RBA OFFICIAL
 

 インテリックスは3月1日、今年1月に分譲開始した自社マンションブランド〝リシャール〟第4弾「リシャール横濱元町」(全23戸)が2月末までに完売したと発表した。

 モデルルーム来場者は150組で、購入者の年齢は20代から70代以上、現住所は同物件と同じ横浜市中区が約5割、中区以外の市内が約3割。購入動機は自己居住、家族居住、セカンドハウスなど。

◇       ◆     ◇

 早期完売するだろうとは思っていた。これからも立地を絞り込み、確実に早期完売する物件を年に1物件くらいのペースで供給してほしい。

 

元町仲通りの中心地 販売好調 インテリックス「リシャール横濱元町」(2016/2/8)

 

 

 

3.png
「北仲通北再開発等促進地区 地区計画 A-4地区」イメージ図

 三井不動産レジデンシャル、丸紅、森ビルの3社は3月1日、神奈川県庁、合同庁舎などが集積する横浜市の中心街にタワー棟では市内最大規模の地上58階建て約1,200戸のマンションとホテル、店舗などを併設した複合大規模開発「北仲通北再開発等促進地区 地区計画 A-4地区」に着手すると発表した。

 敷地内に現存する横浜市指定有形文化財にも指定されている旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用B号倉庫およびC号倉庫(倉庫棟)の保全活用計画変更手続きを経て、倉庫棟の解体に着手し、複合大規模開発を進めていく。

 計画地はみなとみらい線馬車道駅に隣接。西側正面には横浜ランドマークタワーが展望できる。敷地面積約13,000㎡、延床面積約168,000㎡、新築着工は2016年10月、竣工は2020年1月の予定。

67714716F01.jpg
「クレヴィア戸塚」完成予想図

 伊藤忠都市開発(事業比率80%)と神奈川中央交通(同20%)が共同で分譲する「クレヴィア戸塚」を見学した。戸塚駅前の再開発地内に横浜市住宅供給公社が建設する複合施設建物を両社が譲り受けて分譲するもので、官民協業の良さが十分発揮されているマンションだ。

 物件は、JR東海道本線・横須賀線・湘南新宿ライン・横浜市営地下鉄ブルーライン戸塚駅から徒歩2分、横浜市戸塚区吉田町に位置する10階建て全90戸(分譲戸数は86戸)。専有面積は25.01~73.48㎡、価格は未定だが坪単価は300万円を突破する模様。竣工予定は2017年2月下旬。事業主は横浜市住宅供給公社。販売代理は伊藤忠ハウジング。設計・監理は工藤建設・奥野設計共同企業体。施工は工藤建設。

 現地は、駅前の商業施設などが集積する商業地域立地。徒歩1分の駅前ビル「戸塚モディ」から地下通路でJRとつながっている。

 建物は逆梁ハイサッシ、二重床・二重天井、食洗機、ミストサウナ、グローエ水栓などを装備。24時間ゴミ出しも可能。マンションでは珍しい排気と吸気の熱エネルギーを交換することで室内の熱を逃すことなく換気し、省エネ性を高めた「ロスナイ換気システム」も採用。

 販売を担当する伊藤忠ハウジング営業第1部課長・細谷肇氏は、「反響は1,000件以上、来場は260~270組。戸建てからの住み替えを考えている高齢者の方や単身・DINKS層まで幅広く集客できている。公社のユニバーサルデザインがふんだんに盛り込まれており、フローリングや建具などは伊藤忠の提案も取り入れられている」と、物件に自らほれ込んでいた。

◇       ◆     ◇

 横浜市住宅供給公社のマンションは先月「横浜MIDベース タワー」を見学しているが、こちらは規模こそ小さいが、〝さすが公社〟と唸るような設備機器が採用されていた。「ロスナイ換気システム」だ。

 通常、マンションには外壁と通じる壁に換気口が設けられているが、このマンションにはそれがない。そのために夏は暑い、冬は冷たい外気が室内に入るこむことがなく、音もシャットダウンできる。どうしてマンションにこれまで採用されてこなかったのか、それとも記者が採用されているものを見逃してきたのか。

