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 東急リバブルは10月1日(木)、売買仲介店舗「赤羽センター」を開設する。北区では初の店舗で、これにより東京都内23区すべてに店舗を設置することになる。

 「赤羽センター」は、JR各線赤羽駅から徒歩1分、東京都北区赤羽1丁目14番1号 Tスクエアビル7階。電話03-6860-6109、FAX03-6672-5111。

 今回の出店により、今年度の売買仲介店舗の新規出店数は7店舗となり、売買仲介と賃貸仲介をあわせた全国のリバブルネットワークは164カ所となる。

 

 大手デベロッパー7社(住友不動産、大京、東急不動産、東京建物、野村不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス)が共同で運営する新築マンションポータルサイト『MAJOR7』が恒例の「住んでみたい街アンケート」で、首都圏の「住んでみたい街」トップには2005年に調査を開始してから初めて前年4位の「恵比寿」が躍り出た。メジャーセブンではその理由を明らかにしていない。アンケートは全国のマンション購入意向者約72万人が対象。

 調査によると、首都圏1位・恵比寿駅(前年4位)、2位・吉祥寺駅(同1位)、3位・麻布十番駅(同14位)、4位・表参道駅(同12位)、5位・自由が丘駅(同2位)、6位・鎌倉駅(同7位)、7位・二子玉川駅(同6位)、8位・青山一丁目駅(同20位以下)、9位・みなとみらい駅(同)、10位・横浜駅(同3位)。

 前年5位の広尾駅は11位に、同8位の中目黒駅は15位に、同10位の代官山駅は16位にそれぞれ後退。前年19位の武蔵小杉駅は13位へ、20位以下の赤坂駅と白金台駅が17位に、代々木上原駅が19位に、神楽坂駅が20位にランクイン。

 住んでみたい街の選択理由は、「恵比寿駅」「表参道駅」「自由が丘駅」が交通の便、おしゃれ、「吉祥寺駅」は公園の多さ、商業施設の充実、「麻布十番駅」は高級感、ステータス感、「鎌倉駅」は歴史のある街、海に近いことなどが上位に挙がっている。

 また、2020年までに発展していそうな街ランキングは1位・豊洲駅、2位・品川駅、3位・勝どき駅、4位・武蔵小杉駅、5位・東京駅の順。

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 恵比寿がトップに躍り出たのには記者も驚いた。その理由が見当たらないし、メジャーセブンも理由などは公表していない。

 リリースには「昨年までは、自由回答形式にて住んでみたい街上位3位を記入頂いておりましたが、今年から調査結果の精度向上などを目的として、197個の選択肢から上位3位を選んで頂く方式に変更いたしました」とあり、このあたりが影響したのかもしれない。まあ、順当な結果ではないか。

 

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「パークホームズ立川」完成予想図

 当欄でも紹介したが、三井不動産レジデンシャルがすまい(日常)の中にアウトドアライフ(非日常)を取りこむマンションの住戸プラン「半ソト空間」をスノーピークと共同開発し、「パークホームズ立川」に採用すると発表したので、早速見学した。採用するのは1階部分の住戸と共用部分で、なかなかいい提案だ。その他の住戸プランも工夫されており、坪単価も割安感がある。

 物件は、多摩都市モノレール線高松駅から徒歩12分(JR中央線立川駅バス5分、バス停徒歩1分)、立川市高松町1丁目に位置する12階建て全352戸。専有面積は67.87~94.96㎡、第1期(戸数未定)の予定価格は3,400万円台~6,300万円台(最多価格帯4,000万円台)、坪単価は180万円前後。竣工予定は平成29年3月下旬。施工は長谷工コーポレーション。分譲は10月下旬。

 現地は、準工だが周辺に高い建物はない。また、市は建築物の高さ規制を検討しており、このエリアは24mになる模様だ。最寄駅は高松だが、立川からバス便のほうが便利のようだ。今秋オープンする「ららぽーと立川立飛」へは徒歩10分。

 建物は東向き・南東向き・南南西向きで、1階部分の25戸に「半ソト空間」があり、3タイプ選べるようになっている。また、ほとんどの住戸が横入り玄関タイプで窓付き。ゲストルームのほか、学童保育施設も併設される。

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「半ソト空間」(モデルルームで))

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 「半ソト空間」の提案がいい。記者はオプションかと思っていたが、そうではなく、専用庭にセットできるシェード付きで、「くつろぐ」「食べる」「寝る」の3つのタイプから自由に選べるようになっている。購入すれば数十万円はするものだった。専用庭の広さは約24㎡(7坪強)。

