〝駆け引きはプーチンに負けないぞ〟地所リアル寺田
●ポラス(80⇒78) 1-6 三菱地所リアルエステート(81⇒80)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 3 | 6 | ||
ポラス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
三菱地所リアルエステートサービスが逆転勝ち。〝地所リアルのプーチン〟こと寺田が1失点完投。宮原が決勝打を放った。ポラスは先取点を奪ったが、1死2、3塁からスクイズ失敗。流れを引き寄せられなかった。予選敗退。
1点を追う地所リアルは3回、この回先頭の7番宮原と8番吉田が連打した2死後から2番藤が適時打を放ち同点。3回には1死から5番寺田、6番嶋根が連打し、またも宮原が適時2点打を放って勝ち越し。
寺田投手はいきのいいピッチングで1失点完投。
ポラスは惜敗。2回、この回先頭の4番成田が四球を選んだ1死後から6番工藤と7番熊谷の連打で1点先取。なおも1死2、3塁の好機にスクイズ失敗で追加点を奪えなかったのが最後まで響いた。折笠の力投も報われなかった。
〝俺は寺田のように顔で売り出すタイプじゃないので〟宮原
〝土手がなければ取れていたぞ〟(ナインからは「いょ、土俵際」の声が飛んだ)ネットを超えるファウルフライを捕ろうと果敢なダッシュを見せた地所リアル橋本捕手
榊監督と一戦を交えようという構え岡野主将(覇権争いはみものだ)
〝俺がフォークを投げる福井だ〟(抽選会で)
〇岡野主将 29(背番号29の文字通り〝肉〟の榊監督)? 肉の時代は終わった、クビだと吉田が言っていたと書いといて。あいつは抽選会要員でいい。ただ飯を食うだけ。次は大阪桐蔭の130キロのフォークを投げる福井を先発させる。寺田と栗山の継投で三井さんにリベンジする(早くも予告先発。榊監督との監督業争奪戦も始まった)
〇吉田 いやいや…
〇寺田 本気で決勝Tにいく(〝地所リアルのプーチン〟と呼ばれているようだが、確かに目は鋭い)
●成田監督 追加点を奪えなかったのが痛かった
●折笠 前回の試合も7番にやられた。(西武の)多和田は(富士大学の)後輩。あいつもなかなか勝てないね…
●川守田 秘密兵器がいたのに…(自分のことか。出る前に予選敗退が決まった)
〝何だ、何だ、スクイズじゃないのかよ、コリジョンはないのか 〟スクイズ失敗したポラス
〝魔の7番にやられた〟ポラス折笠
〝3連勝だ、決勝Tだ〟三菱地所
三菱地所 澤田
●旭化成リフォーム(83.5) 7-8 三菱地所(84)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所 | 0 | 1 | 1 | 3 | 3 | 8 | ||||
旭化成リフォーム | 2 | 4 | 1 | 0 | 0 | 7 |
三菱地所の先発・服部は元ロッテか
三菱地所が逆転勝ち。成瀬―澤田の東大コンビが大活躍。澤田は3安打猛打賞と逆転の決勝2ランを放った。社が7失点したが完投。自責点は3点のみ。旭化成リフォームは風間がリードを守れず。
2点先取された三菱は2回、この回先頭の4番成瀬が四球を選び、7番澤田のタイムリー2塁打で1点を返した。さらに4点差となった3回には敵失で1点を返し、4回には沢田の安打と敵失などで2点差に追い上げ、5回は3番宇高の四球をきっかけに成瀬の安打で1点差に追い上げ、2死後、またも澤田が右翼越えの逆転2ランを放った。
先発は服部。ナインが言う「マックス145キロを投げていた元プロの服部」は、味方の拙守もあって大量失点し、エース社に代わった。
三菱地所・服部は「元プロ」ではなく「早大在学中にクラブチームに所属」/訂正(2016/7/15)
旭化成は序盤のリードを守り切れなかった。初回は先頭打者の福嶋の本塁打と敵失で2点を奪い、2回にも8番時田と福島の安打に敵失と四球をからめて4点を加点。3回にもこの回先頭の6番土屋の四球を足掛かりに無安打で1点を追加したが、その後は追加点を奪えなかった。
三菱地所 服部
〇澤田 岐阜高校出身です。東大ではベンチにも入れませんでした。高校-大学を通じて公式戦で本塁打を放ったことはありません。人生初の本塁打です。みんなが盛り立ててくれたおかげです
●金田監督 風間は悪くなかった。エラーが痛かった
試合後の旭化成リフォームナイン
金田監督
〝貞池だけじゃないぞ、おれがエースだったんだ〟タイセイ・ハウジー高橋
〇タイセイ・ハウジー(83⇒83.5) 13-1 三井不動産(83)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
タイセイ・ハウジー | 0 | 3 | 4 | 6 | X | 13 |
(コールド)
タイセイ・ハウジーが圧勝。相手の拙守につけ入り、5安打で13点を奪った。左腕高橋が1安打1失点完投。5回までに7つの三振を奪った。三井不動産は拙守で自滅。予選敗退が決まった。
タイセイは2回、3つの敵失と3個の四死球で3点をノーヒットで奪取。3回も同じような攻撃で、5番高橋と2番内山の安打をからめ3点追加。4回には1番貞池、内山、3番花井の長短打などで6点を加点した。