 「ロスナイ換気システム」は三菱電機製で、同社にこれまでのマンション採用実績などについて問い合わせたが、教えてもらえなかった。

 住戸プランは70㎡台が中心だが、北向きでそれぞれ7戸ある25㎡(7戸)、31㎡(7戸)、40㎡(7戸)のタイプも人気を集めるのではないか。設備仕様レベルは民間の普通のマンションをはるかに超える。細かいことだが、三面鏡には曇り止め機能がついていた。

 横浜公社と伊藤忠都市開発の組み合わせは、2009年に分譲された「アイ マークス横浜桜木町」もある。他の公社は分譲事業からほとんど撤退してしまったが、横浜公社は異彩を放っている。

1_3.jpg
キッチンは伊藤忠都市開発の「モット・キッチン」 

今度は横浜のど真ん中 人気必至の横浜公社「横浜MIDベース タワー」(2015/1/28)

横浜市住宅供給公社&伊藤忠都市開発 「アイ マークス横浜桜木町」が販売好調(2009/2/19)

 

 

image002.png
「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」完成予想図

 三菱地所レジデンスは2月29日、同社が2015年2月に始動した生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」が50物件に達したと発表した。

 物件規模・敷地面積の大小に関らず全ての「ザ・パークハウス」に生物多様性保全に配慮した植栽計画を行うことで、マンション単体と周辺の緑地や街の緑をつなぎ、エリア一帯のエコロジカルネットワークが形成されることを目指す。

 また、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会による「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)[集合住宅版]」認証は昨年度に取得した3物件に続き、今年度は「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」「ザ・パークハウス 国分寺緑邸」「ザ・パークハウス宝塚」など5物件と、同社の社宅「世田谷ハウス」で取得した。

 「世田谷ハウス」では生物多様性保全拠点とするため「実験庭園」を設置し、様々な取り組みを行っていく。

 国土交通省は2月26日、既存住宅の流通の促進を図るための「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案」が閣議決定されたと発表した。

 不動産業者に専門家による建物状況調査(インスペクション)の活用を促すことで、売主・買主が安心して取引ができる市場環境を整備するのが主な目的。

 不動産業者が媒介して契約するとき、インスペクションを行う業者のあっせんに関する事項を記載した書面を依頼者に交付し、インスペクションを行った結果を重要事項説明書に記載することを求める。法律が成立してから2年後に施行する予定だ。

 国は、平成25年時点で4兆円の既存住宅市場を平成37年までに8兆円へと倍増させる目標を掲げており、このインスペクションの普及に大きな期待を寄せている。日本不動産鑑定士協会連合会(JAREA)も中古住宅の適正価格を査定するワンストップサービス「住宅ファイル制度」を武器に市場参入機会をうかがっている。

◇       ◆     ◇

 結構な法律改正だと思う。インスペクションが脚光を浴びることになってきた。

 問題は、法律案で「国土交通省令で定める者」となっているインスペクション業者をどう規定するかだ。現段階では建物診断のプロである建築士が想定されているが、建築士に限定することに対しては業界内からの反発も予想される。

 例えば、大手ハウスメーカー10社からなる「優良ストック住宅推進協議会」がそうだ。同協議会は2008年に立ち上げられたもので、①住宅履歴②長期点検メンテナンスプログラム③耐震性能-この3つを武器に確実に売買実績を積み上げてきており、独自の査定方式「スムストック査定」にも絶対的な自信を見せている。同協会が認定したスムストック住宅販売士は3,000名を超える。

 このスムストック住宅販売士をインスペクション業者から除外したら大混乱が起きる。同協議会こそがインスペクションの重要性を一貫して主張してきたからだし、戸建て流通のビジネスモデルを構築したのも同協議会だ。国会議員の先生たちも大手ハウスメーカーを敵に回すことはできないはずだ。

