決勝打を放ったリバブル山田
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 2 | 1 | 1 | 4 | 8 | ||||
セキスイハイム不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 |
セキスイハイム不動産 最終回の猛攻及ばず
ハイム不動産 井上
東急リバブルが無傷の4連勝で第19回大会以来8年ぶりに決勝Tのシード権を獲得。藤巻投手は小気味いいピッチングで4回まで3四球を与えたのみで、完璧 に抑えたが、足を怪我したためか5回に突如崩れ、6連続四死球などで5失点した。セキスイハイム不は積水ハウスと次戦で決勝T進出を賭ける。
リバブルは2回、2つの敵失からチャンスをつくり、9番山田の中堅超え3塁打で2点先取。3回にはこの回先頭の1番河添が死球で出塁、盗塁と敵失で河添がホームを踏み、続く4回にも7番小泉が右翼前安打したのを右翼手が後逸する間に小泉が還り1点追加。5回には4つの四死球と小泉の2点3塁打などで4点を奪い試合を決めた。
藤巻投手は4回まで3つの四球を与えたのみで完璧に抑えた。5回は6連続四死球などで5失点した。
セキスイハイム不動産は最終回、藤巻の乱調で5点を返したが、拙守で新人の井上投手を見殺し。井上の自責点は5回の4点のみ。ノーヒットに抑えられた。
〇大槻監督 藤巻? 後で知ったのだが、最終回は怪我の影響だったようだ
〇山田 藤巻がいい? 投げ方を変えた
●ナイン プレッシャー? 全然ない(勝てばシード権を獲得できたのに、まるで緊張感がなかった)
リバブル藤巻 ノーコン病克服
惚れ惚れする投球内容
リバブル 藤巻
リバブル藤巻の巧投が光った。相手が〝格下〟のハイム打線とはいえ、初回に2死から四球を2つ出したが、5番酒井を三振に切って取ると、あとはスイスイ。4回まで奪った12のアウトのうち三振、投手フライ、投手ゴロ、捕手の邪飛で8つ。内野飛球とゴロが2つに、外野飛球が2つ。完璧な内容だった。
投球フォームが変則で、上げた左足を途中で少し止め、横手投げからピュッとひねるような投げ方をする。打者としてはタイミングを取るのが難しく、打ち損じする。2段モーションを指摘されたことはないようだ。
山田捕手が「投げ方を変えた」と、藤巻投手がよくなった理由を明かした。前の試合では猪股が「藤巻がよくなっているので、後ろを心配することがなくなり安心して投げられた」と話した。
◇ ◆ ◇
藤巻がデビューしたのは3~4年前か。素晴らしく速い球を持っているが、突如として制球を乱す弱点もある投手だった。
その後も制球難は解消されず、後からデビューした谷貝にエースの座を奪われた。大事な試合での藤巻の登板はなくなった。コントロールを重視するあまり、球に威力がなくなっていた。
ところが、谷貝は今年初めに退社。藤巻が投げざるをえない状況にチームは追い込まれた。
記者は、藤巻がノーコン病を克服しないと決勝T進出は難しいと読んだ。レーティングも決勝T進出ラインぎりぎりの80にとどめた。
しかし、チームは4連勝で第19回大会以来の決勝Tでのシード権を獲得した。藤巻はうち3勝した。
そういえば昨年だったか。試合後、山田相手に投球練習をする藤巻の姿を見た。今年の開幕前には、大槻監督が見守る中、神宮外苑の屋内練習場で藤巻に身振り手振りで猪股がアドバイスしていた。そのときも藤巻のコントロールは悪かった。
あの時は投球フォームの改造に取り組んでいたのか。藤巻の投球が安定すれば、抑えに猪股がいる。勝利の方程式が完成する。強豪が揃う決勝Tでその真価が問われる。
決勝打を放った山田
〝城東の後輩よ、頑張ってくれ。俺は甲子園に行ったんだぞ〟満塁弾を放った積水坂本
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス | 1 | 9 | 0 | 3 | 1 | 14 | ||||
東急ホームズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東急ホームズ 3安打のみで完敗
東急ホームズ佐藤匠
積水ハウスが大勝。高橋が5回完封。坂本が満塁弾を放った。次戦でセキスイハイム不動産と決勝Tの座を争う。東急ホームズは大和ハウスと決勝T進出を賭けて戦う。
積水は初回、3番新井の2塁打で先制。2回には13人攻撃の猛攻で大量9点を奪い試合を決めた。この回、1番坂本が右翼超え満塁弾を放ち、その後も5番小橋、6番山本、8番坪井も長打を放った。坪井は3安打猛打賞。4番真田のみが2-0、2四球で全員安打を逃した。
東急ホームズは完敗。放った安打は1番松本、2番山口、7番本多の3本のみ。
満塁弾を放った坂本
積水ハウス〝戦力外〟の寺島 積和に移籍
積水ハウスから積和不動産に移籍した寺島
試合を観戦していた私服姿の積水ハウス寺島が記者に声を掛けてきた。「僕、次の試合から積和の選手として出場します」「えっ、トレード」といぶかる記者に「いえ、戦力外です」と答えた。
寺島はこれまでチームのピンチを再三救ってきた。寺島が積和に異動すれば、間違いなく積和のエースになれる。積和の次戦は住林。レーティングはまだまだ差があるが、寺島が投げれば最少失点に抑えられる。打線が奮起すれば勝機も生まれる。面白い戦いになりそうだ。
