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 第29回RBA野球大会水曜ブロック決勝トーナメント2日目準々決勝戦4試合が10月18日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。例によって記者のどっちも〝勝って〟予想。これまでの勝敗予想の確率からすれば1試合は外れることになるが、果たしてその試合はあるのかどうか。( )内の数字は記者のレーティング。

一条工務店(82⇒83)-住友林業(85)

 住林が優勢。エース石井が絶好調とみた。前試合で、主力を欠いたちばリハウスが相手とはいえ9連続三振を奪った技はただごとではない。相手は打力に不安を残す一条。すいすいと投げる場面も十分。

 打線はイケメン吉原が復帰する。投打ががっちり組み合う。

 一条は誰が投げるのか。相手打線は前試合より強化される。順当なら防衛大卒の池本か。帝京大卒の快速望月の投球も見たい。

 打線がカギだ。前試合では長谷工の梅垣、原の攻略に苦労したように果たして石井を打てるか。

オープンハウス(82⇒85)-積水ハウス 神奈川(92)

 走攻守そろっている積水神奈川が優勢。エース工藤は抜群の安定感を誇る。打線はむらなく打つ。守りも堅い。負ける要素が見つからない。工藤が腹痛でも起こす場合か。

 オープンハウスはエース川崎にプレッシャーがかかる。これまでのように〝手抜き〟投法は通用しない。出塁を許すと間違いなく走ってくる。ゴジラ斎藤は足もあるから油断できない。

 打線はやはり謝敷だ。先頭の荻野が出塁して謝敷につなげたい。工藤のストレートならピンポン玉のように打ち返すはず。2、3点勝負に持ち込めば勝機が生まれる。

リストグループ(84⇒85)-旭化成ホームズ(90)

 旭化成が優勢と見た。両チームはこれまで何度も対決しているが、リストが勝利した試合はないはず。旭化成は今野が投げるはずだが、左腕の沼座の先発もありうる。

 打線は新戦力とベテランの歯車がかみ合えば、相手投手がだれであれ攻略する。

 リストは、先頭の岩島を筆頭に打線が絶好調。田中、鈴木、山中…。住友・伊藤を打ち崩したように今野を打てるか。

 問題は投手。佐藤も舟山も相手は熟知している。リストナインは佐藤でも舟山でもない横浜高校出身の投手の先発をにおわせた。単なる牽制球かそれとも本当に投げるのか。博打の手に出たか。

ミサワホーム 東京(84)-野村アーバンネット(89.5⇒90)

 野村アーバンが優勢。わが西武の菊池を右にしたような投手。ストレートが低めひざ元に決まり、スライダーは切れがある。調子に乗らせたら手が出ない。

 打線も、まだ力量が測れないが、中川クラスの森が加入した。高原捕手は肩がいい。

 ミサワ東京はエース古市の踏ん張り次第。まともに勝負したら痛打を食らう。この前の試合のように緩急を生かしたい。相手がぶんぶん振り回してくれば、術中に陥れるか。

 打線は茂木を打てるかどうか。各人が狙い球を絞り一球にかけるしかない。接戦に持ち込めればチャンスあり。

 

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〝東京ドーム行くぞ〟積水ハウス神奈川 山縣(左)と工藤

積水ハウス神奈川(925-0 オークラヤ住宅(83)

  1 2 3 4     合 計
オークラヤ住宅      
積水ハウス神奈川      

 

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オークラヤ加藤

 積水ハウス神奈川が完勝。そつのない攻めで圧倒した。山縣がダメ押し2ランを放ち、若佐が3安打猛打賞。工藤は4安打完投。オークラヤ住宅は初回の1死満塁の好機を逸したのが痛かった。加藤投手は無念。小森監督は欠場、代わって目黒が采配を揮ったが完敗。

 積水は初回、先頭の上床が四球を選びすかさず2盗塁したあと、3番岩佐の適時打で先制。3回にも死球で出塁した上床を岩佐が3塁打して1点。4回には8番山縣がダメ押し2ランを放った。

