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「(仮称)富士見2丁目ビルリファイニング工事ASPRIME富士見千代田」

 青木茂建築工房とミサワホームは3月1日、「(仮称)富士見2丁目ビルリファイニング工事ASPRIME富士見千代田」の完成見学会を行った。参加者は約450名に上る見込みだ。

 昭和56年に建築された旧耐震の専門学校をミサワホームが取得し、同工房のリファイニング建築手法を用い、現行の基準に合致するよう耐震補強工事を行い、賃貸住宅への用途変更、増築・減築、エレベータの新設、大規模な模様替えを施した。

 完成後の賃貸住宅は、JR飯田橋駅から徒歩3分、千代田区富士見2丁目に位置する4階建て全16戸。専用面積は約28~57㎡。月額賃料は13万~25万円。9戸に申し込みが入っている。設計・監理・監修が青木茂建築工房。施工は大末建設。

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 プロジェクトについては、昨年11月に行われた解体工事見学会を取材しており、詳細はそちらの記事を参照していただきたい。

 プロジェクトの北側の隣接地でミサワホーム(事業比率70%)とトヨタホーム(同30%)の分譲マンションが予定されていることを関係者から聞いた。分譲は2年後のようだ。いったいいくらになるか。坪単価600万円に乗るかどうか。市況によっては700万円もあるか。

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ミサワホームとトヨタホームのマンション建築現場

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 記者は前回もそうだったが、道にまた迷い、見学会開始の10時に間に合わず、青木氏の挨拶は聞けなかったが、前回と同様、学校をリファイニングしたのでスパンが大きく、天井高も確保されていたので比較的容易だったことなどを話したそうだ。近く岡山の公共建築、福岡の商業ビル、東京都大田区の集合住宅も竣工すると話した。

 着ているジャケットがまた素晴らしかった。中身はどうか知らないが、衣はまさに(写真の通り)リファイニングそのものだった。とても今年古希を迎えるおじいさんに見えなかった。「先生、素晴らしいジャケットですね」「うん、イッセイミヤケ。これ、(自分に)合うんだよね」

 そこで隣にいた女性スタッフに「あれ、いくらですかね」と聞いたら、その女性は「さぁ、男性物はわからないけど10万円くらいするんじやないですかね」「えっ、10万円…」じっと記者の着ているスーツを眺めた。(男は中身だ!)

 言っときますが、読者の皆さん。わたしだって50代のころイッセイミヤケのピンクのシャツを買って、白いズボンを穿いてRBA野球の取材に着てたんですから。

 そこでイッセイならぬ一句。「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」(古今集)-時期はやや違うが、この日はとても暖かく、コートを脱いで見学に出かけた。浮き立つような取材ができた。

 もう一つ。この日の見学会の予定参加者は約450名だと聞いた。一度にたくさん押し掛けるとパニック状態になるので6回に分けるという。断った人もかなりあったそうだ。

 すごい数だ。あの「千駄ヶ谷」では約300名だった。450名は記録かもしれない。みなさん、「あおきしげる」をパソコンで検索していただきたい。まず当然ながら青木繁がヒットするはずだが、「青木茂」(記者はいつも記事に書いているから変換キーを押さなくとも「青木茂」になるが)は4番目くらいにヒットする。そのうち逆転するのではないか。

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青木氏

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これがイッセイミヤケだ

リファイニング建築の考案者 首都大学東京特任教授・青木茂氏が退官へ 記念講演会(2018/2/13)

ミサワホーム&青木茂建築工房 千代田区富士見のリファイニング建築見学会に250名(2017/11/9)

リファイニング建築のすごさを見た 「千駄ヶ谷緑苑ハウス」完成(2014/3/22)

カテゴリ: 2017年度

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木下長志氏「お別れの会」(京王プラザホテル東京で)