 販売事務所の設営・モデルルームがまたいい。共用部分の「インドアパーク」がイメージできるように設営されており、モデルルームは「つなぐ」がテーマで、「半ソト空間」-リビング-キッチン-居室がつながるように工夫されている。廊下スペースを少なくすることで、約75㎡の面積を有効に使っている。バックカウンター、食洗機も標準装備。

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「つなぐ」がテーマのモデルルーム(田の字プランだとこのようにはできない)

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75㎡のプラン

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 ここ数年、同社の〝パークホームズ〟は劇的に進化を遂げているが、このマンションもユーザーの心をくすぐる仕掛け・工夫が随所に施されていた。バス便ではあるが、「ららぽーと」にも近接していることから人気を呼ぶのではないか。設備仕様などから判断して坪単価も割安だと思う。来場者も「安い」という評価をしているという(これは野村不動産のお蔭かもしれない)。

三井不動産レジデンシャルが「半ソト空間」 「パークホームズ立川」に採用(2015/9/24)

 

 

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完成した石山神社

 創建グループの木の城たいせつ(本社:北海道夕張郡、吉村孝文社長)は、プレカット「木組み工法」による石山神社(北海道札幌)の建て替え事業を契機に神社、仏閣の建て替え事業の受注や個人住宅の新築・建て替えを推進していく。9月25日、石山神社の建て替えが完了したのを受けて記者発表会を行った。

 石山神社は、石山が札幌軟石の産出地で、採石職人の安全を祈願するため明治18年に祀ったのが神社創建の由緒とされており、昭和2年に現社殿が完成している。主祭神は天照大御神。

 神社では勧進を募り約4,000万円の予算で建て替えることを決め、伊勢神宮からの譲与材を使用して、毎年行われている秋祭りまでに完成させる条件で見積もりを募ったが、参加5社の提示は面積不足や予算超過などで事業は不可能となった。

 そこで、木の城たいせつ社が予算内で竣工する提案を行い建て替えが実現した。地元材のカラマツを主要構造部に使用し、伊勢神宮からの譲与材を多用。100年以上の使用を可能とするよう、高床基礎、太い柱と梁の軸組工法、積雪に耐える大屋根、防火性能を備えているのが特徴。

 建物は木造平屋建て、建築面積約37坪、契約金額は4,000万円。着工は2015年5月、竣工は同年8月。

 木の城たいせつは、昭和24年創業。地域材を活かした住宅などの請負を行ってきたが、2007年に経営破たん。しかし、同社が建設した住宅のアフターメンテナンスや宮大工の技術を継承すべきという声の高まりで2009年に経営再開。2012年から産地証明付き北海道の無垢材100%住宅の販売を再開している。グループ全体の売上高は約18億円(2014年5月末)。従業員は52名。今年度は神社・仏閣、一般住宅など35棟・件の受注を目指す。

 わが国の神社の数は81,235社(文化庁調べ)あるが、勧進(寄進)が集まりにくく、建築コストの高騰や宮大工不足などから建て替えが難航するケースが多いという。現在、宮大工の技術継承者は全国で100人とも言われている。

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建て替え前の神社

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完成した神社内

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 記者発表会で、同社の前田雅彦氏が木組み工法による柱・梁の接合の仕方や伊勢神宮の譲与材の使用などについて説明した。

 構造材はカラマツで、接合部を補強する込み栓にはカエデを採用。金物は建基法で定められている継手部分のみ使用したという。前田氏は「金物を遣わなくても強度的には問題ないが、金物を使わない場合は構造計算を行わなければならず莫大な費用が掛かる。一般住宅として確認申請すれば、金物を継ぎ手に使用していなければまず確認はおりない」と現行法の問題点も指摘した。

 伊勢神宮からは13本のヒノキ材の柱などの譲与を受けたが、土中に埋まっている部分の傷みが激しく修復には苦労したという。工場で出た端材はかんなくずにいたるまで袋に入れて石山神社に戻したという。石山神社はそれをお守りなどにするのだそうだ。

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構造材の接合部分について説明する前田氏(手にしているのが込み栓)

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 伊勢神宮の式年遷宮は20年ごとにすべての社殿を建て替えることが知られており、第62回の神宮式年遷宮が平成27年3月に完了した。式年遷宮の際に解体される旧殿の用材は、神宮内やその摂社・末社をはじめ、全国の神社の造営などに再利用される。石山神社もその一つ。

