RBA OFFICIAL

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5年ぶりに決勝進出を決めた三井不動産リアルティ

 第9RBA不動産流通カップ準決勝戦が1114日(水)、大井ふ頭中央海浜公園野球場で行われ、三井不動産リアルティが山口投手の好投と清水談の活躍でナイスを4-1で下し、住友不動産販売が東急リバブルを逆転サヨナラで破り、それぞれ決勝戦に勝ちあがった。三井リアルは5年ぶり、住友は2年ぶりの進出。 ( )内の数字はRBA野球大会のレーティング。

東急リバブル(8687.5) 3-4 住友不動産販売(87)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル      
住友不動産販売 4X      

  (時間切れ)

三井不動産リアルティ(8687) 4-1 ナイス(8585.5) 

  1 2 3 4     合 計
三井不動産リアルティ        
ナイス        

  (時間切れ)

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最終回、逆転を手繰り寄せる2点3塁打を放った住友・丹

 第9回RBA不動産流通カップ準決勝戦が11月14日(水)、大井ふ頭中央海浜公園野球場で行われる。RBA野球大会にならって記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字はRBA野球大会のレーティング。

東急リバブル(86⇒87.5)-住友不動産販売(87)

 大接戦だが、朝日大学時代にMAX145キロを投げたというサイドスローの快速投手が加入した東急リバブルがやや優勢とみた。前試合を見てはいないが、ちばリハウス打線を1安打に封じた。エースの坪井をはじめ敵も味方も絶賛した。宅建も大学時代に取得済みという。その力が本物なら住友打線をきりきり舞いさせても不思議ではない。

 打線も〝岡住二世〟奥住が加入して厚みが増した。チームバッティングに徹し、勝利を最優先する選手が多く、どこからでも好機をつくれるのが魅力。とっくに賞味期限が切れているはずのベテラン古屋はうまみが増した。古屋がカギを握ると見た。

 しかし、住友だって負けられない。RBA大会ではまさかの予選敗退。その憂さを晴らさないと年は越せないはずだ。昨年も準決で負けているのでここは必勝態勢。絶対に負けられない。

 投げるのはエース伊藤。朝が弱く、立ち上がりにやや難があり、相手が〝格下〟とみると手を抜く癖があるのが不安材料。万全の態勢で臨めるかどうかにかかっている。記者のこの「0.5」のレーティング差を本人がどう読むか。この前の日曜ブロックの記者予想と結果を見れば、いかに記者の格付け付与能力の高さが理解できるはずだが…伊藤はそんなもの見ないか。

 打線は快速の相手投手を攻略できるかどうか、不安のほうが大きい。怪物・村井に期待したいが、出たり出なかったり…。巻き返しを

三井不動産リアルティ(86⇒87)-ナイス(85⇒85.5)

 三井リアルがやや優勢。身長174センチ、体重60キロの〝小さな大投手〟の新人・山口投手は、RBA大会で強打のトラバース打線を3安打3失点に抑えている。ナイス打線を完璧に抑えるか。

 打線と守りの要は横瀬捕手だ。打力があり、肩の良さはRBAの審判団が絶賛するほど。モリーナか甲斐キャノンか。相手はもともと足がないので、盗塁を阻むシーンは観られそうもなく、山口も走者を出さないか。

 やや劣勢ではあるが、ナイスはRBAの王者・野村不動産アーバンネットに逆転勝ちした勢いがある。肩が痛いの肘が痛いのとここ数年は投げることすらしなかった山本ががぜん奮起。強打の野村打線から8つの三振を奪った。野村の試合くらい投げれば最少失点に抑えられる。

 打線は横澤に期待がかかる。酔っぱらって道端に寝込み、財布ごと盗まれるのにも気が付かず、あとで金だけ抜き取られた財布がゴミ箱から見つかるという情けない大失態をやってのけ、悪いのは歯止めが利かない自分なのに、あろうことか責任を酒になすりつけ、軽佻浮薄、愚の骨頂の〝断酒宣言〟まで突き進んだ主砲だが、ようやく悪夢から目が覚めたのか最近はちびりちびり飲みだしたという。結構なことだ。

