〝1日にして成らず〟リバブル3連覇 井上が高岡が竹内が…三井リアル佐橋無念

3連覇だ!東急リバブル
東急リバブル3-2三井不動産リアルティ
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 東急リバブル | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | |
| 三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 |
(タイブレーク) スコアシート

井上(左)と濱主将を胴上げする東急リバブルナイン
〝ローマは一日にして成らず〟-勝利の女神はどちらに微笑むか、地獄の死神はどちらを谷底に突き落とすか、試合は全く予断を許さない展開となったが、東急リバブル大槻監督が試合後語った「一日にして成らず」が勝った。三井不動産リアルティは佐橋投手の力投を援護できなかった。
試合は、6回を終わって2-2のままタイブレーク戦(1死満塁で攻防)へ。7回、リバブルは先頭の1番竹内がショートゴロ併殺打。その裏、三井リアルは2番原、3番佐藤大が凡退。8回は、竹内が左翼犠飛で1点先行。その裏、三井リアルは原の右翼飛で同点かと思われたが、3塁走者は走らず。続く佐藤大はカウント3-2から三振。万事休す。
先行したのはリバブル。3回、この回先頭の8番近藤が右翼前安打し、1番竹内も幸運な左翼前安打を放った2死1、2塁から、3番高岡が右中間を破る2点2塁打を放った。
6回まで奪った得点はこの2点のみ。初回は1死から2番星川が安打を放ったが牽制死。2回は2死から6番半田が2塁打を放ったが、7番濱は凡退。5回はこの回先頭の近藤が安打を放ったが、9番羽方はスリーバント失敗。6回は、1死から4番奥富が左翼越え2塁打を放った2死後から半田が安打を放ったが、奥富は本塁憤死。
井上投手は6回まで被安打8、与四死球3、奪三振3、2失点。調子は良くなかったが、気合のピッチング(127球はチームの記録。タイブレークを含めたらもっと多いはず)。
三井リアルは無念。2点を追う5回、2死から2番原が左翼前安打を放ち、続く佐藤大が左翼越え2塁打を放ち1点。6回は、1死から6番代打の竹野と7番清原が連打した2死1死1、3塁から9番並木の左翼前安打で同点に。
しかし、打線は1回の1死1、2塁、2回の2死2、3塁、5回の2死2塁、6回の2死1、2塁の好機を生かせず。残塁はリバブルの4に対して8。あと1本が出なかった。タイブレークの8回裏、1死満塁の攻撃の場面で、原の右翼飛は犠飛となると思われたが、3塁走者は途中で引き返した(タラレバだが、中継も乱れて完全なセーフだった)。
佐橋投手は6回を投げ被安打8、与四死球ゼロ、奪三振5、2失点の力投が報われず。竹内を4打数1安打(打った竹内を褒めるべき)に抑えたが無念。

高岡のタイムリーで生還した近藤を迎えるリバブルナイン

決勝犠飛を放った竹内

左から近藤、高岡、竹内

井上投手
○大槻監督 3連覇したが、今日が一番厳しい試合だった。タイブレークの守備位置(内野手と左翼手は投手マウンドのすぐ後ろ、外野手は中堅と右翼は内野のすぐ後ろ)は選手が決めたこと。プレッシャーを与えられたはずで、選手に助けられた。いつも守備ばかり練習してきたことが生きた。〝1日にして成らず〟です
○井上 調子は良くなかった
○竹内中堅手 2打席連続併殺打かと思った。やばかった(決勝打を放ち)。ひやひやして見ていた(井上の投球を中堅から見ていて)
○奥富捕手 (反省会で井上の投球は)いつもやばいと思っていた
○高岡 打ったのはストレート。変化球もあると思っていた。うまく打てた。(先制の2点打について)
○近藤右翼手 刺せると思って投げた(8回の、1死満塁から相手原の深くもない右翼飛を捕球したまではよかったが、本塁に投げられず。しかし、この日は2安打の殊勲者)
○羽方 …(この日は送りバント失敗を含め2三振。羽方よ、こんな日もある)
●安西監督 佐橋を援護できなかった。5回、6回はよく粘ったが…壁は厚い
●佐橋 あそこは走者をためたくなかったので…でも完璧に打たれた(高岡に2点打を浴びた場面を振り返って。記者は打った高岡が厳しい球をよく打ったと思う。竹内を4打席ほぼ完ぺきに抑えた投球は素晴らしかった)
●佐藤大 …あそこは自分で決めたかった(8回、2死満塁、カウント3-2から三振。記者も見ていたが、井上のストレートはワンバウンドの完全なボールとなったのが幸いし、フォークのように落ちた。あれは誰でも振る)

