「不動産は買い時」6.8ポイント上昇の48.1% 野村アーバン調査
野村不動産アーバンネットは8月3日、「住宅購入に関する意識調査(第11回)」の結果をまとめ発表。マイナス金利導入に伴う住宅ローン金利の低下が購入検討者のマインドに影響したため、「不動産は買い時」との回答は48.1%となり、前回比6.8ポイント上昇した。調査は同社の不動産情報サイト「ノムコム」(http://www.nomu.com/)の会員を対象としたもの。
不動産については、「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」を合わせ48.1%(前回比6.8ポイント増)にのぼった。その理由については「住宅ローンの金利が低水準」の回答が84.3%(前回比15.2ポイント増)となった。
不動産価格については、「下がると思う」との回答が30.7%(前回比6.4ポイント増)で、「上がると思う」の回答24.6%を4年ぶりに上回った。
山手線に「リオ2016オリンピック・パラリンピック がんばれ!ニッポン!®号」
「リオ2016オリンピック・パラリンピック がんばれ!ニッポン!®号」
JOC・JPCゴールドパートナー全15社は8月1日から9月15日、日本オリンピック委員会(JOC)、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)とともにJR山手線で「リオ2016オリンピック・パラリンピック がんばれ!ニッポン!®号」を運行し、リオデジャネイロ2016 オリンピック・パラリンピック日本代表選手団を応援する。
電車内のフロア(床)には競技フィールドのイメージが施され、中づり・まど上にはJOC・JPCの協力により選手の写真などを掲出し、オリンピック・パラリンピックの臨場感を提供する。
車両は8 月1 日(月)~8月25日(木)はオリンピック仕様、8月26日(金)~9月15日(木)はパラリンピック仕様となる。
運行されるのは山手線51編成のうち1編成全11車両。整備のため運行しない日もあり、運行時間帯も決まっていない。
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運行に先立って1日午前中、メディア向けに車両が公開された。
車両の外も内もオリンピック・パラリンピック一色に染められており、印象的な競技場面や選手の表情が生き生きと表現されており、コピーが簡単明瞭でなかなかいい。
一部を紹介する。「地球の裏まで想いは届くと信じたい。非科学的でも。」「応援してるほうが、もらってる気がする。」「勝ち負けだけじゃない。人生とたぶん同じだ。」「勇気をもらった。ぼくらにはなにを返せるだろう。」
ゴールドパートナー15社のそれぞれの広告も、オリンピック・パラリンピックを機会に一儲けしようなどといった露骨な広告は皆無とはいいがたいが、ほとんどは控えめな公共的な広告ばかりで好感が持てる。
わが住宅・不動産業界からは三井不動産(LIXILもそうかもしれないが)が15社に名を連ねており、広告も近づいてみないと「三井不動産」の広告かどうかわからないはずだ。
運行されるのは51編成のうち1編成だから、確率的には2%くらいの割合でこの車両に乗れるかもしれない。宣伝費にいくらかかるのかはもちろん非公開。
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一つだけ腑に落ちないものがある。日本が出場する競技はオリンピックが全28競技のうちハンドボールを除く27競技。パラリンピックは全22競技のうち17競技。
このうち車内で紹介されているのは、1両目が体操で、2両目がレスリング・ウェイトリフティング、3両目がバレーボール、4両目がラグビー、5両目がバスケットボール、6両目がバトミントン・フェンシング、カヌー・射撃、7両目が卓球・アーチェリー・馬術、8両目がトライアスロン・ボート・セーリング、9両目が柔道、10両目が水泳、11両目が陸上の19競技。
サッカー、シンクロナイズドスイミング、ホッケー、水球、重量挙げ、自転車、ボクシング、ゴルフ、テコンドーなどが入っていない。ひょっとすると格闘技のようなタトゥーを礼賛するような、あるいはまた全身が広告塔のような競技が除外されたのかもしれない。
三井不動産の壁面広告
LIXILの壁面広告
東京藝大×スウェーデンハウス 「第3回 東京藝大染織専攻-夏のしつらえ-」展
菅野健一「O-JIZOH=SAN」(絞り、タペストリー)※写真はうまく映っていないが最高の芸術作品
東京藝術大学 美術学部工芸科染織研究室は7月29日(金)~8月30日(火)、スウェーデンハウス市川モデルハウスで「第3回 東京藝術大学染織専攻 -夏のしつらえ-」展を開催する。
第3回目となる今回の展覧会は、カリキュラムの一環として取り組むもので、芸術作品はギャラリー空間だけでなく暮らしの中にあるべきという考えのもと、季節によって空間をしつらえることをテーマに展示するもの。
