RBA OFFICIAL
 

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〝司ちゃん、見たか、あの一発〟義積(見た見た、風の助けも借りたんじゃないの)

タカラレーベン(81⇒804-21 JR西日本プロパティーズ(85

  1 2 3 4     合 計
タカラレーベン 0          
JR西日本プロパティーズ(Jプロ) 11           21

  (時間切れ)  

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善積の重工神戸の先輩・山本(44歳とか)

 7月1日付で菱重プロパティーズから社名変更したJR西日本プロパティーズ(略称:Jプロ)が3回まで義積の2発を含む4発17安打、毎回得点の大量21点を挙げ圧勝。14年ぶり復帰のタカラレーベンは2連敗で予選敗退。新調した真っ白のユニフォームを真っ黒に汚すだけで、島田社長も袖を通すことなく終わった。

 Jプロは初回、先頭の〝司ちゃん〟義積がいきなり本塁打。2死から打線がつながり敵失と四死球を絡めて8番福村の3ラン、3番佐藤の3塁打、5番山本の適時打などで一挙11点。2回にも義積の適時打などで3点追加。3回にはこの回先頭の4番武田が本塁打を放つと、負けじと義積が4安打目となる本塁打を放ち、この回も7点。義積は4打数4安打5打点、5番山本、8番福村も猛打賞。

 タカラレーベンは2回、元横浜DeNAベイスターズの小林が意地の一発を放ったが、焼け石に水。

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〝司ちゃん、俺を忘れちゃいかんぞ〟武田も一発

〇義積 2発だぞ。4安打4打点。最初の本塁打は110mくらい、2本目のほうがすごかった(自画自賛したが、風のお陰であることを忘れていたようだ)

〇武田 なにが〝司ちゃん〟だ。俺のほうが本塁打は打ってるぞ(さすが。3回に一発)

●石黒スポークスマン 終わっちゃいましたね。相手はよく打つ。小林はさすが。反省会をやらなくては(反省会は突撃取材を敢行する予定)

●手島専務 新調したばっかりなのに…(この日はベンチ。試合前、真っ白なズボンが汚れることを気にしていた)

●小林 (課題が残りましたね)そうですね

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〝しょうがない、来年だ〟タカラレーベン(写真提供:石黒)

 

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タイセイ・ハウジー野呂兄

アズ企画設計(79⇒760-10 タイセイ・ハウジー(87

  1 2 3 4     合 計
アズ企画設計 0 0 0         0
タイセイ・ハウジー         10

  (コールド) 

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野呂兄(右)と弟

 タイセイ・ハウジーが序盤で試合を決め5回コールド勝ち。千葉英新監督に初勝利をプレゼント。兄が投げ、弟が女房役を務める野呂兄弟バッテリーが実現した。初陣アズ企画設計は、外崎投手が踏ん張ったがコントロールが悪かった。

〇野呂兄 私は2塁打含む2安打。投げても絶好調。弟はノーヒット。まだ硬式に慣れていない

●宮前監督 出直してきます

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タイセイ・ハウジー内山

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〝どうもいかんなぁ〟外崎

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出直しだ 外崎(左)と宮前監督

 

 

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4安打5打点のサンフロンティア不動産川添

サンフロンティア不動産(82.515-1 ミサワホーム(83⇒84

  1 2 3 4     合 計
サンフロンティア不動産         15
ミサワホーム 0        

  (コールド)  

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三村

 サンフロンティア不動産が先発全員安打の16安打を放ち大量15点を奪って大勝。5番川添が4安打5打点の猛打賞。久々登板の三村が3安打1失点完投。ミサワホームの56歳鉄人大野は制球に苦しみKO。試合後、引退を表明した。

 サンフロンティアは初回、2つの四死球から得た2死後、5番川添が2点二塁打を放ち先制。2回には9番加藤、3回には川添がそれぞれ適時打を放ち加点。4回、5回とも打者一巡の猛攻で相手を粉砕した。

