東急ホームズ 雪辱だ!大河内だ!満塁弾だ! ハイム井上がっくり
逆転満塁弾を放った東急ホームズ大河内
セキスイハイム不動産(77) 5-9 東急ホームズ(73)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
セキスイハイム不動産 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | |||
東急ホームズ | 1 | 1 | 2 | 0 | 5 | x | 9 |
東急ホームズが昨年敗れた借りを返した。4-5の5回、大河内の満塁弾などで逆転。ハイム不動産の左腕井上は拙守もあったが、本塁打は完璧に打たれた。
東急は初回、4番大場の適時打で1点、2回には8番矢澤と1番大河内の長打で1点、3回には大場と5番山口の長打と内野ゴロで1点差とすると、5回には打線がつながり、2死満塁から矢澤の押し出しで同点としたあと、大河内の満塁弾でこの回一挙5点を挙げ逆転。11本の長短打を放ち、貧打を返上。大河内は3安打全てが長打。投げては佐藤が2回以降踏ん張った。稲木がいなくても勝てることを証明した。
セキスイハイムは初回、5本の長短打を集中し5点先制。3回にも7番井上の適時2塁打で1点追加したが、その後は追加点が奪えず、最後は井上が痛打を浴びた。
双方とも6残塁。消耗戦に持ち込んだ東急がメタボが目立つハイムに粘り勝ち。
大河内
〝どうだ!稲木! お前なんかいなくても勝てるんだ!〟
●平岡 昨年と逆の展開。相手に雪辱された
●井上 疲れた!日々の仕事…本業でも残せなかった…大谷のようには…(打撃でも2本の2塁打を放ったが、相手のしつこい攻めに屈した。相当悔しかったのか、言葉がまとまらず支離滅裂のコメント)
ハイム 井上
ハイムにはこんなお腹の選手が3~4人はいる
積水神奈川 工藤が1安打完封 そつない攻め決める 伊藤忠は手も足も出ず
積水神奈川 工藤(ゴリラのような斉藤と対照的なふっくらしたかわいい顔だが、えげつない球を投げる)
積水ハウス神奈川(84) 4-0 伊藤忠ハウジング(81)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 | ||||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
〝じゃんけんで負けて〟先発した積水神奈川・工藤が素晴らしいピッチング。ストレートに威力があり、変化球のキレも抜群。「あれは打てない」と伊藤忠の主 砲・大倉(だったか)も脱帽。怪物斉藤は「あんなに深く守られては」と無安打。伊藤忠はエース渡辺が途中登板。高速スライダーが冴えた。先発の小出が失点した。
積水神奈川は2回、この回先頭の5番石田が敵失で出塁し盗塁を決め、1死後、7番宇野が四球でつかんだ2死1、2塁の好機に9番新垣が安打し1点。さらに暴投で2者が還った。4回には3番若佐の犠飛で1点追加した。8個の四死球を選んだが、放った安打は3本のみ。残塁は7。
工藤は5回を1安打に抑え、奪った三振は6個、与えた四死球は2個。ほぼ完ぺきに抑えた。
伊藤忠ハウジングは完敗。手も足も出なかった。放った安打は1本のみ。途中から登板した渡部は素晴らしいスライダーを投げた。
左から宇田、八木
斉藤(一度見たら絶対に忘れない。ノーヒットだったのが相当悔しかったのか、この表情)
〇若佐 嬉しい。沖縄でキャンプを張った成果が出た。(エースの)秋山? 彼は風邪。斉藤を2番に据えたのは、メジャーリーグの最近の戦法に倣った。2番の選手が勝敗を分ける(秋山は肩痛が癒えていないとみた。今季の登板は難しいかも。2番に強打者は草野球ではありかもしれない。1番に出塁率の選手を置き、2番で還すのが理想的。イニングが少ないからよけいだ)
〇斉藤 僕のことを(過大か適正か)書いてくれるもんだから、外野手はものすごく深く守る(1打席目はエラーで出塁、2打席目は中堅飛、3打席目は一塁ライナー)
〇工藤(24) 藤沢翔陵です。大学は専大でショート(北寒寺と同じ。RBAの黒田かもしれない。黒田は専大卒)
〇八木 投手はみんな投げたくないからじゃんけんで負けたのが投げる。僕? 投げたくない。斉藤が投げるかも。彼は秘密兵器(斉藤は器用そうじゃない。馬力があるからストレートは速いかもしれないが、多分ノーコン)
●大倉 あれは打てない。すごいスライダーを投げる
〝俺が先発だったら絶対抑えたぞ〟といいそうな負けん気の強い渡辺
