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小林氏(優しい顔だから、今野のようなえげつないシュートは投げないか)

 今年の記念すべき第30回RBA野球大会に復帰する意向を示しているタカラレーベンのエースがわかった。当初は監督の手島芳貴常務(43)が〝俺が投げると〟意欲満々だったが、今年の不動産協会の賀詞交歓会で「肩を壊しちゃった」と弱音を吐き、出場する前に不参加・断念の懸念が浮上したかと思いきや、いやいやすごい投手がいることが判明した-経営企画統括グループ経営企画部 広報課課長代理の小林太志(34)だ。

 どうしてわかったか種を明かせば、実は〝マンションモデルルームの革命児-著名人に例えればジャンヌ・ダルクかローザ・ルクセンブルクか、それともマザー・テレサかレディ・ガガか〟と記事にした同社取締役執行役員営業統括グループ統括部長・高荒美香氏にインタビューするのが目的だったのだが、その前に小林氏と名刺交換し、小林氏から野球の話を持ち掛けられたのだ。

 一見して並みのサラリーマンでないことは分かった。背が183㎝と高く、筋肉も締まっていることが外見からも十二分に見て取れた。名前が「太志」(ふとし)だが、中西太氏のように全然太っていない。

 それでも、手島常務の2番手なら大したことないと高を括っていたのだが、どうしてどうしてその球歴たるやRBA史上最強最高の投手と断定できる。これを読んだらケン・コーポレーションの田辺監督や三井不動産の細井監督、清水建設の本間監督も腰を抜かすかもしれないが、事実だから隠すわけにはいかない。

 ウィキペディアによると、小林氏は群馬県富岡市出身。1983年生まれの34歳。群馬県立富岡高校在籍時に最速144キロを投げ注目され、一般入試で立教大学に進学。リーグ戦通算10勝を挙げた。

 大学卒業後の2006年、JR東日本に入社。1年目からチーム投手陣の主軸に抜擢され、第77回都市対抗野球では2試合に先発、シダックスから補強された森福允彦らと共にチームのベスト4入りに貢献。2007年、横浜ベイスターズに分離ドラフト1巡目で指名され、契約金1億円+出来高5000万円で契約。

 入団の翌年、初先発で初勝利するなど、31試合に登板し通算5勝4敗の成績を残した。2014年、戦力外通告を受け退団。在籍7年間で128試合に登板、13勝23敗、防御率4.47を残している。同社に入社して今年3月で3年目だという。

 不覚にも、ウィキペディアを読んでも、西鉄-西武ファン歴40年の、かつては日刊スポーツとフクニチスポーツ(九州の西鉄贔屓の夕刊紙。東京でも購読すれば3日遅れで読めた)を購読し、全試合のスコアテーブルは言うまでもなく、2軍や大学野球の記事まで皿のように読んだことがあったが、ここ20年は西武の試合はほとんど見るが、他のましてやアンチ巨人のセ・リーグの試合はほとんど興味がなくなった記者は全然記憶がよみがえってこなかった。西武戦でも小林氏は投げたのか。あのころのベイスターズに西武はたぶん3勝1敗ペースだったと思うが…。

 それはともかく、本人曰く「得意玉はスライダーとシュートだが、軟球はシュートが曲がりにくい。他のチームと試合を1試合しかやっていないので何とも言えないが、野球経験者を集めればそこそこ戦える」(さすが投手、話しぶりに全くスキがない)

 元ベイスターズのタイセイ・ハウジー千葉英選手とは年齢が同じ。千葉英投手は早く退団したので一緒に戦ったかどうかは微妙。

 もしタカラレーベンが参戦したら、プロでの実績から言って小林氏が図抜けた№1投手だ。(野手は長崎慶一氏、屋鋪要氏がいる)

