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「Grand Le JADE若松町レジデンス」アプローチ(完成予想図)

 自分で自慢するのは憚れるのだが、記者にも少しはマンション用地の目利き力があることを証明するマンションを紹介する。日本エスコンが11月下旬に分譲する「Grand Le JADE(グラン レ・ジェイド)若松町レジデンス」だ。駅から徒歩3分と近いだけでなく、閑静な住宅街の一角で、3カ所に吹き抜け(ライトコート)を設けたプランがいい。そして何よりもいいのが、長さ約100mのアプローチ空間が付くことだ。

 物件は、都営大江戸線若松河田駅から徒歩3分、新宿区若松町に位置する6階建て全31戸。専有面積は57.33~84.13㎡、価格は未定。竣工予定は平成29年6月上旬。設計・監理はスタイレックス。施工はウラタ。売主は同社(事業比率95%)のほか三信住建(同5%)。販売代理は東急リバブル。

 現地は、敷地は小笠原礼法の宗家と親戚関係にあった西脇健治邸跡地で、幅約4.5m、奥行き約100mの私道(旗竿状敷地)付き。隣接地は東京タワーや早稲田大学大隈講堂の設計を手掛け、わが国初の壁式工法による戸建て住宅を自宅として建て、その後、早大に寄贈された内藤多仲の屋敷跡地。道路に面した敷地は大願寺のお寺。

 住戸プランは南向き中心に1フロア7戸が基本で、5階は4戸、6階は2戸の構成。吹き抜け(ライトコート)を3カ所に設置し、各住戸に光と風を取り込み、かつ廊下側に直接居室が面さないように工夫しているほか、多面採光、ワイドスパンを採用、角住戸比率(58%)を高めているのが特徴だ。

 設備仕様では、ロートアイアン調の門扉がポーチに付き、ディスポーザー、食洗器、天然石キッチン・バックカウンター、グローエ水栓、ミストサウナ、リビングエアコンなどが標準装備。

 11月からモデルルームをオープンし、これまで3週で予約を含め70件に達し、すべて満席。販売を担当する東急リバブルプロジェクトチーフ・葛籠山(クズカゴヤマではなくツヅラヤマ)直樹氏は「11月のこの短期間にこれほど集客できる物件はまずない。新宿区の万で駅近マンションは少なくないが、ほとんどが道路沿い。ここは車の音など聞こえないし、お客さんの評価も高い。間違いなく早期完売する」と話していた。

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 正直に話そう。記者はもちろん日本エスコンの名前は知っていたし、物件も2、3見たことがあるような気がするが、記憶に残っていないくらいだから、大阪が本社の〝並み〟の中堅デベロッパーだと思っていた。今年6月、東証一部に上場して〝大きくなったものだ〟というくらいの認識しかなかった。

 今回の物件も、マンションの用地担当者のように足を棒にして見つけたのではない。記者が糖尿病の治療のために定期的に通っている国立国際医療センター病院に行く途中に看板がかかっていたのを見たのに過ぎない。

 その敷地は、業界では旗竿状敷地と呼ぶのだが、小路は寺の壁と同様、大谷石が敷かれ、まっすぐに伸びていた。隣接地には巨木が茂っていた。これを見たとたん、商品企画次第では間違いなく売れるマンションになると判断した。

 その通りになるかどうか確認するために初めて同社に取材を申し込んだ。結果はその通り、商品企画に力が入っている。今どき、規模がそんなに大きくないのにライトコートを3カ所に設置するデベロッパーはまずいない。このライトコートの設置によって、寝室が直接廊下に面する住戸は一つもないようにしている。モデルルームタイプ(81.35㎡)にはインナーバルコニーもついていた。開口部は8カ所もあった。

 同社に聞いたら物件名に〝Grand(グラン)〟を付けたのは首都圏では今回が初めてだそうだ。価格(坪単価)は「未定」とのことだが、極めてリーズナブルな価格設定になるはずだ。馬喰町、横山町などの問屋街が軒並み坪400万円を突破してきているが、それらとは立地が全く異なるとだけしておこう。

 〝目利き力〟があると言ったのは、たまたま恵まれた土地を見つけただけであるということを白状する。それにしてもわずか31戸の物件に3つのライトコートを設け、ディスポーザーも設置するとは-日本エスコン(用地を取得したのは三信住建だが)のこれからのマンション事業に注目したい。

 ついでだが、カフェ付きマンションとして話題となった祖師ヶ谷大蔵のマンションは、記者が見に行ったときは昼頃だったせいもあるのだろうが、50人くらいの客で店はごった返していた。