 どうせ敵わない相手だ。今夜は浴びるほど飲み、二日酔い状態で振り回せばまぐれで当たるかもしれない。

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〝うりゃー、打てるもんなら打ってみろ〟清水 治下投手

清水建設(88) 10-5 タイセイ・ハウジー(86.5⇒87)

  1 2 3 4     合 計
清水建設         10
タイセイ・ハウジー        

  (時間切れ)

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〝なんの、馬力じゃ負けないぞ〟タイセイ千葉英

 清水建設の先制攻撃が決まった。初回、打者一巡の猛攻で一挙9点を奪い逃げ切り。大城が2発を放った。治下投手は5失点したが、球に力があった。タイセイ・ハウジーは先発の高橋投手の不調が誤算。野呂弟は欠場した。

 清水は初回、相手先発の高橋を攻略。先頭の田村和が内野安打で出塁、2番大城は四球を選ぶと、3番小寺の2塁打で2点。ここで一挙に打線に火が付いた清水は4番治下の2ラン、5番山崎の2塁打、7番上島、9番藤川、田村和の適時打で得点を重ね、打者2巡目の大城が2ランを放った。大城は4回にもソロ本塁打を放った。

 治下投手は7安打を浴びたが力で押した。

 タイセイは初回の大量失点がこたえた。打線は2回、四球と敵失をからめ9番鶴田の適時打で2点を返し、4回には7番千葉政、8番吉村の連打と1番高橋の2塁打で2点、5回にも4番野呂兄、5番井上、6番千葉英の3連打で2点を挙げたがそこまで。

 2回からは千葉英が登板し、大城の一発だけに抑えただけに悔やまれる。

〇本間監督 初回はみんなよく打った。相手の投手の調子がよくなかったんじゃないの。勝ててよかった。相手の打線はよく打つし、礼儀正しいし気持ちがいい。練習試合も申し込んだ。治下? 投手らしくなってきた。田村? あいつは歳。ゴルフに夢中になっているようだ。プロゴルファーに転向するんじゃないの

〇大城 投手? 任意引退です(2発を放ったように打者に専念か)

〇小寺 俺の先制から猛攻が始まったんだ

●千葉英 2安打放ったし、ピッチングもまずまず。15キロ減量して118キロになった。また来年

●井上 高橋は肩の調子がよくないので今季は登板させなかった…行けるところまでと考えたが…

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〝打つだけなら任せてよ〟清水 大城

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〝今季初安打だ〟山崎

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〝身内だからね、抑えるべきか、打たせるべきか、難しいんだよ〟土肥

三井不レジ(89⇒87) 4-5 三井不レジリース(86⇒88.5)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル        
三井不動産レジデンシャルリース        

  (時間切れ)

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三井レジ 石井

 〝地所リアルよ、東建よ、下剋上の主役はうちだ〟-昨年までの勝率は0.272、日曜参加26チームの中で下から2番目の三井不動産レジデンシャルリースが2年連続で決勝に進んでいる三井不動産レジデンシャルを破り、参加12年目にして初の4強に勝ち進んだ。元ヤクルトの新人投手・土肥は宅建試験で44点を挙げて舞い上がったのか、コントロールが定まらなかったが、打線の援護を受け逃げ切った。三井レジは最後追い上げたが及ばず。

 2点を先制された三井リースはすぐ反撃。前試合で3死球を食らった(奪ったのか)先頭の山際が死球で出塁し、盗塁と2つの内野ゴロで生還。2回には、5番中野、6番小野田の連打に7番大野が手堅く送り、1死2、3塁から8番土肥、9番小泉の長短打で逆転。3回にも4番渡辺と中野の長短打で1点、さらに小泉の適時打で加点して逃げ切った。