織り機はスウェーデン・グリモクラ社を使用、展覧会はスウェーデン大使館の後援と、スウェーデンハウスの協力を得ている。
29日に行われたアーティストトークで同研究室・菅野健一教授は「3年生にとって初めての展示で、知恵を絞りだした作品ばかり。実際の住空間で展示することは社会に出て役立つはずで、大きな勉強になる」と語った。
また、スウェーデンハウス取締役千葉支店長・鈴木雅徳氏は「梅雨が明けたばかりこの時期に、当社の高気密・高断熱の住空間に清々しい皆さんの作品を展示できることはいいマッチング」と挨拶した。
菅野氏(左)と鈴木氏
以下に主な作品を紹介します。そもそも繊細な布に染料で染めた造形美を素人の記者がカメラに収めて紹介するのは無理があることをご了承ください。※は記者の感想
木下はるか「jeiiy fish parade」(スクリーン捺染、カーテン)※このまま商品にしたい
松尾萌「shuwashuwa」(スクリーン捺染」(クッション、ベッドライナー)※記者は理解できないが、寝室に強烈な赤をちりばめる感性はすごい。青はラムネだそうだ
金田真咲「初夏の漂い 夏の昼寝」(スクリーン捺染、パネル)※記者のいち押し作品
Alexina Thielemans「don’t be inconspicuous」(スクリーン捺染、カーテン)※ベルギーの留学生で、ステンドグラスをイメージしたそうだ。日本人の感性にはない作品
桂川美帆「in the grove in the rain いつもの-夜-」(ろうけつ染、パネル)※3つのパネル作品の一つ。伝統技法を継承してほしい
鈴木理沙「夏の光」(スクリーン捺染、フロアランプ)※他の灯りを消したらどのような光を発するのか興味深い
長谷川博子「エブリシングイズオーライ キラキラハッピーオーラ」(スクリーン捺染、タペストリー)※出身の三重の夫婦岩と江國香織の小説の一節を取り込んでいる
出居麻美「色とりどり、色とりどりⅠ、色とりどりⅡ」(平織り、型染め、ミシンワーク)※様々な素材を縦と横に織り込んだ美しい作品。出居氏は同研究室講師
島方皓平「なつがくればおもひだす」(スクリーン捺染、カーテン)※同研究室には男性は少ないそうだ。欲を言えば男らしい作品で他を圧倒してほしかった
藝大×スウェーデンハウス クリスマス(ユール)染織専攻作品展12/25まで(2015/12/15)
インテリックス 「第1回ROOM PHOTOコンテスト」入賞作品発表
山田秀和さんの「ナチュラルな生活」
中古マンション再生流通事業を手掛けるインテリックスは7月29日、同社のリノベーションマンション購入者を対象に行った「第1回ROOM PHOTOコンテスト」の入選作品を発表した。
テーマは「我が家のリビング・こだわりインテリア」で、同社は「それぞれの作品には、素敵なセンスのディスプレイや心地よい空間づくりなど、暮らしを楽しんでいる様子が浮かびあがっています。リノベーションマンションが購入者の方々の趣味や個性を彩るキャンバスとなっている」と評している。
最優秀賞に府中市の山田秀和さんの「ナチュラルな生活」が、3作品が優秀作にそれぞれ選ばれた。
2020東京オリンピック・パラリンピックの特定建築予定者に三井不レジなど11社
特定建築予定者から提示されたイメージ
東京都は7月28日、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村の整備と大会後のレガシーとなるまちづくり「晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業」の特定建築予定者に三井不動産レジデンシャルを代表とする11社を選定したと発表した。9月に正式決定される。
11社は三井不動産レジデンシャル、エヌ・ティ・ティ都市開発、新日鉄興和不動産、住友商事、住友不動産、大和ハウス工業、東急不動産、東京建物、野村不動産、三井不動産、三菱地所レジデンス。
選考委員会の総合評価は100点満点のうち83.20点。主な評価ポイントは、建築計画では①多世代居住が実現する持続可能なまちづくりを目指し、幅広い住戸バリエーションを設けるとともに、高齢者住宅やシェアハウスの具体的な運営計画が提案されている②水辺や緑地空間の魅力を最大限に生かして、水辺空間への視線の抜けや動線を意識した計画が提案されている③アクセシビリティに配慮した建築計画とするとともに、住戸内の通路幅についても十分な幅員を確保するなど、東京2020大会後のレガシーとなるユニバーサルな住空間が提案されている④エリアマネジメントの運営方法については、より実行性のある取組とすることが望まれる-など。
総敷地面積は約13.4ヘクタール、棟数は50階建てタワー棟2棟を含む24棟で、戸数は約5,650戸の計画(うち賃貸は約1,490戸)。敷地処分価格は12,960百万円。容積率は300~500%。