先発の左腕高橋は余裕の完投。自責点はゼロだった。
三井不動産は試合にならなかった。先発した浅井は味方に足を引っ張られ、自らも四死球を乱発した。放った安打は初回の3番池田の2塁打のみ。
〝俺を忘れるな〟タイセイ内山
〝お前はちょっと休養しろ〟と言ったか言わないか 貞池(左)と村上監督
〇村上監督 貞池は昨年投げさせ過ぎた
〇高橋 貞池がいなくてもわたしがいる
〇内山 4打点です
〇千葉英 勝負してもらえなかった
●細井監督(46) いやぁ、恥ずかしいゲームをやっちゃった。エラーが多すぎで…。初戦の欠場は、オール三井の決勝戦の日程と重なったため漬け込み
三井不動産 浅井
〝いかんなぁ、開いた口が塞がらないよ〟三井不動産 細井監督
東急不動産 高野
〇東急不動産(71⇒75) 19-5 野村不動産パートナーズ(72⇒74.5)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産パートナーズ | 0 | 0 | 4 | 1 | 5 | |||||
東急不動産 | 9 | 7 | 3 | x | 19 |
(4回時間切れ)
東急不動産が大勝。相手投手の乱調につけ込み、過去2年間の総得点と同じ大量19点を1試合で挙げた。野村不動産パートナーズはエース吉田が先輩の結婚式に出席したため惨敗。黒川勇治社長が応援に駆け付けたとたん打ちまくったが序盤の大量失点がこたえた。予選敗退。
東急は初回、1死から2番津島の四球をきっかけに攻撃開始。続く都築の安打に5番浅見の3ランで4点を奪うと、四球からさらに打線がつながり、9番高野、1番河野、津島の3連打などでこの回一挙9点。2回にも9四死球をからめ7点を奪うと、3回には津島、都築の連続弾も飛び出した。
野村パートナーズは惨敗。黒川勇治社長が3回表に応援に駆け付けると、打線は目覚めたように俄然元気づき、9番神子が四球を選ぶと、1番藤原が3塁打、さらに2番鶴見、3番藤沢の連打などで4点を返したが、序盤の失点が大きすぎた。
以下、東急不動産のスポークスマン望月のコメント。
初回、津島の四球、都築のレフト前、谷口の死球の後、浅見のホームランにより先制、
その後も5つの四死球と安打・失策等により一挙9点を獲得。
守っては、先発・高野の好投により2回まで無失点。
3回には、津島、都築の2連続ホームラン、谷口の2塁打により得点を追加し、終わっては19点の大量得点。
最終回は抑えの切札・谷口が登板し、1点を許すものの、年齢を感じさせない好投が光った。
勝因は、新入社員(都築・浅見)の活躍。都築は2打数2安打(1ホームラン)、浅見は2打数1安打(1ホームラン)。
野村 篠原
野村 黒川社長
初回の2死満塁のピンチを抑え、高瀬捕手に迎えられる遠藤
〇鹿島建設(77⇒82) 8-4 三井不動産レジデンシャル(78)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャル | 0 | 1 | 3 | 0 | 4 | |||||
鹿島建設 | 5 | 2 | 1 | X | 8 |
鹿島建設がこれまで分が悪い〝お客さん〟相手にまったく遠慮せず圧勝。三井不動産レジデンシャル渡辺監督は「いや、相手は相当ガチガチになっていた。とくに3塁手がビビっていた」と、溜飲を下げていた。
鹿島は初回、小林尚が粘ってきれいにセンター返しの安打を放つと、2番榎本の犠打は敵失となり、3番小林勇、4番高瀬、5番鈴木の3連続四球で2点。さらに敵失と小林尚の2塁打などでこの回一挙5点を奪った。2回にも高瀬、鈴木の連続2塁打などで2点を追加した。
先発の遠藤は大量点に守られ、4失点完投。
三井不レジは初回の拙守がすべて。先発大栗が犠打の処理を誤りピンチを広げ、満塁の場面で中塚1塁手が痛恨の悪送球。
初回の攻撃で2死満塁の好機を逸したのも痛かった。2回は8番川崎の本塁打、3回には4番内山、5番小平田、7番中塚の安打と敵失で3点を返したが、序盤の大量失点がこたえた。
三井不動産レジデンシャル大栗
〇福本監督 相手のミスに助けられた。これから幕張でもう1試合ある。新人は天狗になると困るから〝豊田二世〟などと書かないで
〇ナイン そうなると、あいつ(豊田)がほくそ笑むかも
〇山本尚 新婚です。指輪? そこのどぶに捨てたのじゃありません。大事なものですからちゃんと保管しています
●渡辺監督 相手は(オリンピック景気で)儲かっているからな。しかし、あの3塁手(上野)は意識していたぞ。それより、〇〇の△△をうちに引っ張るよう下調べをしている(マスコミ禁止用語でも戦前の発禁本の文言ではありません。これを公開すると大騒動になるから書きません)
小林尚(左)と遠藤か
〝羽中田と土田だけじゃないぞ!〟ケンコーポ村上
●ミサワホーム(76⇒79) 0-9 ケン・コーポレーション(90)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ケン・コーポレーション | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | 9 | ||||