 土肥はいいのか悪いのか、ジキルとハイド、クラゲのような手応えのないピッチングで4失点完投。5つの三振を奪ったが、5回まで被安打7、与四球2。次戦の清水相手に不安ものぞかせた。

 三井リースはこの日の勝利で通算成績を39戦14勝25敗、勝率0.359に引き上げた。

 三井レジは惜敗。初回、先頭の大栗の安打と2つの四球から2死満塁の好機をつくり、6番小平田の適時打で2点先取。3点を追う最終回には1死から2番山本と3番篠塚の連続長打と5番門井の適時打で1点差に追い上げたがそれまで。

 先発の新人石井投手はピリッとしなかった。エース吉田は欠場。

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宅建より難しいよ〟土肥

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小泉

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〝うーん、土肥さんはいいのか悪いのか〟

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〝土肥さんも最初は緊張したんじゃない〟大坪(左)と小野田
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2点先制打を放った三井レジ小平田

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〝ドームに行ってよね〟三井レジ渡辺監督

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2点タイムリーを放ち女性応援団に迎えられる對馬

東京建物(84.5⇒85) 4-0 野村不動産(83) 

  1 2 3 4     合 計
東京建物 0      
野村不動産      

  (時間切れ)

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敵失を誘う平凡なゴロを放った村部

 〝地所リアルよ、うちのほうが上だぞ〟-過去863056敗、勝率0.349の勝率は地所リアルより3分6厘上回っているが、〝出ると負け〟〝がんばれベアーズ〟(42年前に流行ったアメリカ映画)状態だった東京建物が第5回大会以来実に25年ぶりに4強入りを決めた。若きエース河越は最終回、2死から3連続四球を与えたが2安打完封。鑑定士村部が幸運な敵失を誘うゴロで先制、守備もうまい對馬がダメ押し打を放った。野村不動産は4つの失策で投手の足を引っ張ったのが敗因だが、53歳の主砲・松崎常務が仕事(どうせゴルフ)で欠場し、モチベーションを下げたのも響いた。

 東建は2回、この回先頭の6番對馬が四球で出塁、続く河越が中堅前に運び、内野ゴロと敵失、四球で満塁と攻め立てた1死後、1番村部の何でもないセカンドゴロを相手2塁手が本塁に悪送球して2点。

 5回には、1死から敵失で3番齋藤が出塁し、4番田中の安打で迎えた2死2、3塁から對馬の中堅前2点適時打で突き放した。

 河越は球威十分。力で相手打線を2安打(うち1安打は内野安打)に抑えた。奪った三振は5個、与えた四死球は6個。

 野村は元気なし。初回、先頭の篠が安打を放ち、2つの四球で1死満塁としたが、後続が凡退(本来なら松崎がどこかでDHとして打席に立ったはず)。最終回は2死から3者が四球で出塁したが、それまでの4失点がこたえた。

 先発の増田はよく投げたが、制球がいま一つ。2回を被安打2、与四球3、自責点ゼロで降板。2番手の中本は3回を被安打3、奪三振6の好投を見せたが、拙守に泣いた。中本も自責はゼロ。

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河越

 

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敵失で河越が先制のホーム

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野村 増田

〇ナイン 中町監督? 今日は仕事(中町監督はずっと監督。記者と二人で「がんばれベアーズを脱するのはいつですかね」とよく話し合っていた。映画では最後に優勝する)。對馬? 對馬は加覧さんの後輩。守備はすごい

〇生出 3三振。僕が最年長(30歳)になっちゃった

〇村部 あの打席はね、相手の守備がよくないと思ってセカンドにゴロを打ったんだ。1種8万円? 私とはレベルが違う(さすが鑑定士。口は達者)

