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 コロナウイルスなんぞに負けてなるかと、攻撃的テレワークを実行してから10日が経過した。実行前と実行後の記事配信比率は17:21本だ。実行後は取材キャンセルが激増し、そのために単なるコピペ記事にせざるを得なくなった部分もあるが、覚悟を決めれば難局を乗り切れることを少しは証明できたのではないか。

 今日は日曜日。取材も入っていないし、することもないので暇に飽かせて住宅着工戸数について徒然なるままに書き記すことに決めた。

 令和2年1月の首都圏マンション着工戸数は前年同月比22.3%減の3,065戸となり、4カ月連続して前年同月を下回った。平成31年4月~令和2年1月では前年同期比5.5%減の45,505戸となっている。都県別に見ると、東京都28,903戸(前年同期比2.2%減)、神奈川県9,137戸(同16.2%)、埼玉県3,630戸(同25.4%)、千葉県3,835戸(同36.5%増)だ。

 この数字だけでは何も読み取れないが、マーケットとしては東京都が年間約35,000戸、神奈川県は約10,000戸、埼玉と千葉県は各5,000戸、合わせて約55,000戸程度が常態となり、中長期的には年間50,000戸を維持できるかどうかではないかと思っている。

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 記者が気になるのは、着工戸数減より基本性能・設備仕様の退行だ。

 別表は、平成26年度と30年度の全国と首都圏の分譲住宅の着工戸数、床面積、1戸当たり工事費、坪単価を比較したものだ。

 注目すべきことの一つは、物件の小型化・床面積の減少だ。全国の着工戸数は4年前より3.6%増加しているのに床面積は逆に6.1%減少し、首都圏も減少率は着工戸数より床面積のほうが大きくなっている。全体として面積が縮小していることを示している。

 1戸当たり工事予定額もなかなか興味深い。着工戸数が増えた神奈川県は工事費が減少していることだ。これは明らかに価格を抑制するためだと思われる。一方で、千葉県が大幅に増加しているのは、工事費上昇を吸収できなくなった結果だとも受けとれる。また、東京都や神奈川県の工事費は埼玉や千葉県より低いのは、これもまた分譲価格を抑えるための苦肉の策と読める。

 このように面積が縮小し工事費も抑制気味なのに、坪単価はこの4年間で東京都は19.2%も上昇し、他県も大幅にアップしている。

 これ以上に基本性能・設備仕様レベルダウンを端的に物語っているのは階高・天井高だ。

 三井不動産レジデンシャルが9年前に分譲した坪単価500万円の「パークコート六本木ヒルトップ」の標準階の階高は3,400~3,450mm、最上階は4,150mmもあった。廊下、キッチンの天井高も最低でも2.350mmあり、ペントハウスの天井高は3,000mmだった。

 これは例外としても、数年前までは少なくとも2500mmは確保され、レベルの高い物件のリビング天井高は2600mmくらいあった。

 ところが最近のリビング天井高は2500mmあれば高いほうで、2400~2450mmが標準になりつつある。今話題の「晴海フラッグ(HARUMI FLAG)」のリビング天井高は確か2500mmだった。近接する三井不動産レジデンシャル「パークタワー晴海」も三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス晴海タワーズ」もリビング天井高は最低で2600mmだった。

 天井高が低くなっているのは自治体の高さ規制の影響でもあるが、高さを低くすればその分だけコンクリート、鉄筋などの使用量を抑えられるからコストも圧縮できる計算になる。値段を据え置きにして、中身の量を減らしている日用品・お菓子類と一緒だ。

 これだけでも今のマンションのレベルダウンがよく分かる。それ以上なのが設備仕様だ。例えば、数年前までのキッチンカウンターなどは御影石かシーザーストーン、フィオレストーンが標準だったのに、最近は人工大理石が主流で、バックカウンター、吊戸棚などはほとんどがオプションで、床材・壁の仕上げに突板・挽き板、御影石を採用する物件が姿を消し、ディスポーザー、食洗機、スロップシンクなとも同様、オプションにしているケースも目立つ。最近はトイレもチェックしているが、メーカーこそ異なるが仕様レベルはみんな似たり寄ったりだ。

