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コジマ 創業50周年を祝うパーティー(サンケイホールで)

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小島会長(左)と小島社長

 埼玉県三郷市で不動産業、建設業、屋外広告業などを展開する株式会社コジマは11月14日、創業50周年を祝うパーティーを千代田区大手町の大手町サンケイプラザホールで開催。会場となったサンケイプラザホールにはお祝いの胡蝶蘭123鉢が芳香を放つ中、関係者ら200人超が集まり、「真心・感謝」をテーマとしたパーティーに同社の更なる発展を祈念した。RBA野球関係者も、同社社長・小島一茂氏(53)とほぼ同期の〝往年〟のスター選手が結集。昔話に花を咲かせた。

 冒頭、同社取締役会長・小島勲氏(78)は「昭和46年に会社を設立して半世紀が経過しました。これからも精進努力していきますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。

 息子で同社代表取締役社長・小島一茂氏(53)は謝辞で『野球というスポーツは人生そのものだ』という長嶋茂雄さんの名セリフと、『ピンチのあとにチャンスあり』という野球のセオリーを自分の人生にたとえ、長男が生まれた後に母が亡くなり、その翌月に会社を辞め、自分自身も家族も会社も世の中もそして業界もバブルの崩壊後長引くデフレで、野球で例えると無死満塁の大ピンチの状況。このピンチの状況の中支えてくれたのが親戚、先輩たち、同期生でした。そしてなんとかピンチを乗り越え、その後、お客様から様々なチャンスを頂戴し、教えられ、育てられ今日このようなパーティーを開催することができました。これからもお客様ファーストで真心と感謝を持って皆様と共に邁進していく所存でございます。と決意を表明。また、長男の隆寛氏を登壇させ、昨年立教大学を卒業し、現在六本木のケンコーポレーションで頑張っています。以後お見知りおきの上宜しくお願い致します。と次世代の紹介で締めくくった。

 来賓として登壇し乾杯の挨拶をした三井不動産リアルティ札幌代表取締役社長・江川尚志氏(54)は、「第3回RBA野球大会で一茂社長がサンケイビルのエースとして東京ドームの決勝戦で戦いました。7回終了して同点、2度の延長戦を行っても決着がつかず、時間切れでジャンケンをやってサンケイビルが優勝したんです」とエピソードを明かした。その他早大野球部出身者が2名参加していた。

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帝京高校時代、小島氏と二遊間コンビを組んだ楽天コーチ・奈良原氏の名前も

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長嶋茂雄氏直筆の色紙(左)と小島親子の大垣された書

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立教大学チアガールも応援に駆け付けた

 ◇      ◆     ◇

 この日出席したRBA野球関係者は前段の江川氏のほか、三菱地所ホームソリューション事業部長・鈴木正人氏(52)、サンケイビル事業本部関西営業部次長・三枝智氏(54)、ザイマックス防災テクニカ常務取締役・田村憲司氏(54)、テーオーシーTOC事業部課長・土屋彰氏(51)、元ケンコーポレーション藤田和茂氏(55)の6氏(順不同)。

 各氏は33年の歴史(一昨年と今年はコロナの影響で中止)を誇るRBA野球大会にどれほどの実績を残したか、ざっと紹介する。江川氏は早大野球部出身で、三井不動産販売の捕手として活躍。詳しいデータはないが、毎年60チーム、1チーム15人が出場したと計算すると、参加者は延べ28,000人に上るが、三冠王を獲得したのはこの江川氏のほかに〝ミスターRBA〟こと東急リバブルの岡住まさる氏、旭化成ホームズの現役・北寒寺氏しかいない。江川氏は長距離ヒッターではなかったが、シュアなバッティングは一級品だった。

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江川氏

 鈴木氏は上宮高校で一茂社長と同じ大会の甲子園に出場し、青山学院大-三菱地所ホームの主砲兼投手兼監督として活躍。チームの通算成績は26勝62敗、勝率0.295という数字が示す通り好成績を残せなかったが、「ハエが止まる60キロの速球」を開発した。本業では「うちはミリ単位で顧客対応ができる」と語ったのは今でも印象に残っている。記者はいつも鈴木氏を挑発したが、そのお詫びに別掲の記事を添付した。みなさんもぜひ読んでいただきたい。

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鈴木氏

 三枝氏はサンケイビルの捕手-監督としてチームを引っ張った。一茂社長の球を受けていたのも三枝氏だ。一茂社長が退社したあとはじり貧となり、やがて参加しなくなった。三枝氏は「野球好きもいる。声を掛ける」と復活に意欲を見せた。

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三枝氏

 田村氏は、同志社大-コスモスイニシア-ザイマックスの名遊撃手。守備力は現役の北寒寺氏と互角のプロ級で、西武・源田選手クラスだ。美しいのは守備だけでなく、記者はその美顔にほれぼれした(その手の趣味はない。念のため)。いまはしもぶくれが甚だしく往時の見る影もないが…。

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田村氏

 土屋氏は、RBA野球大会の1試合最多奪三振記録保持者だ。第10回大会の対安田不動産戦で、7回を投げ実に16個の三振を奪った。この試合を記者は取材していた。大会は7回または1時間半だから、双方とも強くても弱くても7回まで進むのは難しく、実力が拮抗していないとこの大記録は達成できなかったはずだ。運も味方した。土屋は屈指の好投手ではあったが、スピード一本で抑えるタイプではなかった。この日の三郷の河川敷のグラウンドは風が強く、投手に向かい風だった。変化球が面白いように決まった。

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土屋氏

 藤田氏は、日大三-日大-ケンコーポレーションで、第3回RBA日豪親善野球大会の遠征に日本代表として一茂社長と共に参加、この大会一茂社長がMVP、藤田氏が日本代表のキャプテン。豪遠征後、長崎慶一氏(元阪神)当時大京コーチの野球チームに二人はスカウトされ参加したこともある。この6氏と一茂社長を交えて歓談したかったのだが、一茂社長は200名を超える参加者にあいさつするのが忙しく、その機会はなかった。一茂社長は自らのプロフィールを同社ホームページで紹介しているので、そのまま転載する。

