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7チームが線上 鹿島vs清水 〝談合〟の余地なし

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 このグループも横一線、〝死のグループ〟だ。戦力的には鹿島と清水のゼネコンが一歩リードしており、お互い〝談合〟で勝ち抜けたいところだが、寝首を掻かれるリスクもあり、ここは覇権をめぐり死闘が演じられそう。地所リアルは、KGBプーチンの陰謀か、諸悪の根源〝29(肉)〟を左遷し、意気上がる。かわいい女性マネージャーも「わたしが29の代わりよ」とどぶに落ちた犬を叩く(29さん、わたしが言っているのではありません。29めない風貌が私は好きですから)。ミサワ、ポラス、旭化成リフォーム、野村も虎視眈々。初参加のメイクスは初戦突破すれば勢いに乗れる。

旭化成リフォーム

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金田監督(左)と風間投手金田監督「昨年より状態はいい。新人に期待している」

 太田「(エースの)風間は仕事も野球もピンチ。太田が困っていると書いて」

 新人の中口(28)「旭化成ホームズ? 戦ったことないが、戦力は五分五分じゃないですか」

三菱地所リアルエステートサービス

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中央が岡野監督

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左がプーチン

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〝私たちが29の代わりよ〟

 岡野監督「29(肉)はクビ」(29は関西転勤)

 松田主将「監督は肉(背番号29)から鬼軍曹に替わり、手がとんできそうな厳しさ。補強は3人。目標は勿論優勝」

 ナイン「29が去ってうまく回転するようになった」「日本文理と日大三高が入った。もう一人、花咲徳栄-駒大卒で札幌の野茂さんのベースボールクラブで活躍していたサイドスローの投手。飲んだあと夜中の2時に127キロ投げた。29はせこい。ユニフォーム代払え」(これ言ったの誰だっけ。29さん、みんなぼろくそだけど私はあなたのファンですからね。帰ってくるときは100キロ以下にしてほしいが肉をそぎ落としたら存在感がなくなるか)

 プーチンこと寺田「大丈夫。ワンからフォーまでシームを投げる。ナックルも覚えた」

 女性マネージャー「わたしが29と交代した」

 福井「マックス90キロ」(これでも大阪桐蔭か)

三菱地所リアルに救世主!? あの甲子園を沸かせた日本文理出身の石井〝入団〟(2016/12/22)

鹿島建設

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 ナイン「遠藤が投げ、中原が打つ」(昨年はあと一歩でドーム逃す。中原が打てばドームは近い)

ミサワホーム

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平尾氏(左)と塩島 中村新監督「上位進出目指し頑張ります」

 塩島前監督「今年はチャンス。清水さんに勝ちたい」

ポラス

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折笠

 折笠「1月から肩つくってきた。7回戦っても大丈夫」

清水建設

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〝俺が本間だ〟

 本間監督ら「小寺は引退。金子は転勤でいなくなっちゃった」(明らかに戦力ダウン)

野村不動産

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前列左から2人目がDH松﨑常務

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〝俺が杉木だ〟

 常務執行役員・松﨑雅嗣氏「アーバンネットには負けるが、目標はドームで一緒に戦うこと」(51歳だがDHで出場するとか)

 杉木「4番です。身長188センチ、体重130キロ。34歳。野球は高校まで」(RBAに100キロ超は少なくないが、130キロで主砲は初)

野村不動産18年振りRBAに復帰 エース故障不安もデベ8社大会で優勝(2017/5/19)

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第29回RBA野球大会 予選抽選会(京王プラザで)

 過去最多の64チームにふさわしい前代未聞、空前絶後の生き残りをかけた戦い必至-第29回RBA野球大会抽選会が6月15日、京王プラザホテルで行われ、同時開催の第31回RBA国際親善交流会、第4回土地・建設産業交流会、RBA女子会との共催もあり、参加者は過去最多だった前年の約480名をはるかに上回る約700名に上った。

 予選組み合わせも乱戦、激戦、熱戦、混戦、奮戦、凡戦、接戦、決戦、舌戦、苦戦、死闘、暗闘、決闘、激闘、乱闘、熱闘、奮闘…記者の乏しいボキャブラリーでは言い表せない戦いになりそうだ。