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9月8日に行われた秋季例大祭

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「つみき」イメージ

 森林保全団体more trees(モア・トゥリーズ)と世界的な建築家・隈研吾氏がコラボし、宮崎県諸塚村の国産スギを素材にした新しいつみきデザインを発表、9月29日(火)まで「クラウドファンディングサイト マクアケ」で開発資金を募っている。

 建築の要素を取り入れたシンプルな山型のつみきは、簡単にインテリアオブジェをつくりだすことができ、デスクや本棚の上に飾るなどインテリアのアクセントや子どものおもちゃにもなる。素材に国産スギの無垢材(無塗装)を使用しているため木の温もりを感じてもらえると、支援参加を呼び掛けている。

 more treesは「もっと木を」をコンセプトに、音楽家・坂本龍一氏によって2007年に設立された森林保全団体。国内では間伐を、海外では植林による森林再生を中心に自治体や現地の人々とも協力し、様々な活動を行っている。

 クラウドファンディングの詳細はこちらから。

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more treesホームページから

東京ミッドタウンに隈研吾氏デザインの国産スギを用いたつみき展示(2015/8/19)
 

 野村不動産アーバンネットは10月2日(金)、「野村の仲介+ 中野センター」を開設する。今回の店舗開設により「野村の仲介+」の部店数は、首都圏61部店・関西圏5部店の計66部店となる。

 「野村の仲介+ 中野センター」は、JR中野駅北口徒歩1分、中野区中野五丁目64番5号、サンピオーネビル8階。センター長は佐藤大樹氏。電話:03-5318-5141、FAX:03-5318-5147。

 

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第1回DHP研修(日蓮宗大本山・池上本門寺で)

 大京グループは、昨年度から開始した社員の健康に投資する取り組みD H P(大京健康プログラム)の成果を発表した。大きな成果が得られたことで、今年度はさらに取り組みを強化するという。

 昨年度のDHP研修は首都圏のBMI30以上の管理職を対象に実施し、半年間で参加者15名全員が減量に成功。そのうちの約半数が10~20kgの減量をすることができ、参加者からは「目標達成能力が向上した」「フットワークが軽くなり行動力が増した」などの声があったという。

 今年度は対象者を全国・全職位に広げて開始し、BMI値30以上の約40名が、寺での精神修養から半年間の研修をスタート。2016年2月までの半年間、「運動」「食事」「ストレス」の3つの面で支援を受けながら、4回の集合研修と、毎月のパーソナルトレーナーによる個別面談支援、SNS を活用した参加者同士の情報共有を通じて、各人の目標値達成を目指す。

 BMI値とは、身長から見た体重の割合を示す指数で、BMI=体重÷(身長×身長) 。適正体重=(身長×身長)×22。

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 結構な取り組みだ。同社に限った事ではないが、取材先のデベロッパーの幹部は歳をとるごとに太り、メタボ体質の方が圧倒的に多い。若いときは仕入れや販売の現場で駆けずりまわっていたはずで、〝出世〟するごとに肥満体質になるのはいかがなものかと思う。なんでもそうだ。座学で得られるものは少ない。

 いったい同社にはBMI値が30以上の管理職の比率はどれくらいあるのか、10~20㎏減量したら適正体重になったのか聞いてみたが、「個人情報もありますので」と広報にやんわりと断られた。

 デベロッパー各社がこの情報を公開したら面白いものになる。マンション供給ランキングよりBMI値ランキングのほうがはるかに面白い。進んで公表する勇気のあるデベロッパーはいないのか。

 記者も参考までに測ってみたら16.56(低体重)と出た。記者がメタボでないのは他に理由がある。その理由は馬鹿にされるのでちょっと言えないが、現場主義は貫いているつもりだ。若いときは適正体重を保っていた。

 山寺での座禅は経験がある。アブが腕の血を吸っていたのをしばらく眺め、満腹になったであろうと判断したころで叩き潰そうとしたが逃げられた。そのとき、和尚が竹刀ではない警策(けいさく)でもって記者の肩を強かに打った。あとで聞いたのだが、打たれるときに頭を動かすと耳がそげることもあるそうだから、叩かれるときは背筋を伸ばし、身じろぎもせず瞑目することだ。それよりもアブや蚊に刺されても動かないのが無難だ。

 健康増進に関することだが、自民党はたばこの値上げを検討しているようだが、それよりもメタボ税を創設したほうがみんな健康になれるし、数兆円の増収にもなるのではないか。

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オープンパークイメージ

 三井不動産レジデンシャルは、すまい(日常)の中にアウトドアライフ(非日常)を取りこむ「半ソト空間」というマンションの住戸プランをスノーピークと共同開発し、10月分譲予定の「パークホームズ立川」に採用する。