 「幼少期から高校野球の経験者で少年野球三郷ヤンガース創設監督の父に野球の教育を受け、帝京高校時代には現在東北楽天ゴールデンイーグルスの奈良原浩内野守備走塁コーチ(元侍ジャパンヘッドコーチ)と二遊間を組み甲子園に出場(1準優勝)。大学卒業後の91年、フジサンケイグループの不動産建設会社に入社。同年オーストラリアゴールドコーストで行われたRBA日本不動産野球連盟 第3回日豪親善野球大会に日本代表として出場しMVPを受賞。7年勤務後の98年、父の経営する株式会社コジマに入社。『Challenge for Change』『お客様ファースト』『スピード』をスローガンに『コジマにお願いして良かった』とお客様に思っていただき、喜んでいただける仕事をするのが生きがいです」

 一茂社長は、サンケイビルでは主に投手として活躍したが、本来は内野手だ。前出の田村氏と守備力は互角で、RBAでこの2人の守備は特別華麗だった。

 一茂社長は現在帝京高等学校野球のOB会会長を務める。

◇       ◆     ◇

 一茂社長の父・勲会長に話を聞いた。勲会長は小学3年のときから巨人ファンで、長嶋茂雄氏が好きだったという。茂雄氏の長男・一茂氏が誕生した3年後に長男が生まれた。「子どもをプロ野球選手にしたく、長嶋に負けるなと『一茂』と名付けた。1歳8か月から特注の巨人のユニフォームを着せていた。9連覇の最後の年の神宮球場の大学とプロの入れ変え時に当時の川上監督のサインが一茂氏のユニホームの左袖に書いてもらって」現在でもこのユニホームはあり、読売ジャイアンツ50周年記念特番でこのユニホームはテレビに映ったと語った。ご本人も元高校球児で二塁手だったそうで、「会長と一茂社長とどちらが守備うまいですか」と聞いたら「もちろん一茂」と返ってきた。

 小島会長は現在の球界について「ドラフトがバラバラにした」と話し、「歌は演歌が好きなのだが、女性が踏み台になっている。(男女平等を実現するため)法律を変えないといけない。『令和』の『令』は『冷たい』とも読める」と社会問題にまで踏み込んだ。

 会場に大書きされていた「真心」は自らが認めたもので、翠風という雅号で日展に入賞したこともあると話した。

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司会を務めたフリーアナウンサー・宇賀なつみさん

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左の小島氏の息子・隆寛氏はケン・コーポレーションの野球部員

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顧客のミリ単位の要望にこたえる三菱地所ホーム(2009/5/26)

 

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「うめきた2期」開発現場

 大阪駅北口の開発面積約91,150㎡の再開発を進めている三菱地所を代表企業とする「うめきた2期」の開発事業者JV9社は11月24日、事業地内で計画しているスーパーラグジュアリーホテル(SLホテル)、ライフスタイルホテル(LS ホテル)、アップスケールホテル(USホテル」)のオペレーターについて、SLホテル、LSホテルをヒルトンに、USホテルを阪急阪神ホテルズにそれぞれ決定し、再開発のホテル事業の幹事社であるオリックス不動産はヒルトンと運営委託契約を締結し、SLホテルの名称を「ウォルドーフ・アストリア大阪」に、LSホテルの名称を「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」に決定したと発表した。

 「ウォルドーフ・アストリア」はヒルトンの最上級ラグジュアリーブランドで、現在、30か所以上でアイコニックなホテルを展開しており、今後数年間の間に15か所で開業予定。「ウォルドーフ・アストリア大阪」は、同ブランドとしてはわが国では先に事業決定を発表した2026年度開業予定の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」に次ぐ第2弾で、開業は「東京日本橋」より先の2025年度上期の予定。南街区賃貸棟・西棟の2階、28~38階に位置し、50㎡を中心とする252室の客室のほかラウンジ&バー、レストラン、フィットネス、スパ、屋内プール、チャペル、ライブラリー・ラウンジ、宴会場、会議室などを設置する予定。

 ライフスタイルブランド「キャノピーby ヒルトン」は日本初進出。「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」は、北街区賃貸棟の10~25階に位置し、客室は32㎡を中心とする308室で構成。ラウンジ、フィットネス、会議室を設置予定。開業は2024年度上期の予定。

 USホテルは南街区賃貸棟・東棟の5~28階に位置し、客室は23 ㎡を中心とする482室で、レストラン、バー、フィットネスを設置予定。2024年度下期の開業を目指す。

 同日、ヒルトン大阪で行われた記者発表会には三菱地所執行役常務・木村透氏、オリックス不動産専務執行役員・高橋豊典氏、ヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区代表・ティモシー・ソーパー氏が出席し、ヒルトン取締役社長兼最高経営責任者・クリストファJ.ナセッタ氏、 大阪府知事・吉村洋文氏、大阪市長・松井一郎氏などのビデオメッセージも披露された。

 「うめきた2期」の玄関口には現在のJRの「大阪駅」と直結する新駅が2023年に開業し、2025年4月から10月まで、「大阪・関西万博」が大阪市で開催されることから、関係者はホテルの開業に大きな期待を寄せた。

 ティモシー・ソーパー氏は、記者団からの「大阪のホテルは供給過多ではないか」という質問に対し、「供給過剰では全くない。それぞれが共存できる。ホテル市場は224年には回復に向かい、2030年までに訪日外国人6,000万人という政府の目標は達成できる。ファンダメンタルが伸びるのは間違いない」と否定的な見解を示した。

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左から木村氏、ティモシー・ソーパー氏、高橋氏

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「USホテル」完成予想図(提供:うめきた2期地区開発事業者)

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 記者は発表会の前日、東京建物が分譲中の「Four Seasons Hotel」との複合「Brillia Tower堂島(ONE DOJIMA PROJECT)」(463戸、うち一般分譲対象外住戸53戸含む)を取材した。第1期130戸は、これまでの市内の最高坪単価400万円をはるかに超える坪650万円だったにも関わらず平均4.2倍の競争倍率で即日完売した。

 「うめきた2期」の立地条件は「堂島」をはるかに超える。発表会で分譲棟について何らかのメッセージが発せられるのではないかと期待したが、まったくなかった。「堂島」の記事は稿を改めて紹介する。

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開発現場


 

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「CHILL CUBE(チルキューブ)」イメージ(実物のブースの外は本物の観葉植物)

 合同会社Endian、テレキューブサービス、三菱地所の3社は11月22日(月)~11月26日(金)、毎日忙しく働くビジネスパーソン向けにワークブースではなく休憩専用ブース「CHILL CUBE(チルキューブ)」を東京・新丸ビル地下1階に設置する。