 だとすると、「国土交通省令で定める者」とは「建築士、又は国が同等の資格を有する者と認めた者」というような文言に落ち着くはずだ。

 もう一つ、見逃してはならないのが、重要事項の説明に関する宅建業法第35条六の二のロだ。宅建士は「設計図書、点検記録その他の建物の建築及び維持保全の状況に関する書類で国土交通省令で定めるものの保存の状況」について書面を交付して説明しなければならないことになっている。

 これは具体的に何を指すのか不明で、国交省も「これからの検討課題」としている。

◇       ◆     ◇

 中古住宅の流通促進を阻む大きな壁は、新築こだわり派の「新築のほうが気持ちがよい」という「気」だ。これがなかなか厄介だ。ベルリンの壁のようなものだったら壊そうと思えば壊せるが、なにしろ「気」は空気のように姿が見えない。この妄信・迷信・信仰・崇拝に似た「見えない壁」をぶち破らないと、中古市場の倍増はうたかたの夢に終る。インスペクションを武器に流通量を倍増させることなど絵空事だ。

 では、この「見えない壁」をどう打破するのか。残念ながらその手だてが見つからない。同じ土俵で戦えるようにするためには、関係者がコツコツと実績を積み上げていく以外にない。〝雨垂れ石を穿つ〟という諺もあるではないか。この変化の機会を捉えたい。不動産流通会社の出番だ。

 希望の光がないわけではない。消費者の意識は変わりつつある。国交省の住宅市場動向調査でもその変化はみてとれる。平成26年度と24年度の数値の変化に注目していただきたい。

 注文住宅、分譲戸建住宅、分譲マンション取得世帯が中古住宅を選ばなかった理由は、平成26年度では「新築のほうが気持ち良いから」が61.3%でもっとも多いのだが、これは平成24年度の73.2%(分譲派)から11.9ポイントも減少している。

 また、中古を選ばなかった理由として2番目に多い「リフォーム費用などで割高になる」は24年度の38.2%から26年度は27.6%へと10.6ポイント減少している。このほか「隠れた不具合が心配だった」は26.3%から24.5%へ、「給排水管などの設備の老朽化が懸念」は20.7%から17.4%へそれぞれ減少するなど、消費者の意識の変化がうかがわれる。

 ◇      ◆     ◇

 個人的な意見を言わせてもらえれば、インスペクションは、「瑕疵の有無を判定するものではなく、瑕疵がないことを保証するものではない」(国土交通省・既存住宅インスペクション・ガイドライン)というのはよくわかるのだが、「検査結果がどの検査事業者が行ったかによらず同様の結果が得られるよう、現時点で得られている知見や一般的に用いられている検査技術等に基づいたものとすること」(同)というのがよく分からない。

 誰が行っても同じ結果しか出ないことを求めるということは、誰もが見て触っても発見できないような問題点を指摘する水準以上の専門家は必要ないということなのか。だとすれば、消費者には選択肢はない。インスペクションは単なる〝安心料〟というのも寂しい。(そんなに報酬はもらっていないという反論がありそうだが)

 さらに言えば、いったいぜんたい「宅建士」「建築士」「鑑定士」(ハウスメーカーが組織するスムストック住宅販売士もある)の「士」が3人も4人も揃わないと中古住宅の質が担保されない、安心・安全な取引ができないというのは考えてみれば情けない。みんなその費用を消費者に負担させようというは理解されないと思う。

不動産鑑定士業界、「住宅」評価に注力 不動産価値にお墨付き(2015/12/22)

「スムストックの認知度と販売士がカギ」 優良ストック住宅協・和田会長(2015/8/27)

IMG_4727.jpg
「縁木舎」

 ブルースタジオが企画・設計監理を担当した築32年の軽量鉄骨造2階建てアパートの1棟リノベーションプロジェクト「縁木舎」を見学し、植栽計画を担当したエーピーデザイン社長・正木覚氏から武蔵野の生態系を学ぶ「まち歩きトーク」に参加した。