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パティオ

 プレハブ建築協会(プレ協)が10月30日、「住生活向上推進プラン(2011~2015年度)の総括と、総括を踏まえた「住生活向上推進プラン2020」を発表した。また、「環境行動計画エコアクション2020」の2015年度実績報告と、2016年度改訂版を発表した。

 「住生活向上推進プラン」ではこれまでの成果を踏まえ、「住生活向上推進プラン2020」ではより各施策の進捗状況が把握できるように「成果把握指数」を設定。工業化住宅の先導性・優位性がアピールできるような水準を目指す。

 例えば、戸建て住宅の住宅性能表示取得率は65%(2015年)から80%(2020年)へ、入居アンケート総合満足度は70%から80%へ、ZEH供給率は15.7%から70%へ、居住段階CO2排出量削減率は30.9%から60%へそれぞれ引き上げる。

 「環境行動計画エコアクション」では、今年発表された「住生活基本計画」で「住宅ストックビジネスの活性化」「健康増進住宅の推進」が掲げられたことから行動計画を見直し、社会課題により積極的に取り組んでいくとしている。

 具体的には、家庭部門の長期的なCO2削減に向けZEH供給率を70%以上、ストック住宅におけるCO2削減貢献量を2015年比1.25倍以上、森林生態系の保全に配慮した木材利用を徹底するとしている。

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 プレ協の一連の取り組みは間違いなく「工業化住宅の先導性・優位性」を示していると思う。

 しかし、プレハブ住宅の全住宅に占める着工割合は平成27年で15.8%だ。ここ数年は15%前後で推移している。このシェアが高いのか低いのか、記者は判断材料を持たないが、圧倒的な多数派の軸組工法も含めてCO2削減など社会的課題により積極的に取り組まなければならないのはいうまでもない。

 ここでは記者の取材フィールドである分譲戸建てについて考えてみたい。

 まず、〝玉石混交〟といわれる分譲戸建て市場でプレハブ住宅はどのような位置を占めるのかについて。プレ協が配布した資料には「会員各社が(2015年度に)新規供給した建売分譲住宅4,758戸(前年比237戸)のうち、緑化に配慮した住宅は1,572戸(前年比541戸減)となり、供給率は33.0%(前年比13.7ポイント減)であった」とある。

 会員会社とは旭化成ホームズ、サンヨーホームズ、積水化学工業、積水ハウス、大和ハウス工業、トヨタホーム、パナホーム、ミサワホーム、ヤマダ・エス・バイ・エル、レスコホームの10社だ。建売分譲戸数には軸組工法や2×4工法は含まれないが、仮に含めても7,000戸くらいだと思われる。

 国交省のデータによると2015年度の分譲戸建ての着工戸数は126,235戸となっている。着工戸数=供給戸数ではないが、近似値としては3.8~5.5%くらいだ。わが国を代表する、あるいは世界的な戸建てメーカーの建売分譲住宅のシェアが極めて低いことがわかる。

 他の軸組工法や2×4工法を多く手掛けるポラス、三井不動産レジデンシャル、ナイス、野村不動産、住友不動産、ケイアイスター不動産などを含めてもせいぜい1万数千戸くらいだ。

 その一方で、グループ6社で年間約4万戸(1日に約100戸)の建売住宅を販売する軸組工法が中心の飯田グループホールディングスが存在する。シェアは約31.7%で、トヨタが国内の自動車業界の売上高シェアが約40%だから、飯田グループの強さがわかるはずだ。つまり、ひとことで言えば、〝1強多弱〟の様相を呈しているのが建売住宅市場だ。

 数を競う時代ではないから、この数値はさほど問題ではない。問題は質だが、これが杳としてわからない。

 建築基準法に違反していないはずだが、昔のいわゆる〝ミニ開発〟の十中八九は違法建築だったし、10数年前までは検査済証の交付を受けていない建築物(建売住宅とは限らない)は過半に達していた。

 最近は、建基法の適用厳格化、住宅性能表示制度などでずいぶん改善されてきているが、それでも質を測るモノサシはあるようでない。

 住宅性能表示制度もそうだ。この制度は設計段階と建設段階に分かれており、しかも任意なので普及率はここ数年20%に満たない数値で推移している。記者は平成12年に発足した当時からこの制度を、やや乱暴な言い方だが〝劣悪なものを含めてお墨付きを与えるもの〟として疑問視していたが、住宅の基本的な質である広さや間取り、使い勝手などは全く考慮されていない。「設計」と「建設」の2段階に分かれているのは、「設計」だけでは「安心」できないとも受け取れる。

 このほか、質を測るモノサシは長期優良住宅やCASBEE戸建、環境性能表示、環境共生住宅認定などもあり、それぞれ法律に齟齬はないと言われるが、消費者にとってとても分かりづらい。最近はインスペクションもある。