 「CHILL CUBE(チルキューブ)」は、仕事の合間にほっと一息「チルする」=「♯チル休み」する習慣を身につければ仕事の生産性も上がるのではないかというEndianが展開するリラクゼーションドリンクブランド「CHILL OUT(チルアウト)」の想いから企画されたもので、これに賛同したテレキューブサービスと三菱地所がコラボし、「勤労感謝の日」を含めて期間設定した。

 Endianは「CHILL OUT」の提供のほか軽井沢の森林浴を楽しんでいるような気分に浸れる演出を行い、テレキューブサービスと三菱地所は休憩ブースのほか自主学習など新しい用途の可能性なども今後検討するとしている。

 ブースの寸法は、幅2254ミリ×奥行1067ミリ×高さ2009ミリ。ブース内は軽井沢ゆかりのシダ・コケ類、クレマチスなどのフェイクの植物が壁全面に貼られており、コブシの香りとコオロギなどの虫の声が聞こえ、明かりを消すと星空が浮かび上がり月光浴に耽っているような仕掛けが施されている。

 11月22日行われたメディア向け取材会でEndian共同代表職務執行者・渡邉憲氏は開口一番「地球と人からストレスをなくしたい。わが国のビジネスパーソンは働き過ぎ。パフォーマンスを上げるには休憩の重要性が指摘されている」と語った。

 三菱地所営業企画部・岡本拓仁氏は「多様な用途への可能性を探り、28万人が就業している丸の内エリアのビルと街の価値向上につなげたい」と話した。

 テレキューブサービス代表取締役社長・小山田佳裕氏は「ターゲットはストレッシブルな30代から40代の仕事で忙しい人。一息付けるオフの提案を行うことで設置個所を現在の200台から500台、1,000台へ普及させたい」と抱負を述べた。

 実施するのは2021年11月22日(月)~11月26日(金)、11:00~19:00 (体験時間は20分間)。新丸ビルB1F 個室型ワークブース「テレキューブ」(千代田区丸の内1丁目5−1)。

 人気は高く、すでに空きは6枠のみという。期間中体験した人限定のプレゼントキャンペーンを開催。「#オフィスで森林浴はじめました 」を付けてCHILL CUBEをSNS 投稿すると、その場でCHILLOUT6缶BOXがプレゼントされる。CHILL OUTはAI が開発したオリジナルのリラクゼーションフレーバーを採用している。値段は185ml缶で199円(税込)。

予約サイト:https://reserva.be/chillcube2021

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森林浴イメージ

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左から岡本氏、渡邊氏、小山田氏

◇       ◆     ◇

 2年くらい前か、「テレキューブ」なるものを駅構内などで見かけるようになったのは。どのような人が利用するのか不思議でならなかった。

 各氏の話を聞いて、働き盛りの人が利用するのはよくわかった。料金は個人会員で275円/15分だから、1時間で1,100円。空間を独り占めできるからこんなものか。軽井沢の森林浴は文句なしにいい。記者はずっと前からマンションに採用したらヒットすると思っていた。いろんなシーンが提案できる。天国だって地獄だって可能だろう。

 よく分からないのは、今回はストレスを発散するための企画ということだ。30分、1時間、フェイクの植物だらけのブースに入って仕事のストレスが消えるものなのか。ストレスを強いる経営の問題だろうが、ビジネスパーソンのストレスなんて所詮はその程度のものなのか。もっと深刻な生き死にの問題を抱えているのではないのか。

 三菱地所の岡本氏には意地悪な質問もぶつけた。同社の本社ビルには仮眠室も休憩室も、確かシャワー室もあった。わざわざお金を払ってまでそのようなブースに入る価値はあるのか、ブースに入って休憩する時間は勤務時間に含まれるのかどうかと。

 岡本氏は何のためらいもなく「当社の就業規則では休憩は勤務時間に含まれない。私は休憩申請をして利用したい」と答えた。

 記者は、出社しているときも自宅でもだいたい1時間くらい記事を書いて、息継ぎのためのタバコを吸う。時間にして3~4分くらいか。8時間労働として約30分だ。会社にタバコ休憩を申請したことなどない。タバコを吸いながら記事の推敲を行っており、これも仕事のうちだと思う。ビールやワインを飲むこともあるが、一杯飲んだからといって仕事に支障をきたすことはない。多くの人が甘いお菓子などを食べながら仕事をするのと一緒だ。

 取材・記事のことが気になって飛び起きたり、一睡もしなかったりすることも少なくない。だからといって〝これは仕事〟などと申請するほど厚かましくない。 

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「CHILL OUT(チルアウト)」
 


 

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 東京2020オリンピック・パラリンピック選手村となった用地を東京都が事業者に公示地価の10分の1の価格で売却したことの是非を問う裁判【事件番号 平成29年(行ウ)第388号】の判決が12月23日(木)15:00、東京地裁103号法廷で言い渡されることが決まった。2021年8月31日に結審していた。

 現在、「HARUMI FLAG」では、「SUN VILLAGE第一工区」1,089戸(A棟102戸、B棟277戸、C棟236戸、D棟130戸、E棟150戸、F棟194戸)の第1期465戸(価格:4,990万〜22,920万円、専有面積61.06~116.58㎡)と、「SEA VILLAGE」686戸(A棟179戸、B棟78戸、C棟78戸、D棟177戸、E棟174戸)の第2期166戸(価格:7,530万〜17,590万円、専有面積85.37~123.01㎡)の登録申し込みが行われており、抽選日は11月22日。

選手村裁判 不可解な調査報告書は2つ&掘削工事の事実ない 原告の準備書面(2021/9/19)

選手村裁判が結審 「HARUMI FLAG」利益は消費者(購入者)に還元すべき(2021/9/9)

 


 

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私の顔

 三菱地所は11月19日(金)から来年2月にかけて、全国9会場で「第20回キラキラっとアートコンクール優秀賞作品展」を開催する。

 同コンクールは、障がい者アートライブラリー アートビリティの協力を得て、2002年から実施しているもので、現在、歴代応募者の中からアートビリティの登録作家として27名が活躍している。

