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国産木材を使用した「飛鳥山レジデンス」共用棟パース

 野村不動産は10月29日、分譲マンションブランド「PROUD(プラウド)」の独立した共用棟の構造やラウンジ、キッズルーム、ライブラリーなどの共用部内装には原則国産木材を用いていく方針を決定したと発表した。

 これまで「プラウドシティ伊丹(2018年竣工)」や「プラウドシティ吉祥寺(2020年竣工)」で木造共用棟の建設に取り組んできたが、現在販売中の「飛鳥山レジデンス」や、計画中の「プラウド練馬中村橋マークス」、「(仮称)若潮ハイツ建替計画」でも木造共用棟の建設を予定している。独立した共用棟を設置できない中小規模の集合住宅でも共用部の壁、床などの内装や、建具、家具などに国産木材を使用していく。

 木造ハイブリッドのマンションも建築中だ。販売中の「プラウド神田駿河台」(14階建て、総戸数36戸)は木質系構造部材を使用した高層分譲マンションとなる。

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「プラウド神田駿河台」モデルルーム

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「プラウドシティ吉祥寺」共用棟

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 結構なことだ。この前取材したポラスグループ中央住宅の戸建てとの複合マンション「「ルピアグランデ柏」の共用棟も木造だった。

 記者は、三菱地所が2018年にCLTを床材に用いたわが国初の高層建築物「(仮称)泉地区高森2丁目プロジェクト」を発表したあたりから、デベロッパーの「木造」の採用が加速すると読んだ。

 同社はその後、「CLT晴海プロジェクト」「みやこ下地島空港ターミナル」「PARK WOOD 岩本町」「(仮称)大通り西プロジェクト」など矢継ぎ早に事業化、今年7月には同社を含む7社の社長(うち1社は代理)が東京會舘に結集し、総合木材会社の設立発表会を行った。

 同社の独走と思いきや、三井不動産も黙ってはいなかった。昨年11月、外観に木造を採用したホテル「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」を完成させ、今年9月には木造高層建築物として国内最大・最高層となる賃貸オフィスビルを中央区日本橋本町一丁目で建設する計画を進めていると発表した。

 グループの三井ホームも先月、木造大規模中層マンション「(仮称)稲城プロジェクト」に着手すると発表した。

 記者は菰田正信社長が木造事業に意欲を示しているのを以前から感じていた。同社グループは、北海道に約5,000haの社有林を保有している。山持ち企業としてはベスト10に入るくらいの規模だ。これまでも社有林の木材・間伐材などを活用した建具・家具などを利活用してきた。

 現状ではこの2社が木造の取り組みでは突出しているが、野村不動産も〝プラウド〟マンションの一層の差別化に木造を取り込むようだ。

 他では、東急不動産が今年8月、1か月後には三井不動産に抜かれることになったが、その時点で木造ハイブリッド建築物としては最高峰の高さ約45mの「(仮称)道玄坂一丁目計画」を発表している。

 〝木造の時代〟と言われて数年が経過したが、これからは掛け声ではなく本格的な木造の時代にいよいよ突入する。「木造」に積極的か否かが企業価値を測る物差しになる。 

木造マンションの試金石目指す 三井ホーム5階建て延べ床3,700㎡の賃貸着工へ(2020/9/29)

デベロッパーの木造ハイブリッド覇権争い激化 三井不 高さ日本一70mオフィス計画(2020/9/29)

日本初 野村不&竹中 構造部に木質系部材を採用したマンション「神田駿河台」(2020/7/27)

さすが三井不動産 わが国初の本物の木造〝杉乃木〟ホテル「神宮外苑」に誕生(2019/11/13)

型枠を内装デザイン化30坪の平屋が1000万円 三菱地所 総合林業会社設立(2020/7/28)

三菱地所グループ総力結集 国内初の高層ハイブリット木造ホテル 札幌で着工(2020/3/26)

〝美しい〟〝画期的〟隈研吾氏が連発 三菱地所「CLT晴海プロジェクト」(2019/2/14)