 以下は、〝負けるが勝ち〟の高等・知的・出口戦略を加味しないで予選を突破しそうなチームを選んだ。印は◎当確、〇優勢、▲あと一歩、△可能性あり、×大穴の順。

(会場で拾った各チームの声を参考にレーティングを近く発表ます。したがって予想を変更する可能性あり)

【水曜ブロック】

Aグループ

当確は旭化成ホームズのみ あとは横一線

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 旭化成ホームズが3連勝で予選突破するのはほぼ確実。鉄板より硬い。格下だからといって手を抜かない。あとは大混戦。勝ち上がりそうなチームが7チームもある。いずれも〝帯に短し襷にも短し〟-つまり一長一短どころか穴だらけ。一寸先は闇の死闘が展開される。強いて抜け出すチームを探せば試合巧者のリバブルか。無印にしたちばリハウス、一条工務店にもチャンスがないわけではない。×印の積水ハウス京葉は、優勝投手・生田が念願の宅建を取得し、子どもも生まれたとかで雪辱を期す。一度弛んだ心と体を元に戻すのは至難の業と見たが…。

Bグループ 

当確ラインにあと一歩のタウングループ、中央ビル管理

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 口だけは達者、絶口調のタウングループと中央ビル管理をやや優勢と見て▲とした。タウンは投手を何枚も揃えたとか。中央ビル管理は清川に次ぐ投手を補強したようだ。△のチームも愛と憎しみと一緒、紙一重ほどの差もない。ここも大混戦。無印の各チームも1勝は上げられるか。

Cグループ

当確は積水神奈川のみ 無印もくじ運次第で浮上

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 旭化成ホームズに圧勝した積水ハウス神奈川が抜けた存在。ここは無難に勝ち上がる。あとは戦績からオープンハウス、ミサワホーム神奈川が上位。当確に迫る。しかし、オープンハウスもミサワ神奈川も打力が弱い。ポラスは補強ができたようだ。無印も差なく追う展開。パナホームのオコエに期待したいが、「オコエって何? 」他チームの女性。かつての大投手、日神・柳原は某チームに無償トレードとか。光陰矢の如し。

Dグループ

2強が骨肉の争い 他は横一線 リスト、エイブルも危うし

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 戦力アップ位置ぢるしぃ野村不動産アーバンネットと〝揃えば強い〟住友不動産販売が流通王座を賭けて激突。敗れても敗者復活で勝ち上がるか。古豪のリストは投手力に不安あり。27回大会優勝のエイブルの巻き返しはあるか。強豪同士の星の粒試合で漁夫の利を得るのは果たして? セキスイハイム東京が不気味な存在。

【日曜ブロック】

Aグループ

ケンが当確 追う青山メイン タイセイ、地所は投手に不安

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 ケンコーポに楽な展開。絶対的エース小笠原の穴を大澤、上松で埋める。羽中田が絶好調。万年候補の青山は北野新監督の采配が見もの。「兼野手」と二足の草鞋を履くつもりだが「二兎を追う」にならないか。三菱地所はエース社がアメリカ勤務で〝投壊〟の危機。「俺が穴を埋める」と威勢いい服部だが…。タイセイは〝千葉兄弟〟が投げなければならない惨状。19年振り復帰の大成有楽不動産はコスモスイニシアには勝てるか。女性応援団次第。

Bグループ

本命不在 どんぐりの背比べ 蝸牛角上の争い

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 第28回大会準優勝の三井不動産レジデンシャルが優勢かと思ったが、エース吉田は絶不調とみた。主砲山際も異動で欠場か。ここは本命不在。蝸牛角上の争いそのもの、どこもチャンスあり。東建の2年目河越が汚名返上に燃えている。投手難の三井不動産を無印にしたが、このチームは選手が揃えば強い。創業80年のナミキも侮れない。野球部専用のワゴン車(10人乗りらしい)を買う入れ込みようだ。菱重は重工の社会人を補強したとか。

Cグループ

7チームが線上 鹿島vs清水 〝談合〟の余地なし

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 このグループも横一線、〝死のグループ〟だ。戦力的には鹿島と清水のゼネコンが一歩リードしており、お互い〝談合〟で勝ち抜けたいところだが、寝首を掻かれるリスクもあり、ここは覇権をめぐり死闘が演じられそう。地所リアルは、KGBプーチンの陰謀か、諸悪の根源〝29(肉)〟を左遷し、意気上がる。かわいい女性マネージャーも「わたしが29の代わりよ」とどぶに落ちた犬を叩く(29さん、わたしが言っているのではありません。29めない風貌が私は好きですから)。ミサワ、ポラス、旭化成リフォーム、野村も虎視眈々。初参加のメイクスは初戦突破すれば勢いに乗れる。

