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 東京都は511日、新型コロナウイルス感染者が新たに15人判明し、うち4人(26.7%)が感染経路不明・調査中と発表した。感染者は9日連続して100人を割った。10人台だったのは330日の13人以来。

◇      ◆     ◇

 

 都は11日、感染者データに保険所からの未報告の症例があり、同一患者を重複して報道していたことが判明し、データを修正すると発表した。

 未報告分 は111名(追加)で、重複分は35名(削除)、差し引き76名を増加する。511日時点の累計データには含まれない。

カテゴリ: 2020年度

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 東京都の新型コロナウイルス感染者が8日連続して100人を切った。「3密を避ける」「接触8割削減」を柱とした緊急事態宣言が一定の効果を発揮していることは明らかだと思う。この先、いつ宣言が解除できるか、その材料を持ち合わせていないので何とも言えないが、「感染経路不明・調査中」の患者の比率が一向に減らないのは気掛かりだ。

都が発表したデータによると、これまでの感染者4,868人のうち感染経路不明・調査中の患者は45.4%に達している。ほぼ2人に1人の割合だ。都ははっきりしたデータを公開していないのだが、年代・男女別データからはその理由らしきものがおぼろげながら分かってきた。

別表に、都の感染経路不明者を図表で示した。4月以降で50%を切ったのは10日間しかないが、感染者が166人を記録しながら38.6%だった412日は中野江古田病院で87人の感染が判明した日だ。また、感染者165人のうち経路不明者比率が28.5%だった51日は43人の感染が判明した墨田区の「山田記念病院」だ。

このほか、50%を割った424日、27日、28日、30日、54日、6日などは高齢者の感染比率がいずれも高い日だった。

つまり、経路不明者が少ない日と高齢者の感染割合が高い日はほぼ一致しており、濃厚接触者を特定することが比較的容易ということを示している。

その逆に、若年層・働き盛りの感染比率が高い日は経路不明者が多いということが分かる。例えば91人の感染者が判明し、うち76人(83.5%)が不明だった413日は2050代の感染比率は84.5%だった。

注目したいのは、感染者が多くても少なくても、この比率に変化はないことだ。これは感染経路を調査する人的不足問題だけではない別の理由があることをうかがわせる。

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂・副座長は51日、「クラスター対策班が極めて疲弊している」と語ったが、「疲弊」の原因は、〝個人情報の壁〟に阻まれ、感染源を特定できない現場の無念・徒労感が背景にあるように思えてならない。

若年層・働き盛りの感染者は、家族が攻撃の矢面に立たされるのを恐れ、また勤め先に〝迷惑〟をかけたくないという意識が働き、調査にしり込みする図式だ。本来は被害者であるはずなのに〝加害者意識〟を植え付けるところに新型コロナの恐ろしさがある。

もう一つ、考えたのは「3密」にもう一つ「秘密」が加わる〝二重就労〟〝闇営業〟の存在だ。新型コロナウイルス 感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス 感染症対策の状況分析・提言」(5 4日)で「これまで、医療福祉関係施設を除けば、接待を伴う夜間の飲食店や居酒屋において、多くのクラスター(集団感染)が発生したことが分かっている」と指摘しているが、これは働き盛りの男性と、10代後半から20代の女性の感染者割合が高いことと符合する。

若い女性に感染者が多いのは、それだけ行動範囲が広いという理由のほかに、〝接客〟が売りの飲食・風俗業の〝闇営業〟の存在が浮かび上がる。

データは2004年なので少し古いが、労働政策研究・研修機構の「公式統計に現れない隠れた副業の規模と実態」でBRICs 経済研究所代表・門倉貴史氏は、アンダーグラウンド・エコノミーで就業している者の数は, 暴力団関係者が約8.7万人、風俗関係者が約14.1万人、そして外国人不法就労者が約20.7万人で、これにダブル・ジョブ(二重就業者=アルバイト)の298.0万人を合わせ、正規の労働力人口(就業者数+失業者数) 6,642万人の5.1%に相当する約341.5万人存在すると分析している。

