RBA OFFICIAL
 

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3回のピンチをしのいだ山口を称える三井不動産リアルティベンチ

三井不動産リアルティ(84) 4-3 トラバース(92⇒91)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産リアルティ        
トラバース        

  (時間切れ) 

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山口投手

 〝古豪〟三井不動産リアルティが接戦を制した。身長174センチ、体重60キロの〝小さな大投手〟新人・山口(23)投手が強打のトラバース打線を3安打3失点に抑えた。4連勝で決勝T進出を決めた。トラバースはまさかの敗戦。佐藤監督は暑さと怒りで夜も眠れなかったのではないか。大丈夫か。

 三井リアルは2回、1死から6番横瀬が四球で出塁した2死後、8番岩崎の適時打で1点先制。3回にはこの回先頭の1番安田が四球で出塁した1死後、清水の内野安打で1点。さらに4番西田が敵失でチャンスを広げ、5番米澤が死球で出塁し相手先発の平野をマウンドから引きずりおろし、代わった林崎から7番岩瀬が四球を選び押し出し。1点追加した。同点の5回には1死から米澤が死球で出塁したあと横瀬、岩瀬の長短打でリードを奪い、そのまま逃げ切った。

 山口はストレートを中心に真っ向勝負を挑み、3回の無死2、3塁、1死満塁のピンチの場面で不運な安打による3失点に抑えた。被安打3、与四死球6。

 トラバースは5個の与四死球がことごとく失点につながり命取りになった。打線は3回、この回先頭の9番嵩と1番星が連続四球を選んだ1死2、3塁から3番木ノ内が大きく弾む三遊間2塁打で2点を返し、続く元西武の林崎が8球粘ったあと、ショートと深く守っていた左翼手の中間に落ちる幸運な2塁打で同点に。さらに5番松本、6番田中が四球で出塁し満塁としたが、後続の8番嶋田、9番角井が連続三振。リードを奪えなかった。

 木ノ内は2-1-2(1死球)、林崎は3-1-1(1三振)。松本雅は2-0-0(1四球)。6番田中は2-1-0(1四球)。

 先発の平野は3回途中で降板し、林崎が登板した模様。

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〝俺はメディアに出たくないんだ〟岩瀬

〇安西監督 ジャイアントキリングかどうか知りませんが、清水談がなんと話すか。山口がよく投げ、横瀬、岩瀬がよく打った

〇清水談 タイムリー1本。この日のために左上の奥歯を入れてきたのがよかった。それと小林さんが遅刻してきて、ナインを和ませてくれたのがよかった

〇山口 外のストレートがよかった

●平野 普通に負けた

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林崎投手

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清水の生還を迎える三井リアルナイン

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佐藤監督(左)

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〝肩痛がぶり返したか〟途中降板の平野

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〝あの若い投手は俺のことを知らないのか〟林崎

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〝誰だ、スタミナ不足なんて言ってるのは〟ミサワ古市

ナイス(82⇒83) 0-7 ミサワホーム東京(84⇒85)

  1 2 3 4     合 計
ナイス 0      
ミサワホーム東京      

  (時間切れ) 

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〝新しい画期的な投法を編み出したぞ〟ナイス村尾

 ミサワホーム東京が完封勝ち。エース古市が5回を被安打2、与四死球1の好投。岡崎監督が代打で安打を放った。ナイスは村尾の苦心の投球が実らなかった。城戸監督は欠場。

 ミサワは2回、8番渋井の犠飛で先制。3回は4番井町の犠飛で1点追加。4回は7番堀の中堅越え二塁打と暴投で1点。6回には、四死球から好機をつくり1番松宮の左中間二塁打と押し出しで2点を加点。最後は代打岡崎がライト前ヒットでサヨナラコールド。古市のあとを受けた植松が1回を被安打1で抑えた。