 昨年は出場しなかった三村が弱投の不安を一掃させる小気味いいピッチングを見せた。

 ミサワは初回、先頭の桜井が2塁打を放ち、4番吉住の2塁打で1点を還したが、反撃はここまで。

 大野投手は試合後、「50歳までは何とか頑張ろうとやってきた。もうボロボロ。引退することは前から決めていた。最後にノーヒット・ノーランを達成することができた。思い残すことはない。若い人に頑張ってほしい」と感極まって号泣。隣にはいつも観戦している奥さんが微笑みながら寄り添っていた。

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試合後、引退を表明した大野(クラブハウスで)

●桜井(35)トラバースさんとの親善試合は私が企画した。G .G .佐藤さんは法大の同窓の先輩。平野は2つ下。星も法大

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桜井とお子さん

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大野から頑張ってほしいと声を掛けられた若手

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東京建物 河越

東京建物(845-3 三井不動産レジデンシャル(90

  1 2 3 4     合 計
東京建物 0    
三井不動産レジデンシャル    

 
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〝二刀流だ〟河越

 東京建物が、前回大会優勝の三井不動産レジデンシャルを破るFIFAワールドカップのジャイアントキリング級の大金星を挙げた。エース河越が2発3打点、投げては2回の3点に抑え7回を完投。三井レジはエース吉田が欠場。期待の染野投手が守り切れなかった。

〇中町監督 ナイスゲーム。快勝

〇河越 2ランとソロ。3失点は死球-四球-安打-安打。要所を締めた

〇ナイン エラー? ノーエラー。相手は最終回、DHを解除したのに打席に立ってアウトで試合終了

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〝ひょとしたら俺らが最強チームか〟東建ナイン

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三井不動産レジデンシャル染野

 

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メイクス阿井投手

大成有楽不動産(83⇒800-23 メイクス(82

  1 2 3 4     合 計
大成有楽不動産 0 0 0         0
メイクス         23

  (コールド)

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左から阿井、木村、阪本(メイクスのせんとくん)

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伊智地

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〝パパ、もう帰ろうよ〟 

 メイクスが4回まで毎回得点の大量23点を挙げ圧勝。桐蔭横浜大時代、軟式の全国大会に出場した身長166センチの阿井が好投し、最後は左腕エース吉田がぴしゃり締めた。NAX145キロという橋本は投げず。大成有楽不動産はエース阿部が欠場、飯塚投手が火だるまを浴びた。2連敗で予選敗退が決まった。

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生還した伊智地

〇伊智地 満塁弾は低めのボールかストライクかという球を思い切り打って、完璧でした。うちはこんなに打って勝つというチームではない。次の試合は足と守りからリズムをつくり、バッテリー中心にしっかりと、若さで勝っていく。平均25歳くらいです(2009年、島根淞南で甲子園出場とか)

〇尾崎 5の5? たまたまです。ソフトボールにはまっていて、入っているチームは江戸川区2位の実力。ソフトのお蔭で野球もうまくいったみたい。よく球が見えました。次も全打席出塁でいきます

〇小林捕手 小一からバイオリンをやっていたので、肘がしなやかに動く

〇阪本 桜井リトルシニアで西武の岡田捕手と一緒でした。わたしは高田商業

〇吉田 肩? 完全復活(ストレートは威力があった)

〇ナイン うちは揃えば強いんだ

●ナイン 試合前、もう一試合、芙蓉グループの大会に出場し安田倉庫に6-5で勝利した。今日は1勝1敗

●蒲生 6番ライト。野球は小さいころで、バスケ部出身。フットワークを生かして打てるようになってきた(結果はどうだったのか)

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〝負けたから泣いてんじゃないぞ、目が開けられないんだ〟

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これはひどい

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蒲生

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初回の大量得点に沸く野村不動産ベンチ

三井不動産レジリース(805-7 野村不動産(78⇒80

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャルリース      
野村不動産      

  (時間切れ) 

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篠投手

 野村不動産が初回、3番DHで出場した松崎常務の安打を足掛かりに猛攻で一挙6点を奪い逃げ切り。篠が5失点完投。三井不動産レジデンシャルリース先発の山際は立ち上がりに失敗。エース佐藤につないだときは時すでに遅し。元ヤクルトの土肥投手は欠場。

