美しい日本橋の再生を 78名のミス・インターナショナルが勢ぞろい
「ミス・インターナショナル お披露目ショー&フォトセッション」(三越1階)
「2014年ミス・インターナショナル世界大会」に出場する世界の美女ら78名が11月1日、日本橋に集結して街行く人々を楽しませた。イベントは、三井不動産などが協賛し「東京中央大通会」が主催するもの。11月11日に行なわれる 「2014年ミス・インターナショナル世界大会」出場者78名が3組に分かれ、「やかた船 船上ショー」「日本橋案内所」「三越本店寿司祭り」「高島屋」「日本橋西川」などのイベント「中央区日本橋世界文化交流プロジェクト」を行った。
日本代表
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きれいな女性は毎日のように見ているし、一番美しいのは伊勢神宮が奉っている天照大神と、その美しさを引き継ぐ「大和なでしこ」だと思っている記者にとって、ミス・インターナショナルなんて興味がない。水着姿も審査対象になっているイベントがフェミニストによって批判されるのも理解できる。
それでも取材する気になったのは、世界の〝美女〟が日本橋川に架かっている高速道路をどう感じるかを聞くためだった。
片っ端からインタビューしようと思ったが、外国語が話せないし取材の規制もあり、やむなく通訳を通じて聞くしかなかった。質問は「日本のど真ん中の川が高速道路によって覆われている、暗渠になっている景観、風景をあなたはどう思うか」だ。
最初に聞いたスペイン語圏の女性は「大丈夫(No problem)」のひと言だった。日本語が通訳に通じていないのか、その彼女が何を勘違いしたのか分からないが、記者は唖然とした。ミス…などしょせんその程度のものか、知性は問われないのかと思った。
しかし、これでは取材目的が達成できない。関係者にお願いして、パラグァイの代表に聞くことができた。彼女は「高速道路を外して、観光客が入りやすいようきれいにすべき」と、通訳を通じて話した。
彼女は、すぐ「COREDO室町1」の地下「日本橋案内所」に備えられている「首都高速道路の撤去を求める」署名に記名した。ミス・インターナショナルの本大会は11月4日に行われるが、記者はパラグァイの女性に一票投じたい。
「首都高速道路の撤去を求める」署名に記名するパラグァイ代表
パラグァイ代表らの記念写真
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「きやぁ、人形みたい」「おなじ人間と思えない」などのねたみやら感嘆の声が沿道から発せられた。メディアは金魚の糞のように美女軍団の後にくっついていく。記者はこの屈辱に耐えられなかった。
列から離れようと思ったとき、三越店内でその一団を椅子に腰掛けて眺めている妙齢とはいいがたいが、若いときはミス彼女たちに負けないと確信させる凛とした女性を見つけた。総しぼりの羽織を着ていた。その女性は「みなさん、おきれいでいらっしゃる。でも、わたくし…よく見ていなかったわ」と話した。
美女たちが帰ったあとで、もう一度、その女性に声をかけた。失礼だとは思ったが、「ずいぶん美しいお着物を召していらっしゃいますね」と話しかけたら「ありがとうございます。これ、結城ですのよ」と紬も見せてくれた。「ありがとうございます。お歳は70歳代でよろしいですか」「いえ、もう少し上でございます」
やはり日本の女性は美しいと思いながら、三越本店の1階ホールで行なわれた「お披露目ショー&フォトセッション」を見ていた中年の女性にも声をかけた。「とてもきれい、目の保養になる。フェミニストの批判? 身体だけでないでしょ、総合的な美しさが評価の基準」と話した。彼女もさすがだ。
「やかた船 船上ショー」
野村アーバン タワーマンション売りやすくする「ホームステージングサービス」
野村不動産アーバンネットは11月1日からタワーマンションを対象にした「ホームステージングサービス」を期間限定で実施する。
「ホームステージング(Home Staging)」とは、売却不動産を家具や小物で演出することで、早期に好条件での売却を目指す販売手法。中古住宅流通量の多いアメリカでは、過去30年以上、不動産売却時に有効な手法として用いられている。単にインテリアコーディネートをするのではなく、その住宅の購入を検討する人が住まい心地を実感できるよう演出するもの。
「野村の仲介+(プラス)」各店では2014年8月から「野村のステージング」サービスを開始しており、今回はそれをさらに発展させた。
対象不動産は首都圏の20階以上のタワーマンションで、専有面積が60㎡以上。利用期間は2014年11月1日から2015年3月31日まで。売り出し価格が同社査定価格の125%以内であることなどが条件。
空室の場合は、同社が無料でリビング・ダイニング・キッチンの家具、玄関からリビングの導線、水回りのコーディネートを行い、居住中の場合はコーディネートのほか室内荷物の一時預かりも行う。
カンナ社長 手づくり名刺入れ「お手入れ講座」を公開