 ナイスは1番茂木が2安打を放ったが、その他は3番村尾、4番横澤、8番芦沢の散発の安打に抑えられた。

〇井町捕手 古市はコントロールがよかった。絶好調

●ナイン 村尾は9回を投げ切る新しいスタイルを編み出した(負けてはなんにもならないのでは)

●村尾 もう次は投げられない(武士の情け、新スタイルについては書かない)

●横澤 落ち込んでいたのは財布をなくしたからじゃない。酔っぱらって道端で寝込み、気が付いたら朝方の4時だったからだ。財布は金だけ抜け捕られてゴミ箱に捨てられていたのが見つかった。ショック。あれから1週間、酒は飲んでいない。もう酒は止める(止められるものならやめてみよ。記者も多摩センター駅前のベンチで寝込んで、気が付いたら朝だった経験が一度ある)

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〝わが愛するカミさん、酒は止めます〟横澤(奥さんへ。自宅で飲むのは許してやって)

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〝後半打たれるとは情けない〟一条工務店 池本

積水ハウス京葉(82) 4-5 一条工務店(85.5)

  1 2 3 4     合 計
積水ハウス京葉      
一条工務店 X      

  (時間切れ) 

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第2号を放った石田

 一条工務店が逃げ切り。防衛大卒の異色の池本投手がリードを守り切った。石田が2本目のホームランを放ち、島崎は2塁打と単打の2安打。積水京葉は追い上げ及ばず。生田が先発したが、3回の4失点が堪えた。体重130キロの巨漢・大多和が代打で打席に立ったが、見逃し三振。〝腹を出せ〟と叫んだのに、腹どころか手も足も出なかった。情けない。

〇草彅監督 池本がよく投げた(5回、6回に失点している。猛暑対策は大学で学ばなかったのか。きっと座学のみ)

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〝我慢大会じゃあるまいし。勘弁してよ〟生田

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〝見逃し三振じゃ何の減量にもならないじゃないか〟大多和

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〝俺には暑さなんか関係ない〟リバブル坪井

東急リバブル(85.5⇒86) 5-2 ポラスグループ(86⇒86.5)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0      
ポラス      

  (時間切れ) 

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〝お前ら、敵に塩を送るような淡白な攻めでどうするんだ〟ポラスベンチ

 東急リバブルが逆転勝ち。3連勝で決勝T進出を決めた。連投の坪井が2失点完投。近藤が決勝の2点打を放った。ポラスは岩瀬投手が踏ん張れなかった。藤田は前試合から5打席連続安打を放った。

 2点を追うリバブルは3回、この回先頭の9番尾形が内野安打した1死後、2番濱が死球で好機をつくると、2死から4番古屋、5番近藤の長短打で逆転。4回にも死球と2つの敵失で2点を追加して突き放した。

 エース坪井は初回に2失点した後は立ち直り、低めに球を集めてポラス打線に的を絞らせなかった。

 ポラスは完敗。初回、先頭の藤田がいきなり3塁打を放ち、続く斎藤の2塁打で先制、さらに3番伊藤が四球で好機を広げ、1死から5番藤井の適時打で1点を追加したが、後続を断たれた。その後は、盗塁失敗、併殺など3人で攻撃を終える淡白な攻め。

 先発の岩瀬は5失点(自責3)で降板。5回から登板した原口が2回をピシャリ締めただけに惜しまれる。

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決勝打を放った近藤

〇大槻監督 選手がよく頑張った。若手とベテランがよく機能した。上にいけるよう頑張る

〇坪井 (イニングが)長いほうが得意。暑さ? 大丈夫

●藤田 6打席連続安打は逸したが、今シーズンは7-6-5(1四球)

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〝省エネだよ、省エネ〟坪井

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〝俺が小さな大投手だ〟三井リアルの新人・山口(23)は身長174センチ、体重60キロ

