「たった今、新元号が発表されました」アキュラホーム入社式 宮沢俊哉社長が訓示
アキュラホームグループは4月1日、入社式を行いアキュラホーム・宮沢俊哉社長が次のように訓示(要旨)した。グループの新卒新入社員は114名(男性46名、女性68名)。
アキュラホームグループを代表いたしまして、114名の新入社員の皆様を歓迎いたします。
本日は、新元号が発表される、日本人として記念すべき日です。一方で、アキュラホームグループも昨年10月1日より40周年を迎えております。皆さんは、このような記念すべき新たな時代の幕開けの日に入社されました。今日も一人一人に辞令交付をさせていただきました。皆さんのフレッシュさや個性溢れるすばらしい目の輝きを感じ、嬉しく思っています。
我々の事業は、注文住宅を主体とした住まいづくりです。私は、当グループの皆が、つくる喜びを感じ、お客様に喜んでもらうことでいい仕事ができるという「匠の心」を持つべきだと考えています。
そして、永代にわたり住み継いでもらう住まいを提供することを目指しています。 また、お客様に幸せを提供し続けるためには、社会に価値ある企業として存続し続ける必要があります。
そのためには、常に進化のできる企業でなければなりません。過去の成功にとらわれず、時代の変化に適応することや、新しいものへの変化を恐れないことが大切だと思います。
たった今、新元号が発表されました。「平成」から「令和」になったそうです。「令和」という新元号に慣れないかもしれませんが、馴染みがないという気持ちは、皆さんが社会に出ても同じだと思います。偶然ではありますが、皆さんへの歓迎の訓示の最中に、新元号が発表されたというのも、何かの縁だと感じるとともに、私自身も記念にもなりました。
新たな時代に、ぜひ皆様が自身の人生を豊かにされ、仕事でも活躍をしていただけることを期待しています。
宮沢社長の手ほどきでカンナ削りを体験する新入社員(社長を越えろ!)
世界旗艦店の「無印良品 銀座」「MUJI Diner」「MUJI HOTEL GINZA」開業
「無印良品 銀座」外観
良品計画は4月2日、世界旗艦店となる「無印良品 銀座」、レストラン「MUJI Diner」、および「MUJI HOTEL GINZA」を中央区・銀座三丁目の読売並木通りビルに2019年4月4日(木)開業するのに先立ち、メディア向け内覧会を行った。午前と午後の部合わせて約600名の報道陣が参加した。
同ビルは、東京メトロ各線銀座駅から徒歩2分、JR有楽町駅から徒歩3分、中央区銀座3丁目の並木通りに面する敷地面積約1,343㎡、延床面積約14,241㎡の地下3階、地上10階建て。基本設計・工事監理・実施設計監修は石本建築事務所。実施設計・施工は竹中工務店。施主・事業主は読売新聞社。三井不動産がデベロップメントマネージャーとして、開発計画の立案、設計・施工管理、テナント誘致などを行い、竣工後はテナントへのマスターリースを担う。
今回オープンする世界旗艦店は、「人と人」「人と自然」「人と社会」のより良い関係をつくるプラットフォームでありたいという考えのもと、世界中から訪れる人や銀座界隈ではたらき生活を営む人、生産者など店舗に関わる人たちがそれぞれに想いを馳せ、出会い、繋がりが生まれる場となることを目指している。来館者は約230万人を目指す。
地階が「MUJI Diner」、1階から5階が食品、紳士・婦人ウェア、バッグ、靴下、インナー、文房具、キッチンテーブル、収納家具、デザイン工房などの物販店、6階から10階が中国・深圳、北京に次いで3店舗目で日本初となる「MUJI HOTEL GINZA」と「ATORIE MUGI GINZA」。
ホテルは6階から10階部分で、客室は79室。客室面積は13.62~51.62㎡。ルームチャージは14,900円(14~15㎡)~55,900円(52㎡)。企画・内装設計・運営はUDS。
良品計画社長・松﨑曉氏は、「2001年に開業した旧有楽町店は、それまでせいぜい150坪くらいだった店舗面積を1,000坪に挑戦したものだった。昨年末、再開発で店を閉めることになったが、来店者は190万人にまで伸びた。次のロケーションを考えているとき、運命的な出会いともいうべき、この(読売新聞が所有し、三井不動産が開発したビルへの入居)話が持ち上がった。そして、UDSさんとも組んで三位一体の世界旗艦店をつくることになった。ホテルは長い間の夢だった。当社は1880年に西友のプライベートブランドとしてわずか40品目でデビューしたが、現在では約7,000品目に上り、店舗数は世界で990店舗となった。今回の店舗は、環境、売り場、サービス、接客も含め当社の世界観が常に感じられ、また地域の文化・伝統も大事にして取り組んだ」などと挨拶した。