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生還した長友(背番号58)を迎える野村ベンチ

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〝俺が口火を切ったんだ〟松崎常務

〇松崎常務 私の安打から一挙6点取ったんだから(2打席目は四球を選ぶと代走を送った。超鈍足だが、あの東邦の主砲山際から1-1、1四球はたいしたもの。それにしても山際が53歳に打たれるとは。2回以降の投球をみたが素晴らしい球を投げた。初回の大量失点が信じられない)

〇多田 相手先発の球は速かったが、感覚が合って打って点が取れた。次の試合でも、打って点を取ることをしっかり、そして点を取られたとしても踏ん張りきる

〇篠 相手の連打から立て直しできたのが良かった。バックの助けのお蔭

●藤城主将 初回に点を取られずぎ。風などあり難しかっただろうが。その後は粘れて良かった

●大坪 先頭打者は塁に出るのが仕事。チームに勢いをつけたくて、球にコースを合わせていった。今日は負けたが、次の試合は1点でも、どんな取り方でも、取って守って勝ちます

●佐藤 私の本職はショート(3回から登板したが)

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〝オークラヤの主軸でした〟阿部(有償か無償かは聞かなかった。途中出場したようだ)

 

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初回、大野の適時打で生還する大坪

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大坪(左)と佐藤

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まさかの大量失点にうなだれる山際

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勝ち越しのホームを踏む地所リアル吉田

三井不動産(84⇒862-3 三菱地所リアル(79⇒82

  1 2 3 4     合 計
三井不動産 0 0 0        
三菱地所リアルエステートサービス        

  (時間切れ) 

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〝一発でぶちのめしてやる〟次打席で相手投手にプレッシャーをかける橋本

 三菱地所リアルエステートサービスが逆転勝ち。新人・後藤-〝プーチン〟寺田の継投も決まった。三井不動産は新人・亀井-藤枝と繋いだ直後、藤枝が故障、1死も取れず押し出しで失点したのが痛かった。斎藤が急きょ登板し、その後を抑えたが、打線が沈黙。慶大硬式野球部出身の6大学3人目の女性選手・川崎がデビュー。初打席は四球を選びチャンスを広げた。

 2点先制を許した地所リアルは2回すぐ反撃。相手先発の亀井と2番手藤枝の制球難に付け込み3点をもぎ取り逆転した。3回から登板したプーチン寺田が3イニングを無失点に抑えた。

 先発の後藤は花咲徳栄-駒大卒。花咲徳栄時代はベンチ外で、駒大時代は野球をやっていないという。

 三井は藤枝が投げる前に背中を痛め、投球練習を含め11球ともボールで押し出し点を与えたのが誤算。川崎は、相手投手が際どいボールを投げたのを冷静に見極め、一度もバットを振ることなくカウント3-1から四球を選んだ。相当レベルが高いことを示した。

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左から三井 亀井、藤枝、斉藤

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華麗な守備を見せる川崎

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地所リアル小林

〇岡野監督 栗山は欠場。プーチンは肩痛で連投は無理。来週は隠し玉もいる。ベストメンバーで臨む。今年は2回で和戦敗退と覚悟を決めていたが、少なくとも3回やれる(と試合前。欲が出てプーチンを登板させたのが吉と出るか凶と出るか)

〇後藤 何とかゼロに抑えることができた(1回を零点に抑え。2回、川崎相手に渾身の力を込めて投げたが四球。川崎が一枚上手だったが、なにもあんな難しい球を投げなくても…後藤は制球に難があると見た)

○小林主将 入社2年目。開幕前に松田前主将から主将に指名されました。野球は小学1年からしているが外野が長く、内野は去年1年でやっと慣れてきた。今日は狙って構えた位置に打球が来て、いい守備ができた。最後のライナーを捕れて良かったです

●細井監督 川崎? ちゃんと先発で使いますよ(川崎は9番セカンド)