宮沢社長(カンナ社長)の手づくり名刺入れの「お手入れ講座」

宮沢社長手づくりの名刺入れ
アキュラホームが10月28日、同社・宮沢俊哉社長が成績優秀者に贈呈している手づくり名刺入れの「お手入れ講座」を行ったのを取材した。約3時間、宮沢社長は20人くらいの参加者を前に「名刺入れの手入れは家と同じ。使いこなし、使い心地、使い応えを伝えるもの」だと、カンナ掛け薄削りの見本を示しながら話した。
名刺入れの贈呈は5年前から行っているもので、これまで113個を製作している。当初は1個作るのに7~8時間かかっていたのが、試行錯誤を重ね、改良も加えた結果、今では2~3時間で仕上げるという。
「カンナ社長」の異名を持つだけに、看板に傷がつくようないい加減な仕事はしない。形状や技、細部にもこだわる。一般にも販売されている四角形のものではなく、機械ではできない丸みを持たせた美しいものから、最近は大工さんが使う「大工道具箱」をモチーフにしたものに進化させた。材料はヒノキで、強度を持たせるために溝を掘ったり竹ひごを忍ばせたりしている。
カンナ掛けでは、ヒバ材をミクロ単位で削り、「どうですか、女性の肌と一緒。鏡のようにものを映すでしょう」と子どものようにはしゃいでいた。手入れ具合を見るコーナーでは、「これは使いこなせていないな」などと笑いながら役員には冗談も飛ばした。
11月8、9日には全国の腕自慢の大工さんがミクロンのカンナ削りの技を競いあう「第30回全国削ろう会」が小田原市で行われる。宮沢社長もこれに出場する予定だ 。
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薄削りをするカンナ社長 薄絹のような鉋屑がするすると吐き出された

文字が映る薄削りした板
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3個の名刺入れをもらっている同社カタクラ営業所所長・藤堂加奈子氏に話を聞いた。藤堂氏は入社10年目、営業時代は何度も優績者として表彰されており、所長となった現在は全国67ある営業所の中で上位の営業所をまとめている。
その秘訣は、「テクニックではありません。心です。当社の商品がどこにも負けないということを自信を持って伝えられるかどうか」と話した。職場については「男女の差がない環境がいい」と語り、社内でも良いモデルケースとなっているようだ。

