大和ハウス 建築の初期設計から建設、保守、廃棄までのBMI国際規格BSI認証取得
南川氏(左)とBSI グループジャパン 代表取締役社長・根本英雄氏
大和ハウス工業は2月24日、日本初となるBSIグループジャパン(英国規格協会)によるISO 19650に基づいた「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark(カイトマーク)」の認証を2月11付で得たと発表した。
BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)は、デジタルモデリングを使用して初期設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報管理の仕組み。3 次元の仮想建設環境(共通データ環境)によりエンジニアや所有者、建築家、請負業者間とのコラボレーションを可能にし、効率的な情報共有ができる。ISO 19650は、BIMを使用して建設された資産のライフサイクル全体にわたって情報管理を行うための国際規格。
わが国の建設業界ではデジタル化が急速に進んでおり、プロジェクトの開始から建設物の廃棄までのプロセスを、ビッグデータやIoT、クラウド、BIMなどを駆使し、効率的に管理する手法が取り入れられ始めている。
大和ハウス工業上席執行役員建設デジタル推進担当・南川陽信氏は、「2017年より全社でBIMに取り組み、建築系の設計部門においては2021年3月までに完全BIMに移行できる見込みとなっていますが、日本ではBIMについて達成度程度の指標しかなく、具体的にBIMの内容を評価する指針がありませんでした。今回、BIMに関するISOが発行されたことで、弊社のBIMが、世界でも通用するものであることを確認することができるようにするため、認証取得に踏み切りました」とコメントしている。
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、1901年設立の世界初の国家規格協会。現在、193か国84,000組織以上の顧客の活動に貢献している。BSIグループジャパンは1999年に設立されたBSIの日本法人。大和ハウスのBSI Kitemark認証は日本初となる。
三井不 柏の葉「KOIL」換気・在席・トイレ空き状況・マスク着用有無を可視化
座席の空き状況が確認できる
三井不動産とセンスウェイは2月24日、「柏の葉IoTビジネス共創ラボ」でスマートオフィス・ワーキンググループを設立し、その第一弾として柏の葉スマートシティのイノベーション創出拠点である「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」(KOIL)の執務空間内で、コワーキングオフィスの換気状況、在席状況、トイレの空き状況の可視化、体温・マスク着用検知のシステム導入を行うと発表した。
センスウェイが提供するIoT通信プラットフォームサービス「SenseWay Mission Connect」とMicrosoft Azureを活用することで1 台のIoTゲートウェイで複数フロアをカバーすることが可能になり、センサーを通じて集めた様々なIoTデータを一つのクラウドサービス上で、一元的に管理、閲覧可能としたのが特徴。
KOILの1階入口と6階KOILパークに設置されたデジタルサイネージへ表示し、リアルタイムで確認できるようにする。今後は同画面をKOIL利用者が閲覧可能な会員限定サイトでパソコンやスマートフォン上でも閲覧できるアプリケーションの提供を行う予定。
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「KOIL」は柏の葉に取材があるときは寄り、コーヒーを飲んだりタバコを吸ったりするのだが、すごいことができるものだ。ウイルスは検知できないのか。トイレの空き状況は「グランスタ東京」で記者も体験済み。
コスモスイニシア レンタルオフィス第5弾「MID POINT 川崎」4月開設
コスモスイニシアは2月24日、レンタルオフィス「MID POINT(ミッドポイント)」第5弾となる「MID POINT 川崎」を4月に開設するのに伴い、同日から入居者の募集を開始したと発表した。
JR川崎駅から徒歩3分、「ラゾーナ」「ミューザ」に近接し、「界隈をつくる」をキーワードに掲げ、丘の起伏を表すような階段状のステップラウンジを設置するなどデザイン性の高い空間を設計したほか、24時間利用や法人登記が可能。ミーティングスペース・宅配ボックス・メールボックスを設置、メンバーの増加に合わせて利用人数の調整や部屋の変更にも対応する。