「エコアイランドにふさわしい施設整備」 三菱地所・吉田社長 下地島空港竣工式典(2019/3/17)

シンプルで端正な姿が美しい 三菱地所 わが国初のCLT高層「高森」完成(2019/3/14)

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「抗ウイルス・きれい空気提案」イメージ

 大和ハウスは10月29日、ニューノーマル時代を見据えた住まい提案第二弾「抗ウイルス・きれい空気提案」を11月1日から開始すると発表した。

 「抗ウイルス」と「換気」に着目し、床や壁、天井、家具、カーテンにいたるまで家中まるごと抗ウイルス化する「吸着性光触媒コーティング」と、換気と空気清浄ができる「空気浄化e f(イーエフ・excellent fresh」を組み合わせたもの。

 「吸着性光触媒コーティング」は、同社と奈良県立医科大学、一般社団法人MBTコンソーシアム、キャンディルがウイルスに対する99%以上の抑制効果を共同で検証・確認したコーティング材。ウイルスなどの有害物質を常時吸着する「アパタイト」と、光に反応する光触媒作用をもつ「二酸化チタン」を組み合わせた「アパタイト被覆二酸化チタン」が24時間働き分解し、太陽光や蛍光灯、LED照明などを当てることで、抗ウイルス効果を発揮する。 防カビや防汚、消臭にも効果を発揮する。

 提案は沖縄を除く全国が対象。キャンペーンとして11月1日~2020年12月25日まで、戸建住宅の建物請負契約または戸建分譲住宅の売買契約を締結した顧客に「抗ウイルス・きれい空気提案」のうち「吸着性光触媒コーティング」を特別価格11万円(税込)で提供する。

 URLは以下の通り。

https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/antiviral/index.html

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「アパタイト被覆二酸化チタン」イメージ

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 先週は添付した記事の通り、日機装が開発した空間除菌消臭装置「深紫外線LED」とエキスパンド光触媒フィルターを「エアロテック-UV」に装備することでウイルスの除去、消臭とVOCの除去、アレルゲンの除去を可能にする三菱地所ホーム「新・エアロテック-UV」を取材したばかりだ。

 専門的な知識がまったくない記者はよく分からないが、三菱地所ホームの「新・エアロテック-UV」と大和ハウス工業の「吸着性光触媒コーティング」「空気浄化e f(イーエフ・excellent fresh」を組み合わせたらどうなるのだろうか。

 個人的には、麻薬探知犬のようにウイルスを見つけたらワンワンと警告音を発するとともに撃退するロボットを開発できないのかと思うがどうだろう。「吸着性光触媒コーティング」を衣服やマスクに塗りたくればどうなるのか。

after&withコロナに即応 三菱地所ホーム ウイルス除去に効果的な新商品など発売(2020/10/21)

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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」

 三井不動産は10月27日、ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」の日本初となる「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結したと発表した。

 2021年度工事着工予定の敷地面積約18,990㎡、延床面積約380,300㎡の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」におけるオフィス、商業店舗、サービスアパートメントなどの複合施設の39階~47階まで9フロアに展開。

 60㎡以上のキングルーム含め全197室の客室に3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定。建物竣工は2025年度。

 積水ハウスは10月28日、厚生労働省主催の「イクメン企業アワード2020」で最高賞のグランプリを受賞したと発表した。

 ①男性従業員全員に1カ月以上の育児休業取得を推進する「イクメン休業」制度を創設し、1カ月以上の男性育休取得率100%を継続② 「家族ミーティングシート」「イクメンガイドブック」の制作や「積水ハウスのパパたち写真展」の開催など、全社を挙げて育休を取得しやすい環境づくりを展開③ 「イクメン白書」の発行、「イクメンフォーラム」開催などにより社会全体の男性育休取得への機運醸成に貢献-したことなどが評価された。

 「イクメン企業アワード」は、働きながら安心して子どもを産み育てることができる労働環境の整備を推進するため、男性の育児と仕事の両立を積極的に促進する企業を厚生労働省が表彰するもの。今回で8回目。