 今回は、全応募作品1,147作品(38都道府県)の中から選ばれた優秀賞50作品を札幌から福岡まで全国9会場で展示する。日程は次の通り。

【横浜 ランドマークプラザ3階】2021年11月19日(金)~11月21日(日)11:00~18:00 横浜市西区みなとみらい2-2-1

【大阪OAPタワー1階エントランス】2021年12月3日(金)~12月5日(日)10:00~18:00 大阪市北区天満橋1-8-30

【札幌 マルヤマクラス2階イベントスペース】2021年12月10日(金)~12月12日(日)10:00~20:00 札幌市中央区南1条西27丁目1-1

【仙台 泉パークタウン タピオ 南館1階センターコート】2022年1月8日(土)~1月10日(月祝)10:00~20:00 仙台市泉区寺岡6-5-1

【東京 丸ビル1階マルキューブ】2022年1月21日(金)~1月23日(日)11:00~19:00 千代田区丸の内2-4-1

 【広島 ひろしま美術館 地下1階講堂 】2022年1月28日(金)~1月30 日(日)9:00~17:00 広島市中区基町3-2

【高松 高松空港2 階国内線出発ロビー】2022年2月2日(水)~2月7日(月)10:00~18:00 高松市香南町岡1312-7

【福岡MARK IS 福岡ももち2階ももステ】2022年2月11日(金祝)~2 月13日(日)10:00~21:00 福岡市中央区地行浜2-2-1

【名古屋 大名古屋ビルヂング 地下1階アトリウム】2022年2月18日(金)~2月20日(日)11:00~21:00 名古屋市中村区名駅3-28-12

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夢の中のまち

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わらうといいよ。

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試合前

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元気なかなへび

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審査風景

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杉山氏(いい顔だ。松坂さんよりずっと素晴らしい。これは外見差別か)

 リストはアセットマネジメント事業を積極化させる。子会社のリストアセットマネジメント(LAM)が設立したSPC(特別目的会社)を通じて本拠の横浜エリアを中心に投資物件の取得を加速し、2025年までに資産規模1,000億円をまでに拡大。私募&上場リート市場に参入する意向を打ち出した。

 LAMは2020年11月、港北ニュータウンのセンター南駅から徒歩2分のオフィスビル「サウス・コア」(7階建て延べ床面積約11,781㎡)を取得したのを皮切りに、2021年1月には関内駅から徒歩7分のオフィスビル「横浜エクセレントⅢ」(10階建て延べ床面積約5,747㎡)を取得。

 2021年9月には、関内駅から徒歩1分の事務所・店舗ビル「横浜上町ビルディング」(11階建て延べ床面積約7,742㎡)と、新横浜駅から徒歩6分の事務所・店舗ビル「プラスタリアビル」(9階建て延べ床面積約6,204㎡)を取得。合計4物件でAUM(運用資産)は150億円に達した。

 同社は、今後も投資物件の取得を積極化し、2025年までに資産規模を1,000億円まで拡大する。私募リートのほか上場リートの立ち上げも視野に入れている。

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◇           ◆     ◇

 LAM投資営業部長を務めるのは、横浜高校時代の1年後輩だった松坂大輔氏にエースの座を奪われた〝悲劇のエース〟杉山正樹氏(41)だ。

 横浜高校2年生のとき、春の甲子園に背番号10で出場。登板機会はなかった。3年生のときは春の県大会までは背番号1を付け出場していたが、関東大会では1番を後輩の松坂に奪われ、その関東大会は松坂の活躍もありチームは見事に優勝した。

 夏は優勝候補に名を連ねながらも、今も語り草である【横浜商業高校戦の松坂の暴投】で、甲子園出場を逃した。その翌年、松坂投手が獅子奮迅の活躍をし〝平成の怪物〟と呼ばれたことはよく知られている。

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 当時を杉山氏は次のように振り返った。

 「野球漬けの毎日でした。寮生活で起床は7:00。8:30から学校の授業があり、授業が終わってから夜は19:00くらいまで練習。帰寮してからは、お風呂と食事を取って、21:00から夜練習その後は22:00から45分間野球の勉強会や対戦相手のデータ解析などがあり就寝は23:00。勉強? 授業以外は勉強する時間はなかったですね。練習では平日1日だいたい5㎞くらいは全力で走り、長距離走はまた別で走らされました。

 投げ込みは基本毎日で、ノースローは基本無いです。土曜・日曜は合計で300球以上は投げていました。

 当時のコーチが良く言っていた口癖は『野球は馬鹿じゃできない』でした。走攻守すべて、いかに確率が高い戦法を取るかを徹底して叩き込まれました。頭を使えば打率は1割(10%)アップするとか、バントはどこに転がせば一番効率が良いとか、スクイズは投手が球を放す瞬間に敢行するか見送るかなど、今考えると、野村克也さんのお考えに非常に近かったのかな?と思いますし、それを実践で行って戦っていたのが当時の横浜高校でした」

 進学した横浜商大では肩痛を発症。「3、4年生のときは寝返りするたびに激痛が走った。地獄でしたね。投げられなくなり4年生から1塁手に転向しました」

 この段階でプロの道はあきらめたようだが、この経験が入社したリストでの仕事で生きてくる。

 今の投資事業も同じだと思います。「AUMを2025年の目標である1,000億円まで伸ばすためにどうすればいいか、その為に何が必要か?ゴールをまず定める事がスタートで、その為に行動や考えることが当時行っていた練習なんだと今は思えます。仕事は正直かなりハードですが、一から学べるということは楽しいもんです」と語った。

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リスト杉山Asset Management投資営業部長にNYと横浜で2週連続フルマラソン挑戦(2019/10/18)

松坂世代だ リスト杉山だ 初マラソンで4時間切る快挙 板橋Cityマラソン(2018/3/18)

リストの主砲杉山ピンチ!初戦勝てば準々決勝当日は結婚式(2009/8/24)
 

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「HUBHUB 日本橋人形町」

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 三井不動産とグループ会社のShareTomorrowは11月18日、移動式ユニットを活用した「HUBHUB(ハブハブ)プロジェクト」を始動し、その実証実験施設「HUBHUB 日本橋人形町」を11月22日(月)から運用開始すると発表した。

 遊休不動産をリアルに集う場所として有効活用する新規ビジネスを指向したもので、宿泊ユニットのほか、パーティールームユニット、プールユニットの3種類のユニットを組み合わせた「泊まるだけ」ではない「遊べる宿泊施設」をコンセプトとしているのが特徴。

 施設は、都営浅草線・東京メトロ日比谷線人形町駅から徒歩3分、中央区日本橋堀留町1丁目の水天宮通りに面した敷地面積約178㎡(約53.95坪)、延べ床面積約85㎡(約25.95坪)。トレーラー6台で構成されている。東京都23区内で車両を使った工作物による旅館業営業許可を取得している事例は今回が初という。