オフィスは、JR京浜東北線・東海道線・南武線川崎駅から徒歩3分、川崎市幸区中幸町3丁目に位置するLoc’s KAWASAKI BLDG 7~9F。区画数は77区画。区画面積は2.55~14.26㎡、
東急不動産 目黒川に面した東五反田二丁目第3地区再開発に事業参加
東急不動産は2月24日、品川区の東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合の参加組合員予定者に選定され、2021年2 月4日付で「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業 参加組合員予定者協定書」を締結したと発表した。
再開発が計画されているエリアは、大崎駅と五反田駅のほぼ中間にあり、地区の南側は目黒川、東側は公園に隣接。周辺には品川区立日野学園・品川区立総合体育館や三井不動産の「パークタワーグランスカイ」「ザ・パークタワー東京サウス」「オーバルコート大崎」、野村不動産「プラウドタワー東五反田」などかある。
地区内には約30棟の建物が存在し、築35年以上経過している建物が約6割を占めており、計画では地域のシンボルである目黒川に面する環境を活かしたまちづくりを推進するため、再開発事業によって土地の高度利用、耐震性に優れた建築物の整備、道路・歩行者空間の整備及び公園や広場などの整備を行う。
事業予定地は開発面積約1.6haで、A地区の20階建て延べ床面積約70,000㎡の業務棟、B地区の40階建て延べ床面積約41,000㎡の住宅棟で構成。竣工は未定。
「東京サザンガーデン」が竣工「パークタワーグランスカイ」見学会(2010/7/6)
サンフロンティア 所有と投資を両立させたホテルコンド「沖縄」開業 販売も順調
「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」
サンフロンティア不動産は2月20日、不動産所有・利用と投資を両立させた分譲コンドミニアムホテル「HIYORIオーシャンリゾート沖縄」(客室数:203室)を開業したと発表した。
施設は、那覇空港より車で約49分、沖縄県国頭郡恩納村に位置する敷地面積13,263㎡(4,012.06坪)、地下1階地上12階建てホテル棟と地下3階地上4階建て延べ床面積21,998.70㎡(約6,654.61坪)。客室数203室。客室面積は56.12㎡~90.46㎡。
①全室サンセットオーシャンビュー&フラットテラス付きスイートルーム②メインダイニングや鉄板焼ハウスのほかテラスやリビングで楽しめるインルームダイニングなど7種類の食事③サウナ付き露天風呂、ジャグジー付き室内プール、屋外プール、エステサロン、フィットネスジムなどの設備④ロングステイを可能にするキッチン・冷蔵庫・食器・乾燥機付き洗濯機などの設備-などが特徴。
2019年2月、第1期(25室)が4,930 万円~16,400 万円(最多価格帯5,900 万円台、専有面積56.12~90.46㎡で分譲された。販売は好調で、残りはわずかの模様。オーナーが利用しない日は、一般客室として利用され、オーナーには賃料収入が入る。
客室
登録件数と成約件数の乖離は重複登録が理由 レインズ情報の疑問に機構から回答
1月24日と1月26日に書いたレインズ情報に関する疑問について東日本レインズに問い合わせていたが、その回答があった。以下に紹介する。
まず、新築戸建ての登録件数と成約件数の乖離(新規登録件数に占める成約件数は8.4%)が大きいことについて。
レインズは「売却の仲介を一社だけに依頼する専属専任媒介や専任媒介物件は宅建業法でレインズに登録する義務が定められています。売買物件のうち宅建業者が所有している物件(売主物件)や賃貸物件はレインズへの登録は任意ですが、レインズを利用して取引を促進するため相当数が登録されています。
そのため、登録件数は一般媒介契約のように複数の業者から一つの物件を登録されていたり、売主物件で一つの物件を複数回登録されていたりする場合もあります。
一方、成約件数は取引が成立した一つの登録のみがされます。分母の登録件数と分子の成約件数はベースが異なるため、登録件数に占める成約件数の比率は小さくなります」としている。