仮に、このアンダーグラウンド・エコノミーの就労者の1%が感染しているとすれば約3.4万人だ。現在のわが国の感染者数15,747人(510日現在)の倍だ。こうした人たちが感染を拡大し、さらにまた、これらの施設で感染した人が感染源を秘匿したがるのは容易に推測される。不法就労が明らかになり、アルバイトを禁止した企業の就業規則違反が明るみに出るからだ。多くの企業が呼び掛けている終業時間後の外食自粛要請に背馳することも問われかねない。

新型コロナは〝社会的弱者〟である高齢者と〝闇社会〟をあぶりだす点では公平といえば公平だが、どうすればいいか明快な答えは出てこない。

門倉氏は、「今後、多くの企業で名ばかりのワークシェアリングが導入されることになれば、失業率は低下せず、しかも国内で雇用される労働者の多くは労働時間の短縮・収入の低下に直面することになるだろう。この結果、失業者の多くはやむを得ない事情でアンダーグラウンドの経済活動に従事することになり、また就業者についても、目減りした給料を補うために、空き時間を利用して副業に就こうという強いインセンティブが働く可能性が高い」と警鐘を鳴らしている。

 

カテゴリ: 2020年度

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 東京都は5月10日、新型コロナウイルス感染者が新たに22人判明し、うち12人(54.5%)が感染経路不明・調査中と発表した。感染者は8日連続して100人を割った。4月4日に116人に増加する前の水準にまで減少した。

 感染者が減少しているのに依然として感染経路不明・調査中が半数を超えているのは気になる材料だ。

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新型コロナ禍 わが国の社会を映す鏡 〝働きバチ〟男性としなやか女性 都の罹患率(2020/5/4

新型コロナ感染死亡者 性別も年代も死亡日も開示されない現実 ファシズムでないのか(2020/5/3)

東京都 新型コロナ感染者 人口10万人当たり25.7人 罹患率は90代、20代の順(4/24)

東京都 新型コロナ感染者3000人突破 最多は30代10~20代・80~90代女性は男性上回る(4/20)

全国の新型コロナ感染者 約7,500人 1週間で80%増加 厚労省(4/14現在)


 

 


 


 

カテゴリ: 2020年度

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東京都は59日、新型コロナウイルス感染者が新たに36人判明し、うち19人(52.8%)が感染経路不明・調査中と発表した。感染者数は7日連続して100人を割った。累計では4,846人、男女別では男性2,778人(57.6%):女性2,044人(42.4%)。年代・男女別でもっとも多いのは40代男性の530人で、30代男性の494人、50代男性の480人の順。女性でもっとも多いのは20代の436人。

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※不明者除く

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カテゴリ: 2020年度

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 東京都は5月8日、新型コロナウイルス感染者が新たに39人確認され、うち16人(41.0%)が感染経路不明・調査中と発表した。感染者は6日連続して100人を割った。累計では4,810人。

◇       ◆     ◇

 「大阪モデル」で「出口戦略」を打ち出した大阪府・吉村洋文知事の評価がメディアで高いようだ。

 毎日新聞は、「毎日新聞と社会調査研究センターが6日に実施した全国世論調査では、新型コロナウイルス問題への対応で『最も評価している政治家』の名前を1人挙げてもらった。大阪府の吉村洋文知事を挙げた人が188人でトップ。59人で2位に入った東京都の小池百合子知事を大きく引き離した。国政に携わる政治家では安倍晋三首相が34人で3位に入るにとどまり、4位は北海道の鈴木直道知事の26人だった」と報じた。