 同日行われた記者内覧会でShareTomorrow新規事業部プロジェクトリーダー・佐藤貴幸氏は「2019年から始めた社内事業提案制度(「MAG!C」)から生まれたプロジェクトの一つで、期限付きのアセットを有効活用するのが目的。旅行客などではなく、近隣にお住まいの方などに利用していただけるよう宿泊できるようにしたほか、ホームパーティを開いたり、サウナを利用していただけるようにした。地型にもよるが、トレーラーハウスなので設置するのが容易で移動も簡単。用途の入れ替えも可能。しかも、建築物ではないので、建基法の制約も受けない。新しい生活スタイルを提案できる」と語った。

 HUBHUB 公式 LINEは次の通り。(https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=hubhub)

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宿泊ユニット

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パーティルームユニット

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プールユニット(ヒーティングルーム)

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全体像(右から「RECEPTION / BBQ KITCHEN」「BADE POOL」「GUEST ROOM」)

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 人形町界隈はこの10年間で様変わりした。マンションもたくさん分譲され、坪単価は瞬く間に400万円を突破し、立地が良ければ坪600万円はするはずだ。一方で、昔からの商店も多く、お金持ちとそうでない人が混在する街だ。人口増加率はとびぬけて高い。

 取材の案内が届いたとき、売上高が2兆円もある三井不動産ともあろうものがなんだか訳が分からないものを造るものだと、スルーしようと思ったが、ほかに取材もないので申し込んだ。

 それでも、コロナ禍でわざわざ記者内覧会をやるのだから、さぞかし立派な施設なのだろうと想像したのだが、何と敷地は間口2.5m(奥行き71.35m)しかなく、しかも2階建てのプレハブのようなものだった。容積(ここはいくつか知らないが)を余すどころかほとんど使っていないではないか。こんな敷地ではマンションもビルも建たない。周辺の土地をまとめるための一時しのぎの施設だと決めつけた。

 ところが、どうだ。佐藤氏の説明を聞いたとたん、胡乱な記者の頭がフル回転した。〝これは凄いビジネスになる〟と。

 何が凄いか。これは建築物ではなく、工作物であることだ。建基法の基準はよくわからないが、この法律に縛られないメリットは数えきれないほどあるはずだ。遊休不動産の活用にはもってこいだ。

 もう一つは、施設はトレーラーということだ。佐藤氏は「中国・大連で製造したもので、当社が購入して輸入した。6台で4,000~5,000万円。横浜港から現地に運び組み立てるまで2週間。ユニットはターゲットに合わせて自由自在に入れ替えることができる」と話したではないか。

 肝心の利用料金だが、宿泊ユニットは施設全て貸し切りで1泊60,000円(税込み、宿泊は4名まで)。ここから徒歩で10分くらいの1泊数万円はする「マンダリンホテル」と比較はできないが、仲間(8人まで可能)を呼んだら一人当たり1万円以下だ。べらぼうに安い。

 「客室」は広くはないが、ベッドはシモンズ製で大型テレビが備え付けられており、シャワー室、洗面・トイレ付き。同社の「ガーデンホテル」には勝てないが、安普請のビジネスホテルをはるかにしのぐ。

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佐藤氏

◇       ◆     ◇

 だが、しかし、この種の施設は同社の専売特許ではない。記者は昨日(11月17日)、取材の帰りに三菱地所が昨年に開設した新宿三丁目の「バスあいのり3丁目テラス」に行った。いま「福井美食フェア」を開催中で、抜群においしい「若狭ぐじゆず塩ラーメン」を食べるのが目的だった。着いたときは午後3時ころか。人気があるようで売り切れだった。

 何が言いたいか。ラーメンをほめるためだけではない。皆さん、三菱地所が伊勢丹の駐車場ビルに隣接した道路付けが悪く、わずか70坪しかない敷地で未来永劫、この種の施設を運営するはずがないではないか。施設は、今回の三井不動産と同じ移動式なので建基法の規制を受けていない。

 これがヒントだ。三井不動産も三菱地所も目先の利益だけでなく、もっと先のことを考えているに違いない。儲かることはないかもしれないが、運用を通じて得る知見はあらゆるビジネスに生かせるはずだ。

 ついでにもう一つ。東京建物は本社ビルの再開発工事を行っている。その一角に今年10月、野外フードコート「Beeat!!八重洲」をオープンした。タバコも吸える。これはいいのだが、周囲の工事の音がものすごく、耳が遠くなった記者でもより遠くなりそうだ。AIの時代だ。音を遮断するか共鳴させて静かに飲食できるようにすべきだ。

 言いたいことはまだある。三井不動産の取材が終わり、かみさんに言われた柳屋のたい焼きを買いに行った。12:05だった。お昼休み中で12:30からとあったので、仕方なく、たばこも吸いたかったので記者が大好きな三菱地所の「ロイヤルパーク」に向かった。驚いたことに1階のレストラン・バーは満席だった。カウンター席が空いていたので白のグラスワイン・シャルドネを1杯飲んだ。とてもおいしかった。そのあと、2階の喫煙室でタバコを吸ったのだが、ここも満室だった。

 そして、柳屋に戻った。間口は「HUBHUB 日本橋人形町」といい勝負か、むしろ柳屋のほうが狭い。とぐろをまくスペースもないので、20人くらいのお客さんは肩を寄せ合い2列(U字型)になって並んでいた。

 記者も並ぶことにしたが、ただでは起きないのが記者だ。時は金なり。計算した。記者は5個で900円(1個180円)。買うのに15分かかった。お客さんは1個買う人もいれば10個買う人もいた。一人平均5個として、180(円)×5(個)×15(分)=13,500円(税込み)。皆さんも計算していただきたい。年間にしたらいくらの売り上げになるか。

 さらに計算した。このたい焼き5個とシャルドネ1杯(1,500円)はどっちが安いか高いか価値があるか。カロリーはワインが100 kcalくらいで、たい焼きは200kcalか。糖尿の記者にとってワインは2倍の価値がある。この価値観は間違っていないはずだ。たい焼きは小さいころよく食べたが、ここ数十年来1個食べた記憶はない。食べられない。

 いい1日だった。コロナ感染者が激減したのでこんな行動がとれる。読者の皆さんには参考になる記事になったのかどうか。

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「バスあいのり3丁目テラス」

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「Beeat!!八重洲」

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甘酒横丁(「柳屋」さんは右から2軒目)