 物件は、JR 中央総武線・京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩18分(小田急バス明星学園前停留所から徒歩3分)、三鷹市井の頭5丁目に位置する敷地面積520.37㎡、延べ床面積282.76 ㎡の軽量鉄骨造2階建て全9戸。専用面積は21 ㎡、33㎡、42㎡、53㎡。既存建物竣工年は1982年4月。リノベーション竣工年は2016年1月。企画・設計監理はブルースタジオ。施工は有限会社キューブワンハウジング。植栽計画はエービーデザイン。

 現地は、井の頭公園を抜けた中高級住宅が建ち並ぶ第一種低層住居専用地域の一角。従前の建物は1982年に大手ハスウメーカーによって建てられた1戸約21㎡のアパート。築年数が経過するとともに競争力を失い、約6万円だった賃料は約5万円まで下げざるを得ない状況になっていた。

 昨年、この状況をどうするかの検討が始まり、敷地内に自生したムクなどの樹木を残す環境に優しく人にも優しい同社の提案が受け入れられ、1棟リノベーションすることが決まった。

 リノベーションにあたっては、環境共生を重視するため敷地内のムクなどの既存樹を極力残し、新たにコナラ、シラカシの高木や草花を植栽。プランはニーズの変化に対応して2戸を1戸にした41㎡のタイプを増やし、床材・面材にクルミ、オーク、カエデ材を多用しているのが特徴。

 賃料は建築当初を上回る7万円くらいに設定したにもかかわらず、これまでに約8割の入居が決まっている。

 「まち歩きトーク」では、冷たい雨が降る中、正木氏の案内で入居者や若い人たちが春の芽吹きを体感した。正木氏は初代JAG ( ジャパンガーデンデザイナーズ協会) 会長で、「青豆ハウス」などブルースタジオの物件の植栽計画を数多く担当している。

邵∵惠闊酸蜀咏悄蜿匁攝蟇セ蠢彌101.jpg
2部屋を1部屋にリノベーション

IMG_4730.jpg
庭(手前はウッドデッキの縁)

IMG_4726.jpg

◇    ◆   ◇

 内覧会が始まったのは午前11時。「まち歩きトーク」は午後1時30分から。この間、喫茶店などないから冷たい小雨が降る中、街をさまようしかなかった。「帰ろうかな」とも思ったが、春の芽吹きを堪能し、香りを胸いっぱいに吸い込みたいという欲望が勝った。約1時間の「まち歩きトーク」で拾った話を紹介する。

IMG_4734.jpg
正木氏

「歩くことは半分仕事」

 「縁木舎」で正木氏から「春をさがしに」のテーマについて説明を受けたあと、井の頭公園に向かった。正木氏が背負っている大きなリュックからホタルのように明滅する光が漏れていた。何だろうと思い聞いた。「迷子にならないように…というのは嘘で、いつも外を歩くのでぶつかられないように」ということだった。

 「先生、そんなに出歩くんですか」「歩くことは半分仕事のようなもの。自分が植えた樹木などは一本一本、育ち方を確認している」「先生、記者の仕事も同じです。どれだけ歩くかです」

●「ミツバチグリを見て僕の世界観は変わった」

 井の頭公園に入ってまもなく、若い女性参加者が「春の芽吹きを感じますね、先生」と語りかけ、「そうですね」と正木氏は応じた。嗅覚まで老化した記者は「ただの落ち葉の匂いじゃないですかね」と余計なことをしゃべってしまった。

 もう一つ。すぐ側に玉川上水が流れる緑道で正木氏はドキリとする言葉を発した。

 「大学2年生のとき(正木氏は現在63歳)、黄色い可憐な花をつけた〝ミツバフグリ〟に出逢って僕の世界観が変わった。植物が話しかけてくるようで、人間とつながっていることを悟った」

 若い女性がたくさんいる中で、よくぞ堂々と恥ずかしげもなくそんな言葉を口にできるものだと驚いた記者は、先生より2倍も3倍も大きな声で「先生、ミツバフグリって何ですか」と聞いた。正木氏は「フグリじゃない。ミツバチグリ」「……」(家に帰ってミツバチグリを調べた。よく見る野草だった。見学者が二人の会話を聞いていなかったのを祈るのみだ)