●大坪主将代行 残塁が多く、チャンスを生かし切れなかった。次は負けたら終わりという試合。昨年「神宮」に進出し、今年こんなところで負けるわけにはいかない。何が何でも勝ちます

●西岡 レギュラーではないので今日はいいアピールはできたと思う。最終回が、一打逆転の場面で「抜けた」と思ったんですが、いいところに(相手が)いて捕球されてしまいました

●藤枝 やばっ(2回、亀井の跡を受け登板。投球練習中に思わず口を突いて出た。亀井、藤枝朋慶大野球部出身の模様)

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プーチン寺田(左)と後藤

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〝よっしゃー、次も勝つぞ〟地所リアル

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決定的な4点目を奪った鹿島ベンチ

ケン・コーポレーション(88⇒871-4 鹿島建設(84.5

  1 2 3 4     合 計
ケン・コーポレーション 0 0      
鹿島建設      

  (時間切れ) 

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遠藤投手

鹿島建設が快勝。エース遠藤が1発のみの1失点に抑える好投。新人の2番桑山が先制適時打を含む2安打2盗塁の活躍。ケン・コーポレーションはエース上松が肘痛で登板回避。代わって登板した矢澤が粘り強く投げたが、打線の援護がなかった。2連敗で2度目の予選敗退が決まった。

鹿島は2回、2つの四死球で2死1、2塁とすると、名大卒の2番桑山が左翼前適時打を放ち先制。3回には4番古和が左翼越え本塁打を放ち1点追加。1点差に追い上げられた4回には、この回先頭の1番中野が四球を選び、盗塁したあと、桑山の安打で生還。さらに古和の適時打で1点追加して引き離した。

ケンコーポは4回、5番上松が本塁打を放った1点どまり。同社に入社して以来一度も投げたことがない矢澤は8個の四死球を与えながら踏ん張ったが、被安打5、4失点。上松は初戦に登板したが、球威を欠いていた。

チームは第1回大会から参加しており、これまで5度の総合優勝を飾っており、通算168試合、13830敗、勝率.821を誇るが、予選で敗退するのは2度目、2連敗での敗退は初めて。

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先取点を奪った鹿島ベンチ

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〝こんなはずじゃないんだが…〟服部

〇福本監督 今年こそ優勝する

〇遠藤 完璧。ストレートがよかった

〇桑山 2度のタイムにー2盗塁です

〇服部 3三振。修正が必要だ

●田辺監督 予選敗退はこれで2度目。(第8回大会で)コスモスイニシア相手に6-0で勝っていたとき、投手を交代したら追いつかれ、延長で敗れて以来。あのときの黒崎さんは責任を取って監督を辞任した。今回も敗れたのは私の責任…(引責辞任をほのめかした)

●矢澤 上松が肘痛で投げられず、登板することになったのは前夜。これまで11年間やってきて、投げるのは初めて。よく投げたと思う。来週から日曜日をどう過ごせばいいのか…(矢澤は独身か。なぐさめてやる女性はいないのか)

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がっくりするケンコーポナイン

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矢澤投手

 

 7月1日(日)行われる予定のRBA野球大会日曜ブロック2日目、安田不動産-明和地所と清水建設-日本駐車場開発は、明和地所、日本駐車場開発の選手が集まらず、安田不動産と清水建設がそれぞれ不戦勝となった。明和地所は初戦も不戦敗で予選敗退が決まった。

◇      ◆     ◇

 こんなことは書きたくないが、選手が集まらず不戦敗というのは相手に失礼だ。この日試合があることは参加した時点で分かっていたことだ。不参加のあなたたちは甘いとしか言いようがない。勝つとか負けるとかは二の次だ。相手のことを最優先するのが普通でないのか。本業だったらこんなことは絶対許されない。

 

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〝俺の魂込めた80キロ速球を打ってみろ!〟 . .佐藤 被安打4の2失点

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〝さぁ、来い!力の差を見せつけてやるぞ〟 . .佐藤 凡飛に終わる

オール ミサワホーム(84) 2-8 トラバース(91)