 全てではないが、これらの制度に係る費用は基本的には価格に反映される。各制度を見直し、あるいは統合してわかりやすい制度にしてほしい。先導的なものについては単なる〝お墨付き〟ではなく、より分かりやすいインセンティブを与えるべきだ。

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「セブンデイズヴィラ」

 ミサワホームとトヨタホームが11月中旬に分譲する千葉ニュータウン内の全77区画の戸建て「セブンデイズヴィラ」を見学した。数多くの女性誌を手掛けている小学館の「女性インサイト研究所」とコラボし、〝あったらいいな〟を叶える街づくりを目指すという。

 物件は、北総線印西牧の原駅から徒歩9分、千葉県印西市牧の原6丁目に位置する全77区画。土地面積は171.30~277.10㎡、建物面積107.64~129.59㎡、価格は未定だが、4,000万円台前後が中心になる模様。構造はミサワホーム(39区画)が木造2階建(木質系パネル構造)、トヨタホーム(38区画)が軽量鉄骨造2階建て。建物は平成28年9月に竣工済みほか。

 現地は、小公園に面しており、大きな牧の原公園や里山にも近接している住宅街。街区は公園に面した「パークコリドー」「サウスコリドー」「センター・エリア」「サニーサイド」の4街区に分かれている。

 〝あったらいいな〟を叶えるため、スカイバルコニーと一体利用できる2階ホワイエ、半屋外ガーデンテラス、幅広キッチンカウンター、回遊式リビングダイニングキッチン、ミセスコーナー、DENなど多彩なプランを提案しているのが特徴。

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エントランス

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 この物件については、先日書いた大和地所レジデンスの「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」の記事と一緒に読んでいただきたい。子育て環境からいったら、これほど恵まれた立地はない。しかも土地が50坪あり、建物も100㎡以上で4,000万円台の前半という価格帯は魅力があると思うが、問題はやはり都心へのアクセスか。

 UR都市機構には、今後、千葉ニュータウン中央や印西牧の原でどの程度の戸建て用地が供給されるのか問い合わせている。近くわかるはずだ。1,000区画はあると思うがどうだろう。この価格なら飛ぶように売れる時代に戻ることはないのだろうか。通勤・通学・保育園の送り迎えなどの利便性が最優先されて、都心部の寸詰まりのマンションやマッチ箱のような戸建てに住まざるを得ない世の中は狂っているといったら言い過ぎか。

 モデルハウスはミサワホームのしか見学しなかったが、なかなかよくできていた。LDKは22畳大で、それぞれが回遊できるようなプランニングになっていた。2階のホワイエはスカイバルコニーと一体利用できるようになっており、セカンドリビングの役割を果たすようになっていた。

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隣接公園

大和地所レジデンス 千葉NT中央でユーロデザインの戸建て全275区画分譲へ(2016/11/2)

 

 

 

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「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」

 大和地所レジデンスが11月5日、ユーロデザインを採用した大規模分譲戸建て「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」のモデルハウスをオープンする。UR都市機構から2年前に用地を取得、造成を行った全275区画の住宅地で、1社単独としては千葉ニュータウン最大級。1棟1棟すべてプランが異なるユーロデザインにユーザーがどのような反応を見せるか。

 物件は、北総線・成田スカイアクセス線千葉ニュータウン中央駅から徒歩10分、印西市武西学園台3丁目に位置する開発面積約62,000㎡、予定区画はⅠ街区137区画、Ⅱ街区138区画の合計275区画。施工は東急建設、細田工務店、エステーホーム。構造・工法は木造2階建・枠組壁工法。I街区の第1期1次の土地面積は170.10²〜172.38㎡、建物面積107.22~116.21㎡、価格は未定だが、4,000万円台が中心になる模様だ。先行着工20棟の竣工は2016年9月下旬~2016年12月中旬を予定。Ⅱ街区の着工は2018年の予定。

 特徴は、同社のマンションブランド〝ヴェレーナ〟同様、南仏のユーロデザインをモチーフにしたデザインを採用。敷地入り口にユーロゲートを設置、幅員6メートルのメインストリートの街路樹にパームツリーを採用するほか、インターロッキング舗装を施し、コミュニティをサポートする共用棟(カーサユニオン)も設置する。敷地に隣接して公園も整備される。

 先行して着工した20区画の住戸プランは、15区画に「勝手口」「サブエントランス」「ミセスコーナー・テラス」が設けられている。このほか、マルチカウンター付き、2層吹き抜け付き、サンルーム+ギャラリーサロン付き、シェアホール付き、インナーガレージ付きなど1棟1棟すべてに特徴を持たせている。