 工藤投手は調子がよさそうには見えなかったが、6回を完投。

 オークラヤは初回、先頭の斉藤が中堅前安打を放ち、続く岩野はゴジラ斎藤が凡飛を落球して1、3塁。3番加藤は投手ゴロで倒れたが、4番丸山が四球を選んで満塁に。絶好の先制の機会を得たが5番小出が三振、6番横地がセンターフライで無得点。あとはチャンスらしきチャンスがなかった。

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工藤

〇若佐 三者凡退がなかったのがよかった。工藤は球が遅い。手を抜いている

〇山縣 今日で打率は5割くらい

〇工藤 マウンドが平らなのは言い訳にしない。東京ドームで投げたい

〇熊倉 DHで2-2です(斎藤の後輩。要注意人物)

〇斎藤 あれ、あれは僕のエラー(2塁主として先発。凡飛を落球。打ってもノーヒット。どこか具合が悪そう)⇒斎藤は安打を放った。訂正

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〝俺だってエラーはするときもある〟斎藤(左)と斎藤の後輩・熊倉

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オークラヤ先制ならず センターフライに倒れた横地

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〝9人連続だぞ〟住林 石井

住友林業(8512-1 ちばリハウス(78)

  1 2 3 4     合 計
ちばリハウス      
住友林業       12

 

 住友林業が大勝。2番梶が3安打猛打賞。中軸が活躍した。先発の石井は初回に1失点したが、2回から9連続三振を奪い、5回、6回をノビタくん=西野が締めた。ちばリハウスは宅建試験直前でレギュラーを欠き惨敗。

 住林・石井が圧巻の9者連続三振記録を樹立した-詳しいデータはないが、1試合最多三振記録は7回16奪三振。現役ではオープンハウス川崎が14個か15個を奪っているはずだが、9連続三振は聞いたことがない。石井がRBAの記録を樹立したのは間違いない。

 ちばりハウスは初回、先頭安打、2番が倒れ、続く3番、4番の連続安打で1点先制したが、あとは完璧に抑えられた。

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〝俺が踏ん張るしかないと力んじゃった〟ちばリハウス篠原

〇石井監督 みんなよく打った。わたし? 2回から9連続三振。あとはのび太くん(西野)が抑えた。もうそろそろ上棟式だから(住林は反省会を「上棟式」と呼ぶようだ。記者を追い払った)⇒その後、「上棟式」は本当にあったことが判明

〇? 勝って反省、負けて収穫(なるほど。これは本業でも言えること。写真を撮ろうと思ったが、逃げられた)⇒その後、岡がしゃべったと監督が明かした

●小川監督 しゃあない

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〝おっと、お互いケガしないようにしようぜ〟

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住林 梶

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〝俺がまともなストレートを投げるわけないだろ〟今野

旭化成ホームズ(90) 3-0 ミサワホーム神奈川(86.5)

  1 2 3 4     合 計
ミサワホーム神奈川      
旭化成ホームズ      

 

 〝少数精鋭〟11人しか集まらなかった旭化成ホームズが快勝。序盤で上げた3点をエース今野が守り切り完封。新人秋山が怪力ぶりを示した。ミサワホーム神奈川は2番手大沼が踏ん張ったが、先制点を許したのが致命傷となった。

◇       ◆     ◇

 3点をリードした直後の3回、旭化成今野はピンチを迎えた。この回先頭の8番林に内角を抉るシュートを投げ死球。次打者藤原に左翼前に運ばれ無死1、2塁。バッテリーと内野陣がマウンドへ。〝1点はいいよ〟と話し合ったのか。1番坂本をスライダーで1塁ゴロに打ち取り、またマウンドに集合。今野は何度も「1点はいいよ」と内外野へ声をかけた。打席にはラッキーボーイの牛タン=牛腸。何かが起きそうな予感がしたが、「かなりマークされた」牛タンは簡単に三振。2死。ここでも「1点はいいよ」と今野は何度もナインに声をかけた。ここで主砲の石部。石部は捕らえたように見えたが、打球は1塁正面をつき得点ならず。「カットボールか」石部は首をかしげた。

