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「クレヴィア相模大野ラ・テラス」完成予想図

 伊藤忠都市開発が近く分譲開始する「クレヴィア相模大野ラ・テラス」を見学した。分譲戸数38戸の小規模物件ではあるが、第一次取得層の購入を想定した工夫がいくつもなされていた。

 物件は、小田急線相模大野駅から徒歩10分、相模原市南区上鶴間本町4丁目に位置する7階建て全43戸(事業協力者住戸5戸含む)。専有面積は70.97~85.55㎡。坪単価は183万円。竣工予定は2016年11月下旬。設計・監理はIAO竹田設計。施工は松尾工務店。販売代理は伊藤忠ハウジング。

 商品企画にあたって、事前に地元居住者約200組に「理想の住まい」についてアンケートを実施。家族ごとの趣味嗜好やこだわり、求めるライフスタイルが想定以上に多様だったため、そのニーズに応えるためセレクトシステム「ホームアレンジメント」を導入。1家族に1名の専属コーディネーター(インテリアコーディネーター有資格者)がサポートするのが特徴。

 さらに、建具・家具・壁紙などにポイントを付け、トータルで100ポイントまで無償で選べる「100ポイントメニュー制」を採用。購入者は、従来からある間取りやカラー、高さ、形状などの無償セレクトに加え、100ポイント内で下足入れ(3種)、リビングドア(2種)、共用物入れ(5種)や食器棚設置などの工事対象物のほか、家具(ソファ、テーブル、イス等)や家電までメニューから選べる。

 同社都市住宅本部プロジェクトマネージャー・大徳弘恵氏は、「当社の物件の先に大手デベロッパーが大規模マンションを予定しているので、なんとか差別化を図ろうと新しい試みも取り込んだ。来場者の方々にも評価していただいている」と、手応えを感じていた。

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モデルルーム

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 このところ、同社の物件も含め富裕層やアッパーミドル向けの物件見学が中心だったので、久々に第一次取得層向けのモデルルームを見学した。

 分譲単価は予想通りだ。坪単価180万円台というのは郊外部でもこれくらいの単価水準が当たり前になるはずだし、設備仕様レベルもみんな同じ水準になるとみている。いかに価格を抑えて差別化するかがデベロッパーの腕の見せどころだ。

 その点でこのマンションはよく工夫されている。「ホームアレンジメント」や「100ポイントメニュー制」もそうだが、記者はプランに注目した。

 廊下幅が広いのにまず驚いた。1350ミリだった。モデルルーム住戸だけかと思ったら、ほとんど全ての住戸がそうだった。最近は専有面積を圧縮し、グロス価格を抑えるために廊下スペースを極力なくすのが流行しているが、やはり廊下はあったほうがいいし、広ければ広いほどいい。よくぞ同社は決断したものだ。

 間口も最近は6mというのが主流だが、ここは最低でも6100ミリ、6200~6250ミリが中心だ。同社の〝オハコ〟でもある収納の提案もなかなかいい。

 マンションギャラリーも面白い。来場者に好みのカラーや建具・家具、クロスを選んでもらえるようギャラリー内や商談ブースにサンプルがたくさん展示されていた。何度訪ねてもいいように、平日限定でマンションギャラリー1階を無料開放するという。

 同社のマンションを見学していつも感心するのだか、物件特性に応じて需要を喚起するアイデアがいつも盛り込まれている。マンションのプレス・リリースの数は他社を圧倒しており、アイデアもそのプレス・リリースの数ほどある。デベロッパーと施工会社を聞いただけでプランが想像できる普通のマンションと異なるところだ。

 三菱地所グループの不動産管理会社である三菱地所コミュニティと三菱地所丸紅住宅サービスが三菱地所コミュニティを存続会社として4月1日付で合併する。

 合併後の代表取締役 社長執行役員には三菱地所丸紅住宅サービス代表取締役 社長執行役員・清沢光司氏が就任する。

 合併によって新会社のマンション管理受託戸数は約30 万戸となり、今後はマンション管理業務に加え、大規模修繕工事領域の強化や居住者向けサービスの充実を図り、ストックビジネス領域の拡大・収益向上を図る。

 

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 東日本大震災から間もなく5年が経過する。仙台市を中心とする一部の市町を除き、一貫して人口が減り続いていた太平洋岸の被災地人口が初めて増加に転じた。2万人ともいわれる復興事業に従事する人と、その関連の関係者などが数値を引き上げた可能性も大きく、定住人口が増加に転じたと結論づけることはできないが、明るいデータではある。