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ホワイエ

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ミセステラス

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 同社の分譲戸建てを見学するのは初めてだったが、この10年間で約300戸を供給しているという。今回の規模は過去10年間の規模に迫るだけに力が入っていることがストレートに伝わってきた。

 外観は予想通りユーロスタイル。ライムストーン調の外壁、ボーダー、レンガ調の門柱、アール状デザイン、スペイン風瓦、ロートアイアン調門扉などを多用している。カラーリングなどはポラス、野村不動産などの戸建てに近いものがある。

 見学する人はびっくりするかもしれないが、千葉ニュータウンにはこのような南仏、南欧をモチーフにした商業施設も多い。ニュータウン居住者は違和感を抱かないかもしれない。

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石積み(熊野の石だそうだ)

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 印西市とUR都市機構(土地所有者は民間かも知れないが)には注文もある。駅から現地までには中高層のマンションも多いのだが、空き地も相当ある。その空き地は子どもの背丈ほどもある雑草が生い茂り、街路樹の植え込みも雑草だらけだった。

 印西市は、東洋経済新報社の「住みよさランキング」で5年連続1位だそうだが、駅前の一等地に空き地が目立ち、雑草が生い茂る光景はとても住みよい街とは思えない。

 市もURも沿道の植え込みや空き地の管理くらいきちんとやってほしい。千葉ニュータウンのマンション分譲や戸建て分譲が始まったころは、空き地には印西市の市花であるコスモスが植えられ、楽しませてくれた。20年くらい前だろうか、滝野地区の戸建て分譲が開始されたころはお客さんが殺到し100戸、200戸規模で即日完売した。

 この20年間に、住みよさより生活利便性が最優先される時代に劇的に変わったこともあるが、「住みよさランキング」全国トップの一等地の戸建ての土地面積が50坪あり、建物も100㎡以上あって4,000万円台とは…市とURとデベロッパーが力を合わせて千葉ニュータウンの活性化に取り組んでほしい。

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立派なクスノキの街路樹

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駅から2~3分の空き地(所有者はURか。昔は空きにはコスモスの花が咲き乱れていた)

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子どもの背丈ほどもある雑草

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歩道の植え込み

分譲戸建てから「勝手口」が消える わが国の文化の崩壊ここにも(2016/10/31)

 

 

 

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 「プレミスト高尾サクラシティ」

 大和ハウス工業とコスモスイニシアは11月1日、東京都八王子市の大規模マンション「プレミスト高尾サクラシティ」(全416戸)の高層棟「カームコート&デライトコート」第5期分譲(9戸)が2016年10月23日に全戸即日申込登録となった結果、2015年6月28日に中層棟「エアリーコート&ブルームコート」第1期分譲(130戸)以降7期連続の全戸即日申込登録となり、2016年10月30日をもって全416戸が完売したと発表した。

 物件は、JR中央線・京王線高尾駅から徒歩6分、八王子市東浅川町に位置する14階建て。施工は長谷工コーポレーション。専有面積は63.57~92.55㎡。

 2015年1月9日の資料請求受付開始から3,000件以上の資料請求・問い合わせがあり、2015年4月4日のモデルルームオープン以降1,700組超の来場者があった。

 契約者の約半数が八王子市居住者で、23区などの都市部からの契約者は約35%、神奈川エリアが約10%、20代~40代のファミリー層が約6割、50代以上のシニア層が約4割、契約者の持家率は約5割、住み替えが多いのが特徴。

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 このマンションについては、分譲開始前の記事をぜひ読んでいただきたい。売れるかどうかは、周辺の戸建て居住者の買い替え・買い増し需要を吸収できるか、周辺エリア居住者を呼び寄せることができるかどうかと書いた。

 結果は、その通り、郊外居住者のニーズを取り込んだのが早期完売につながった。しかし、売れるのは年間にして百数十戸、完売まで3年くらいかかるのではないかと思っていたので、これは予想を大幅に上回った。

スマートシティ「プレミスト高尾サクラシティ」 高尾はこんな街(2015/6/8)

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「北仲通北再開発等促進地区地区計画」

 三井不動産レジデンシャルと丸紅は11月1日、横浜市中区の大規模開発事業「北仲通北再開発等促進地区地区計画」(約7.5ha)の中心に位置する超高層ミクストユースタワーの建設に着手したと発表した。

 同計画は、東急東横線直通横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅に直結する新たなランドマークとなり、横浜市最高層・最大規模となる総戸数1,100戸超の分譲住宅と宿泊施設、商業施設、文化施設等を一体的に開発するもの。設計・施工は鹿島建設。竣工は2020年2月の予定。2020年6月末に移転する予定の新市庁舎に近接することになり、新たなランドマークが誕生する。