松﨑社長
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食品、雑貨はよくわからないので、「ATORIE MUGI GINZA」と「MUJI HOTEL GINZA」を集中的に見学した。「ATORIE MUGI GINZA」では、クスノキのカウンターに驚いた。4枚を繋ぎ合わせたもので、長さ10m×幅約1.3m×厚さ20cmくらいあった。小田原城内にあった古木で樹齢は約400年。20年前に伐採され、保存されていたものを利用。値段は1,400万円とか。デザイここで酒を飲むのも、備え付けの本を読むのもいい。開業にあわせ行われる「言葉からはじまるデザイン 栗の木プロジェクト展」も面白い。
ホテルは、「アンチゴージャス、アンチチープ」がよく表現・演出されていた。自然素材に徹底してこだわっているのが特徴で、ロビーカウンターの壁に100年以上前の都電の敷石が用いられていたほか、古い船の鉄板や古材・廃材が共用部に多用されていた。床のオーク材は幅30cmもあった。
客室のメインは2.5m×10mのウナギの寝床のような形状だったが、それほど違和感はなかった。それよりオーク材、塗り壁、布クロスが用いられ、天井高が2800~2900ミリあったのに唸らされた。
予約は代理店を通さないで直接ホテルのホームページに限定するというが、これも賛成。ホテルの料金は訳が分からない。6月まではすでに満室だという。
「ATORIE MUGI GINZA」ギャラリー
「ATORIE MUGI GINZA」サロン
「言葉からはじまるデザイン 栗の木プロジェクト展」
クスノキのカウンター
「ATORIE MUGI GINZA」
「MUJI HOTEL GINZA」
Aタイプ
廃材を利用した壁とサイン
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記者はデパートなどで時間を浪費するのが好きではなく、「無印良品」のことはよく知らないのだが、〝ノーブランド〟でありながら品質にこだわった理念に惚れこんだ。外から眺めるだけだったが、店舗デザインなどが美しいと感心した。西武ライオンズファンでもあり陰ながら応援していた。
西武・西友グループから離脱したとき、「無印良品」と別れるのは西武にとって自殺行為だと思ったものだ。
改めて同社の企業理念を調べた。①良品価値の探求 「良品」の新たな価値と魅力を生活者の視点で探求し、提供していく②成長の良循環 「良品」の公正で透明な事業活動を通じグローバルな成長と発展に挑戦していく③最良のパートナーシップ 仲間を尊重し、取引先との信頼を深め、「良品」の豊かな世界を拡げていく-とある。この日、内覧会に臨んだ松﨑社長からもぶれない理念をしっかり聞いた。
理念・哲学をしっかり守ってきたからこそ今日があるのだろう。同社の平成30年2月期の売上高は3,795億円、経常利益は459億円だ。
1階青果売り場
レストラン「MUJI Diner」
「自他共栄」 新聞を読み資格取得を ポラスグループ入社式 中内晃次郎代表訓示
ポラスグループは4月1日、入社式を行い、中内晃次郎代表が次のように訓示(要約)した。同社の新入社員は149名(男性105名・女性44名)。
新元号が施行される本年、創業50周年を迎える当グループの経営方針のキーワードは、「自他共栄」です。互いに信頼し感謝することで、自分も世の中の人も共に栄えることができるというものです。経営理念に則った経営を推進し、企業の成長と地域貢献を両立することが、次の半世紀に向けた企業経営が出来るのではと考えています。
新入社員の皆さんは、自分への投資として継続的に新聞を読む事と資格取得に取り組んで下さい。新聞では世の中の動きを知ることが出来、資格取得は業界の知識や法律を学ぶことが出来ます。プロとして恥ずかしくない見識を身に付けることが、お客様からの信頼・信用に繋がるのです。