〝4人の息子がみんなプロに行ってくれたら俺は左団扇だ〟積水ハウス植田と10歳の「プロ野球選手」が夢の次男の息子さん。(この日の植田は2-1、1打点。それにしても子ども4人とは表彰状あげたい)
西日の逆光と砂塵とつるつるてんの稲木の頭にカメラも異常反応したのか どうしてこんな写真になったのか(稲木は2-0だったが、外野まで球を飛ばした。かすかに産毛のようなものがあるが、これから成長するのか)
ミサワ神奈川 清水(左)と渡辺監督
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 2 | 4 | 2 | 8 | ||||||
ポラス | 1 | 3 | 0 | 4 |
ミサワホーム神奈川が乱戦を制した。ベテラン清水投手が踏ん張り、最後は新人の大沼がぴしゃり。ポラスは岩瀬の力投及ばず。ミサワ神奈川は決勝T進出。ポラスは次戦でスターツと決勝T進出を賭ける。
ミサワ神奈川は初回、1番山田、3番一場の安打と敵失で1点、さらに2死後、6番林の適時打で2点先制。2回には1死満塁から5番鈴木の走者一掃の3塁打などで4点を追加。3回にも4番関の適時打などでダメ押し。
先発の清水は4失点したが、最後は新人の大沼が最後の打者を三振に斬って取った。
ポラスは初回、清水の2塁打で1点、2回には1番上津原の適時打などで3点を返したがそれまで。
試合は3回までで時間切れ。砂ぼこりの影響をもっとも受けた端っこの「日の丸」だったためか。
〇渡辺監督 相手の岩瀬投手はいい投手だが、8安打も放った
〇藤原 地を這うようなすごい球が飛んできた(清水の打球について)
〇清水 完ぺきに打たれた(清水には、相手の清水は要注意と言ったはずなのに)
〇石部 前回3ベースを放ったとき肉離れ。9月には出られるはず
〇大沼 一人だけ三振に斬った。ストレート? 120キロくらい
〝こうやって打ったんだ〟ミサワ神奈川 鈴木(鈴木はスイッチヒッターか)
ミサワ神奈川の祝勝会
ミサワ期待の新人 並木(左)と大沼(本体のミサワホームは高齢化が進む一方なのに、ミサワ東京はどんどん新人が補強できている)
三井リアルの反省会
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産リアルティ | 1 | 0 | 10 | 11 | ||||||
ナイス | 1 | 4 | 0 | 5 |
ナイス 稲見の満塁弾 束の間 芦沢が崩れる
〝折れは45だよ、3回は無理だ〟ナイス芦沢(通算本塁打記録は間違いなく芦沢。30本くらいか)
三井リアルが逆転勝ち。先発は石谷。ピリッとしなかったが、味方の打線に救われた。松浦は欠場。ナイスは山本がヒジ痛で登板回避。芦沢は2回まで好投したが、3回に痛打を浴びた。三井リアルは決勝Tのシード権獲得。ナイスは伊藤忠ハウジングと決勝T進出を賭ける。
4点を追う三井リアルは3回、この回先頭の1番安田が内野安打、続く岩瀬も安打して好機をつくると、あとは西田、澤村、神、引地が連続四死球で1点差と追い上げ、7番大内の2点2塁打で逆転。その後も死球に9番西村の3塁打、安田の2ランなどが飛び出し一挙10点を奪い試合を決めた。
ナイスはベテラン芦沢が3回に突如崩れた。初回に3番佐藤の同点打、2回には3つの四死球から満塁とし、2番稲見の満塁弾で4点リードしたが、そのあとすぐ大量失点。
〇赤瀬 早大ソフト部出身です。日ハム入りした大嶋の後輩です。ソフトの塁間(18.29m)と野球の塁間(27.431m)が違うので、慣れるのに戸惑いがある
〇石谷 僕のふがいない投球は書かないで
●城戸監督 山本がひじ痛で投げられない
●山本 前回、急になげたのが響いた
三井リアル石谷
満塁弾を放った稲見を迎えるナイスベンチ
安田
三井リアル新人の小林(左)と赤瀬
3回無死満塁のピンチをしのいだエイブル田口と鈴木捕手
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友林業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | |||
エイブル | 0 | 2 | 0 | 3 | 1 | X | 6 |
住友林業 3回無死満塁の好機に併殺
住林 梶原投手
エイブルが逃げ切り。3回の無死満塁のピンチに先発の斉藤から受け継いだ、今夏の甲子園出場を決めた仙台育英卒の田口がぴしゃりと締めた。エイブルは初の決勝Tのシード権を獲得。住林は追い上げだが及ばず。積和不動産と決勝Tの座を争う。
エイブルは2回、この回先頭の4番荒川卓が四球、2盗塁を決めた後、6番海野の安打と7番野内の敵失で満塁とした2死後、9番斉藤、1番坂木が連続押し出しで2点先取。4回には野内と9番田口の安打に坂木の2点3塁打などで3点を追加。5回には3番松井が本塁打して突き放した。
先発の斉藤は3回、いきなり3連続四球を与えたが、ここで交代した田口が併殺打などでピシャリと締めた。
住林は3塁の無死満塁のチャンスをつぶしたのが痛かった。最終回、5番島袋が本塁打をはなったが、追撃もここまで。先発の梶原が失点を重ねた。