 今野が下位打線に安打を許す場面は何度も見てきた。消耗を防ぐためなのか、〝打てない〟とみると明らかに〝手を抜く〟。

 しかし、坂本以下3者に投げた球はバックネット裏から見ていて打てそうな球はほとんどなかった。憎たらしいほどコントロールがよかった。「あそこは大事だったから」今野はこともなげに振り返った。(あそこで牛タンか石部が打っていたら…)

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左からミサワ石部、応援の藤田課長、大沼

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新人の中村

〇北寒寺 3-0、2三振。完璧にやられた

〇秋山 身長? 186センチです(1番橋本-2番北寒寺-3番を打った新人秋山-4番松井-5番久保田-6番木下-7番倉富-8番東濱-9番今野。このオーダーがベストメンバーに近い。控えは佐藤監督と杉本のみ。次は今野の代わりに3年目の沼座が入るか)

〇東濱 新人です。日大鶴ケ丘のときは都大会のレギュラー。内外野どこでも守れます

●ナイン 大沼は1失点。よく投げた(初回の2失点は清水が投げた)

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この3人要注意(左から橋本、秋山、東濱)

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左から決勝打の石田、粘って同点につなげた望月、完投した池本、走った島崎

一条工務店(822-1 長谷工グループ(80

  1 2 3 4     合 計
長谷工グループ  
一条工務店 1X  

 

 一条工務店がタイブレーク戦を制しサヨナラ勝ち。暴投により土壇場で同点に追いついた。防衛大卒の池本が1失点完投。長谷工グループは勝利目前で2番手の原が痛恨の暴投。大岡修平社長の最終回の代打策が奏功するかにみえたが、勝利の女神に見放された。

 先手を奪ったのは長谷工。7回、この回先頭の2番代打森田が池本の外角スライダーを強振して左翼前に運ぶと、次打者の原が今度は球に逆らわず技ありのセンター返し3塁打で先制。

 6回から登板した原はその裏、この回先頭の4番加藤をストレートで押し三振を奪ったところで勝負あり、大岡監督に勝利をプレゼントすると思われたが、そこからドラマが待ち受けていた。長谷工は天国から地獄へ、一条は地獄から天国へ。

 加藤が倒れた一条は、続く5番島崎が四球で出塁。パスボールで2進し、6番藤原は三振に倒れたが、島崎はさらに3盗に成功。プレッシャーをかけると、打者吉田のとき、原の暴投で島崎はホームに躍り込んで同点に。

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長谷工アーベスト大岡社長

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森田

○草彅監督 何と言っても池本のピッチング。まだ余裕がある。加藤もリードし甲斐があるだろう。来週は2人ともいないみたい。望月が投げる。7回の島崎の走塁も良かった。彼は昨年加藤、今年池本を野球部に入れてくれた。今日は大嶋がマカオ、矢嶋が結納で欠場。来週はベストメンバーと言いたいけど…

○加藤 (勤務地の静岡から)もちろん前日に来ました。東名高速が工事中で本当は2時間半のところ4時間かかるんです。試合、神宮にならないかな…

○島崎 体重80キロですが走りましたよ! 池本は同じ展示場に新入社員で入ってきたところを誘いました

○望月 来週は試合の日の夜にライブを観に行く。頑張るから大丈夫

●梅垣 来年頑張ります。勝ちたかったです…

●大谷 …(7回1死3塁、ベンチから「大谷翔平!引退試合か」の声が飛ぶが、あえなくキャッチャーフライ。追加点ならず)

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8回、サヨナラのホームを踏んだ池本(右端)に駆け寄るナイン

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7回、同点のホームを踏む島崎

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〝ここで打てば俺も全国区か〟あえなく捕手フライに倒れた大谷翔平

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〝こういう試合で勝つことは今後につながる〟野村不動産アーバンネット(中央左が前田社長)

野村アーバン(89.5) 2-1 タウングループ(82.5)