勝利にニンマリする若佐(中央)
積水ハウス 〝消える投手〟横内が好投 ジャンケンで候補・ミサワ東京下す
ジャンケンで勝利した積水ハウス
●ミサワホーム東京(87) 7-7 積水ハウス(79)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 7 | |
積水ハウス | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
(ジャンケン)
積水ハウスが延長サドンデスでも決着がつかず、大会史上3度目となるジャンケン戦を制した。投げると同時に3塁側に大きく振れる〝消える投手〟横内が好 投。子ども4人の植田が3ランを放った。みさわ東京はエース古市は先発しなかった。核弾頭・高橋は復調をアピール。チームの格下げを検討する。
横内
◇ ◆ ◇
記者は最初、積水ハウスは誰が投げているのか全然わからなかった。しかし、見てすぐ西武の〝消える投手〟中崎投手を思い浮かべた。中崎は8年目の投手だが、1軍の経験がほとんどなく西武ファンの記者も、あと数年で〝消えていく〟投手だと思っていた。
ところが、今季、俄然〝消える投手〟としてマスコミに注目されるようになった。
マスコミはどう報じたか。スポーツ報知から引用する。「〝消える投手〟西武の中崎雄太投手(25)が投げ終わったあとに『テレビの画面から消える』と話題になっている。8年目の今季、左のオーバースローから変則のサイドスローへと投球フォームを大胆に変更し、3年ぶりの1軍登板を果たした。08年ドラフト1位の左腕が、生き残りをかけて身に付けたフォームについて聞いた。
打者に背中を向けるようにセットポジションに入る。そこから、一塁寄りに右足を踏み出してのサイドスロー。投げ終わったあとに一塁側に2、3歩ステップするため、テレビ画面から自然とフェードアウトする。消える魔球ではなく、自身が消える。これが中崎の新投法だ。『とりあえず笑われます』というフォームへの改造は、生き残るための決断だった」
さて、横内はどうか。今年で3年目だ。新人のとき、長谷工グループ戦で中継ぎとして登板し好投している。しかし、第2戦目の伊藤忠ハウジング戦では「積水ハウスの期待の新人横内は球威がなく、高めに浮いたストレートを狙い打たれ」敗戦投手。その後、ほとんど登板機会はなく、昨年は一度もマウンドに立っていない。
新人のときどのような投球フォームだったか覚えていないが、この日は、右のスリークォーターから投げると同時に、3塁側に大きくステップするため、(テレビ画面はもちろんないが)打者にとっても幻惑されて打ちづらいのは間違いない。強打のミサワ東京打線を7回まで3失点に抑えた。
西武・中崎を参考にしたかどうかは不明。今度登板したら聞いてみる。ミサワのエース古市は創価大1年後輩の横内をベンチからどう見ていたのだろう。まさか声援を送っていたわけではないだろうが…。
試合は延長戦でもけりがつかず、ジャンケンとなり積水ハウスが勝利した。堀田監督は不在で、代理を務めた田口が満面の笑みを浮かべた。
〇田口 わたしの采配がズバリ的中した。ガハハハ。植田の3ランがきいた。横内もよく投げた(横内の先発は古市にぶつける戦略だったのか)
3ランを放った植田
〝パパがんばれ〟(誰のお子さんだったか)
野村アーバン圧勝 塚本、田中、山本が本塁打 積和は綾田の1安打のみ
三回、野村不動産アーバンネットが追加点
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 2 | 6 | 7 | 0 | 15 | |||||
積和不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
野村不動産アーバンネットがコールド勝ち。塚本が先制打を放った。積和は相手が悪かった。
野村不動産アーバンネットは、茂木―岩崎が完封リレー。打っては塚本が初回に2点先制弾。二回には田中が2ラン、三回には山本が満塁弾を放つなど、4回15点の猛攻で圧勝した。積和不動産は三回、この回から登板した岩崎から先頭の七番小松が四球を選び、続く綾田が二塁打を放ち無死ニ・三塁の好機を作ったが、そのあとは三者凡退。
塚本「打つ気で」、田中「自然に」、山本「いつも通り」
左から塚本、山本、田中
野村不動産アーバンネット打線は3人が本塁打を放ち、チームを勢いづかせた。