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〝俺が林崎だ〟一時は同点2塁打を放った

 三井不動産リアルティがトラバースを破る大波乱-第30回RBA野球大会水曜ブロック予選4日目が7月18日、大宮・健保グラウンドで11試合が行なわれ、レーティング84の三井不動産リアルティが91のトラバースを破る大金星をあげ、4連勝で決勝T進出を決めた。山口投手が3安打3失点に抑える力投を見せた。トラバースは平野-林崎の継投に失敗。

 このほか、39歳の旭化成ホームズ怪物・今野が野村アーバンネットに6回完封勝ち。3回の4連打の集中攻撃が光った。オープンハウス川崎は三菱地所ハウスネットに1失点完投勝ち。東急リバブルも無傷の3連勝で決勝T進出を決めた。住友林業はミニミニに逆転サヨナラ勝ち。

 この結果、旭化成、三井リアル、東急リバブル、オープンハウスの4チームが決勝Tのシード権を獲得。このほか住友林業、一条工務店、オークラヤ住宅、タウングループが決勝T進出を決めた。

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〝馬鹿な予想なんかしないほうがいいわよ〟オープンハウスの女性応援団

東急リバブル(85.5⇒86) 5-2 ポラスグループ(86⇒86.5)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0      
ポラス      

  (時間切れ) 

積水ハウス京葉(82) 4-5 一条工務店(85.5)

  1 2 3 4     合 計
積水ハウス京葉      
一条工務店 X      

  (時間切れ) 

ナイス(82⇒83) 0-7 ミサワホーム東京(84⇒85)

  1 2 3 4     合 計
ナイス 0      
ミサワホーム東京      

  (時間切れ) 

三井不動産リアルティ(84) 4-3 トラバース(92⇒91)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産リアルティ        
トラバース        

  (時間切れ) 

オークラヤ住宅(82⇒82.5) 7-0 グローバル住販(82⇒82.7)

  1 2 3 4     合 計
オークラヤ住宅        
グローバル住販        

  (コールド) 

リストグループ(82.7⇒82) 4-5 エイブル(86)

  1 2 3 4     合 計
リスト        
エイブル X        

  (時間切れ) 

旭化成ホームズ(93) 4-0 野村不動産アーバンネット(91)

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ      
野村不動産アーバンネット      

  (時間切れ) 

ミニミニ(84) 6-7 住友林業(89)

  1 2 3 4     合 計
ミニミニ        
住友林業 4X        

  (時間切れ) 

大和ハウス工業(80⇒81) ●(不戦勝)○ミサワホーム神奈川(87⇒88)

  1 2 3 4     合 計
大和ハウス工業    
ミサワホーム神奈川    

 

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大和ハウスの期待の新人・住友 帝京大のレギュラーショート 

三菱地所ハウスネット(86⇒87.2) 1-8 オープンハウス(87)

  1 2 3 4     合 計
三菱地所ハウスネット        
オープンハウス        

  (時間切れ) 

タウングループ(84.5) 5-2 ちばリハウス(81)

  1 2 3 4     合 計
タウングループ        
ちばリハウス        

  (時間切れ) 

東京セキスイハイム東京(79⇒82) 1-13 パナソニックH(76⇒78)

  1 2 3 4     合 計
東京セキスイハイム        
パナソニックホームズ x         13

  (時間切れ) 

 記者は8年前、「酷暑が投手のスタミナを奪う データが証明 3~4回に四死球で突如崩れるパターン」という見出しの記事を書いた。今大会も同じことが当てはまる。ベテランも若手も万全の猛暑対策を練って試合に臨んでいただきたい。以下、当時の記事を再録する。

酷暑が投手のスタミナを奪う  データが証明

3~4回に四死球で突如崩れるパターン

 RBA野球予選トーナメントは、日曜ブロック2試合を残すのみで、決勝トーナメント進出チームがほぼ出揃った。そこで色々な角度から前半戦を振り返ってみた。第一弾は〝猛暑と投手のスタミナ〟の問題。