〇堀内監督 3回の無死満塁のピンチを田口がよく抑えてくれた。暑さ対策の記事が参考になった(この日も、投手が突如四死球を出して崩れるシーンがたくさん見られた)
本塁打を放った島袋を迎える住林ベンチ
島袋
横浜商大デーだ リストトリオが4発6打点(左から横溝、小林、杉山)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
リスト | 2 | 8 | 0 | 10 | 20 | |||||
オークラヤ住宅 | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 |
オークラヤ 小森 師匠の倉持監督の前に火だるま
前試合でコールド負を喫したリストが鬱憤を晴らすかのように猛打が爆発。横浜商大卒の杉山、横溝、新人の小林が本塁打を放った。初回、舟山が2連続四 球を出すと、すぐ横溝に代えた倉持采配も冴えた。リストは決勝T進出。オークラヤは小森が〝師匠〟倉持監督に一泡吹かせようと先発したが、火だるま。次戦 で長谷工グループと決勝Tの座を争う。
リストは初回、4番横溝が2ラン。2回には1死から1番岩島から田中、海藤、横溝、杉山小林まで6者連続安打、しかも横溝は2打席連続本塁打で、杉山、小林の横浜商大の3連発というおまけつき。4回にもこの回先頭の杉山が内野安打で出塁すると4つの四死球と敵失に杉山の代走で出塁した大坪の2塁打などで大量10点を奪った。
先発の舟山はいきなり2者に連続四球を与えると、倉持監督は横溝に交代。横溝は制球に苦しみながら大量点に守られた。
オークラヤ住宅は久々にかつてのエース小森が先発したが、強打のリスト打線につかまった。
〇杉山 今日は僕と横溝、小林の3連発。みんな横浜商大出身。横溝は2発、僕は2号。小林はいいですよ(杉山の打棒が復活。あとは岩島だけ。岩島は3-1)
〇横溝 僕はもともと投手。打つ方が楽しいので投げなかっただけ
●小森 師匠の倉持さんにいいところを見せたかったが…(小森は少年時代、倉持監督から指導を受けた。「故障もなく無事に投げてこられたのも倉持さんのお蔭」と話したことがある)
3ランを放った松本を迎えるオークラヤ住宅ベンチ
本塁打を放った横溝を迎えるリスト倉持監督
横浜商大デーだ リストトリオが4発6打点(左から横溝、小林、杉山)
旭化成ホームズ、三井不動産リアルティ、東急リバブル、エイブルが決勝Tシード権-第27回RBA野球大会水曜ブロック4日目が7月22日、折からの強風で砂塵が巻く悪コンディションの中で9試合が行われ、積水ハウス京葉を一蹴した旭化成ホームズ、ナイスに逆転勝ちした三井不動産リアルティ、藤巻が4回までセキスイハイム不動産をノーヒット・ノーランに抑えた東急リバブル、斉藤-田口の継投で住友林業に逃げ切ったエイブルが無敗でそれぞれ決勝トーナメントのシード権を獲得した。
このほか、ミサワ東京に打ち勝った初陣の積水ハウス神奈川、ポラスに圧勝したミサワ神奈川、オークラヤ住宅に大勝したリスト、大和ハウスに不戦勝の野村不動産アーバンネットが決勝T進出を決めた。決勝T進出へ残りの8チームは9月に行われる5日目で決まる予定。
川崎だけじゃないぞ! オープンハウスも3発(左から丹羽、隅田、与那嶺)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友林業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | |||
エイブル | 0 | 2 | 0 | 3 | 1 | X | 6 |
エイブルが逃げ切り。3回の無死満塁のピンチに先発の斉藤から受け継いだ、今夏の甲子園出場を決めた仙台育英卒の田口がぴしゃりと締めた。エイブルは初の決勝Tのシード権を獲得。住林は追い上げだが及ばず。積和不動産と決勝Tの座を争う。
ミサワホーム東京 神奈川(83⇒81) 8-4 ポラスグループ(80)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 2 | 4 | 2 | 8 | ||||||
ポラス | 1 | 3 | 0 | 4 |
ミサワホーム神奈川は決勝T進出。ベテランエース清水が打線に助けられた。ポラスは岩瀬の力投及ばず。次戦でスターツと決勝T進出を賭ける。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 3 | 5 | 0 | 0 | 1 | 9 | ||||
ちばリハウス | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
オープンハウスが圧勝。丹羽、隅田、与那嶺が本塁打を放った。前試合で7回15奪三振の川崎は5回まで12奪三振。最終回は降り逃げを含む4連続三振を奪った。次戦で積水ハウス京葉と決勝T進出をかけて戦う。ちばリハウスは完敗。次戦でミサワ東京と決勝T進出を賭ける。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
リスト | 2 | 8 | 0 | 10 | 20 | |||||