 同社チームは第9回大会から第16回大会まで日曜ブロックで参加しており、第12回大会では島田和一現社長が監督を務め準優勝を飾っている。通算成績は13勝15敗。

 また、これは打診の段階だが、あの北京オリンピックで経験したことがない左翼(入団したときは捕手で、その後の本職は右翼)を守らされたばっかりに素人の記者でも目を覆いたくなる凡ミスを2度も3度も犯した(あの時の監督はこの前亡くなった星野さんで、田淵氏、山本氏がコーチを務めた)ばっかりに退団を余儀なくされたわが西武のG.G.佐藤氏が率いる野球チームも賛成の意向があるようだ。(わたしはもちろんG.G.佐藤さんの大ファンだが、チームにはまだ現役で通用しそうな元プロがたくさんいそうだ。例えばG.G.佐藤さんは左翼しか守ってはいけないとか、打席に立つ前はあの相手投手が凍り付く儀式は必ずやるとか、勝っても負けても試合後は「キモティ」を絶叫しなければならないとかのハンディをつけないと試合にならないのでは)

10指に余るRBAの元プロ野球選手
 

 

 

 
 

 日曜ブロック 2017-12-28 13.22.20.png

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志村

 第29回RBA野球大会日曜ブロックは、三井不動産レジデンシャル-清水建設の準決勝戦が来春に持ち越されたため、決勝進出は三井不動産のみだが、大会を振り返り、ベストナイン、1軍・2軍登録メンバー、新人王、FA権・自由契約・故障者リストをバーチャル年俸入りで発表する。1軍は決勝トーナメントに進出したチームから選び、2軍は主に予選で敗退したチームから選んだ。選定にあたっては一部のチームに偏らないようまんべんなく選出した。

 全て記者の独断と偏見による査定で、選外、または年俸に不服のあるチーム、選手はRBA事務局あてに調停を申し出てください。内容を精査し、検討します。

【ベストナイン】

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左から齋藤、矢澤、義積

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左から羽中田、小寺、平野

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左から山際、千葉英、大石

 水曜ブロックと比べるとやや見劣りするが、これは参加チームの数が異なるので致し方ない。

 トップは三井不動産の斎藤。慶大卒で守備はプロ級。今季は投手としてもよく〝健投〟した。

 2番はケンコーポ矢澤。やんちゃ坊主も10年が経過した。これまで野球を最優先して、欠場したことは一度もないというから立派。〝当たり屋〟は勲章。西武の金森さんのような存在だ(対志村では死球に判定されず)。

 3番は記者と同名「司」ちゃんの菱重プロパティーズ義積。元重工の外野手だけにRBAでは抜けた存在だ。

 4番はもちろんRBA№1捕手の羽中田。打撃は年々うまくなっている。リードも巧み。

 5番には帰ってきた清水建設の小寺を抜擢した。福島原発の仕事で異動になったが、準々決勝戦に出場して元気な姿を見せた。投げて打って-二刀流はこっちが先。

 6番は青山メインランドの平野。通算本塁打は20本くらいか。もっとアピールしていい。

 7番は東邦の化け物・山際。今季は異動で三井不動産レジデンシャルリースのサードを務めた。凡失も犯したが、やはりこの男は欠かせない。もう少し練習すれば間違いなく日曜最強打者になるはず。

 本人は怒るかもしれないが、8番にはタイセイ・ハウジー千葉英。全打席全球本塁打狙いの姿勢を崩さないのは立派。馬力は全然衰えていない。変化球に対応できないのは昔と一緒。

 9番は三井不動産レジデンシャルの大石。昨年は神がかり的な活躍でチームをドームに導いた。今年も決勝に進出するかどうかのカギを握るのはこの男だ。

 投手はもちろん12年振りに帰ってきた三井不動産・志村。別掲の記事を読んでいただきたい。51歳になるのに全然メタボになっていないし、投球術も昔と変わらない。スピードだって並みの投手とはけた違い。決勝の相手が清水だろうが三井レジだろうが、まず打たれない。旭化成ホームズ今野と勝負したらおもしろい。積水ハウス神奈川のゴジラは打てるか。