 価格が上昇する分だけ質が落ちているのがいまの市場だが、これは大手の市場占有率が高まっており、各社が都心、駅近、コンパクトなどにシフトしていることと無関係ではない。市場を独占すれば、意のままになるのは経済の大原則だ。

 そして、大手デベロッパーの〝右に倣え〟というのはわが国の国民性の反映で、流れに身を任せるのも選択肢としては悪くないのかもしれないが、敢然と反旗をひるがえすデベロッパーの出現に記者は期待しているのだが…。

現段階で最高品質のマンション三井不動産レジデンシャル「パークコート六本木ヒルトップ」

 

 


 

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「ルピアグランデ浦和美園」

 ポラス中央住宅の「ルピアグランデ浦和美園」全340戸が分譲開始1年9カ月で竣工完売した。隣接する全2棟697戸のNTT都市開発「ウエリス浦和美園」は竣工後それぞれ2~3年経過するのに100戸近く残っている。〝苦戦エリア〟での早期販売だけに価値がある。同社のマンション事業の今期マンション計上予定額は130億円だが、この物件の〝想定外〟の売れ行きで170億円に達する見込みだ。

 同社マンションディビジョン部長・中島教介氏は3月6日、「キャンセルが2戸出たが、今週末に契約する予定。来場者は約1,200組。歩止まり率は約30%と高いが、NTTさんの宣伝もありがたかった。購入者は地元と川口居住者で約半分。分譲当初は月10戸のペースだったが、2019年に入ってからは他のエリア物件の価格の上昇が追い風ととなり月20戸に上昇した。計画では今期計上は260戸くらいと見ていたが、予想外の売れ行き。マンション事業全体の今期計上予定130億円を上回る170億円に達する見込み」と語った。

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メインエントランス

◇       ◆     ◇

 この物件については、添付した記事を参照していただきたい。一言で言えば、この単価(156万円)で、この設備仕様レベルのマンションはまず分譲できない-これが勝因だ。痒いところに手が届く商品企画は舌を巻くほどだ。

 完売したから書くのだが、5年前だったか、同社がこの土地をUR都市機構から取得したと聞いて、正気の沙汰ではないと思った。2016年に同社は同じ沿線の「ルピアコート川口戸塚」200戸と「ルピア「ルピアコート鳩ケ谷本町」146戸の販売を開始した。3物件で686戸だ。

 その後、「川口戸塚」と「鳩谷本町」も順調に売れたのには驚いたが、〝柳の下〟はないと思った。「浦和美園」はよく売れて年間100戸、完売まで3年半かかると読んだ。下手をすれば、マンション事業担当の同社取締役事業部長・金児正治氏の〝クビ〟が危うくなると心配もした。

 今でも記者の読みは間違っていないと思う。かつて川口元郷、鳩ケ谷、東川口などの埼玉高速鉄道沿線のマンションはまずまずの売れ行きを見せていたが、ここ数年間は用地・建築費の高騰と購入層の所得の伸び悩みによる板挟みが顕在化し、竣工までに完売する物件は姿を消したからだ。〝3,500万円の壁〟が立ちはだかる沿線だ。

 加えて、「浦和美園」は始発駅にも関わらず、遅々として進まない駅前開発(記者は都市開発の失敗とみているが)が足かせとなっている。4年遅れて開業したつくばエクスプレスの流山おおたかの森、柏の葉キャンパスと比べていただきたい。街づくりのスピードは雲泥の差で、マンション単価は広がる一方だ。

 ポラスの〝引き立て役〟となったNTT都市開発「ウエリス浦和美園」はいい物件だと思う。目の前が大きな公園(緑はまだ成熟していないが)なので住環境もいい。坪単価170万円は適正だと思う。販売が長期化しているのは、ひとえに駅前がなかなか整備されないことが主因だと思う。

 記者はこの10年間で10回くらい浦和美園駅を訪れている。駅前にはゆっくりコーヒーを飲みタバコを吸い、食事ができるところが一つもない。駅前のホテル(インだが)は宿泊者しか利用できない。レストランなどない。喫煙所は駅前に最近設置されたが吹きさらしだ。記者はサッカーファンではないが、サッカースタジアムまで15分も歩くファンがかわいそうだ。