三井不動産リアルティ佐橋投手

三井不動産リアルティ 同点の場面

8回、犠飛と思われた原(左)と三振した佐藤大

がっくりする佐藤大

お互いねぎらう安西監督(左)と大槻監督

延々と続く三井不動産リアルティ反省会
東急リバブル3連覇 第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜B決勝戦

勝利を決めた瞬間 東急リバブル
東急リバブル3-2三井不動産リアルティ
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 東急リバブル | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | |
| 三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 |
(タイブレーク)
東急リバブル3連覇-第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜ブロック決勝戦、三井不動産リアルティ-東急リバブルが12月17日(水)、大宮健保グラウンドで行われ、東急リバブルが2度のタイブレークの末、3-2で三井不動産リアルティを下し、3連覇を達成した。当たり屋・高岡が先制打を放ち、〝怪物〟竹内が決勝犠飛を放った。井上投手は127球粘投。三井リアルは佐橋投手が力投したが、攻撃陣は6回まで8残塁、あと一歩攻めきれなかった。初優勝はならなかった。

大槻監督を胴上げする東急リバブルナイン
天下分け目の戦い三井不リアルティVS東急リバブル 水曜B決勝戦〝勝って〟予想
第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜ブロック決勝戦、三井不動産リアルティ-東急リバブルが12月17日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。記者が大会開始前に予想していたチーム同士の対決となった。不動産流通会社同士の決勝対決は初めてで、本業でもしのぎを削っているだけに、いやがうえにも注目が集まる。どちらが勝つか負けるか、マンションだけでなく野球の勝敗予想でも圧倒的な勝率を誇る記者のどっちも〝勝って〟予想だが、この試合は丁か半か、白か黒か、右か左か、全く予想不能。些細なミスが致命傷となる波乱万丈の、雌雄を決す、愛と憎しみの、泣くか笑うか、人生そのものの激戦熱戦白熱戦となるのは間違いない。
三井不動産リアルティ-東急リバブル
まず、両チームの戦績から振り返る。東急リバブル井上投手は6試合31回3分の1を投げ、旭化成ホームズに4失点したのが響き、1試合7回として防御率は2.01。一方、三井不動産リアルティ佐橋投手は5試合31回3分の2を投げ、防御率は1.11。数字の上では、相手関係も考慮して佐橋がやや優勢だ。
打線はどうか。リバブルは6試合、攻撃回数は32回で1試合当たり得点は8.75点。三井リアルは6試合、攻撃回数は38回で、1試合当たり得点は4.05点。明らかにリバブルが優勢だ。
この数字から、三井リアルは佐橋がほぼ完ぺきに抑えて勝ち上がり、リバブルは、完璧とまでは言えないが井上が最少失点に抑え、打線が相手をねじ伏せて決勝まで勝ち進んできたといえそうだ。
さて、決勝戦はどうなるか。三井リアル佐橋:リバブル打線の対決と見ることもできる。とりわけ、リバブル竹内との対決は見ものだ。竹内の決勝トーナメントの打率は.750、絶好調だ。佐橋が竹内を抑えられるか、竹内は佐橋を攻略できるかが勝敗のカギを握っていると言えそうだ。記者は、竹内が佐橋を攻略するのは容易ではないと見たが…。しかし、仮に佐橋が竹内を抑えたとしても、これまた打撃絶好調の高岡など曲者ぞろいのリバブル打線を抑えられるか…やってみなければ分からない。
では、打線がやや劣る見三井リアル打線は井上を打てるか。井上が旭化成ホームズ打線につかまったのは突如コントロールを乱したからだ。ストレートが高めに浮き、変化球のキレもなかった。力まず投げれば、三井リアル打線を抑える力がある。
三井リアル打線で注目したいのは、準決勝戦でサヨナラ打を放った原と、同点打を放った佐藤大だ。この二人の前後を打つ打者次第かもしれない。
昨年の大会で両チームは準決勝戦で対決しており、リバブルが3-1で三井リアルを下している。
東急リバブル死闘制す 井上-奥富バッテリー好配球 三井リアル 悔やまれる序盤の逸機(2024/12/4)
東急リバブル圧勝 怪物竹内が口火 井上投手は火玉の7K 一条 中町火だるま