 次のデータは、日曜、水曜各ブロック全試合のイニングごとの得点を示したものだ。( )内は得点をイニング数で割った得点率を示す。

 【日曜ブロック】           【水曜ブロック】

1 回 41 点(1.21 点)       1回 98 点(1.75 点)

2 回 51 点(1.50 点)        2回 99 点(1.77 点)

3 回 61 点(1.79 点)        3回 82 点(1.46 点)

4回 78 点(2.29 点)        4回 105 点(1.88 点)

5 回 48 点(1.55 点)        5回 86 点(1.54 点)

6 回 27 点(1.23 点)       6回 46 点(1.24 点)

7 回 16 点(1.33 点)        7回 10 点(0.59 点)

 この数字から顕著なのは、日曜ブロックも水曜ブロックも4回に得点率が上がっていることだ。また、3回の得点率が水曜は1.46点なのに対し、日曜は1.79点と高い数値を示している点も興味深い。

 これは単なる偶然だろうか。記者は、猛暑が大きく影響していると読む。

 一般的に、各チームとも得点が期待できる打者を上位に配しているので1回、2回の得点率が高く、3回は打力が相対的に弱い下位打線に打順が回ってくる結果だと理解できる。4回に得点率が高くなるのは、上位打線に打席が再び回ってくるからと推測される。

 比較的涼しい6月から7月の中旬にかけて試合が行われた水曜は、推測されるとおりの結果になっている。しかし、ほとんどが酷暑の中で行われた日曜は、投手がスタミナを急速に奪われた結果と見ることができる。

 先日のケンコーポ-清水戦。清水の小寺投手は、3回に先頭打者に死球を与えてからおかしくなった。ボークで進塁を許した後、執拗な牽制球を投げたが、記者はこれもスタミナを奪った要因だと見る。結局、次打者にも四球を与え崩れた。ケンコーポの小笠原投手も2回に3三振を奪いながら、3回に突如崩れた。

 崩れるパターンは、安打より四死球だ。ペース配分が分かっているベテランより、若手のほうが突如崩れるケースが目立つ。好投していて、四死球を連続して出した場合は要注意。投手交代を考えた方がよさそうだ。DH制もあるのだから、投手は投球に専念さすべきだろう。

 酷暑の中で完投能力のある投手は、数えるぐらいしかいないと記者は見る。水曜では旭化成ホームズ今野、リスト八筬、日神・柳原、オークラヤ小森、みずほ・山下、野村アーバン木内。日曜では三井不販・東、東電・清水、トーシン・長谷川、三平・大野ぐらいか。

 (牧田司記者 平成20年8月5日)

◇      ◆     ◇

 懐かしい投手の名前が並んだ。今でもエースで頑張っているのは旭化成ホームズの今野とエイブルの小笠原のみ。今野はさすが怪物だ。小笠原もまだ成長しているのか太くなった。小寺は野手に転向して元気だが、他の投手は〝口撃隊長〟として毎試合のように出場する木内を除きみんな姿を消した。木内もさすがだ。

 

 

 第30回RBA野球大会水曜ブロック予選4日目が7月18日(水)、大宮健保グラウンドで12試合が行われる。前回は13勝1敗の的中率となった記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティング。矢印は前回からの変更。

◇      ◆     ◇

東急リバブル(85.5⇒86)-ポラスグループ(86⇒86.5)

 双方とも3連勝。調子はいい。勝てば決勝T進出が決まる。レーティングも引き上げた。互角だが、リバブルのエース坪井の4連投はきついとみてポラスを上位にした。エース岩瀬は前試合登板しておらず、万全の状態で臨めるはず。

 攻撃力は前回、1番の藤田が4安打を放った。4強まで勝ち進んだ数年前より強化されている。ムードもいい。〝サファテ〟高屋は口だけということを露呈したが、このようなキャラクターが勝ちあがるために必要だ。