【1軍登録】

 別表の通り。菱重プロパティーズ赤井のみが突出して年俸が低いが、自ら〝関西のイチロー〟と法螺を吹くように打撃はうまい。来季に期待したい。

【新人王】

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河越

 東京建物の河越以外にない。どこと対戦しても最少失点に抑える。かつて昔、東建にはやはり慶大卒の佐林投手が大活躍したが、少なくとも顔は互角だ。力も甲乙つけがたい。野手の諸君!普通に守って、打力を強化すればドームに行ける。

【FA権・自由契約・任意引退・故障者リスト】

 主だった選手を選んだ。選外の選手は、これらの選手と比較して自ら査定していただきたい。

【バーチャル年俸】

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左から同僚の伊豆島、松﨑、平成の〝ドカベン〟杉木

 

 三井不・志村を4億円にしたが、これは2億8,000万円の同僚・相澤とともに〝ボーナス〟。わずか2試合にしか登板していないので、年俸にしたら他の選手と釣り合わない。しかし、2人してドームに導いた貢献度は計り知れない。

 志村を別格とすれば、最高年俸はケンコーポ羽中田の3億5,000万円。妥当な金額だと思う。ミサワホーム大野の3億円も実績からすれば当然。

 1億6,000万円の評価をした野村不動産・松﨑は、本業は常務なので〝口撃力〟があるのは当たり前だが、2試合で2本の安打を放った。そのうちの1本はポラスの折笠からだった。まぐれ当たりではない。足は同僚の体重130キロの杉木と同じ超鈍足なのは目をつぶろう。仕事は部下に任せて野球に専念したら3割打者になるのではないか。 

【2軍ベストナイン・2軍登録・バーチャル年俸】

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鈴木崇

 サンフロンティア不動産の末次と二宮のみが1億円以上プレーヤーだが、これは実績からして当然。他の選手の年俸が低いのは主にチームが弱いから。くやしかったら、チームを強くして自らもアピールしてほしい。

 〝メタボ〟選手は全て年俸200万円とした。大京はBMI値=体重(キロ)÷身長(m)÷身長(m)=25未満となる取り組みを全社挙げて行っている。皆さんもこの数値を目指して頑張っていただきたい。記者の数値は何と16ですぞ。

年俸№1今野は7億円1・2軍ベストナイン 登録選手発表RBA水曜ブロック(2017/12/2)

〝RBAの星〟三井不動産・志村亮氏(51)が12年ぶり登板 抜群の制球力健在(2017/11/20)

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サングラスをかけて守る三井不動産・川崎

 失策をした選手の傷口に塩を擦り込むようなことはしたくないが、これから先もあるのであえて書く。

 11月26日に行われた第29回RBA野球大会日曜ブロック準々決勝戦は失策の多寡が明暗を分けた。清水建設-タイセイ・ハウジーは9-5で清水が勝利した。失策の数は清水がゼロ、タイセイが6個。三井不動産レジデンシャル-旭化成リフォームは6-2で三井レジが勝った。失策の数は三井レジが1個なのに対し、旭化成は実に8個。問題なのは、この15失策のうちほとんどが三塁手、遊撃手、左翼手だった。試合開始は12時30分。晩秋の低い太陽が1塁方向から3塁方向に西日が照り付けていた。その影響があったのかなかったのか。

 タイセイは5-3とリードした最終回の守り、1死1、3塁から3塁手の失策から3失策を犯し一挙6点を奪われ涙を飲んだ。三塁手、遊撃手、左翼手の守備機会7回のうち5回ミスをした。もう1回は、ショートゴロ併殺を狙った2塁手の1塁への悪送球だった。

 旭化成はもっとひどかった。2-6で完敗したが、1-1の同点の4回の守りで、1死から3塁手が3連続失策したのが致命傷になった。3塁手は守備機会7回のうち5回失策した。他の3失策もすべて遊撃手と左翼手だった。投手の自責点はゼロ。

◇       ◆     ◇

 いったい、こういうことが起こりうるのか。RBA球界の№1遊撃手に聞いた。

 この選手によると、西日が原因でエラーをした記憶はないそうだ(この選手がエラーをしたのを記者が見たのは3度のみ。うち2度は負け試合。鉄壁の守備はプロに例えれば牛若丸・吉田義男氏かヤクルト・宮本慎也氏か広島・菊池涼介氏か)。