これらに積極的にチャレンジし、一日でも早くこの業界に相応しい振舞い、動き方、考え方が出来る社会人になれるように努力してください。
広尾駅前のマンション建て替え サンウッド「広尾」販売順調
「サンウッド広尾」完成予想図
サンウッドのマンション建て替え物件「サンウッド広尾」を見学した。駅から徒歩1分で、価格がリーズナブルであることから早期完売が見込まれる。
物件は、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩1分、渋谷区広尾5丁目に位置する14階建て55戸(事業協力者住戸27戸含む)。現在分譲中の住戸(5戸)の専有面積は37.40~65.56㎡、価格は7,005万~13,853万円。坪単価は700万円強。竣工予定は2020年5月中旬。設計・監理はIAO竹田設計。施工は松井建設。
現地は、広尾駅から徒歩1分、敷地東側が外苑西通りに接道。東側と西側は開放感があり、眺望もいい。標準階は1フロア7戸、7階以上の上層階は1フロア3戸。
主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、リビング天井高2600ミリ、ディスポーザー、食洗機、御影石のキッチン・洗面カウンタートップ、グローエ水栓など。
都心部の駅近マンションがことごとく高値更新しており、坪700万円強は割安感がある。80㎡台のモデルルームは、オプションだがキッチンカウンターの提案がいい。早期完売が期待できそうだ。
リビング
リテラシーに欠ける「平成の終焉」やめて 国交省 新・不動産ビジョン2030(案)
記者は3月29日付「こだわり記事」で「『たたむ』『心理的瑕疵』『平成の終焉』に違和感 国交省 新・不動産業ビジョン2030」の見出し記事で、「「『幕を閉じる』もあまりいいイメージではないし、『たたむ』も適当でない。平凡だか『平成から〇〇へのリレー』『平成から〇〇へ年が明ける』などのほうがよほどいいと思うがどうだろう」と書いた。「平成の終焉」はビジョン(案)の「おわりに」の冒頭でそう記されていたのに違和を感じたからだ。
なので、「平成」から「令和」への改元をマスコミはどう伝えたのだろうかと、新元号発表があった4月1日の全国紙4紙の夕刊(産経新聞は2002年に夕刊を廃止した)を買って読んだ。
朝日新聞は「『平成は』は、残り1カ月で幕を閉じる」(1面)「時代はいよいよ『平成』から『令和』へとバトンタッチされる」(11面)と書いた。
読売新聞は「ゆく平成 くる令和」の見出しを2面で用いた。また、1面の「よみうり寸評」氏は「耳が痛くなるよう時事川柳を、ちょっと前に東京版の紙面で読んだ。〈平成を最後最後とこき使い〉。◆小欄にも身に覚えがある◆乱発気味だった『平成最後の』という言い方も今月限りで姿を消す」と書き出し、最後は「明治以降、誰も経験していない30日間のカウントダウンが始まった」と締めている。
日経新聞は第1版のトップ記事のリードで「平成は…30年4カ月で幕を閉じる」と報じ、第4版でも1面の記事のなかでそう書いた。
毎日新聞は「4月30日に退位する陛下は『上皇』となる」「明治以降では初の退位に伴う改元となる」と記した。
産経新聞は「平成の終焉」などと絶対書かないだろうと予想したが、その通りだった。翌日の「主張」は、「花咲かす日本を目指そう」という見出しで新元号をほめちぎり、「天皇を戴く日本の国が、途切れることなく独立を保ち続けた」「天皇と国民が相携えて歴史を紡いできた」「将来は制度を改め、閣議決定した元号を新天皇陛下が詔書で公布されるようしていただきたい」などと皇国史観を彷彿させる力の入れようだった。24~25面社会面では「希望の花 咲かそう 祝賀列島 幸せ続け」と字余り字足らずの見開き見出し記事を発信した。
このように、「平成の終焉」などと報じたところは1紙もなかった。
だから言う訳でもないが、国交省にはデリカシー、リテラシーに欠ける「平成の終焉」をやめていただきたい。
同省が勝手に変更できないというのであれば、ビジョンをまとめた社会資本整備審議会産業分科会不動産部会の各委員の了解を得ればいいはずだ。
朝日新聞
日経新聞
毎日新聞
読売新聞
産経新聞
(デザインは朝日が一番美しいと思う。毎日は考案を委嘱した3氏をすっぱ抜いた。〝実績〟がある意地か)