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「RBA国際親善交流会RBA土地・建設産業界交流会」(2016年12月1日、ホテルニューオータニで)

国土交通省 土地・建設産業局長表彰

 第29回 国土交通省土地・建設産業局長表彰 RBA野球大会が6月21日(水曜ブロック)・6月25日(日曜ブロック)開幕する。参加チームは水曜ブロックが昨年より1チーム増の38チーム、日曜ブロックが2チーム増の26チームの合計64チーム。参加チームは過去最多だった昨年などの61チーム記録を更新する。それぞれ東京ドームで行われる予定のブロック優勝戦と総合優勝戦の頂点を目指し熱い戦いが展開される。試合数は約125試合。

8カ国の大使館も後援

 参加チームは、昨年の61チームを3チーム上回る過去最多の64チーム。昨年度末には、長年のRBAの活動が不動産業だけでなく、住宅・建設業界を含む業界横断的な大会で各業界の親睦と発展に貢献していることから、国土交通省の土地・建設産業局長から表彰されることが決定。局長表彰にふさわしい大会となる。

 開幕前に行われる6月15日の予選抽選会には谷脇暁・同省土地・建設産業局長も出席して挨拶することが予定されている。

 参加チームの数の多さだけではない。参加チーム各社の本業の売上高をトータルすると実に約15兆円にも上る。わが国の売上高トップ28兆円のトヨタには遠く及ばないが、2位グループ14兆円のホンダ、日本郵政を上回る。バブル崩壊、リーマンショックの荒波を乗り越え継続して開催してきたRBAの〝実力〟がこの数字にも表れている。

 開幕戦は、水曜ブロックが6月21日(水)大宮健保グラウンドで、日曜ブロックが6月25日(日)三郷サンケイグラウンドでそれぞれ行われる。東京ドームで行われる各ブロック優勝と総合優勝をかけて激しい試合が展開される。

 大会は、土地・建設産業局長表彰のほか、中華人民共和国、タイ王国、モンゴル、セルビア共和国、ベナン共和国、ボスニア・ヘルツゴビナ、エリトリア、ボツワナ共和国それぞれ8カ国の大使館の後援を受けており、国際色豊かな大会となる。

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第28回RBA野球大会 水曜ブロック決勝戦(東京ドームで)

【大会展望】

 水曜ブロックは王者・旭化成ホームズに圧勝した参加2年目の積水ハウス神奈川がややリードしており、雪辱を期す旭化成ホームズ、着々と戦力を整えている野村不動産アーバンネットが3強。ここから優勝チームが出ると見た。

 〝穴〟は住友不動産販売か。相手が格上だと無類の強さを発揮する。

 初参加は投資用マンションの販売で業績を伸ばしているメイクスグルーブ。主力メンバーが20歳代と若く、RBAで優勝することが夢だ。

 日曜ブロックは第28回大会で総合優勝したケン・コーポレーションが抜けた存在。他は大混戦で、清水建設、鹿島建設のゼネコンに三井不動産レジデンシャル、三菱地所、タイセイ・ハウジー、青山メインランドなどがドーム進出候補。くじ運次第で他のチームも浮上する可能性がある。

 復帰組は19年ぶりの大成有楽不動産、18年ぶりの野村不動産、7年ぶりのナミキ。

 大成有楽不は未知数だが、本業ではここ数年のマンションの商品企画は目を見張るものがある。 

 〝プラウド〟野村不は商業施設・ビルにも力を入れており、先に日本郵政が買収を検討していることが伝わり、動向が注目されている。野球でも大手デベロッパー8社の大会で優勝しており侮れない存在だ。

 ナミキは創業80周年。野球部専用の車を購入するなど会社挙げての応援を背に力が入っている。

三井不動産リアルティ・遠藤靖専務 RBA顧問に就任

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遠藤氏

巨人を蹴り三井不に入社した志村氏と同窓の3年先輩

 三井不動産リアルティ取締役専務執行役員・遠藤靖氏がRBA顧問に就任した。2017年3月31日付で同社常務執行役員を退任されたRBA顧問・大井健成氏の後任として就任するもの。