 建物は地上58階建て・約200m延べ床面積約168,000㎡の超高層ミクストユースタワー。5階から58階(46~51階を除く)は総戸数1,100戸超の分譲マンションとなる。ロサンゼルスに本社を置き、北米、アジア、ヨーロッパに約25,000室以上のサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設を運営している「オークウッド」のロビーが46階に設けられ、51階までの各フロアに客室(計175室)が設けられる。低層階の1、2階には、延床面積約6,000㎡の商業・文化ゾーンとなる。

 また、横浜市認定の歴史的建造物を文化創造の核として保全・復元するため、建物基壇部には、日本の産業黎明期の生糸輸出拠点となった倉庫群の復元を行い、横浜市認定の歴史的建造物である「旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用B号倉庫およびC号倉庫(倉庫棟)」の保全を行う。

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完成予想図

 昨日(10月31日)、「分譲戸建てから『勝手口』が消える…」記事を書いたその日、いつもユニークなアンケート調査をするアットホームが「戸建て・マンションの“ご近所付き合いの違い”調査」をまとめ発表した。

 首都圏の30~60歳代の「持ち家」に住み始めて2 年以上経っている既婚女性624名(一戸建て312 名、マンション312 名)を対象にネット調査したもので、①近所との現在の付き合いは「親しい」一戸建て50.0%、マンション34.3%②理想の付き合い方 マンションでも半数以上は「立ち止まって会話交わす」くらいが理想③近所付き合いが「苦痛」と思うことがある 一戸建て34.3%、マンション28.5%④「嫌いなご近所さんがいる」一戸建て42.3%、マンション36.5%⑤近所に苦情を言ったことがある 一戸建て13.1%、マンション25.6%⑥近所に言った苦情1 位 一戸建て「車や自転車の駐車」マンション「子供が走る音」-などの結果が出た。

 近所との“仲良し度”では一戸建てが平均60.2点、マンションが平均53.8点、近所付き合いの“満足度”では一戸建てが平均64.9点、マンションが平均63.6点となった。近所付き合いは「必要」という人は一戸建てが79.8%、マンションが72.4%だった。

 また、お隣のことが「好き」は一戸建てが42.9%、マンションが29.5%、お隣のことが「嫌い」は一戸建てが21.2%、マンションが12.8%だった。

 近所付き合いが「苦痛と思うことがある」は一戸建てが34.3%、マンションが28.5%だった。

 近所に「苦情」を言ったことがあるのは、一戸建てが13.1%、マンションが25.6%で、その1位は、一戸建てが「車や自転車の駐車」で、マンションは「子どもが走る音」だった。このほか、「ゴミやものが飛んでくる」「たばこの煙」(マンションに多い)「ペットの鳴き声」(一戸建てに多い)「子どもの叫び声(泣き声)」「歩く音」(マンションのみ)、「喧嘩の声」(一戸建てに多い)などで、「その他」も一戸建てが12.2%、マンションが22.5%だった。

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 〝あばたもえくぼ〟〝愛と憎しみは紙一重〟というくらい夫婦関係だって難しいのに、近所付き合いが容易でないことが浮き彫りになった調査だが、戸建てもマンションもそんなに悪い結果でなくてほっとした。女性だけでなく、男性にも聞けばまた違った答えが出たかもしれない。今度は男性のみにアンケートを取ってほしい。記者は近所の女性を「嫌い」と思ったことなど一度もない。その逆で、「好き」な部類に入る人が圧倒的に多い。

 「苦情」の原因は様々だが、「子どもが走る音」「歩く音」はその人が悪いのではなく、分譲した業者、施工した業者が悪いのだし、子どもやペット(鳴かないものもあるが)は泣(鳴)かないほうが心配だ。「喧嘩の声」に苦情=仲裁だと思いたいが=を持ち込む人は立派だ。

 個人的には、マンションで「タバコの煙や臭い」を嫌いな人が22件(有効回答350名)あるのは予想できるとはいえショックだ。マッカーサー、チャーチル、吉田茂、ドストエフスキー、夏目漱石、松本清張、キセルを持つ浮世絵の美人画、ゴッホ…はみんなタバコ好きだった。淡路恵子さんは「タバコは私の6本目の指」という名言を残した。タバコを禁止したのはヒットラーであり「イスラム国」だ。タバコは文化であり、嫌煙運動は間違いなく文化の破壊、優性思想につながる。

分譲戸建てから「勝手口」が消える わが国の文化の崩壊ここにも(2016/10/31)

 

 