初回一死二塁。3番塚本は2ストライクから、茂木のストレート球をとらえ、思い切りよく左越えへ運ぶ。2点先制の本塁打となり、猛攻の口火を切った。「追い込まれてしまったので、絶対に打つ気で振りました」
二回。先頭阿部が四球を選び、ベンチからは「(球が)荒れてきたぞー」と声が飛ぶ。無死一塁で迎えた9番田中の打席。内角寄りに甘い直球が来た。「自然に振れた」当たりは、左翼線へと大きく伸び、2点本塁打に。グラウンドを一周して生還すると、仲間たちが「久しぶりだね」などと声をかけ、ハイタッチで祝福した。
田中は以前はクリーンアップも打っていたが、このところはなかなか打てず、「3月に始動してから、いいところがなかった」という。それだけに「(本塁打は)昨季以来です」と顔をほころばせた。
三回の満塁機。「チャンスだった」。山本はインコース球を振り抜き、走者を一掃。試合後は「いつも打っているので」と涼しい顔。「どんなプレーでも、勝てばいい。勝ちに行くチャンスがあれば、思い切り振ります」と言い切った。
茂木
リスト 九死に一生 タイブレーク制す タウン勝利逃す コリジョンも初適用
〝お互いサラリーマン、ケガしたら誰もかばってくれない。仲良くしようぜ〟
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
タウングループ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 6 | ||
リスト | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 2x | 7 |
(7回タイブレーク)
リスト 倉持監督と岩島
リストが延長サドンデスを制し辛勝。佐藤が復活をアピールした。岩島はサドンデスで登板、いきなり暴投で1失点したが、その裏、自らの四球でサヨナラを手繰り寄せた。タウングループは惜敗。初陣タウングループは右腕坂本が好投したが、最終回、味方の失策から崩れた。
1点先取されたリストは3回裏、1番岩島が右翼越え本塁打して同点とし、なおも敵失から4番鈴木の3塁打で1点勝ち越し。敗色濃厚の最終回は、1死から7番井沢が安打を放つと、ボーク、敵失と9番田中の安打と2番落合の犠飛で同点に追いついた。
タイブレークでは田中、岩島の連続死球でサヨナラ勝ち。九死に一生を得た。
タウンは3回、この回先頭の7番野口が四球を選び、8番丘がチーム初安打を右翼前に運び、9番松村もセンター返しで1点先制。6回にはこの回先頭の3番加藤が安打し、パスボールと敵失で同点とすると、6番塚田の内野安打と敵失でこの回4点を挙げ逆転。しかし、その裏、勝利目前で痛恨のエラーから同点とされ、タイブレークでサヨナラ負け。
先発の坂本は制球を欠きながらもよく踏ん張ったが、最終回、一つの味方の失策から同点に追いつかれた。
タウングループ 坂本
〇倉持監督 牧田さん、RBAにコリジョンがあるのかよ。うちの守備のとき、適用された。野球がつまらなくなる一方だ(いいえ、この前審判に確認したら、草野球では適用しないと聞きました。昨日も西武がコリジョンの適用でサヨナラ負け。あれはないですよね)
〇岩島 投げたこと? 全然ない(倉持監督のタイブレークでの岩島起用に記者は仰天した)
●丘監督 下位打線は活躍したが、上位打線は緊張して本来の打撃ができなかった。わたしは所沢勤務でヤクルトファン。息子は〝敦也〟です
●鈴子 仙台出身です。ソフトは中学からやっていました(ユニフォーム姿で、代打を期待していたが、そのような展開にはならなかった)
タウングループ鈴子(代打で出ていたらリスト佐藤は絶対に勝負しなかったと思うが…)
タウングループ ベンチ
三菱地所ホーム 3年ぶりの勝利 菱田が2打点 日神は柳原が〝引退〟
地所ホーム 一条(左)と鈴木
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所ホーム | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 7 | ||||
日神不動産 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
三菱地所ホームが3年ぶりに勝利した。元監督の鈴木が捕手を務め、小松投手を巧みにリードした。菱田が決勝打を、54歳一条がタイムリー2塁打を放った。日神不動産は準優勝投手・柳原が〝引退〟。〝最弱〟チームに転落の危機。
地所ホームは初回、5番及川の適時打で2点先制。同点にされた2回には、2番菱田の内野安打で勝ち越し、4回にも菱田の適時打で1点追加。5回はダメ押しの3点を加点した。
