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 三菱地所は4月7日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく緊急事態宣言の発令を受け本店、横浜支店、中部支店、関西支店、九州支店を対象にした在宅勤務を前提とした勤務体制を徹底するとともに、期間を5月6日まで延長すると発表した。

 


 

住友不動産は47日、⼤規模複合施設「有明ガーデン」と「⽻⽥エアポートガーデン」の開業を当初予定の2020 4⽉下旬からそれぞれ515日、夏頃に延期すると発表した。

本⽇、新型コロナウイルス感染症に関して発令される緊急事態宣⾔や東京都をはじめとする各⾃治体からの要請を踏まえたため。今後の情勢により再延期する可能性もあるとしている。

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 別表は、東京都が発表した4月6日分の新型コロナウイルス陽性患者83名の属性を表・グラフにまとめたものだ。

 年代では20~40歳代が多く、全体の65.0%を占めている。一方で、70代以上は6名、全体の7.2%にとどまっている。

 男女別では、男性57名(68.7%):女性26名(31.3%)となっており、これまでと比べやや男性の比率が高まった。女性は20歳代が最多の8名で、50歳代はゼロ。

◇      ◆     ◇

 今日で7日連続して属性を表・グラフにした。小生がやることではないと思うが、少しは役に立とうとオープンデータのエクセル表を分かりやすくしたつもりだ。都が発表するデータは隔靴掻痒、知りたいことはほとんど手掛かりがつかめない。

 表・データからは、少なくとも70代以上の高齢者の陽性患者が漸減していることが分かる。国や都の「外出自粛」の呼びかけと、高齢者の自発的な自粛が効果を上げていると理解できるのではないか。

 心配なのは、やはり10代、20代の若年層だ。4月に入ってから性別が不明の10代と調査中の20代がそれぞれ1名いる。これは何を意味するのか。

 都にひと言。都は、「新型コロナウイルス感染症対策サイト」と感染症対策本部からとそれぞれ情報を公開しているが、元データは同じだ。そのままデータを公開しているのに過ぎないと言ったら失礼か。(対策本部は4月1日以降の区市町村別患者数を公開しているが)

 情報公開にどれだけのスタッフが関わっているか分からないが、同じ情報なら一元化し、もっと具体的で心がこもった情報を伝えるべきではないか。

 

 


 

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 東京都は4月5日、新型コロナ陽性患者が143名判明したと発表した。このうち92名は感染経路が不明で、1名は20歳代で性別は調査中、7名は性別、年齢とも調査中。

 年代では20歳代が36名ともっとも多く、以下、30歳代が33名、40歳代が20名。70代以上は16名。

 男女別では、男性は85名(63.0%):女性50名(37.0%)。男性は20~40歳代で54名にのぼり、男性全体の63.5%を占めている。一方、女性は20~30歳代が33名、女性全体の66.0%に達している。

 1日間の患者数は前日の118名を超え過去最多。4月に入ってからの5日間で513名にのぼっており、3月31日までの521名にほとんど並んだ。

◇       ◆     ◇

 データからは、70歳以上の高齢者の患者数が確実に減少していることが分かる。70代以上の高齢者は、3月31日までの全患者数521名のうち20.7%の107名だったのが、4月1日からは全患者数502名(不明除く)の14.5%、73名にとどまっている。国などの外出自粛の呼びかけが効果を上げていると読み取れる。

 気になるのは不明者の増加だ。3月31日までは4名だったのが、4月に入ってからはすでに12名に達している。

 その理由は分からないが、本人、あるいは家族、関係者が公表を拒否している事例もありそうで、都の担当者もその可能性を否定していない。

 〝プライバシー〟が感染経路不明者の増加につながっている可能性が大きいのではないか。

働きバチが妖しいコロナに吸い寄せられる図式 東京都の新型コロナ感染者属性(2020/4/5)

40歳代が最多20歳代は女性比率62% 東京都の新型コロナ感染患者の属性(2020/4/1)

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 今日(4月5日)で5日続けて東京都の新型コロナ陽性患者の属性を紹介する。