オークラヤ住宅 | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 |
前試合でコールド負を喫したリストが鬱憤を晴らすかのように猛打が爆発。横浜商大卒の杉山、横溝、新人の小林が本塁打を放った。初回、舟山が2連続四球を出すと、すぐ横溝に代えた倉持采配も冴えた。リストは決勝T進出。オークラヤは小森が〝師匠〟倉持監督に一泡吹かせようと先発したが、火だるま。次戦で長谷工グループと決勝Tの座を争う。
伊藤忠ハウジング(85⇒86)〇(不戦勝) ●スターツコーポレーション(77)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | |||
スターツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
伊藤忠の不戦勝。伊藤忠は次戦でナイスと、スターツはポラスとそれぞれ決勝Tの座を争う。
長谷工グループ(76⇒78)●(不戦勝) 〇積和不動産(73⇒76)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
長谷工グループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
積和不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
積和が不戦勝。次戦で住林と決勝T進出の座を争うが、積水ハウスの寺島が「戦力外」で加入した。好勝負になるか。長谷工はオークラヤと次戦で決勝T進出をかける。
旭化成ホームズ(92) 13-0 積水ハウス 京葉(83⇒82)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 7 | 2 | 1 | 0 | 3 | 13 | ||||
積水ハウス京葉 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
旭化成ホームズが圧勝。初回、1死から制球が定まらない生田投手を攻め4連続四球と北寒寺の適時打などで一挙7点を奪い試合を決めた。平山が2回を投げた。今野は3塁を守った。今季初登板の積水・生田は精彩を欠いた。「宅建」の勉強に一生懸命なのか、顔がむくみ投げられる状態でなかった。旭化成ホームズは決勝Tのシード権を得た。積水京葉はオープンハウスと決勝Tの座を戦う。
野村不動産アーバンネット(81)〇(不戦勝)●大和ハウス工業(72)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | |||
大和ハウス工業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
野村アーバンが不戦勝。決勝T進出一番乗りを決めた。大和ハウスは東急ホームズと決勝Tの座を争う。
三井不動産リアルティ(87⇒86) 11-6 ナイス(76⇒82)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産リアルティ | 1 | 0 | 10 | 11 | ||||||
ナイス | 1 | 4 | 0 | 5 |
三井リアルが逆転勝ち。先発は石谷。ピリッとしなかったが、味方の打線に救われた。松浦は欠場。ナイスは山本がヒジ痛で登板回避。芦沢は2回まで好投したが、3回に痛打を浴びた。三井リアルは決勝Tのシード権獲得。ナイスは伊藤忠ハウジングと決勝T進出を賭ける。
積水ハウス 神奈川(88⇒89) 9-5 ミサワホーム東京(88)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 1 | 5 | 0 | 0 | 3 | 9 | ||||
ミサワホーム東京 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1 | 5 |
積水ハウス神奈川が決勝T進出を決めた。エース秋山が先発したが、久々の登板だったためか、RBA初登板だったためか、制球が定まらず四死球を連発した。打線は好調で、2番石田が2連発4打点の活躍。ミサワ東京は追いすがったが及ばず。エース古市が打たれた。次戦でちばリハウスと決勝T進出をかける。
東急リバブル(80⇒82) 8-5 セキスイハイム不動産(72⇒76)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 2 | 1 | 1 | 4 | 8 | ||||
セキスイハイム不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 |
東急リバブルが無傷の4連勝で第19回大会以来8年ぶりに決勝Tのシード権を獲得。藤巻投手は小気味いいピッチングで4回まで3四球を与えたのみで、完璧に抑えたが、足を怪我したためか5回に突如崩れ、6連続四死球などで5失点した。セキスイハイム不は積水ハウスと次戦で決勝T進出を賭ける。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス | 1 | 9 | 0 | 3 | 1 | 14 | ||||