 ポラスは、エリアでの戸建て分譲の実績も多く需要層の特性を熟知しているはずで、NTTの動向を見ながら販売できた有利さはあったが、何しろ双方合わせて1,000戸を超える多さだ。どう考えても〝売れるはずはない〟という結論に達した。

 ところが、2018年6月に分譲開始してから年内までに約130戸を成約したと聞いて、わが耳を疑った。フェイク・ニュースではないかとも疑ったが、まさか同社はうそを言うはずがないと考え、この年の「ベスト3マンション」の一つに選んだ。

 記事では「坪単価が156万円(当初は150万円と書いた)と安く、同社オリジナルの『ピアキッチン』付きを約4割に高め、食洗機、ディスポーザー、バックカウンター・吊戸棚、98センチの廊下幅、複層ガラスなどを標準装備にしているのが人気なのだろうが、信じられない」と書いた。

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一般にも公開される広場

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サブエントランス付近

◇      ◆     ◇

 読者の皆さんはこの販売スピードをどう評価するか。記者は、埼玉高速鉄道沿線の3物件686戸を4年間で売り切ったのは奇跡だと思う。

 都心部の大手デベロッパーによるアッパーミドル・富裕層向け、コンパクトはよく売れているが、郊外部は完売まで時間がかかっている。この物件に近い売れ行きを見せた最近の郊外物件では、野村不動産が2016年に分譲開始した全516戸の「オハナ淵野辺ガーデニア」(坪単価148万円)と、2018年分譲の新日鉄興和不動産・総合地所「リビオシティ・ルネ葛西(TOKYO ALOHA PROJECT)」全439戸(坪単価214万円)くらいしか思い浮かばない。

 中島氏は、「今後は当社の主な顧客層である年収400~600万円向けの郊外・大規模・駅近のコンセプトが通用するか、潮目が変わらないか、建築費も上昇しているだけに注視する必要があるが、今度分譲する『大宮』をぜひ見ていただきたい。凄いですよ。『柏』? 『柏』も坪単価150万円台で勝負する」と話した。

 ポラスは浦和レッズの公式スポンサーなので、記者は「早期完売はNTTさんがアシストしたのでは」と聞いたが、「……」中島氏は答えなかった。

 それにしても、同社マンションディビジョンのスタッフは14名だというから、一人当たり売上高は約12億円だ。金児氏は呵々大笑しているのではないか。

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広場に植わっているヤシの木は1本60万円とか。何本もあった

2018年 記者が選んだ「ベスト3マンション」(2018/12/20)

〝待つわ〟ピアキッチン4割に設置 レベル高いが一層の差別化を ポラス「浦和美園」(2018/6/2)

ポラスグループ 埼玉高速沿線でマンション強化200戸の「川口戸塚」分譲開始(2016/7/30)

業界とマンション適齢期に勇気 野村不「オハナ淵野辺ガーデニア」驚異的売れ行き(2018/1/13)

アロハ! 商業・価格・平置き 3点セット奏功 1期162戸即完 新日鉄興和「葛西」(2018/4/10)

物件特性をどうアピールするかNTT都市開発他「ウエリス浦和美園」(2016/10/25)

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「ウエリス市谷加賀町」

 NTT都市開発が分譲中の億ション「ウエリス市谷加賀町」を見学した。物件名にもあるように、現地は旧加賀藩の屋敷跡地で、大日本印刷の本社のほかは官舎、社宅・寮、高級マンションが建ち並ぶ希少エリアで、同社の物件は裏千家の屋敷に隣接、柳田國男旧居跡が目の前の平均100㎡超というのが最大の特徴だ。

 物件は、都営大江戸線牛込柳町駅から徒歩6分、新宿区市谷加賀町二丁目に位置する敷地面積約1,425㎡の第一種中高層専用住居地域に位置する5階建て全20戸(事業協力者住戸4戸含む)。現在分譲中の住戸(6戸)の専有面積は98.70~116.13㎡、価格は16,480万~26,980万円。坪単価600万円。竣工予定は2021年1月下旬。設計・監理はアーキフォルム。施工は鉄建建設。デザイン監修は林国美 アンド アトリエアール。販売代理は東急リバブル。