先発の小松を元監督の鈴木が巧みにリードした。
日神は初回、5番鈴木の2塁打で同点としたが、その後は打ちあぐねた。最終回も、4つの四球などで1点しか上げられなかった。
〇松田監督 今日は若手がよく頑張った
〇一条 54歳ですよ。タイムリー2塁打ですよ
●津端 うーん、いきのいいのが入ったので出直しだ
地所ホーム 菱田(左)と小松投手
日神 上井戸
ポラス、コールドで圧勝 加点着々、岩瀬好投 一条・大嶋が不調
ポラスグループの岩瀬(左)と高屋。試合後に「部員募集中」とアピールした
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラス | 2 | 0 | 1 | 1 | 5 | 9 | ||||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
ポラスが圧勝。岩瀬が好投した。一条のエース大嶋はナインの期待に応えられず惨敗。
ポラスは初回、3番上津原の左越え三塁打で2点先取。三回に6番藤井の三塁打、四回にも8番高屋と上津原の長打で着実に加点し、五回には打者一巡で5点を加えて突き放した。ポラス岩瀬の好投で、一条は四回までゼロ行進。最終回には四球で出塁した代打吉田が「俊足見せてね」の声援に応えて進塁・生還するなど2点を返したが、及ばなかった。
ポラスは部員が11人しかおらず、この日の控え選手はゼロという、苦しいチーム事情の中でのコールド勝ち。ナインは「9人集まって良かった」と安堵、「部員募集中です」とアピールした。主砲・清水はメタボ寸前。3塁打を放った高屋は「来週のこの日は彼女とデート。プロポーズするつもりなので欠場」とコメン ト(まあ、8番のあなたがいなくても大勢に影響はないと思います。がんばってください)。
一条のエース大嶋は「靴を新調したが、靴擦れした」と敗れた理由 を靴のせいにした。草彅監督は「次は加藤を先発させる」と予告先発。加藤は藤沢八部球場でスタンドインしたという。
一条・加藤、ほろ苦デビュー 野球が出来る喜びも
一条 大嶋
今春入部した一条・加藤が、4点差を追う最終回に初登板。打たれたのは単打2本だが、四球2つからエラーも絡んで打者を一巡させ、点差拡大のほろ苦いデビュー戦となった。次戦では先発が決まっており、「全然ダメ」だったコントロールの修正を誓う。
入社2年目の23歳。関西の強豪・大阪商大で、野球をしていた。部員120人、一握りしか試合にも出られない中で練習を続けていた。ところが一条工務店に入社した1年前は、会社に野球部があることを知らなかった。好きだった野球を離れ、体を動かすことも無くなっていた。昨秋、新メンバーを探していた島崎遊撃手から勧誘を受け、「また野球が出来るなんて」と嬉しくなり、入部を即決。「本当にありがたいと思いました」
入部したものの、加藤の勤務地は静岡で、部のみんなとの練習に参加できていない。午前十時開始のこのポラス戦には、沼津から前夜のうちに上京して臨んだという。登板は「点差が大きく開いたら」と事前に指示されていた。経験を積ませ育てたい、草彅監督曰く「調整登板」だ。
久しぶりのマウンド。投げてみると、ポラスベンチから「怖いのが来た」と声が上がるほどの制球難だった。だが一条ベンチは明るく、みんなが見守るような雰囲気。草彅監督は「これまで野球できる状態じゃなかったですから」と加藤の労をねぎらい、「来週は先発します。打撃も期待している。1番でいきます」と明言した。
〇高屋 岩瀬さんがいいピッチングでした(高屋自身も四回、先頭で、一条の先発・大嶋の球を左越えに大きく運び三塁打。生還し勝利に貢献した)
○岩瀬 まっすぐのコントロールが良かった。次戦はゼロに抑えたい
●草彅監督 エース(大嶋)はクビです
●大嶋 僕はボロクソでいいです
ポラス 主砲の清水(左)と菊地(菊地は体重100キロ、清水もこのままだとあと数年で同じになるのでは)
一条工務店 エース大嶋(左)と新人加藤
ポラスの応援団
旭化成ホームズ 松井が満塁弾 新人沼座が好投 住友不販は伊藤を温存
旭化成ホームズ 沼座
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 3x | 8 |
住友不販も新人 明大準硬式出身の西が先発 「よく投げた」古賀監督
住友不販 西