ミサワホーム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(5回コールド)
ケンコーポが圧勝。羽中田が2試合連続弾。しかし、その後は小笠原の球を急所に受け精彩を欠いた。「あいつとは2週間口を利かない」と絶縁宣言。女房の機嫌を損ねた小笠原はかみさんに怒られるとき以上に、羽中田のなにと同じように縮こまっていた。ミサワの鉄人・大野は立ち上がりに痛恨の被弾。
ケンコーポは初回、前々回の試合で不出生の54歳の最高年齢勝利投手記録を樹立したミサワ大野に襲い掛かり、羽中田と土田の連続弾などで4点を奪取。その後は音なしだったが、5回には「18歳未満の韓国代表だ」「イン・タクシルだ」「イ・スンヨプの弟イン・ソンヨルは韓国で調整中」などと訳の分からないことをしゃべりながら、まるでポテドンを撃ち落とす迎撃ミサイルのようなきれいな放物線を描いた3ランだったか、満塁弾をライトの荒川の土手にぶち込んだ。
小笠原は打たせて取る頭脳的ピッチングで、5回途中まで被安打1、奪三振3、残塁2で降板。
ミサワは初回の1番小尾と、最終回の4番大野の2安打に抑えられた。
村上を迎えるケンコーポナイン
羽中田(左)と大原
〇羽中田 今日も1発土手にぶち込みましたよ。(3打席目は大野の内角低めの初球を打ち上げキャッチャフライだったので)「何だ、あれは」と攻撃したら、「小笠原から急所に球を当てられて…あいつとは2週間口をきいてやんない」(ひょっとしたら羽中田の弱点は内角のひざもとか)
〇小笠原 変化球の切れが悪くて…(縮こまっていた)
〇村上 イン・ソンヨルは韓国で調整中(LAロジャースの手袋をはめていた)
〇大原 もう引退だ(かつてのアイドル選手だったが…)
〇矢澤 祈祷師に観てもらったら治っちゃった(肋骨骨折で2か月間の登録抹消と聞いていたが…)
●大野 初回に2発食らってしまった。普通なら外野フライ。羽中田に死球? 俺じゃないぞ
ミサワホーム 大野
〝末次さんよ、俺の球が打てるか、ドームで戦おうぜ〟清水 治下
●青山メインランド(84⇒82) 3-6 清水建設(88)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
清水建設 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 6 | |||
青山メインランド | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
清水が快勝。6番上島が2ランを含む4打点の活躍。治下が本塁打による3失点に抑え、7つの三振を奪った。青山メインは今季初登板の津久井が踏ん張り切れず。
2点先制された清水は2回、この回先頭の5番荒内が2塁打、続く上島の2ランで同点に追いつくと、3回には敵失から1点勝ち越し。5回にはこの回先頭の1番狩野が本塁打し、1死から3番治下、4番尾田、上島の長短打で3点を追加してダメ押し。
清水・治下は制球に苦しみながら5回100球。4つの四死球を与えた。
青山メインは初回、4番山梨の2ランで先制したが、すぐ同点に追いつかれ、逆転を許した。5回、9番津久井が1発を放ったが反撃もここまで。
治下の第2打席目。バッターボックスに砂埃が立ったように、ボールはファウルグランドに大きく弾んだかに見えたが、判定は「フェア」でキャッチャーゴロ。治下は恨めしそうにベンチを眺めたが、結局、尻尾を巻いてすごすごとベンチに下がるしかなかった。主審は「抗議するのか」とベンチをにらみ、本間監督は「いえ、ありませんと」と返した
3回、清水の攻撃。この回先頭の1番狩野が敵失で2塁へ。次打者田村の3塁ゴロの間に生還。好走塁が光った(捕手は山梨)
〝あんたたちは、それでも男か。まるで子猫のように球とじゃれあって。わたしだってもっとましなパフォーマンスが見せられるわよ〟笑っている場合じゃないぞ上林。2歳の女の子の「ココ」にも笑われているではないか
●明和地所(72⇒78) 5-13 トーシンパートナーズ(79⇒75)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
トーシンパートナーズ | 5 | 0 | 2 | 1 | 5 | 13 | ||||
明和地所 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 5 |
トーシンは相手ミスに乗じて圧勝。明和・藤縄が前代未聞の68歳という最年長登板記録を樹立した。前日に100球を投げていながら、新人の河合より素晴らしい球を投げた。
トーシンは初回、1死から2番上林が敵失で出塁、3番江縁の2塁打で2、3塁とすると、続く4番森本の平凡なショートゴロが敵失となりまず1点。その後も3安打をからめ打者一巡の猛攻で一挙5点で試合を決めた。
岩本監督は「先発は上林。1イニングごとの継投でいく」と話したが、その通りになったのか。
前試合で旭化成リフォームを苦しめた明和は、元の木阿弥か観阿弥世阿弥か。先発河合に全くスピードがなく、野手陣もキャッチボールができない拙守で惨敗。河合の初回の自責点はゼロ。レーティングを4点も引き上げた記者が馬鹿だった。