東急リバブル 井上
東急リバブル 11-1 一条工務店
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 東急リバブル | 2 | 0 | 5 | 2 | 0 | 2 | 11 | |||
| 一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |

〝こんなはずじゃ〟一条工務店 中町
東急リバブルが圧勝。〝怪物〟竹内が口火を切り14安打11得点。エース井上は余裕の1失点完投。一条工務店の中町投手は火だるまを浴びた。
東急リバブルは初回、先頭の竹内が安打を放つと打線に火が付き、2番星山、3番高岡、4番奥富の3連打で2点先制。3回は、この回先頭の竹内が死球で出塁した1死後から高岡、奥富、6番半田、7番濱の長短打で一挙5点を追加。4回は、またも竹内の死球から高岡、5番鈴木、半田の長短打で2点、6回にも奥富、鈴木の連打と敵失などから2点を加点した。高岡、奥富が猛打賞。竹内は3得点、決勝トーナメント3試合で7打数5安打、打率.714。
井上投手は6回を投げ、被安打3、与四死球2、奪三振7の力投。
一条工務店は完敗。新エース中町がまたも立ち上がりに失敗。火だるまを浴びた。打線も4回、この回先頭の1番村井の四球と続く中野の3塁打で1点を還すのがやっと。放った安打は中野と8番吉原、9番諸富の3本のみ。
○大槻監督 相手投手はこの前の試合で13個の三振を奪っていたので、情報を収集して対策を練ってきた。決勝戦は万全の準備をして臨む
○井上 疲れ? 全然なかった。中1週間あれば大丈夫
○高岡 俺が先制打を放った
●中町 竹内? 三振を奪った。3番、4番、5番にめちゃめちゃ打たれた(被安打14のうち8安打)
●中野 3塁打を放っときに肉離れを起こし、1点消えた。今日は肉離れが3人
●ナイン 冬はダメ。夏にしてほしい

圧勝に口も滑らかな東急リバブル竹内(左)と高岡

敗残兵のような一条工務店ナイン

がっくりの一条工務店中野
三井リアルティ 延長制す 佐橋 紅蓮の熱投 原サヨナラ打 リスト三上苦投 報われず

勝利に沸く三井不動産リアルティナイン
リストグループ 1-2 三井不動産リアルティ
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| リストグループ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
| 三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 2 |
(タイブレーク)
リスト1-2三井不動産リアルティスコアシート

リスト 三上
三井不動産リアルティが延長サドンデスを制し、8年ぶりの決勝進出を決めた。佐橋投手が紅蓮の熱投。3安打1失点完投。原がサヨナラ打を放った。リスト三上投手はひじ痛をこらえ力投したが、最後は力尽きた。
1点を追う三井リアルは5回、この回先頭の9番吉川が右翼前安打を放ち、続く岩﨑のファーストゴロエラーで得た2死2、3塁から3番佐藤大の中堅前安打で吉川が生還。原も本塁を突いたがアウトとなり、同点止まり。7回裏の無死1塁の好機を併殺でつぶした8回のタイブレーク(1死満塁で攻防)は1番岩﨑から。岩崎は2球目、エンドランのサインで強振したがファウルとなり、結局三振。続く左打者の原がカウント2-2からストレートを右翼越えに安打し、熱戦にピリオド。チームが放った安打7安打のうち、7番清原は2安打、8番代打安田は1安打、9番吉川は2安打して活躍した。
佐橋投手は初回、いきなり本塁打を浴びたが、その後はほぼ完ぺきのピッチング。7回3分の2を投げ被安打3、奪三振8、与四死球2、失点1の完投。投球数は69球。
リストは無念。初回、いきなり先頭打者の廣田が2球目の低めストレートを強振し左翼越え本塁打して先制。しかし、その後放った安打は、3回1死1塁からの4番山中、5回の1死走者なしからの8番松浦の2安打のみ。タイブレークでは、廣田がセカンド凡飛に倒れ、2番上之薗はあわや満塁弾の左翼飛を放ったが旭に好捕され無得点。
中一週の三上投手は、ひじ痛に苦しみながら完投。7回3分の1を投げ、被安打7、奪三振4、与四死球3、失点2。