平成29年1月に着工し、平成32年7月からの大会終了後に改修工事を行い、平成36年度に事業完了を目指す。
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昨年3月に選定された「事業協力者」には今回の11社のほか三井物産と三菱地所も加わっていたが、両社が降りたようだ。
2020東京オリンピック選手村 24棟5,650戸の民間事業者募集(2016/5/18)
今年のデザイントレンド キーワードは〝Hybrid Chic〟 三井デザインテック
Paora Lenti(左)とB&BItalia
三井デザインテックが7月28日、今年4月に開催されたミラノサローネ国際家具見本市の分析と家具や空間デザインの最新トレンドをまとめた「Design Trend Report 2016」を発表した。同社デザインラボラトリー所長・見月伸一氏が次のようにレポートしている。
今年のミラノサローネは、昨年からの落ち着いた色調は継続しつつ、プラムパープルやディープグリーンなどエレガントでクラシカルな深みのあるアクセントカラーや、くすんだパステルカラーなどが登場し、全体的に色の存在感が増した印象です。また、反対色の組み合わせやブラックとメタリックゴールドの組み合わせなど、色の極端な対比が特徴的なバイカラー表現も出現し、遊び心のある提案が目立ってきています。
形状としては、華奢なフレームデザインのフォルムや、緩さを感じさせるエッジレスで自然な表現で“軽量感・抜け感”を与えるデザインが多く見られました。ライフスタイルの多様化に対応したアンバランスな形状のソファなど、ゆるさを感じリラックスできるアイテムが増えてきています。
また素材に関しては、最新の技術と伝統的な技法の2方向からのアプローチによる加工が目立ち、オーガニックなウッドと人工的な素材の掛け合わせなど異素材のバイブリッドな表現が増加しています。
スタイリングは、落ち着きのある色合いでエレガントかつクラシカルなテイストと今の時代感が共存する「ニュークラシカルスタイル」に注目が集まっています。
なお、世界的に都市化や核家族化が進み、ライフスタイル空間が狭くなっている傾向にあり、リビング、ベッドルーム、ダイニングスペース等を小さなひとつながりのワンルームで構成した空間提案が登場。限られた空間でラグジュアリーに暮らすインテリアデザインが求められてくる傾向は今後も続く見込みです。
ミラノサローネ全体から見える様々なトレンドを分析した結果、新しいデザインの潮流は、「ハイブリッド感」をキーワードに語ることができます。
情報過多なデジタル環境、世界的なテロの脅威に自然災害の危機感など、ストレスで溢れた現代社会だからこそ“自分の身の回りには癒しやリラックスしたライフスタイルを”と考える動きが高まっています。その中でも、近年ファッションで語られる事の多い、エフォートレススタイルの様な、気張らないけどラフになり過ぎない「きちんと感」と「抜け感」を両立したスタイルがインテリアデザインにおいてもトレンドとなっています。
また、バイカラー表現や異素材のミックス、ニュークラシカルな空間スタイルといった特徴も、それぞれ「対比表現でありながら洗練されている」デザインとして際立っています。
上記のような傾向から読み取れる2016年のインテリアトレンドにおけるキーワードは、「Hybrid Chic~対比的なアプローチによる新たな調和表現~」であり、異なる要素の高次元でのバランスや調和をテーマとしたインテリアが多く登場してくると思われます。
コスモスイニシアが書籍「住まい選びの新基準」出版
住まい選びの新基準」
コスモスイニシアが書籍「住まい選びの新基準」(A4版、96ページ/1,200円+税、発売:幻冬舎)を出版、7月30日から都内の主要書店とAmazonで販売する。
従来の住宅に関するハウツー本とやや趣が異なり、消費者の住まいに対する「感性的価値観」や「すごし方」にフォーカスした住まい(空間)づくりを重視した内容になっているのが特徴で、写真やイラストを多用し、「楽しさ」「心地よさ」「自分らしさ」の要素を取り入れた新しい評価基準を提示している。建築家の光嶋裕介氏の特別コラムも収録されている。
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記者がマンションのモデルルームを見学する際にもっとも重視するのはデザインだ。それは単なる意匠デザインだけでなく、人と環境にやさしいユニバーサルデザインであり、空間提案であり素材感などの総合的な美しさである。一言でいえば「価格に見合う価値」があるかどうかだ。
その意味で、この書籍は記者の視点に相通じるものがある。交通便とか広さとか設備仕様など数値化できる要素以外のデザインの重要性が全編に満ちている。同社が分譲したマンションや一戸建ての写真などもたくさん登場している。