 既報の通り、今年1月11日に急性心不全のため死去した旧木下工務店の創業社長で日本ハウスビルダー協会理事長、日本住宅建設産業協会(現全国住宅産業協会)の理事長を務めた木下工業会長・木下長志(きのした・ながし)氏(享年92歳)の「お別れの会」が2月27日、都内のホテルで行われた。

 冒頭に参会者が黙とうをささげたのち、木下工業社長・小林伸氏が逝去に至る経緯などについて語り、続いて全国住宅産業協会会長・神山和郎氏がお別れの言葉を述べ、同副会長・牧山蒸治氏が献杯の音頭を取.る式次第によって執り行われた。

 遺族を代表して長男の木下正志氏(56)は、「姉が2人いるのですが、父は男が欲しかったらしく、大変かわいがられた。わたしは成人して中学校の教員になったのですが、26、27歳のとき『跡を継がないか』と勧められて木下工務店に入社しました。最初に配属されたのが柏市の営業所でしたが、水が合わなくて半年で入院することになった。結局、そこで辞めることになったのですが、わたしが跡を継いでいたら名前すら残らなかったはず。父は、皆さんにも仰っていただいたように土地を耕し、種を植え、花を咲かせた。偉大な父だった」とお礼の言葉を述べた。

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木下正志氏

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 他の取材があり、記者が駆け付けたときは散会するところだった。関係者に挨拶して、正志氏から逝去の状況について聞いた。紹介する。

 死去した1月11日とは正確には推定ということのようだ。木下氏は長野県飯田市の自宅に一人で住んでおり、その夜、いつものように自分で布団を敷き、着替えをして風呂に入ったまま心不全で亡くなったという。発見されたのは5日後で、診断した医師は「溺死状態だったが、急性心不全が死因で苦しまなかったはずだ」と話したそうだ。

 考えてみれば、生まれてきたまんまの裸で死ねるなんて母親の羊水にまた戻るようではないか。大往生だ。木下さん、さようなら。 

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昭和20年、松本五十連隊に入隊したときの写真も紹介されていた

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空手体操をし、住友ビルの641段の階段を上りおおりしていた木下氏

また昭和が消えた 建売住宅の雄 木下工務店の創業社長・木下長志氏(92)が死去(2018/2/8)

カテゴリ: 2017年度

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「ブランシエスタ王子」

 長谷工グループは2月26日、「住」・「商」・「育」の複合開発の街づくりを行う「北区王子5丁目プロジェクト」のエリア内に竣工した自社運営の賃貸マンション「ブランシエスタ王子」と介護付有料老人ホーム「センチュリーシティ王子」の複合施設の記者内覧会を開催した。公開された6つの賃貸コンセプトルームはどれも素晴らしく、「パイロット事業」と位置付けられている意欲がストレートに伝わってきた。

 物件は、JR京浜東北線東十条駅から徒歩6分、北区王子5丁目に位置する日本製紙所有の跡地で全体敷地は約43,000㎡。今回公開された賃貸と有料老人ホームは敷地面積約5,900㎡の10階建て。施工は長谷工コーポレーション・馬淵建設。賃貸は専用面積26.29~83.14㎡、平均月額賃料は15万円、平均坪単価は11,200円。貸主は長谷工ライブネット。入居開始は3月1日。介護付き有料老人ホームは自立型が60戸、介護型が30戸。運営はセンチュリーライフ。開所予定は4月。定員35名の学童クラブが併設されている。

 プロジェクトの特徴は、圧倒的な人気で早期完売した三井不動産レジデンシャル他「ザ・ガーデンズ東京王子」864戸が敷地南側にあり、今回の賃貸マンション、老人ホーム、認可保育園、学童クラブ、スーパーが併設される住」・「商」・「育」の街づくり行われること。