 遠藤氏は昭和38年生まれ。昭和61年4月、慶大卒、同年4月、三井不動産入社。平成23年4月、ビルディング本部ビルディング営業二部長、同24年4月、ビルディング本部法人営業二部長、同28年4月、千葉支店長、同29年4月、三井不動産リアルティ取締役専務執行役員(現在)。

 遠藤氏は慶大野球部出身。桐蔭学園から慶大に進み、野球部主将として85年秋のリーグ優勝、学生日本一に導いた。通算31勝を挙げながら読売巨人軍のドラフト1位を蹴って三井不動産に入社した志村亮氏の高校を含め3年先輩。

 第2回RBA野球大会では、志村氏らと共にチームを東京ドームに導いた。

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ケンコーポ 勝利の瞬間

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ケン・コーポレーション  
積水ハウス神奈川  

 

 ケン・コーポレーションが3年連続5度目の総合優勝(※)-第28回RBA野球大会総合優勝戦、ケン・コーポレーション-積水ハウス神奈川が6月7日、葛飾区総合スポーツセンダー野球場で行われ、日曜ブロック覇者のケン・コーポレーションが最終回に一挙8点を奪い、逆転で5度目の総合優勝に輝いた。新人の上松と日曜ブロック決勝戦で好投した大澤の継投が決まった。新人の最上が同点打を放つなど代打攻勢が実った。積水ハウス神奈川はゴジラ斎藤の2点適時打で先制したが、エース工藤が最終回、味方の失策をきっかけに崩れた。

※ケンコーポは第26回、第27回大会の日曜ブロックで優勝しているが、総合優勝戦は行われておらず、水曜、日曜各ブロック優勝チームが総合優勝チームとされた。総合優勝戦を戦い、勝ったのは第24回大会以来4年振り3度目。

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ケンコーポ上松投手

 7回まで散発の4安打に抑えられていたケンコーポは最終回、この回先頭の矢澤が敵失で出塁した1死後、主砲の羽中田が右中間突破の3塁打を放ち1点を返した。続く山田、井上が連続四死球で満塁とすると、新人の7番最上の2点適時打で同点に追いついた。

 勢いに乗るケンコーポはさらに内野ゴロ野選と敵失をからめ村上、大澤、羽中田の安打などでこの回一挙8点を奪い大逆転。

 先発の新人・上松(27)は立ち上がり制球に苦しんだがしり上がりに調子を上げ6回まで味方の失策による2失点に抑えると、7回からは日曜ブロック決勝戦で好投した大澤が無難に抑えた。

 積水ハウス神奈川は終始試合を優位に進めたが、エース工藤が最終回に力尽きた。試合後「8回は未知の世界」と語ったように明らかに限界に達していた。堅守の守備陣も3つの失策・野選で足を引っ張った。工藤の自責点は3のみ。

 得点は5回、四球と敵失で得た1死満塁の好機にゴジラ斎藤の技あり2点適時打などで奪った3点にとどまった。2回に1死から浜崎がチーム初安打を放ちながら盗塁に失敗し、齋藤の後ろを打つ5番山縣が3度の得点機に凡退したのが痛かった。

〇田辺監督 (総合優勝戦で)やっと勝ててうれしい。9回までやるつもりで投手を2枚用意し、継投も予定通り。いつかチャンスが巡ってくると思っていた

〇上松 大学(武蔵大)ではそんなに投げていないし、卒業後の4年間は野球をほとんどやっていなかった。変化球が決まらず苦労した。皆さんに助けてもらった(尻上がりに調子を上げ、ストレート、シュートが決まった)

〇羽中田 新人がよく打ってくれた。上松と大澤? うーん、いい勝負。上松はしっかり練習を積めばよくなる

〇最上 マルチネスです(何の意味かさっぱり分からず)

●工藤 8回は未知の世界。これまで投げたことがなかった。最後は投げる球がなくなった。7回で終わっていれば…

●山縣 来シーズン頑張る

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打のヒーロー 左から越後、最上、羽中田

 第28回RBA野球大会 総合優勝戦、積水ハウス神奈川(水曜ブロック優勝)-ケン・コーポレーション(日曜ブロック優勝)が6月7日、葛飾区総合スポーツセンター野球場で行われる。例によって記者の独断と偏見による〝どっちも勝って〟予想。( )内はレーティング。