 別表は、東北3県の推計人口調査をもとに太平洋岸の39市町村の人口動態をみたものだ。平成28年2月現在のエリアの総人口は約254.7万人で、昨年同月の約251.5万人より1.3%、3.2万人増加。一昨年の水準にほぼ戻した。

 市町村別では、39市町村のうち過半以上の22市町村で増加。昨年の調査では、人口が前年比で増えたのは仙台市とその周辺の多賀城市、名取市など4市にとどまったが、今年の調査では、減少したのは17市町村にとどまり、大きく様変わりしている。

 増加率が高いのは8.8%増の相馬市を筆頭に洋野町(7.5%増)、いわき市(7.1%増)、新地町(6.7%増)、大槌町(6.5%)など。減少率が高いのは広野町(14.0%減)、南三陸町(10.5%減)、南相馬市(9.3%減)、女川町(8.0%減)など。

 震災前との比較では、増加しているのは利府町(5.6%増)、名取市(5.1%増)、仙台市(3.5%増)、いわき市(2.2%増)など6市町。減少率が高いのは女川町(37.7%減)、南三陸町(30.6%減)、山元町(26.7%減)、広野町(20.8%減)、大槌町(18.9%減)など。13市町が2ケタ減少している。39市町村全体では震災前より1.9%、約4.8万人減少している。

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 推計人口は、国勢調査人口に住民基本台帳に基づく日本人及び外国人の自然増減、社会増減を加減して算出したものだ。表中の今年2月の推計人口は昨年10月に行われた国勢調査のテータがもとになっており、昨年2月の人口は平成22年の国勢調査のデータがもとになっている。もととなるテータが異なるので、正確な比較ではないことを断っておく。

 また、住民登録されている住民基本台帳人口(住基人口)とも異なる。学生などは住民票を移動せず、大都市に移り住むケースが多いので、大都市ほど推計人口が多くなる傾向がある。

 仙台市を例にとると、同市の今年2月の推計人口は約108.3万人だが、住基人口は約105.6万人となっており、その差は約2.6万人もある。 

 この約2.6万人がどのような人かはわからないが、震災復興にかかわる仕事で市外からの転入者が多数含まれることは容易に想像がつく。同じように、前年同月比7.1%増の約34.9万人のいわき市の昨年1月の住基人口は約33.3万人だ。約1.6万人の差がある。

 逆に郊外部の被災地は推計人口より住基人口のほうが多い傾向を示している。南三陸町の推計人口は約1.2万人だが、住基人口は約1.4万人だし、石巻市も推計人口が約14.7万人なのに対し住基人口は約15.0万人だ。

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 被災3県の沿岸地域の人口減少については、朝日新聞が1カ月くらい前の記事で、10年前の人口から大きく減少していると報じた。その記事を読んで、10年前と今を比較するのが適当かと疑問を覚えた。1年前と比較して増加に転じたことを証明(データをそのまま転記しただけだが)できたことがうれしい。転機には違いない。この動きを加速させることが大事だ。がんばれ被災地!

震災から4年、「希望」はあるのか 陸前高田に見る復興事業(2015/3/4)

震災から4年、人口減少止まらず 太平洋岸の39市町村(2015/3/11)

 野村不動産ホールディングスは4月1日付で、CSR推進部及び広報IR部を廃止し、コーポレートコミュニケーション部を新設する。CSR推進部、広報IR部担当の執行役員経営企画部担当・芳賀真氏が新設のコーポレートコミュニケーション部を担当する。同部長には広報IR部長・宇佐美直子氏が就任する。

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 広報部の呼称をコーポレートコミュニケーション部に変更するのは時代の流れのようだ。記者は常々、広報の権限・権能を強化すべきと考えているので、今回の同社の機構改革も単なる呼称変更にとどまらず、コーポレートコミュニケーション部をより経営中枢に近い組織に改編することだと理解したい。

 記者の経験からすれば、広報力イコール企業力だ。広報を単なるマスコミ対応、社内広報、あるいはIR、危機管理、広告・宣伝担当、情報収集部門として経営陣の下請け的な位置に据え、コントロールしようとするのは時代遅れだ。

 広報には、企業の命運を握る「CAT」、つまり「Compliance」(法令順守)「Accountability」(説明責任)「Traceability」(追跡可能性)に企業理念「Vision」を加えた「CATV」の観点から全体を俯瞰する権能を与えるべきだと思っている。

 