名刺入れの手入れをする藤堂氏

宮沢社長を中心に「お手入れ講座」参加者の記念撮影
快適住まい 購入希望住戸から360°CG映像が見える「目黒都立大」

バーチャルモデルルームが設置されている「快適サロン工房」
ばかばかしい前置きから読んでいただきたい。
本日(10月30日)、長谷工コーポレーションが記者発表した「BIM(ビム)」の記事を書き、毎号頂いている、封がしているままになっていた長谷工総合研究所の「CRI」435号を読もうとした。「シングル層の住宅事情」が特集として取り上げられていた。全6ページ。最初のほうはマクロデータが紹介されていた。ざっと読んだ。
3ページ目に、記者も面白いと思っている三井不動産レジデンシャルの「モチイエ女子web」が紹介されていた。
そして、最後の6ページ目に「独身女性のマンション購入を応援したい」という見出しのコラム記事で、(社)女性のための快適住まいづくり研究会代表の小島ひろ美氏が載っていた。その中に「今回初めて売主として『サクラティアラ目黒都立大』(総23戸)を販売しましたが…」とあった。
考えるより先に行動するタイプの記者だ。あとは読んでいない。すぐ快適住まい研究会に電話した。モデルルーム見学をお願いするためだ。小島代表が出られて「バーチャルモデルルームは近くにありますが、それでよかったら私がご案内します」と仰った。飛んで行った。
以下が小島代表からお話を伺い、バーチャルモデルルームを見学した記事だ。「長谷工」がきっかけで見ることになったのだが、バーチャル映像の考え方はひょっとすると長谷工を超えるかもしれない、それほど面白い企画だ。
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「サクラティアラ目黒都立大」は、東急東横線都立大学駅から徒歩9分、目黒区大岡山に位置する敷地面積約347㎡(容積率200%)の地下1階地上4階建て全23戸。専有面積は30.19~44.17㎡、現在分譲中の住戸の価格は2,698万~4,688万円、坪単価は342万円。竣工予定は2015年2月下旬。施工は村本建設。事業主は首都圏不燃建築公社。売主は快適住まいづくり。企画は女性のための快適住まいづくり研究会。販売代理は丸紅不動産販売。

360°のCG画像(ほとんどの住戸からどのように眺望が展開するか分かる)
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ここで詳しく紹介する余裕はないが、売主の快適住まいづくり(木村吉伸社長)と企画した女性のための快適住まいづくり研究会は以前から取材しており、一言で言えば、単身女性がマンションを買うようになった平成7年ころから一貫して女性のマンション購入を支援してきた会社と団体だ。コンパクトマンションを手掛ける多くのデベロッパーは小島氏に足を向けて寝られないはずだ。企画・販売協力は735物件、女性会員は74,670名にのぼっている。
その会社・団体がどうして自社分譲なのか。ここが一番の興味の的だ。きっかけが面白い。たまたま小島さんが物件が売りに出ているのを見つけて、直接売主の建売住宅業者に電話して取得したのだそうだ。建売住宅にすると価格は当然1億円をはるかに突破する。売れないと読んでいたその業者にしてみれば〝渡りに船〟だったに違いない。
そこからは圧倒的な会員数と企画・販売協力してきた実績がものを言う。事業主は首都圏不燃建築公社、販売代理は丸紅不動産販売、管理は三菱地所丸紅住宅サービス、セキュリティシステムはセコム。これ以上ない事業スキームを立ち上げた。
商品企画はお手のものだ。過剰と思える設備機器はすべて排除した。直天に床暖房はなし(オプション可)、エアコンスリーブは1カ所などだ。そのかわり収納や使い勝手のよいフックなどはしっかりと設けたという。
販売事務所を設置し、モデルルームやらパンフレット、模型などを作っていたのではそうでなくても利益率を抑えているのに利益などでない。会員を中心に分譲し、営業経費や広告宣伝費を削減することで数千万円の販管費を節約している。
唯一と言っていいくらいお金を掛けたのがバーチャルモデルルーム。全16タイプの住空間を見ることができ、3階、4階の全住戸からは360度の眺望を見ることができる(2階は固定画面)。10億円以上も投資する長谷工の「BIM(ビム)」には質的に劣るが、バーチャル映像は素晴らしい。これこそ記者がデベロッパーに希望するものだ。
さらにきめ細やかな配慮もしている。購入希望者には1回2時間の「ゼミ」をトータルで5回、つまり10時間受けてもらう。ここで不動産の基礎をしっかり学んでもらい、納得の上で購入してもらうのが目的だという。
すごいのは「ゼミ」の終了ごとに「カルテ」を提出してもらって、疑問などを書き込んでもらって、小島氏が直々に返事を書くというものだ。分厚いファイルを見せてもらったが、細かい手書きの文字でそれは埋められていた。52人分あった。
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まだまだ書きたいことがある。小島氏は他の女性もそうだろうが、間違いなく石橋だろうが鉄の橋だろうが叩いて渡るタイプだ。売れなかった時のリスクもきちんと考えている。頭金が不足していたり、ローン返済に不安を持っていたりしている人には車の試乗と同じように賃貸で貸すことも考えているという。
最初賃貸で住んでもらって、購入する際にはその賃料のなにがしかを返戻することまで考えている。
これは名案だ。かつて東急不動産は住宅が売れないころ、昭和50年代の後半だったと思うが、所有権と賃借権の選択制を採用したことがある。それとよく似ている。土地価格が下がる一方の局面では難しいかもしれないが、都心部の地価・建築費はまだまだ上昇する。これはヒットするかもしれない。
同社は最近、コンパクトマンション事業を展開するためスタッフ3人の分譲事業部を新設した。2件目の「石川台」の分譲も決まっているという。自社分譲となると、企画・販売協力会社と競合しないかという心配もあるが、デベロッパーがやるような土地では間違いなくなさそうだ。