  1 2 3 4     合 計
オール ミサワホーム 0 0      
トラバース      

  

「最高にキモティー」-オールミサワホーム-トラバースの交流試合が6月26日、新宿・西戸山公園野球場で行われ、元プロが7人出場したトラバースが初回、3番木ノ内(元新潟アルビレックス)と4番梅田(元西武)の連続弾など序盤で大量8点を奪い圧勝。ミサワは先日、7回ノーヒット・ノーランを達成した56歳の鉄人大野が炎上。2回を投げ8失点。大野は、G . .佐藤のお株を奪う「最高に気持ちいい」を連発、「こんなに気持ちのいい打たれ方は大学時代以来。感激した」と汗だくになり喜びを爆発させた。( )内の数字はレーティング。

交流試合は、ミサワホームの法人営業部が企画し、本業で取引があるトラバースが快諾して実現。親善が目的のため、打者10人制とする変則ルールを適用、女性選手のトラバース松本、印南、ミサワホーム東郷が打席に立つなと目まぐるしく選手が交代した。終盤はともかく、トラバースの各選手のけた違いのパワーとパフォーマンスにミサワの新入社員なども感嘆の声を上げた。

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〝よろしくお願いします〟(新宿・西戸山公園野球場で)

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〝お疲れさんでした〟

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元プロと〝ハイポーズ〟(後列左から前川、田面、太平、林崎、梅田、 . .佐藤)

       ◆     ◇

トラバースの先発メンバーは1番右翼・星恵(球歴不明)、2番遊撃・林崎(元西武)、3番中堅・木ノ内(元新潟アルビレックス)、4番捕手・梅田(元西武)、5番左翼・大平(元日ハム)、6番三塁・松本(球歴不明)、7番DH・平野(元JXエネオス)、8番二塁・前川(元西武)、9番一塁・田面(元阪神)、投手は金子(球歴不明)。球歴不明の3人を除き元プロ6人が名を連ねた。

初回、星が四球で出塁すると、続く林崎の「手加減した」当たりが右翼前安打となり、3番木ノ内は「130mは飛んだ」左翼フェンス越え特大3ラン。さらに4番梅田も中堅フェンス越え本塁打を放ち、無死で4点。勢いづくトラバースはその後も攻撃の手を緩めず、大平、平野、田面の長短打で2点を追加し、この回一挙6点。2回には林崎が中堅越え安打を木ノ内が2打席連続弾で還し序盤で試合を決めた。

ミサワは4回、女性選手の東郷が嶋田投手からチーム初安打を放ち反撃。6回には、この回登板したG . .佐藤から嶽(元トラバース)の2塁打をきっかけに大野、山田の長短打で2点を還したがそれまで。

途中から出場した〝不惑〟G . .佐藤は現役時代を彷彿とさせる打席前の儀式をほんのさわりだけだが披露、大振りで観客を魅了したが、不惑目前の寄る年波には勝てないのかセカンドフライに倒れ、投げても「魂を込めた」80キロのストレートは全く通用せず、味方の拙守にも足を引っ張られ被安打4の2失点。〝安全牌〟に成り下がったことを露呈した。

最後は林崎が登板。ほとんどストレートしか投げなかったが、最後の打者を三振に奪った球は威力があった。

前川は、ファウルボールを全力疾走で追いかけ、審判に渡すなど高校球児でもできないような清々しいプレーを披露した。

〇木ノ内 ほら、あそこに見える住友不動産のビルの12階まで飛んだんじゃないの。150mくらい。えっ、(タイセイ・ハウジーに入社した)野呂? 同僚だった。彼はめちゃ足が速い(本塁打は130mくらいか。記者には見えなかった。住友のビルまでは500mはあるか)

〇林崎 次のRBAでは俺が投げる。ストレートだけ? そんなことはない。変化球も全て投げられる

〇G . .佐藤 前川のボール・ボーイは一級品。(次のケイアイスター不動産なら佐藤さんが投げても勝てる)何だと、なめんなよ

●大野 ストレートもツーシームもスライダーもみんな打たれた。こんなに完璧に打たれたのは大学時代以来。とても気持ちがいい

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〝150m飛んだんじゃないか〟木ノ内(後方のビルが住友不動産のビル・マンション)