 リバブルは坪井が先発。相手打線は前試合より強化されている。器用というより振り回す打者のイメージが強いポラスなので救いだが、さすがに4連投はきつい。

 打線は、岡住二世の奥住が本物だ。先頭打者としてチームを引っ張る。下位打線も好調で、奥住につなげる機能を果たしており、得点力が高まった。相手の岩瀬もコントロールがいいほうでないので、じっくり攻めれば突破口が開ける。古屋の体調が心配。DHのほうがいいのではないか。倒れたらどうする。

積水ハウス京葉(82)-一条工務店(85.5)

 一条工務店がやや優勢。決勝T進出を決めるか。前回は主力の投手が欠場したが、ここはベストメンバーで臨むはず。池本は昨年より調子がいいとみた。相手打線なら完封はともかく、最少失点に抑える。ただ、打線はいいのか悪いのかよく分からない。ましてや〝水物〟。援護がなく失投が命取りになるシーンも想定したい。

 積水京葉は、生田がまだ全盛時にほど遠いことが分かった。今回の相手打線はリバブルほどではないのが救いだが、中1週は懸念材料だ。他の投手を用意しないと危ない。

 打線はリバブル坪井から3得点した。池本はスピードがあり、変化球の切れもいい。連打による得点は難しい。持ち前の機動力を生かしたい。

ナイス(82⇒83)-ミサワホーム東京(84⇒85)

 ミサワ東京が優勢。前回の試合を見ていないので何とも言えないが、エース古市が1失点完投したのであれば、さすがだ。だが、しかし、中1週で連投はきつい。DHに回り、投球に専念したほうがいいのではないか。保冷庫でも用意して攻撃の時は休んだほうがいい。

 打線は住宅情報館の投手を打ちあぐねたのが信じられないが、好調を維持しているはずだ。1点でも多く取って古市を援護したい。

 ナイスは誰が投げるのか。前回は山本が投げたが、肩に爆弾を抱える。相手打線はかなり強化されている。ここは新人の佐藤大か。前回の反省を生かせば視界が広がる。

 打線は中島が25歳のバースデーアーチでサヨナラ勝ちしたようにムードは最高。主砲横澤は財布をなくし落ち込んでいるようだが、命を落としたわけじゃない。そんな大金も持ち合わせていなかったはず。古市を攻略できないと決勝はない。

三井不動産リアルティ(84)-トラバース(92⇒91)

 トラバースが優勢。エース平野は初めて失点した。試合を見ていないので理由が分からないが、カウントを取に行ったストレートを狙い打たれたのではないか。スライダーに落ちる球はまず打たれない。対手のタイミングを外す捕手のリードが必要だ。

 打線は水曜ブロックナンバーワンであるのは間違いない。木ノ内-梅田(または林崎)-松本雅は手が付けられない。前回はこの3人で連続弾を放った。ここも相手投手を粉砕するか。

 三井リアルは3連勝してムードは最高だが、ここは相手が悪い。清水談も沈黙するしかない。安西監督の秘策でもってしても攻略するのは難しい。相手クリーンアップを敬遠する手もあるが、投手力を考えたら逆効果だ。大量失点につながりかねない。

オークラヤ住宅(82⇒82.5)-グローバル住販(82⇒82.7)

 勝てば決勝T進出が決まる一戦。接戦必至。レーティングを同数にするのは記者の付与能力を疑われるので、グローバルを0.2ポイント上位にした。谷繁は連投になるが、前回はトラバース相手に踏ん張った。オークラヤ打線なら抑えるか。

 もちろん谷繁は打撃が本職。いかに谷繁のまえに走者をためられるかがカギを握る。

 オークラヤはエース加藤が前回打たれた。理由が分からない。本来のピッチングをすれば最少失点に抑えられる。打線が援護したい。

リストグループ(82.7⇒82)-エイブル(86)