前日に100球投げたという68歳の藤縄監督が素晴らしい球を投げたのが救いだった。
〝まあ、お互い気楽にやろうぜ〟 試合開始前の両チーム まるで緊張感がなかった
〝こらっ、河合、エラーするような球を投げるからいけないんだ〟
〝ワン、ワン、おじいちゃん、頑張って〟ココの声援に手を振ってこたえる藤縄
〝走れ、走れ、メロス!〟〝宮台よ、俺だ、ベンチも入れなかった澤田だ〟
〝立て! 立つんだ! 丈!〟じゃなかった澤田
「ベンチのみんなが盛り立ててくれたおかげです。岐阜高出身です。本塁打? 高校、大学を通じて公式戦ではありません」 人生初の本塁打が逆転の決勝打になった三菱地所の東大卒の新人・澤田
記者の〝勝って〟予想が準パーフェクト-第28回RBA野球大会日曜ブロック予選トーナメント3日目が7月3日(日)、三郷サンケイグラウンドで9試合が行われ、ケン・コーポレーション、鹿島建設、三菱地所が無敗の3連勝で決勝トーナメント進出を決めた。
ケンコーポ羽中田が2試合連続弾。しかし、その後は小笠原の球を急所に受け精彩を欠いた。「あいつとは2週間口を利かない」と絶縁宣言。女房の機嫌を損ねた小笠原はかみさんに怒られるとき以上に、羽中田のなにと同じように縮こまっていた。
鹿島は初回、相手の拙守などで一挙5点を挙げた。新婚の小林尚がいい働きをした。3安打猛打賞。
三菱地所は東大野球部のベンチすら入れなかった新人の澤田が人生初の本塁打が決勝点となった。旭化成リフォームは通夜のように試合後はうなだれた。
サンフロンティア不動産の末次-内村の中大卒コンビが3発6打点を上げた。菱重は大久保社長、梶常務が応援に駆け付け、記者と同じ名前の司さん(義積)が1発を放ったが空砲に終わった。
清水建設の治下はコントロールに苦しみながら投げ切った。タイセイ・ハウジーの内山が4打点の活躍。三井レジは自滅。
トーシンは相手ミスに乗じて圧勝。明和・藤縄が前代未聞の68歳という最年長登板記録を樹立した。前日に100球を投げていながら、新人の河合より素晴らしい球を投げた。
〝地所リアルのプーチン〟寺田が1失点完投。背番号29の〝肉〟だけが取り柄の体重100キロ超の榊監督は欠場。岡野は「肉は首」と宣言。監督の座を巡って内紛が勃発した。
野村不動産パートナーズは新エース吉田が先輩の結婚式に出たため欠場。かつてのエース羽尾も知恵熱で欠場。黒川勇治社長が応援に駆け付けたとたん打ちまくったが序盤の大量失点がこたえた。対する東急不動産は、思わぬ大量得点にナインは喜ぶどころか〝なんでこんなに取れるんだ〟とみんな顔が青ざめていた。
記者のどっちも〝勝って〟予想は、明和の鶴田の大ぼらを信じたばっかりにレーティングを6点も上げ、投げられる投手がいないトーシンを4点も下げ、明和を上位にしたのが裏目に出てパーフェクト予想を外した。それにしても、力が拮抗しているチーム同士の戦いでも0.5~1差をつけた地所リアル、タイセイ、地所、サンフロ、東急がことごとく勝利した。前回は散々だったが、的中率の高いのはマンションの坪単価だけじゃないぞ。
●ミサワホーム(76⇒79) 0-9 ケン・コーポレーション(90)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ケン・コーポレーション | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | 9 | ||||
ミサワホーム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(5回コールド)
●青山メインランド(84⇒82) 3-6 清水建設(88)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
清水建設 | 0 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 6 | |||
青山メインランド | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
〇タイセイ・ハウジー(83⇒83.5) 13-1 三井不動産(83)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
タイセイ・ハウジー | 0 | 3 | 4 | 6 | X | 13 |
(コールド)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所 | 0 | 1 | 1 | 3 | 3 | 8 | ||||
旭化成リフォーム | 2 | 4 | 1 | 0 | 0 | 7 |
●明和地所(72⇒78) 5-13 トーシンパートナーズ(79⇒75)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
トーシンパートナーズ | 5 | 0 | 2 | 1 | 5 | 13 | ||||
明和地所 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 5 |