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〝木ノ内が打たなければまた満塁弾だった〟本塁打を放った梅田を迎えるベンチ

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〝次のRBAに投げるぞ、ケイアイスター不動産さんよ、覚悟せよ〟林崎

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くそボールを空振り三振してすごすごとベンチに帰る前川

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〝キモティー〟鉄人大野

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〝俺は50だぞ〟無難に締めたミサワ星野

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トラバース松本(左)と印南(凡退はしたが並みの選手でないことを証明した)

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〝来い!嶋田〟東郷(グラウンドが硬く軟球の特徴を熟知しているのか、源田並の流し打ちでチーム初安打)

◇      ◆     ◇

 親善試合は西武ファン歴60年の記者を熱狂させた。三重県出身の記者がなぜ西鉄-西武ファンなのか、28年間ほとんど休まずRBA野球の取材を続けてきたのか説明する。

西鉄-中日が日本シリーズで対決したのは1954年(昭和29年)だ。地元の人はもちろん中日ファンばかりで、4歳年上の兄と兄弟仲が悪かった記者は、そのころから敗れた西鉄を好きになったように思う。決定的だったのは、あの〝神様仏様稲尾様〟〝怪童中西〟時代の西鉄黄金期だった。同時にアンチ巨人になった。小学5年生ころか。

 中西氏には「同時はセーフかアウトか」と手紙に書き、サインをもらったこともある。野球専門誌に似顔絵を送ったら掲載され、高価なシャツを貰ったこともある。受信状態が悪いラジオにかじりつき、スコアもつけた。新聞報道より早く打者、投手成績を知った。

 社会人になって経済的に余裕ができたころには、3日遅れの「フクニチ」を購読したこともある。いまは仕事や会食がないときは早く帰り、テレビで応援している。

チームが好きなので個人的な贔屓の選手はいないが、引退した大崎選手はイチロー選手に迫ることを願っていた。いまでもサインボールを大切にしている。

そんな野球ファンの記者が一番心を痛めるのは毎年、ドラフトで新しくプロ入りする選手とほぼ同数の選手が辞めていくことだ。それになりの成績を残し引退する人はともかく、1軍メンバーとして試合に出場することなく解雇される選手のほうが圧倒的に多い。引退後のセカンドキャリアは容易ではないと聞く。東大に入学するより難しい高い技術と能力を持っているプロの選手が、社会でそれを発揮できないのが残念でならない。

なぜ西武がいいか。これは確証がなくやや我田引水的だが、かつてドラフトでプロに入団した全選手の在籍年数を調べたことがある。毎年12球団に入団する選手が7080人で、引退・退団選手がほぼ同数ということは理論的には約10年で入れ替わることになる。その中で、もっとも在籍年数が長いのは西武だ。これは間違いない。そして、いま監督やコーチを務めている人の多さでも西武出身者がもっとも多いはずだ。西武は面倒見のいいチームだと確信する。

. .佐藤、梅田、林崎、前川の各氏にお会いし、プロのすごさを見せていただいた。感謝の言葉以外ない。頂点に上り詰めた佐藤氏はともかく、梅田、林崎、前川氏は〝運〟が悪かった。中村、中島、メヒア、栗山、片岡、浅村、秋山、金子ら走攻守それぞれに突出した力を持っている選手揃いだったのが気の毒。出場機会をなくした。もっとトレードを頻繁に行うべきだ。トラバースで花を咲かせてほしい。RBAで高いパフォーマンスを見せてほしい。

◇      ◆     ◇

試合後、ミサワホーム平尾監督、塩島元監督と新入社員らと高田馬場駅そばの居酒屋で歓談した。新入社員には全国クラスのラグビー選手やサッカー、バスケットの選手もいた。野球に転向するには今しかない。まだ間に合う。

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ミサワホームの応援団

 

 

 

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