〇河越 あれは全く見えなかった(2つの平凡な投手フライを捕球態勢すらせず逃げ、1つは内野安打、もう一つはファウルグラウンドに転がり難を逃れた。記者は「河越よ、プロじゃあるまいし草野球だぞ。あれはエラーだ」と書こうと思ったら、ここで女房役の磯田が河越に助太刀。「いや、投手フライは捕れないもんですよ」と。なるほど、プロでも野手が捕りにいくのだから、あれは野手のエラーか)

〇齋藤 次? 僕の先発もあるかも。今日も準備だけはしていた

●ナイン 常務? 仕事(ゴルフに決まっている。野球とゴルフのどっちが大事だ)

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適時打を放った對馬

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齋藤に続き生還した田中を迎える東建ベンチ

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河越-磯田バッテリー

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〝常務、こんな大事な時に仕事を優先させるなんて〟

 

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〝あれはセカンド強襲ヒットだ〟木下(右は〝右玉〟橋本 この日は1-0、2四球)

青山メインランド(84⇒85.5) 3-4 三菱地所リアル(85⇒85.5)

  1 2 3 4     合 計
青山メインランド      
三菱地所リアル 3X      

  (時間切れ)

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プーチン寺田

 過去の戦績が80戦25勝55敗、勝率0.313。8強入りすら経験がない三菱地所リアルエステートサービスが今季のこれまでの試合同様、神がかり的な逆転サヨナラ勝ちで夢の東京ドーム進出に王手をかけた。「今年は2試合で終わると思っていた」岡野監督は感極まり、「東京ドームにいく」声は上ずっていた。下位打線が繋ぎ、最後は木下が決勝打(相手からすれば失策)を放った。プーチン寺田が粘投。青山メインランドは勝利目前で浮足立った。

 2点を追う地所リアルは最終回、この回先頭の5番栗山と6番落合が投手返しの右翼前安打を放ち好機をつくると、続く込山が四球を選び満塁。ここで8番松田が右翼前に運び1点差。9番吉田がきっちり犠飛を放ち同点。勢いに乗る地所リアルは2塁走者込山が相手の一瞬のスキを突いて3塁盗塁を決めプレッシャーをかけると、1番木下のセカンドライナーが相手2塁手のグラブをはじき、込山が猛然とホームを突き抜けた。

 1点先制を許した地所リアルは初回、木下、寺田の連打と橋本の四球で満塁とし、4番小林の犠飛で同点。しかし、その後は決定打を欠き、嫌なムードが漂っていた。

 エース寺田は被安打5、与四死球5、自責点3の完投。粘り強く投げた。

 青山はまさかのサヨナラ負け。初回、先頭の津久井がいきなり3塁打を放ち、3番平野の犠飛で先制。同点の3回には9番佐々木の安打を平野の適時2塁打で1点リード。4回には6番神宮と8番土田の内野安打と犠打、野選で1点を加点。残塁7が示すように、突き放すあと一本が出なかった。

 先発の小松崎は3回を3安打1失点で降板。2番手の鈴木は1回3分の2を投げ、抑えの津久井につないだが、津久井は相手の徹底した右打ちに屈した。

〇岡野監督 〝下位打線が弱い〟と書かれたもんだから、今日は下位打線が活躍した。今年は(組み合わせが厳しく)2試合で終わりだと覚悟を決めていた。8試合もできるなんて…東京ドーム行きますよ。レーティング? もうあげなくていい。ユニフォーム? 足りないから(後藤に)貸したんだよ

〇寺田 うちのこれまでの勝率を見たら3割ちょっと。打者ならすごいが、そんなに弱かったの。今日はよく3点で抑えた。相手のバッティングはすごかった

●豊田 牽制で刺されちゃった(3回の攻撃で…最終回の2塁手としての守りでも痛恨の失策。1塁走者が飛び出していただけに併殺だったかも。今夜は眠れないのではないか。しかし、泣くな、豊田よ、あなたが悪いわけじゃない。失策はチーム全体の力の反映でしかない。何が起きるか分からないから、記者はレーティングを同数とした)