 また、スポーツ報知は「高須クリニックの高須克弥院長(75)が6日、自身のツイッターを更新…独自基準『大阪モデル』を決めた大阪府の吉村洋文知事(44)の姿勢を称賛した…『いま日本に必要なのは腹をくくって火中の栗を拾う、大胆な政治家だと思います』」「この日(6日)、(情報ライブ ミヤネ屋に)生出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)は、大阪府の吉村洋文知事(44)が…独自基準『大阪モデル』を決めたことについて、『本当にうまく専門家と組織を動かしました』と、まず評価した。その上で『吉村さんは大阪モデルで日本政府にバズーカ砲をぶち込んだ…政府に『できてないでしょ? 基準作ろうと思ったら、日々のデータを把握してないとできないでしょ? 』って。おそらく、政府も東京はじめ全国の自治体も大慌てでデータ把握をしようってことになってます」などと報じた。

◇       ◆     ◇

 小生はテレビで好き勝手にしゃべるコメンテーターの声など真剣に聞かないが、吉村知事に対する評価が高いのにはいささか驚いている。

 〝見える化〟〝出口戦略〟を打ち出したのを府民は評価したのだろうが、果たして〝出口〟を論じる時なのか、それが正解かどうかも分からないではないか。

 橋下氏が「日々のデータ把握」を〝絶賛〟したが、大阪府だけが特別なデータを持ち合わせているとは考えられない。各都道府県とも似たり寄ったりのはずだ。むしろ、情報公開ではリソースを一般にも公開している北海道や東京などに対して大阪は非開示だ。

 吉村氏は、世論調査でも小池都知事や鈴木道知事に大差をつけているが、5月6日現在の人口10万人当たり罹患率で言えば33.9人の東京都はともかく、北海道の17.0人より19.0人の大阪のほうが高い。新型コロナをだしに〝人気投票〟するメディアもいかがなものか。

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新型コロナ禍 わが国の社会を映す鏡 〝働きバチ〟男性としなやか女性 都の罹患率(2020/5/4

新型コロナ感染死亡者 性別も年代も死亡日も開示されない現実 ファシズムでないのか(2020/5/3)

東京都 新型コロナ感染者 人口10万人当たり25.7人 罹患率は90代、20代の順(4/24)

東京都 新型コロナ感染者3000人突破 最多は30代10~20代・80~90代女性は男性上回る(4/20)

全国の新型コロナ感染者 約7,500人 1週間で80%増加 厚労省(4/14現在)


 

 


 

カテゴリ: 2020年度

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権代 美重子()
発行:法政大学出版局
四六判 252ページ 並製
価格 2,200+

「百姓や雑兵の携行食から、観劇のお供の幕の内、各地の名産の詰まった駅弁、松花堂や現代のキャラ弁にいたるまで、庶民のエネルギー源であり美意識の表現でもあったお弁当は、どんな歴史を歩んできたのか。だれもが愛する独特の文化を、器や食の作法の伝統にも注目しながら語り下ろした初の書。オールカラー」(帯より)

       ◆     ◇

〝目から鱗〟とはこのことを指す。小生も「弁当」は後述するように作ったことがあり、取材先や旅行、野球観戦などで「松花堂」をよく食べるのだが、その歴史や文化など考えたこともない。

読者の方も同じではないか。いわゆる料理本ではないから、全252ページの本著には難しい言葉もたくさん出てくる。店頭で手に取りパラパラとめくっただけで投げ出したくもなる。

筆者はそんなことはお見通しなのだろう。「お弁当は文化論的・文化史的な研究文献が極めて少ない」(あとがき)とし、「身近なだけに実用重視になり、その魅力について見過ごしてしまってはいないでしょうか」と現状を分析し、だからこそ「庶民の食文化に光を当ててみたい」と執筆の意図を明かしている。

その極めて少ない文献を吟味し、「『お弁当』の歴史を縦糸に、人々の知恵や工夫を横糸にして織りなされてくる『庶民の食の文化模様』」(はじめに)の世界を描き切った。

「庶民の食文化の魅力が見過ごされない」よう文体やデザインにも多くの工夫が凝らされている。読みだすと止まらないのだ。

まず、文体。「ですます」調でぐいぐいと読み手をリードする。小説の手法でよく使われる〝語り〟に近い。小生の好きな作家でもあるカズオ・イシグロ、ロバート・ゴダード、宮尾登美子の小説を読むようだ。とても読みやすい。