 今回の賃貸と老人ホームは、学童も併設されることからゆるやかなコミュニティを育む木造のパーティルームや一般も昼食時は利用可能な食堂が同一敷地内にあることが特徴。

 内覧会で長谷工コーポレーション執行役員・大門栄城氏は「人と人をつなげ、家族の多様性を包み込むのがコンセプト。パーティルームや中庭など多世代が交流可能な施設と、社内コンペによって提案したマーケットにないコンセプトルームを設置したのが特徴。パイロット事業でもあり、将来的には分譲へ反映させることも考えている」と語った。

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パーティールーム

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中庭

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 賃貸としては東十条で坪1万円をはるかに突破するのに驚いたが(分譲も高くなったが)、それでも全120戸のうち72戸が申し込み済みというからさらに驚いた。コンセプトルーム12戸にも6戸に申し込みが入っている。

 コンセプトルームが素晴らしい。これはもうすぐにでも分譲マンション企画に反映させることができると思った。

第一は1階の天井高が約2,700ミリあることだ。圧倒的な住空間が広がっている。しかも、エントランス側は〝料亭〟をイメージしたガラリ戸が玄関ドアとは別についており(一部除く)、しかも、表側からも土足で入ることもできるプランが用意されている。

 「キッチンスタジオのある家」(約55㎡)はリビング中央にデンとアイランドキッチンが据えてあり、壁面は淡いグレーのアール形状。

 「土間のある家」(約52㎡)は、土足でも入れるよう床はタイル張り。大型犬も飼育可能とか。天井が高いので小上がり部分も十分高さが確保されている。

 「ギャラリーフォールのある家」(約26㎡)は壁面をアートで飾り、寝室はロフト状の階上に設置されている。

 「パーティリビングのある家」(約83㎡)は、中央の突板仕様の床と大きなキッチンが備えられており、対照的な位置に3室と水回りが配置されている。3人でシェアすることも想定しており、そうすれば一人当たりの賃料は1万円くらいに抑えられるという(記者などは信じられないが、若い女性は抵抗感がないかも)。二重サッシが採用され、食洗機もついていた(他の住戸も食洗機がついていたかも)。

 「ごろごろできる家」(約53㎡)は、小上がり和室と縁側付き。

 10階の「猫と過ごす時間を楽しむ家」(約51㎡)は、逸走防止策が施されているのは理解できないが、猫好きにはたまらないプランなのだろう。賃料は約20万円で、他の住戸より1万円くらいたかいという。

 これとは猫と直接関係はないが、西加奈子さん著「きりこについて」(角川文庫)がお勧めだ。この前、広島に取材に行ったとき平積みになっていたので買ったのだが、帯に「日本一賢い猫が、あなたの呪縛を解きほぐす 自分を『ぶす』だと思っている全女子におくります」とあった。記者は女性に「ぶす」などと言ったことなど一度もないが、カープ女子は読むのかと思い、恥ずかしいからビニ本と同じようにカバーをかけてもらって読んだ。最高に面白い。

 「駅から7分以内」の本は絶対読んじゃだめだが、これは猫好きも猫嫌いも、「ぶす」も「美人」も大人も子どもも、男性も読むべし。賢い猫が導く人間再生のドラマだ。(どういうわけか東京の丸善本店には2冊しか在庫がないという。東京には「ぶす」はいないということか、それとも「ぶす」と思っていても手が出せないということか。カープ女子はえらい!。小説も「ぶす」はすべてゴシック)

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「キッチンスタジオのある家」

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「土間のある家」

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「パーティリビングのある家」の突板仕様の床

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「ごろごろできる家」

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「猫と過ごす時間を楽しむ家」(逸走防止というが猫はうっとうしいのが嫌いなのだと思う)

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 多世代がゆるやかに交流できるパーティールームは木造の平屋建てで広さは約50㎡。柱、垂木など構造材は集成材で、床はナラ、天井、壁はスギ、外壁はレッドシダーが使用されている。