●菱重F&P(81) 2-8 サンフロンティア不動産(82)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
サンフロンティア不動産 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | ||
菱重ファシリティー&プロパティーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
〇鹿島建設(77⇒82) 8-4 三井不動産レジデンシャル(78)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャル | 0 | 1 | 3 | 0 | 4 | |||||
鹿島建設 | 5 | 2 | 1 | X | 8 |
●ポラス(80⇒78) 1-6 三菱地所リアルエステート(81⇒80)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 3 | 6 | ||
ポラス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
〝地所リアルのプーチン〟だそうだが、どこが似ているんだ! 確かにロシアのマフィアみたいな顔はしているが…寺田
〇東急不動産(71⇒75) 19-5 野村不動産パートナーズ(72⇒74.5)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産パートナーズ | 0 | 0 | 4 | 1 | 5 | |||||
東急不動産 | 9 | 7 | 3 | x | 19 |
(4回時間切れ)
本塁打を放った末次(左)を迎える内村
●菱重F&P(81) 2-8 サンフロンティア不動産(82)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
サンフロンティア不動産 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | ||
菱重ファシリティー&プロパティーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
サンフロンティア不動産が快勝。中大卒コンビの1番末次と4番内村がともに猛打賞で二人合わせて3発を含む6安打6打点の活躍。立和田が2失点完投。菱重は佐々木投手が中大コンビにやられた。大久保憲一社長、梶泰起常務が応援に駆け付ける中、重工神戸からの〝補強〟選手・義積が3安打1発を放って期待に応えた。
サンフロは初回、先頭の末次が推定100mの弾丸ライナーを右翼に放ち先制。3回には1死満塁から4番内村が中堅越え満塁弾を放ち4点追加。最終回にも末次の本塁打などで3点を挙げた。
末次は3安打2発2打点、内村も3安打1発4打点。二人合わせてチーム9安打のうち6安打を放ち、8得点のうち6打点を叩き出した。
関東一高出身の新人・立和田は安定したピッチングで2発を浴びたが2失点に抑え完投。
菱重はベテランエース佐々木が先発したが、1発攻勢に屈した。6回、1番義積と4番武田のソロで2点を返したが、それまで。義積は3安打猛打賞。7~9番が9打数ノーヒット。
サンフロ 立和田
内村
〇野崎監督 立和田は安定している 二宮? 最近はゴルフに勤しんでいるようで…
〇末次 (隣の試合で清水・治下が絶賛していたことを告げると)アメリカでやっていたころの後輩。治下とは確か私が長崎セインツで彼が三重スリーアローズのとき知りあった(記者は治下のファンだが、長崎の末次は全然覚えがない。チームはともにリーグをその後離脱した)
〇内村 (末次の最初の)あの当たりには脱帽。真っ青です(負けじと3回には満塁弾)
〇立和田(22) もともと内野手です。控えでした(オコエの先輩で、重なっていないよう)
●大久保社長 よく頑張りました
●梶常務 いいものを見せてもらいました
●脇 打てそうもなかったのでとにかく走者を進めようと(7回、この回先頭の6番武村が2塁打を放つと、6点差もあるのに送りバントを敢行。失敗したが、そのあと内野ゴロの進塁打⇒脇よ、わきが甘いのかやさしいのか。山野と一緒で野球は素人だったか。こういうときは1発を狙っていい。社長の前で一か八かの勝負をしてほしかった。また来年会おう)
〝さすが司さん〟菱重の義積司
本塁打を放った菱重 武田
大久保社長(右)と梶常務
菱重 佐々木
菱重 脇
球が消えた 末次の桁違いの弾丸ライナー
初回の本塁打
一瞬、球が消えた。サンフロ末次の第一打席の弾丸ライナーだ。記者は自分が書くスコアの字が読めないくらい視力が衰えていることもあるが、打球は納豆の糸よりも蜘蛛の糸よりも細くて鋭い弾道となって…とはいえ、目に見えないのだからどこに飛んだかもわからなかったのだが…とにかく荒川の土手のどこかに突き刺さったのだろう。
これまで数え切れないほどの本塁打を見ているが、打った瞬間に球が消えたのは初めてだ。末次は飛距離を「100メートルくらいですかね」と冷静に分析した。2本目は推定90メートル。
明和・鶴田(左)と東建・村部