積水ハウス神奈川(92)-ケン・コーポレーション(89)

 

 水曜ブロックの覇者は参加2年目の積水ハウス神奈川。不敗の王者・旭化成ホームズに7-0で圧勝した。日曜ブロックは、ケンコーポが三井不動産レジデンシャルを9-2で下し、6年連続14度目の優勝を飾った。

 記者の昨年末のレーティングは積水神奈川が88.5、ケンコーポが90だが、それぞれの決勝戦の戦いぶりを冷静に分析して積水神奈川を92、ケンコーポを89に変更する。よって積水神奈川が優勢と見た。

 積水神奈川は打倒・旭化成ホームズのため用意周到の準備をし、完全に仕上がっている。エース工藤は「緊張した」と言いながら「アドレナリンが出っぱなし」と闘志をむき出しにして強打の旭化成を封じた。決勝戦の投球ができればまず打たれない。弱点を探すとすれば、しばしコントロールを乱し四死球を出すことだ。

 打線も好調。ゴジラ斎藤は今野も沼座も捉え、双方から会心の2塁打を放った。打球の速さはゴジラそのもの。怪力ぶりを発揮した。他の打者も今野、沼座、平山の3投手から9安打を奪った。8番石田がマルチ安打を放ったほか、5番山縣、7番工藤以外が安打を放った。2番小松原は3打点。

 守りも堅い。2回には、この回の先頭打者で俊足の北寒寺を1塁に置き、次打者・久保田のショートゴロで併殺に打ち取ったが、2塁からの難しいワンバウンドの送球を石田が好捕した。チームは6回で無失策。

 旭化成ホームズのレーティング92は91に変更する。王者の称号は積水神奈川がふさわしいと見た。

 ケンコーポのレーティングを下げたのは絶対的なエース小笠原が〝退団〟したからだ。決勝戦では3年目ニューヨーク州立大卒の秀才大澤が自ら〝マリンボール〟と名付けるツーシーム、カットボールを自在に投げ分け2安打2失点(自責点1)完投したが、総合決勝戦で同じ投球ができるか。羽中田捕手は「いつもより球威がなく制球も悪かった」と試合後語ったが、元快速球エースの笠は「俺の全盛期と比べると、球は俺のほうが速かった」と分析した。

 打線は羽中田が絶好調。決勝戦でもライトフェンス直撃の2塁打を放った。羽中田の前に走者をためられるかがカギとなる。ゴジラ斎藤との打ち合いが見ものだ。他は積水神奈川と比べるとやや非力。機動力でカバーしたい。記者は小笠原と同期の〝当たり屋〟矢澤に期待しているのだが…。矢澤が出塁して相手をかき回したい。守備は堅いが、三井レジ戦では1失策。

 総合力で積水神奈川に一歩譲るが、ワンチャンスをものにする試合運びのうまさがある。大型新人が活躍すれば逆転の目もあるか。

 日曜ブロックも水曜ブロックの勝敗予想は大外れ。2度あることは3度あるか。それとも3度目の正直か。

 第28回RBA野球大会 総合優勝戦、積水ハウス神奈川(水曜ブロック優勝)-ケン・コーポレーション(日曜ブロック優勝)が6月7日、葛飾区総合スポーツセンター野球場で行われる。試合開始は18:00。2時間または9回戦となる。試合の模様はRBAのWebでリアルタイムで速報する予定。

 第28回RBA野球大会 総合優勝戦 積水ハウス神奈川VSケン・コーポレーション(6/7 18:00~ 葛飾区総合スポーツセンター)

 当日17:50頃から速報します。先攻、後攻は試合開始前のジャンケンで決定します。

 ケン・コーポレーションが先攻。

 積水ハウス神奈川が3点先取。ゴジラ斎藤が2点打。斎藤は「追い込まれていたので逆方向へ流したのが良かった」とコメント。

 ケンコーポが8回に猛反撃。疲れの見える工藤を攻め一挙8点で逆転。

 試合終了。

  1 2 3 4 5 6 7
ケン・コーポレーション  
積水ハウス神奈川  

 