 それにしても、20歳にもなって野の草花に心を奪われる正木氏はなんて繊細な心の持主なのだろうとうらやましくなった。記者などは10歳の頃に春の芽吹きを感じた。正木氏は単に晩生だったのか。

56144980.jpg
ミツバチグリ

●「竹炭を土中に埋めるときは気持ちが浄化された」

 芝生と枕木を敷いた駐車場の土中には大量の竹炭が埋められている。炭は土中で腐ることもなく保水性が高いために樹木の根が寄ってきて地盤をスプリング状態にするので、駐車場をコンクリで固めなくてもいいことを証明するためにそうしたという。オーナーの意向とも一致したそうだ。

 「竹炭を改良材として土中に埋めるとき、職人さんの顔がどんどん晴れやかになっていった。わたしも気持ちが浄化されていくような体験をした」と正木氏は振り返った。

「自然林⇒落葉樹⇒常緑樹へ変る自然の摂理」

 「もともと自然林は人間の手が加えられないと鎮守の森のようになるが、その過程で成長の早い二次林、落葉樹が主体となる現象が起こる。里山では木を伐採し薪炭にしたり落ち葉を肥料として集めたりするので地力が衰え、やせた土地でも育つアカマツ林となる。江戸時代の浮世絵などは松ばかりが描かれているのはそのせい」

 なるほど。石油が薪炭に取って代わってから50年。これから植生はどうなるのか。大量に発生している松枯れとは関係あるのか。

●ドングリは子育てをしない?

 季節になるとドングリはたくさんの実を落とす。しかし、そのドングリの実は親のドングリの樹が元気なうちはほとんど発芽しないのだそうだ。親が伐採されたり倒れたりしたときにのみ発芽するという。親は子を育てない、子は親の死を待つ…これも自然界の摂理か、親子間の無駄な争いを避け共倒れにならないということかもしれない。

IMG_4736.jpg
玉川上水の緑道

外観街並 昼 5508トリミング軽い.jpg
「ボゥ ヴィラージュ浦和美園グランディール・セゾン」

 ポラスグループの中央住宅マインドスクェア事業部は2月26日、さいたま市の大規模再開発エリア「みそのウイングシティ」で分譲を開始した戸建分譲住宅「ボゥ ヴィラージュ浦和美園グランディール・セゾン」の記者見学会を行った。Jリーグ「浦和レッズ」のホームスタジアムでもある「埼玉スタジアム2002」へ徒歩14分の全91区画で、2月20日に分譲開始した結果、第1期1次(6戸)と同2次(6戸)の合計12戸が即日完売した。

 物件は、埼玉高速鉄道浦和美園駅から徒歩20分、さいたま市岩槻区釣上に位置する開発面積約16,000㎡。第1期の土地面積は150.04~151.10㎡、建物面積は91.35~98.95㎡、価格は3,280万~4,180万円(最多価格帯3,300万円台)。構造は2×4工法2階建て。

 現地は、総開発面積約313ha、計画人口約3.1万人の埼玉県・さいたま市・都市再生機構(UR)が共同で開発を進めている「みそのウイングシティ」の一角で、埼玉スタジアムや順天堂大学医学部付属病院(2020年開業予定)のほか大型商業施設、小・中学校の新設が計画されているエリアに位置。開発地はURから取得したもの。

 建物の外観デザインは、2006年に分譲して人気になった〝ボゥ ヴィラージュ〟(フランス語で美しい村の意味)シリーズの第1弾「ボゥ ヴィラージュ美園」(172戸)と同様、フランススタイルの街並みが特徴。今回は、北フランスのハーフティンバー様式をモチーフにした「ノルマンディースタイル」を北側へ、地中海リゾートを望む家々がモチーフの「プロヴァンススタイル」を南側へ、パリの統一感のある街並みをモチーフにした「イル・ド・フランススタイル」を中央に配置。統一感を保ちながら、景観の変化を楽しむことができる「歩きたくなる街」を提案している。敷地面積はすべて150㎡以上で、2台分のカースペースを確保している。