「たたむ」「心理的瑕疵」「平成の終焉」に違和感 国交省 新・不動産業ビジョン2030(2019/3/29)
「未来志向の発想と夢が当社のDNA」 野村不HD入社式 沓掛英二社長が祝辞
野村不動産ホールディングスは4月1日、入社式を行い、沓掛英二社長が祝辞を述べた。
皆さんは、今日から野村不動産グループの一員となります。役職員全員で、皆さんの入社を心よりお祝いし、歓迎いたします。本日、新元号が発表となります。皆さんは、新たな元号がスタートする記念すべき年次の新入社員となります。当社はこの平成の時代に大きく成長し、そして、新しい時代に向けて大きく成長しようとしている企業グループです。
入社に当たり、伝えたい点が1点だけあります。野村不動産グループはまさに「未来志向」の企業集団であるということです。野村不動産グループの企業理念は「あしたを、つなぐ。私たちは、人、街が大切にしているものを活かし、未来(あした)につながる街づくりとともに、豊かな時を人々とともに育み、社会に向けて新たな価値を創造し続けます」というものです。
この理念を、お客様や社会に対する「私たちの約束」とし、不動産開発や不動産に関連するサービス・マネジメントビジネスの発展を目指しています。
未来志向で行動していくためにも、これから皆さんが入社する会社や業務が、どう言った生い立ちでスタートし、先輩方が様々な苦労や努力を重ねた結果、現在があることを、確りと理解したうえで未来を見つめてください。
我々、野村不動産グループは、今期より2028年を目指した、新たな中長期経営計画をスタートします。未来に向けて大きな成長を計画し、実行に移してい きます。
皆さんも一人一人が「未来志向の発想と夢」をもって、野村不動産グループの一員として歩んでもらいたいと思います。
野村不動産グループは、一人一人の行動指針として
「お客様第一の精神」
「独創的発想による新たな価値創造」
「挑戦者であり続ける姿勢」
「社会と共に成長してゆく自覚」
「生き生きと働く、ウエルネスの実現」
を掲げています。
また、野村不動産グループは、「人材を最も大切な財産」として成長してきた、そうしたDNAを持った企業であり、それは今後も揺るぎません。
皆さんと一緒に、この行動指針やDNAを共有し、明るい未来の実現のために、歩んで行きたいと考えています。
立場変わるが、新入社員の特権生かせ 大京グループ入社式 小島一雄社長訓示
大京グループは4月1日、入社式を行い、小島一雄社長が次のように訓示した。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。総勢193名の皆さんとともに、本日ここに入社式を迎えられたことを、役職員一同、大変うれしく思います。本日は、皆さんが社会人として第一歩を踏み出された記念すべき日です。この日を迎えるにあたり、ご家族をはじめ、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れず、新たな決意を持って社会人生活をスタートしていただきたく思います。
社会人生活と学生生活の違いについて
本日から新社会人となる皆さんに、まずは学生生活と社会人生活にある大きな違いを2つお話しさせていただきます。1つ目は、「立場が変わる」ということです。今までは消費者側もしくはサービスを受ける立場にいることが多かったと思いますが、本日からは生産者側もしくはサービスを提供する立場になります。これまで消費者として感じてきたことを糧として、新たな生活を切り拓いていってほしいと思います。
2つ目は、「個人で成果を上げることが中心だったところから、チームや組織で成果を上げることが中心になる」ということです。しかも、性別や年齢、国籍を問わず、さまざまな立場の方とそれぞれの特色を生かしながら成果を上げていくことが求められます。
社会人の基本について
次に、新しい社会人生活の一歩を踏み出すにあたり、社会人の基本を2つお伝えします。1つ目は、時間を守ること、2つ目は挨拶をきちんとすることです。この2つは当たり前のことのようで、意外とできないものです。1年目はこの2つの基本がしっかりと身に付けばよしとするくらいの重要度で取り組んでいただきたく思います。
大京グループの非上場化について