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前田研一氏

 野村不動産アーバンネットは3月4日、取締役社長(代表取締役)兼社長執行役員に取締役兼専務執行役員・前田研一氏が4月1日付で就任すると発表した。現取締役社長(代表取締役)兼社長執行役員・宮島青史氏は取締役会長に就任する。

 前田氏は昭和36年生まれ。千葉県出身。昭和60年、中大法卒。同年、野村不動産入社。法人カンパニー企画室長、資産運用カンパニー企画室長などを経て平成16年6月野村不動産アーバンネットに出向。同17年、同社に転籍。同20年4月に執行役員 流通事業本部 本店営業部長兼リノベ事業部長嘱託、同25年4月に常務執行役員、同27年4月に現職。

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「ザ・パークハウス 中野タワー」完成予想図

 三菱地所レジデンス(事業比率50%)と首都圏不燃建築公社(同)は3月5日、再開発が進むJR中央・総武線中野駅圏の「ザ・パークハウス 中野タワー」のモデルルームをオープンした。「中野ブロードウェイ」に隣接する24階建て全178戸(分譲は149戸)。周辺に競合物件はほとんどなく、ユーザーがどのような反応を見せるか。

 物件は、JR中央・総武線・東京メトロ東西線中野駅(北口)から徒歩6分、中野区中野5丁目に位置する24階建て全178戸(事業協力者住戸29戸含む)。専有面積は40.66~132.05㎡、価格は5,000万円台~2億7,000万円台、坪単価は400万円台の後半。竣工予定は2017年7月下旬。施工は西松建設。デザイン監修はブラネック・デザイン。

 現地は、平成24年に竣工した「中野セントラルパーク」(16.8ha)のほか「中野囲町東地区再開発事業」(2.0ha)、「中野駅西口地区まちづくり基本方針」(3.7ha)「区役所・サンプラザ地区再整備事業」(4.85ha)、「中野二丁目土地区画整理事業」(2.4ha)など全体で110haにも及ぶ再開発計画「中野駅周辺まちづくりグランドデザイン」が進行・計画中のエリアの一角で、アーケード付きの「中野サンモール商店街」-「中野ブロードウェイ」に隣接。

 建物は、制振構造を採用。太さの異なる縦のマリオンと水平ラインをランダムに組み合わせた白が基調の外観が特徴。

 共用部のデザイン監修は三菱地所グループのロイヤルパークホテルズ アンド リゾーツが、共用部デザインはメック・デザイン・インターナショナルがそれぞれ担当。メンバーズラウンジにはザハ・ハディド氏がデザインしたソファーも設置される。

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キッチン(モデルルーム)

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 現地は勤務先の事務所があったところのほぼ対面にあり、「中野ブロードウェイ」は毎日のように通った。

 現地を知りすぎているためか、予定単価を聞いたときは「高い!」という印象を受けたが、東京建物が「中野セントラルパーク」の用地を取得したときも、仮にマンションを分譲すれば400万円台の半ばになるのではないかと考えたくらいだから、妥当な単価かもしれない。「目黒」が600万円なら「中野」の500万円はつり合いが取れている。この街はあと10年、20年で一変するはずだ。街の将来性をユーザーがどう判断するか、売れ行きに注目したい。

 値段が高く、オプションも含むのだから当然といえば当然だが、100㎡のモデルルームの設備仕様レベルが高い。システムキッチンは700万円もするもので、ディッシュウォーマーまでついていた。リビングのデザイン壁にはトラバーチンが採用されていた。

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 こんなことは言いたくないのだが、モデルルームオープンの前日4日に行われた記者見学会には10人くらいしか集まっていなかった。今回だけではない。どこも似たり寄ったりだ。マンション見学会になると極端に減る。三菱地所グループ恒例の記者懇親会には100人くらいの記者が集まるし、今回の見学会とほぼ同じ時間帯に行われた野村不動産の「GEMS」発表・見学会にも数十人の報道陣が詰めかけていた。

 この差は何だろう。いま都心のマンションは価格が暴騰しており、目が離せない展開を見せている。中古が新築価格を上回る、かつてのバブル期と同じような動きもある。そんな面白い動きをしている現場を見ずして、商品を見ずしてどうして市場や業界全体の動向を把握できるのか。

 マスコミ、とくに業界紙各社の取材体制はかなり細分化されており、取材対象(事業分野)が異なるとさっぱりわからないという記者は少なくない(かくいう記者もそうだった)。取材担当が頻繁に変わるところもある。