 発表会に臨んだ同社取締役マインドスクェア事業部長・金児正治氏は、「第一弾の『ボゥ ヴィラージュ美園』は3日間徹夜で並ぶ人が出るほどの人気で早期完売できた。今回は今後の開発が期待されるエリア。モデルハウスは期ごとにお客さまのニーズを取り込んだ進化型にしていく。街づくりを通じて今後ともこの沿線を盛り上げ、応援していく」と語った。

 また、金児氏は直近の戸建て市場についても触れ、「お客さんの絶対数はそれほど多くはないが、マンションの価格が高くなっているので戸建ての割安感がでてきた。コストは抑えられているし、仕入れのプレーヤーは減ってきている。消費増税も控えているが、今後の販売には自信を持っている。この2月の当社の戸建て販売棟数は236戸に達し、平成25年4月の225戸を上回る単月の過去最高記録を更新した」と話した。

 物件の反響数は184組で、来場者数は3週間で52組。来場者の居住地は8割が川口市やさいたま市だが、東京、神奈川からもそれぞれ1割集客している。販売担当者は、「第一弾の『美園』から来場された方々が一様に進化ぶりに驚かれている。手ごたえ十分。1年間で早期完売したい」などと話した。

1-88 1F リビング 5298.jpg
モデルハウス(サッシと天井のほぼ中間に通常の戸建ての天井がくる)

◇       ◆     ◇

 開発当事者はどう考えているかわからないが、記者は開発スピードが遅いのにいらだちすら覚える。2006~2007年にかけて「イオンモール浦和美園」がオープンし、同社の「美園」、東急不動産他の「センターフィールド浦和美園(657戸)が分譲・竣工したまではよかったが、その後は駅周辺の整備は遅々として進んでいないという印象を受ける。喫茶店は駅徒歩10分圏に一つもない。2020年のオリンピック開催までに様々な施設ができるようだが、原野に「埼玉スタジアム」がぽつんと建っている風景は異様だ。駅から20分も歩かされるサッカーファンは文句を言わないのか。

 それにしても、スタジアムとほぼ同じ距離圏にあるこの物件を1年間で販売するというスピードは驚きだ。記者は年間せいぜい50戸だろうと予想したが、これがポラスの力なのだろう。

 「力」といえば、同社の物件を見るごとに〝どうして天井高が2.7mもあるのにそれをアピールしないのか〟と考えていたが、今回はしっかりと〝見える化〟を図っていた。

 モデルハウス4棟のうち1棟は同社がスポンサーになっている浦和レッズカラーになっている。ファンはたまらないのだろう。そこまでやるなら、西武ライオンズカラーもやってほしい。

 ともあれ、この物件が街の開発スピードを上げるための起爆剤になってほしい。

ポラス「ボゥ ヴィラージュ美園」早期完売へ(2006/5/20)

 

 

IMG_4782.jpg
「東急不動産ホールディングス グループ記者懇親会」(ザ・キャピトル東急ホテルで)

 東急不動産ホールディングスグループは2月26日、恒例の「第37回 東急不動産ホールディングス グループ記者懇親会」をザ・キャピトル東急ホテルで開催。「東急プラザ銀座」の開業を目前に控え、ビッグプロジェクトも目白押しであることから会は盛り上がりを見せた。

 冒頭、同社・大隈郁仁社長は、「年初から株価の乱高下、原油安などいろいろな出来事が起き、マンション市場は、価格の上昇により来場者減や販売速度の鈍化など足元は若干気になる状況にあり、少し注意しなければならないが、グループ全体として業績を伸ばしていきたい。『東急プラザ銀座』も3月31日に開業することが決まった。グループの総力を挙げて文化・情報の発信拠点にしたい」などと語った。

 そのあと、4月1日付で東急コミュニティー・岡本潮社長が同社会長に、同社・雑賀克英取締役が同社社長に就任することが発表され、それぞれが挨拶。

 会の締めに登壇した東急不動産HD・金指潔会長は、グループのビッグプロジェクトが目白押しで、花を咲かせつつあることから、「景気の『気』は気持ちの『気』。(気持ちのいい記事を)どんどん書いてください。当社グループの業績はおそらく今の2倍、3倍…(『言い過ぎ』との大隅社長からの声が飛び)1.5倍くらいには早い段階で到達する」と、機嫌がよかった。