絶品「若狭ぐじゆず塩ラーメン」 福井美食フェア11/1~11/30 首都圏76店舗(2021/11/1)

三菱地所「バスあいのり3丁目テラス」の課題/コンクリ打設工事 初めて見学(2021/3/27)

カテゴリ: 2021年度

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喜多川歌麿「寛政三美人」

 全国市長会長を務める福島県相馬市の立谷秀清市長(70)が連合初の女性会長に就任した芳野友子会長を「美人会長」と発言したことに対し、容姿に着目したセクハラ発言であると批判が相次ぎ、立谷市長は「軽率だった。配慮が足りなかった」と謝罪した問題に、記者はショックを受けた。

 「美人」「きれい」「美しい」を連発してきたからだし、もうセクハラの権化だ。RBA野球記事では「それでも男か」と罵り、「メタボ」「相撲取り」「片玉」「美女と野獣」などと貶めてきたし、醜悪な顔をアップで写真にしてきた。さらに封殺、三重殺、刺殺、憤死、死球、挟殺、盗塁…殺し合いや戦争を唆してきた。犯罪者そのものだ。訴えられたら、体がいくつあっても足りない。これからは、おててつないで仲良しこよしの記事を書かないとだめなのか。

◇      ◆     ◇

 立谷氏は、「福島市での連合福島定期大会での挨拶で、少子化対策について『労働分配率を上げて、男性の所得、女性に悪いけど、男性の所得を上げていかないと人口問題は解消しない』と主張」(10月30日付朝日新聞)した後で「今度の美人会長も楽しみにしている。色々と協議しながら、日本にとっての問題は何なのかを連合と共通の立場で考えていきたい」(同)と、男性の所得や人口問題に絡めて「美人会長」と語ったのが批判を浴びたようだ。

 確かに文脈からして不適切だとは思う。しかし、深読みかもしれないが、立谷氏は芳野会長の外見ではなく、「共産党との閣外協力はありえない」と野党共闘に牽制球を投げた芳野会長の政治姿勢を「楽しみにしている」と語ったのではないか。自らの6期目を狙う政治的な発言だと思う。

 それはともかく、「美人会長」の言葉はどこがセクハラなのか。謝ったのでなかったことにしたのは是なのか。

◇       ◆     ◇

 記者は、マンションなどを見学するとき、基本性能や設備仕様を重視するが、意匠デザインの美しさも必ずチェックする。〝見た目〟はとても重要だ。〝美しいか美しくないか〟-この審美眼こそ記者の生命線だと思う。それを養うのはただひたすらに観る以外に方法はないと断言できる。

 ただ、人間を観るときは、〝見た目〟よりは何を話すか、何を行うか、心の奥底まで観るよう心がけている。心の美しさはしぐさや言動ににじみ出るからだ。女性を「美人」「きれい」「かわいい」などと表現するときも、ただ外見だけで評価しているわけではない。ただの見てくれの美しい人は間違いなく化けの皮がはがれる。

 「美人」に関して、熱烈な阪神ファンで知られる風俗史、風俗評論が専門の、記者か好きな井上章一氏は「日本の女が好きである。」(PHP研究所)という身もふたもない著書で次のように述べている。少し長いが引用する。

 「『美人』かそうでないかは、顔以外の部分できまる。性格や知性こそが、その判断材料になる。もし、人々が本気でそう思っていれば、顔の悪い『美人』もイメージできるはずだ。しかし、そういう人のことは、とうてい脳裏に思い描けない。

 やはり、『美人』か否かは、顔で決まると、みんなそう思っているせいだろう。たてまえはともかく、たいていの人、日本語を話すほどの人は、そう思っているはずである。すくなくとも、心の奥底では。」

 井上氏はまた「あとがき」で、現在の男社会の職場は以前とくらべ男をまどわすチャラチャラした女性を排除する力が弱まり、受容的になってきたとし、「私は、こういうところにも女権の成長=フェミニズムのいきおいを、かいま見る。

 今のファッション雑誌には、セクシーな女の衣装が、数多く紹介されている。フェミニズムの先頭的な論客は、そこに男の権力を読みとろう、男たちがメディアを支配し、女を性的な奴隷にしむけている。女を性的な奉仕者、それこそメイドにしたがっているのだ、と。

 しかし、わたしはそこから逆の趨勢が、見えてくる。女たちは、目に見えぬチャドルから、ときはなたれてきた。男をそそってあやつる、いわばエロ力の発揮を、社会へみとめさるようになっている。それをおしとどめようとするおっさんの壁は、つきくずされてきた。つまりは、女権がのし上がってきたのである。」と述べている。

 記者は、この前半の部分については賛成しかねるのだが、後半の部分はその通りだと考えている。女性議員や会社役員が増えないのは「女性差別」が最大の理由だとは思うが、男をおだてあげ担ぎ上げ、利用したほうが賢明と考える賢い女性が増えてきたような気がしてならない。

 選択制夫婦別姓は今回の衆院選で争点になるかと思ったが、そうはならなかった。姓だけ差別がなくなっても世の中は変わらないと考える強かな女性の計算が働いたのではないか。それとも〝男による男のための男の選挙〟に絶望して選挙そのものを拒否したか、あるいは男を見限った判断かもしれない。

 前半の部分は賛成しかねると書いたのは、小生は女性の外見だけで美人か非美人であるかを判断していないからだ。マンションに十全がないように、男も女も同じだ。たかが外見だけで判断したら、誰もが生きていけない。しかし、だからといって「美人」を封印したら世の中は真っ暗闇になる。

 これは記者の〝特技〟だと思っているのだが、たとえ外見が美しくなくても、その人の美しいところだけを見て褒めるようにしている。例えば「心が美しい」「声が美しい」のほか髪、目、口…もうこれだけで人生がばら色に輝いて見えてくる。女は全て美しいと。

 外見だけで美人だとか非美人だとかで判断したら、小説、歌謡、絵画など芸術は成り立たない。芸術は人間の醜さ弱さ、生きる世界の理不尽さ、差別社会、わいせつ性を暴き出すから人々に感動を与える。

 そういえば、埼玉県戸田市には全然美しくないのに「美女木(びじょぎ)」という地名がある。「美魔女」という言葉もあるではないか。将棋には「女流名人戦」があるし、わが国のメディアは北朝鮮の「美女軍団」を大々的に報じたではないか。ミス・ユニバースを筆頭とするミス・コンは知性や・人間性も重視されるというが、水着審査(ミス日本は今年から廃止したそうだが)もあるではないか。