積水ハウス 「イクメンフォーラム2020」視聴 三重県の男性職員 育休取得率日本一(2020/9/20)

 

 

 

 


 

 小田急不動産は10月28日、分譲住宅「LEAFIA(リーフィア)」の住まいへの想い(期待)をカタチ(商品化)にする新商品・サービス開発プロジェクト「想いカタチ.ファクトリー」の第四弾として、働き方改革やコロナ禍を契機に急速に浸透した「在宅勤務」に対応したプラン「ウチBiz(ビズ)」を開発し、現在販売中の分譲戸建て住宅「リーフィア祖師ヶ谷大蔵」、「リーフィア世田谷喜多見」に採用したと発表した。

 「ウチBiz(ビズ)」は、「在宅勤務の利用頻度」や「ON・OFFの切り替え」に着目した9つのスタイルで、仕事だけでなく家族時間や自分時間にも使える新しい住空間の提案。

 そのうちの一つ「ダイニングスタイル」は、扉を閉めるとダイニングスペースが3帖の大型ワークスペースに早変わりするプランで、また「カフェスタイル」では3帖のカフェ感覚で過ごせる3帖のスペースを提案している。

 小田急グループの会員制アンケートパネル「Idea パレット」や同社従業員を対象とした社内アンケートの実態調査の結果では、理想の在宅ワークスペースは「自分の部屋・書斎」が約66%を占めていることから、今回の提案となった。      

 「リーフィア祖師ヶ谷大蔵」は今年2月に取材しているので記事を参照していただきたい。「世田谷喜多見」は取材を申し込んでレポートしたい。

アプローチは「ウルトラマン商店街」「IDEA20」盛り込む 小田急不「祖師ヶ谷大蔵」(2020/2/12)

 


 

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「クレヴィア小杉御殿町」

 伊藤忠都市開発が12月に分譲する「クレヴィア小杉御殿町」を見学した。武蔵小杉駅、武蔵中原駅ともやや距離はあるが、等々力緑地に隣接する住環境と、「ヴォイドガーデン」や共用と専有の「+HANARE」を設置したプランが売りのマンションだ。

 物件は、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン武蔵小杉駅から徒歩19分(徒歩時間を含めたバス便で14分)、JR南武線武蔵中原駅から徒歩16分、川崎市中原区小杉御殿町一丁目の第一種住居地域(容積率200%)に位置する4階建て47戸。専有面積は60.52~115.04㎡、予定最低価格帯は6,500万円台~予定最高価格帯は11,500万円台(最多価格帯6,700万円台)、予定坪単価は320万円。竣工予定は2021年11月中旬。設計・監理は陣設計。施工はファーストコーポレーション。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 現地は、等々力緑地、小杉神社に隣接する一戸建てや中層マンションなどか建ち並ぶ住宅街の一角。中原小学校、川崎市公文書館に近接。バス停まで徒歩5分。

 従前敷地は賃貸マンションで、建物は東西軸が長い敷地形状を生かし東西に分割。それぞれエレベーターを配置した「Wコア」とし、6か所に「ヴォイドガーデン」や吹き抜けを設置することで角住戸比率を高め、外壁には御影石や左官仕上塗材を多用しているのが特徴。

 標準階の住戸プランは南向きが8戸と北向きが7戸。間口は最低でも8m以上、多くは10m超のワイドスパンで、最上階の4戸は6.5㎡の「+HANARE Private」付き。

 主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、リビング天井高2450~2550ミリ、ディスポーザー、食洗機、御影石キッチン・洗面カウンター、グローエ水栓など。共用施設として入居者が自由に使用できる「+HANARE Common」4室(各4㎡)とゲストルームとしても利用可能な「+HANARE Share-an」1室(15㎡)付き。

 販売を担当する伊藤忠ハウジング藤本一輝氏は「来場者の方は最初価格に驚かれますが、等々力緑地に隣接する立地、武蔵小杉駅まで徒歩時間を含めて14分、設備仕様レベルの高さをアピールしていく」と話した。