  1 2 3 4     合 計
タウングループ      
野村不動産アーバンネット 1X      

 

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〝俺は何か持ってるぞ〟サヨナラのホームを踏んだ森

 野村不動産アーバンネットが冷や汗のサヨナラ勝ち。最終回、代打森が四球で出塁し、内野ゴロと2つの敵失でそのままホームイン。3回から登板したエース茂木が4回をぴしゃり。前田研一社長の応援に応えた。

 タウングループは涙。エース坂本が気迫あふれるピッチングで強打の野村打線を3安打に抑えたが、失策に泣いた。相手先発の橋本から追加点が奪えなかった。

 タウン坂本の気迫あふれるピッチングにたじたじの野村は最終回、1死から代打の4番森が四球を選んだ2死後、2つの敵失で森が生還。それまで3安打に抑えられた。

 守りでは2回、1塁走者を刺した高原捕手の強肩が光った。名手塚本は1失策。

 タウンは初回、相手先発の高木を攻め、2死から加藤が四球で出塁、続く塚田の適時2塁打で先制。2回にもこの回先頭の6番野口が安打で出塁したが、牽制で刺されたのが痛かった。その直後、敵失と9番大門の安打で好機を作っただけに惜しまれる。

 坂本投手は見違えるようなピッチングを披露した。ストレートに伸びがあり、主砲の中川も2つのセンターフライトショートゴロに打ち取った。自責点はゼロ。松村捕手も5回、この回先頭の相手9番の俊足佐藤が安打で出塁したが、矢のような送球で盗塁を阻んだ。(こういう試合を積み重ねればこのチームは強くなる)

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タウングルーブ坂本

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坂本-松村バッテリー

〇三根監督 こういう試合をやることは今後に生きる

〇前田社長 勝ってよかった。次も頑張ってほしい

●丘監督 先発からもう1点取りたかった

●坂本 (相手打線は)めっちゃ怖い(初回、投げ終わって)

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前田社長(左)と三根監督

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野村不動産アーバンネット茂木

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〝北寒寺待ってろ、俺が岩島だ〟

住友不動産販売(87.5) 2-11 リスト(84)

  1 2 3 4     合 計
リスト     11
住友不動産販売    

 

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〝橋本待ってろ、足はないけど打力じゃ負けんぞ〟田中

 リストの打線が爆発、住友不動産販売のエース伊藤に10安打を浴びせ11得点で大勝。先頭の岩島が3安打猛打賞。住友は伊藤がまさかの乱調。〝弱きを助け強きを挫く〟月光仮面を演じてしまった。

 リストは初回、先頭の岩島が初球を3塁打、続く田中も初球を安打してわずか2球で先制すると、3番杉山、5番山中、6番海藤の安打で一挙4点。こうなるともう勢いは止まらない。2回にはこの回先頭の8番井澤が安打、9番平原がきっちり犠打を決め、岩島が四球で好機を広げ、4番鈴木、山中の適時打でこの回3点追加。その後も4回には岩島が猛打賞となる安打を放つなど2点。7階にも2点を加点して大量11点。

 先発の佐藤は味方の大量点を背景に5回を1失点に抑え、2番手舟山が6回、7回を無難に投げた。

 住友はまさかの惨敗。記者は〝買って予想〟で「エース伊藤の〝弱気を助け強きをくじく〟月光仮面(みんなもう知らないか)のような性格が災いとなる可能性がある…相手を〝格下〟とみて先制を許すと取り返しのつかない事態になりかねない…相手打線はひょっとしたら住友より上かも」と書いた。その通りとなった。

 得点は2回、伊藤亮の適時打で挙げた1点と、最終回の1点にとどまった。

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〝月光仮面読んだよ。初回で終わっちゃったよ〟伊藤

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伊藤亮(左)と深作

〇杉山 元キャプテンの海藤さんはひどい(と海藤の傷口を広げ、塩を塗り込んだ。ところがどっこい。海藤はそんなやわな性格じゃない)