 現地は、敷地西側と北側が裏千家今日庵の屋敷に隣接。道路を挟んだ対面は柳田國男旧居跡でもある大妻女子大の寮。

 建物は、旗竿敷地を逆手にとってアプローチ部分に石畳を敷き、表通りから奥まった邸宅を演出。共用部に職人の技による伊達冠石のオブジェ、コールテン鋼の壁面、ガラスアートを配している。

 住戸プランは内廊下方式で1フロア4戸構成。114㎡のモデルルームは、キッチン、洗面、浴室ともカウンタートップはシーザーストーン、突板壁、食洗機、デイスポーザー、ハンズグローエ水栓、ナグリ仕上げリビングドアなど。

 販売を担当する東急リバブルの菅谷智・マンションギャラリー所長は、「近隣には比較的コンパクトタイプや70㎡程度の分譲マンションが多い中で、全住戸の平均専有面積が平均102㎡というのが特徴。お客さんは他の物件も見学されているが、一様に『素敵』と言われる。設備仕様レベルの高さもご好評いただいている」と語っている。

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裏千家今日庵(マンションはこの裏に建つ)

◇       ◆     ◇

 同社の億ションを見学するのは2013年の「代官山」と「有栖川」、2015年の「銀座二丁目」に続き4件目だった。

 周辺の住環境は申し分ない。眼下に裏千家今日庵の屋敷を眺められる価値は大きい。今日庵の内部の見学は断られたが、外観を写真に撮ることは許可された。道路を挟んだ対面の柳田國男旧居跡に建っている大妻女子大寮もなかなか立派だ。億ションと見まがうほどだ。

 アプローチの石畳をどう表現するか、隣接の裏千家の借景がどのようなものか、完成してみないと分からない部分も多いが、ギャラリーには伊達冠石のオブジェ、コールテン鋼の壁面、ガラスアートの実物も置かれていた。お客さんが〝素晴らしい〟の声を上げたのもよく分かる。完成が待ち遠しい。

 NTTの社宅跡地で分譲される三菱地所レジデンスの定期借地権付き「ザ・パークハウス 市谷加賀町レジデンス」228戸を見学することも決まっているので、レポートしたい。こちらのマンションも立地は最高にいい。

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モデルルーム

本物の億ションを見たNTT都市開発「ウェリス代官山猿楽町」(2013/9/20)

「代官山」と甲乙つけがたいNTT都市開発「ウェリス有栖川」(2013/11/28)

「銀座初」に北海道から沖縄まで問合せ2,500件NTT都市開発「銀座二丁目」(2015/5/12)
 

 これまで13週にわたってモデルルーム来場は満席になっていた注目物件、旭化成不動産レジデンスの「アトラス築地」161戸(事業協力者住戸37戸含む)の第1期50戸の登録申し込みが2020年3月7日(土)〜3月14日(土)まで受けつけられる。価格は6,990万〜14,770万円、専有面積は54.59~88.61㎡。

 同物件より先に分譲開始された近接する大和ハウス工業「プレミスト東銀座築地Arc Court」117戸、「プレミスト東銀座築地Edge Court」63戸、コスモスイニシア・大和ハウス工業「イニシア築地レジデンス」82戸(うち事業協力者住戸18戸含む)はトータルで約90戸が分譲され、現在約30戸が分譲中。

 「アトラス築地」の第1期分譲戸数50戸は果たして多いのか少ないのか。

「晴海」より面白い 坪500万円の攻防 目が離せない旭化成不レジ「アトラス築地」(2020/1/17)

 

 

 


 

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「エルプレイス南砂」

大和ライフネクストは34日、大和ハウス工業が法人向けに土地の有効活用提案として独身寮を建設し、大和ライフネクストが管理・運営する「エルプレイス」事業の一つである「エルプレイス南砂」の見学会を行った。企業1社の男性社員寮として賃貸することが決まっている。