明和地所の鶴田と東京建物の村部にかなり挑発的な記事を書いたら、早速、鶴田からは直接、東建からは代理の田中から返事が届いた。まず、それから紹介する。
◇ ◆ ◇
鶴田には「鶴田が試合をぶち壊したのではないのか」と書いたのだが、鶴田は「チームのためにわかっていながらマウンドへ上がったのです!そもそも私の出る予定なんかさらさらなかったのです。なので、当日、朝7:00~大宮で5イニング投げてきました。それでもマウンドへ上がったのです!」と言い訳がましい返事が届いた。
なるほど。朝7時に大宮で試合をやったということは、少なくとも朝6時には起きたということか。そして、12時試合開始の三郷に駆け付けたのだから、あの炎天下でもう投げられないのはよくわかる。しかし、鶴田よ。もう不惑の歳ではないか。あっちこっちの試合に迷う歳ではないことは本人が一番わかっているはず。RBAを最優先すべきだ。
◇ ◆ ◇
東建・村部には「鴨川の土手の柳のように女性はなびかないぞ」と、これまた激烈な嫌味を放ったのだが、代理の田中からこう返ってきた。
「当日の早朝に別の試合をこなしており、疲れが溜まっていたのか(最近は週2ペースで試合)集中力がなく序盤からエラーを連発し大量失点を招いた。その後、必死の追い上げを見せるが序盤の失点が響いた。河越の肩の調子が悪く、村部が早朝に続き先発するアクシデントもあった。しっかりと試合に臨めていれば負ける相手ではなく、非常に落ち込んでいます…」
なるほど。これで河越は、東建不販の齋藤同様、肩を壊していることが判明した。どうして6大学に進むとみんな肩を壊すのか、考えたほうがいい。
村部も早朝の試合に出ていたということか。東建が劇的に戦力アップしたのは分かるが、東建もRBAより大事な試合がどこにあるのかと言いたい。明和も東建もRBAに勝てない憂さを別の試合で晴らそうなどという、負け犬ですらやらない根性が隅々行き渡っているということか。情けない限りだ。
(と書いたら、鶴田からメールが届いた。「いやーまた、言い訳しますよ!(笑) 実は、大宮の前に自宅のある所沢で町内会の早朝ソフトボールにも出てきたんです!(笑) …地域の活動が活発な所沢で、楽しんでできる地域貢献だと思い早朝ソフトボールにも参加できるようになったんです! これがまた、良いんです!基本は幅広い世代が健康促進、世代間交流を目的として毎週早朝からソフトボールをし、それをもとに、大きなお祭りで山車を曳いたり、餅つき大会や盆踊り運動会をやったりするんです! 今では、知らない子供から挨拶されたり、町内会ではちょっとした有名人です!(笑)…なので、RBAに勝てない憂さを別の試合で晴らそうなどという、負け犬ですらやらない根性ではないのです!!(笑)」⇒鶴田はただ者ではない)
旭化成リフォームが逆転勝ち 中林が決勝打 明和 あわや大金星逸す
野村パートナーズ 総会シーズンなんのその 毎回得点で乱打戦制す 東建・村部背信
◇ ◆ ◇
ここからは真面目な話。明和の原田英明社長にも東建の佐久間一社長にお願いだ。
明和は、創業時からずっと取材してきた会社だ。もう時効だから書く。故原田氏は高校時代、全国クラスの柔道選手だったが、家庭が貧しくて大学進学をあきらめていたが、東洋大に特待生として進学した。ところが、2年生当たりだったか、選手生命を絶たれる怪我をした。怪我がばれればが、学費が払えなくなるから、原田氏は卒業するまでひた隠しにした。
大京時代では次期社長確実と言われながら、触れ衣を着せられ、石もて追われるように退社した。そして明和地所を立ち上げた。
いま大京もOB会社も大手には大きく水をあけられている。しかし、野球に本腰を入れれば間違いなくトップになれる。企業の価値は売上だけではない。社員が生き生きと働ける労働環境こそがこれからの時代の企業価値を測る物差しとなる。
原田氏が死亡したその年だったか翌年だったか、選手が喪章をつけて戦ったのが忘れられない。野球部を強化して東洋大と英明氏の母校である明治大から硬式でも準硬式でも優秀な選手をごっそり入社させてほしい。いまRBAの№1投手、旭化成ホームズの今野は明治の準硬だし、今野と同レベルのオープンハウス川崎も明治の硬式野球部出身だ。
英明社長は、これは失礼だが体形からして野球というよりはラグビーか柔道だろうが、この10年間の勝敗が71勝3敗、勝率.959の無敵の王者・旭化成ホームズを破り初優勝したエイブルの平田竜史社長の言葉を紹介する。
平田社長は「奇跡が起きた。皆さんが会社を一つにし、勇気と希望と自信を与えてくれた」と最高の賛辞をナインに贈った。東京ドームには全社員の3分の1に当たる約1,300人もの大観衆を送り込んだ。
明和は最近、環境改善に取り組み、ずいぶん働きやすい環境になってきたという。創業30周年を機に改革を1歩すすめて、野球部への支援も強化していただきたい。
佐久間社長にも一言。記者は東建のファンでもある。血統のことを言っているのではないが、どこかのんびりした社風が好きなのだ。
しかし、だからと言って、野球は〝仲良しクラブ〟では勝てない。〝参加することに意義がある〟などは死語と化した。それでいいのならそれでもいいが、三井や三菱は6大学の野球経験者をたくさん採用し、これは断言できないのだが、〝野球も仕事も〟両立できる環境を整えている。東建だって素質は負けないはずだ。