ゼミの模様
三井不動産レジデンシャル、女性向けサイト「モチイエ女子web」(2014/7/29)
“マンションを買って結婚する”女性増える 快適住まい・木村社長(2012/9/21)
〝やるなら今でしょ〟 長谷工コーポ BIM(ビム)で3割コストダウン目標

「ブランシエラ板橋西台」完成予想図
長谷工コーポレーションは10月29日、新しい設計手法である「BIM(ビム)」を企画設計から実施設計-施工-販売まで活用したマンション「ブランシエラ板橋西台」の説明会を行った。
「BIM(Building Information Modeling)」とは、コンピュータ上にパーツを組み上げて作成した3次元の建物のデジタルモデルに、仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースのことで、設計業界を中心に広まっている最新の技術。同社は2012年10月にBIMの活用を推進する体制を立ち上げた。今年4月には設計と施工部門を統合した「BIM設計部」を新設。約10.2億円を投資して、2016年度には「長谷工版BIM」を同社が設計・施工する全ての物件に実施設計ベースで導入する。
BIMは設計情報の「連動性」「可視化」「一元性」を容易にし、同社の強みである95%という高い設計・施工比率とマンションに特化していることなどから他社との差別が図れる。今後は販売やマンション管理、リフォームにも活用していく。
発表会に臨んだ同社取締役兼常務執行役員・池上一夫氏は、「これまで2億円を投資して開発を進めてきたが、設計-施工-販売まで完成した。当社の強みである一貫体制を発揮して、将来的には建物の維持管理、リフォームまで活用してトータルな顧客満足度を高めることができる。トップランナーとしてまだまだ進化させていく」などと話した。
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建築物に限らずあらゆる商品がコンピュータで作図されるのは常識だろうが、いとも簡単に自由自在にマンションの設計図が完成するのを目の当たりにすると驚きだ。部品は約5,000。部品一つ変えるとコストがどれくらい違ってくるか瞬時にはじき出される。構造計算もできる。これはすごい。
記者は設計-施工-販売にBIMを採用すればどれくらいの時間とお金が削減でき、顧客の満足度が上がることの価値を金額に換算したらトータルでいくらコストダウンできるか聞いた。
これに対し池上氏は「トータルなコスト削減を定量的に測るのは難しい問題。目標としては3割くらいに置いている」と話した。
3割のコストダウン-これには驚いた。マンションの建築費はこれまでもかなり上昇したが、これからも少なくとも1割はアップする。3割もコストダウンできれば上昇懸念は吹っ飛ぶではないか。記者は「いつまでにやるのですか、やるのなら今でしょ。オリンピックが終わってからでは遅すぎる」と突っ込んだが、池上氏は時期を明確にしなかった。
しかし、同社がマンションの設計・施工では圧倒的優位な立場に立つことだけは間違いない。マンションの設計では日建ハウジングシステムが採用しているそうだが、日建は設計だけだ。施工、販売、さらには管理までトータルで提案できるのかどうか。
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「ブランシエラ板橋西台」の販売は長谷工アーベストではなく第一弾ということもあり同社が行う。お客さんの反応をフィードアップさせる狙いがあるのだろう。
従来の販売事務所と異なるのは模型図がないこと。外観も各戸の間取りも商談ブースのパソコンでバーチャル住空間が体験できる。設備仕様を瞬時に変更できるし、変更したらいくらになるのかも分かるはずだし、カラーリングも自由自在。重いパンフレットなどいらなくなる可能性を秘めている。
物件は、都営三田線西台駅から徒歩9分、板橋区高島平9丁目に位置する9階建て80戸。専有面積は67.45~87.57㎡、価格は未定だが、坪単価は190万円+α。販売開始は2016年1月下旬。
記者は23区内で坪単価180万円以下のマンションは建設できないと思っているが、そのことを証明したことだけは確かだ。この単価にBIM効果が反映されているかどうかは微妙。
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課題がないわけではない。外観が映し出された画像は自由自在に見ることはできるのだが、樹木は貧弱だった。マンションの外構は大事な要素だ。いくらお金がかかるか知らないが、やはり樹種によって樹形、樹皮、さらには経年による成長具合などを見られるようにすべきだろう。これができたら完璧と言いたい。
もう一つは、好きな住戸からどのような眺望が展開するのか分かるようにはできないかということだ。同業他社もこれだけはできていない。お金を掛ければ技術的には可能だろうから、実費で見られるようにはならないか。
色や質感を出すのも課題だ。画像では化粧板なのか無垢材なのかは分からないし、自然素材の色、質感を表現するのも不可能だ。これだけはいかに技術が発達しようが無理だ。高性能カメラだって人の肌や草花の微妙な色を表現できない。自然光を表現できないのと一緒だ。
ペンブローク ミッドタウン隣接ビル着工 施工は竹中、デザインに光井氏