 エイブルが優勢。小笠原が強打のリスト打線を封じるか。この打線を抑えないと、決勝Tで上位を狙えない。日曜ブロックとは違うことを体験するはずだ。田口や斎藤も試したい。

 打線は杉下が加入したことで厚みを増したが、劇的にアップしたわけでもなさそう。奮起に期待。

 リストはピンチ。前回は9点差を跳ね返したが、相手の投げられる投手がいなくなっただけ。ここは小笠原に田口、斉藤がいる。柳の下はない。投手がいない。舟山はまだ36歳なのにどんどん劣化している。賞味期限切れか。あの快投は昔話になったのか。岩島もない。1回持つかどうかだ。杉山もトライアスロンに夢中。倉持さん、自分で投げるしかない。エイブル打線ならひょっとしたら3回くらい持つかもしれない。

 打線は小笠原を攻略することができるかどうか。もともとは本格派を好むチーム。絶好の餌食だ。リストのパワーを見せつけてやれ。4~5点取れば勝機は生まれる。その可能性はあると記者はみた。

旭化成ホームズ(93)-野村不動産アーバンネット(91)

 優勝候補同士の戦い。好戦必至だ。負けても敗者復活で勝ちあがるのは間違いないので、あるいはエース対決を避けるかもしれないが、旭化成は沼座がないわけではないが、今野が先発するとみた。ここで徹底して叩けば、決勝Tで生きてくる。

 打線は少数精鋭。これまでの3戦ともぎりぎりの選手しか集まらなかったが、戦力は維持している。茂木をうてるかどうかに注目だ。

 野村アーバン阿部監督もここはエース茂木をぶつけると見た。他の投手では決戦の前から敵に弱みをみせることになりかねない。勝敗はともかく3回は茂木が投げるはず。完璧に抑えれば、展望が広がる。

 打線は今野を打てるかどうか。これまでの対戦では打てていないはず。今野を攻略しない限り優勝の目はない。

ミニミニ(84)-住友林業(89)

 住林が優勢。前回は登板回避した石井が中2週で必勝態勢。負ける選択肢はない。力で牛耳るか。

 打線は戦力ダウンというが、あの東大出の笠原はいい。これまでRBA野球大会で東大出の選手は三井不動産の肥田、溝口、内海、山本、浅井、楠田らを見てきたが、パワーは間違いなくナンバーワンだ。面構え(メガネをかけていたので見えなかったのだが)がまたいい。

 ミニミニの完全男・菅井は最強打線のレベルが分かったはず。住林打線は旭化成と比べるとやや落ちる。緩急を使えば最少失点に抑えられるはずだ。許される失点は2点まで。まず3点取られたら勝てない。

 打線が菅井を援護したい。相手の石井はRBA屈指の好投手。強振したらどつぼに嵌る。相手は肩痛を抱える。球を多く投げさせるのも手だ。ただ、相手はコントロールもいいから、追い込まれる前に好球必打。これしか攻略法はない。

大和ハウス工業(80⇒81)-ミサワホーム神奈川(87⇒88)

 ミサワ神奈川が優勢。ここはエース大沼でなく清水か牛タン牛腸が投げるはず。打線は住友の好投手・伊藤を攻略したのは大きな自信になったはず。僚友ミサワ東京を上回り、4強にあと一歩。

 大和ハウスは、誰が投げるか。大原監督はまた別の投手の先発を匂わせた。ここは劣勢が否めないが、空いてもエースは投げない。一泡吹かせてやれと言いたいところだが、ない袖は振れぬ。

三菱地所ハウスネット(86⇒87.2)-オープンハウス(87)

 互角、混沌。だが、しかし、レーティングを同じにするのは記者の沽券にかかわる。勢いがあるハウスネットに0.2ポイント献上する。下村-森-佐々木の力のある打者をジグザグに配する采配が見事に的中る土壇場の大逆転につなげている。神がかり的な勝利を収めているだけに、ここも一気に突破しても驚かない。