旭化成ホームズが快勝。主砲松井が満塁弾を放った。明大硬式出身の倉富捕手とバッテリーを組んだ新人、早大準硬式の左腕沼座が好投。津久井捕手は3塁へコンバート。住友不販はエース伊藤を温存。明大準硬式の5年目新人・西が痛恨の一発を浴びた。
決勝トーナメント進出をにらんだ采配か、旭化成ホームズ山本監督、住友不動産販売・古賀監督ともエースではなく新人を先発させた。旭化成は左腕の沼座、住友不販は右の西が先発。
沼座は何回まで投げたか不明だが、6回まで投げたとすれば許した安打は4安打で1失点。7三振を奪った。
西は3回、味方の失策から2つの安打と松井の満塁弾を浴びたが、4回投げたとすれば4三振を奪った。
旭化成ホームズ 松井
〇山本監督 若いメンバーに大幅に変えた。津久井は3塁へコンバート。送球が安定している
〇今野 沼座は緩急を使い経験を積めばいい投手になる。倉富もいいね
〇津久井 沼座? ボールが若い(生きのいいピッチングにほれ込んでいた)
〇松井 完璧
〇沼座 大学では1年の時から中継ぎ専門でした。西さんも準硬? 知りませんね。対決したことがない(西とは4つ違いだから重ならないようだ)
●古賀監督 点は取られたが、西はいいピッチングをした。伊藤との併用のメドがついた
旭化成の新人(左から藏立、太田、岡辺、沼座、倉富)
旭化成 石岡(山本監督は「足が治れば彼が4番」と太鼓判)
住友不販
東建不販4発 「俺は中風じゃないぞ」加覧も一発 パナのオコエ存在感示す
-本塁打を放った東建不販の左から富岡、齋藤、小野、加覧
横浜国大出の左腕・齋藤が好投
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物不動産販売 | 5 | 0 | 3 | 3 | 0 | 11 | ||||
パナホーム | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
東建不販 齋藤
パナホーム オコエ(藤代) 齋藤から連続四死球選ぶ 球にも当てた
〝俺がオコエだ〟藤代
東京建物不動産販売が富岡、齋藤、小野、加覧の4本の本塁打攻勢で圧勝。投げては新人左腕・斎藤が球威十分のストレートに切れのある変化球で相手打者を翻弄。パナホームは投手がよく投げたが拙守で自滅。大学ボクサー部時代、新人賞を獲得した〝オコエ〟こと藤代は初打席で死球を選び出塁したが、牽制球に全く反応できず憤死。2打席目も四球を選び、盗塁を決め、暴投で得点も記録。存在感を示した。
東建不販は初回、相手の拙守につけ込み、富岡の2ランなどで一挙5点を挙げ、その後も齋藤、小野、加覧の本塁打などでコールド勝ち。
横浜国大卒の齋藤は、先頭打者に4連続変化球を投げた。「大学はサークル。軟式も馴れている」ようだ。2失点は同僚の尾崎によるもの。
法政二高卒の新人小野も一発を放ち、知る人ぞ知る、知らない人は知らない国学院久我山出身の加覧も新人に負けじと本塁打を放ち、意地を見せた。
パナホームは惨敗。中澤はよく投げたが、足を引っ張られた。オコエは2打席とも四死球で、2盗、3盗を決め、押し出しで生還もした。
パナホーム 中澤
〇稲富 (日曜ブロックの)東建は選手集めに四苦八苦しているようだ。河越は軟式をマスターしたようで、130キロくらい投げている
〇加覧 私は「中風じゃないぞ。痛風だ」(この前の記事で、記者が「加覧は中風」と書いたことに対し猛烈に抗議。ごめんなさい。おかしいと思ったが、似たようなものだとどうにでもなれという気持ちで書いた)
〇齋藤 えっ、あの打者素人? (オコエに2つの四死球を与えた。これは相当のショックのはず。ボクサーなら当然だが、それだけオコエの選球眼がいいということか)
●赤羽監督 (…)オコエが牽制死したとき(…は何て話したか記者の耳にも届いたが、これは書かない)
●〝パナのオコエ〟こと藤代 試合前、赤羽監督と話し合いまして、「走れるのはお前だけ。一応サインは出すが走れ。成功したら3塁も狙え」と言われていまして、その通りになったので、塁に出て走るつもりでいました。ルールブックには投手は牽制するときは投球板を外すと書いてあるじゃないですか。ところがあの投手(齋藤は左)はいきなり初球から投げできた。二度目も粘って四球を選びました。試合前、バッティングセンターに行きまして、相手投手は140キロ投げると聞いていましたので、100キロから170キロまで打つ練習をしていましたから、何とか当てることができたんです。それより嬉しかったのは、2度レフトフライを捕球できたことです。監督にも褒められました(オコエはいいね。この記事を書くと他の投手は絶対に抑えに来るだろう。しかし、素人に打たれたくないから却ってコントロールを乱すかもしれない)