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エントランスホール

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115㎡のMrタイプ

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+HANARE Privateイメージ図

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 このマンションは、同社が開設した「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」を取材したとき話題となった。「坪単価は300万円を超えないでしょ」と質問したら同社都市住宅本部都市住宅事業第一部都市住宅事業第二課・高栁勇斗氏は「坪単価は300万円を突破する」と答えた。

 随分強気だなと感じたが、モデルルーム、現地を見学してこの価格設定が理解できた。敷地の東側は立派な神社の緑で、北側は樹高20mくらいのヒマラヤスギやイチョウ並木で、その先は等々力緑地のテニスコート、川崎フロンターレが本拠とする競技場などが広がっている。ファンにとってはたまらない魅力だろう。設備仕様レベルも間違いなく坪300万円超にふさわしいものだと思う。

 プランがまたいい。「ヴォイドガーデン」は、最近はコスト削減のためかほとんど見られなくなった昭和50年代後半からデベロッパー各社が競って採用した「ボイド」「ライトコート」「吹き抜け」と同じものだ。今回の69㎡の北向き住戸は9.6mスパンで、採光部分は浴室も含めて7か所もある。

 「+HANARE」について。「離れ」そのものは珍しいものではないが、今回は専有部だけでなく、入居者が利用できる個室5室を全体で47戸のマンションに設置したことに意味がある。

 読者の皆さんは、新型コロナ対策として採用したと考えるかもしれないが、そうではない。同社は2019年夏に周辺居住者にアンケート調査を行い、「離れ」に魅力を感じている人が67%(有効回答:400)に達したのを受けて採用したとしている。

 このような同社の時代を先取りする商品企画力は今に始まったことではないが、記者はうなってしまった。最上階の115㎡の1億円超の住戸は12か所に窓・採光部があり、98㎡プランも玄関を入った正面に吹き抜け空間があり、採光窓は7か所ある。

 武蔵小杉駅圏では決まっているものだけで今後千数百戸のマンションが分譲される。坪単価は400万円を超えつつあり、ひょっとすると500万円台になるかもしれない人気エリアだ。今回の同社の物件は消費者がどのような反応を見せるか注目したいマンションだ。

 参考。同社は「クレヴィア山吹神楽坂」でも同様の「+HANARE」を採用している。ここではしシャワールームのみで、浴槽分(0.5帖)をその他のスペースに充てた22㎡のプランもある。神楽坂は坪500万円以上が相場だ。浴槽代はいくらか分からないが、0.5帖は125万円に相当する。掃除代も節約できる。(記者も冬場しか浴槽につからない)

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 小生が書いた後だが、不動産流通研究所のWeb「R.E.port」に伊藤忠都市開発のプレス・リリースのコピペではない、現場取材したと思われる「クレヴィア小杉御殿町」の記事が同じ日に掲載された。

 小生の記事よりうまくまとめられているかもしれない。同社の了解を得たのでURLを添付する。

緑地隣接の住環境、多面採光の住戸に高評価(2020/10/28)

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現地(右側が小杉神社)

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現地(右奥のブルーぶぶんが建設現場)

これは凄い ホテルなら5つ星 伊藤忠都市 「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」(2020/9/10)

「頭のよくなるマンション」伊藤忠都市開発が埼玉で分譲(2006/11/7)

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越谷市長賞 四枝祥理さん「未来の巨大なキャンピングカーハウス」

 ポラスグループは10月26日、未就学児を対象にした「第2回ポラスグループおえかきコンクール」(主催:ポラスグループ、後援:越谷市)の各賞を発表した。

 今回のテーマは「住んでみたい夢の家・街」で、全国25都道府県73市区町村(埼玉県内12市町村420作品)から前回の328点を上回る808点(有効作品数804点)の応募があった。このうち「越谷市長賞」「審査員長賞」など225点を入賞作として選んだ。

 10月に予定していた「表彰式」は新型コロナの感染拡大を防止するため中止したが、審査風景や受賞作品の動画を10月31日にポラスグループホームページに公開するほか、11月3日(午前10:00~午後5:00、最終日は午後2:00まで)まで応募があった全作品の展示会を越谷市中央市民会館で行う。

