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 飯田グループホールディングスは11月9日、2021年3月期第2四半期決算を発表。売上高は7,383億円(同12.4%増)、営業利益は526億円(同12.0%増)、純利益は347億円(同14.0%増)と増収増益となった。

 主力の戸建分譲事業の売上高は7, 383億円(前年同期比12.4%増、26,360戸)となり、セグメント別では一建設が1,739億円(前年同期比18.8%増、6,727戸)、飯田産業が1,230億円(同3.6%増、3,892戸)、東栄住宅が882億円(同17.0%増、2,705戸)、タクトホームが689億円(同16.4%増、2,432戸)、アーネストワンが1,427億円(同9.5%増、6,235戸)、アイディホームが543億円(同14.1%増、2,190戸)と全て増収。

 未定としていた2021年3月期業績予想は売上高1兆3,800億円(前期比1.6%減)、営業利益900億円(同7.8%増)、純利益580億円(同7.9%増)としている。

 期末配当も前回予想の16円から前期と同じ31円とし、通期も前期と同額の62円と予想している。

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 予想はしていたが、すごい数字だ。コロナの影響はほとんど受けていないように見える。セグメント別ではアーネストワンが一建設を戸数で猛追している。


 

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外観パース(国際ビル1階)

 三菱地所は11月10日、株式会社は、「有楽町エリア再構築」に向けた先導プロジェクトである有楽町「Micro STARs Dev.(マイクロ スターズ ディベロップメント)」※の一環として、アーティスト・藤元明氏のディレクションのもと取り組むアートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」の第3弾企画「ARTIST STUDIO ACTIVITIES」の会期末を当初予定の11月1日(日)から11月29日(日)まで延長すると発表した。

 期間延長中、完成した作品の一部を有楽町エリアのビル共用部に展示するほか、完成した作品を有楽町エリアのテナント向けに無料レンタルサービスを開始し、空間に合わせた作品の委託制作を開始(会員制施設「有楽町SAAI Wonder Working Community」に納品予定)する。

※「Micro STARs Dev.」は、様々な人・アイディア・文化・食に出逢える多機能型市場「有楽町『micro FOOD & IDEA MARKET』」と個人単位のアイディアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community(サイ ワンダー ワーキング コミュニティ)」及び有楽町の街全体を舞台に見出した、まだ価値の定まりきらない(=microな)人・アイディア・コト・モノをcultivate(交わり・耕し・育み・磨く)し、「次の時代を担うスターが生まれる“仕組み”を有楽町で作り上げる」ことを目指すプロジェクト。

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藤元氏作品

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藤崎氏作品

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相澤氏作品

藤元氏も藤崎氏も〝超割安〟3人のアーティストが制作・展示・販売11/1まで(2020/10/26)

3人のアーティストが制作・展示・販売する現場見学 丸の内・国際ビル1階(2020/10/10)

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 アキュラホームは11月9日、同社広報担当の西口彩乃さんが著したドキュメンタリー書籍「木のストロー」(扶桑社/税抜き価格1,400円)が丸善丸の内本店のビジネス書ランキングで1位を獲得したと発表した。

 次のような読者の感想も紹介した。

●「 木のストローって何のこと?」と思いながら読み始めたら一気に引き込まれてしまった。1 本のストローにこんな秘められたドラマがあったなんて、すごい!(32 歳、IT系会社員、女性)

●ドラマのような紆余曲折の開発の話も素晴らしいが、環境問題、SDGsの入門書としても最適だと思う。(40歳、サービス業、男性)

● 試行錯誤している時に、同僚や上司などあらゆる人が手を差し伸べてくれたことにほっこりしました。環境問題の改善だけでなく、雇用機会を与えていることに感銘を受けました。「木のストローが生きがいになっている」と老人の方々が話したシーンは、思わずグッときました。(28歳、エネルギー会社勤務、女性)

●“会社に入って初めて泣いた というところで私も一緒に泣いてしまった。環境問題について、自分ができる小さいことからやっていこうと気をつけるようになった。(45歳、主婦)