【ケン・コーポレーション】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
村上 三振   右飛   投安   一ゴ 右安  
矢澤 二ゴ   三振   二ゴ     捕失 二失
三投 大澤 三振     左安   三ゴ   二ゴ 中安
羽中田   三振   二ゴ   遊失   中3 右安
山田   死球   三振   四球   四球 一ゴ
井上   左飛   遊ゴ   遊ゴ   死球  
朝日   中安     三振        
小杉             投ゴ    
最上               右安  
尾関   遊飛     右安        
打一 越後             死球 二選  
投右 上松     投飛   三邪   中飛 二ゴ  

投手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【積水ハウス神奈川】

位置 選手 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
上床 四球   三振   投失 中飛      
小松原 遊ゴ   中飛   遊ゴ   三振    
若佐 投飛   右失   三失   遊飛    
斎藤 四球   二ゴ   左安   中2    
山縣 三振     三振 遊ゴ   三振    
工藤   三ゴ   右安 三ゴ     三ゴ  
崎浜   中安   三邪   左2   三振  
石田   中安   投飛   中飛   捕ゴ  
宇野   三ゴ     四球 三飛      

投手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【8回の表 ケンの攻撃】羽中田が適時3塁打で1点。最上も2点打

矢澤が敵失で出塁。羽中田が右中間3塁打で1点返す。

最上、2点適時打。盗塁も決める。

越後の二塁ゴロ野選で逆転。

村上適時打でさらに1点追加。

こうなるともう止まらない。敵失に大澤、羽中田の安打などで一挙8点。

【7回裏 積水の攻撃】

この回から大澤が登板。

斎藤、右中間に大2塁打。すかさず3盗。

山縣、3度目の三振。大ブレーキ。

【7回表 ケンの攻撃】

代打攻勢。上松の難しいセンターフライを小松原がファインプレー。

【6回裏 積水の攻撃】

崎浜2本目の安打が2塁打に。若佐が足を痛めたという情報あり。

【6回の表 ケンの攻撃】

羽中田、盗塁失敗。打撃不振の山縣、肩でカバー。

山田四球。2盗も決める。

【5回の裏 積水の攻撃】 ゴジラ斎藤2点打 「追い込まれていたので逆方向へ。練習通り」

宇野四球で出塁。上床の平凡な投手ゴロを上松1塁に悪送球。無死1、2塁。

小松原、ショートゴロで上床2封。

若佐の3塁ゴロを大澤1塁に悪送球。

ゴジラ斎藤大きく弾むショート越え安打で2点先制。返球がベンチに飛び込みさらに1点。

山縣ショートゴロで上床本塁封殺。

【5回の表 ケンの攻撃】

1死から尾関安打。上松は三邪。

村上、ファウルゾーンからフィールド内に転がる幸運な投手内野安打。

矢澤凡退。

【4回裏 積水の攻撃】

山縣三振のあと、工藤ライト前安打。崎浜三邪。

上松、コントロールが良くなり、球威も増す。

【4回表 ケンの攻撃】

大澤、痛烈な三遊間安打。二盗も決める。

雨がぽつぽつ。二死から井上、カウント2-2からショートゴロ。

【3回の裏 積水の攻撃】

ケンコーポ上松は武蔵大卒の新人。年齢は27歳。小笠原の後輩、日大三高出身。

【3回の表 ケンの攻撃】

観客7人とRBA事務局が発表。

1死から村上いい当たりのライトフライも好捕される。

【2回の裏 積水の攻撃】

工藤カウント3-0から三塁ゴロ。崎浜、チーム初安打も足遅く、盗塁失敗。

石田、カウント3-2から甘い球逃さずセンター前安打。

宇野、三塁ゴロ。

【2回の表 ケンの攻撃】

羽中田3-2から空振り三振。

山田、死球で出塁。

朝日、しぶとくセンター前安打。すかさず盗塁。2死、2、3塁。

尾関ショートフライ。チャンスつぶす。

【1回裏 積水の攻撃】

ケンの先発は右腕上松。新人か。

上松、制球定まらず。変化球投手か。いきなり四球。上床、初球盗塁。

小松原のショートゴロで上床三封。暴走。

2死後、暴投で小松原二進。

山縣のとき暴投でそれぞれ進塁。

山縣、カウント1-2から見送り三振。スライダーか、外に決まる。

【1回表 ケンコーポの攻撃】

簡単に三者凡退。工藤、絶好の立ち上がり。

試合前、積水ハウス神奈川のゴジラ斎藤 「負かした旭化成ホームズさんのためにも戦う」

 

