産アーバンネット(91) 3-5 ナイス(85)

  1 2 3 4     合 計
野村不動産アーバンネット      
ナイス      

  (時間切れ)

 ナイスが逆転勝ち。0-3の4回、突如崩れた相手高木投手から6四死球と針生、稲垣の連打などで一挙5点を挙げた。山本投手が自責ゼロの好投。野村アーバンはRBA野球大会に優勝した燃え尽き症候群か、主力をほとんど欠き、高木投手が試合をぶち壊した。

 ナイスは4回、この回先頭の3番中島以下、4番武田、5番山本が連続四球を選び満塁とし、続く芦沢が犠飛でまず1点。7番池田が四球で再び満塁とすると、8番針生、9番稲垣の連打で逆転。なおも1番村尾、2番茂木の四死球で1点を追加した。

 山本投手は味方の拙守で3失点したが、自責点ゼロの5安打完投。8三振を奪った。

 野村はまさかの敗戦。初回、先頭の佐藤が2塁打を放ち、敵失と5番小林の適時打で2点を先制。3回にも3番礒部の安打を足掛かりに敵失で1点を追加して試合を優位に進めたが、その後はノーヒットに抑えられた。選手は9人しか集まらず、レギュラーは礒部と吉本くらいで、ベテラン佐藤も2安打するなど気を吐いたが、及ばず。

 茂木に続く投手として期待されている高木は3回まで1安打とほぼ完ぺきの投球を見せたが、4回に突如として崩れた。

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針生(左)と池田

 

〇城戸監督 山本がよく投げた。針生も2安打。横澤? おたふくかぜの疑いは晴れたのだが体調不良で欠場。酒? 少し飲んでいるようだ

〇山本 あの3失点はみんなエラーでしょ(数年前の新人に戻ったように元気)。三井リアルってそんなに強い? (抑えられるか)

〇池田 6年前高崎商業時代の94回大会に甲子園に記録員として出場しています

●阿部監督 結婚やら仕事やら引っ越し準備やら…主力を欠いた。野球はこういうときもある

●吉本 燃え尽き症候群かも

●東海林 高木はつかみどころのない好投(2回までを評して)

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〝お宅らはもう満腹でしょ〟タイムリーを放った山本(左)とナイス芦沢1塁手

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〝さわやかな秋だなぁ〟高木(堪えている様子は全くなかった)

 

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ナイス山本投手

 第9回RBA不動産流通カップ第1回戦3試合が10月24日(水)、大宮健保グラウンドで行われ、ナイス、東急リバブル、住友不動産販売がいきなり準決勝進出を決めた。準決勝戦は住友-東急、ナイス-三井不動産リアルティと決まった。11月14日(水)に行われる予定。( )内の数字はRBA大会のレーティングにならった。

住友不動産販売(87) 10-3 オークラヤ住宅(83.5)

  1 2 3 4     合 計
住友不動産販売 0         10
オークラヤ住宅        

  (コールド)

 住友がコールド勝ち。近藤が3ランを含む4打点。エース伊藤が大量点に守られ完投。オークラヤはエース加藤が不調。

東急リバブル(86) 9-2 ちばリハウス(81)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0      
ちばリハウス      

  (時間切れ)

 東急が最終回に一挙8点を奪い逃げ切り。新人の朝日大卒の松下投手が5回まで1安打、7奪三振の快投。大学時代のMAXは145キロとかで、待望の快速投手が誕生した。ちばリは完敗。最終回2点を返したが焼け石に水。

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松下投手

野村不動産アーバンネット(91) 3-5 ナイス(85)

  1 2 3 4     合 計
野村不動産アーバンネット      
ナイス      

  (時間切れ)

 ナイスが逆転勝ち。0-3の4回、突如崩れた相手高木投手から6四死球と針生、稲垣の連打などで一挙5点を挙げた。山本投手が自責ゼロの好投。野村アーバンはRBA野球大会に優勝した燃え尽き症候群か、主力をほとんど欠き、高木投手が試合をぶち壊した。