IMG_4785.jpg
大隈氏

◇       ◆     ◇

 大きな会場(舞台)を二つに区切り、参加者をスムーズに誘導して会を成功に導く演出が光った。会が始まってから約30分間、私語は全く交されず、挨拶やムービーに参加者を集中させた。

 会場を二つに区切に、参加者をメインの舞台に移動させて空いた舞台は同社グループの事業を紹介するコーナーに早変わり。記者は東急スポーツオアシスの体感コーナーに釘付けになった。平塚秀昭社長直々に「バランス・ボール」の使い方を教わった。

 平塚社長はこの5年間、執務中でも使い続けており、同社の多くの社員も使用しているという。バランスを崩しそうだが、ボールの下に輪っかを敷くことで安定し、馴れれば全く問題がないという。腹筋が鍛えられ、背筋が伸び、居眠りするのを防ぐ効果もあるそうだ。価格は5,500円。オフィス用の椅子として使えるかも。東急ハンズや通販などで販売されている。

IMG_4792.jpg
「バランス・ボール」を実演する平塚社長

IMG_4755.jpg
被災地復興イベント(参議院会館で)

 東急コミュニティーは2月24~26日、同社がPFI事業として管理運営を受託している参議院議員会館で東日本大震災の被災地3県(岩手県・宮城県・福島県)の復興を支援するイベントを開催した。昨年に引き続き2回目で、被災地産食材を使用した料理を食堂で提供したほか、写真パネル展、物産展などを行った。

 今回は、新たな取り組みとして同社と復興庁との共同企画で福島県立福島高等学校スーパーサイエンス部の生徒を招待し、福島の「放射線量」及び「食の風評被害」に関する研究発表を開催した。

 同社はマンション管理のほか、オフィスビルや商業施設などの施設管理・運営や指定管理者制度、PFI(Private Finance Initiative)などのPPP(Public-Private Partnerships)にも積極的に取り組んでいる。最近では「JPタワー名古屋」の管理受託を受けたほか、「仙台空港特定運営事業」の運営受託を東急グループの一員として受けている。

 PPPは今後も拡大を続けるものと見られており、その市場規模は数兆円に上ると予測されている。

IMG_4752.jpg

◇       ◆     ◇

 イベント初日の24日、別の取材のついでだったが、会場をのぞいてみた。担当者によると、多くの国会議員も利用したそうだ。

 少しは復興支援に協力しなければと思い、「南部美人」の純米大吟醸4合瓶と、人気だというピーチとリンゴのジュースを買った。

 家に持って帰ったら、かみさんに「高ぃ! まあ、復興支援だからいいか」と言われた。ピーチとリンゴジュースを買ったのは正解だった。

IMG_4756.jpg
参院会館の食堂で提供されたご当地人気メニューの一つ

IMG_4753.jpg
販売された酒・ジュース類

IMG_4759.jpg
「第1回ホームステージャー交流会」(参院会館で)

 日本ホームステージング協会(代表理事:杉之原冨士子氏)は2月24日、「第1回ホームステージャー交流会」を参議院議員会館内で行い、これまでの活動報告、活用事例報告のほか、空き家問題に関する国交省によるレクチャーを受けた。定員50名を超える参加者が集まった。

 「ホームステージング」とは、同協会のホームページによると、「売却予定の自宅の資産価値を高め、より早くより高く売却するために専門のコーディネーターが家具や小物を含めたトータルコーディネートでインテリアを魅力的に演出し、不動産売買のお手伝いするサービス」のことで、「米国では、30年以上前から当たり前のように行われており、職業として社会的に定着しているという。

 同協会は2013年8月に設立され、1日の受講と認定試験に合格した「2級」と、より専門的な知識と実践的な提案力を養う2日間の講座と認定試験に合格した「1級」の「ホームステージャー」がこれまで191名誕生している。