 太陽と飛球が重なって捕球しづらいときには、グラブを顔の前にかざし、グラブの隙間からボールを見て、まぶしさを防いだことがあり、対策としてサングラスをかけるのは効果があると話した。

◇       ◆     ◇

 そういえばあの日、6大学野球歴代4人目の女性選手、慶大硬式野球部出身の三井不動産・川崎選手は試合前の守備でサングラスをかけていた。あのゴジラ齋藤も、なにもしなくてもゴジラそっくりなのに、目の下に黒いシールを張り付けて(相手を威嚇する効果もあるのか)試合に出場していた。

 選手は、当日のグラウンド状態、太陽の位置などを事前にチェックすることを心掛けたい。

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ゴジラ齋藤

 

 

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旭化成ホームズ今野投手

 第29回RBA野球大会水曜ブロックは積水ハウス神奈川と旭化成ホームズが勝ち上がり、昨年と同様の決勝戦となった。大会を振り返り、ベストナイン、1軍・2軍登録メンバー、新人王、FA権・自由契約・故障者リストをバーチャル年俸入りで発表する。1軍は決勝トーナメントに進出したチームから選び、2軍は主に予選で敗退したチームから選んだ。選定にあたっては一部のチームに偏らないようまんべんなく選出した。

 全て記者の独断と偏見による査定で、選外、または年俸に不服のあるチーム、選手はRBA事務局あてに調停を申し出てください。内容を精査し、検討します。

IMG_8727.jpg IMG_4488.jpg IMG_5620_タイブレーク、決勝打を放った若佐.jpg
左から橋本、岩島、若佐

IMG_5599_6回一死2,3塁から同点打を放った齋藤.jpg IMG_5053.jpg IMG_4288 (2).jpg
左から齋藤、松井、謝敷

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左から河野、倉富、折笠

【ベストナイン】

 最強のメンバーが選出できたと自画自賛している。先頭は俊足で出塁率が高い旭化成ホームズ橋本が適任。2番のリスト岩島は今季絶好調。3番の若佐、4番の齋藤は積水ハウス神奈川の決勝進出の立役者。5番の旭化成ホームズ松井は欠場の場面もあったが、風格が出てきた。6番のオープンハウス謝敷は仕事と子育てに忙しそうだが、ケタ違いの打力は健在。7番の東急リバブル河野はベテランの域に達しつつある。最近はチームの事情で捕手を務めるが、貢献度は高い。8番には2年目の旭化成ホームズ倉富を抜擢した。肩が強く打力もある。9番は野村アーバン折笠。足は橋本と同クラス。上位につなぐうってつけの選手だ。投手はもちろん旭化成ホームズ今野。

【1軍登録】

 別表の通り。投手は、ミサワホーム神奈川の大沼も入れたかったが枠が一杯になった。野手は、ミサワホーム東京から寺泉の推薦があったが、これも枠が足りなかった。

【新人王】

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旭化成ホームズ秋山

 旭化成ホームズ秋山が衝撃的なデビュー。リストアップした選手も将来チームを引っ張るはずだ。野村アーバン橋本投手はほとんど見ていないので選外とした。

【FA権・自由契約・任意引退・故障者リスト】

 主だった選手を選んだ。選外の選手は、これらの選手と比較して自ら査定していただきたい。

【バーチャル年俸】

 これまで水曜ブロックに君臨してきた旭化成ホームズの今野がナンバー1の7億円は当然の評価。〝入団〟以来、勝利は60回くらいで、負けたのは3度くらい。〝神様、仏様、稲尾様〟〝権藤、権藤、雨、権藤〟(記者もずいぶん古い)の域に達している。

 年俸2位の旭化成ホームズ北寒寺の4億円、3位の住友林業の石井とナイス芦沢が同額の3億円。

【2軍ベストナイン】

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積水ハウス京葉 生田

 パナホームのオコエこと藤代とミサワホーム神奈川の牛タンこと牛腸は欠かせないので2軍に回ってもらった。投手の生田は宅建合格と結婚、お子さん誕生の3重の喜びを祝し、さらに来シーズンの活躍を期待して選んだ。奥さんが「パパ、ドームに連れてって」とはっぱをかけているそうだ。