好機に見逃し三振の加覧
パナホームの応援団
RBA水曜ブロック開幕 試合結果 パナのオコエ 初打席は死球、すぐ牽制死
延長サドンデスの場面、リスト岩島の暴投で生還するタウングループの走者(コリジョンは適用されなかったが、別のシーンでは適用された)
第28回RBA野球大会水曜ブロックが6月15日開幕。予選トーナメント15試合が神宮外苑軟式野球場で15試合が行われ、第27回大会優勝チームのエイブルが不戦勝ちしたほか、準優勝の旭化成ホームズが主砲・松井の満塁弾と早大卒の新人・沼座の好投で不動産流通カップの覇者・住友不動産販売に快勝したほか、強豪リストは初陣タウングループに延長サドンデスでサヨナラ勝ち。コリジョンルールが初めて適用された。タウングループは勝利目前で失策から大魚を逸した。
このほか、〝格下〟積水ハウスは同点ジャンケンの末、優勝候補のミサワホーム東京を下した。東京建物不動産販売が4発を放ち、新人齋藤が好投。みずほ不動産販売が過去3年の総得点を上回る16点を挙げコールド勝ち。積水ハウス神奈川の工藤が快刀乱麻、素晴らしい投球を披露した。スターツ伊原も「大谷を超えるかも」と絶好調。〝最弱〟三菱地所ホームは日神不動産に快勝。東急ホームズは大河内の満塁弾などで逆転勝ち。パナホームの〝オコエ〟は全打席出塁したが、牽制球に反応できず憤死。一条工務店の大嶋は負けたのは靴づれした新調の靴のせいにした。
完敗したケイアイスター不動産の瀧口専務は「株価は2倍上昇」と記者を煙に巻いた。完勝した長谷工グループ・長谷工アーベスト大岡修平社長は「藤浪(阪神)ファン)と藤浪そっくりの新エース檜木の好投にご満悦。30キロ減量に成功したナイスの49歳・芦沢が目の覚めるような快速球を投げた。54歳・三菱地所ホームの一条はタイムリー2塁打を放った。みずほは西武・森そっくりの新人(誰だっけメモが見つからない)が大活躍した。活躍したポラス高谷は来週は彼女にプロポーズする日だとかで欠場を宣言した。
記者は一度に4試合、8時間で16試合が行われたためパニックになったが、ほぼ全試合をみた。レーティング上位チームが10勝4敗、勝率は.714でまずまずだったが、ミサワ東京がジャンケンとはいえ敗れ、みずほがコールド勝ちしたのは驚いた。
三菱地所ホーム(65) 7-3 日神不動産(71)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所ホーム | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 | 7 | ||||
日神不動産 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
三菱地所ホームが3年ぶりに勝利した。元監督の鈴木が捕手を務め、小松投手を巧みにリードした。菱田が決勝打を、54歳一条がタイムリー2塁打を放った。日神不動産は準優勝投手・柳原が〝引退〟。〝最弱〟チームに転落の危機。
ポラス(80) 9-2 一条工務店(76)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラス | 2 | 0 | 1 | 1 | 5 | 9 | ||||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
ポラスが圧勝。岩瀬が好投した。主砲・清水はメタボ寸前。3塁打を放った高屋は「来週のこの日は彼女とデート。プロポーズするつもりなので欠場」とコメント(まあ、8番のあなたがいなくても大勢に影響はないと思います。がんばってください)。一条のエース大嶋は「靴を新調したが、靴擦れした」と敗れた理由を靴のせいにした。草彅監督は「次は加藤を先発させる」と予告先発。加藤は藤沢八部球場でスタンドインしたという。
住友不動産販売(86) 1 -8 旭化成ホームズ(91)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 3x | 8 |
旭化成ホームズが快勝。主砲松井が満塁弾を放った。明大硬式出身の倉富捕手とバッテリーを組んだ新人、早大準硬式の左腕沼座が好投。津久井捕手は3塁へコンバート。住友不販はエース伊藤を温存。明大準硬式の5年目新人・西が痛恨の一発を浴びた。