そして、また、小生の好きな作家のひとり、井上ひさしが語ったように、「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」書く配慮を忘れない。

例えば「弁当」。弁当の語源は、農作業に向かうとき「メンパ」と呼ばれる容器に麦飯や梅干を詰め、それを「しょいかご」に入れて持って行ったことに由来すると紹介し、十七世紀に編纂された「日葡辞書」には「Bento(ベンタゥ)の記述があり、「充足、豊富」という意味が込められていることを明らかにする。「ご飯をよそう」は「装う」意味があるともいう。なるほど深い。

難しい古文書をそのまま引用するようなことはしない。著作の巻末には140近い参考文献資料が紹介され、文中には5060人の歴史的人物が登場するが、一つひとつ丁寧に注釈を加えている。図版やコラムもたくさん挿入し、小生などの貧しい読解力を補ってくれる。

なぜ、そのような読者を飽きさせず、痒いところに手が届く工夫がこらせるのか考えてみた。著者は日本航空の国際線客室乗務員を務めたことがあるとプロフィールある。ホスピタリティ溢れる言葉が紡げるのは、この客室乗務員の経験と無関係ではないと結論付けたのだかどうだろう。

中身について一つひとつ紹介する余裕はないが、農作業、木挽き、漁業に欠かせない弁当の実用的で理にかなった工夫や、戦国時代の雑兵の携行食「打飼袋」「芋茎縄」について触れた第一章、弁当2千人前・弁当長持15棹という江戸時代特有の師匠の花見における豪華絢爛な「花見弁当」を取り上げた第二章、「松花堂」の考案者・湯木貞一が茶道の精神を取り込み、「おもてなしの料理」へ昇華させたことを詳述した第五章、今日の料理人の心構えの基礎となって道元の「典座教訓」「赴粥飯法」などを紹介した第六章などがとくに面白い。

この本のいいところはまだある。重箱弁当を食べるようにどの章から読んでもいいように組み立てられている。手元に置いて二度、三度読みたくなるはずだ。

読んだ後は、「弁当」を食べる人はまったく別の味わい方を覚え、作る人は一段と心を込めることになること請け合いだ。

本音を明かせば、〝読まなければよかった〟と後悔したことが一つだけある。著者とは数年前、OSI(沖縄観光産業研究会)の勉強会で知己を得て、「和食文化」と「ファッション」の講話を拝聴した。小生より少なくとも1周りは年下だろうと思っていたが、著者プロフィールで年齢が〝暴露〟されている。小生とほとんど同じなのに驚愕した。なにも正直に書かなくともいいのでは…。 

「上げ底」はより美しく見せる弁当のテクニックではないですか、権代さん!

著者プロフィール 1950年生まれ。大阪府出身。日本女子大学卒業、立教大学大学院修了。日本航空㈱国際線客室乗務員・文化事業部講師を経て、ヒューマン・エデュケーション・サービス設立。1997年より(財)日本交通公社嘱託講師、国土交通省・観光庁・自治体の観光振興アドバイザーや委員を務める。2009年より横浜商科大学、文教大学、高崎経済大学の兼任講師(ホスピタリティ論、アーバンツーリズム、ライカビリティの心理と実践、他)。著書:『新現代観光総論』(共著、学文社、2019

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小生も40代の半ば、女房が死んだために約10年間、主夫を務め、小学生の息子2人を育てた。

食事だけはしっかり作ろうと、料理本を頼りに和食、中華、イタリアンは一通り作れるようになった。時間がないので途中でやめたが、昆布と鰹節で出汁をとり、鶏ガラでスープを取った。得意なのはカレーライスやラーメン、親子丼、チンジャオロース、八宝菜、回鍋肉、お好み焼き、リゾットなどだった。