 会では冒頭、杉之原氏が活動報告を行い、今後講習会を大阪、名古屋、川崎などで開催し、9月には世界規模のイベントを東京で行うことなどを発表。「アメリカと同じように活躍できる環境を整えていきたい」などと語った。

 活用事例では、有限会社アルテシテ代表取締役・小塚陽子氏とポラスグループ中央住宅マインドスクェア事業部主任・前田大樹氏がそれぞれ報告。小塚氏は横浜中華街の街づくりにかかわったことや、わが国でもっとも人口の少ない「町」の山梨県早川町の町おこしなどについて報告。前田氏は、同社の戸建て住宅のモデルハウスのコーディネートを担当し、ことごとく早期完売に結び付けたことなどを語った。

IMG_4762.jpg
杉之原氏

◇      ◆     ◇

 交流会では、企業会員としてホームステージャーの育成に力を入れているLIXIL住生活ソリューションの住まいと暮らしサービス部課長代理・岡秀昭氏や三井不動産リフォーム執行役員・池田冬彦氏など不動産流通会社関係者が参加。参院議員で公認会計士・税理士・行政書士の資格を持つ竹谷とし子氏(公明党)も2級ホームステージャーとして参加していた。以下、各氏のコメント。

 岡氏 これからソフトサービスを重視していく。講習会は3月の1回だけを予定していたが、全国から開催してほしいという要望が多く、地方でも開催していく。すべてが定員満席

 池田氏  野村さん(野村不動産アーバンネット)がすでに始めており、当社もリフォームを含めた中古住宅流通の促進に力を入れていく

 小塚氏 街づくりや住宅の仕事は多岐にわたっている。「ホームステージャー」は一言でその仕事の内容が言い表せるのがいい

 前田氏 (記者が「販促の達人」とほめたことに対して)とてもうれしい。私の出身地は空家等対策計画を策定する予定になっている東京都新島村。以前は3,500人くらいいた人口は3,000人くらいに減り、人口流出が止まらない。村とも連絡を取り何とかしたい

 竹谷氏 社会の課題を解決するため現場を知ろうと2級を取得した。空き家問題など課題をチャンスに変えていきたい

IMG_4771.jpg
前田氏

IMG_4780.jpg
1級ホームステージャーとして認定を受けた9名のうちの7名の方たち(前列左が小塚氏)

IMG_4776.jpg
竹谷氏

◇       ◆     ◇

 交流会後、会場を移した懇親会では、たくさんの料理のほかお茶、ジュース、コーラなどかテーブルに置かれていた。酒はなかった。女性参加者が多いのでそうしたのかと思ったが、そうではなく、会館の会議室は全て禁酒となっているからだった。交流会に参加していた竹谷議員にその理由を聞いたら、「前例がないから」ということだった。

 参院会館事務局にも確認した。「利用案内」パンフレットには、館内の飲食店・売店から持ち込んでいいのは「酒類を除くもの」と明記されている。

 もちろん会議中に酒を飲むのは問題だが、会議後の懇親会・交流会などでは酒くらい飲んでいいのではないか。酒がダメというのであれば、コーラだってジュースだって、ケーキ類、その他添加物だらけの食べ物だって体にいいはずがない。酒を飲むことで会をぶち壊すような人は参加する資格がないし、国民の代表たる国会議員の先生が集まる会館の会議室での禁酒を明記しなければならないのは情けない。出すか出さないかは会を主催する先生や団体の判断に任せるべきではないか。なんだか20歳未満の子ども扱いをされているようで気分が悪かった。

 酒によって(酔って)問題を起こしたくないという先生や官僚のことなかれ主義がそうさせているのだろうが、そんなことをやっているからどんどん政治から国民が離れていくのではないか。禁酒と言えば、マンション管理組合のコミュニティ活動の苦労さん会などに酒を出すなと主張した学者先生がいた。

日本ホームステージング協会 「ホームステージャー1級」第1期生6名誕生(2015/8/26)

 

 

 

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン