RBA OFFICIAL

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左から杉田氏、黒木氏、篠氏、高橋氏、瀬戸氏(杉田、瀬戸両氏は海のものとも山のものとも…)

 今年創業80周年を迎えた建設受注と賃貸事業が中心のナミキが7年ぶりに復帰する。7年前の第22回大会に初参加したときは、明大野球部出身の住宅事業部部長・黒木研二氏(49)が監督兼投手として出場したが、初戦にケン・コーポレーションに〝けんもほろろ〟の扱いを受けると、第2戦もまた強豪のポラスに惨敗。そのままそそくさと退却している。

 しかし、〝ケン土重来〟。今回は相当気合が入っている。勝てないチームに業を煮やした並木会長兼社長・並木洋一氏が「しっかりやれ」と一喝。声だけでなく何と野球部専用の「ハイエース」を購入し檄を飛ばした。再びケンコーポと交えたら借りを返し、ナミキをRBAにとどろき渡らせようというのが復帰の狙いだ。

 まずは、野球部部長で常務執行役員営業開発室長・高橋昌道氏の意気込みを紹介する。

 「当社は今年創業80周年。最高の仕事をして建設受注と賃貸マンションの受注・拡大を目指す。同好会から部に昇格させたのは野球部だけ。ハイエースも買った。ナミキの頭脳も投入する。水曜か日曜か? 何? 日曜ブロックのほうが弱い? それじゃ日曜に決めた。2つくらいは勝ってほしい。采配? わたしはやらない。黒木にすべて任せる」と鶴の一声で日曜ブロック参戦を決めた。金は出すが口は出さないタイプとみた。

 高橋氏は野球王国・四国の愛媛県新居浜市出身。ラグビー選手だったようで、体重は聞かなかったが優に100キロはありそうな体格をしていた。

 采配を揮うのは黒木監督だ。7年前は強面のいかにも強そうな堂々たる体躯をしていたが、不養生がたたったのかすっかり角が取れた中年のおじさんに変貌しており、〝口は禍の元〟をRBAで体得したためか、今回はやけに控えめなコメントに終始した。

 「エース? 入社3年目の上健。登録名は〝カミケン〟(マエケンにあやかったのか)。4番も任せる。目玉はもう一人、ショートを守る梅野キャプテン」

 黒木氏がこう話したところ、高橋氏が「うちにはもう一人目玉がいる。この前、4打数4安打、ホームランも放った50前後の男がいる。ここに呼ぼうか」と、同社建設技術部積算部課長・篠良一氏(54)を呼び寄せた。

 篠氏の年齢を聞いてびっくりした。54歳とはとても見えない。高橋氏や黒木氏と異なり贅肉が全くない。右の肩の筋肉が盛り上がり左右非対称。身長170センチで、体重は過去最重量の75~76キロだとか。鉄人・大野といい勝負だ。

 篠氏は「野球はここ6~7年。若い者には負けない」と語った。高橋氏は「うちの頭脳。1時間に1億円の仕事をする。怪我したら仕事に差し障るから適当にやれと言っているが…」とフォローした。

◇       ◆     ◇

 初参加のときもあるので、戦力分析としては予選突破の力はあるということにとどめよう。参考までに当時の記事を添付する。

 当時のインタビュー記事には「黒木氏の球歴がすごい。宮崎県の古豪・高鍋高校から明大に進学。〝大器晩成〟なのか4年で頭角を現し、春のリーグ戦で打率.358をマーク。通算5本塁打のうち4本を4年生のとき放っている。住友不動産販売・古賀監督の2歳先輩だ。『当時は、志村さん(慶大-三井不動産)や大越さん(早大-ソフトバンク)などがいましたから、なかなか勝てなかったですね。本職はショートですが、私が投げるか3塁を守ります』」と書いた。

 あれから7年。本人は現役にこだわっているが、果たして…。

ポラスがコールド勝ち 6安打に12四死球絡め大量12点(2010/7/19)

強豪ケンコーポ 初陣ナミキを一蹴 小笠原10奪三振(2010/7/12)

RBA野球大会 建設受注と賃貸のナミキが参戦(2010/5/21)

 

 

 

 

 

 

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積水ハウス神奈川      
旭化成ホームズ      

 

【メンバー】

積水ハウス神奈川 旭化成ホームズ
位置 打者 1回 2回 3回 4回 5回 5回 6回 位置 打者 1回 2回 3回 4回 5回 6回  
上床 三振     四球 投ゴ   二安 1 橋本 二ゴ   中三   右安    
小松原 二飛     犠飛 右安   一ゴ 木下 一ゴ   四球   投ゴ    
若佐 三ゴ     中飛 三安   三邪 松井 左飛   四球     捕飛  
齊藤   投ゴ   中二 右二     北寒寺   右安 三振     三飛  
山懸   三ゴ   三ゴ 四球     DH 久保田   遊ゴ   一ゴ   遊安  
崎浜   中飛     右安 遊飛   池田   四球   三振   左飛  
工藤     三振   二失 右飛   佐藤   二ゴ 二ゴ      
石田     一ゴ   右安   中安 倉富   遊ゴ     一邪    
宇野     右飛   中二   三邪 青木快     三振   左飛    
投手 工藤 投手 今野→沼座→平山

 

※六回裏

 松井に代わり福田

 北寒寺に代わり青木

 久保田に代わり杉本

 池田に代わり石島

※五回裏、橋本に代わり蔵立

※四回表、上床四球。二盗成功、捕手悪送球で三進。小松原の犠飛で先制

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タウングループ高坂氏(右)、左は佐久間氏

 「今年こそ優勝するぞ」-タウングループ野球部部長・高坂忠司氏が5月11日に行われた日曜ブロック決勝戦、ケン・コーポレーション-三井不動産レジデンシャルの試合を偵察しに東京ドームに現われ断言した。

 補強も着々と進んでいるようだ。「投手は4枚用意した。打撃も強化した。〝貧打のタウン〟と呼ばせない。今日(11日)は不動産健保大会で優勝するためケンコーポの偵察。今度23日の水曜ブロック決勝戦も偵察する」などと語った。

◇       ◆     ◇

 高坂の話は〝口〟がやや勝っているので、真に受けられないが昨年よりは戦力がアップしているようだ。投手は4枚揃えたというが、同時に4人が投げられない。岩手代表の23歳投手の加入のことを言っているのかもしれないが、エース坂本以上の投手でないと意味がない。

 打線も旭化成ホームズ、積水ハウス神奈川、野村不動産アーバンネットクラスの補強が果たしてできるか。ここの一角を倒さないと4強入りは難しいと見た。

 

 

 

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越後(左)とマルチネス

 ケン・コーポレーションに大型新人2人が加入した。佼成学園出身で高校通算72本塁打、選抜甲子園で3本塁打を放った越後捕手(23)と、元ドジャース3Aで活躍した日本人の父とロスアンゼルス生まれの母との間に生まれたハーフのマルチネス(23)だ。

 試合を観戦した二人は「うちは強い」と絶賛。越後は羽中田との正妻の座を争うことになりそうだが、羽中田は「もう越後に任せる」と白旗を上げた。一方のマルチネスは「僕は名前通りマルチプレーヤー。どこでも守れる」とアピールした。

 絶対的エース小笠原の穴はすい星のごとく登場した大澤が埋めそうで、打力を生かすため羽中田は負担が少ないDHとか野手に転向させ、捕手は新人の越後に任せるプランも浮上しそうだ。今年もケンコーポが優勝候補の筆頭か。

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4度、5度…宙に舞うケンコーポ田辺監督

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三井不動産レジデンシャル        
ケン・コーポレーション ×        

 

三井不動産レジデンシャル 長谷川-吉田 まさかの乱調

 ケンコーポが6年連続14度目の優勝-第28回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦、三井不動産レジデンシャル-ケン・コーポレーションが5月11日、東京ドームで行われ、ケンコーポが相手投手の乱調に付け込み敵失もからめ5安打で9得点の圧勝。6年連続14度目の優勝を飾った。大阪桐蔭-ニューヨーク州立大卒の入社3年目の大澤がRBA初登板で2安打2失点完投の快挙。絶対的エース小笠原が退社した危機を救った。三井レジは長谷川-吉田-室谷の3投手がピリッとせず4回まで11与四死球で自滅。大石の3塁打と敵失で拾った2得点にとどまった。

 初回の1死1、3塁の好機を逃したケンコーポは2回、この回から登板した吉田から6番井上、7番朝日が連続四球を選び、8番尾関の犠打は吉田投手の失策となり難なく1点先制。なおも1番村上、2番矢澤、4番羽中田の四死球で2点追加。ノーヒットでこの回3点を挙げた。

 こうなると完全にケンコーポのペース。3回にはこの回先頭の井上が敵失で出塁、続く7番朝日がチーム初安打を左翼前に運び好機を広げ、村上の適時打で1点追加。

 勢いは止まらない。4回にはこの回先頭の羽中田が右翼フェンス直撃の2塁打をきっかけに朝日、尾関の適時打と敵失、死球などで一挙5点を挙げた。

 先発の大澤が〝快投乱麻〟の好投。自ら〝マリンボール〟と名付けるツーシーム、カットボールを自在に投げ分け2安打2失点(自責点1)の完投。エース小笠原退社の穴を埋めた。

 三井レジは自滅。先発の横手投げ36歳ベテラン長谷川は制球を欠き2死球を与え1回で降板。2回からエース吉田が登板したが、2者に一つのストライクも取れず連続四球を出すと自らの失策を挟み3四死球を乱発。4回には3安打と2つの死球と味方の失策で1死も取れず降板。3番手の室谷がかろうじて抑えた。

 打っては、3回、この回先頭の2番大石が中堅超え3塁打を放ち、続く篠塚の内野ゴロで1点を返し、5回には代打中塚の内野安打と敵失で1点を追加するのがやっと。

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〝小笠原さん、勝ちましたよ〟大澤投手

〇田辺監督 小笠原の陰に隠れて登板機会がなかった大澤がよく投げてくれた

〇大澤 3年間練習だけはしていたが、まさか小笠原さんの代わりが務まるとは。ものすごく緊張した。〝マリンボール〟が決まった。球歴? 東京出身で大阪桐蔭-ニューヨーク州立大卒ですが、大阪桐蔭時代は〝帰宅部〟。軟式で投げてはいましたが、野球部ではありません。ニューヨーク大の成績? オールAでした(A、B、Cのランクだそうだ)

〇羽中田 僕のあと数センチでスタンドイン見てなかった? 大澤? いつもより球威がなく制球もよくなかった

〇矢澤 ケンはやばいよ(危ないという意味ではない)。しっかり補強している。もう僕の時代は終わった

〇笠 僕の20代ほどではないが、大澤は球が速い

●渡辺監督 楽しめたが、体調管理不足、仕事とのコントロール不足を露呈してしまった。残念

●山際 打てなかった僕のせい。やっぱり勝たないと…(振りは鋭かったが変化球にタイミングが合わず3-0)

●ナイン 相手は強い。隙を見せない

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ケンコーポの新入社員

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「完勝だね」ケンコーポ鶴岡実専務

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「大澤はいいね」野球部OBの村井氏(左)と吉田氏

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「僕は監督の後輩で、内山の先輩。またまだ、気持ちは折れていないぞ」三井レジ星野氏(右)

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藤田氏(左)と尾本氏

 第29回RBA野球大会の日曜ブロックに初参加するのがメイクスだ。同社ホームページによると、設立は2006年3月。主な事業は投資用マンションの企画・販売。2016年12月期の売上高は142億円。従業員の平均年齢は29歳。代表取締役は仲村周作氏(38)。仲村氏は2009年2月に民事再生法の適用を申請して破たんしたエスグラントコーポレーション出身。

 会社設立から11年で売上高142億円まで伸ばした会社だ。もうこれだけで勢いのある若々しい会社であることが分かる。

 野球部員は15名。年齢は20~30歳代。仲村氏もセカンドを守るレギュラーだそうだ。甲子園組も一人いる。

 インタビューに応じてくれた3塁手の同社業務部主任・藤田啓介氏(25)もベンチウォーマーで時々外野を守るスポークスマンの同社グループ、メイクスライフ営業部・尾本孝介氏(22)がまた生きいきとしている。

 とくに藤田氏は身長173㎝とそれほど大きくはないが、体重50キロが示すように、三菱地所リアルエステートサービスの〝29〟(肉)こと前榊監督の半分以下。贅肉などまったくついておらず、記者もほれぼれする好男子だ。宅建取得も大学時代で、40点を取ったというから頼もしい。

 その藤田氏は、記者のしつこい質問に「大丈夫」を繰り返した。「参加するにあたって推薦していただいた青山メインランドさんと練習試合を行い、序盤の大量失点を撥ね返し11-11の引き分けに持ち込みました。ホームランも3~4本打ちました」と、その「大丈夫」の理由を明かした。

 もう一つ、藤田氏は「大丈夫」の裏付けとなる戦績を披露した。「昨年、草野球の関東大会に出場してぼろ負けして以来、不動産会社との試合では負けていないんですよね」と。「3番、4番、5番は間違いなく打ちます」と強気発言もした。

 そんな藤田氏に「社長さんも出られたら、みんな委縮しちゃうんじゃないですか」と意地悪な質問をぶつけたら、「元投手の監督は40歳。会社の上下関係は関係ありません。実力主義を貫く人です」ときっぱり答えた。

 投げるのは常総学院出身の24歳の左腕。監督が全幅の信頼を置いているエースだ。

 藤田氏も尾本氏も「目指すは仕事も野球もナンバーワン。もちろんRBAで優勝するのが目標」と締めくくった。

 尾本氏は「僕の目標はもう一つ、宅建取得です」と話した。

◇       ◆     ◇

 さて戦力分析。目安となるのは青山メインと11-11で引き分けたことだ。ご存じのように、青山メインは日曜ブロックの4強が狙える強豪チーム。そこと引き分けるのだから相当の力があると認めざるを得ない。

 早速、北海道の名門北海高校出身で、青山メインの元監督兼捕手のスポークスマン山梨氏にメイクスについて聞いた。

 「うちはエースを投げさせなかったが、メイクスさんは強い。そうそう、今年からうちの監督は北野」と話した。

 これがヒントだ。メイクス戦で先発したのはもう投手としては通用しなくなった北野が打たれたということだ。

 ズバリ、メイクスは予選突破の力を備えているが、4強の力はないとみたがどうだろう。

 山梨氏はまた「一つお願いがある。使わなくなったバットがたくさんある。他のチームも同じだと思う。そうした野球用品を第三企画さんが音頭を取って発展途上国に贈ったらどうか。CSRの活動にもなる」と呼び掛けている。

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竹田監督(右)と三春氏「腕組んだほうが相手を威嚇できるかな」(関係ないと思いますが=記者)

 第29回RBA野球大会に大成有楽不動産、メイクスライフ、野村不動産、ナミキの4チームが参戦する。各チームの紹介を兼ね戦力分析を行う。まず第1弾は大成有楽不動産。

◇       ◆     ◇

 大成有楽不動産(当時有楽土地)が第10回大会以来実に19年ぶりに日曜ブロックに復帰する。チームを率いるのは同社マンション事業本部用地開発部 用地開発室長・竹田直人監督(46)だ。

 竹田氏は開口一番、「わたしが20歳代のとき甲子園組もいてエントリーした。しっかりしたエースもいた。ところが、わたし自身も他の主力メンバーも人事異動で人が揃わず、確か初戦は屈辱的な大敗。参加料(10万円、現在は無料)も高く、歯が立たないのですぐ退散した」と語った。

 今回参加を決めたことについて竹田監督は、「夢よもう一度。わたしは現役としてはぎりぎりの捕手だが、何人かは本気で戦いたいという者もいる。コンセプトは〝楽しく、相手チームより笑いで勝つ〟。エースも主砲もいないが、とにかく初戦突破。3試合は出たい。女性の応援に期待したい」と話した。

 スポークスマンの同社投資開発本部投資開発第二部投資開発室 投資開発室(第二)・三春駿氏(27)は、「わたしはショート。先輩に安田不動産の岩間さんがおり、目標は岩間さん」と、しきりに安田不動産を気にしていた。選手は20~50歳代と幅広いとか。

 記録を調べた。同社(当時、有楽土地)は第9回大会と第10回大会に参戦しており、通算1勝3敗の成績を残している。また、僚友の大成有楽不動産販売(当時、有楽土地住宅販売)は第1~3回大会と第7・8回大会に出場。エース・輿水を擁し、中クラスとして東京ドームに出場。通算7勝6敗の成績を残している。輿水はオーストラリア遠征にも参加している。

◇       ◆     ◇

 ズバリ戦力予想。日曜ブロックのベスト8クラスにとっては「カモが増えた」と大歓迎で、それ以外のチームは「うちより強いのか弱いのか」疑心暗鬼に陥りそうなチームだ。つまり、決勝トーナメント進出の力はなく、くじ運次第では予選で1つか2つ勝てるチームだと見た。「エースも主砲もいない」チームではRBAで勝ち上がるのは難しい。