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〝おっ、ダメか〟木下

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〝やったぞ、サヨナラだ〟

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〝下位打線は打てない? 2塁打と四球でサヨナラの走者だ、俺が込山だ〟

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〝馬鹿野郎、俺が逆転を呼び込んだんだ、松田だ〟

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〝ドームに行くぞ〟

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先制の犠飛を放った平野

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小松崎

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津久井

 

 

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逆転サヨナラ勝ちした三菱地所リアル

 準決勝は清水建設-三井レジリース、東京建物-地所リアル-第30回RBA野球大会が11月11日(日)、三郷サンケイグラウンドで準々決勝戦4試合が行われ、タイセイ・ハウジーに快勝した清水建設、三井レジとの同門対決を制した三井レジリース、野村不動産に2安打完封勝ちした東京建物、青山メインランドに逆転サヨナラ勝ちした地所リアルがそれぞれ勝ちあがり準決勝進出を決めた。

 準決勝戦は来週行われる予定。清水は勝てば9度目の決勝進出。他チームは東建が過去4強入りを一度果たしているのみで、勝てばもちろん初の決勝進出となる。

清水建設(88) 10-5 タイセイ・ハウジー(86.5⇒87)

  1 2 3 4     合 計
清水建設         10
タイセイ・ハウジー        

  (時間切れ)

三井不レジ(89⇒87) 4-5 三井不レジリース(86⇒88.5)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル        
三井不動産レジデンシャルリース        

  (時間切れ)

青山メインランド(84⇒85.5) 3-4 三菱地所リアル(85⇒85.5)

  1 2 3 4     合 計
青山メインランド      
三菱地所リアル 3X      

  (時間切れ)

東京建物(84.5⇒85) 4-0 野村不動産(83) 

  1 2 3 4     合 計
東京建物 0      
野村不動産      

  (時間切れ)

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東建の祝勝会(クラブハウスで)

 第30回RBA野球大会日曜ブロック決勝トーナメント2日目が11月11日(日)、三郷サンケイグラウンドで準々決勝戦4試合が行われる。記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字はレーティング。⇒印は前試合の戦いぶりを考慮した修正。

清水建設(88)-タイセイ・ハウジー(86.5⇒87)

 清水がやや優勢と見たが、愛と憎しみは紙一重、賽の目と同様、終わってみないと分からない。双方とも勝ち切る絶対的な力がないとみた。

 両チームは昨年も準決勝戦で対決しており、清水が3-5から最終回に一挙6点を挙げ逆転勝ちしている。そのツキはまだあるのか。先発は田村兄か治下か。田村は球威が衰えたとはいえ安定感は抜群。行けるところまで行くはずだ。治下も仕上がっていれば力で押し切る力がある。昨年好継投した鈴木は今季一度も登板していないので、継投が難しい。序盤に大量リードして逃げ切るのが理想形だ。

 打線はやはり小寺がカギを握る。小寺が打てばムードが一変する。投手としてはノーコンの烙印を押された大城が打撃で活躍するようだと勝機は高まる。伏兵も多士済々。

 タイセイは昨年の悪夢を振り払えるか。先発は前回投げた千葉英ではなく、やはりエース高橋だろう。あと一歩で勝利を逃したが、昨年も好投した。雪辱を期すはず。

 打線は清水と互角かそれ以上。鍵を握るのは、旬が過ぎ賞味期限すれすれの千葉兄弟よりは野呂兄弟だ。弟は軟式にはまだ慣れていないようだが、前試合は鋭い打球を飛ばした。ホームラン狙いでなく軽打に徹したい。塁に出れば足もある。兄は弟の前で打つのか。存在感を示すか。

三井不レジ(89⇒87)-三井不レジリース(86⇒88.5)