 中庭は、老人ホーム、学童の側にあるのが約190㎡で、エントランス側にあるのが約150㎡。本物の竹が植えられているのが特徴。

 賃貸ラウンジには、堀木エリ子氏の光壁が設置されている。

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 見学時間が1時間くらいしかなく、他の取材もあり大急ぎで書いたのでうまくまとめられなかった。記者は「分譲」の視点でみたが、もうすぐにでも商品企画に生かせると思った。1階をこれほど高くすれば、売れ残ることはない。プランもむしろターゲットを絞り込んだほうが訴求力はあるのではないか。

 外階段などを歩くために用意されたスリッパの中にはカイロが入っていた。心づかいがうれしいではないか。「北区に住もう」はそれほど効果がなかったとも聞いた。

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1階外廊下

「ザ・ガーデンズ東京王子」販売好調 北区がPRポスター「住めば、北区東京。」(2016/9/18)

カテゴリ: 2017年度

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「LIFORK 大手町」ワークラウンジ

 NTT都市開発は2月22日、先に発表した新たなワークスタイル・ライフスタイルを実現する場「LIFORK 大手町」のメディア向け内覧会を行った。

 「LIFORK 大手町」は、地下鉄大手町駅直結の「大手町ファーストスクエアウエストタワー」1・2階に設けた延床面積約830㎡のコワーキング施設。「Creative Platform〜自分らしく、はたらく、つながる〜」をコンセプトに、コンシェルジュサービス付きの多彩なワークスペースやイベントスペース、ロ ードバイク用室内駐輪スペース、保育所などを併設している。

 クリエイティブディレクションは「トランジットジェネラルオフィス」、設計は同じ「トランジッ トジェネラルオフィス」と「KOKUYO」、グラフィックデザインには「STUDIO NEW WORK」、フードディレクションに「EAT TOKYO」、コーヒー監修に「OBSCURA COFFEE ROASTERS」などが担当する。

 「ワークラウンジ」の賃料はラウンジ会員が3万円/月、オフィス会員は38.4万~115.8万円/月、ドロップインが3,500円/日。ミーティングルームの使用料は2,200円/30分から。51.9㎡のイベントスペースの使用料は16万円/日。バイクポート使用料は15,000円/月から。

 高速Wi-Fi、翻訳・通訳、印刷・製本、資料リメイク、宅配ボックス、コーヒーサービス、飲食・カンファレンスなどのサービスが受けられ、ワークラウンジとバイクポートはシャワールーム付き。

 施設は、秋葉原駅前の「LIFORK 秋葉原」とともに4月2日にオープンする。

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「LIFORK 大手町」ワークラウンジ

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ステップ

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 施設は最高だ。もともとNTTの展示場などに使われていたのを改修したもので、1~2階の天井高は8mくらいある。1階の床はチーク材の突板で、ベンジャミンなどの観葉植物は本物が使われている。ソファーはもちろん本皮だ。

 提供されるコーヒーも飲んだが、こちらも記者がいつも利用するカフェより数段美味しい。料金も安く、自分で淹れる場合は100円くらいになるという。

 企業主導型保育園は、顔認証システムを採用し、子どもを抱えながら入退園できる。ラウンジ会員はシャワー室も利用できる。

 難点は酒やタバコがダメなことだ。これは「自分らしく人生を過ごすことができる」LIFORKの主旨とどう整合するのか。「秋葉原」担当の女性は「使い倒す」と表現したではないか。自己を管理できないような人は絶対にLIFORKを使いこなすことも使い倒すことはできないと思うがどうだろう。

 賃料・利用料金が高いか安いかよくわからないが、三菱地所が先に公開した新本社オフィスは仮に賃借すると社員一人当たりの賃借料は20万円/月と記者ははじいた。「LIFORK 大手町」の12.6㎡のオフィス賃料は3名定員で38.4万円/月だ。

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 スマートフォンすらまともに使えない記者はちんぷんかんぷんだが、自由な働き方が加速度的に進み、自分が場所・時間を選び管理する従来のオフィスとはちがったニーズが拡大するであろうということは容易に想像できる。