 これではいけない。自分の専門分野を持ち、知識を深めると同時に、他の分野も基本的なことは理解できるようにしておかなければならない。「木を見て森も見る」ことだ。そうしないと、激しく動く業界動向についていけなくなる。分譲事業が各社の枝葉の事業ならまだしもコア事業だ。担当以外であっても時間を見つけてマンションや戸建ての現場に足を運んでほしい。自らが情報発信者にならなければジャーナリストとは言えないと思う。

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リビング(モデルルーム)

感動的なマンションを見た 野村不・三井不レジ「中野ツインマークタワー」(2010/11/26)

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コンセプトカー「SETSUNA」

  住友林業は3月4日、トヨタ自動車が「ミラノデザインウィーク2016」(ミラノサローネ)に出展するコンセプトカー「SETSUNA」の外板(ボディ)を共同開発したと発表した。

  「SETSUNA」は、一瞬一瞬、「刹那」という短い時間の繰り返しの中でかけがえのないものになっていくという想いを込めてトヨタが名づけたもの。年月を重ねることで味わいや深みが増し、手入れをおこなうことで世代を超えて使い続けることができることから、素材として「木」を選択。この想いに同社が共感し、共同開発にいたったもの。

 同社は木製のボディ製作を担当。外板には高知県の同社社有林の杉のほか、インパネ・シートに栓(セン)、ステアリングに檜、フレームに樺、フロアに欅をそれぞれ採用。外板パネルの組み立てには、住宅にも活用されている釘やネジを使用しない伝統技法を取り入れている。

 ミラノサローネは4月12日(火)~17日(日)、イタリア・ミラノで開催される。

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「GEMS大門」

 野村不動産は3月4日、「EMS渋谷」(2012年10月開業)、「GEMS市ヶ谷」(2014年11月開業)に続く第三弾「GEMS大門」のオープニングレセプションを開き、プレス向けに事業概要説明、テナント説明、久住昌之氏によるトークショーなどを行なった。「GEMS大門」は3月7日にオープンする。

 レセプションの冒頭、挨拶に立った野村不動産都市開発事業本部副本部長 常務執行役員・片山優臣氏は、「当社グループは向こう10年間の中長期経営計画を策定したが、商業施設事業をプラウド(マンション事業)に次ぐ柱に育てていく」と語った。

 続いて登壇した同社都市開発事業本部商業施設事業部長・中野康光氏は、「オフィスワーカーの普通に利用したいというニーズにフォーカスし、店舗は和を意識したデザインにした。9店舗に対して30を超える申し込みがあり、1年前にテナントが決まった。今後も7月の神田、来年夏の恵比寿まで決まっている。このほか10棟まで計画があり、年間6棟の用地取得を進めていく。ターゲットエリアは50カ所くらいあり、店舗も700店ストック・ネットワークかある。開発-営業-運営-保有まで一貫体制で行っているのがこの事業の強み」などと、意気込みを示した。

 同社グループは向こう10年の中長期経営計画で、営業利益1,500億円、売上高1兆円超の目標を掲げ、商業施設など賃貸事業は期間中1.8兆円の投資を行うとしている。

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挨拶する片山常務

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 先月行なったオフィスビル事業「プレミアム・ミッドサイズ・オフィス(Premium Midsize Office)」シリーズ18棟目「PMO平河町」のオープニングイベントと同様、同社の商業施設事業に賭ける意気込みがひしひしと伝わってきた。

 「PMO」は2016年から2019年までに新規15棟を計画し、供給済みを含めてシリーズ累計で32棟、総貸床面積約28,000坪に拡大すると発表したが、今回の「GEMS」も今後年間6棟の用地取得を進めるという。

 「PMO」も「GEMS」も一つひとつの規模は小さいが、だからこそ他社が真似できないビジネスモデルだ。双方とも哲学・コンセプトがしっかりしている。

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1~2階の「トラットリア チッチ ファンタスティコ」(炭火と薪火で肉を焼くことで、ほのかな燻し香がつき、薪の水分で肉がしっかり焼けるのだそうだ)

野村不動産 着実に伸びるPMO 2019年までに倍増32棟に(2016/2/15)

野村不動産 2棟目の飲食特化型の商業施設「GEMS市ヶ谷」13日オープン(2014/11/12)

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「ディアナコート浜田山」完成予想図 

 モリモトが近く分譲する「ディアナコート浜田山」を見学した。第一種低層住居専用地域に位置する大手企業の社宅跡地で、ファサードデザイン監修の今井敦氏とインテリアデザイン監修の西山広朗氏のコラボによるデザイン・プラン・設備仕様レベルが極めて高いマンションだ。このクラスのマンションで比肩するものはない。