【2軍登録】

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三菱UFJ不動産販売 木下

 年俸230万円の突出して低い三菱UFJ不動産販売の木下は「これじゃ生活できないよ」とぼやいたが、プロを目指す野球選手と比べればまだ恵まれている。年俸はつば九郎の100倍以上で、マスコットとしてチームにかわいがられていることを誇りに思ったほうがいい。その他選外の選手も五十歩百歩だ。

 名前を挙げるのはかわいそうなので〝メタボ〟としたが、心当たりのある選手は全て年俸200万円。大京はBMI値=体重(キロ)÷身長(m)÷身長(m)=25未満となる取り組みを全社挙げて行っている。皆さんもこの数値を目指して頑張っていただきたい。記者の数値は何と16ですぞ。

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〝志村さん、俺も東京ドームに行くぞ〟三井レジ吉田

三井不動産レジデンシャル(81⇒85) 6-2 旭化成リフォーム(84.5)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル      
旭化成リフォーム      

 

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敵失で得点を加える三井レジ

 三井不動産レジデンシャルが〝快笑〟。エース吉田が2失点(自責1)の完投。6得点全てが敵失によるもの。打点は大栗と室谷のそれぞれ犠飛による2点のみ。旭化成リフォームは拙守がすべて。6回まで3塁手が3連続含む5失策するなど8失策。打たせて取るピッチングが持味の左腕・結城の粘投をぶち壊した。結城の自責はゼロ。

 1点を追う三井レジは3回、この回先頭の9番石井が3塁エラーで出塁、2番小平田の安打で好機をつくった2死後、またも3塁ゴロを1塁種が落球して同点。4回には1死から7番室谷、8番伊藤、9番石井の3連続3塁エラーと1番大栗の犠飛で2点追加して逆転。5回にもこの回先頭の3番大石の四球と4番内山の2塁打で好機をつくった1死後、またまた3塁エラーと室谷の犠飛、伊藤の2塁打で決定的な2点を加点。最終回にも今度はショートゴロエラーで1点追加した。

 エース吉田は初回、いきなり2塁打を浴び、自らの犠打エラーで1失点したが、その後は要所を締め、最終回の1失点に抑えた。

 旭化成リフォームはRBA球史に残りそうな8失策で惨敗。初回、先頭の風間が左翼越え2塁打を放ち、犠打エラーで1点先制したまではよかったが、あとはみんな浮き足立ち試合にならなかった。今季初先発の結城をさらしものにした。

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三井不動産レジデンシャル逆転シーン

〇渡辺監督 勝因? みんなエラー、エラー。吉田がよく投げた

〇吉田 エラー? 想定内。ドーム行くために投げた

●金田監督 しょうがない(「会社全体の野球大会で水島がよく投げ準優勝した」と先週のRBA交流会で話したが、その水島が5失策、ショートの吉国、1塁の太田、レフトの風間がそれぞれ1失策。タイセイも6失策したように、西日がまぶしく守りづらかったことを考慮してもひどすぎる。結城がかわいそう)

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旭化成リフォーム結城
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好継投の清水 鈴木

清水建設(86.5) 9-5 タイセイ・ハウジー(83.5⇒86.0)

  1 2 3 4     合 計
清水建設        
タイセイ・ハウジー        

 

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清水 大城(左)と狩野

 清水建設が大逆転勝ち。2年振りドーム進出に王手をかけた。福島原発の仕事で異動していた小寺がほぼ1年ぶりに復帰し2打点の活躍。2番手鈴木が好継投。タイセイ・ハウジーは自滅。3回、伏兵の志田が逆転3ランを放ちリードしたが、6失策で高橋の力投をフイにした。高橋の自責は2、清水・田村の自責は1のみだった。