 同社は審査員総評として①どの作品もクリエイティブで、大人の発想を上回る作品がたくさんあり、多様な感性を感じることができました②昨年より応募作品数が多く、応募エリアも広がり、結果として全体的に絵画のレベルが高まったように感じました③自由な発想で描かれた生き生きとした絵が多くありました。今後も色々なことに興味や関心を持って、絵に生かしてもらいたいと思いました-などの声を紹介した。

 また、高橋努・越谷市長は「今年の市長賞につきましては、福岡県の四枝祥理さんの『未来の巨大なキャンピングカーハウス』を選ばせていただきました。四枝さんの作品は、全ての作品のなかで、大変夢の詰まった魅力的な家で、住んでみたい気持ちになりました」とコメントを寄せた。

 中内晃次郎・ポラスクループ代表は、「今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、お子様にとっては我慢の生活が続いていると思いますが、このコンクールを通して子どもたちの創造力や表現力の成長に繋がればと願っております」と挨拶文で語っている。

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審査風景

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ポラス審査員賞 岩崎虹心さん「おはなのおうち」

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 記者は一昨日、木住協の「作文コンクール」の記事を書いた。昨日はプロのアーティストの制作現場を公開する三菱地所のイベントを紹介した。そして本日は「おえかきコンクール」だ。「作文コンクール」の応募が激減しているのに暗澹たる気持ちになったが、「おえかきコンクール」が盛況なのに少し安堵した。審査員や高橋市長、中内代表がそれぞれコメントされている通り、みんな素晴らしいのだろうと思う。

 プレス・リリースに紹介されている5作品の中では、4歳の四枝さんの作品が記者も一番好きだ。画面から飛び出しそうな迫力に圧倒される。色使いも抜群だ。ピカソが生きていたら激賞したはずだ。

 もう一つ、ポラス審査員賞を受賞した5歳の岩崎虹心さんの「おはなのおうち」がまたいい。記者は画家・絹谷幸二氏の大ファンなのだが、絹谷氏も岩崎さんと同じようにいつも太陽や虹を描く。岩崎さん、ぜひ絹谷氏のアフレスコ絵画を観てほしい。才能が爆発するかもしれない。

 ポラスグループの審査員は野村壮一郎氏と大湖正之氏とある。大湖氏は存じ上げないが(戸建ては見たことがあるかもしれないが)野村氏が手掛けた素晴らしい案件をたくさん見学している。建物をデザインするのも絵を観るのも同じだ。心が通じたようでとてもうれしい。

 記者は子どもの才能を摘み取るのは、既成概念の檻の中に閉じ込めようとする、あるいはまた金銭こそが最上の価値であると決めつける、さらにまた劣情を催す八頭身の八方美人こそが美の殿堂に祭り上げる大人と社会のゆがんだものの見方にあると思っている。

 その証拠を示そう。添付した油絵は小生の作品だ。小さいころから〝上手〟とおだてられたばかりに、大人に褒められる絵を描いてきた結果がこれだ。70歳を超えてもこの程度だ。絵画に専念していたら美術賞の一つや二つものにしたかもしれない。

 だから、同社が分け隔てなく全作品の展示会を行うのも大賛成だ。入賞しなかった作品の中にこそダイヤモンドのようにきらりと輝く、人知を超えた真実の美がきっと存在する。

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小生の6号の油絵(赤いのは林檎でも玉ねぎでもない。柘榴です)

藤元氏も藤崎氏も〝超割安〟3人のアーティストが制作・展示・販売11/1まで

どうなる国語教育 応募数は3年前から84%減少 木住協 第23回作文コンクール

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「浜松町ビジネスマンション敷地売却組合」事業計画

 三井不動産レジデンシャルは10月26日、築47年の港区・浜松町の投資用マンションの「浜松町ビジネスマンション敷地売却組合」から敷地売却を受け、10月23日に解体工事に着手し、18階建て102戸の分譲マンションを建設すると発表した。