 「木のストロー」は、「建築やものづくりに縁の遠い、環境問題もド素人の本社勤務女子社員が、間伐材再利用と廃プラ問題解決のため、世界初木のストローの開発に立ち上がりました。社内の反発、失敗続きの試作品、記者会見当日の大トラブルを乗り越え、木のストローが生まれるまでの成功秘話と心の葛藤を綴っています。挫折しそうなときに、助けてくれた仲間や上司、ひどく傷つけられた一言、逆に元気づけられた言葉など、若い女性の視点で赤裸々に体験談を語る全部実話の本格ドキュメンタリー」(プレス・リリース)。

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 何部売れたかは告知されていないが、ずっと応援してきただけに記者もうれしい。ビジネス書は「芥兀賞」や「直廾賞」にノミネートされないのか。「花火」や「デリバリ人間」よりはるかに面白い。

 西口さん、印税がどうなるかは分からないが、金一封くらいは出るだろうから、そのお金で「堀越課長」も呼んで祝杯を挙げようではないか。金一封も出なかったら、書籍にも出てくる店で三密を避けながら特上の赤ワインを注文し、請求書は〝カンナ社長〟にお歳暮として届けよう。

アキュラホーム カンナ社長・宮沢氏も感動 西口彩乃さん「木のストロー」本(2020/10/24)

「ド素人 女子社員の赤裸々の体験」綴る 西口彩乃さん著「木のストロー」発行(2020/10/17)

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「リーフィア世田谷喜多見」完成予想図

 すこぶる売れ行き好調のタカラレーベンのマンション「レーベン戸田公園GRANVARIO」58戸と、小田急不動産の戸建て「リーフィア世田谷喜多見」10戸を見学した。記事を書いているうちに完売するかもしれないので、先に「世田谷喜多見」から紹介する。

 物件は、小田急小田原線喜多見駅から徒歩12分・成城学園前駅から徒歩16分、世田谷区喜多見七丁目の第一種低層住居専用地域に位置する全10戸。価格は6,000万円台の後半が中心。現在販売中の住戸(1戸)の土地面積110.05㎡、建物面積91.49㎡、価格6,928万円。建物は竣工済み。施工は細田工務店(建物・外構)。

 法定建ぺい率は40%、容積率は80%地域だが、緑化率を高め良好な住宅地を形成していることから一部住戸を除き建ぺい率は45%、50%、容積率は100%に緩和されているのが特徴。幅員約5メートルの舗道はインターロッキング舗装。

 10月24日から分譲を開始し、現在、残りは前述した二方角地の1戸のみ。販売を担当する同社住宅事業本部住宅販売部・金子秀太朗氏は、「休日の来場者は3サイクル全て満席で15件くらい、平日も少なくありません」と話している。

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モデルホーム

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ダイニングスタディカウンター

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 記者は今年2月、人気になった同社の「リーフィア狛江 イデアカーサ」21戸も見学しているのだが、今回も現地をみて〝すぐ売れる〟と読んだ。価格も予想通りだった。高値追及をしないという読みは的中した。

 同社の戸建てを取材すると、同社が同社の経営理念に掲げる「お客様にご満足いただくこと(顧客満足)を第一義に、安心、安全、快適な生活・環境の創造とその価値の向上に全力を尽くし、お客様からの信頼を日々積み重ねていくことを使命とする」を愚直に実践していることが伝わってくる。

 今回の物件でも、もう少し価格をあげてもいいのではないかと思ったが、「浮利を追わず」なのだろう。流れに乗じて吹っ掛けることもせず、市況が弱含みだからと言って浮き足立つこともしない。いい会社だ。

 残り1戸。高いか安いか、マンションか戸建てか-これは消費者が判断することだが、喜多見駅圏で近く分譲されるマンションは坪300万円をはるかに突破する。

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街並み

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分譲中の住戸

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外構

小田急不 分譲戸建て商品PJ第4弾 在宅勤務に対応した「ウチBiz(ビズ)」販売(2020/10/28)