〇エイブル(87.5) 不戦勝 積水ハウス京葉(78)●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | ||
積水ハウス京葉 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
タウングループ(78) 6-7 リスト(85)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
タウングループ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 6 | ||
リスト | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 2x | 7 |
(7回サドンデス)
リストが延長サドンデスを制し辛勝。佐藤が復活をアピールした。岩島はサドンデスで登板、いきなり暴投で1失点したが、その裏、自らの四球でサヨナラを手繰り寄せた。タウングループは惜敗。初陣タウングループは右腕坂本が好投したが、最終回、味方の失策から崩れた。
野村不動産アーバンネット(86) 15-0 積和不動産(79)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 2 | 6 | 7 | 0 | 15 | |||||
積和不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
野村不動産アーバンネットがコールド勝ち。塚本が先制打を放った。茂木が完封勝ち。積和は相手が悪かった。
●ミサワホーム東京(87) 7-7 積水ハウス(79)〇
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 7 | |
積水ハウス | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 |
(ジャンケン)
積水ハウスが延長サドンデスでも決着がつかず、大会史上3度目となるジャンケン戦を制した。投げると同時に3塁側に大きく振れる〝消える投手〟横内が好投。子ども4人の植田が3ランを放った。みさわ東京はエース古市は先発しなかった。核弾頭・高橋は復調をアピール。チームの格下げを検討する。
積水ハウス神奈川(84) 4-0 伊藤忠ハウジング(81)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 | ||||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
〝じゃんけんで負けて〟先発した積水神奈川・工藤が素晴らしいピッチング。ストレートに威力があり、変化球のキレも抜群。「あれは打てない」と伊藤忠の主砲・大倉(だったか)も脱帽。怪物斉藤は「あんなに深く守られては」と無安打。伊藤忠はエース渡辺が途中登板。高速スライダーが冴えた。
セキスイハイム不動産(77) 5-9 東急ホームズ(73)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
セキスイハイム不動産 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | |||
東急ホームズ | 1 | 1 | 2 | 0 | 5 | x | 9 |
東急ホームズが昨年敗れた借りを返した。4-5の5回、大河内の満塁弾などで逆転。ハイム不動産の左腕井上は拙守もあったが、本塁打は完璧に打たれた。
グローバル住販(75) 3-8 長谷工グループ(77)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
グローバル住販 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | |||
長谷工グループ | 0 | 5 | 0 | 2 | 1 | X | 8 |
長谷工グルーブが大岡社長の応援に応え快勝。「社会人になって投げたことがない」5年目の檜木が好投。初陣・グローバル住販はRBAの厚い壁に阻まれた。
ケイアイスター不動産(83) 0-4 スターツ(83)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ケイアイスター不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