 これらに目をつぶり、ちょっと「美人」だとか「美しい」と書いただけでセクハラだと批判される。直截的に褒めるのが差別というなら、比喩的に褒めるのは許されるのか。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花はいいのだろうか。散り際のサクラとか、日陰のドクダミのようなたたずまい、イヌノフグリのような可憐さ、女郎花のような妖しさ…と書けばいのだろうか。この前、「若い女性担当者」と記事に書こうとしたら、広報担当者からは「『若い』と『女性』をくっつけないで頂きたい。『若い担当者』か『女性担当者』にしていただきたい」とやんわりNOといわれた。

 そんなことより、「女性蔑視」そのものの言葉のほうが問題ではないのか。鹿児島大学教授・小寺初世子氏は「女性差別をなくすために」(明石書店)で、「『女偏漢字』が、われわれの意識内の女性にたいする偏見、女性蔑視を植えつける原因のひとつになっていないか」とし、「なくしたい女偏漢字」として「汝」「奴」「奸」「妄」「妨」「妖」「嫉」「妬」「姦」「媚」「嫌」「委」「嬲」などを挙げている。

 なるほど。その通りだろう。漢字は中国由来の儒教思想に基づいた男尊女卑の言葉であるならば当然だ。

 女偏の漢字で言えば、記者は「努」は「女」の「又」(股)の「力」は凄いと覚えた。大人になってそれは事実であることを知った。ところが、「努」は形声文字で、「女」は「奴婢」(奴隷)を意味し、「又」は股ではなく手の形で、「力」は農奴が農耕に勤労する意味と、白川静「字統」(平凡社)にはある。同著の象形文字「美」は、羊の角から後脚までの全形を写した形で、成熟した羊の肥美を示すとある。

 つまり、昔の儒教思想に凝り固まった男は、「女」とは奴隷であって、「美」は雄か雌かは不明だが羊だと認識していたようだ。

 そのあからさまな儒教思想による性差別を改めようとする意図があったのかなかったのか、わが国は万葉仮名-平仮名を開発した。

 考えてみれば、そもそもわが国にはそのような男尊女卑の思想はなかったのではないか。神道における「神」とは自然そのものだ。だから八百万の神と崇めた。わが伊勢神宮が奉る天照大神は女帝・女神だ。平塚らいてうが「元始、女性は太陽であった」(「青鞜」発刊の辞)と書いた通りだと思う。

 話は横道にそれる。記者は、誰が誰と結婚しようがまったく興味はないのだが、眞子内親王殿下と小室圭氏の婚約内定会見で、眞子内親王殿下が「最初に惹かれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思います」と述べられ、小室圭氏は「宮様は私のことを月のように静かに見守ってくださる存在でございます」と返したのに、えっと思った。若い二人がこんな時代遅れの言葉を吐いたのに絶句した。

 世間はどうであれ、結婚する二人にとって一方が太陽で他方が月というのはありえないはずだ。ともに太陽であり月だ。私事で恐縮だが、小生は結婚するときの案内状に「彼女をいつまでも太陽のように輝くように」と書いた。これが相手の親戚から「ふざけている」との顰蹙を買い、改めて普通の案内状を送った。結婚式の案内状を2種類作ったのはそうないはずだ。

 もう一つ私事。記者の母系は美形が多い。母親はろくに文字も書けない「土偶」そのものであったが、風呂上がりの全身からゆらゆらと湯気が立ち上るすっぽんぽんの姿は美しいと思った。母親の妹は真逆で、病弱だったため農耕作業はあまり行わなかったという。色が白く〝ミス〇〇〟と呼ばれたそうで、百人一首をそらんじていえた。記者のいとこは「ミス〇〇」に選ばれた。

 しかし、そんな外見だけで男女を差別する思想・風土は田舎にはなかった。貧しい農家は老若男女、牛も含めてみんな貴重な労働力だった。差別する余裕などなかった。とはいえ、記者は、家父長的社会・経済体制の中で生まれ育った。「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」で女性を見ていることは否定できない。しかし、その一方で、自らの劣等性もしっかり自覚している。この劣等意識が差別を買い使用するヒントだとも考えている。

◇       ◆     ◇

 ここまで取り留めなく書いてきた。堂々巡りでさっぱり先が見通せない。このあたりでやめる。結論などない。

 一つだけ言えるのは、「差別」の最たるものは、女性(あるいは男性)の家事や育児、介護、夫の世話(妻の世話もあるからfifty-fiftyか)などの無償労働だと思う。この労働の価値を可視化すれば世の中はひっくり返る。女偏は男偏(一つもない)に変換される。

 興味深い例を示す。厚労省「厚生労働白書」の「専業主婦世帯」とは「夫が非農林業雇用者で妻が非就業者(非労働力人口及び完全失業者)」とある。これを逆読みすれば、農林業に従事する世帯には「専業主婦(夫)」はおらず、「兼業農家」という概念はあるのに「兼業主婦(夫)」という言葉はない。

「目指すは企業価値の向上」タカラレーベン・髙荒美香氏 女性活躍の視点から注目(2021/11/4)

「202030は可能か」 日本学術会議 ジェンダー研究分科会セミナーに参加して(2016/10/25)

涌井・都市大特別教授 「わが国の自然はかみさんと一緒。美しいが扱いも難しい」(2016/12/11)

大成有楽・三井レジ 狭山ヶ丘でママ支援「ママココロPROJECT」(2015/7/30)

日本建築学会 「もうひとつの居場所(サードプレイス)をどこに持つ」(2014/3/18)

加速する「フレックス」「モバイル・ワーク」リージャスのリリース(2014/3/13)

旭化成ホームズ くらしノベーション研究所「子育て・共働き」テーマのフォーラム(2113/2/15)

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二和向台駅前の商店街(イチョウの存在感はまったくない)

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二和向台駅前の商店街の無残な姿をさらけ出すイチョウ

名前は知っていたが、京成線「二和向台」駅に降り立ったのは初めてだった。ポラスグループ中央グリーン開発の好調な分譲戸建て「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」(62区画)を取材するためだ。