〇海藤 みんなの足しか引っ張らなかった。エラーはするし、サインは見落とすし、走塁ミスはするで…何も言えない

〇ナイン 次は横浜高校の筒香と同期の投手が投げる。(名前は)言えない。(そんなにすごい投手? (杉山「検索すると俺のほうがたくさん出てくる」⇒たいした投手じゃないとも受け取れる)

●古賀監督 完敗。野村(アーバン)との流通カップ決勝戦を早くドームでやりたい)

●伊藤博 打たれた…(伊藤の性格は日本刀。切れ味は鋭いが折れやすい。まあ、ダルビッシュもマーくんも菊池だってつるべ打ちを食らうことがある)

●深作 地黒。日焼けサロンじゃないですからね(野村アーバン吉本そっくり。異母兄弟か)

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〝止めてよー〟(いくら顔を隠しても、頭であんたが誰だかわかっちゃんうんよ。イヒヒヒ)

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〝俺だって当たりゃ130m飛ぶんだよ〟謝敷そっくりの鈴木

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オープンハウス川崎

オープンハウス(826-4 パナホーム(77)

  1 2 3 4     合 計
パナホーム  
オープンハウス 4X  

 

 オープンハウスがタイブレーク戦を制した。主砲謝敷が家族の目の前で特大の逆転満塁サヨナラ弾を放った。明大同窓の川崎が自責ゼロの完投勝ち。

 パナホームは大魚をつり損ねた。徳山の好投は報われず。斎藤捕手は「勝負するしかなかった。それまで投げていなかった内角ストレートを完璧に打たれた」と天を仰いだ。

 2-4で迎えたタイブレークの8回裏、オープンハウスの3番謝敷が一振りで試合をひっくり返しサヨナラ勝ち。謝敷は初回にも先制の2塁打を放っていた。

 エース川崎は6回、味方の2つの失策で同点に追いつかれ、タイブレークの8回には2死から適時打を浴び2失点。自責点はゼロだった。全力で投げていないのか、本来の投球とはほど遠かった。変化球も目立った。

 パナホームは惜敗。大金星を逃した。2-2のタイブレークの8回、2番福嶋が2死カウント3-2から川崎のストレートを右翼前に運び2点勝ち越したが、その裏すぐひっくり返された。

 徳山投手は、3回の謝敷のほか6つの三振を奪う力投を見せたが、最後は謝敷に屈した。

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謝敷

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〝ダメな奥山です〟

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〝オコエ、俺はラガーマンだ〟南と女性応援団

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〝ほら、タックルはこうやるんだ〟南

〇川崎 オコエ? 先頭打者? (脅迫した通りストレート勝負した)

〇謝敷 子育てもしっかりやっているし、バッティングセンターにも通っている(記者は見ていなかったが、サヨナラ弾は飛距離110メートルくらいとか)

〇岡 明大中野時代はラグビー部のレギュラー。低いタックルは自信がある(ユニフォームはなし)

〇奥山 申し訳ございません。仕事ダメ、プライベートダメ、野球もダメ。全部ダメな東北大です(どこかいいとこないの? )気合です(3塁を守り、6回2つの失策。しょげ返っていた)

●斎藤 (謝敷に)打たれたのは2球目。それまで投げていなかった内角ストレート。見事にやられた2点差あったが勝負するしかなかった

●オコエ(藤代) 2打席とも内野ゴロ。前に飛んだ

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パナホーム徳山

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一時は勝ち越しの適時打を放った福嶋

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福嶋

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〝俺は負けないぞ〟オコエ藤代

 IMG_5161_5回、生還した代走後藤を迎える捕手井町ら。これが決勝点に (1280x965).jpg
逆転のホームを踏んだ後藤を迎えるミサワベンチ

ミサワホーム東京(842-1 東急リバブル(84.5)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル      
ミサワホーム東京      

 