建ぺい40%、容積80%の邸宅跡地に21区画 売れ行き好調の小田急不「狛江」(2020/2/11)

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 東京都は11月5日、新型コロナ感染者が269人判明し、うち154人が感染経路不明者(不明率57.2%)と発表した。269人は10月17日の235人を上回り、10月15日の284人に次ぐ水準。

 年代別・性別では20代女性がもっとも多く43人。この数値は8月22日の42人を上回り、8月20日の46人に次ぐ多さとなった。次位は34人の20代男性で、33人の30代男性が続いている。


 

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「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」

 三井不動産レジデンシャル、野村不動産、大成建設は11月5日、「月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業」市街地再開発組合の設立認可を受けたと発表した。

 同地区は、東京メトロ有楽町線月島駅と都営大江戸線勝どき駅の間に位置する清澄通りに面した約1.0haの規模。約720戸のマンションをはじめ低層部には商業施設を配置し通り沿いの賑わいを創出するほか、子育て支援施設や約1,500㎡の広場などを一体で開発する。2026年度の竣工を目指す。

 旭化成ホームズは11月6日、2021年3月期決算第2四半期決算概要を発表。売上高は過去最高の3,144億円(前年同期比3.1%増)、営業利益は294億円(同2.3%減)となった。

 建築請負部門は、昨年度からの戸建住宅の受注減の影響により売上高は1,878億円(同4.8%減)、営業利益は143億円(同23.8%減益)となり、受注高は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために展示場を閉鎖したことや積極的な集客活動を控えた影響で戸建・集合とも前年比マイナスの1,453億円(同28.1%減)となった。

 一方、分譲(マンション)事業は、大規模物件や高額物件の引き渡しが当期に集中したことから、売上高910億円(同41.5%増)、営業利益124億円(同87.1%増)と、ともに過去最高を更新した。

 リフォーム部門の売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け258億円(同19.5%減)、営業利益は23億円(同40.6%減)となった。

 通期の業績予想は売上高6,430億円(前期比1.0%減)、営業利益565億円(同16.2%減)を目指す。

 三井不動産は11月5日、2021年3月期第2四半期決算を発表。売上高7,974億円(前年同期比10.3%減)、営業利益641億円(同45.9%減)、経常利益472億円(同56.1%減)、純利益90億円(同86.4%減)となった。BSコントロールの一環として「新宿三井ビルディング」の売却を決定したことに伴う特別損失として328億円を計上したことにより純利益は大幅減となった。

 同社は期初公表(2020年5月12日)の通期業績予想の営業利益、経常利益、純利益に変更はないが、売上高、営業利益のセグメント内訳についてはそれぞれ修正した。

 売上高は、海外投資家向け分譲が好調なため前回予想を1,000億円上回る1兆9,500億円とした。賃貸セグメントは、商業施設が期初想定と比べて売り上げが回復しているとして前回予想を150億円上回る1,280億円、分譲セグメントは投資家向け分譲の進捗状況を反映し、前回予想を110億円上回る1,140億円を見込むとしている。一方で、リパーク事業やリハウス事業は上期の落ち込みが大きかったことを反映し、前回予想を170億円下回る330億円を見込む。

 また、ホテル事業は期初想定よりも宿泊需要の回復ペースが緩やかであることを反映し、前回予想を130億円下回る260億円の営業損失に修正した。

 セグメント別では、オフィスは堅調で首都圏の単体空室率は2.6%の低水準を維持。分譲マンションの計上予定戸数戸数3,800戸に対する契約進捗率は92%に達している。分譲住宅の完成在庫は266戸(マンション203戸、戸建て63戸)と低水準で推移している。

 三井不動産リアルティの仲介件数は16,754件と前年同期より5,047件減少。ホテルなどは新型コロナの影響を受け、375億円の減収で171億円の減益。

 同社・富樫烈経理部長は「ほぼ期初予想通りに進捗している。商業、ホテルなどは新型コロナの影響を受けているが、主力のオフィス、住宅は盤石。今後所得や雇用など景気がどうなるかを注視していく」などと語った。

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 「國分さんの旦那は偉いよ。河東碧梧桐の研究家で、その碧梧桐の全集をまとめた人だ」-明大名誉教授でOSI会長の百瀬恵夫氏からそう聞いたのは先月の百瀬氏と同研究会代表・篠原勲氏が主催した「絵画&墨書」絆展のときだった。

 「えっ…」-もう半世紀以上も昔のことなのでとっさにはどんな句を謳ったかは思い出せなかったが、難儀して覚えた名前がよみがえった。正岡子規の高弟で高浜虚子とともに中学校の教科書にも必ず出てくる俳人だ。

 「國分さん」とは、絆展にも出展している國分絮虹(じょこう)の雅号を持つプロの墨書家・國分ひろみさんだ。百瀬氏から聞いたことを伝えると「昨年亡くなった」と語った。

 「えっ…」-記者はまた絶句したのだが、國分さんはすぐ「全集? 來空が自分の論評を入れた13巻があるので読んでください」と話した。

 ネットで調べた。碧梧桐は「1873年(明治6年)-1937年(昭和12年)」とある。「河東碧梧桐全集」(発行・短詩人連盟 発売・蒼天社)は2011年2月に刊行し、1巻当たり500ページ前後の全20巻で、原稿用紙にして約24,000枚にも及ぶ大作だ。定価は各巻とも1万円前後だ。そのうちの第13巻を頂いた。

 國分さんのご主人・來空(1931年9月10日-2019年9月21日、本名:鈴木昌行)は、「河東碧梧桐全集」を著した理由を「日本詩歌をダメにし、日本人のコトバの感性をネムラせた教育者、既成の詩歌俳壇への大いなる警鐘として-。」(図書新聞2871号)と述べている。

 來空はまた、前頭芋ブログ空による河東碧梧桐評を2006年9月3日に開始し、2016年4月12日に終了するまで碧梧桐と自らの作品、その他論評を綴っている。最初のブログは次の通りだ。

赤い椿白い椿と落ちにけり

子規から碧梧桐はよく爼上にあげられている。

空間極めて狭くして、いよいよ印象の明瞭なるを見る。之を小幅の油画に写しなば、只々地上に落ちたる白花の一団とを並べて画けば即ち足れり。蓋し此句を見て感ずる所、実に此だけに過ぎざるなり。

椿の樹か如何に繁茂如何なる形を成したるかまたその場所は庭園なるか、山路なるかの連想に就きては此句が毫も吾人に告ぐる所あらざるなり。吾人又此れ無きがために不満足を感せずして只々紅白二団の花を眼前に観るか如く感ずる処に満足するなり(正岡子規)

この句、碧梧桐の代表作となったが、碧梧桐は「違う色を一句の中で重ねてならん」という決まりがあったのでこの句を書いたのだ。ムホン者は俳諧や結社から外されたのも事実と知らねばならない。

 來空のTwitterは「次女が勝手に書き込んでます」とのことで今も継続して更新されている。「訃報」では「來空が9月21日に永眠しました。88歳。前日に家族全員が集まった幸せな死でした。最後の言葉は『死ぬことも輝き。ばんざーい、ばんざーい』。来空を愛してくれた皆様、どうもありがとうございました!」

 Twitter にある10代の作品や戦前生まれであることがよく分かる作品も紹介する。

炎天を歩く麦刈田の白い茶碗のかけら

ぐーんぐーん空が凧をひっぱる僕もひっぱる

ポンポン戦死するように爆ぜまくるぎんなん

川底の田螺よろよろ動く極楽ありそうにない

弟丁稚に行って一年ひきだしに朝顔の種ある

 國分さんから、巻末に「好きなもの-羊羹・わかば(煙草)・魑魅魍魎」とある來空の詩集も頂いた。随所に詩文とぴったりの墨書も掲載されている。いくつか紹介する。

鰐(わに)にナローと蟹(かに)にナッタとは

ニンゲン両手あげる海がバンザイ

大宇宙 新鮮。睾丸(きんたま)が造られる

ン!玉ランナ!!

朝顔がきゅっと一つの罪を閉じる

ねむれない耳を一つにして置く

みんなよろこぶ遠足が来た死が来た

 記者は「鰐(わに)にナローと蟹(かに)にナッタとは」に心を打たれた。「わに」と「かに」、「ナロー」と「ナッタ」の語感の面白さもあるが、來空はもっと深い意味をこの詩に込めている。中島敦「山月記」と同じだ。詩人として名声を得ようと苦労するが、結局は発狂して人食い虎になる李徴に自らを置き換え、照れ隠しのためにこのような詩にしたと解するのは考えすぎか。

◇      ◆     ◇

 記者は詩歌のことはよく分からないが、中学生のとき、石川啄木の「やはらかに積れる雪に熱てる頬を 埋むるごとき 恋してみたし」を読んで感動し胸が締め付けられたのを思い出す。サトウハチローの詩もよく読んだ。

 芭蕉の「古池や 蛙飛びこむ 水の音」はそれがどうしたという感想しかなく、蠅叩きではとても間に合わず、天井から吊り下げられた蠅取り紙が真っ黒になり、髪の毛や衣服にもくっつけてばかりいたので、一茶の「やれ打つな 蠅が手をすり 足をする」には複雑な気持ちを抱いた。

 好きな短歌は牧水の「白鳥は かなしからずや 空の青 海のあをにも染まず ただよふ」だった。先生は「白鳥は悲しくないだろうか、牧水と同じように悲しいはず」と教えた。当時からへそ曲がりだった小生は「どっちの青にも染まらないのは立派ではないか」と解釈した。(「や」は疑問や反語を意味する係助詞でもあり、感嘆の意味の間投助詞でもある)

 今は小説家・丸山健二にはまっており、大和言葉のすばらしさにうなっている。改行を重ね、文章をチドリ状に配し、時には句読点を省くなど音楽的・映像的効果も盛り込んだ「詩小説」は、新しい文学の可能性を示唆している。丸山小説は碧梧桐や來空に通底するものがあると思うのだがどうだろう。

〝モネ〟百瀬・明大名誉教授と〝マネ〟篠原・OSI代表の絆展 初日大賑わい18日まで(2020/10/13)

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 不動産売買仲介件数で34年連続して首位をキープしている三井不動産リアルティ・三井のリハウスと2位の住友不動産販売・ステップの首位争いががぜん脚光を浴びてきた。新型コロナの影響で両社とも大幅に件数を減少させているが、減少幅によっては住友不動産販売が三井不動産リアルティを瞬間的に捕らえる可能性も浮上してきた。

 三井不動産は11月5日、2021年3月期第2四半期決算を発表。三井不動産リアルティグループの不動産売買仲介件数は新型コロナの影響を受けたため16,754件となり、前年同期の21,801件より5,047件減少した。同社・富樫烈経理部長は「6月以降は前年と同じくらいの水準に回復している」としている。

 三井不動産リアルティは1986年度から2019年度まで34年連続して不動産売買仲介件数全国No.1となっている。過去、2位の住友販売には約2,000件の差まで追い上げられたことがあるが、差が縮まると再び差を広げる展開が続いている。

 一方の住友不動産の2021年3月期第1四半期決算では、住友不動産販売の仲介件数は7,937件で、前年同期の9,653件より1,716件減少した。通期は27,000件(前年実績37,715件)を予想しているが、仮に7-9月で第1四半期並みの約8,000件を成約すれば三井不動産リアルティとほぼ並ぶことになる。

 住友不動産の決算発表は11月12日の予定で、仲介件数がどうなるか注目される。

 

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