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「日比谷パークフロント マネジメントオフィス支配人」東急不・潮田監督(後ろは日比谷公園)

 東急不動産野球部監督の潮田喜一郎氏から「よろしく。ここで常駐することになりまして」と、5月26日行われた東急不動産「日比谷パークフロント」の記者発表会&内覧会で声をかけられた。

 名刺を見たら「日比谷パークフロント マネジメントオフィス支配人」とあるではないか。野球部監督としてのマネジメントは、圧倒的に不足する戦力のせいもあるのだが、いつも〝口〟が優先、負けが先行。予選敗退を繰り返している。

 一つだけ隠然たる力の持ち主であることを証明したことがある。昨年の第28回大会2回戦の試合だ。〝格上〟と思われた安田不動産に7-0で圧勝したのだが、伏線があった。

 初戦で鹿島建設(今回のビルの施工も鹿島)に1-4で敗れ、施主のプライドをずたずたに切り裂かれ、お客さんに軽くあしらわれ、後がなくなった(2連敗すると予選敗退が決まる)潮田監督は試合後、2回戦で対決する安田不動産について「森なら余裕、岩間は投げるな」とコメントした。

 森も岩間も成蹊大の後輩だ。この二人にプレッシャーをかけたのだ。結果はその通り。安倍総理と同窓の先輩の強いメッセセージを忖度したのか森も岩間も投げなかった。

 さて、今年はどうか。潮田監督は「野球経験者が4人入った。どの程度の戦力かは未確認。アハハハハ」と語った。

 大会の開幕まで1カ月。この段階でチームの戦力を確認できていないことを自らさらけ出した。記者に声を掛けたのも〝本業が忙しくて…〟という敗戦コメントの伏線に違いない。谷口がエースで4番に座るのか…それとも新人に投げられる逸材がいるのかどうか。本業の勢いの片りんを見せてほしいのだが…。

日比谷公園の緑取り込む 東急不「日比谷パークフロント」竣工 同社の勢いまざまざ(2017/5/26)

東急不 初戦惨敗の憂さ晴らし 新人2人が活躍 谷口も完璧抑え 安田不動産は予選敗退(2016/6/27)

 

 

 

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優勝した積水ハウス神奈川のナイン

 「生きるか死ぬか、死ぬ気で戦う」-戦前、積水ハウスの若佐主将は記者にこう話した。戦力は互角。この開き直りが勝利を手繰り寄せた。

 打者全員が初球から積極的に打って出た。初回、先頭の上床は三振、2番小松原はセカンドフライ、3番若佐はサードゴロ。今野の球数は7球。2回も先頭の斎藤が初球を打ち投手ゴロ。5番山縣は7球粘ったがサードゴロ、6番崎浜簡単に打ってセンターフライ。今野は9球。3回も7番工藤、8番石田、9番宇野がわずか6球で三者凡退。ここまで今野が投げた球は22球しかない。

 ところが4回、針の穴を通すほどコントロールがいいはずの今野がいきなり上床に四球。上床に盗塁を許し、捕手の悪送球で3進を許した後の小松原にも3球目を左翼に運ばれ失点した。2死後の斎藤にも初球を狙われ長打を食らった。

 5回も先頭の浜崎は2球目を安打し、続く工藤も2球目を打ち敵失を誘い、無死1、2塁。普通なら送りバントか様子をみるのがセオリーだが、石田も初球を右翼前に運び満塁。続く宇野はカウント2-0から左中間を破る2塁打で2者を迎え入れた。決定的な3点を奪われ今野は降板。おそらく回の途中で今野が降板したのは初めてのはずだ。完全にKOされた。

 今野は試合後、「まさか(無死1、2塁の場面で)初球を打ってくるとは…」と話したが、今野のコンピュータを狂わしたのはこの積水の積極的な攻撃に違いない。

 今野のコントロールの良さを逆手に取った積水の戦略が功を奏した。とはいえ、早打ちは今野の術中にはまる危険性もあったはずだ。技が伴わないと取れない戦術だ。打倒旭化成のために周到な準備をした積水の打力を褒めるべきか。