物件は、東京メトロ東西線南砂町駅から徒歩7分、江東区南砂7丁目に位置する7階建て全284室。居室面積は約2530㎡。施工は大和ハウス工業。共用施設は食堂・共同スペースなど。竣工は3月上旬。

居室にはエアコン、照明、洗濯機、システムキッチン、浴室乾燥機、トイレ、ベッド・マットレス、デスク、チェア、カーテンなどを装備。インターネットは無料。

建物はオートロック(エントランス・各階エレベータホール)、防犯カメラ付き。住込み管理員と休日管理員による365日管理対応。朝・夕の食事サービス付き。

同様の施設は、これまでに534,125室の実績があり、近く63棟約5,000室に達するという。200棟くらいまでに伸ばすそうだ。実績では、共立メンテナンスに次ぐ規模だそうだ。

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共用スペース

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同社が法人向け独身寮の管理・運営「エルプレイス」事業を行っているのを全く知らなかった。大手企業が寮・社宅を売却し、そこに分譲マンションが建設されるのは40年くらい前から進んでいた。今時、独身寮のニーズがあるとは全然思わなかった。

同社担当者によると、家族向けの社宅のニーズは少ないが、人材を確保するのと社員のコミュニケーション、教育を目的とする独身寮のニーズは高いという。食事なども作れる居室2戸分の共用スペースが各フロアに設置されているのは、当初計画ではフロアごとの賃貸を想定していたため。

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 居室の天井高、設備機器、仕様レベルはいかにも独身寮と思わせるレベルだったが、広さが約25㎡もあるのに驚いた。担当者によると、江東区にはファミリー向け住戸の付置義務がなく、最低面積として25㎡確保すればいいということからこの広さになったという。

 外泊は可能だそうだが、居室内での喫煙も、異性の友だちなどの入室は不可だと聞いた。

 これを聞いて、小生などはとても我慢できないと思った。同じ社員284人が同じ屋根の下に暮らすのは壮観といえば壮観だが、社畜にはならないのか。言葉は悪いが、賃料を安く設定するのを餌に社員を365日管理しようという魂胆が見え隠れするではないか。

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「エルプレイス南砂」

 三菱地所は3月5日、「大手町パークビルディング」の一部を譲渡する契約を結んだと発表した。資産ポートフォリオ戦略の一環としてROAの向上を図るとともに、投下資金を回収し今後の事業資金に充てるため。

 譲渡するのは同ビルの土地信託受益権準共有持分の約33.1%と、9~20階の事務所部分・店舗部分・地域冷暖房施設部分における区分所有権の共有持分の49.9%。

 譲渡先は東京MN1特定目的会社、ジャパンリアルエステイト投資法人、日本オープンエンド不動産投資法人。

 同ビルは土地面積約9,338㎡、29階建て延べ床面積約9,338㎡。2017年1月竣工。帳簿価額は約939億円。譲渡価額は約998億円。

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石﨑氏

 大和ハウス工業は3月4日、メディア向けの第12回業界動向勉強会を開催した。今回のテーマは「マンション管理」で、大和ライフネクスト代表取締役社長・石﨑順子氏がマンション管理業界の課題となっている「4つの高齢化」などについて話したほか、同社が管理・運営する企業向け独身寮「エルプレイス南砂」の見学会を行った。参加者は約30名。マンション管理業協会の恒例の記者懇親会より多いほどだった。

◇       ◆     ◇

 大和ライフネクストは、連結8社の総称として「ライフアメニティカンパニーズ」を掲げており、2019年3月期の売上高は1,053億円、従業員数12,369人。売上高の65.4%がマンション管理。管理戸数は約36万戸で、管理戸数ランキングは第5位。

 石﨑氏は、マンションの建物の老朽化と区分所有者の高齢化による「2つの高齢化」に加え、「従業員と従来型ビジネスモデルの高齢化に襲われており、もはや従来型のビジネスモデルでは立ちいかなくなった。『4つの高齢化』は深刻」と述べた。

 管理員のボリュームゾーンの年齢は67歳、登録管理員(代行員)は71歳がそれぞれピークで、管理員の採用倍率は8年前は約35倍だったのが、現在は約5.6倍となっており、人材確保が難しくなっており、最低賃金上昇は価格(管理費)に転嫁せざるを得なくなっていると話した。