 しかし、今の安田不動産が相手なら勝つ可能性はゼロではないと見た。三春氏が気にする岩間氏の力を聞かれたので、「プロ野球の年俸にしたら、岩間さんの全盛期は1,500万円。いまは投げられないから800万円ですかね」と答え、逆に「三春さんは岩間さんと比較すると年俸はいくら」と切り返したら、「育成並みの300万円くらいでいいです」と答えた。これは本音だと判断した。

 竹田監督はプレイングマネージャーだが「輿水さんを呼ぼうかしら」と、もうとっくに50歳を過ぎている輿水氏を現役復帰させようと考えているくらいだから戦力は推して知るべし。

◇       ◆     ◇

 だがしかし、記者は同社チームに期待したい。あの「オーベル蘆花公園」の事業推進したのは竹田氏のようで、その後、「浦和」「勝島」などヒット作を同社は供給した。最近は用地取得が難しいようだが、竹田氏も三春氏も部署は同社の〝頭脳〟だ。RBA野球参戦をきっかけに、東京建物に負けない「マンションはオーベル」ブランドにしてほしい。

 輿水さんには、日曜ブロックには昨年、54歳で最年長勝利投手記録を打ち立てたミサワホームの〝鉄人〟大野がいることをお知らせする。復帰すればチームの救世主になれるかもしれない-こんなことを書いて本人がその気になって年寄りの冷や水になっても記者は責任を取りませんが。

 

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三井不動産レジデンシャル        
ケン・コーポレーション ×        


【先発メンバー】

三井不動産レジデンシャル ケン・コーポレーション
山際 村上
大石 矢澤
篠塚 土田
小平田 羽中田
45 内山 山田
坂尾 井上
黒田 朝日
DH 尾関
川崎 大澤

 

【投手】

三井レジ:長谷川→吉田→室谷

ケン・コーポ:大澤

 

【5回表】

三井レジ坂尾死球出塁。

代打中塚が内野安打。

二死後、山際敵失で1点追加。

大石三振でゲームセット。

大澤2安打2失点完投。

 

【4回表】

三井レジ2番大石、三塁打。

篠塚の二ゴロで大石生還、1点返す。

後続は断たれた。

 

【4回裏】

ケン・コーポ羽中田、二塁打。

山田四球。

井上の打席で羽中田と山田が重盗、無死2・3塁に。

井上四球、満塁。

朝日、2点タイムリー。

尾関二塁打でさらに2点追加。

三井レジ投手交代、3人目は室谷。

大澤エラーで走者1・2塁。

村上死球。

矢澤遊ゴロで尾関も生還し、この回5点を挙げた。

 

【3回表】

三井レジ黒田四球、待望の初走者。

伴一ゴロで黒田2進。

川崎セカンドライナーで黒田三進するも、

山際投ゴロ。

 

【3回裏】

ケン・コーポ井上、サードエラーで出塁。

朝日がチーム初安打となる左前打を放ち、井上二進。

尾関四球で満塁。

一死後、村上適時打で朝日生還、4点目。

矢澤が打ち上げ二死。

土田凡退。

 

【2回表】

三井レジ三者凡退。

大澤が完璧な投球。

 

【2回裏】

三井レジ投手交代 二番手吉田

この回先頭から2者連続四球。

無死1・2塁から、土田の犠打エラーで井上生還、ケン・コーポ先制。

大澤凡退後、2者連続四球で朝日生還し2点目。

土田三振。

矢澤四球。

羽中田の四球押し出しで1点追加。

山田三振。

 

【1回表】

三井レジ三者凡退。

ケン・コーポ大澤、絶好の立ち上がり。

 

【1回裏】

ケン・コーポ先頭村上、死球出塁からすかさず盗塁。
矢澤進塁打。

土田も死球。

羽中田は遊飛。

二死1・3塁で山田は二ゴロに倒れる。

三井レジ横手投げ長谷川、不安な立ち上がり。

 

ケン・コーポ笠「俺は長谷川をカモにしていた。大澤は球は速いが俺の全盛時のほうが上」

 

第28回 RBA野球大会 水曜ブロック決勝戦

旭化成ホームズ-積水ハウス神奈川

5月23日(火) 東京ドーム19:50~

 戦力は互角だが、過去14回も優勝している王者・旭化成に対して積水ハウス神奈川は参加2年目。この差は小さくない。旭化成がやや優勢と見た。

 旭化成のエース今野は怪物。入社以来16年くらいだろうが、ほとんど負けたことがない。1年間に4~5試合投げており、通算成績は60~75勝2~3敗。針の糸を通すほどの制球力を誇る。ストレートの威力もある。28回大会では3試合に登板。16回投げ、被安打は4のみ。完璧に抑えている。同年齢のプロ野球選手ではヤクルト石川投手、阪神能見投手、ソフトバンク五十嵐投手、楽天細川捕手らがいる。