IMG_5153_5回、代打山田が本塁打で生還し同点 (1280x959).jpg
同点弾を放った山田 

 ミサワホーム東京が逆転勝ち。接戦を制した。5回、代打山田の本塁打で同点に追いつくと死球から好機を作り松宮が逆転打を放った。エース古市は粘り強く投げ、2安打1失点完投。リバブルは2回、宮倉の2塁打で先制し、坪井が好投したが最後は疲れからか手元が狂った。

 それまで坪井に2安打に抑えられ敗色濃厚のミサワは5回、この回先頭の8番代打山田が本塁打を放ち同点。続く渋井が四球を選び上位につなぐと、2番松宮の内野安打で代走の後藤がホームイン。逆転に成功した。4回、リバブル古屋の大飛球を好捕した松宮の守備が光った。

 エース古市は肩痛が深刻なのか、本来の球威はなかったが相手のタイミングを丁寧に外し2安打完投。最後は2死1、2塁のピンチを招いたが、4回にストレートを狙い打たれあわやの大飛球を許した5番古屋をカーブで打ち取った。渾身の力を込めたストレートが効果的だった。

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〝ここで負けるわけにはいかないんだ〟古市

〇内村監督 湿った打線ながら、よく守り、よく頑張った。こういう試合で勝てるのがいい(同点本塁打の)山田は会議のためすぐ帰った。1打席でいい仕事をした

〇井町 予選の時、彼女が初めて見に来た試合で敗れ、彼女が「来たら負けるから行かない」と言っている。今日は打てなかったけど、彼女に来てもらえるよう頑張ります

〇2打席2四死球の渋井 出塁率にこだわってやっています(ナインから「出塁率9割」の声)足の負傷は2塁から3塁への走塁の時。ピキピキと音がした。中学から野球をやってきて初めてのケガで、何だかよく分からない。来週ダメかも…頑張ります

●大槻監督 2点目をうちが取れなかったのが敗因。4回のあの古屋の大飛球を相手(中堅手松宮)に好捕されたのが…(抜けていれば間違いなく3塁打か本塁打)。相手投手とのタイミングも合わなかったし、一歩の出足が遅れがちな守備の課題も見つかった…勝ちたかった(いかにも残念そう)

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本塁打を放った山田(左)

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〝あっー、くそっ〟投手フライに打ち取られ、最後の打者になった古屋

完璧の投球を見せたリバブル坪井 その直後に悪夢

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 4回のリバブル坪井-河野バッテリーの攻め方をバックネット裏で見た。ミサワの攻撃は5番古市から。坪井は初球、2球目ともカーブ。簡単に追い込んで3球目はストレートのボール。その後3-2から三振を奪う。絶妙の配球が光った。

 次打者は一発の魅力を秘める好打者高橋。外のストレートを見せ球にカーブで打ち取った。球を絞らせないこの投球も見事だった。

 そして7番小岩。前打席で初安打を許している打者だ。外、内のストレートにカーブ、スライダーを投げ分け、ここもカウント3-2から凡打に打ち取った。球数は8球を要した。

 代打山田に本塁打を浴び、四球から逆転を許したのは次の回だった。山田に打たれたのは甘い変化球だったようだ。

 4回の投球が素晴らしかっただけに悔やまれる。大柄ではない坪井の体力の限界だったのか。

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河野捕手

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飛距離110メートルの特大逆転サヨナラ満塁弾を放ったオープンハウス謝敷

 8強決まる-第29回RBA野球大会水曜ブロック決勝トーナメント1日目が10月11日、大宮健保グラウンドで8試合が行われ、ベスト8が決まった。8試合のうち3試合が最終回・タイブレークでサヨナラ決着となり、1試合が終盤の一発逆転で決まるなど、接戦が演じられた。シード権を獲得していた住友林業、積水ハウス神奈川、旭化成ホームズ、野村不動産アーバンネットがそれぞれ準々決勝戦へ勝ち進んだ。

 準々決勝戦4試合は18日、大宮健保グラウンドで行われる。組み合わせは次の通り。住林-一条工務店、積水ハウス神奈川-オープンハウス、旭化成ホームズ-リスト、野村アーバン-ミサワ東京。

住友林業(8512-1 ちばリハウス(78)