5回、同点打を放った三井不動産リアルティ佐藤大

佐藤大の安打で、岩崎に続き本塁を狙ったが、アウトになった原

〝俺のシナリオ通りだ、勝つぞ〟

8回、エンドラン決まらず

サヨナラ打を放った原

原

佐橋

勝利の瞬間

〝勝ったぞー〟
○安西監督 よく粘りよく守った
○原 打ったのはストレート(8回、アカウント2-2から
●山中主将 相手の佐橋投手がよかった。スライダーにやられた。コントロールがよかった
●三上 肘が痛い。見てもらえばわかる。ストレートは110キロ(3回裏。ストレートはシュート回転していた。観ていてかわいそうだった)
●上之園 抜けたと思ったが…(8回の大飛球を振り返り)
●倉持監督 代打岩島? いや無理はさせられない(8回のタイブレークで)
●岩島 2年続けて肉離れ? いや一昨年に続いて2年振り。打つのは問題ない(1塁コーチャーを務めた)

三上(左)と佐橋

リスト廣田

三上(左)と上之薗バッテリー

登板機会がなかった森田

リストナイン
水曜Bは大会初の流通対決 東急リバブルVS三井リアル 第37回RBA準決勝試合結果

勝利に沸く三井不動産リアルティナイン
水曜ブロック決勝は大会初の流通対決-第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜ブロック準決勝戦が12月10日、大宮健保グラウンドで行われ、三井不動産リアルティが延長タイブレークの末リストを下した。佐橋が7回3安打1失点完投。原がサヨナラ打を放った。東急リバブルは11得点で一条工務店に圧勝。井上投手は1失点完投。決勝戦は大会初の不動産流通会社同士の対決となった。決勝戦は来週水曜日行われる。東急リバブルが勝てば3連覇7度目のV、三井リアルが勝利すれば初優勝となる。
リストグループ 1-2 三井不動産リアルティ
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| リストグループ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
| 三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 2 |
(タイブレーク)
東急リバブル 11-1 一条工務店
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 東急リバブル | 2 | 0 | 5 | 2 | 0 | 2 | 11 | |||
| 一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |

「打ったのはストレート」原(8回2死満塁から右翼越えサヨナラ打)
三井不23年ぶり優勝 松田 自責ゼロ完投 杉岡が決勝打 鹿島建設は拙攻 無念の準V

〝俺がエースだ〟三井不動産 松田
鹿島建設3-4三井不動産
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 鹿島建設 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | |||
| 三井不動産 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | X | 4 |

〝忖度などしないぞ、勝つぞ!〟威勢はよかった鹿島建設
双方とも、投手は今季勝ち上がってきた功労者と言える主戦投手ではなく、初先発同士の対決となったが、勝利の女神は〝施主〟三井不動産に微笑み、〝請負〟の鹿島建設は忖度などしなかったはずだが、闘志が空回りした。
3点先制を許した三井不動産はすぐ反撃。2回裏、この回先頭の6番松本と7番杉岡、9番府川が四死球を選んだ1死満塁の好機に1番石田が中堅越え2塁打を放ち2点、さらに2番戸谷は四球を選び、続く3番宮田が左翼前適時打を放ち同点。ここで相手先発菊池投手に代わって登板した原に4番楠田は三振、5番関山も凡飛に倒れ、勝ち越し点を奪えなかった。
その後は原投手に抑えられていたが、5回、1死から関山、松本、杉岡の3連打で貴重な勝ち越し点を奪った。
投手は、「諸事情」(山本監督代行)で欠場した、これまで3試合をほとんど一人で投げてきた阿比留投手ではなく、2年ぶりの松田(28)。松田は、2回に味方の失策から3失点(自責点はゼロ)したが、6回を投げ被安打5、奪三振1、与四死球2の粘投。
鹿島はあと一歩及ばず。2回、この回先頭の4番安部と続く堀田が連続3塁ゴロエラーで出塁し、7番星山の適時打で1点、さらに1死2、3塁から9番高木の右翼越え2塁打で2点追加。なおも1番堀が四球を選び好機を広げたが、2番橋本は併殺打。3回は、この回先頭の3番市原が左翼前安打を放ったが、1死後、5番安部の3塁ファウルフライに市原は飛び出し併殺(エンドランか)。4回も、この回先頭の6番堀田が四球で出塁したが、続く星山が併殺打。6回は、1死から安部の安打と敵失で2死1、3塁の同点機に8番米山は左翼飛に倒れ万事休す。
先発投手は、疲労のため登板回避したエース光太に代わってRBA初登板の菊池。菊池は初回、絶好の立ち上がりを見せたが、2回突如崩れ、与四死球4、失点3で降板。2番手の原はピンチをしのいだが、5回3連打を浴びた。