 これまでも書いたように、属性で分かるのは年代、性別だけで職種、感染場所、症状など都民が知りたいことは杳として知れない。

 それでも、表・グラフから感染源を推測することは容易だ。もっとも気になるのは、10歳代から30歳代の女性の感染者が多いことだ。この方たちの中には海外渡航者、病院・介護現場などの方も多いかもしれないが、小生は別のクラスターがあるのではないかと思っている。

 その懸念を裏付けるように、小池百合子東京都知事は4月3日の会見で次のように述べている。

 「都民の皆様方には『密閉』、『密集』、『密接』の3つの密を避ける行動、そして週末の外出の自粛などをお願いしている」「厚生労働省の対策本部の専門家、クラスター班の分析によって、東京では夜の飲食店などでの集団感染が多発しているということが明らかになってきた」「都民の皆様方には平日のテレワーク、スムーズビズ、在宅勤務、そして夜間の外出、また、週末におけます不要不急の外出を厳にお控えくださいますよう、改めて強くお願いを申し上げます」

 吉村洋文大阪府知事も4月1日の会見で「大阪市の北区を中心としたエリアにおいて、どうもクラスターが発生しているというのが今の大阪のクラスター班の見立てです。いわゆる若者が踊るクラブじゃなくて、接客を伴う夜のそういうクラブです」「お店の同意がない以上、店名を公表することはできませんが、まさにこういったクラブやショーパブで明らかに感染者が広がってきている」と、夜の接客を伴う飲食店に出向かないよう呼びかけた。

 軽々にものを言うことは慎まなければならないが、小池氏や吉村氏の発言は、確たる証拠を握っているからこその発言だろう。

 過去最多の118名が陽性となった4月4日の東京都の患者データも接客場が感染源の一つになっていることを示唆している。女性患者44名のうち20名(約45%)は10~30歳代であることだ。男性の10~30歳代の患者も22名だが、男性患者74名に対する比率は約30%だ。

 この差が示す図式は、夜の蝶が甘い蜜(密)を求めて徘徊するのではなく、働きバチが妖しい光を放つコロナに吸い寄せられると読むのが正解の気がしてならない。

もっと情報開示を 働き盛りの男性比率高く、高齢者は減少 都の新型コロナ患者(2020/4/4)

 

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3日間の感染者属性

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 別表は東京都が公表している新型コロナ感染患者の4月1日から3日までの各日と、3日間の属性をそれぞれまとめたものだ。

 何らかの傾向がつかめないかと矯めつ眇めつ眺めてみるのだが、微小にして最強の敵もさるもの、素人の小生は全然わからない。患者さんも都も各人が対策を講じられるようもう少し情報を開示すべきだと思う。

 3日間の男女比は男性157名(63.1%):女性92名(36.9%)。年代でもっとも多いのは30歳代と40歳代の54名で、20歳代が40名、50歳代が29名、60歳代が21名と続く。

 70歳代以降の患者数は3月31日までの感染者521人の中で107名(20.7%)にのぼっていたのが、この3日間は32名(12.9%)へ減少しているのが特徴の一つ。高齢者が少ない(と判断していいのかどうか)のは、当初から致死率が高く、高血圧、糖尿病などの既往症を持っている高齢者の外出を控えるよう呼びかけた国やメディアの効果があつたと見るべきか。男女比の比率でも70歳以上は男性15名:女性13名と差は少ない。(喜ぶべきか悲しむべきか。歳を取ると性差は関係ないということか、新型コロナも配慮しているということか)

 男女別では、もっとも感染者が多いのは30歳代の男性で40名。以下、40歳代の男性の35名、50歳代の男性の28名。この年代だけで全体の約4割。

 気掛かりなのは20歳代の女性が21名と女性の中ではもっとも多いことで、女性はこのほか10歳代 6人(男性は1人)、40歳代19名、30歳代14名と比較的若い人の比率が高い。(若くて美しい女性を新型コロナはターゲットにしているのか、その誘惑に勝てない働き盛りの男性が多いと見るべきか)

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 小生は今のところ感染した気配は全くない。かみさんとだって濃厚(濃密)接触しておらず、外出しないから当然なのかもしれないが、これでは身体によくないと、一昨日は朝早く起き、朝食も取らずコーヒー一杯で散歩に出た。