スターツ | 3 | 0 | 0 | 1 | X | 4 |
スターツのエース伊原の速球が冴えた。ケイアイスター不動産は手も足も出ず完敗。瀧口専務は「上場してから株価は倍増。株主優待としてクオカード3000円贈呈も決定した」と、話をはぐらかすしかなかった。浅見は立ち上がり失点したのが痛かった。
オープンハウス(85.5) 9-6 大和ハウス工業(77)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 2 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 | 9 | ||
大和ハウス工業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 6 |
オープンハウスが快勝。RBAの看板投手・川崎が変化球も交え格の違いを見せつけた。4回で降板。渡辺新監督に勝利をプレゼント。隅田が特大本塁打を放った。大和ハウスの期待の新人・上原は球威十分だったが、コントロールが定まらず、ストレートを狙い打たれた。軟式に馴れれば打たれない。もう一人の期待の新人・星は研修で欠場。
ナイス(83) 10-5 三菱UFJ不動産販売(67)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ナイス | 0 | 2 | 1 | 3 | 4 | 10 | ||||
三菱UFJ不動産販売 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
ナイスの49歳〝アッシー〟こと芦沢が100キロから75キロの減量に成功。威力十分のストレートに大きく曲がるカーブを自在に投げ好投。正木は3失点したが、最後は山本が締めた。若手の活躍も目立った。三菱UFJは敗れはしたものの〝UFJ復活〟を印象付けるかのように若手が大勢参加。加藤外野手は「守りながら、隣の試合を見ていたが、コスモスイニシアだったら絶対に勝てる」とうそぶいた。「ピンチで失策、チャンスで三振」(石本監督)した背番号2は独りでしょげかえっていた。
みずほ不動産販売(66) 16-3 コスモスイニシア(67)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
みずほ不動産販売 | 0 | 5 | 2 | 3 | 6 | 16 | ||||
コスモスイニシア | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
「信」がとれて、中村監督が優待してチームは支離滅裂になるかと危惧していたみずほ不動産販売が見違えるようなチームに変身して快勝。16点も奪いコールド勝ち。岩本(だったか)が「3年分の得点を挙げた」と銀行系らしく数字に強いところを見せた。新戦力のバッテリーが大活躍。コスモスイニシアは惨敗。渡辺は「必ず復活する」と前を向いた。
東急リバブル(84) 11-4 ちばリハウス(77)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 0 | 5 | 0 | 3 | 3 | 11 | ||||
ちばリハウス | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 |
東急リバブルが津田-藤巻の継投で逃げ切った。新旧のオーダーも機能した。新人太田が3安打。猪股は今期は休養する模様。ちばリハウスは3回に1点差に追い上げたが、その直後、エース篠原が横田に痛打された。
東京建物不動産販売(77) 11-2 パナホーム(76)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物不動産販売 | 5 | 0 | 3 | 3 | 0 | 11 | ||||
パナホーム | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
東京建物不動産販売が富岡、齋藤、小野、加覧の4発の本塁打攻勢で圧勝。投げては新人左腕・斎藤が球威十分のストレートに切れのある変化球で相手打者を翻弄。パナホームのボクサー出身の〝オコエ〟こと藤代は初打席で死球を選び出塁したが、牽制球に全く反応できず憤死。2打席目も四球を選び、盗塁を決め、暴投で得点も記録。存在感を示した。