第9回RBA不動産流通カップ10/24開幕 記者の〝勝って〟予想(2018/10/19)

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約200名の応援団に呼び掛ける磯貝社長

 ミサワホームは社員約10人が入場開始時刻の1時間以上前からドーム前に集合し、同社イメージキャラクターのミッフィー4体などを並べて、200人に迫る応援団を出迎えた。

 試合開始10分前には、応援担当社員が「野球部から元気とパワーをとやってきたそうです」とチームを紹介した後、磯貝匡志.社長がメガホンを持ってスピーチ。 

 この一戦について「本当に嬉しい話。ドームは18年前に出て以来と聞いた。ミサワは50周年を9月末で終え、今まさに51年目の最初の月に入ったところ。51周年目の第一歩、最初の、元気で良い話。ぜひ頑張っていただき、これからのミサワの発展に元気をもらえたら」と語り、応援の火ぶたを切った。

 試合が始まると、応援担当者の先導の下、客席一丸となり選手名をコール。守備で一つアウトを取るたびに万歳や拍手が起こり、5失点後の四回には「ここからだー!」と激励の声が上がる。そして五回。「負けているのは応援の声が足りないからだ!」と鼓舞する声とともに、さらに声援が力を増し、谷屋の安打で大きく「ミサワ、ミサワ、…」の大合唱。続く寺泉、山田の連続二塁打で3点を返し、「声で点を呼び寄せたー!!」。立ち上がり拍手、拍手で、喜びに沸いた。

 優勝は叶わなかったが、最後は、健闘したナインに、そして対戦した野村不動産アーバンネットにも、大きな声援と温かな拍手を送った。

 「実は野球は好きではない」という磯貝社長も、初回から終始、拍手や万歳を繰り返して試合を見守り、「いい試合を見せてもらいました。ありがとうございます」と穏やかな笑顔で語った。

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応援団を誘導する同社スタッフ(イメージキャラクターのミッフィー4体も一緒)

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磯貝社長

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喜びを爆発させる佐藤(左から2人目)

 RBA出場15年目の佐藤は、優勝が決まると「めちゃめちゃ嬉しい!」と喜びを爆発させた。「あのでこぼこチームから、こんなにいい試合ができるチームに…。変わった…。不思議…」。弱かった時代からの軌跡を知る、ベテランならではの感慨があった。

 2004年の入部当時は、ゴロをアウトにできないような弱いチームだったという。だが勝てない時も諦めず、勝ちたい、ドームに行きたいという目標意識をみんなで持ち続けて、この日を迎えた。「どんどん新戦力が入り、気が付いたら強豪の旭化成さんを倒せて、ドームにいた。サインなんてしないんです。勝つためにどうするか、1人1人が考えるチーム」

 前々日に誕生日を迎え43歳に。8番左翼として出場し、真剣にそして楽しくプレーした。「本当に実現できるとは、夢のよう! しかも自分が出ていてね。もちろん飲みますよ」と球場を後にした。

◇       ◆     ◇

 ご存じない方へ。佐藤さんが若いころはチームの1番を打っていた。長打を飛ばすタイプではないが、シュアなバッティングが光った。打率はいつも4割くらいをマークしていた。

 打率4割の選手なら他にもたくさんいたが、佐藤さんはとにかく足が速かった。塁に出ると必ず走った。単打は2塁打になった。2塁打は3塁打になったこともあった。佐藤さんをホームに還す打者がチームにいたら、いつもベスト8には進出していたのではないか。

 その佐藤さんの奥さんとお子さんに出会った。女の子だから野球は無理かもしれないが、ソフトがある。とても聡明そうな顔をしていた。きっと頭もいいのだろう。

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奥さんとお子さん

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タウングループ(左端が高坂監督)

 一塁側スタンドにタウングループの高坂監督、エース坂本ら4人が駆け付け、ミサワ応援団と一緒になり声援を送った。

 タウングループがRBA野球に参戦する際に必要な推薦をしてくれたのがミサワホーム東京。「こうしてRBAに出られるのはミサワさんのお蔭」と感謝を忘れず、この縁を大事にしている。決勝トーナメントでの直接対決では、敗戦後、エース坂本が「ミサワさんにドームに行ってほしい」と熱望していた。