 こうした問題を解決するためには、管理会社単独では難しく、同業を含めた連携が必要と語った。業界再編は必至とも話した。

 同社は昨年12月、業界初の「マンションみらい価値研究所」を設立した。様々な課題を解結するためのデータなどを収集する目的だ。高経年マンション向けの啓蒙・支援活動や透明度の高い設計監理方式による修繕工事支援活動を積極的に行い、省力・省人・省コスト・IT活用など新しい管理手法の開発に力を注いでいるとした。

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第12回業界動向勉強会(「エルプレイス南砂」で)

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 記者は3年前、大京アステージの協力を得て公共職業安定所(ハローワーク)の就職フォローアップ事業の一つ「マンション管理員業務講習会」を取材した。「マンション管理の仕事がどのようなものか全く知らないのに〝マンションは管理を買え〟などと話したり記事を書いたりするのが管理員や購入検討者に失礼だと思い、少しでも実際の仕事内容を理解するために取材を大京広報担当者にお願いし、快く引き受けてもらった」と記事に書いた。掃除の技術の高さには〝目から鱗〟だった。

 講習会の講師を務めた大京アステージの春田道雄氏もそうだったが、二言三言、言葉を交わしただけで気分がよくなるラグュアリーホテルのホテルマンと同レベルの管理員を記者は知っている。その一方で、顔を見合わせるのも嫌になる管理員もいるが…。

 管理会社に対して。マンション居住者や管理組合、メデイア向けの情報発信が圧倒的に少ないのではないか。社会的地位の向上を叫んでも、管理員の仕事の実態を伝えられなければ理解されないと思う。管理組合と共催して現場見学会などのイベントを行ってはどうか。座学で得られるものはたかが知れている。

〝劣等生〟と評価されたら…マンション管理状況の「格付け」は両刃の剣(2020/2/4)

〝掃除は科学 床は朝日、窓は読売〟 マンション管理員のスゴ技を1日体験(2017/2/25)

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「札幌北4東6周辺地区再開発プロジェクト」

 コスモスイニシアは3月5日、アクティブシニア向け分譲マンションの全国展開を進めていると発表した。

 第一弾の「グランコスモ武蔵浦和」160戸(2016年分譲済)に続き、「札幌北4東6周辺地区再開発プロジェクト」202戸、「札幌苗穂駅前再開発プロジェクト」77戸を2020年夏に販売開始するほか、「福井駅前再開発プロジェクト」約100戸、「久留米再開発プロジェクト」116戸(大和ハウス工業とJV)の権利変換計画の認可が行われた。

コスモスイニシア アクティブシニア向け「武蔵浦和」完成 売れ行き好調(2016/6/9)

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「Otemachi One」

 三井物産と三井不動産は3月5日、千代田区大手町一丁目の複合開発「Otemachi One」が2月23日に竣工し、商業施設エリア「Otemachi One Avenue」を5月12日(火)にグランドオープンすると発表した。

 施設は、東京メトロ各線・都営三田線大手町駅直結、千代田区大手町一丁目に位置する敷地面積約20,900㎡、地上31階地下5階建ての三井物産ビルと地上40階地下5階建てOtemachi Oneタワーからなる延床面積約357,700㎡。用途は事務所、商業、多目的ホール、ホテル、駐車場、地域冷暖房施設など。設計・監理は日建設計・鹿島建設。施工は鹿島建設。デザインアーキテクトはSkidmore, Owings & Merrill LLP(SOM)。Otemachi One Avenueのグランドオープン予定は5月12日。「フォーシーズンズホテル東京大手町」の開業予定は7月1日。建物は「CASBEE」Sランク相当を確保している。

 「Otemachi One」は、最先端のオフィス、ホール、カンファレンス、商業施設、ホテル、大規模緑地広場を備えた大手町エリアでは最大級の開発。地下の商業施設「Otemachi One Avenue」には30店舗が出店。5月15日(金)には、皇居を望み国際会議から各種コンサートまで多目的に利用できる「大手町三井ホール」がオープン。7月に開業する「フォーシーズンズホテル東京大手町」は全190室のラグジュアリーホテル。2022年末に完成予定のエリア最大規模約6,000㎡の緑地空間「Otemachi One Garden」を整備する。