給食のないときは、子どもに恥ずかしい思いをさせたくなかったので、前夜から弁当づくりに精を出した。

「キャラ弁」は作れなかったが、十八番は「松花堂」「幕ノ内」だった。「料理の五色」-つまり「野菜の緑、卵焼きの黄色、にんじんの赤、ご飯の白、豆やゴマの黒」(146ページ)などを必ず盛り込んだ。

フキの煮物、干し椎茸の含め煮、高野豆腐、身欠きにしんなど普通の主婦が作らないものも意識して盛り込んだ。イワシの煮物は骨まで食べられるよう圧力なべで煮た。手間暇がかかる空揚げ、肉団子などはスーパーで買ったものをそのまま入れた。タッパーに果物を入れることも忘れなかった。子どもが残したことは一度もなかった。

そんなに力を入れたのに子育てに失敗した。〝愛〟が欠如していた。母親のようにハグしなかったからだと気が付いたときは遅かった。

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大和ハウス工業は57日、政府から発表された「緊急事態宣言」の延長および「基本的対処方針」の変更を受け、「特定警戒都道府県」に指定されている13都道府県以外の39事業所について、マスク着用の徹底など感染防止措置を実施したうえで59日から業務を再開すると発表した。

 

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 厚生労働省のデータをもとに、55日現在の新型コロナウイルス感染者数と人口10万人当たり罹患率を都道府県別にまとめた。データの取り方がそれぞれ若干異なるので正確な数値でないことを断っておく。

感染者の数がもっとも多いのは東京都で、全体の31.1%を占めている。以下、大阪府、神奈川県、埼玉県、北海道、千葉県、兵庫県、福岡県、愛知県の順。

感染者が少ないのは、岩手県のゼロを筆頭に鳥取県、徳島県、鹿児島県、秋田県、長崎県、宮崎県、岡山県、島根県、青森県の順。

413日比では約4.4倍の富山県がもっとも多く、3.5倍の佐賀県、3.3倍の北海道、3倍の島根県と鳥取県、2.8倍の広島県、2.6倍の三重県が続く。

罹患率では33.9人の東京都がもっとも高く、以下、石川県、富山県、大阪府、北海道、福井県、千葉県、京都府、福岡県、兵庫県の順。

もっとみも低いのはゼロの岩手県をはじめ、鳥取県、鹿児島県、徳島県、岡山県、長崎県、宮崎県、秋田県、静岡県、青森県の順。

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シャガ

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 東京都は5月6日、新型コロナウイルス感染者が新たに38人判明し、うち12人(31.6%)が感染経路不明・調査中と発表した。

 感染者数は4日連続して100人を切り、4月27日の39人に次ぐ水準になった。感染経路不明・調査中の比率もこの10日間で5割を切る日が6日となった。70代以上の感染者は18人で、47.4%の高い水準にある。

◇       ◆     ◇

 これまで新型コロナウイルスPCR検査の「相談・受診の目安」とされてきた「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」が見直され、「息苦しさや強いだるさがあればすぐ」に改められるようだ。

 当然の変更だと思う。従来の厚労省の目安は「China CDCによると、2月11日までに中国でコロナウイルス感染症と診断された44000人のデータによると、息苦しい(呼吸困難)などの症状や血中の酸素濃度の低下などを認めない軽症例が80%以上と多くを占めており、呼吸困難が生じる重症や呼吸不全に至る重篤例は20%未満に過ぎないと報告されています」(同省ホームページ)とあるように、新型コロナを甘く見ていたような気がする。

 以前にも書いたが、小生などは37.0度を超えると動けなくなる。37.5度が4日以上続いても自宅で安静することなど全く考えられない。

 しかし、息子の経験からして、子どもは37.5度くらいでは普段と変わりなく動き回る。「寝てろ」と声をかけても全然聞かなかった。

 どんな病気でも「早期発見・早期診断」ではなかったか。ましてや人に移す厄介な病気だ。厚労省は医療崩壊を恐れるあまり、「8割は軽症」のデータを頼りすぎたのではないか。一度決めたことはどんなことがあっても改めない官僚体制は〝健在〟のようだ。

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