 ドームで緊張するであろうミサワナインのため、試合前にはシャインマスカットを差し入れた。「もぐもぐタイムでリラックスしてほしくて」。観戦後、高坂監督は「ミサワさんが敗れとても悔しい! 来年はうちがここに立つ! 合宿しないと!」と我がことのように悔しがり、仇討ちを期した。

◇       ◆     ◇

 高坂さんよ、坂本さんよ、御社のチームが年々強くなっているのはよく理解している。坂本-菊池のバッテリーは最高にいい。だからレーティングをひきあげた。

 しかし、貧打は解消されていない。野村アーパンが優勝できたのはエース茂木の奮闘があったからだが、強力打線が支えたことも大きい。

 来年までに〝頼れる1番と4番〟を補強しないと坂本にその分負担がかかる。仇討ちどころか、返り討ちを食らうのは間違いない。敬愛してやまないミサワ東京にだって勝てないのじゃないの? わが西武ライオンズを少しは見習ったほうがいい。

 あっ、忘れてた。昨日、試合が終わってから岡崎監督からシャインマスコットじゃなかったシャインマスカットのおすそ分けを頂戴した。とても美味しかった。

 岡崎監督は〝貰いもの〟などと一言も言わなかった。きっと所有権が移転したら独り占めするような性格ではないか。顔はだんだん丸くなり、お釈迦様のような柔和な表情をしているが、時に鋭い眼光でもって相手を射すくめる。下手に出ると永遠に勝てないぞ。

 岡崎監督で思い出したことがある。確か「わたしは空気だって売ることができる」と豪語したのではなかったか。

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敗戦直後の岡崎監督(このお釈迦様のような顔を鵜呑みにしちゃいかんぞ)

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阿部監督を胴上げするナイン

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野村アーバンが優勝を決めた瞬間

野村不動産アーバンネット(91)8-3 ミサワホーム東京(88⇒89)

  1 2 3 4     合 計
野村不動産アーバンネット 0      
ミサワホーム東京      

  (時間切れ)

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ベンチを飛び出すナイン

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阿部監督(左)と岡崎監督

 野村不動産アーバンネットが初優勝-第30回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦が10月10日、東京ドームで行われ、第8回大会から出場している野村不動産アーバンネットがミサワホーム東京を8-3で下し初優勝を飾った。3回、2死から主軸の5連打で一挙5点を奪い、エース茂木-岩崎-高木の3継投で逃げ切った。ミサワ東京は2回の無死満塁の好機を生かせず、流れを手繰り寄せられなかったのが全て。双方ともほとんどの役員が応援に駆け付けるなど総力戦を演じた。

 2回のピンチをしのいだ野村は3回、この回先頭の7番和田が四球で出塁し、二死となった後、1番礒部が左中間3塁打を放ち1点先制。続く折笠の適時打で1点追加。勢いに乗る野村は3番塚本が内野安打、4番中川が四球を選び、相手先発の古市をKO。代わった植松から5番森が技ありの内野安打を放ち、6番山本の2点適時打でこの回一挙5点を奪った。

 5回には中川の3塁打と山本の犠飛で2点を追加し、6回には礒部の適時打でダメ押し。

 先発の茂木は3回を1安打無失点に抑えると、2番手の岩崎が2回を3失点、最後は高木が無失点に抑えた。

 ミサワ東京は2回の好機を生かせなかったのが全て。この回、先頭の4番井町が両チームを通じて初の安打を中堅前に運び、続く古市の四球と敵失で無死満塁と攻め立てたが、後続が断たれた。7点差をつけられた5回には1番谷屋、2番寺泉、3番山田の3連打などで3点を返したが、反撃もここまで。

 先発の古市がつかまると、岡崎監督はすぐに左腕の植松に代えたが、相手の勢いを止められなかった。

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無死満塁のピンチを抑えたナインを迎えるベンチ

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先制の3塁打を放った礒部

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先制のホームを踏んだ吉本(背番号24)を迎えるナイン

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内野安打を放った塚本(1塁手は井町)