 今野が先発-完投するのはまず間違いないが、2年目の左腕沼座が登板するケースがあるとすればすでに劣勢の場面だろう。

 攻撃陣は過去最強かもしれない。機動力もありとにかく穴がない。今野の1歳下、攻守の要・北寒寺は衰えたとはいえ欠かせない存在。ベテラン久保田も健在。大一番に強い。松井、橋本ら若手も成長している。

 積水神奈川は、今野を攻略できるかにかかっている。カギはやはりゴジラ斎藤だ。今野とは2年前対決しており、試合は3-4で敗れたが、斎藤は2点適時打を放っている。

 斎藤のほかにも若佐、石田、山縣など打力のある選手が揃っている。ほとんどが20歳代と若い。斎藤の前に走者をためたい。先手を奪い、投手を楽にしたい。

 先発は工藤か。旭化成と初対決となるが、過去の戦績からして最少失点に抑える力はあるとみた。展開によっては完封もあり得るが、旭化成のしつこい攻めを交わせるか。28回大会では5試合に登板。26回投げ、被安打は10。自責点は1のみ。1試合に許す安打は3本強で、防御率は0.346だ(投球回数9回で計算)。今野に引けを取らない(今野は四死球も出さない)。

 若佐、八木の登板もありそうだが、2人とも安定感に欠ける。

 旭化成の山本監督は「2年前勝ってはいるが、メンバーが違う。相手も強いことは分かっている。チャレンジャーの気持ちで戦う」と語った。

 積水の若佐主将は「一度負けたことを忘れていない。会社の仲間、家族の応援もある。ミーティングも済ませた。ここぞのチャンスに打てるかどうか。準備は万端。会社の幹部からは『勝つか負けるか。生きるか死ぬか』と言われた。死ぬ気で戦う」と意気込んでいる。

 旭化成が勝てば15度目の優勝。参加2年目の積水神奈川が勝てば初優勝となる。

 日程の都合で延期されていた第28回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦、ケン・コーポレーション-三井不動産レジデンシャルが5月11日、水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-積水ハウス神奈川が5月23日それぞれ東京ドームで行われる。まずは日曜ブロックの〝記者の勝手〟予想。

第28回RBA野球大会 日曜ブロック決勝戦

ケン・コーポレーション-三井不動産レジデンシャル

5月11日(木) 東京ドーム 19:50~

 ケンコーポ6連覇に黄信号-「ケンコーポがやや優勢と見た…日曜ブロックでは敵なし。エース小笠原は31歳。若いころの力任せのスピードはなくなったが、見事に技巧派に転身…ほとんど負け知らず…仕上がりがどうかだけ」と書き、その仕上がり具合を本人に聞こうと電話したら「小笠原は昨年末で退社いたしました」と返ってきた。

 〝RBAのダル〟が退社したとなれば、ケンコーポの6連覇は極めて厳しいとみた。代わって投げるのは37歳のベテラン大原か。ここ数年、小笠原が不在の谷間に投げ好投したことはあるが、完投は無理と見た。継投となったら誰が投げるか。笠は昨季で引退したが、現役復帰があるかもしれない。

 打撃力は羽中田が中心。土田も成長著しい。少ないチャンスを得点に結びつける機動力は健在とみた。

 エース不在のケンコーポなら、三井不動産レジデンシャルは互角以上に戦える。優勢と見た。吉田-篠塚のバッテリーがいい。吉田は平常心で投げればケンコーポ打線を最少失点に抑える力がある。

 打撃力は篠塚、大石、山際、内山らがチームを引っ張る。みんなが舞い上がり〝軟投派〟大原の術中にはまる可能性がないわけではないが、冷静に戦えば勝機は生まれる。

 決戦を前に、ケンコーポ田辺監督は「野球はやってみないとわからない。うちには経験がある。みんなでつないで勝つ」と語った。対する三井レジの内山スポークスマンは「(怪物)山際は振り回すだけだから軟投派は攻略できないかもしれないが、僕は主砲の意地があるから大丈夫」と自信たっぷり。

 ケンコーポが勝てば6連覇、14回目の優勝。三井不レジが勝てば参加9回目で初優勝。

 

 

 

 

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