2019年2月に、大京グループはオリックスの完全子会社となり、非上場となりました。大京グループは今まで、マンション開発、管理、仲介、工事など、マンションを中心とした不動産事業を行ってきましたが、今後は、オリックスの行っている不動産事業と機能を統合していくことで、オフィス開発、物流施設、ホテル開発など、より総合的な不動産業にもフィールドを広げていく可能性があります。
最後に、皆さんにはこの1年間、新入社員という特権が与えられます。分からないことがあればその場で聞くなど、この特権を生かしながら精一杯頑張ってください。今後の社会人人生は本当に長丁場ですので、焦らず腰を据えて着実に成長していただきたく思います。皆さまのこれからの人生が健やかで実り多いものになることを祈念して、お祝いの挨拶とさせていただきます。
コミュ・プレゼン・ネゴ 3つの力磨け 東急不動産入社式 大隈郁仁社長が講話
東急不動産は4月1日、入社式を行い、大隈郁仁社長が次のように講話(要旨)した。
当社はライフスタイル創造、提案型の企業集団。新入社員にはクリエイティビティを高めると同時に「コミュニケーション力、プレゼンテーション力、ネゴシエーション力」の3つの力を磨いてほしい。事業提案などで資金力のある同業他社と対峙する場合、この3つの力を生かして関係者との厚い人間関係を構築し、提案の中身を磨き、勝ち抜くことが会社のさらなる成長につながる。
我々は8月に渋谷に本社を移す。渋谷の街の魅力は『多様性の許容』だ。国籍、年齢など多様な人が様々な目的を持って、街に魅力を感じて集まっているのが渋谷の強みだ。ただ我々は渋谷に大きな土地を持っているわけではなく、地権者の皆さんと協力をして再開発をしていく必要がある。皆さんは『多様性の東急』の新入社員。この渋谷に拠点を持つ東急グループの強みも多様性。先ほどの3つの力と人間力をしっかり磨き、社内外の人とのコミュニケーションを深めながら様々な仕事に取り組んでほしい。
新入社員の中には希望していなかった仕事を任される人もいると思う。でも自分が本当にやりたいところに配属されなくても、目の前の仕事を一生懸命やれば必ず評価され、行きたい部署の人にもその活躍は必ず届く。そして先輩の仕事を奪うつもりで仕事をしてほしい。組織全体で見れば、下の社員がより多くの仕事をすれば、上司や先輩はもっと大きな仕事ができるようになり、会社全体でも大きな仕事に取り組めるようになる。
今日から皆さんは東急不動産の社員。今は横一線で個々人の評価はこれからの仕事の中身で決まる。休日も含めコンプライアンス意識をしっかりと持ちつつ、高いパフォーマンスを上げられるようにしてほしい。決して焦ることはない。
汚れにくく落としやすいトイレ採用 伊藤忠都市開発「日本橋浜町公園」好調
「クレヴィア日本橋浜町公園」完成予想図
伊藤忠都市開発が分譲中のマンション「クレヴィア日本橋浜町公園」を見学した。浜町駅から徒歩2分の全54戸で、坪単価は約400万円。3月上旬に分譲した第1期1次18戸は完売となっている。3LDKタイプを中心に人気だ。
物件は、都営新宿線浜町駅から徒歩2分、東京メトロ日比谷線・都営浅草線人形町駅から徒歩7分、中央区日本橋浜町一丁目に位置する12階建て全63戸(販売対象住戸54戸、事業協力者住戸9戸)。近く分譲する第1期2次(15戸)の専有面積は54.67~73.65㎡、価格は6,250万~8,340万円、坪単価は約400万円。竣工予定は2020年1月下旬。販売代理は伊藤忠ハウジング。設計・監理はエル設計事務所。デザイン監修はレーモンド設計事務所。施工は大末建設。
現地は、同社が3年前に分譲した目の前が浜町公園の「クレヴィア日本橋浜町」ほどではないが、浜町駅に近い第2弾の物件。敷地は南東側、南西側が道路の角地。
住戸は南東向き・南西向き。40・45㎡台が17戸、54・55㎡台が19戸、65㎡台が9戸、70・73㎡台が9戸という構成。主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、リビング天井高2400~2500ミリ、食洗機(1LDKタイプ除く)、フィオレストーンキッチン天板、ミストサウナ、汚れを取りやすいリフトアップ機能付き便座など。
販売を担当する伊藤忠ハウジングの林大起氏は、「住所が人形町で駅近なら坪単価500万円以上が相場ですが、ここは『日本橋浜町』。価格を抑制気味にしています。南東角住戸の70㎡台の8戸は完売したように、広めを希望されるお客さんが多い」と話した。