 いま国会で論議されている裁量労働制はそうした自由な働き方を進めるうえで極めて有効な制度だと思う。もちろん職種にもよるが、そのうちに労働時間という概念すらなくなる時代がくるような気がしてならない。労働者を時間で縛るような企業は生き残れないのではと思う。制度改革を進め、環境を整えるべきだ。

 保育施設については、電車を利用して子どもの送り迎えをする場合、駅にエレベータが付いていないとか、ラッシュ時に乗り切れないなどの課題もある。ユニバーサルの取り組みも加速させないといけない。女性だけに負担がかかるようにしてはならない。

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保育園(右は顔認証システム)

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バイクポート

NTT都市開発 企業主導型保育園併設のシェアオフィス「LIFORK(リフォーク)」始動(2018/2/10)

三菱地所の本丸を見た 機能一新 士気高揚 トマト最高 地所が新本社公開(2018/2/12)

 

 

 

 

カテゴリ: 2017年度

 大京グループのマンション管理事業を手掛ける大京アステージ穴吹コミュニティは2月15日、クオリカが提供する見守りサービス「あんしんリンク」を2 月21日より提供開始すると発表した。

 「あんしんリンク」は、離れて住む親に対して不安を持つ居住者に対して、スマートフォンやタブレット、パソコンなどから簡単に双方向でコミュニケーションを取ることができるサービス。

 例えば、親は家族からの問いかけに対して○×△マーク(「元気です」「すぐに連絡をください」「後で連絡をください」など)を押すことで簡単に回答できる。また、親世帯が外出しているのに人感センサーが動きを感知した場合や、親世帯の在宅時に、あらかじめ設定した温度以上に室温が上昇した場合、通報メールを発信する。

 料金は、両社の管理受託物件に入居する人は初期費用0円、月額1,944円(消費税など込)。

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 結構なことだと思う。しかし、スマートフォンからかかってくる電話をまともに取れない記者のような高齢者はどうするのか。音が鳴るだけで心臓麻痺を起こしそうになる人もいるはずだ。親から頻繁にメールが届いたらノイローゼになる子世帯もいるのではないか。

 いっそ、もちろん双方の了解の上だが、親の身体のどこかにタグを埋め込んで365日24時間、監視できるようにしたらどうか。人権団体から猛反対されそうだが。

 そのうちに、競走馬や肉牛と同じように生まれたときから識別番号を装着することが義務付けられる世の中にならないか。そうすれば犯罪は激減し、去勢馬のようにおとなしい平和な世界になる。

カテゴリ: 2017年度

 三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは2月15日、「(仮称)三井ガーデンホテル京都駅前」計画の概要を決定したと発表した。

 萩乃家が所有する土地に三井不動産がホテルを建築し、三井不動産ホテルマネジメントが三井ガーデンホテルとして運営を行うもの。開業は2019年夏を予定している。

 計画地は、JR京都駅(中央口)から徒歩3分、京都市下京区東洞院通七条下る東塩小路町に位置する敷地面積782.66㎡の10階建て延床面積5,212.53㎡。客室数136室(予定)。設計・施工は佐藤工業。

 これにより、同社グループの京都市内でのホテルは「京都三条」、「京都四条」、「京都新町 別邸」、「京都祇園」に続き5軒目となる。

カテゴリ: 2017年度

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いつもこのように賑わう「さくらカフェ」(NPO法人さくら茶屋にししば・阿部氏提供)

 今年1月23日付の当欄記事「第2回『』住宅団地再生連絡会議』」で、「8つの先進事例で一番面白かったのはNPO法人さくら茶屋にししば・岡本溢子氏(74)と阿部茂男氏(68)の報告だった」「必ず取材してレポートする」と書いた。約束通り、先週の木曜日(8日)、その活動拠点「さくら茶屋」と「さくらカフェ」を訪ねた。