 2点差を追う清水は最終回、この回先頭の1番田村が死球で出塁し盗塁を決めた1死後、3番狩野の猛打賞となる内野安打で好機を作り、4番小寺の3塁ゴロエラーで同点。さらに5番黒川の中堅前安打で逆転の望みをつなぐと、6番高橋のショートゴロ併殺を焦った相手守備陣のミスで小寺がホームを踏み逆転。なおも敵失と8番鈴木、9番上島、1番田村の3連続長短打でこの回決定的な6点を奪い試合を決めた。

 1回は2番大城と3番狩野の長短打と4番小寺の内野ゴロと敵失で2点、2回は6番高橋の2塁打を足掛かりに7番西山の安打と敵失で1点を挙げた。狩野が猛打賞、小寺は2打点のラッキーボーイ。

 タイセイは勝利目前でポロリ、ポロリ、目を覆いたくなるような拙守でまさかの逆転負け。ショートとサードが2個ずつ、セカンドと中継ミスの6失策がことごとく失点につながった。

 得点は初回、先頭の千葉政の安打を5番千葉英が左翼越え2塁打で1点返し、3回には敵失で1点差とし、2死から7番志田の3ランで逆転したが、その後は抑えられた。

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〝敗戦投手にならなくてよかった〟田村

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〝負けなくてよかった、もう丸める髪はないからな〟本間監督

〇本間監督 タイセイさんはよく打つのでいやな相手だったが、最後までみんなを信じていた。次も頑張る(田村が3ランを浴びると鈴木への継投がズバリ的中。準決勝の対戦相手は三井不動産レジデンシャルと決まった)

〇田村 勝ててよかった(初回から球が真ん中に集まっていた)

〇小寺 10キロ減量した。次? 出ますよ

●村上監督 花井が引退するので送別会をやろう(サバサバとしていた)

●井上 今日初めてツーシームのサインを出してゴロには打ち取ったが…

●内山 …(先日のRBA交流会でバーチャル年俸を3,000万円で合意していたが、この日の2失策で帳消し。250万円に減俸。高橋は2億円で手を打とう。千葉英は増減なしの2億円)

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泣くな 高橋

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はらわたが煮えくり返っているはずなのに…村上監督もオジサンになっちゃった

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志田の3ランに沸くタイセイナイン

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ヒーローになり損ねた志田(左)と退社する花井

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笑っている場合じゃないぞ 大幅減俸だ

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感無量の三井不動産・細井監督

三井不動産(84.5⇒87) 3-2 ケン・コーポレーション(89⇒90)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産      
ケン・コーポレーション      

 

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志村投手(左)と相澤投手

 三井不動産が第14回大会以来15年ぶりの決勝進出を決めた。〝RBAの星〟51歳の慶大卒・志村が連投にも関わらず4回を2四球のみの2失点(自責はゼロ)に抑えると、32歳の後輩・相澤が2イニングを直球勝負で完璧に抑えた。3得点は全て暴投と敵失によるもの。危ない守りもあったがよくしのいだ。普段の2倍の選手・応援団が勝利を手繰り寄せた。ケン・コーポレーションは相手の気迫に敗れた。上松は2死から暴投と自らの失策で3失点したのが命取りとなった。

 三井・志村、ケンコーポ上松両投手が完璧の立ち上がりで投手戦を予感させたが、結局は守りが明暗を分けた。三井は3回、2死から1番斎藤がチーム2安打を左翼前に運び、盗塁、2番大坪、3番内海が四球で満塁とすると、4番打者山本のとき暴投で1点。山本は投手ゴロとなったが、上松が1塁へ悪送球して2者が還りこの回3点を先取。放った安打はこの回の斎藤と2回の山本のみ。

 志村は4回まで無安打、2つの四球を与えたのみで、味方の2つの失策で2失点して降板。5回から登板した相澤がいきなり3者三振に斬って取り、6回も1四球を与えたが完璧の投球を披露した。二人とも外野に飛球を飛ばせなかった。

 ケンコーポは無念。4回、1死から3番羽中田が四球を選び、続く大澤の敵失で1、2塁とすると、重盗を成功させプレッシャーをかけた。5番越後の3塁ゴロは本塁悪送球となり1点。さらに7番矢澤の内野ゴロでその差1点に追い上げたが反撃はここまで。