 オープンハウスはエース川崎をぶつけるはずだが、川崎は美白が証明するように、手を抜くことを学んでしまった。前夜の酒におぼれて沈没、欠場することも十分ありうる。左腕の新人野口の先発もあると見た。

 打線は昨年と変わらない。謝敷の出場はなさそうだ。謝敷よ、日ハム中田は元気を取り戻した。わが西武の中村はいまいちだが浅村、森、岡田は存在感を見せている。子育てに専念している場合じゃないぞ。このままでは〝かつて昔〟になってしまうぞ。

 ここで初陣ハウスネットに苦汁を飲まされるようでは創部10周年の〝優勝〟の夢は、はかない流れ星か、泡沫に浮かぶ病葉になってしまうぞ。和田や光永、そしてナイン全員が0.2ポイントの重みに泣くはめになる。そんな光景が白濁した記者の目に映る。情けない。

タウングループ(84.5)-ちばリハウス(81)

 両チームともこの日開幕する不動産健保大会と掛け持ち。よせばいいのにこの酷暑の中で、まさに飛んで火に入る夏の虫のごとく両方で勝ちに行くというから最悪だ。ここはノーガードの壮絶な打撃戦、消耗戦、肉弾戦ならまだいいが、死闘にならないか心配だ。

 タウンはまた坂本が投げるのか。しっかり守ってやらないとまた炎上するぞ。

 ちばリハウスは不惑のエース篠原か。前回投げた城戸は緩急を生かせば篠原の後を継ぐことができるとみたが…。

東京セキスイハイム東京(79⇒82)-パナソニックH(76⇒78)

 ここも大接戦。セキスイハイムはスターツに逆転勝ちして勢いに乗る。新人の渡辺投手がいい。肩か肘を痛めているようなので中1週がどうかだが、若さにものを言わせるか。相手打線はスターツより弱化している。

 パナソニックは前回、ジャンケン勝ち。ツキもある。中澤が好投した。レーティング下位チームの4ポイントなどあってないようなもの。流れ一つでどうにでもなる。チャンス十分だ。

 

 

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東京セキスイハイム加野

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スターツ(84⇒85) 3-7 東京セキスイハイム東京(78⇒79)

  1 2 3 4     合 計
スターツ 0          
東京セキスイハイム東京          

  (時間切れ) 

 東京セキスイハイムが逆転サヨナラ勝ち。渡邊投手が踏ん張った。スターツはリードを守れず。2連敗で予選敗退。

 セキスイハイムの1番加野は3回だったか、2図から安打を放ち、2盗、3盗を決め、井原の暴投でホームに還ってきた。こういう戦いができれば強くなる。

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ピンチでマウンドに集まるスターツナイン

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4回、3塁打を放ちながら隠し玉にあいアウトになった須藤

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4回、ボークで生還した平間

◇       ◆     ◇

 試合をほとんど見ていないが、スターツ井原の闘志が空回りしたのではないか。前試合で痛恨の逆転サヨナラ弾を浴びた。先輩の佐藤監督や荒海がヒーローになるはずだった試合を自らの失投でフイにした。

 本人は否定したが、この日は、そのミスを取り返そうという気迫が伝わってきた。しかし、その力みがあだとなったのではないか。最後はスタミナ切れか。井原よ、あなたは若い。強いて言えば甘い。ここを乗り切れば水曜ブロック屈指のいい投手になれる。緩急だ。

 チームにも一言。4回、この回先頭の1番須藤が3塁打を放った。その直後、アウトを宣告された。隠し玉にあったのだ。ナインは抗議したが、受け入れられるはずがない。隠し玉は正当なかつ高度なプレーだ。あの場面、3塁コーチャーズボックスに誰も立たなかったスターツが悪い。