 物件は、京王井の頭線浜田山駅から徒歩10分、杉並区浜田山4丁目の第一種低層住居専用地域に位置する地下1階、地上3階建て全32戸。専有面積は68.45~81.15㎡、価格は未定だが、坪単価は400万円を下回る模様。竣工予定は平成29年2月中旬。設計・監理は長谷建築設計事務所、デザイン監修はアーキサイトメビウス(今井敦氏)。施工は本間組。

 現地は低層住宅が建ち並ぶ住宅街の一角。敷地はほぼ整形で、建物は1フロア8戸。内訳は南向きが4戸、東向きが2戸、西向きが2戸の構成で、南向きと東・西向き住戸の間に吹き抜けを設けることで角住戸比率を75%に上げているのが特徴。外壁は化石の多少が異なる3種のライムストーンをアトランダムに張り巡らせているのが特徴。

 住戸プランは中住戸の間口が7750ミリのワイドスパンで、天井高はすべて2.68m。「DAO」「KOA」「LIMBA」の突板建具・家具を、床はイタリア製のタイル、突板フローリングをふんだんに用い、ドアハンドルはコロンボ製。水栓はグローエを採用。ディスポーザ、食洗機も標準装備。

 販売を担当する同社・堀川有美子氏は、「杉並区では当社初の物件。モデルルームをオープンして3週目になりますが、来場者の方はみんな、素材などに驚かれ『こんなマンション見たことない』とおっしゃっています」と話している。

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 同社のマンションはかなり見学しているが、デザインの美しさ、設備仕様のグレードの高さは、「ディアナコート」シリーズでは間違いなく5指に入る。建物外観のライムストーンと黒のサッシ枠、シャープな縦と横のラインはどこかモンドリアンの絵画をほうふつとさせる。とにかく美しい。今井氏も相当の力が入っているはずだ。

 西山建築デザイン事務所・西山広朗氏による住戸デザインがまた素晴らしい。建具・面材に使用したチーク、フォールナットはかなり高価なものだそうで、一分の隙もない端正な雰囲気を醸し出している。

 堀川氏は、そんな天然素材について記者の質問に一つひとつ丁寧に答えてくれた。

 坪単価は未定だが300万円台の後半に落ち着くはずだ。杉並区だけでなく、この単価レベルのマンションで、この物件をしのぐものはまずない。32戸の規模でディスポーザを装備し、洗面所に天然石とタイルを組み合わせたデザイン壁を使用し、浴室のカウンターにも御影石を採用しているマンションなどそうない。必見のマンションだ。

 

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「大人の隠れ家」

 伊藤忠都市開発は3月3日、昭和女子大学とコラボレーションした新築賃貸マンション「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」で、学生が考案した室内デザインのモデルルーム(3タイプ)を開設したと発表した。

 「女性×三軒茶屋」の暮らしを「三軒茶屋」にある昭和女子大学の生活科学部環境デザイン学科3年生が考案したプランを、今年1月に竣工した「クレヴィアリグゼ三軒茶屋」で具現化。同社とデザインアドバイザーの三井デザインテックが審査して優秀作3点を選定。その室内デザインを実際に採用し、モデルルームとして開設した。

 環境デザイン学科の学生の主な就職先は不動産・ハウスメーカーや設計・デザイン事務所で、担当の木村信之教授は「大学では機会を与えにくい実物の部屋での研究・実践の場は稀有であり、学生の成長や今後の進路選択において貴重で有益な経験になった。ぜひ今後もお願いしたい」と評価した。

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「旅-かおる-部屋」

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 同社のニュースリリースはこの1カ月の間に5本くらい発信されているのではないか。このうち「豊洲」「戸塚」のマンションを見学した。「相模大野」「成城」も機会があったら見学したい。他社もどんどん情報を発信してほしい。

 今回の女子大生によるモデルルーム提案も面白い。「旅-かおる-部屋」はいかにも若い女性が好みそうな白が基調の部屋にアンティークな旅行カバンが置かれている。「想い飾る部屋」は居室の3方を棚で飾る大胆な提案。「モノで棚を埋めることで心の隙間も埋めることができる」らしい。

 びっくりしたのは「大人の隠れ家」。「大人の隠れ家」は40~50代の男性をイメージさせるが、提案は「一人暮らしの女性が自分だけの時間を大切に過ごせるような落ち着くインテリア」を考えたそうだ。確かに大学生だって立派な大人だ。

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「想い飾る部屋」

 

 

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