 先発上松は3回2死から突如制球を乱し自滅。2番手の大澤が好投しただけに悔やまれる。

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敵失で生還する三井・内海(捕手は羽中田)

〇細井監督 ガハハハハ(女性の川崎? )DHの浅井と迷った

〇志村 連投? 大丈夫。(次は東京ドーム)いや、決勝進出までがわたしの役割なので…(細井監督は「ダメダメ、決勝も」とお願いした)川崎? 何が?(守備が)いいですね

〇相澤 回数が少なかったので…(デビュー時よりストレートは走り、低めに決まった。旭化成・今野より球は速かった)

〇南光院 どちらがサイン? 企業秘密です(ベンチからは〝ナイスリード〟の声が飛んでいた)

〇川崎 ソフトじゃなく野球を小学生からずっとやってきました。志村さんと相澤さんと同じ慶大野球部出身の社会人2年目です。女性の選手は明大の2人と東大の1人が過去いまして、わたしが歴代4人目。守備は投手。何しろ部員は約200名いますので、公式戦は投げていません。身長? 155㎝(練習で2塁を守り華麗な守備をみせていた)

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川崎

〇森氏 志村と相澤が同じ試合で投げるのは史上初です。ドーム経験者? 私と志村と細井だけ。相澤も経験はない

●田辺監督 相手の気迫…です。あんなフルメンバー(応援団含め23名)見たことがない、そのくらい勝ちに来ている。継投するだろうことも分かっていた。ミスしちゃいけない、1点に抑えていれば2点返せても、2点目3点目をとられていてはいけなかった。今日は完敗です

●羽中田主将 打てなかったということと、勝ちに行く姿勢…

●大原 (同じ2塁のあの女性はどうですか)俺よりうまい(未確認だが、転勤で部を離れるとか)

●嶋 あの人(川崎)最高に素晴らしい(嶋も女性)

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三井不動産 先制

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相澤を称えるダウンジャケット姿の森氏

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南光院(左)と斎藤

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晩秋の寒さが身にこたえる敗色濃厚のケンコーポの最終回ベンチ

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スコアシート

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15年振りドーム進出を決め、細井監督を胴上げする三井不動産ナイン(右端の輪の外にいるのが志村)

 三井不動産が15年振りドーム-第29回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦1試合、準々決勝戦2試合が11月26日、三郷サンケイグラウンドで行われ、三井不動産は慶大卒・志村-相澤の無安打黄金投手リレーでここまで4年間負けなしの25連勝中のケン・コーポレーションを準決勝戦で破り、15年振りの東京ドーム進出を決めた。準々決勝戦はタイセイ・ハウジーに逆転勝ちした清水建設、旭化成リフォームに快勝した三井不動産レジデンシャルがそれぞれ準決勝戦へ勝ち進み、次戦でドーム進出をかけ戦う。この日、3試合の全得失点は27点だったが、投手の自責点は5点のみ。失策の少ないチームが勝ち、多いほうが涙をのんだ。

三井不動産(84.5⇒87) 3-2 ケン・コーポレーション(89⇒90)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産      
ケン・コーポレーション      

 三井不動産が第14回大会以来15年ぶりの決勝進出を決めた。〝RBAの星〟51歳の慶大卒・志村が連投にも関わらず4回を2四球のみの2失点(自責はゼロ)に抑えると、32歳の後輩・相澤が2イニングを直球勝負で完璧に抑えた。3得点は全て暴投と敵失によるもの。危ない守りもあったがよくしのいだ。普段の2倍の選手・応援団が勝利を手繰り寄せた。ケン・コーポレーションは相手の気迫に敗れた。上松は2死から暴投と自らの失策で3失点したのが命取りとなった。

清水建設(86.5) 9-5 タイセイ・ハウジー(83.5⇒86.0)