 セキスイハイムは前試合でタウングループと接戦を演じだ。だからレーティングも引き上げたのだが、まだ足りないか。渡邊投手は肩痛を抱えているようだが、いい投手だ。

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〝いい年をしてと笑うんじゃない、俺らは命をかけているんだ〟最初はパナ鈴木の勝利か

パナソニックH(76) 〇(ジャンケン)● みずほ不動産販売(80⇒75.5)

  1 2 3 4     合 計
パナソニックホームズ 0 0 0  
みずほ不動産販売 0  

  (ジャンケン3-2でパナの勝利) 

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結局はパナの勝利

 レーティングはパナソニックホームズが76、みずほ不動産販売が75.5というわずか0.5しかない実力が拮抗した別の意味で注目された試合は、7回まで0-0で決着がつかず、タイブレークにもつれ込んだが、ここでも双方が4点ずつを上げ、大会史上3度目の5人によるジャンケン決着となり、結局、3-2でパナに軍配が上がった。

 パナの中澤、みずほの丸山両投手が好投した。パナは45歳の廣浦が延長で2点打を放ち、みずほの鈴木は満塁弾を放った。

〇鈴木 7回までまともな安打を放ったのは俺だけ

●ナイン ジャンケンの練習はしていなかった

●鈴木 ジャンケンで最後に負けたのも僕。タイブレークで4点を失ったのも僕のエラー(がっくりしていた)

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〝久々に興奮したぞ。いい酒が飲めるぞ〟鈴木

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中澤

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鈴木の満塁弾で同点に追いついたみずほ

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丸山(左)と片岡

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満塁弾を放った三菱地所ハウスネット佐々木

三菱地所ハウスネット(84⇒86) 10-9 タウングループ

  1 2 3 4     合 計
三菱地所ハウスネット 0 0         10
タウングループ 1        

  (時間切れ) 

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イケイケムードのハウスネットベンチ

 初陣・三菱地所ハウスネットが3連勝。またも大逆転勝ち。最後は相手のミスに乗じるなどツキも味方に付けた。タウングループはまさかの逆転負け。エース坂本はがっくりうなだれた。

 主力の投手陣を宅建講習で欠き、「今日は暑すぎてキツイので全員出場で熱中症にならないことがコンセプト」(佐藤監督)との三菱地所ハウスネットは2点を追う最終回、この日は6番(前2回は3番)の森が追撃の本塁打を放つと、中條がライト線へ逆転の2塁打を放ち、この回4点を奪って、その裏を1失点に抑えた。

 ハウスネットは2回、8番佐々木(前2試合は5番)が満塁弾を放ち先制したが、主力の投手を欠くため冨永-丸井-小森林と苦心の継投で9失点。必敗のケースでも勝ちあがった価値は大きい。

 タウングループは拙守・拙攻が響いた。2回の満塁弾を浴びた場面は坂本が慎重になりすぎで四球から満塁弾を浴びた。最終回の4失点も3つの失策が絡んだもので、この回の坂本の自責点は1点のみだった。

 攻撃面では4回、この回から登板した相手・小森林は投球練習の間からストライクが入らず、いきなり打者二人に四球を出した。ここでタウンは次打者が送りバント失敗の投手小フライでアウトになった。この場面では、じっくり待つべきではなかったか。その直後に逆転された。

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左から坂内、藺草

〇佐藤監督 主力の投手2人は宅建講習。今日は全員出場でいく

〇藺草 「三菱のMはミラクルのM」(最終回の前にナインを鼓舞した)

〇冨永 投手は初めて

●高坂監督 〝貧打〟と書かれるのは何とかしてほしい。4番塚田は3打数3安打、3ラン(了解)

●丘 来週は不動産健保大会と重なり、内はAチームがタイセイ・ハウジー、Bチームが青山メインランドと対戦する。もちろんRBAのチームは主力が出る)

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満塁弾を放った佐々木

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坂本の力投をねぎらうタウンベンチ

 

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