東急ホームズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
積水ハウスが大勝。高橋が5回完封。坂本が満塁弾を放った。次戦でセキスイハイム不動産と決勝Tの座を争う。これまでチームのピンチを再三救ってきた寺島が積和に「トレードてはない。戦力外」で移ったそうだ。積和は間違いなく戦力アップする。東急ホームズは大和ハウスと決勝T進出を賭けて戦う。
〝4人の息子がみんなプロに行ってくれたら俺は左団扇だ〟積水ハウス植田と10歳の「プロ野球選手」が夢の次男の息子さん。(この日の植田は2-1、1打点。それにしても子ども4人とは表彰状あげたい)
明日(7月22日)行われる予定の水曜ブロック予選トーナメント4日目12試合は、3チームが欠場ととなり9試合となる。大和ハウスが欠場した結果、野村不動産アーバンネットが早々と決勝トーナメント進出を決めた。決勝T進出16チームのうち野村アーバンを含めた8チームが決勝T進出を決める。例によって記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内は記者のレーティング。矢印は前回からの変更。
住友林業(80⇒82)-エイブル(82⇒83)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友林業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
接戦だ。1点を争う好ゲームになるはず。住林は中宇祢投手が対リスト戦で1失点に抑え、最後は石井が締めた。今回も先発は中宇祢。打線も強化されている。エイブルも互角。投手は田口、斉藤に荒川兄もいる。
勝者は決勝Tのシード権を獲得する。敗者は積和と決勝Tの座を争う。
ミサワホーム東京 神奈川(83⇒81)-ポラスグループ(80)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
ポラス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
レーティング差はわずか1点。ここも好勝負。ミサワ神奈川はエース清水が前試合で打たれた。中1週間はこの酷暑ではきつい。ポラスも岩瀬は安定しているが、接戦になったら疲労が心配。消耗戦になったら若いミサワ神奈川が有利。
勝者は決勝T進出。敗者はスターツと決勝T進出を賭ける。
オープンハウス(87)-ちばリハウス(77)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
ちばリハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オープンハウスが優勢。ただ、川崎が投げるかどうか不明。投げないと苦戦もありうる。貧打は深刻。ちばリハウスは篠原の先発だろう。相手を手玉にとるシーンもありうる。しかし、川崎が投げれば三振の山を築くか。
勝者は積水ハウス京葉-旭化成ホームズの敗者と決勝T進出をかけて戦う。敗者はミサワ東京-積水ハウス神奈川の敗者と決勝T進出を賭ける。勝っても負けても地獄の戦いが待ち受ける。
リスト(87⇒85)-オークラヤ住宅(78)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
りスト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
オークラヤ住宅 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
リストが優勢とみたが、エース舟山の出来がどうか。前試合からどこまで復調しているか。打線は繋がりを欠いたが破壊力を秘める。オークラヤ住宅は丸山の踏ん張り次第。
勝者は決勝T進出。敗者は長谷工グループと決勝Tの座を争う。
伊藤忠ハウジング(85⇒86)〇(不戦勝) ●スターツコーポレーション(77)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | |||
スターツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
伊藤忠の不戦勝。伊藤忠は次戦でナイス-三井リアルの敗者と、スターツはミサワ神奈川-ポラスの敗者とそれぞれ決勝Tの座を争う。
長谷工グループ(76⇒78)●(不戦勝) 〇積和不動産(73⇒76)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
長谷工グループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
積和不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
積和が不戦勝。次戦で住林-エイブルの敗者と決勝T進出の座を争う。長谷工はリスト-オークラヤの敗者と次戦で決勝T進出をかける。