 コンビニでおにぎり2個とお茶を買い、公園のベンチに腰掛け、満開のサクラを眺めながら食べた。寄ってきたシジュウカラにも米粒を投げてやった。〝好きッ、好きッ〟と応えてくれた。帰りには道端に咲いていたハナニラ(別名ベツレヘムの星)を数本摘まんでコップに活けた。

 昨日は、酒屋に行って焼酎一升とタバコワンカートンを買ったのみで外出はしなかった。酒屋は新型コロナと関係ないと思っていたが、売上の8割は飲食関係とかで、おやじも嘆いていた。

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ハナニラ

過去最多の97(42) 2050歳代が70 東京都 新型コロナ感染者(2020/4/3

40歳代が最多20歳代は女性比率62% 東京都の新型コロナ感染患者の属性(2020/4/1)

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 別表は、東京都が昨日(4月2日)公表したこれまでで最多の新型コロナ感染患者97名の属性を表・グラフにしたものだ。

 人数と年代、男女別だけではよく分からないが、年代でもっとも多いのは40歳代の20名、以下20歳代19名、30歳代15名、50歳代14名の順。男女別では20歳代の女性と40歳代の男性が同数の11名でもっとも多く、40歳代の女性と50歳代の男性の各9名が続く。感染者が多いのはやはり働き盛りの人で、20~50歳代で全体の70%を占める。

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 国などが高齢者の外出を控えるよう呼び掛けた成果か、3月31日までに陽性が判明した521名のうち60歳以上の高齢者は171名で、比率は32.8%に上っていたが、4月1~2日間では33名で、比率は20.2%に減少している。

 昨日は、女性の感染者が激減したので、「圧倒的に対応力、危機管理能力が高い」と書いたが、この日(4月2日)は男性50名:女性45名とまた増加した。

 専門家は〝クラスターを叩くことが肝心〟と仰っているが、都は感染対策サイトを充実させ、感染者の属性ももう少し詳しく公開すべきでないか。

新型コロナ感染者 男性比率74%20~30歳代の女性4.5%へ激減 東京都4月1日分(2020/4/2)

40歳代が最多20歳代は女性比率62% 東京都の新型コロナ感染患者の属性(2020/4/1)

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「コモリワーク」(左)と「ドマワーク」

 コスモスイニシアとリコーは4月3日、両社の住空間×働き方をテーマとした価値創出プロジェクトで発案されたアイデア「コモリワーク」と「ドマワーク」をコスモスイニシアのリノベーションマンション2件に採用、3月に完成したと発表した。

 コスモスイニシアのクリエイターとリコーのデザイナー共創したもので、「家の中で仕事に集中する」ことと「仕事以外の空気に触れ、気分転換や着想を得る」相反する要素を両立させているのが特徴。

 「コモリワーク」は、リビング・ダイニングにつながる洋室に、家族と程よい距離感を保ちながら、集中して机に向かうことができるスペース。高い視点から室内や窓の外の様子を眺められるようにしているほか、超至近投影が可能なリコーの超短焦点プロジェクターを採用し、ガラスの両面に映像を映し出すことができるようになっている。

 「ドマワーク」は、玄関と一体となる土間のような空間を設けたもの。リビングの扉を境に床の素材を切り変えることで「住まい」と「仕事場」の境界を演出。複数名でも作業しやすい広さを確保し、「ドマワーク」とキッチンの間に窓を設け、緩やかなつながりを持たせる工夫も凝らしている。「ドマワーク」に設置した「リコー インタラクティブホワイトボード(電子黒板)」は、ディスプレイに直接文字を書き込んだり、遠隔地に画面をリアルタイムに共有したりすることができる。

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「コモリワーク」(左)と「ドマワーク」

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 昨日の伊藤忠都市開発の「理想の新婚部屋」もよかったが、この日の「コモリワーク」や「ドマワーク」も、夫、または妻がリビングなどでパソコンを使い、相手から嫌がられるのを避けたいカップルにぴったりの提案だ。