 

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「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」ミセステラス

 先日、全体で275区画もある大和地所レジデンスの分譲戸建て「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」の記者発表会があった。この記事は改めて書くが、同社が先行して着工したⅠ街区20戸の図面集とにらめっこしていて気が付いたことがある。そのことから先に書く。

 図面集に描かれた間取り図のうち実に15戸に「勝手口」「ミセステラス・コーナー」「サブエントランス」が付いていた。戸建てに勝手口が付いているのは当たり前と思われる読者の方も多いかもしれないが、現状はそうではない。分譲戸建ての見学は昔と比べ5分の1くらいに減っているが、勝手口付きというのはむしろ少数派ではないかと思い、各社に聞いてみた。

 やはりそうだった。ハウスメーカートップの積水ハウスは「勝手口を設けることを基本としているが、東京など都市圏では土地の制約もあり難しくなっている」(広報)ようで、分譲戸建ての老舗で他社物件の施工も多い細田工務店は、「商品企画に対するお客さまの声を収集するためにアンケートを行っているが、そもそも『勝手口』に関する質問項目がない。付いていないことに対する不満の声もない」(営業統括部)という答えが返ってきた。

 また、グループ6社で分譲戸建てを年間4万戸も供給する飯田グループホールディングスも「ニーズのある地方はともかく、都市圏では少なくともここ5年、勝手口は標準化していない」(グループ事業統括部)という。

 各社の話を総合すると、土地面積に制約が多い東京都などの分譲戸建てでは勝手口はほとんど姿を消し、土地面積が広い郊外部ではかろうじて残っているところもあると判断できる。しかし、勝手口が付いていないことによる販売への影響はとくに感じられないという印象も受けた。

 おそらく、他のデベロッパーやハウスメーカーも同じ答えだろう。いつのころから勝手口付きが消えたか、断定的なことは言えないが、やはりバブル崩壊後だろうと思う。分譲戸建てに住む20歳代の女性は「勝手口って何? 」と話した。

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「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」土間付き玄関

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 昭和50年代後半のマンション不況のときには、日本ランディッなどが戸建ての良さを取り込むため「勝手口付き」「ライトコート付き」マンションを分譲し人気になった。

その後も玄関スペース部分に〝土間〟や〝インナーバルコニー〟を設置するところも現れた。つい先日見学したコスモスイニシアの「渋谷笹塚」の物件では、玄関を入ってすぐに〝Wリビング〟が設置されていた。

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 いうまでもないことだが、勝手口はゴミの出し口や御用聞き用として利用されていたばかりでなく、家事労働の場としての土間との一体利用や、近所の人たちのコミュニティの場としても機能していた。

 マンションデベロッパーが勝手口や土間に注目するのに、戸建てはなぜ逆行しているのか。前述したように土地の制約があるためとはいえ、その機能を戸建ては果たさなくなってきたということを考えないといけない。

 勝手口付きの戸建てに住む60歳代後半の会社員は「勝手口はもちろんあったほうが便利。住宅に表玄関、裏玄関がなくなり、晴れ着などの言葉が使われなくなったように〝ハレとケ〟の文化がなくなったからではないか」と話したが、記者もその通りだと思う。

 考えてみると、これはわが国の文化が崩壊しつつあることを象徴的に表している現象で、さらに考えれば、表も裏も、白も黒も、右も左も、正も邪も判然としない社会になってきているのではないか。〝一億総活躍〟などとオブラートにくるまれたか、色眼鏡をかけられたせいで何だか世の中が白内障的な症状を呈しているような気がしてならない。

 大和地所レジデンスの設計担当者は「キッチンに付けた勝手口は(出入り口)は主にゴミ出し用、サブエントランスは玄関と反対側の道路面にある車庫から室内への動線確保、ミセステラスは勝手口を設けており、近所の方とのコミュニケーションの場としても活用可能と考えた」と、その設置意図について語った。

 ならば、その企画意図をしっかり伝えないと、ユーザーには届かない。魂を込めれば、この戸建て団地から「勝手口」の復権を望む声が湧き上がるかもしれない。

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 この記事を読んだ読者の方から次のような意見があった。なかなか示唆に富むものがあるので紹介する。

 「勝手口の是非について生れする必要がある。業者としては、狭い敷地に勝手口を設置するのは技術的に難しいし、コストの問題もある。狭小敷地では、お互いの見合いがないように窓の位置を工夫しているのが現状で、勝手口を付けたばかりに、お互いが見合いするようなプランはむしろマイナスになる場合もある。