  1 2 3 4     合 計
清水建設        
タイセイ・ハウジー        

 清水建設が大逆転勝ち。2年振りドーム進出に王手をかけた。福島原発の仕事で異動していた小寺がほぼ1年ぶりに復帰し2打点の活躍。2番手鈴木が好継投。タイセイ・ハウジーは自滅。3回、伏兵の志田が逆転3ランを放ちリードしたが、6失策で高橋の力投をフイにした。高橋の自責は2、清水・田村の自責は1のみだった。

三井不動産レジデンシャル(81⇒85) 6-2 旭化成リフォーム(84.5)

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル      
旭化成リフォーム      

 三井不動産レジデンシャルが〝快笑〟。エース吉田が2失点(自責1)の完投。6得点全てが敵失によるもの。打点は大栗と室谷のそれぞれ犠飛による2点のみ。旭化成リフォームは拙守がすべて。6回まで3塁手が3連続含む5失策するなど8失策。打たせて取るピッチングが持味の左腕・結城の粘投をぶち壊した。結城の自責はゼロ。

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記者の依頼に応える相澤(左)と志村(二人が同じ試合に投げるのは史上初とか。二人合わせて83歳)

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ゴジラ齋藤(左)と後輩の熊倉(ゴジラは眠そうな目をしていないか、京王プラザで)

 「俺は優勝チームのセカンドで4番。この位置は譲らんぞ」積水ハウス神奈川のゴジラ齋藤が吠えた。水曜ブロックベストナインの4番を主張した。

 11月24日(金)行われたRBA交流会で「齋藤さん、いま水曜ブロックのベストナインを選出する作業をやっておりまして、1番はセカンドの俊足、旭化成ホームズ橋本を予定していて、齋藤さんは器用だから3塁にして、先制点がとれる確率が高いので2番にしようと考えています」という記者の打診に猛反発した。

◇       ◆     ◇

 先頭打者がいかに大事かは周知の事実。とくに軟式野球は7回戦だしRBA野球は5~6回で時間切れとなるのがほとんど。出塁率が高く盗塁ができる選手を置くのが鉄則だ。旭化成の橋本、ケンコーポの村上などがその代表だ。

 2番打者が重要視されているのも最近の傾向だ。先頭が出塁した場合、確実に送れる選手を以前は起用していたが、1番が打てなくても自らが出塁して走れる選手が最近は重用されている。西武のかつての片岡-栗山、今の秋山-源田がそうだ。

 しかし、齋藤の主張も理解できる。どっしり4番で構え、一発逆転の魅力を秘める強打者として齋藤はその座にふさわしい。よってDHで4番を予定していたオープンハウス謝敷は5番に据えることにした。橋本は3塁にコンバート。ショートは積水ハウス神奈川の若佐で3番。若佐の後輩、野村不動産アーバンネットのショート塚本と同僚の今季絶不調のセカンド中川、〝ミスターRBA〟岡住の後継者として長らく不動の座を占めていた旭化成ホームズのショート北寒寺も控えにせざるをえない。内野のベストナイン争いはし烈を極める。

◇       ◆     ◇

 近くベストナイン、1軍登録選手(28名)、バーチャル年俸を発表するが、最高年俸は7億円の旭化成ホームズ今野。2位が北寒寺の3億5,000万円。齋藤は在籍年数が少ないので2億5,000万円を予定している。

 2軍(28名)の登録選手には三菱UFJ不動産販売の木下を大抜擢する予定。年俸は230万円。「それじゃ生活できないよ」と木下はぼやくが、まるで打てる雰囲気がないから妥当な値段だ。ヤクルト飲み放題の特典はあるにせよつば九郎はもっと低い22,000円ではないか。

◇       ◆     ◇

 ついでに、ゴジラが吐いたリップサービス。酔っぱらって焦点が定まらない今にも眠りに落ちそうなかわいい目をしたゴジラ齋藤は「おじさん(記者)、給与はどこからもらってるの? 」と聞いてきたので「(お客さんと答えてほしいのはわかっていたが)会社から」と答えたら、「俺はお客さん」と誇らしげに語った。

 ゴジラはそのあと、新宿の街をさまよったのか。無事ねぐらに帰れたのか。記者は若い男性に誘われた(私はその趣味はありませんからね)。

 

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