 専有面積約67㎡の「エド・コモン西早稲田」(東西線早稲田駅から徒歩13分)に設置された「コモリワーク」は1.2×2.0mくらいの2段になっているスペース。約30cmのステップを3段上がった床から90cmの上段が仕事や趣味室など多目的に利用できるようになっている。腰掛けることも、そのまま寝転がることもできる。下段は収納その他の利用も可能だ。

ステップの高さが高いのは気になるが、何段も設けると専有面積に含まれるので適当でないようだ。(後付けなら違法にならないのがみそか)

 5.2畳大の「ドマワーク」は、この種のプランはモデルルームでも提案されているが、キッチンと窓でつながっているのが新しいアイデアだ。これも受けるに違いない。管理規約の〝専ら居住〟を改め、法人登記を可能にすれば人気を呼びそうだ。

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「コモリワーク」中央が上段

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「エド・コモン西早稲田」の神田川

伊藤忠都市開発 「ゼクシィ」と共同開発した「理想の新婚部屋」具現化(2020/4/2)

 3月31日付(3月30日発売)「住宅新報」の「コロナに揺れる住宅・不動産市場 五輪延期 業界に余波 『ハルミ』第2期は6月以降に」の記事を読んで驚愕した。次の文面だ。

 「主要大手ディベロッパー10社が事業主となる『ハルミフラッグ』の第2期の販売開始時期が6月以降に延期されることが3月23日に発表された。五輪開催の1年延期で、竣工も22年秋からずれ込むことが確定した」

 小生は「晴海フラッグ」の販売延期が「3月23日に発表」されたことも「竣工がずれ込むこと」も全く知らなかった。完全に出し抜かれたと思った。

 記者という商売は、他社(他者)に〝抜かれる〟(先駆けを食らう)ことを耐え難い屈辱と感じる習性が身につき、もっとも嫌う。逆に他社を出し抜こうとするから勇み足もする。

 しかし、ほとんど瞬時に、この記事はろくに取材もせず、あれやこれやの〝専門家〟のコメントで補強した合成酒ともいうべき〝フェイク〟ではないかという疑問が沸々と湧きあがった。「晴海」の販売延期は「発表」されたものではない「事実」を小生は握っていたからだ。

 「晴海」の次回販売が延期されることを小生は3月23日(月)のホームページで確認した。すぐ記事にもした(記事参照)。幹事会社の三井不動産にも確認した。「現時点ではオリンピックの開催時期は決まっておらず、竣工、引き渡し時期について確定的なことは言えない」というのが同社広報の回答だった。

 つまり、3月23日の時点で「晴海フラッグ」の販売延期は「発表」されていなかった。あくまでも物件ホームページ上での「告知」「お知らせ」の類だ。オリンピックの概ね1年延期が発表されたのは翌日の3月24日(火)で、開催日が7月23日に決まったのは3月30日(月)だ。

 同紙の発行日は3月30日だが、編集作業は3月28日(金)までに終了しているはずだから、28日の段階で「オリンピック延期」=「竣工延期」と確定するのはあり得ないと考えた。

 そこで、4月1日(水)、同紙と「晴海フラッグ」事務局に次のように問い合わせた。

 「私(記者)は、『販売延期を3月23日に発表』ではなく、ホームページで『公開』だと理解していますし、その時点で『竣工も22年秋からずれこむことが確定』してはいなかったと思います。いかがでしょうか」と。

 「晴海フラッグ」からは、三井不動産広報を通じて「『3月23日に発表』ではなく、ホームページで『公開』⇒ご指摘の通り」「『竣工も22年秋からずれこむことが確定』⇒こちらもご指摘の通りで、竣工時期については我々からコメントしておりません。現在五輪延期に伴う影響について確認中ですので、現時点では回答を控えさせていただいております」との回答を得た。

 記者はこの三井不動産広報の回答を信じる。まだ竣工時期を決めかねているはずだ。

 一方、同紙の営業本部からは「正確には、6月以降に延期が確定、竣工はずれ込む見通しとの内容にするべきでした。編集の段階で誤解を生む表現となってしまいました。申し訳ございませんでした」とメールが送られてきた。