 「さくら茶屋」は、京浜急行金沢文庫駅から徒歩15分、横浜市金沢区の西武不動産(当時)が昭和40年代に開発した「西柴団地」(約1,700区画)のヒルトップに位置している。2階建て木造の1階部分の空き店舗を利用したものだ。広さは20坪くらいか。

 横浜市の「まち普請」コンペに当選し2005年にオープンして以来、様々な活動を展開し、2006年には国土交通省の「街づくり功労賞」を受賞し、メディアにもしばしば取り上げられている。

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以上、阿部氏提供

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 この種の昭和40~60年代にかけて分譲された首都圏近郊の大規模団地がバブル崩壊と加速する少子高齢化の波に飲み込まれ、コミュニティの維持が困難になり、瀕死の状態に陥っているところもある。5年前、ある「限界集落」をレポートしたときは、影響が怖くて団地名を伏せたほどだ。

 「西柴団地」を中心とするこの地域の高齢化率は、区の高齢化率27.7%(横浜市全体は23.6%)を超えるのは間違いない。にもかかわらず、困難をもろともせず「終の棲家としてこの街を愛し心豊かに楽しく暮らせることを願って」(NPOホームページ)活動している。

 取材の目的はただ一つ-その元気はどこから湧いてくるのか-それを自分の目で確かめることだった。

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「さくら茶屋」(左)と「さくらカフェ」

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レンタルボックス

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 午後1時過ぎ。「さくらカフェ」はお年寄りであふれかえっていた。恒例の「朗読会」で、参加者は約20名。川崎洋、井上ひさし、谷川俊太郎、河合酔茗、茨城のり子などの作家、詩人の名作をみんなで朗読するのだそうだ。(特養や老人ホームのお遊戯とはまったく異なるはず)

 「さくらカフェ」は満席なので、すぐ近くにある「さくら茶屋」に場を移して、取材目的の一つである人気ランチを食べることにした。地元の白ワイン1杯と日替わり中華ランチを注文した。1,080円。

 隣の席では、かつては小野小町か大和撫子かともてはやされたに相違ない女性二人が同じランチを食べていた。西宮市出身のAさん(84)と北海道出身のBさん(88)だ。(記者は嘘を言わない。お二人の顔はさくら色に輝いていた)

 早速、声を掛けた。岡本さんに仲介役になっていただき、写真を撮らせてもらうことにも成功した。以下、二人の会話。記者は、麺がのびるのもお構いなしに二人の会話にほとんど口を挟まず聞いた。

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岡本さんがお勧めの地ワイン「おっぱまワイン」

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記者が食べた「中華ランチ」600円(これに仲間が作ったスモークチーズを頂いた)

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 「ここを買ったのは昭和54年。西武不動産が高級住宅地という触れ込みで建て売りで分譲したの。当時、久我山の社宅に住んでいて、磯子プリンスホテルで抽選があるというので夫は朝4時半に起きて、並んで当選したの。土地が75坪。確か1,000万円くらいだった。バブルのころは1億円以上の値が付いたけど…。不動産屋が売ってくれって言ったけど、買ったらまた同じくらいの値段がするから同じことよね。今? 売らないわよ。不動産さん屋に聞くと、土地が広すぎて値段が高くなるから売れないんだって。でも、ここは温かい、気持ちが。喧嘩などしない。海も近いし、公園もある。夫が死んでから18年かしら。息子が1人いるけど、住んでいるのはわたし一人」

 「わたしの夫は銀行員。25歳で札幌から出てきたのよ。若かったわね。最初に日吉に住んで、そして目黒の社宅だったわよ。うちは74坪。安かったよね。子どもは2人。息子が5年生、下の娘は2歳半のときよ。娘は日航。だから飛行機はただ。北海道? もう親も死んじゃったし、帰ることはないわね。そう、いまは息子夫婦と住んでるの。息子? 今年61歳になるのかしら」