 2014年に改正された「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に定める「敷地売却制度」を港区内で初めて活用するのと、「容積率の緩和特例制度」を活用するのが特徴。

 敷地売却制度は、耐震性が不足し、特定行政庁から要除却認定を受けたマンションを対象に、区分所有者、議決権及び敷地利用権の持分価格のそれぞれ5分の4以上の同意を得て、マンション敷地売却組合を設立し、都道府県などの認定を受けた買請人(デベロッパー)に売却できる制度。デベロッパーは取得した土地をどのように利用するかは自由なのが特徴の一つ。

 これまで全国で25件が認定され、このうち10件(千代田区3件、中野区、北区、新宿区、船橋市、港区2件、福岡市=2020年4月現在)が組合設立認可を受けている。

 組合設立認可を受けた同社の案件は2件目で、もう1件は千代田区三番町の1971年竣工の「麹町三番町コンド」(20戸)。

 「容積率の緩和特例制度」は、現行の耐震基準に満たないため、除却の必要性があると認定を受けたマンションを建て替える際に特定行政庁が許可した場合は容積率が緩和される制度。今回は400%が600%に緩和される模様。

 同社は「本マンションは主に投資用物件のため、権利者様の多くが賃貸に出され全国各地に居住されており、合意形成が難しいという側面もありましたが、理事会のご努力の結果権利者様にご理解いただき、各種相談・手続きについて港区に迅速に対応いただいたことで、今般の解体工事着手に至りました」とリリースしている。

 「浜松町ビジネスマンション」は、JR浜松町駅から徒歩6分、ゆりかもめ竹芝駅から徒歩2分、港区海岸一丁目に1973年に竣工した9階建て総戸数154戸の、住戸の9割以上が約12㎡の投資用マンション。建替え後は容積率約600%(現400%)を前提に、地上18階地下1階建、総戸数102戸の分譲マンションとなる。2023年11月の竣工を予定している。

 2014年3月に建替え推進決議(同社が事業協力者として参画)、2018年2月に港区より除却の必要性に係る認定(要除却認定)を取得、2019年10月に敷地売却決議、2020年3月に容積率割増許可、敷地売却組合設立認可、2020年10月に分配金取得計画の認可を受けた。

 青木茂建築工房は「一般社団法人リファイニング建築・都市再生協会」を立ち上げ、法人会員・個人会員の募集を開始する。

 リファイニング建築に関する情報発信、解体・完成見学会、講演会などで技術の普及を図り、評価・認定制度を構築し、金融機関に長期融資制度の整備を促すのが目的で、地方公共団体との連携も進めていく。

 入会申し込みなどは11月末に同社ホームページで公開する予定で、個人会員は入会金なし、年会費10,000円、法人会員(団体)は入会金30,000円、年会費1口(3名)120,000円。

 同社は発足の背景について、「リファイニング建築(再生建築)は、老朽化した建築物を再生・長寿命化させる建築手法で、既存躯体の80%以上を再利用し、新築に比べ産業廃棄物は約6割の減少、CO2の発生量も約8割の減少と環境に優しい建築手法で、25年以上のノウハウの蓄積があり、金融機関との提携などの取り組みも10年近くとなっています。また、社会的な環境は、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが、政府・行政はもとより一般企業でも活動の中心的課題の一つに据えられており、国内外ともに取り組みの強化が図られるなど大きく変化しています」としている。

 問い合わせは、同社内 協会事務局TEL:03-5789-0488(担当:青木、吉川)、Mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。へ。


 

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before(左)とafter

 青木茂建築工房は10月25日、「目黒クリニックビルリファイニング工事」解体見学会を行った。コロナ禍で来場制限を行ったが、定員40人×3回は全て満席となった。

 計画は、昭和44年に建設された築51年の老朽化した4階建て(建基法では地下2階地上2階建て)鉄筋コンクリート造を耐震補強、設備更新、内外装を一新し、建物の長寿命化を図りながら現行の建築基準法に適合したクリニックとするもの。