-つまり、一つの物件が複数回登録されている可能性が多いということだ。同じ物件であることはデータ処理の段階でチェックできるはずなので、重複登録を避けることはできるのではないか。着工件数より多い新規登録件数の情報など信用できるのか。
次に、「成約報告をしない業者が信じられないほど多い」との業界紙記者の指摘について。
回答は、「登録したままになっている物件数は把握しておりません。成約報告を怠った場合は事務局指導や当機構委員会の協議による処分が行われます。宅建業法上の措置については監督官庁(国交省、都道府県庁)にお問い合わせください」となっている。
-これは国土交通省、都庁などに聞くことにする。
レインズ情報に記載されている物件概要・項目についてレインズは、「当機構ではレインズ情報の記載内容は開示しておりません。マンションの登録情報では施工会社、管理会社の項目はありますので(会員不動産会社が登録していれば)確認することができます。間取り図は販売図面を登録していれば確認することができます」とのことだ。
-これは残念だが、これ以上深入りしない。レインズの会員である親しい不動産会社に聞けば教えてくれるところがあるかもしれないが、「社員は発行されたID・パスワードを使用してレインズを利用することができます。利用者は会員不動産会社で管理するよう指導しています」(レインズ)とあるように、記者など第三者に閲覧させることは禁止されているはずで、そんなことは記者もしたくない。
レインズ情報の加工・公表などの禁止については、レインズは「事実確認・指導を行うケースは年に1~2件のペースで発生しています。規程に違反している場合、事務局指導や当機構委員会の協議による処分が行われます」とのことだ。
一つ、面白いことが分かった。これは業界の常識かもしれないが、「会員になるには宅建業者でレインズ構成団体(FRK、宅建協会、全日本不動産協会、全国住宅産業協会)に入る必要があります。会費はそれぞれの団体で異なります」(レインズ)とのことだ。不動産協会は入っていないようだ。同協会会員はほとんどFRKの会員でもあるはずなので、不都合は生じないと思うが…。会費も加入団体によって異なるというのも初めて知った。各団体に聞くことにしよう。
業界初 猫の日に水洗トイレ・シャンプーシンク一体型「ネコレット」発売 大和ハウス
「ネコレット」
大和ハウス工業は2月22日、水洗トイレ・シャンプーシンク一体型猫専用ユニットバス「ネコレット」を2021年2にゃん月2 2にゃんにゃん日(猫の日)に発売すると発表した。この種の商品は業界初。ニューノーマル時代を見据えた住まい提案第三弾。
商品は、猫がトイレに尿を排泄し、退出後に自動洗浄ができるようにセンサーを搭載したトイレ「猫トイレパン」を設置し、ファンを内蔵した光触媒作用による脱臭器も併設することで、トイレ空間にこもる臭いを軽減する。
また、水が嫌いな猫のシャワーに対するストレスを軽減させるため広々とした深型シンク(深さ22cm×幅63cm×奥行37.5cm)に加え、猫の転倒防止用滑り止めゴムマットを採用。シンクは三面を高くしたため「猫シャン」時の水跳ねも気にならなくしているのが特徴。シャワーヘッドにはマイクロバブル水栓を搭載している。
開発に当たっては、日本を代表するアーティストで愛猫家のDREAMS COME TRUE 中村正人氏がコンセプター/発案者として企画した。
寸法は幅98cm×奥行59cm×高さ110cm。販売目標は年間100ユニット。本体価格は36万3,000円(税込)。
猫トイレパン(左)とシャンプーの様子
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報道関係者向け発表会がこの日(猫の日)10:30~12:00、オンライン配信によって行われた。同社取締役常務執行役員・大友浩嗣氏と中村正人氏が登壇し、メディアとの質疑応答にも30分くらい時間をかけるなどとても面白い発表会だった。
記者も小さいころ、実家がオス猫を飼っていた。放し飼い同然だったので家の中で排泄することはなかったが、ネズミを捉えるとこれ見よがしに三和土で食べ、抜け毛をそこら中にばらまき、泥足で動き回り、隣近所の野良猫を引き込み、食器棚を難なくこじ開ける狼藉には閉口した。
さらに、猫の尿は草花を枯らすほどの威力があり、強烈な悪臭を放つ。大きな家ならともかく、マンションなどの家の中で飼育するというのは理解できない。そもそもそもそも猫は風呂など水が大嫌いなはずだ。給排水の設備にはそれなりの費用が掛かり、どこに設置するかも問題だろう。