  1 2 3 4     合 計
ちばリハウス      
住友林業       12

 住友林業が大勝。2番梶が3安打猛打賞。中軸が活躍した。先発の石井は初回に1失点したが、2回から9連続三振を奪い、5回、6回をノビタくん=西野が締めた。ちばリハウスは宅建試験直前でレギュラーを欠き惨敗。

 一条工務店(822-1 長谷工グループ(80

  1 2 3 4     合 計
長谷工グループ  
一条工務店 1X  

 一条工務店がタイブレーク戦を制しサヨナラ勝ち。暴投により土壇場で同点に追いついた。防衛大卒の池本が1失点完投。長谷工グループは勝利目前で2番手の原が痛恨の暴投。阪神〝不安〟の大岡修平社長の最終回の代打策が奏功するかにみえたが、勝利の女神に見放された。CSを直前に不安をのぞかせた。

積水ハウス神奈川(925-0 オークラヤ住宅(83)

  1 2 3 4     合 計
オークラヤ住宅      
積水ハウス神奈川      

 積水ハウス神奈川が完勝。そつのない攻めで圧倒した。山縣がダメ押し2ランを放ち、若佐が3安打猛打賞。工藤は4安打完投。オークラヤ住宅は初回の1死満塁の好機を逸したのが痛かった。加藤投手は無念。

オープンハウス(826-4 パナホーム(77)

  1 2 3 4     合 計
パナホーム  
オープンハウス 4X  

 オープンハウスがタイブレーク戦を制した。主砲謝敷が家族の目の前で特大の逆転満塁サヨナラ弾を放った。明大同窓の川崎が自責ゼロの完投勝ち。パナホームは大魚をつり損ねた。徳山の好投は報われず。斎藤捕手は「勝負するしかなかった。それまで投げていなかった内角ストレートを完璧に打たれた」と天を仰いだ。

旭化成ホームズ(90) 3-0 ミサワホーム神奈川(86.5)

  1 2 3 4     合 計
ミサワホーム神奈川      
旭化成ホームズ      

 〝少数精鋭〟11人しか集まらなかった旭化成ホームズが快勝。序盤で上げた3点をエース今野が守り切り完封。新人秋山が怪力ぶりを示した。ミサワホーム神奈川は2番手大沼が踏ん張ったが、先制点を許したのが致命傷となった。

住友不動産販売(87.5) 2-11 リスト(84)

  1 2 3 4     合 計
リスト     11
住友不動産販売    

 リストの打線が爆発、住友不動産販売のエース伊藤に10安打を浴びせ11得点で大勝。先頭の岩島が3安打猛打賞。住友は伊藤がまさかの乱調。〝弱きを助け強きを挫く〟月光仮面を演じてしまった。

野村不アーバン(89.5) 2-1 タウングループ(82.5)

  1 2 3 4     合 計
タウングループ      
野村不動産アーバンネット 1X      

 野村不動産アーバンネットが冷や汗のサヨナラ勝ち。最終回、代打森が四球で出塁し、内野ゴロと2つの敵失でそのままホームイン。3回から登板したエース茂木が4回をぴしゃり。前田研一社長の応援に応えた。タウングループは涙。エース坂本が気迫あふれるピッチングで強打の野村打線を3安打に抑えたが、失策に泣いた。相手先発の橋本から追加点が奪えなかった。

ミサワホーム東京(842-1 東急リバブル(84.5)

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル      
ミサワホーム東京      

 ミサワホーム東京が逆転勝ち。接戦を制した。5回、代打山田の本塁打で同点に追いつくと死球から好機を作り松宮が逆転打を放った。エース古市は粘り強く投げ、2安打1失点完投。リバブルは2回、宮倉の2塁打で先制し、坪井が好投したが最後は疲れからか手元が狂った。

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〝どんな顔しててもかわいいから、まぁ、いいか〟〝あっ、手が触れた〟ミサワホーム東京の女性応援団(あなたが「これで撮ってよ」とカメラを差し出したから少し触れただけ)

 

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