 「半ソト空間」とは、マンションの1 階住戸の居室内部と専用庭部分に連続性を持たせた新発想の住戸プランで、テラスから専用庭にかけてオリジナルのトライアングルシェードを設置し、居室内からシェード下のスペースを「半ソト空間」として創出する。この空間と利用目的に合わせたスノーピーク製アイテムを組み合わせることで、“くつろぐ・食べる・寝る”という3 つの生活シーンを提案する。

 「パークホームズ立川」は、JR中央線「立川」駅バス5分、バス停徒歩1分、立川市高松町1丁目に位置する12階建て全352戸。専有面積は67.87~94.96㎡、施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は2017年3月下旬。

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インドアパークイメージ

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オリジナルトライアングルシェード

 

 長谷工グループは11月1日(日)、管理組合の方を対象とした改修・建替えに関する「マンション再生セミナー」を開催する。

 今回は8回目のセミナーで、テーマは「あなたのマンションの将来を考えよう」。同社グループの長谷工総合研究所、長谷工コミュニティ、および弁護士の戎正晴氏が“マンション再生につながる情報を提供する。

 同社グループは1980年に専門部署である「建替え相談室」を設立して以来、32件の建替え事業を推進(竣工済28件、施工中3件、準備中1件)、昨年4月には高経年マンションの相談窓口としてマンション再生事業部を新設している。グループの修繕・改修実績は約43万戸で、マンション管理戸数は約31万戸。

 日時は11月1日(日)13:50~16:50、会場は「建築会館ホール」(東京都港区芝5-26-20)、定員は100名(完全予約制)、参加費は無料。

 参加希望は≪セミナーお申込フォーム≫http://www.haseko.co.jp/saisei/seminar/

 または≪フリーダイヤル≫長谷工コーポレーション マンション再生事業部 0120-095-356(受付8:30~17:00、土・日・祭日除く)へ。

 

積水ハウスの男女別育児休暇取得者数の推移

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 先日、積水ハウスの決算説明会・記者懇親会があり、「女性活躍」について同社経営企画部ダイバーシティ推進室室長・伊藤みどり氏と歓談する機会があった。

 記者は「女性活躍」の核心は「男性の働き方を変える」ことだと伊藤氏に話した。働く女性には家事労働はもちろん、子どもが生まれるとほとんどそのすべての負担が女性にのしかかる。これは不平等だし、女性への負担が集中することは企業の経済活動にも支障をきたすし大きな損失にもつながると。

 伊藤氏も「その通り」と仰った。そこで伊藤氏が話したのは同社の「ハローパパ育児」制度だった。昨年秋から開始したもので、男性の育児休暇が取得しやすいようにするのが主な目的だ。内容は次のようなものだ。

 ①従来煩雑であった「育児休暇」取得の手続きを通常の勤態システムで申請できるよう簡素化

 ②全従業員に「育児休暇」に対する理解を促進するため、グループ全従業員に「マンガでわかる仕事と育児の両立ガイド」を配布

 ③子供の出生を人事システムで会社に届出した際、上長に「育児休暇」取得を勧めてもらうメールを配信(積水ハウスのみ)

 ④本人には子供を健康保険の扶養に入れる際、健康保険証と一緒に「ハローパパ休暇」をPRするカードを配布(同)

 この効果はてきめんだった。別表は同社の育児休暇取得者数の推移を見たものだ。

 5年前の60期の女性の育児休暇取得者は87名で男性は30名だ。男性の取得者が多いか少ないかは判断できないが、おそらく住宅・不動産業界では突出して多いはずだ。女性と男性の割合も100:34だから、これも男性の比率は高い。

 ハローパパ休暇の促進を図った64期(2014年2月~2015年1月)は女性が242名へ5年前と比べると約2.8倍に増加し、男性も119名へ約4.0倍に増加している。女性対男性の比率も100:49へ改善が進んでいる。他の業界はしらないが、これほど男性の取得率が高いのは大手企業ではないのではないかと思われる。

 同社は男性の取得率30%を目指しており、65期下期には達成できる見込みという。

 伊藤氏は、ハローパパ育児制度は「男性の育児参加の意識改革に寄与している。育児休暇を取得した男性従業員が、職場の育児中従業員の良き理解者となること、住まいづくりの提案においてもこの経験は非常に意味がある」とコメントしている。

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「マンガでわかる仕事と育児の両立ガイド」

 

 

 

 

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