 しかし、「竣工はずれ込む見通しとの内容にするべきだった」という新報の回答には納得しかねる。仮に「見通し」などと分かったような分からないことを書けば、読者の混乱を招くだけだ。

 小生は同紙の記事の「このほど」を止めろとしつこく書いてきた。ものごとを曖昧にするなという警告だ。今回の記事もこれと同根だと思う。日時を大事にしないから、確認もせず適当に「3月23日」と書いたとしか思えない。裏を取るのは取材のイロハだ。「ハルミ」などとカタカナ表記にしたのも理解できない。

 百歩譲って、竣工がずれ込む確たる証拠を握っているのであれば、その通りに書くべきだった。

 そうでなければ、事の重大性を全然理解していないということになる。何事もそうだが、約束を守ることは至上命令だ。マンションの竣工時期、引き渡し時期(入居開始)を守るのは至上命令であることは業界の常識だ(天変地異の特約はあるが)。事業者やゼネコンの都合で竣工、引き渡し時期が変更されたら、まずその会社は生き残れない。

 セザールがいい例だ。同社は上場した後すぐ数物件のマンションの引き渡し時期を変更した。小生はその〝嘘〟を暴いた。それから同社は業績悪化の一途をたどり、結局、東証上場後13年で破綻した。

 記事を書いた新報の記者の方にいいたい。過ちては改むるに憚ること勿れ。これを契機に日々生起する事象に真摯に向き合っていただきたい。

「晴海フラッグ」新型コロナ対策3月下旬予定の新規販売を6~7月上旬に延期(2020/3/23)

人生山あり谷あり 誰かに助けられ、誰かを助ける

 新入社員の皆さん、ご入社おめでとうございます。

 三井不動産リアルティグループの新入社員として皆さんを迎えられること、グループ全社員を代表してお祝いいたします。本来であれば昨日4月1日に「三井不動産リアルティグループ合同入社式」を開催する予定でしたが、最近の情勢により、ビデオメッセージでのご挨拶となりました。

 また、例年であれば入社式の後、そのまま東京で同期一緒に数週間の研修を行っていましたが、今年はそれぞれの支店・地域会社に分かれてのそして自宅でWebによる研修となります。できるだけ早いうちに同期の皆さんと一緒にお会いできる機会をつくりますので、今しばらくお待ちください。

 さて、皆さんは4月1日より三井不動産リアルティグループの新入社員として、社会人の第 一歩を踏み出されましたが、皆さんは当社グループにとっても令和になって初めての新入社員です。令和2年という年は、新型コロナウィルスのパンデミックあるいはオリンピックの延期といった、激動・異常事態の年であり、皆さんにとっても生涯忘れられない年になるのではないかと思います。

 この異常事態というのは当社にとって真価が問われる危機であるとともに、 絶好の好機でもあります。今年度はまさに当社の将来を決する正念場の一年になると思います。

 このような環境の中でありますが、皆さんには、若者らしく明るく、そして貪欲な好奇心を持って臆せず何事にもチャレンジしていただきたいと思います。若いうちは何も分からないのが当然です。恥ずかしがらずに分からないことは分からないと言い、おかしいと思う事はおかしいと声を上げてほしいと思います。そして若い時にしかできない失敗をたくさんして、成長してください。当社もまたそれを正面から受け止められる会社でなければならないと思っています。

 また、皆さんはこれまでご両親、ご兄弟、恩師、先輩、後輩、友人と多くの方に支えられてここまで成長されました。誰一人として自分独りだけで成長した人はいません。これは社会人になっても変わることはありません。社会人生活はつらい時もあれば厳しい時もあり、山あり谷ありですが、いつも独りでは なく必ずそばに誰かがいます。ある時は誰かに助けられ、そしてある時は誰かを助け、支え合いながら社会人生活を送っていくはずです。このことは絶対に忘れないでいただきたいと思います。

 最後になりますが、皆さんの前途洋洋たる未来と、これからのご活躍を祈念しましてお祝いの言葉とさせていただきます。皆さん一緒に頑張りましょう。

 

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