旭化成ホームズ(92)-積水ハウス 京葉(83⇒82)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
積水ハウス京葉 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
旭化成ホームズが優勢。誰が投げるかだが、今野か平山か。記者は平山とみた。今野は前試合で全精力を使い果たしたと見た。打線は好調。積水京葉は生田がまだ一度も登板していないが、どうなるのか。登板回避だと惨敗もありうる。
勝者は決勝Tのシード権を得る。敗者はちばリ-オープンハウスの勝者と決勝Tの座を戦う。
野村不動産アーバンネット(81)〇(不戦勝)●大和ハウス工業(72)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | |||
大和ハウス工業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
野村アーバンが不戦勝。決勝T進出一番乗りを決めた。大和ハウスは積水ハウス-東急ホームズの敗者と決勝Tの座を争う。
三井不動産リアルティ(87⇒86)-ナイス(76⇒82)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
ナイス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
三井リアルがやや優勢。前試合は松浦が不調で、薄氷を踏んだがここは必勝態勢。水野の先発もあるか。打線は引き続き好調。ナイスは新人の山本がいい。レーティングを6引き上げた。ここは真価が問われる。強打の三井リアルをどう抑えるか。
勝者は決勝Tのシード権獲得。敗者は伊藤忠ハウジングと決勝T進出を賭ける。
積水ハウス 神奈川(88⇒89)-ミサワホーム東京(88)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
ミサワホーム東京 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
旭化成ホームズに善戦した積水ハウス神奈川のレーティングを1点上げる。強さは本物だ。誰が投げるかだが、エース秋山が登板に意欲を見せている。打線もいい。ミサワ東京は前試合の積水京葉にまさかの大逆転負け。厳しい戦いになりそう。古市の先発か。好勝負になりそう。
勝者は決勝T進出。敗者はちばリハウス-オープンハウスの敗者と決勝T進出をかける。
東急リバブル(80⇒82)-セキスイハイム不動産(72⇒76)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
セキスイハイム不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
打線好調の東急リバブルが優勢。ここも一気に押し切るか。先発は調子が上がっているという藤巻。猪股の連投はないと見た。ハイム不動産は新人
勝てば決勝Tのシード権を獲得。敗者は積水ハウス-東急ホームズの勝者と決勝T進出を賭ける。
積水ハウス(76)-東急ホームズ(71)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
東急ホームズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
積水ハウスがやや優勢。前試合では住友不販とのシーソーゲームを制した。投手力に不安を抱えるが、ここは力が勝る。初陣・東急ホームズは初戦で継投に失敗したが、こんどはどうか。勝てない相手ではない。
勝者は東急リバブル-セキスイハイム不動産の敗者と、敗者は野村アーバン-大和ハウスの敗者と決勝T進出を賭けて戦う。
明日の東京の天気予報は晴れで気温は酷暑日の35度。RBA野球大会水曜ブロック予選4日目は、決勝T進出をかけた激しい試合が予想されるが、各チームにとって怖いのは暑さ。
先週の試合では、旭化成ホームズ今野、オープンハウス川崎のように好投した投手もいるが、リスト舟山、三井リアル松浦、住友不販の伊藤などが痛打を浴びたのも酷暑と無関係ではないはずだ。突如コントロールを乱し、四死球を連発して崩れた。
消耗戦になったら、間違いなく投手に余裕のあるチームが勝つ。投手はDHにするか、継投を考えるか対策を練ったほうがいい。四死球を出したら黄信号とみたほうがいい。
2008年に書いた記事「酷暑が投手のスタミナを奪う データが証明」を再録する。
東急リバブル 猪股
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 0 | 3 | 2 | 3 | 8 | ||||
野村不動産アーバンネット | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 4 |
野村アーバン 岩崎
東急リバブルが流通会社対決を制し3連勝。かつての優勝投手・猪股が緩急を駆使して野村アーバンネットを4失点に抑えた。自責点は2。野村アーバンは次戦以降を考えたのか塚本-岩崎-茂木とつないだ。