決勝打を放った三井不動産杉岡

三井不動産 勝利の瞬間

3連打で決勝点を挙げた三井不動産の左から松本(6番)、杉岡(7番)、関山(5番)

〝勝てばいいんだ〟(左から1打点1失策の宮田遊撃手、2打点3失策の石田三塁手)

山本監督代行
○山本監督代行(36) 松田がしっかり投げてくれた。打線もそれぞれ持ち味を出してくれた。杉岡がよく打った。総合決勝戦は三井不動産リアルティとやりたい(対決したら多分、惨敗)
スコアシート 鹿島建設3-4三井不動産
○松田(28) 打線を信じて投げた
○楠田 …(2回の1死満塁の好機に三振、5回は先頭打者として三振)
○杉岡 松田さんが頑張っていたので何とか決めたかった。打ててよかった
○宮田&石田 勝てばいいんだ
●高木監督 光太は先週120球投げたので、先発は横浜国大硬式野球部の菊池(26)に決めていた。京大硬式野球部の原(27)の継投も想定内。二人ともとてもいい投手
●光太 この試合の前の三郷の試合で鉄建に勝った。私は投げていない。肩が痛い。この試合も投げられない(試合前)
●野間 三郷の試合では4~5回投げた。出身? 安倍総理が撃たれた大和西大寺(光太と滋賀大の同期。清水建設は敗れた模様)
●堀田 来年は大谷翔平のようになる(大谷より1cm高い194cm。2回の3塁ゴロはいい当たり。4回は四球を選んだが走らず。6回の好機は絶好球を左翼に打ち返したがファウル。結局、1塁フライ)
●米山捕手 菊池? 1回のピッチングで力尽きていた(菊池の初回は素晴らしいピッチングだったが、2回はまるで別人)
●市原中堅手 …(今夜は眠れそうにないと言ったかどうか。記者は、5回の三井松本の中堅前安打は凡飛かと思ったが、太陽は中堅手にとって真正面の真南に位置しており、市原は飛球を見失ったようだ。ナインは「あれは捕れない」とかばった)
●ナイン 何が何で勝つぞ!アドレナリンだ!(試合前。全然忖度などしていなかった)

鹿島建設 菊池

鹿島建設 原

最後の打者となった鹿島建設の米山

〝来年はやり返すぞ〟鹿島堀田

がっくりする鹿島建設ナイン
三井不23年ぶり優勝 松田 魂の粘投 鹿島建設3併殺 初V逸す RBA日曜ブロック

3連打で決勝点を挙げた三井不動産の左から松本(6番)、杉岡(7番)、関山(5番)
鹿島建設3-4三井不動産
| 清水建設 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | ||
| 鹿島建設 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | |||
| 三井不動産 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | X | 4 |
三井不動産が23年ぶり優勝-第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会日曜ブロック決勝戦、鹿島建設-三井不動産が12月7日、大宮健保グラウンドで行われ、三井不が4-3で接戦を制し、23年振りの優勝に輝いた。かつてのエース松田は、守備がうまいはずの石田3塁手と宮田遊撃手に足を引っ張られたが(打点は2人で3点だが、守備機会10回のうち4失策)、自責点ゼロの魂の粘投。7番杉岡が決勝打を放った。鹿島は前試合の清水建設戦で120球を投げ、精力を使い果たしたエース光太は登板回避。〝施主〟に忖度などせず、闘志をむき出しにしたが、3併殺を喫すなど攻めが甘かった。