◇ ◆ ◇
林氏の説明を聞くまで全く知らなかったことがある。リフトアップ機能付き便座だ。トイレ掃除をしたことのある人ならだれもが経験しているはずだが、便器本体と便座のつなぎ部分や便座裏の継ぎ目部分の汚れを落とせない悩みがある。
ところが、今回の物件には便座をリフトアップすることで便器との隙間の汚れを取りやすいINAX製が採用されていた。この製品はまた、従来はあった便座の上の部分と下の部分の継ぎ目がなく、汚れが付きにくく取りやすくなっていた。さらにまた、便器そのものも水返しがないので汚れにくいスグレモノだった。(他社も採用されていたらごめんなさい)
LIXIL広報によると「キレイ便座」という商品名で、便器は「フチレス形状」と呼ぶのだそうだ。
これだけで驚いてはいけない。同社にはもっとスグレモノがある。2016年に開発した「汚物」や「水アカ」による汚れというトイレ最大の悩みを解決し、キレイが100年つづく車で言えばFIクラスの独自技術を投入した「アクアセラミック」だ。戸建てには100%対応できるということだが、マンションはオプションのようだ。
林氏に確認したら今回の物件に採用しているのは「アクアセラミック」ではなく、汚れが付きにくい機能を持つ「ハイパーキラメック」だった。
これだけで400字以上費やしたが、ものすごく勉強になった。これからマンション・戸建てを見学したら「アクアセラミック」かどうかを聞くことにしよう。これを搭載したら間違いなく売れる。
もう一つ書き忘れた。食洗機だ。同社は基本的に食洗機を標準装備し、さらに節水効果を高めるためにボタン一つの操作で済む1~3人用、3~4人用に使い分けている。食洗機もしっかり確認しないといけないということだ。
「アクアセラミック」(同社ホームページから)
わが家のトイレ(どうだ!綺麗だろ。かみさんのお陰。製品はTOTOだった。継ぎ目はある)
浜町公園も浜町駅も15~23秒 立地抜群の伊藤忠都市開発「クレヴィア日本橋浜町」(2016/10/11)
「信頼という財産を築こう」 三井ホーム入社式 池田明社長挨拶
三井ホームは4月1日、入社式を行い、池田明社長が次のように挨拶した。
三井ホームへの入社、誠におめでとうございます。三井ホームグループを代表してお祝いの言葉を申し上げます。
当社は1974年の会社設立以来、これまで全国で累計約24万棟の家づくりにたずさわってきました。この実績は、これまでに諸先輩が築き、当社の人、技術、ブランドなどそれぞれをお客様にご評価いただけた結果に他なりません。
今年は5月1日に、本日決定した新しい元号「令和」に改元される年となりますが、当社にとっても会社設立45周年を迎える節目の年です。設立時からみれば、少子高齢化やライフスタイルの多様化など、社会情勢は大きく変化しています。企業として歴史の重みを大切にしながらも、時代の変化に柔軟に対応し、これからの時代をリードしていかなければなりません。
中核事業である注文住宅事業においては、これまで当社が培ってきた優れた耐震性や耐久性などの基本性能とともに、強みであるデザイン力、コンサルティング力に一層磨きをかけ、お客様の期待に応え、三井ホームに住むことがお客様の誇りになる確かなブランドを築いていかなければならないと思います。
また、これまで以上に三井不動産グループ各社との連携を強化し、住宅事業のみならず介護・福祉施設や文教・保育施設などの施設系建築事業やリフォーム事業、海外事業など、事業フィールドのさらなる拡大を図り、持続的な成長を目指します。
皆さんは今日、大いなる希望を抱いて、入社式に臨んでいると思います。当社には、自分を成長させる、自分の可能性と出会う機会がたくさんあります。失敗を恐れず多くの経験を積み、それぞれのおかれた分野で一人ひとりがその分野のプロフェッショナルになってください。そして、お客様はもちろん、関係会社の皆様、先輩、同期など、関わる全ての人から信頼される人になってください。信頼という財産を築くことができれば、その財産が多くの場面で皆さんを助け、力を与えてくれるはずです。
今日から皆さんは仲間です。三井ホームブランドを社会に貢献し、愛される企業として、一緒に輝かせていきましょう。みなさんの活躍を心より期待しています。