 建築確認については、従前建物を用途変更するが、特殊建築物に該当しないため第三者機関による法適合調査によって改修後の適法性を確保しているため、確認申請は行っていない。

 構造については、既存不適格建築物であるため、改修後の耐震性を確保するため耐震診断、耐震評定を取得する。改修に伴い既存耐震壁の余分な部分を撤去し、開口部の位置を変更しているが、新たに補強壁を設けるなどして耐震性を担保する。このほか、新たにエレベーターを設置し設備も一新。耐用年数も官公庁ビル並みの50年としている。

 計画コンセプトは、1棟全体を検診センターにするため居室配置が自由に行えるメリットを生かし、光と風を取り込む計画としている。

 計画について説明した同社取締役福岡事務所副所長・佐藤信氏は、「リファイニングは①遵法性②耐震性③耐用年数を明確に把握するのが重要。今回は全体で1,000か所以上の改修ポイント候補を設定し、一つひとつ検証しながら適法性、耐震性などを確保した。開口部の確保なども自由で、下2層では解体作業を行いながら上2層は仕上げ工事ができるなと施工期間も大幅に短縮できる」などと語った。

 青木茂氏は弟子に全て任せているのか、「地震時は当然ながら、躯体の長期健全性、長寿命を確保することに重点を置いた。耐用年数を50年に設定したが、結果が出るころは私は死んでいる。多分大丈夫」などと軽口を叩いた。37歳という佐藤氏に「先生の後継者? 」と尋ねたら「いつも怒られてばっかり」と返ってきた。

 計画地は、JR目黒駅から徒歩7分、品川区上大崎3丁目に位置する敷地面積約608㎡、1969年(昭和44年)竣工の鉄筋コンクリート造(地下2階地上2階建て) 延べ床面積約1,371㎡。従前は礼拝所+事務所だったのを診療所とする。設計は青木茂建築工房(意匠)、金箱構造設計事務所(構造)、ZO設計室(設備)。施工は日本建設。監理は青木茂建築工房。

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青木氏(左)と佐藤氏

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現場 1階部分

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4階部分

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改修候補を示すマーキング

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 青木茂先生の「リファイニング」は10回以上取材している。今回も説明は極めて明快だったが、何が何だかさっぱり分からないのはいつもの通り。至るところに落書きのような数字やら線が描かれているのは意味があることらしい。

 今のマンションでは当たり前になっているボイドスラブの実際も初めて見た。確かに穴が開いていた。佐藤氏によると「当時の建築物としては珍しい」とのことだった。

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ボイドスラブ

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現場

安藤忠雄氏を超えた? 青木茂氏×三井不 「氷川台」リファイニング見学会に200人超(2020/9/16)

美しい公衆トイレ 発信できた 安藤忠雄氏/世界からオファー 日本財団プロジェクト(2020/9/15)

大和ハウス工業「平和台」 同社初の「ZEH-M Ready」 申し込み殺到 早期完売へ(2020/9/15)

三井不動産×青木茂建築工房 リファイニング「初台」で見学会 過去記事も紹介(2019//12/8)

駅4分の1低層 息をのむほど美しいサペリの建具 三菱地所レジ「代々木上原」(2018/12/14)

省エネ対策に感服 三井不動産+青木茂建築工房 「林マンション」リファイニング完成(2018/3/30)

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リファイニング建築の考案者 首都大学東京特任教授・青木茂氏が退官へ 記念講演会(2018/2/13)

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建築の魔術師・青木リファイニングの真髄を見た 「竹本邸」完成見学会(2015/11/17)

「リファイニング」に熱い視線60坪の建物見学に250人殺到 青木茂建築工房(2015/3/11)

リファイニング建築のすごさを見た 「千駄ヶ谷 緑苑ハウス」完成(2014/3/24)

全てが腑に落ちる 首都大学東京「リーディングプロジェクト最終成果報告会」(20143/19)

再生建築学の設置を 青木茂氏が三井不動産のセミナーで語る(2013/12/10)

千駄ヶ谷のリファイニング建築に見学者300人(2013/11/12)

 

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