佐久間社長はホームページの挨拶で「私どもは、『信頼を未来へ』という企業理念のもと、“次も選びたい”とお客様から思っていだける企業グループで常にありたいと考えております」と述べている。“次も選びたい”という言葉は、社員向けでもあるはずだ。〝仕事も野球も〟最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えていただきたい。
それと、これは全ての住宅・不動産のトップに言いたい。〝たかが野球〟などと侮るなかれ。RBA野球大会に参加する約60チームの企業の売上高総額は約15兆円。トヨタの25兆円にははるかに及ばないが2位の伊藤忠商事と匹敵する額だ。このホームページへのアクセスの数も野球シーズンになると一挙に月間数万件に跳ね上がる。
記者は、少なくとも野球好きの野球経験者の学生から「RBAに参加していない企業は二流」という烙印を押されるのが夢だ。できないとは考えていない。この60チームの選手の皆さんと力を合わせば「RBAに参加している企業というのが就活の基本」という社会が実現するのではないか。
第28回RBA野球大会日曜ブロック予選トーナメント3回戦9試合が7月3日(日)、三郷・サンケイグラウンドで行われる。例によって記者の独断と偏見によるどっちも〝勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティング。
ミサワホーム(76⇒79)-ケン・コーポレーション(90)
ケンコーポが優勢。清水に逆転サヨナラ勝ちするあたりはやはり強いということ。ここも楽勝か。エース小笠原は勝てば決勝T進出が決まるから満を持して登板か、それとも相手が格下と見て、もう一枚投手がほしいからほかが投げるかもしれない。悩ましい選択だ。
ミサワは54歳で最多勝利投手記録を更新した鉄人大野が予告先発。あるいは最少失点におさえるかもしれず、打力が著しくアップしているので善戦は可能だが、ここはいかにも相手が悪すぎる。
勝ったほうが3連勝で決勝T進出が決まり、負けたほうは青山メイン-清水の勝者と決勝Tをかけ戦う。
青山メインランド(84⇒82)-清水建設(88)
青山は前回ふがいない試合をした。2点格下げ。小松崎が投げられないようでは苦戦必至。選手の集まりも悪い。
清水はケンコーポに惜敗したが、チームのムードは悪くないはず。ここは治下が先発か。相手はストレートには強そうな選手がたくさんいるが、ここが正念場。緩急をどう使うか。
勝ったほうは、ミサワ-ケンコーポの敗者と決勝T進出をかけて戦う。
タイセイ・ハウジー(83⇒83.5)-三井不動産(83)
レーティングが同点同士の戦い。激戦必至だ。負けたほうは予選敗退が決まる。タイセイは誰が投げるのか。貞池か。貞池はグラウンドの狭さもあったが、青山メイン打線に乱打された。不安あり。打線は千葉英が好調。
三井は、東大の山本-内海-浅井がクリーンアップを打ったことくらいしか情報がない。投げたのも山本。
試合は、9人集まるのがやっとの、誰かが怪我でもしたらその場で敗者となる可能性が高い三井よりは、まだ控えがいそうなタイセイを上位にした。
旭化成リフォーム(83.5)-三菱地所(84)
大接戦。レーティング差はわずか0.5。どっちに転ぶかは丁半のばくちに例えると怒られるのでやめるが、愛と憎しみは紙一重くらいにしておく。勝てば決勝T進出だから双方とも必勝を期すはずだ。しかし、負けても次は明和-トーシンの勝者だから、まあ気楽な戦いになるかもしれない。
旭化成は風間か西井か。西井は前回、いきなり四死球を2つ出した。ここは風間か。風間も連投が利くかどうか不安。 三菱地所は社の先発が堅い。
明和地所(72⇒78)-トーシンパートナーズ(79⇒75)
明和がやや優勢。新人が数人入り戦力が大幅にアップした。投げられる投手も2~3人いる。レーティングを6点あげた。投打でトーシンを圧倒すると見た。鶴田が「最強の敗者」と書いたが、これはどういう意味か。敗者の中の最強の敗者なのか、敗者の上に立つ敗者ではない勝者になるということか、それともここで勝っても、次に当たる旭化成リフォーム-三菱地所の敗者との勝負には負けるという、経理・財務を担当していた、今は監査室の鶴田ならではの深い読みからくるのか。であるならば、鶴田の頭脳は相当なものだ。
(と書いたら、また鶴田からメールが届いた。「最強の敗者」とは、最強の敗者とはラグビーW杯で日本の健闘をたたえた言葉です。南アを倒し、予選で3勝1敗の成績の成績を納めながら、過去に例のない予選敗退となったことから呼ばれた言葉です!⇒そうだった。ということは、結局、最後は負けるということか。これについても鶴田は気が付いたようで、「あ、それでは明和も予選敗退ですよね」)
トーシンはチーム崩壊寸前。投げる投手がいない。
勝者は旭化成-三菱の敗者と決勝T進出をかける。
菱重F&P(81)-サンフロンティア不動産(82)
ここも大激戦。双方とも戦力はアップしたが、投手にやや不安がある。菱重は司さん(義積)が頑張るか。
サンフロは末次-内村の中大コンビに期待がかかる。
負けたほうは予選敗退が決まる。