「TRI-SEVEN ROPPONGI(トライセブンロッポンギ)」完成予想図
米国ボストンに本社を置くペンブローク・リアルエステートの日本法人ペンブローク・リアルエステート・ジャパンは10月28日、ペンブローク日本初のオフィスビル「TRI-SEVEN ROPPONGI(トライセブン ロッポンギ)」の工事に着手したと発表した。
「TRI-SEVEN ROPPONGI」はペンブロークが日本で手がける4件目のプロジェクトで、初の商業施設併設型のオフィスビル。東京ミッドタウンの向かい、外苑東通りに面したグレードA品質の14階建て延べ床面積約31,500㎡。竣工は2016年春の予定。
設計施工は竹中工務店、外装コンセプトデザインに光井純&アソシエーツ建築設計事務所、マネージメントアドバイザーとして東京ミッドタウンマネジメントを起用。世界水準の技術とノウハウを有する開発チームを組成した。
「ザ・リッツ・カールトン京都」 HICAPの今年の最優秀ホテルに選定
積水ハウスが開発し、今年2月オープンした「ザ・リッツ・カールトン京都」が10月17日、香港で開催された「アジア・パシフィック・ホテル投資会議」(HICAP)でこの1年間に開業した最優秀のホテルに贈られる「Reggie Shiu Development of the Year」」に選ばれた。
HICAPは、世界のホテル投資家や開発事業者、設計事務所、ホテル事業者、コンサルタントなどを対象とするホテル投資会議。「Reggie Shiu Development Of the Year」はアジア・パシフィックのホテルのパイオニアの一人であり、スマトラ沖地震により犠牲となったReggie Shiu氏にちなんだ賞。
同賞には「マリーナ ベイ サンズ」(シンガポール、2010年)、「ザ・リッツ・カールトン香港」(2011年)、「パレスホテル東京」(2012年)、「パークロイヤル オン ピッカリング」(シンガポール、2013年)などが選ばれている。
積水ハウス、「ザ・リッツ・カールトン京都」完成 2月7日開業(2014/1/15)
日本の通勤時間 2年前と比べ片道9分伸びる リージャス調査
日本の通勤時間が2年前と比べ9分伸びる-多様化する働き方を支援するワークプレイス・ソリューションプロバイダーのリージャス(本社:ルクセンブルク)がこんな調査結果をまとめ発表した。
世界100カ国の2万2,000人以上の経営者や経営幹部から回答を得たもので、その結果、グローバルの片道通勤時間の平均が32分30秒に対して、日本は39分6秒であることが分かった。
日本は、往復で1時間30分近くの時間を通勤に費やしており、片道通勤時間を2年前の調査と比較すると9分6秒増加している。
グローバルで片道通勤時間の平均の最長はセネガル共和国の67分30秒、最短はキプロス共和国の12分12秒。
日本人の通勤中の過ごし方は、スマートフォンやタブレットでニュースをチェックする(63%)やメールをチェックする(56%)、読書する(46%)が上位の回答を占めた。
この結果についてリージャスの日本リージャス代表取締役・西岡真吾氏は「通勤時間を短縮することは、従業員の生産性やモチベーションを向上させることが立証されています。たとえば、リージャスのようなサービスオフィスの活用は、通勤時間を短縮するひとつの選択肢ではないでしょうか。毎日オフィスに出社することなく、必要に応じて自宅や取引先に程近いサービスオフィスを利用することは、通勤時間を短縮し、さらなるフレキシブル・ワーキングの実践につながるでしょう」とコメントしている。
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日本の通勤時間が伸びたというのはやや理解に苦しむ。地方は知らないが、首都圏では分譲マンションも分譲戸建てもここ数年というかバブル崩壊後はほぼ一貫して都心回帰が進行しているはずだ。
郊外の緑環境や子育て環境、居住面積より通勤や買い物などの利便性を重視しているのではないか。〝駅近〟なる言葉が流行っているくらいだ。
三井リアル 都心の1棟リノベーションマンション加速 「南青山」で見学会