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2点打を放った山本

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茂木

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高木

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3塁打を放った中川

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前田社長ら役員

〇阿部監督 嬉しい。Dカップで勝って、今度はRBA。一歩ずつ前進している。あそこ(2回の守り)で持っていかれたらどうなっていたか…。継投は最初から考えていた。打線は礒部、折笠、山本がよく打ってくれた

〇茂木 肩がめちゃ痛い。でもよく抑えられた(試合途中で)

〇礒部 ぼくがヒーローでしょ(その通り)

〇鳴瀬元常務 俺のかみさんの写真? ダメダメ(2廻りくらい若く見えた奥さんを写真に収めたが…)

〇木内応援団長 泣くもんか、前回だって泣いちゃいないぞ(顔が泣いていた)

〇前田社長 5点リード? 油断しちゃいけない(3回の攻撃を終えて。1,000枚つくったというTシャツを着て応援していた)

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磯貝社長(この段階ではまだ元気だった)

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無死満塁の好機生かせず(走者は井町、捕手は吉本)

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反撃の安打を放った谷屋

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適時2塁打を放った山田

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古市

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植松

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1点を返したミサワベンチ

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礒部(左)と山本

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井町(左)と保田

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松宮と奥さん

●岡崎監督 しょうがない。来年はもっと強いチームをつくる

●内村前監督 あそこがねえ(2回の好機を逃したのを悔しがっていた)

●保田 18年前は俺が1番だった(若田部と同窓の鎌倉学園卒のかつての主砲)。みんないいプレーをした

●井町 くそっ、あそこで何とかしたかった(2回、初安打を放ったが無得点に終わり)

●松宮 今日はダメだった。2番だったら打てたかも(2回の好機に凡退)

●磯貝社長 何? 劣勢? これからですよ(5点リードされ)

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左は北斗の奥さんとお子さん、右はどなただったか

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〝撮って〟と言われたので撮りました(記者の責任ではありません)

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左から村石、元社長の北村氏、伊藤氏

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※以上、写真は下手なもの以外は全て石井俊志カメラマン撮影

【野村不動産アーバンネット】

位置 選手 1回 2回 3回   4回 5回 6回 7回    
礒部 左飛   中3   左飛   左安    
折笠 中飛   中安     二ゴ 二ゴ    
塚本 投飛   一安     死球      
中川   四球 四球     中3      
  二ゴ 一安     左犠      
山本   右飛 右安     右飛      
丹羽                  

和田     四球 三邪          
岡野             中安    
吉本     三ゴ   一ゴ   中飛    

佐藤

    二ゴ   中飛        
小林             一飛    

投手

茂木(3回)-岩崎(2回)-高木(1回)盗塁 折笠、塚本(3回)

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

【ミサワホーム東京】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回    
谷屋 一飛   中飛   中安        
古川           遊飛      
寺泉 投飛   四球   右2        
山田 三ゴ   三振   中2        
井町   中安 二ゴ   右飛        
古市   四球              
植松       左失   三ゴ      
北斗   投ゴ   投ゴ   中飛      
  中飛   遊ゴ          
有川           四球      
松宮   遊ゴ   二ゴ          
小岩           中飛      
渋井   捕邪     投飛        
吉川           二失      

投手

古市(2回3分の2)-植松(3回3分の1)盗塁 吉川(6回)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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応援団に応える阿部監督(左)と鳴瀬初代監督

【3回野村】

礒部先制左中間3塁打。折笠タイムリー、盗塁

塚本1塁内野安打

中川四球で満塁。ミサワ植松に投手交代

【2回ミサワ】

野村中川エラー。満塁も無得点

【2回野村】

森併殺打

【1回】

両投手とも絶好の立ち上がり

試合前、野村主砲の森「トイレ」緊張のためか

ミサワ岡崎監督 18年前のエース石毛も応援に来ている

野村阿部監督 継投も考えている

ミサワ保田 18年前はおれが主砲

野村 赤堀 おれを出せ

 

 

 

 

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