2点先制を許したリバブルは3回、この回先頭の1番河添以下、長谷川、近藤の3連打で1点。さらに内野ゴロとパスボールで逆転。4階には四球で出塁した7番西澤を走者に置き8番札ノ辻が2ラン。1点差に追い上げられた5階には2死から5番古屋が歩き、6番尾形、西澤の連続弾で野村を突き放した。
投げては第17回大会の総合優勝投手・猪股が5回完投。緩急で相手打線に的を絞らせなかった。
野村アーバンはあと一歩及ばず。2回、4番吉本の安打に5番田中の死球、6番丹羽の安打で満塁とした2死後、9番野口の2点打で先制。4回には3つの敵失と野口の安打でその差1点と追い上げたが、5回に再び引き離され万事休す。
○大槻監督 3連勝ですよ。猪股の先発は予定通り(記者は全然読めなかった)
○猪股 途中、どうして投げたらよいか分からなくなった。しかし、このところの藤巻が良くなっていたので、行けるところまで行こうと思って投げた(暑さにばてるかと思ったが、最後まで投げ抜いた。36歳だからまだまだやれるはず)
●三根監督 チームを作っていくためにいろいろ試したいことがあった
リバブルベンチ
あと1点に迫った野村アーバンベンチ
積水ハウス真田(左)と田口
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 10 | 14 | |||
住友不動産販売 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 |
住友不販 増田の逆転弾つかの間
住友不販 伊藤
積水ハウスが逆転勝ち。最終回、住友不販のエース伊藤が突如乱れたのにつけ込み四球と敵失で逆転すると、真田の満塁弾も飛び出しこの回一挙10点。住友不販は増田の2ランで逆転したが、その後エース伊藤が炎上。予選敗退が決まった。
3点先行を許した積水は2回、4番堀田、5番田口の連続2塁打などで1点差に追い上げ、3回は9番山本の四球を足がかりに1番坂本、3番荒井の安打で逆転。再度リードを許した5回には、堀田の四球をきっかけに2つの敵失と四球で同点に追い付くと真田の満塁弾などで逆転。
先発の坂本は1死もとれず降板したが、2番手の山本が粘り強く投げた。
住友不販は伊藤の乱調が誤算。初回、無死満塁から4番前田の走者一掃の2塁打で先制。1点を追う5回には1番増田の2ランで逆転したが、最終回、伊藤が四球、失策から崩れた。
○堀田監督 うちがひとつになったら強いよ(確かに。でも、このチームからはレギュラーになれる選手は一人もいない。年の功から堀田監督は監督として適任かもしれない)
住友不販 前田 逆転の好機に併殺打
試合の翌日行われた一棟リノベーションマンションプレス内覧会で説明する三井リアル神(後方は吉田助監督。別掲の記事参照)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 6 | ||||
三井不動産リアルティ | 3 | 0 | 2 | 0 | 2x | 7 |
三井リアル 松浦8三振奪うも6失点
二転、三転のシーソーゲームは三井不動産リアルティがサヨナラ勝ち。神がサヨナラ打を放った。松浦投手は8三振を奪いながら、制球難から6失点。ミサワ神奈川は一度は逆転に成功したが、清水が打たれた。
三井は初回、1番安田が安打、2番岩瀬が死球、3番西田が犠打安打で満塁とし、4番澤村が四球で押し出し、さらに2死から敵失で加点しこの回3点先取。逆転された3回には3塁打を放った澤村を5番神が本塁打を放ち逆転。さらに逆転を許した5回には、無死から四球で出塁した2者を神が2点2塁打を放ちサヨナラ。
安西監督が〝大物〟を強調する松浦投手は8個の三振を奪った一方で、走者を出してからコントロールを乱しては痛打を浴びた。球威もいま一つだった。
3点を追うミサワ神奈川は3回、2つの四球と3番石部の3塁打と4番関の犠飛などで一挙4点を挙げ逆転。さらに逆転された5回には1死から四球、野選などを絡めて再逆転。しかし、そのあとすぐ逆転を許した。あのコントロールのいい清水がどうして四死球を乱発したのか。暑さのせいか。
石部の当たりはファーストゴロ
野選となり生還する山田
山田を迎える関
吉田(左)と神
三井不動産リアルティの吉田助監督と主砲の神が同社の一棟リノベーションマンション事業説明・モデルルーム見学会で都心部の不動産マーケットの概況と同社の優位性、「女性をより美しく」引き立たせる商品企画について熱弁をふるった。(敬称略)
最近の選手の皆さんは、「三井不動産リアルティの吉田」と言ったて分からない人も多いだろうが、平成11年の第11回大会に本人曰く「私は野球は素人」ながら「三井不動産リアルプラン」の監督として初めて出場。この大会では1勝をあげたが3敗。その後の5年間は2勝10敗。ほとんど出ると負けを繰り返した。
しかし、野球にかける熱意は人一倍強く、選手を叱咤激励し続け、16回大会で初めて2勝するとその後は徐々に戦力を増強し、あと一歩で決勝を逃しはしたが、ついに第22回大会と23回大会で4強入りを果たした。