まあ、しかし、ペット飼育者の悩みを解決しようとする姿勢は買える。年間販売目標が100ユニットなのは、多いのか少ないのかわからないが、業界初という宣伝効果を考えたらもとは回収できると読んでいるに違いない。
大友氏は賃貸住宅への展開について聞かれ、「賃貸は大家さん次第。サービスの一環。」と答えたように爆発的なヒットは考えていないようだ。中村氏も「(排せつ物の処理など)課題解決のために考えたもので、風呂ありきではない」と答えた。猫に対する愛の深さとはあまり関係がなさそうだ。
ペットフード協会の調査によると、2020年10月現在、全国の犬の飼育頭数は約8,489千頭、猫の飼育頭数は約9,644千頭で、1 年以内に新たに飼われた猫と犬は約95万頭・匹(前年比約15%増)と推計されるという。わが国の世帯数は約5,690万世帯だから、多頭飼育を考慮しなければ約31.8%の世帯で飼育していることになる。凄い数だ。
大友氏(左)と中村氏
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記者は、じわじわと自動洗浄バスが売れているように感じる。風呂掃除ほど面倒で時間のかかる家事労働はない。その労力をお金に換算したら1万円/月はくだらないはずだ。
それより、記者が期待しているのは人間自動洗浄バス(人間洗濯機)だ。これが開発されたら、浴室スペースは半分以下に収まるだろうし、水道使用量も激減し料金は半減する。そしてまたバーチャルウォーターの概念を取り込み、その効果を金額に換算したら1世帯当たり年間100万円、全世帯では数兆円に上るはずだ。
大和ハウス工業がこれを開発したら、売上高は10兆円どころかその数倍に上るはずだ。大友さん、ぜひ開発に着手していただきたい。
ニャンともうらやましい 大和ハウス「猫と暮らすまちなかジーヴォ」オープン(2017/3/22)
東京都 新型コロナ感染者 報告漏れ838人を追加 昨年11/18~1/31分
東京都は2月15日、新型コロナ感染者数に未入力データがあるとして11月18日から1月31日まで合計838人分を追加すると発表した。2月15日まで累計感染者は107,609人となった。
患者数の急増により保健所の業務が増大し、報告データに未入力が生じたためとしている。
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予想されたことだ。第一波の時から専門家から「保健所業務はひっ迫している」「疲弊している」などの声が上がっていた。都は毎日、メディア向けに午後3時までに感染者数を発表してきたが、無理があったようだ。
記者はこの日(16日)、追加分のデータを入力するため午前9時から作業を行っているが、16時現在、作業は完了していない。
10年の活動を綴った「さくら茶屋物語」発刊 団地再生目指すすべての人に薦めたい
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記者もささやかながらクラウドファンディングに協力した「NPO法人さくら茶屋にししば」が発行した「コミュニティカフェ さくら茶屋物語 居場所は街を動かす」(発行:フェミックス)が届いた。
「さくら茶屋」がどのような活動を行ってきたかは添付した「住民主導のもう一つの『奇跡の街』 横浜・金沢文庫 西柴団地『さくら茶屋』」の記事を読んでいただきたい。
〝奇跡の街〟などと最大級の誉め言葉を使った街はこの20年間に4か所ある。山万「ユーカリが丘」、ポラス「パレットコート七光台」、入間市「ジョンソンタウン」と、そして3年前の今ごろ取材した「さくら茶屋」だ。あのときの感動がまざまざと蘇ってくる。
「記念本」には、当初予定では、活動開始10周年を記念したパーティのようなものだったのが、新型コロナを経験することで「こんな時代だからこそ…私たちの思いと経験を伝えるものにしないといけない」という結論に達したことが書かれている。
そして、クラウドファンディングによって258名もの賛同を得て、当初目標の100万円の2倍195万円超の寄付を集めて発行に至ったものだ。
巻末にはさくら茶屋の活動を支えている85人のボランティアの方々のアンケート調査結果も紹介されている。回答者83人の平均年齢は66.3歳だが、80歳代の10人と70歳代の38人で全体の58%を占める。男女比は分からないが、90人近い自由回答記述者は圧倒的に女性が多い。そのパワーに驚きを禁じ得ない。
この本が、団地再生を考えるすべての関係者の方々に読んでいただきたい。街を元気にするヒントがここにある。