「THE UPPER RESIDENS AT MINAMI-AOYAMA」外観
三井不動産リアルティは10月28日、都心の1棟リノベーションマンション「THE UPPER RESIDENS AT MINAMI-AOYAMA」のプレス向け案内会を行った。バブル期に外国人向け賃貸マンションとして建設されたもので、内外装を一新させて富裕層向けに販売する。立地に恵まれた都心部のリノベーションマンションは、新築と比較し価格的に優位にあり、都心部での仲介で他社をリードする同社はこの分野での事業を加速させるとみられる。
物件は、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅から徒歩6分、港区南青山5丁目に位置する7階建て全41戸(住戸36戸、店舗3戸、倉庫2戸)。建物完成は平成4年。既存建物施工は竹中工務店。改修工事施工は三井不動産リフォーム。今回分譲は4戸で、専有面積は115.82~166.51㎡、価格は19,800万~35,000万円。坪単価600万円。売主はTSMアセットマネジメント。媒介は三井不動産リアルティ。
設備機能の劣化、デザインの劣化に対応するため、大規模修繕を実施し30年の長期修繕計画を策定、外観デザイン、専有部デザインにもプロを起用して再生を図っている。
建物は現在、一般賃貸借契約による入居者もいることから、契約解除できたものから順次リノベーションし、一般に販売していく。全住戸の販売には3年くらいを見込んでいる。
もう一つの大きな特徴は、同社が売主になるのではなく、不動産・債券などの流動化・証券化事業のプロ集団TSMアセットマネジメントを核に事業リスク回避のためのスキームを立ち上げていることだ。