 お客さんの側からすれば、わざわざゴミ出し口としての勝手口ならなくてもいいし、それよりものが置けるスペースがほしいと考えるかもしれない。

 昔のような井戸端会議のようなコミュニティはなかなか育たない。文化の崩壊は住宅だけのせいではない」と。

 なるほど。断っておくが、記者は「勝手口」をゴミ出し口としてとらえているのではなく、家族や地域の様々な問題を語り合えるコモンスペース的なコミュニティの場として考えている。そのような仕掛けをデベロッパーはつくるべきだし、そうすれば孤独死、自死、いじめ、DV、窃盗などは劇的に減少すると考えるがどうだろう。

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「ヴェレーナガーデン千葉ニュータウン中央」
 

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第19回「木の家・こんな家に住みたい」作文コンクール記念写真(住宅金融支援機構すまい・るホールで)

 日本木造住宅産業協会(木住協)は10月29日、第19回「木の家・こんな家に住みたい」作文コンクールの審査発表・表彰式を行った。

 作文コンクールは、「木の家」「木の建築物」「その材料としての木」のテーマに沿って語ってもらうもので、国土交通省、文部科学省、農林水産省、環境省、住宅金融支援機構などが後援。全国と海外5カ国の小学校から1,599校22,536の応募があった。

 冒頭挨拶した木住協・市川晃会長(住友林業社長)は、「皆さんからいただいた作品を、ここにお揃いの先生方に審査していただきましたが、先生方からは『今年は今まで以上にびっくりするくらい素晴らしい作品が多かった』と伺いました。

 私も皆さんの作品を全て読ませていただきましたが、木の家を通して、ぬくもり、優しさ、頑丈さ、そして、そこから生まれる将来の夢、お年寄りを思う優しい心、さらに、自然災害、バリアフリー、環境との調和など、世の中の関心事を敏感に感じ取り、それらが小学生らしい純粋な視点で書かれていて、とても心を打たれました。

 本当に甲乙つけがたい素晴らしい作品ばかりで、審査をしていただいた先生方も、さぞ苦労されたことと思います。

 私はこの作文コンクールが、皆さんにとって新しい発見や新しい感動を覚えるきっかけとなり、大地にしっかり根を張る大木のように、感性豊かな立派な大人に育っていってくれることを期待しています。

 この作文コンクールのテーマを支えている“木”は、未来につながる日本にとっても大切な資源です。少し難しい言葉ですが『サスティナブル、持続可能な資源』と言います。

 木は、1300年以上も前に建てられた法隆寺のようなお寺から、皆さんの家やその中の家具、ノートや鉛筆など様々な材料に使われています。そして今では、木を使った発電もできるようになりました。

 私たち日本木造住宅産業協会は、これからも木を大切にして、人や環境に優しく、ぬくもりのある、頑丈で、安全安心な木の家を、そして皆さんに感動を与えるような家をこれからも一生懸命に造っていきたいと思います」などと語った。

 また、来賓として登壇した国交省・住宅局住宅生産課長・真鍋純氏は、「作文は香りとか手触り感が生き生きと語られており、行政担当者として原点を知らされた」と祝辞を述べた。

 この日は、各大臣賞、木住協会長賞など28作品と佳作21作品、最優秀団体賞1校、優秀団体賞3校が発表され、各大臣賞についてはそれぞれ低学年と高学年の受賞者6名から作品朗読も行われた。

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市川会長

◇       ◆     ◇

 朗読された作文は、主催者の意向を忖度した親や学校の先生の指導・アドバイスを受けた結果、大人顔負けのこましゃくれた〝大人〟の匂いが鼻につく作文もあったが、全体としては世の中の関心事を敏感に感じ取り、それらが小学生らしい純粋な視点」で書かれおり、会場の参加者を感動させた。

 その中でも、記者の一押しは、農水大臣賞(高学年の部)を受賞した新潟県長岡市立青葉台小学校4年生・宮下月希さんの「わいど木のファンに」と題する作品だ。「わいど」とは「わたしたち」という意味の青森方言で、「わいど木」は転じて「青森ヒバ」の意味だそうだ。

 お父さんの実家のトイレは青森ヒバが使われており、その香りに驚き、貴重な木であることを突き止めていく展開がいいし、トイレが「私のひそかな観光場所」と結んでいるのが全体をきりりと締めている。以下、本人とお母さんの了解を得たので全文を紹介する。

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宮下月希さん

わいど木のファンに

新潟県長岡市立青葉台小学校4年 宮下月希

 いつも必ずおじいちゃんの家へ夏休みに帰省すると、行く場所があります。青森のむつ湾が一望出来るとても景色の良い場所です。同じ日本に住んでいながら、私の住む県では、絶対に見ることの出来ない、気持ちがリラックスできて、心が開けるそうかい感に、ひたれる最高の思い出の地です。その景色を見るために、いつも行ってもらうのですが、そこに、トイレがあります。とてもきれいなトイレでびっくりする位新しく感じます。トイレを好きだと言うと、おかしいかも知れませんが、私はこのトイレに入るのが、とても楽しみの一つになっています。