鹿島建設(77⇒82)-三井不動産レジデンシャル(78)
勝ったほうが決勝T進出を決める。情報がなく三井不動産レジデンシャルの戦力が全く読めないのでレーティングは据え置き。このチームはやってみないとわからないチームだ。
一方の鹿島は新人が大活躍。沈滞ムードを一挙に吹き払った。しかし、相手は施主、株主でもある。とはいえ、ここで負けるようでは〝鹿島〟の看板に傷がつく。〝お客さまは神様〟の構造を変えられず、恥は永代まで残る。ここは相手を見下し絶対的な優位に立つチャンス。負けてももう1試合あるが…。
ポラス(80⇒78)-三菱地所リアルエステート(81⇒80)
ポラスの貧打は深刻。レーティングを2点下げる。折笠は3連投に他売られるか。不安のほうが先に立つ。
地所リアルはすい星のように現れた、月光仮面のようなロシア生まれの新エース寺田が祖国か母国か、単にロシアで生まれただけのことかもしれないが、ロシアに帰るために戦線を「離脱」するというから、苦戦は免れない。しかし、これは敵を欺くための見え透いた戦略かもしれず、急きょ「残留」を決める可能性も否定できない。ロシアの駆け引きの巧さはわが日本も学ぶべきだ。
東急不動産(71⇒75)-野村不動産パートナーズ(72⇒74.5)
僅差。レーティングを同じにし、勝っても負けても記者の都合のいいような予想はしない。東急と野村の前回の試合の相手関係など総合的に判断して、0.5だけ野村を下位にした。吉田投手は6失点もした。あんなかわいい顔の投手が、勝てるとはとても思えない。
しかし、東急が安田を完封したというのもアンビリーバブル。それでも1.5点だけレーティング上位にしたのは、新人がそこそこ活躍するのではと読んだからだ。ここは地に落ちた記者のレーティング付与能力が健在であることを、頼りになりそうもない谷口ではなく、新人に託そう。
敗れたほうが予選敗退。
三井不動産(85⇒83) 9-2 日本駐車場開発(79⇒78)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
日本駐車場開発 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | ||||
三井不動産 | 6 | 2 | 0 | 1 | × | 9 |
三井不動産が圧勝。5回コールド勝ち。先発は東大出身の山本で、同じ東大卒の内海-山本-浅井がクリーンアップを組んだ。詳細は未定だが、細井監督がファーストを守りわずか10人で試合に臨んで結果を出した。
日駐は大沼は欠場。誰が先発したかは不明だが、大量失点。2連敗で早々と予選敗退が決まった。
以下、三井不動産のスポークスマン・槇氏のコメントです。
初回東大クリーンアップは、内海適時打で一点先制。
その後ランナーをため、満塁から金田が走者一掃のタイムリー三塁打を打った。
投手山本は淡々とストライク先行のピッチングで試合を作った。
監督ながらも毎回試合前に入念な準備を行う最年長細井は、選球眼の良さを活かして、四球でチャンスメイクをしチームに勢いをつけた。
4年ぶりの勝利に大久保社長を胴上げする菱重ナイン
菱重F&P(81.5⇒81) 2-0 三井不動産レジサービス(76⇒72)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャルサービス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
菱重F&P | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | × | 2 |
菱重ファシリティー&プロパティーズが5年ぶりの勝利を応援に駆け付けていた大久保社長を胴上げして祝った。三井不動産レジデンシャルサービスは2連敗で予選敗退。
菱重は2回、2死から7番福村が中堅越え本塁打。4回には四球で出塁した福村を2塁に置き、2死から1番添原が中堅前タイムリーを放ち貴重な追加点を挙げた。ラガーマン山野は9番ライトで先発。第1打席でサードゴロを放ち、冨永に交代。
佐々木投手は6回まで2本の安打に抑えた(7回は不明)。いつもは力んで四死球から自滅するが、この日は無四球完投。
三井レジサービスは元気なし。1番池田と2番渕上の2安打に抑えられた。
以下は、三井不動産レジデンシャルサービス・渕上からのコメントです。
「両チーム、好投手の登板によりテンポの速い試合展開で、次々に凡打となるような状況でした。
2回裏に弊社井上投手が6番打者に一発を浴びるも後続をぴしゃりと抑え最少失点で切り抜けます。
その後、4回裏にエラーが絡み1点を失うものの粘りのピッチングで試合を組み立てました。
しかし、相手投手の前にヒットはわずか1安打完封負けとなりました」(安打は2本じゃなかったみたい)
●平田監督 弊社のウィークポイントが顕著にでてしまった結果である。今回の結果を真摯に受け止めて、次年度以降の大会につなげていきたい
●渕上 決して勝てなかった相手ではなかっただけに非常に悔しく思います。来年、この雪辱を晴らすべく練習あるのみです
〝俺がエースだ〟佐々木
決勝のホームランを放った福村
菱重ナイン