しかし、「コスモスイニシア」そのものが現われるのは巻末のグッドデザイン賞受賞作くらいで、PR臭さは極力抑えられており、たくさん出版されている企業出版物とはやや趣が異なる。
だからこそ余計に同社のものづくり-商品企画へのこだわりが消費者にもわかりやすく伝わるのではないか。
書籍の詳細・申し込みはアマゾンhttps://www.amazon.co.jp/へ。
大和リビング 9棟目のサービス付き高齢者向け住宅「東大宮」にオープン
「D-Festa(ディーフェスタ)東大宮」
大和ハウスグループの大和リビングは8月1日、埼玉県さいたま市見沼区のサービス付き高齢者向け住宅「D-Festa(ディーフェスタ)東大宮」(地上3階建、48戸)をオープンする。
「D-Festa東大宮」は、大和ハウス工業が設計・施工を行い、大和リビングマネジメントが事業主体として一括して借上げ、大和リビングが管理業務を受託する。運営業務はやさしい手に委託する。
また、1階に「やさしい手東大宮巡回訪問介護事業所」を併設し、周辺地域の居住者にも介護サービスを提案し、地域包括ケアシステムの拠点として機能強化を図っていく。さらに、隣接している「ゆめふる東大宮(通所介護事業所)」と「看多機かえりえ東大宮(看護小規模多機能型居宅介護)」が10月にオープン予定。サ高住に住みながら看護多機能型居宅介護を利用することができる。
同社が事業主体となるサ高住は2014年にオープンした第一弾「D-Festa(ディーフェスタ)日野」をはじめ今回が9棟目(442戸)。
物件は、JR宇都宮線(東北本線)東大宮駅から徒歩9 分、さいたま市見沼区東大宮二丁目に位置する鉄骨造3 階建て全48戸。居室面積は18.00㎡、18.60㎡。居室に風呂、キッチンはついていない。共同利用施設は食堂、浴室、トイレ、洗濯室、談話室、図書室など。
月額賃料は59,000円、共益費は25,000円、生活支援サービス費は23,760円、食事サービス費は48,600円。合計月額費用は156,360円。10戸の入居が決まっている。
居室 モデルルーム
食堂
住友不動産 一戸建て・マンションのリフォーム総合展示場「武蔵小杉」に開設
「CITY HOUSE STYLE」
住友不動産は7月30日、一戸建てからマンションの丸ごとリフォーム、水回りなどの部分リフォーム、インテリアショールームまで住まいのリフォームに関する総合展示場「武蔵小杉リフォームギャラリー」をオープンする。
同社はこれまでマンションや一戸建てのリフォームに関する展示場は六本木、新宿、あざみ野で展開しているが、インテリアを含めた総合展示場は初めて。
マンションは中原区を中心に周辺4区の築20年以上のマンション約3,400戸、旧耐震の戸建て約5万戸が主な対象。
マンションは、同社の〝シティハウス〟シリーズのハイエンドリフォーム「CITY HOUSE STYLE」やスケルトンリフォームを提案していく。スケルトンリフォームの場合、約68㎡で価格は約1,086万円。戸建ては劣化診断やオーダーメイドリフォームを提案する。
年間成約目標はマンションが80戸、一戸建てが60棟。不動産流通会社の住友不動産販売とも連携を図っていく。
施設はJR横須賀線・東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩5分、JR南武線武蔵小杉駅から徒歩8分、神奈川県川崎市中原区市ノ坪449-3シティタワー武蔵小杉1F。面積は355.46㎡(107.53坪)。戸建てとマンションの両方に対応したモデルルームも設置している。
受付時間は9:00~18:00。問い合わせは一戸建てが0120-001-398、マンションが0120-723-244。
完成モデル
耐震模型・断熱施工
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三井不など 山手線で「リオ2016オリ・パラがんばれ!ニッポン!®号」運行
電車内イメージ
三井不動産などJOC・JPCゴールドパートナー全15社は8月1日~9月15日、日本オリンピック委員会(JOC)、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)とともに、JR山手線で「リオ2016オリンピック・パラリンピックがんばれ!ニッポン!®号」を運行し、リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック日本代表選手団を応援する。
「がんばれ!ニッポン!®」をテーマに、山手線の車両の中を日本代表選手団のグラフィックで彩り、電車内のフロア(床)には競技フィールドのイメージを施し、中づり・まど上にはJOC・JPCの協力により選手の写真などを掲出。オリンピック・パラリンピックの臨場感を乗客に提供する。
JOC・JPCゴールドパートナーには、住宅・不動産業界からは三井不動産が選ばれている。