駅北口には商店街があった。郊外住宅地によくある光景だ。ぎょとしたのは街路樹のイチョウだった。幹の太さからいって樹齢は数十年、自然に育てば樹高は少なくとも10mはあるはずなのに、何と2階建て商店街と同じ、6mに届くか届かないくらいの高さにぶった切られていた。すべての枝も数十センチ以下に強剪定されていた。

紅葉が終わった後なら分からないではないが、瘤だらけの姿は、長年にわたってそうされてきたのが一目瞭然だった。幹にへばりつくように必死で生き延びようとする未成熟の若葉が痛々しかった。それが延々と200300m、本数にして数十本はあった。イチョウ並木の墓標、葬列だ。

怒り心頭、かっと頭に血が上った。私は知らない。どうしてイチョウは雄株と雌株があるのか。葉っぱは扇形になり、切り込みは何の意味があるのか。実はどうして異臭を放つのか。俎板に重宝されるのか。東大のマークになったのか。

おそらく、樹齢数百年という巨木も珍しくないというから、成長力が強く、劣悪な環境でも生き延びられるからだろうと思う。だからこそ神社やお寺などのシンボルツリーになったのだろう。

そんな畏怖・敬愛すべきイチョウが、雄と雌が交わり、次の世代に子孫を残す目的を達した後に黄色く染まることさえ許されない-人間でいえば男は陰部や脇の下、鼻の下に髭か生え、女は初潮を迎えるころに、声帯を切除され、割礼の儀式を受けるのと一緒ではないか。

怒りの矛先は行政に向かった。どうしてこんな乱暴なことをする権利があるのかと。〝落ち葉の処理に困る〟とか何とかの〝住民〟の苦情を受けないための事なかれ主義がそうさせているのだろうが、角を矯めて牛を殺すのと一緒だ。街のポテンシャルを引き下げることを行政が先頭に立って推し進めている。許せない。

しかし、これは行政だけの責任ではない。生きるため金を稼ぐためとはいえ、イチョウにとって「死」を意味することが分かっていながら、目をつぶり、唯々諾々と受け入れる造園業者がいる。どうしてプロとして〝NO〟と言えないのか。情けない。

さらに考えた。これは行政や造園業者だけに責任があるのではない。そんな暴挙を容認する市民のほうがずっと罪が重いのではないか。試しに駅近くで、買い物帰りの若くもない市民らしき女性(これは差別だという人もいるかもしれないが)に聞いてみた。「これはあんまりではないか」と。その女性は「イチョウ? 言われればそうかもしれない」と答えた。

ここに問題のすべてがある。普通の男も女もイチョウくらいは認識できるはずなのに、この街路樹がイチョウであることを市民は認識していない。いかに異形であり、葉っぱは蘖(ひこばえ=大人になり切っていない若い芽)であるかを物語っている。

言いたいことはまだある。こちらのほうが問題かもしれない。ポラスの担当者によると、地元の住宅購入検討者は「2,000万円台の後半から3,000万円台の後半が相場だと思っている人が多い」そうだ。

なるほど。イチョウが成長しないまま電柱のようにぶった切られてもなんの痛痒も感じない、緑を愛でるゆとりもない所詮その程度の人たちが住むところかと納得もした。

「グランマーレ船橋二和向台 カームライフ」の記事は明日以降に書く。こんなひどい地域でよくぞ売ったと思う。商品企画が素晴らしい。都内居住者からも支持を得たのは当然だ。

取材の帰り。駅前の飲食店で390円と790円の白ワインを飲み比べた。どっちがおいしかまずいかわからなかった。私も船橋市民と一緒か。

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高さ4mくらいにぶった切られているイチョウ

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このように〝お花〟を添える人もいる

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これが都内でいま見られるイチョウ

またまた「街路樹が泣いている」 千代田区 街路樹伐採で賛否両論(2016/9/8)

 

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「MID POINT(ミッドポイント)川崎」個室フロア

 今年4月に開設したコスモスイニシアのレンタルオフィス「MID POINT(ミッドポイント)」の第5弾「MID POINT川崎」を見学した。設計を担当したケミカルデザイン一級建築士事務所のデザインが〝めっちゃ、いい〟と思った。

 物件は、JR川崎駅から徒歩3分、川崎市幸区中幸町3丁目のLoc’s KAWASAKI BLDGの7~9Fの総区画77区画。区画面積は2.55~14.26㎡。設計はケミカルデザイン一級建築士事務所。施工はハヤカワ。

 入居者が利用できるラウンジにはコミュニティマネージャーが常駐し、食器や調理器具を常備したキッチンを備えており、多様な使い方を想定した個室を提案しているのが特徴。

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ラウンジ

◇       ◆     ◇

 立地がいい。道路を挟んだ対面は「ラゾーナ川崎」「東芝未来科学館」で、いま分譲マンションが分譲されたら坪単価は400万円以上するのではないか。若い方は信じられないだろうが、三井不動産レジデンシャルが2004年に分譲した「ラゾーナ川崎レジデンス」(667戸)を分譲したときの平均坪単価は180万円台だった。

 それとデザイン・意匠だ。9階のコワーキングスぺース・ラウンジの天井にランダムに吊るされた丸い照明は調光機能付きで美しい。個室ブースのうちも外もミッドナイトブルー(濃紺)が基調で、落ち着いて仕事をするのにぴったりだ。コーティングされたガラス扉もいい。

 8階も基調は同じだが、こちらはライトグレー。微妙に異なる。さらに個室ブースの外と内の天井には格子デザインがあしらわれている。

 記者は、「ケミカルデザイン」を初めて聞いたが、ネットで調べたら奥村俊慈氏と奥村靖子氏が共同で2001年に設立した会社のようだ。格子デザインを多用し、照明デザインにもこだわっている建築家だと思う。

 こだわりといえば、コスモスイニシアの担当者である賃貸事業部運営二部MID POINT推進課の白崎雄太氏はコーヒーに相当こだわっている方のようで、キッチン・カウンタースペースには、だれでも自由に利用できるコーヒーミルがセットされていた。かなり高価なもののようだ(記者も欲しい。豆から挽いて淹れたコーヒーは味が全然異なる)。入居者にも評価が高いのだろう。写真を撮るため空くのを待ったが、なかなか空かなかった。

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キッチンカウンターコーナー

初期投資抑え安定賃料保証 コスモスイニシア 駐車場上空活用ソリューション第一弾(2020/7/20)

レベル高い 天井高は3.5m コスモスイニシア レンタルオフィス第三弾「武蔵小杉」(2020/7/21)

 


 

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