 どちらが兄で弟か分からないが、相手の手の内を知り尽くしている兄弟対決。実績からは2連連続で決勝に進出している三井レジだが、リースは今年のオール三井の大会で優勝している。互角と見た…いや、三井リースが勝つと見た。

 三井レジはエース吉田だろうが、今季は登板していない。染野か小平田か。打線もいいのかどうかよくわからない。2年連続の決勝進出でお腹いっぱいだし、業績も絶好調。第2四半期決算の売上高は前年同期比984億円増の2,332億円、マンションの今期計上予定戸数3,250戸の契約進捗率は実に90%。もう来季に備え、休眠状態に入っているのではないか。土肥を打てる打者も見当たらない。

 リースは、宅建試験で44点の高得点を挙げた元ヤクルト土肥が頭だけでなく、力の差を見せつけるか。

 打線もいい。土肥の後輩の小野田は化け物。つい2、3年前までは底が抜けた桶状態だった守りもよくなってきた。レジを圧倒するか。

 青山メインランド(84⇒85.5)-三菱地所リアル(85⇒85.5)

 戦績は青山、勢いは地所リアル。大混戦。あと一歩でいつも決勝進出を逃している青山は今年創業30周年とか。念願の決勝目指し士気は高い。エース小松崎の調子もよさそう。はまればスイスイ投げる。

 打線は脆さもあるが、一気呵成に攻める攻撃力は破壊力抜群。

 地所リアルは激戦を勝ち抜いてきた勢いがある。エースのプーチン寺田は肩痛を抱えるが登板間隔も十分。気合の投球を見せるか。前回は変化球もさえた。

 打線は下位がやや非力だが、上位打線は好調。〝右玉〟橋本が神がかり的な活躍でチームに活を入れた。変則投球の小松崎を攻略できるか。ブルンブルン振り回し、下半身のバランスを崩すようだと相手の術中にはまるが…。

 レーティングに差をつけようと必死で考えたが、結局断念した。何が起きるか不明。

東京建物(84.5⇒85)-野村不動産(83) 

 東建がやや優勢。三井不動産レジデンシャルを予選で撃破した力は本物だ。エースで4番の河越はここも力で押し切るか。左腕斎藤も絶好調。どちらが投げても野村打線を封じる力があると見た。

 打線は、やはり河越だ。どれだれ河越の前に走者をためられるか。河越が不調だと危ない。

 鑑定士村部はどうした。選手村の売却価格を一種8万円と評価した不動産鑑定士を信用できなくなった記者だが、その不信感を払しょくできるか。すごすごと尻尾を巻いて退場するのか。ここは見ものだ。

 野村は、一昨年の大手デベロッパーの野球大会優勝チームとしても〝プラウド〟のプライドにかけても負けられない一戦。予選は対戦相手に恵まれた観はあるが、53歳の松崎常務が大活躍。河越を攻略したら拍手喝采。

 投げるのは増田か、それとも他にエースがいると聞いているが…。

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満塁弾を放った高橋

ポラスグループ(81⇒83) 3-9 タイセイ・ハウジー(86.5)

  1 2 3 4     合 計
ポラス 0      
タイセイ・ハウジー      

  (時間切れ)

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高橋を迎えるベンチ

 タイセイ・ハウジーが快勝。いつも投げる高橋が1塁を守り満塁弾を放ち、普段は1塁を守る千葉英が先発し無難に投げた。ポラスのエース折笠は3回に集中打を浴びた。

 タイセイは初回、先頭の高橋が安打を放ち、3番野呂兄の適時打で先制。そのごみ敵失でこの回3点先取。3回は、この回先頭の野呂兄が四球をで出塁、続く元新潟アルビレックスの盗塁王・野呂弟の左翼前安打で好機をつくると5番井上、8番吉村の適時打と高橋の中堅越え満塁弾でこの回一挙6点を挙げ試合を決めた。