第24回大会からは「三井不動産販売 リハウス東京」と合併し「三井不動産リアルティ」として出場している。旧リハウス東京の安西監督が監督に、吉田氏は助監督にそれぞれ就任、現在に至っている。現在のチームの育ての親のひとりだ。そして第26回大会では念願のドーム進出を果たしたのはご存じの通り。
RBA25周年記念のイベント会場で吉田は「私は野球は素人ですが、業界の発展のため息子をRBA野球大会にデビューさせる」と語った。晩婚なのでお子さんは確か今年で4歳。あと20年くらい先には息子さんがRBAにデビューするかもしれない。
最近はあまりグラウンドに顔を出さないが、「女性活躍」を実践するため休みの日は家事・育児に専念しているのだろう。
吉田の上司は執行役員でチームの応援団長の石井雄二氏で、同じ部署には神もそうだが新エース松浦もいるそうだ。〝仕事も野球も〟頑張ってほしい。
余計なお世話だが、松浦は大丈夫か。ミサワ神奈川戦は力みすぎ。打たせて取るのが持ち味と聞いているが、コントロールが悪すぎた。あれでは打たれる。
神は一昨日の試合で2ランと、サヨナラの2点2塁打を放った。言うことなしだ。
旭化成ホームズ今野
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 4 | ||||
積水ハウス神奈川 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 |
積水ハウス神奈川 主砲斉藤 今野から2点適時打
積水神奈川 斉藤
優勝戦線を占う意味で注目された戦いは、王者旭化成が貫録勝ち。エース今野が味方の失策で3失点したが、自責点はゼロ。意地を見せた。木下が2得点2打点の活躍。積水神奈川は若佐-八木とつなぎ互角の戦いを挑んだが後手にまわされた。主砲の斉藤は1得点2打点と存在感を示した。
旭化成は初回、1死から木下が安打、すかさず盗塁を決めた後、3番松井がきれいにセンター前にヒットし1点先制。同点の3回には、2死から木下が四球で出塁し、2盗塁、3盗塁を試みたのか、記録では捕手-3塁の間に失策が記録されており、木下が生還。5回には、この回先頭の9番青木が安打、1番橋本が四球でチャンスをつくり、木下の2塁打で決定的な2点を追加した。
エース今野は3失点したが、いずれも味方の失策によるもの。自責点はゼロ。許した安打は3本、2四球の好投。
積水神奈川は惜敗。2回、この回先頭の4番斉藤の当たりは平凡なセンターフライかと思われたが、台風の影響で外野から内野に向かって吹いていた風にショート付近に戻され、敵失を誘い出塁。2死後、7番中野の中堅前安打で斉藤は3塁に走り、相手の連携ミスで生還。劣勢の5回には、1死から四球と敵失で好機をつくり、斉藤が2点適時打を放ち、その差1点と追い上げたが、それまで。
先発の若佐は球威があったが、やや制球を欠いた。2番手の八木も2失点。
○今野&津久井捕手 (初回、先頭打者の初球にスローカープを投げセカンドフライに討ち取ったが、どっちのサイン? の問いに)津久井のサインどおり(今野)いや、今野さん(津久井)(若佐は先頭の橋本から三振を奪ったが、最初はストライクが入らず、ボールスリーとなったのと対照的)
●八木 相手は強かった。うまい。しかし、次はうちが勝つ
●秋山 (どうしたら旭化成ホームズに勝てるか? )僕が完璧に抑える(専大卒だから、旭化成・北寒寺の後輩)
松井の安打で生還した木下を迎える旭化成ホームズナイン
木下
◇ ◆ ◇
敗れはしたが、積水神奈川の強さは本物だ。レーティングは旭化成ホームズ92に次ぐ88としたが、まだまだ伸び代がありそうだ。前回投げた工藤、今回投げた若佐、八木とも2番手、3番手の評価で、エースの専大硬式出身の左腕秋山(27)はこの日も出番なし。
秋山の投球練習を少し見たが、速球派だ。この日、旭化成は6人の左打者をそろえた。山本監督は「たまたまそうなっただけ」とうそぶいたが、秋山が投げないと読んでいたのか、それともあえて揃えたのか。秋山は「今日は遠投もした。肩は問題なし。次は投げる。旭化成にどうしたら勝てるか? 完璧に抑える」と、挑戦状を叩きつけた。
打線もいい。斉藤と今野の対決は3打数1安打2打点、1三振。最初のショートフライエラーは風に掬われたものだが、本人は「グリップで打った」と言ったように、それでも外野に飛ばせる腕力はけた違いだ。3打席目の安打も「指に当たった」と冗談交じりに話したように、きわどい今野の球をはじき返したようだ。
下位打線も長打力を秘めている。2回、7番中野は今野の球を見事に中堅にはじき返したし、3回にも9番の左打者宇野は右に引っ張って安打した。
今野以外でこの打線を抑えられる投手がいるか。オープンハウス川崎も積水京葉の生田も速球だけでは抑えられないのではないか。三井リアルの松浦も今日の出来では難しい。むしろ変化球にキレがある伊藤忠の渡辺か、住友不販の伊藤かと思ったが、伊藤は予選敗退してしまった。日曜ブロックではケン小笠原や青山メイン小松崎、三井相澤くらいか。
ユニフォームの左袖には「S.W.A.T」の文字があったが、何の略か。まさか米軍の特殊部隊ではないだろう。
中野の安打と敵失で生還した斉藤を迎える積水神奈川(斉藤の足は速くはないが遅くもない。動きは機敏)
秋山
山縣捕手(肩はいい。木下には2盗塁を許した)
女性応援団