「さくら茶屋物語」は四六判並製256ページ、定価本体1800円+税。連絡先は〒236-0017 横浜市金沢区西柴3-17-6 NPO法人さくら茶屋にししば 電話/FAX:045-516-8560 E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
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〝街の再生〟などという、明るい未来など描けない大きなテーマに取り組むのは骨の折れる仕事だ。できれば目をつぶり避けて通りたい。
しかし、土地神話を信じて疑わず、バブルの波に乗ってさんざん郊外住宅地をほめそやしてきた小生の心の奥底には自責の念が燠のようにくすぶり、あるいは澱のように沈殿し苛んできた。
そこで9年前だ。意を決して取材することを決めた。首都圏郊外のある住宅地だ。人口はほぼ半減し、55歳以上の人口比率が50%近くに達するなどほとんど限界集落に近い悲惨な状況にあることを知ったときは愕然とし暗澹たる気持ちになった。どっと疲れた。
その街の所在を明らかにすることの反動が怖く匿名にしたほどだ。記事は予想外の反響を呼んだ。アクセス数は数万件に達した。
国はいま、「住宅団地再生連絡会議」を立ち上げ、全国に数千か所あるといわれる団地の再生に取り組んでいる。前途は多難だと思うが、住民参加が欠かせないことを「さくら茶屋」の事例は教えている。
「記念本」に寄稿している早稲田大学社会科学総合学術院教授・卯月盛夫氏は、「従来のように税金のみで建設され運営されるコミュニティ施設に対して、さくら茶屋のように市民が企画、計画、建設、運営するコミュニティ施設の方が圧倒的にコストパフォーマンスが高く、加えて市民のコミュニティ意識を大きく向上させてきたことは、誰もが認めるところである」(219ページ)と述べている。
設立10周年 さくら茶屋が出版計画 クラウドファンディングで資金募集(2020/10/18)
鳩山NT活性化を「私自身がアート」藝大卒・菅沼朋香氏「ニュー喫茶 幻」開業(2019/3/23)
住民主導のもう一つの「奇跡の街」 横浜・金沢文庫 西柴団地「さくら茶屋」見学(2018/2/14)
「さくら茶屋にししば」など全国先進事例を報告 第2回「住宅団地再生連絡会議」(2018/1/23)
なぜ80年間も持続できたのか 奇跡の街 入間市の「ジョンソンタウン」を歩く(2017/10/16)
全国276団体が参加する「住宅団地再生連絡会議」設立 国土交通省(2017/1/31)
ポラス 〝奇跡の街〟野田市七光台に地域コミュニティ支援のカフェ オープン(2016/11/19)
70歳以上の比率は20%超続く 100歳以上も増加 都の新型コロナ感染者
敵もさるもの-東京都の新型コロナは緊急事態宣言発出からほぼ1か月が経過した。感染者は減少傾向にあり、政府が目指す1日当たり500人まであと1歩と迫ってはいるが、70歳以上の高齢者の感染者はそれほど減ってはおらず、全体の感染者に占める割合はむしろ上昇傾向にある。
グラフは1月以降の70歳以上の感染者の数と全体感染者に占める割合を示したものだ。1月5日に131人を記録すると、その後は100人を割る日は1日しかなく、期待するほどの数値になっていない。
感染比率も、昨年までは10%を切っていたが12日に12.2%となると、その後はどんどん上昇し、最近は20%前後で推移している。
100歳以上も1月半ばから連日のように感染しており、2月6日現在では男性12人、女性47人、累計59人に達した。
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コロナは押しなべて平等にわれわれを処するかと思っていたが、その逆だ。社会的弱者を容赦なくいたぶるつもりのようだ。コロナを貴殿か貴女か貴様かお前と呼ぶのかわからないが、惻隠の情はないのか憐みのいたわりの慰撫する気持など微塵もないのか。
高齢者の皆さん、こうなったら徹底して逃げて、逃げて、逃げて地の果てまで逃げ切ろうではないか。その先には何があるか、神か仏かあるいは地獄か。そんなことは知ったことではない。
多分80歳以上の人はご存じのはずの、われわれ団塊世代も意味だけは知っているはずの、そしてまたそれ以下の年代の人にとって死語と化したはずの〝欲しがりません勝つまでは〟が亡霊のように蘇ってきた-ン? われわれはいったい何を欲しているのか。