 また、「Otemachi One」敷地内で大手町地区の地域冷暖房施設を更新し地域のBCP機能を強化するほか、最高水準の性能を誇る制震構造の採用、災害時の電力自立性の向上のための中圧ガス・オイル双方に対応するデュアルフューエル型非常用発電機の導入、帰宅困難者受入機能の強化などオフィスビルとして国内最高水準の安心・安全を提供する。

 「三井物産ビル」には三井物産の新本社が移転し、「Otemachi One タワー」には農林中央金庫、出光興産、デル、PwC Japanグループ、UBSグループなどの入居が決定し、概ね満室となっている。

 「Otemachi One タワー」の3階、34~39階に入居する「フォーシーズンズホテル東京大手町」は全190室。世界的なインテリアデザイナーであるジャン・ミシェル・ギャシー(Jean-Michel Gathy)が率いるデニストン・インターナショナル・アーキテクト・アンド・プランナーズ(Denniston International Architects and Planners)がインテリアデザインを担当。共用施設にはプール付きのスパ、ラウンジ、プライベート・リビングルームを備える。3階には合計1,300㎡を超えるイベントスペースを備え、結婚式や大規模なミーティングにも対応できるようにしている。

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「Otemachi One Garden」

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「大手町三井ホール」

◇       ◆     ◇

 ニュース・リリースは15ページにもわたるもので、詳細は両社のホームページで確認していただきたい。規模は、道路を挟んで隣接する三菱地所の「大手町パークビルディング」の延べ床面積約151,700㎡の2倍以上だ。

 皇居が眼下に眺められる「フォーシーズンズホテル東京大手町」の宿泊料金がいくらになるか聞いたが、「変動料金になる」とのことで不明。記者が最高に素晴らしいと思っている「パレスホテル東京」より高くなるのかどうか。

 驚いたのは6,000㎡の緑地空間「Otemachi One Garden」だ。三菱地所が整備した「ホトリア広場」の約3,000㎡、みずほ銀行本店などが入居する「大手町タワー」の「OOTEMORI」の3,500㎡の2倍前後あるではないか。それでも積水ハウスの「新梅田シティ」の約8,000㎡の「里山」に及ばない。いかに「里山」が凄いか分かる。

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エントランスイメージ

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Otemachi Oneタワーエントランス

安倍首相が発表した新型コロナウイルス対策を受け、テレワーク宣言してから今日が1週間目だ。ほぼ普段通り記事は書けており、社員、その他関係者に感染させるリスクを回避できているのが何より嬉しいし、以前から土曜も日曜も深夜も関係なく、書くべき記事は書いてきたので、仕事に影響が出たとは思っていない。むしろ筆ははかどったほどだ。

この1週間で取材のために出かけたのは33件。実施前の1週間の46件と比べ件数は半減した。キャンセルが4件発生したためだ。マンションの取材もほとんど断られたが、小生が書く記事はウイルスに匹敵する「害毒」そのものと判断された結果でないことを祈るばかりだ。

記事発信量は、ビフォー7本(うちコピペ1本)に対してアフター12本(うちコピペ4本)。量的には増えたが、現場取材記事は減少した。

取材キャンセルが激増しているのは堪えているが、向こう1週間も何とか穴を埋められそうだ。

感謝したいのは大和ハウス工業だ。同社は先週の「DPL浦和美園」地鎮祭、昨日の「マンション管理発表・見学会」に続き、10日、13日も予定が入っている。見学会などを行えばそれだけ感染リスクは高まるが、ハウスメーカー、デベロッパーは記者を育てる役割を担っているはずだ。過剰な自粛は避けていただきたい。これから書く大和ハウス工業の独身寮は大変勉強になった。メディアもマンション管理協の定例懇親会より多かったくらいだ。

テレワーク実行 新型肺炎コロナウイルスに対する積極的対応(2020/2/28 

 

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