 他の人からしたら、何気ないふつうのトイレ。でも私は、そのトイレに入ると、ほっとします。トイレの入り口のドアを開けると、とても良い香りの木のにおいが、一気に私の鼻の中に入ってきます。木の香りは、とてもリラックスします。トイレが、良い香りと言うのも、変ですが、私は、そのトイレの木の香りが、毎年行く度に忘れられません。

 初めは、そのトイレがヒノキの香りだと思いました。ヒノキの木のにおいは、とてもいやされます。それと同じ木の香り。このトイレは、ヒノキの木のトイレではなく、青森県の有名な、青森ヒバというヒバの木を使って建てたトイレでした。

 ヒバの木、調べたらヒノキ科だと言うことがわかり、同じヒノキ科だから、香りも似ていることがわかりました。ヒバは、臭いや湿気をとる力が、ばつぐんに良いそうで、その機能を最大限にいかせるのが、家であり、そしてトイレではないかと思いました。トイレの臭いをヒバが、きゅうしゅうしてくれているのです。だからいつ行ってもヒバの良い香。消臭がばつぐんなんだと思います。

 私は、このトイレが、はずかしいけれど気に入っています。このトイレに入ると、気持ちが安らぐまほうのような木のトイレなのです。ヒバの木で、建てられた家に住めたら、どんなに幸せだろうと私は、いつも、ヒバトイレに行くと考えてしまいます。いつか私が大人になって、自分の家を建てられたら、絶対にヒバの木で、建てたいと思います。青森ヒバは、直径が70センチになるのにおよそ杉の木の三倍もかかり、およそ三百年もの年月がかかるそうで、とてもきちょうな木です。日本三大美林といわれているほど、きちょうな木だそうです。そんな木で建てた家は、何よりのぜいたくなお家です。トイレに使われているのは、もっとぜいたくな気がします。そんな、きちょうな木で作ったトイレと出会えて、何だか、とてもきちょうな所に自分は、いるのではないかと思えてきました。

 青森で毎年いろいろ連れてってもらうけれど、来年もまた、ヒバトイレに、行ってもらおうと思います。私のひそかなかん光場所です。

◇      ◆     ◇

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左から三交不動産専務取締役・三木亨氏、同取締役・若山文則氏

 三木氏と若山氏には、表彰式が終わってから喫煙室でお会いした。一言二言、話したら、木の香りではなかったがわが故郷の三重県の方言の香りがしたので「どちらの方ですか」と声を掛けたら三交不動産だった。2年前は、同社の小井氏とばったりお会いし、その後、場所を変えてたくさん酒を飲ませていただいた。何のお返しもできないが、今度、三郷中央でマンションを分譲するので見学して記事にしたい。

 読者の皆さんはご存じないかもしれないが、三重県はわが国有数の山林県で、かつて〝山林王〟と呼ばれた諸戸財閥発祥の地だ。三交不動産も首都圏のデベロッパーに負けない素晴らしい戸建て団地を開発している。

 主催者と審査員の皆さん、審査に手心を加えよとは言いませんが、エールを送る意味で一つくらい表彰していただきたい。三重の小学生の皆さんもがんばれ。どこにも負けない山と木がある。

木住協「木の家・こんな家に住みたい」作文コンクール 最多応募2万4000作(2014/10/26)

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「ホシノタニ団地」

 ブルースタジオが企画・設計監修を手がけた小田急電鉄のリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」が、日本デザイン振興会が主催する「2016年度グッドデザイン賞」金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。

 「ホシノタニ団地」は、小田急線座間駅前に所在する昭和40年代築の小田急電鉄の社宅(4棟)を賃貸住宅と市営住宅のほか、公益に資する複合施設として再生したもの。1階部分(一部の棟)には、市営の子育て支援施設と民間企業の運営によるカフェを誘致し、敷地内には、貸し菜園、ドッグランなどを設け地域に開放している。

 審査員からは、「かつての駅前の社宅の建物をそのまま利用し、新たに賃貸住宅と公営・民営のコミュニティ施設とに再生した事例。築後40年程を経て老朽化していた建物と敷地を、まちに開かれた全く新しい生活の場に編集し直した先端的な試み」として評価された。

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ブルースタジオ 小田急電鉄の社宅再生リノベ「ホシノタニ団地」完成(2015/6/26)

 

 

 

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