 千葉英は4回まで4つの四球を与えるなど制球はいま一つだったが、変化球が決まった。2番手の野呂兄は4四死球を与えた。

 ポラスは完敗。2回、3四球を選びながら9番片野の適時打による1点どまりだったのが悔やまれる。折笠は3回、2死から9番打者に四球を与え、高橋に満塁弾を浴びた。打線は2回、9番片島の適時打で1点を挙げ、5回は4つの四死球などで2点を返すのがやっとだった。

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左翼前安打を放った野呂弟(捕手は細野)

〇千葉英監督 完封するかも(4回まで打たれた安打は1本のみ。変化球が冴えた。しかし、下位打線に4四球はなぜ)

〇野呂弟 (水曜ブロックの同僚だったトラバース木ノ内は打率7割以上、本塁打3本、打点王、あなたが打たないと優勝できないと伝えると)軟式? 難しい。そんなにプレッシャーかけないでよ(と言いながら目の覚めるような安打を放った)

●成田監督 今年はグラウンドコンディションが÷なったのが全て

●折笠 4回が… あの満塁弾は完璧に打たれた。力負け

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〝調子がいいのかか悪いのか、この球に聞いてくれ〟千葉英

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〝最後は力負け〟折笠

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〝穴があったら入りたいよ〟成田監督

 

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サヨナラだ!地所リアル

サンフロンティア不動産(84⇒85) 2-3 三菱地所リアル(84⇒85)

  1 2 3 4     合 計
サンフロンティア不動産 0      
三菱地所リアルエステートサービス 1X      

  (時間切れ)

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サヨナラ打を放った栗山

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寺田(左)と栗山

 三菱地所リアルエステートサービスが水曜ブロック時代を含め参加28回目にして初の決勝トーナメント勝利をサヨナラでもぎ取った。〝イケメン〟栗山がサヨナラ打を放った。エース寺田はキレがよく2失点(自責ゼロ)の好投。サンフロンティア不動産の三村も寺田と互角の投球を見せたが、最後は力尽きた。

 先制したのは地所リアル。4回、この回先頭の4番小林がチーム初安打となる2塁打を放ち、続く栗山の安打と盗塁で無死3、3塁にすると、6番落合の左翼前2点打で先制。

 好機をつくりながらあと1本が出なかったサンフロが最終回に反撃。これまで2度の走者を置きながら凡退していた主砲の4番末次が怒りの2塁打を放つと、5番川添のショートゴロが敵失となり末次が生還。川添は3塁まで進んだあと、6番三村が自身2本目の安打を右翼前に運び同点に。

 地所リアルに漂った嫌な空気を吹き払ったのはまたも〝右玉〟橋本だった。6回裏、この回先頭の「右玉の調子はいい」3番橋本が四球を選び、続く小林が2塁打を放ち無死2、3塁にすると、栗山がきれいに中堅前に運びサヨナラ。

 寺田投手は毎回走者を出しながら6安打2失点(自責ゼロ)に抑えた。

 サンフロは惜敗。毎回走者を出しながら決定打を欠いて迎えた6回、この回先頭の4番末次が2塁打を放ち、敵失と6番三村の適時打で同点に追いついたが、突き放せなかった。

 三村投手は力投したが、4回、6回に集中打を浴びた。

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寺田

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三村

〇ナイン 決勝トーナメントで初めて勝ったぞ!(勝った瞬間、誰かれなく歓声をあげた)

〇落合 先制打を放ったのはわたし。決勝打になるはずだったのに…あいつ(栗山)に(ヒーローの座を)持っていかれた

●野崎監督 …

●末次 この悔しさをバネに練習しよう…なんて考えるのは誰もいないよな

●三村 調子? よくなかった。(同点打の)走った影響? 関係ない(試合後は大の字になって悔しがっていた)

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岡野監督(左)と向井ゼネラルマネージャー

 

 

 

 

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