モデルルーム リビング
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個人的なことで申し訳ないが、案内会はサプライズの連続だった。最初に同社の富裕層向けビジネスであるリアルプラン事業について挨拶したのが執行役員・石井雄二氏だった。続いて、都心部のマーケットについて説明したのがコンサルティング事業部部長・佐藤邦弘氏だった。そして、今回の物件について説明したのが同部営業グループ主査・神義一氏だった。
何がサプライズかと言えば、同社は26回目を迎えたRBA野球大会で初の東京ドームでの決勝進出を決めたのだが、石井氏は応援団長的な存在だ。佐藤氏も野球部を応援しており、今回の案内会では完璧の説明を行った。
ここでは詳しく紹介しないが、同社がリアルプラン事業を立ち上げたのは、バブル崩壊で新築も中古市場も氷河時代に突入しようかという20年前だ。その後、どんどん店舗数を増やしてきた。この間、閉鎖した店舗もあるが、アッパーミドル・富裕層向けビジネスは不動産分野だけでなくあらゆる分野で注目されており、どこもこの分野に力を入れている。
どこよりも同社が早くこの分野の取り組みを強化してきたからこそ今がある。同社は都心のプレミアムマンション148物件、約17,000戸のマーケットを抑えている。佐藤氏の説明は詳細な情報に裏打ちされていたから説得力があった。
2009年から取り組んでいる1棟リノベーション事業は2014年度の9月末時点で取扱高121億円45戸(平均17,800万円)の実績をあげている。この数字は2013年度の通年実績とそれほど変わらない。

神氏
さて最大のサプライズは神氏だった。石井氏と佐藤氏の話を聞きながら「みんなRBAの応援団ではないか」と勝手な解釈をしていたら、〝大トリ〟に何と同社の野球チームの主砲が登場したではないか。これには飛び上がらんばかりに嬉しくなった。すかさずシャッターを切った。
神氏は同社のリアルプランチームが〝出ると負け〟を繰り返していたときからの主砲だ。今回決勝進出を果たした立役者の一人だ。野球で長い間チームを引っ張ってきた人物が、会社を代表してこれからも成長分野の事業について堂々と話したことが嬉しかった。リノベーション事業を立ち上げたときは神氏ともう一人の2人だけだったスタッフは現在13人に増えたという。
今回の物件は、専有部の内装にもうすこしグレード感のある自然素材を採用してほしかったという希望はあるが、坪単価600万円というのは割安感がある。すぐ近くで大手デベロッパーが工事を進めているマンションは間違いなく坪800万円を超えるはずだ。
野球大会の決勝で対決する旭化成ホームズには歯が立たないだろうが、野球はやってみないと分からない。神氏が相手エースを叩き、石井氏や佐藤氏が大応援団を繰り出せばあわやのシーンもあるかも。

アプローチ
ついでながら余分なことを書く。この記事を含め三井不動産グループの記事が昨日から連続して4本目になった。同社だけを選んで取材しているのではない。たまたま現場案内会が集中したためだし、現場取材は極力参加することに決めている。その点で、デベロッパーは記者を育てる意味でも重要な現地見学会などを増やすべきだと思っている。
もう一つ書く。一昨日の三井ホームの見学会では同社関係者などが一生懸命説明しているとき、メモも取らず舟を漕いでいた若い見慣れない記者がいた。叩き出したくなったが、その記者とはかなり離れていたので声が掛けられなかった。そのあとの懇親会で注意してやろうと思っていたが、いつの間にか姿を消していた。