〝勝てばいいんだ〟(左から1打点1失策の宮田遊撃手、2打点3失策の石田三塁手)
第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜B準決勝 記者の〝勝って〟予想
第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜ブロック準決勝戦、三井不動産リアルティ-リスト、一条工務店—東急リバブルが12月10日、大宮健保グラウンドで行われる。いつもの記者の〝勝って〟予想。どちらが勝つか、おおよその見当は付くが、今回は触れないことにした。一寸先は闇の大激戦となるのは必至だ。
三井不動産リアルティ-リスト
前試合は、三井不動産リアルティの佐橋(さはし)は7回を投げ被安打3、リスト三上は7回を投げ被安打2のいずれも完封勝ち。文句なしの大活躍だ。
まず佐橋。今シーズンはまさかの失点をした試合があるが、調子が悪いわけではない。たまたまそうなっただけで、リスト打全を完璧に抑える力がある。
三上はどうか。2023年にデビューし、チームを決勝戦へ導いたときの力を100点とすれば、85点くらいではないか。前回予想までは「70~80点」としていたが、前試合は尻上がりに調子を上げた。肩の不安などみじんも見せなかった。「残り全試合投げる」と決意表明したように、ここも先発か(下手投げの森田もいるが、倉持監督は三上任せるはず)。三井リアル打線を完封する力がある。
問題は打力だ。三井リアルは、上下むらなく打つ。機動力もある。リストは、水曜ブロック最強打者の一人岩島が肉離れを発症、今季絶望となったのが痛い。得点力は大幅にダウンした。代わりの森川が安打を放ったが…。佐橋を連打で崩すのは難しい。決め打ちに徹し、走者がでたら足でかき回したい。代走専門はいないのか。
リスト12年ぶり決勝進出山中決勝打三上が快投岩島は猛打賞旭化成ホームズは完敗(2023/11/1)
一条工務店-東急リバブル
3連覇を狙う東急リバブルだが、すい星のごとく現れた一条工務店の新エース中町(23)が立ちはだかる。中町は4試合23回を投げ、被安打12、奪三振24、失点4(自責は不明)。防御率は(自責4として)1.57、1イニング当たりの奪三振率は1.5個、被安打率は0.5本。素晴らしい成績だが、不安がないわけではない。4失点はいずれも初回に2失点したもので、前試合でも、肩が出来上がっていなかったとかで、初回にいきなり3連続四球を与えた。これまでの試合開始は10時だったのが、準決勝戦は12時から。万全の態勢で臨むか。
中町と東急リバブルの先頭打者・竹内との対決が見ものだ。竹内は、決勝トーナメント2試合で6打数5安打、打率0.833、打線のつながりがなく打点はゼロだが、手が付けられない。右にも流せる器用さがある。盗塁を何度か決めているように足もある。弱点は、左打者はみんなそうだろうが内角低めのはずだ。中町は攻め切れるか。
もう一つ興味深いのは、竹内の前後を打つ打者の成績だ。決勝トーナメント2試合の7~9番と2~4番の成績は28打数7安打、5打点、打率.250。この数字は高いのか低いのか。
東急リバブル井上投手は、予選の旭化成ホームズ戦で3点リードをひっくり返されサヨナラ負けを喫したが、前試合では借りを返した。後半にかけ変化球がコーナーに決まった。一条打線を完璧に抑えるか。
打線は水物。よく分からない。両チームとも、相手投手の出来がいいだけに、少ないチャンスをどう生かすか。両チームともバント戦略を取る。この試合も見られそうだ。
第1回トライビジョン(第37回RBA)野球大会水曜B準々決勝戦 スコアシート
三井不リアルティ2-0オープンハウス リスト2-1タウングループ

三井不動産リアルティ2-0オープンハウス. リスト2-1タウングループ.
一条工務店4-0レジデンシャルG 旭化成ホームズ0-1東急リバブル

一条工務店4-0レジデンシャルグループ .旭化成ホームズ0-1東急リバブル