 本人から聞いたわけではないが、今野は肩の調子を試合前から気にしていたようで、あるいは3回が限度だったのかもしれない。死球はあったかもしれないが、今野が先頭打者に簡単に四球を出したことなどなかった。

◇       ◆     ◇

 王者・旭化成ホームズが完敗したことで、水曜ブロックの勢力地図が変わるような気がしてならない。積水は自信を持ったはずだし、旭化成も雪辱を期すはずだ。ここにあと一歩でドームを逃している野村不動産アーバンネットが割って入る3強時代が始まるのではないか。

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KOされ戦況を見つめる旭化成ホームズ今野

 

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宙に舞う積水ハウス神奈川安齊監督

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積水ハウス神奈川      
旭化成ホームズ      

 

 積水ハウス神奈川が参加2年目で初V-第28回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、積水ハウス神奈川-旭化成ホームズが5月23日、東京ドームで行われ、積水神奈川が旭化成を投打で圧倒。初優勝を飾った。エース工藤は4安打完封。小松原が先制犠飛と2点適時打を放ち、宇野が2点適時打で旭化成のエース今野をKO。ゴジラ斎藤は2本の長打で存在感を示し、石田も攻守に活躍した。

 過去14度優勝している王者・旭化成は歴史的な大敗。怪物今野は相手の積極的な打撃にコンピュータを狂わされた。2回、3回の先制のチャンスを生かせず流れを引き寄せなかったのも響いた。

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積水・工藤投手

 3回まで三者凡退、わずか22球で討ち取られていた積水は4回、この回先頭の上床が四球を選び2盗を敢行すると、相手捕手の悪送球で3進。続く小松原が左翼犠飛を放ち先制。

 勢いに乗る積水は5回、この回先頭の崎浜が右翼前に安打し、敵失と石田の安打で満塁と攻め立て、9番宇野の左中間2塁打で2点追加。ここで今野を引きずり下ろし、代わった2年目の沼座からも小松崎、若佐、斎藤の3連続長短打で2点を加点、この回打者一巡の猛攻で6点を奪い試合を決めた。

 エース工藤は2回、3回のピンチをしのぎ、4安打完封。野手も堅守で盛り立てた。

 旭化成は完敗。2回、この回先頭の北寒寺が初安打を放ったが、続く久保田が併殺打。3回には2死から橋本が左中間3塁打を放ち、木下、松井の四球で満塁と攻め立てたが、北寒寺が三振。

 エース今野は3回までわずか22球で完璧に抑えたが、4回、四球から崩れた。代わった沼座も相手の勢いを止められなかった。

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左から積水 宇野、斎藤、小松崎

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旭化成ホームズ杉本(左)と橋本

〇安齋斎監督 (中大の野球部出身だそうですがレギュラー? )いえいえ、レギュラーだったらここにいません。55歳です。選手がよくやってくれた。みんな仕事も野球もよくできる。わたしは何もしていません。今日は打では宇野、投では工藤がヒーロー(支店長)

〇工藤 調子よかった。上がった? 上りっぱなし。球も上ずっていた

〇宇野 第1打席でいい当たりだったので、僕の日だと思った。いつも脇役なので打ててとてもうれしい

〇小松原 僕は3打点ですよ

〇斎藤 2打席とも初球。打ったのはストレート。スタンドインしたかった

〇石田 よく守ったでしょ(2回の併殺を完成させた2塁からの送球を好捕。打っては2安打)

〇八木 いつでも投げる準備ができていたが、今日は工藤がよすぎた

●山本監督 相手のほうがよく練習していた。その差が出た。(大敗したが)選手をみんな出すことができた

●今野 相手はいいチーム。(4回の)無死1、2塁でまさか(石田が)初球から打ってくるとは…みんな甘い球を逃さない、いいバッター

●橋本 3塁打を放った時肉離れ…

●杉本 打ってもうれしくない(最年長の49歳。最終回、代打でショート内野安打)

●堀井元監督 こんな負け試合、決勝ではみたことない。20年ぶりくらいか

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旭化成ホームズの応援団(左は人事部の幹部。相手が積水ハウスのためか、大動員をかけたようで普段の数倍の応援団。前列右が原田光浩・人事部採用グループ長)

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積水ハウス神奈川応援団「本業も仕事も負けませんよ」左が工藤の、右が斎藤の上司・神奈川シャーメゾン支店長・石井真樹氏

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