外観
緑・子育て環境のよさも好調要因か 三井不レジ「流山おおたかの森」
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「パークホームズ流山おおたかの森ザレジデンス」完成予想図
三井不動産レジデンシャルが分譲中のマンション「パークホームズ流山おおたかの森ザレジデンス」を見学した。同社が同じ沿線で分譲中の「パークシティ柏の葉キャンパス二番街」(880戸)とどちらがいいとは言えないが、沿線のマンションとしてはトップクラスの質だと思う。
物件は、つくばエクスプレス(東武アーバンパークライン)流山おおたかの森駅から徒歩3分(4分)、に位置する11階建て全257戸。専有面積は58.86~90.67㎡、坪単価は190万円前後。入居予定は平成27年12月上旬。施工は長谷工コーポレーション。今年6月から販売を開始しており、これまで約150戸販売済み。
建物のデザイン監修は建築家の藤原益男氏。全戸南西向き3棟構成で、外壁にレンガやライムストーンなどの自然素材をモチーフとした色調のタイルを組み合わせることで各棟の表情を微妙に変えている。「樹木は限りなく多く、高さ10mクラスの高木もできるだけ取り入れています」(パンフレット)とあるように植栽にも配慮している。線路に沿って「フォレストコリドー」を設置し3棟を繋げているのも特徴。
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まだ販売開始して間もないがよく売れている。これまで同駅圏で分譲されたマンションがどれだけあるかデータはないが、2006年に分譲された第一号のオリックス不動産・東京建物「ザ・フォレストレジデンス」(524戸)をはじめ、住友不動産が4棟590戸を供給しており、そのほかプロパスト、藤和不動産(現三菱地所レジデンス)、大成有楽不動産、三交不動産などの物件をトータルするとこの8年間で2,000戸をはるかに突破しているはずだ。
この数字は驚くべき数字だ。隣の「柏の葉キャンパス」では三井不動産レジデンシャルが「一番街」(977戸)と「二番街」(880戸)を分譲しており、他を合わせるとやはり合計では2,000戸を突破しているが、「流山おおたかの森」は今回の物件を含めると「柏の葉キャンパス」よりは多いはずだ。
そして、特筆できるのは不振物件がほとんどないことだ。第一号の「ザ・フォレストレジデンス」は坪単価160万円だった。当時の相場より2割くらい高かったが、瞬く間に売れた。プロパストの物件は185万円もしたが、これも早期に完売した。
新しい街の「駅力」ランキングを相撲の番付表に例えれば、西の正横綱は間違いなく「武蔵小杉」だし、東は総合力で勝る「柏の葉キャンパス」が正横綱だろうが、「流山おおたかの森」はかつての「張り出し横綱」か「大関」だろう。
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なぜ「流山おおたかの森」のマンションや戸建てが高くても売れるのか、その理由の一つに、子育て環境がなかなか充実していることがあげられる。
今回の同社のマンションにも保育所が併設されるが、これは大規模な住宅開発には併設することが市から要請されていることを受けて設置されたようだ。
市は昨年6月、「流山市子育てにやさしいまちづくりの環境を整えるための大規模な共同住宅等の建築における保育所設置の協力要請に関する要綱」を施行した。地域の保育園の状況から判断して200戸以上のマンションなどを建設する事業者に市が設置を要請するという内容だ。要請を拒否しても罰則は書かれていない。
考えてみれば、この程度の規模で保育所が併設されるのはあまりないかもしれない。要綱ができる前に建設が始まった住友不動産「シティテラスおおたかの森ステーションコート」(328戸)には保育所はない。
もう一つ、「保育送迎ステーション」制度。市が平成19年に導入したもので、「流山おおたかの森」と「南流山」にそのステーションはあり、朝は7時以降、保護者が通勤途中に連れてきた子どもを送迎ステーションが預かり、バスでそれぞれの保育所に送迎(ただし、バスを利用できる園児は安全性の確保等から概ね2歳以上)し、夕方は18時までに保護者が送迎ステーションに迎えに行けばよいというサービス。午後9時までの延長保育(有料)も行っている。ステーションで預かっている時間はもちろん普通の保育サービスも受けられるというものだ。
1回(1日)の利用料金は100円/月額2,000円。平成25年度の利用登録者は全保育園利用者の10%弱で、年間の利用者は約56,000人(回)だという。
待機児童がほとんどゼロの横浜市でも同様の取り組みを行っている。厚労省にこの「保育送迎ステーション」について聞いたが、その実態を国は把握していないということだった。
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モデルルーム