 「Bさんは苦労してるよね。でも若い。ビンビン」

 「…49歳で未亡人になっちゃった。そう、(夫は)病気で死んだの。銀行だったから、保障されてたし、生活は困らなかったわね。わたしね、洋裁をやっていてね、三越の養成所で学んだの。だから、結構繁盛して、次々に注文が舞い込んだの。紳士服も作ったわよ。ほら、ここの椅子のカバーも布は寄付だけど、わたしが拵えたの。いま着ているセーターも自分で編んだのよ。ここはいいわよ、誰かに会える。毎日来てるわよ。時間無制限。食事して、コーヒーを飲んで、馬鹿言って。これからまたお友だちのところへ行くの」

 隣の八百屋の主人(73)にも話を聞いた。「実はわたしは脱サラ。40年やっている。当時は魚屋、米屋、肉屋…何でもあったが、どんどんなくなって。豆腐も地元の手作りのものを置いているし、魚も変なものは売れない。みんな知ってるから。吟味している。花も置いているが、結構売れる。そう、さっきも5,000円の注文があった。後継者? わたしの息子は継がないが、仲間の息子さんがよくやってくれている」

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Aさん(左)とBさん(いわゆる取材用の〝さくら〟じゃありません。たまたま居合わせたさくら色のお二人です)

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 記者が「奇跡の街」と呼ぶ街がある。山万の「ユーカリが丘」だ。このユーカリが丘の開発が始まったのも昭和46年だ。山万はその後、他の事業を捨て、自ら退路を断ってこの街とともに生きていくことを決めた。掲げるスローガンは「千年優都」だ。(「奇跡の街」と「ユーカリが丘」で検索したら、どこかのライターが同じ「奇跡の街」と書いていた。最近だ。村上龍氏もそう呼んだらしいが、これはいかがなものか。気安く呼んでほしくない。ずっと街を見続けているから言えるのだ。記者は10数年前からこう呼んでいる。見出しにも魂を込める)

 この街もまた居住者自らが主導する「奇跡の街」だ。神輿を担ぐ人も乗る人も見る人もみんな〝身内〟だ。〝一人はみんなのために、みんなは一人のために〟-もはやこの言葉は死語かと思っていたが、どっこい生きている。

 平成28年度のNPO法人さくら茶屋にししばの事業報告書には、サロン事業でのランチ提供件数は10,222食で過去最高、歌の集いなどの夜話参加者は延べ403名、認知症カフェ参加者は244名、体操教室には274名、認知症予防のぼたんの会参加者は171名、買い物支援件数は176件、ポールウォーキングには377名、2,800世帯を対象にした毎月発行の広報誌発行には20人が携わり、朝7時30分から8時までの小学生の登校前の朝塾には5名が従事しているなどの数字が並ぶ。収益約1,450万円に対し費用は約1,314万円。人件費はゼロ。ほとんどがボランティアによって賄われている。

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「西柴団地」のメインストリート

「さくら茶屋にししば」など全国先進事例を報告 第2回「住宅団地再生連絡会議」(2018/1/23)

奇跡の街〟山万「ユーカリが丘」「電気バス社会実験」出発式(2009/4/24)

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「Business-Airport Kanda」エントランス 

 東急不動産は2月13日、会員制会員制サテライトオフィス「Business-Airport」の6店舗目となる「Business-Airport Kanda」を3月30日に開業すると発表した。

 東京メトロ銀座線神田駅から徒歩1分、千代田区神田鍛冶町三丁目に位置する約710㎡。サービスオフィス27室、シェアワークプレイス、ミーティングルームなど。運営は同社の100%子会社ライフ&ワークデザイン。賃料はシェアワークプレイス会員のプライベート会員9,000円/月(利用時間8:00~10:00、17:00~20:00のみ利用可)、マスター会員30,000円/月、アドレス会員60,000円/月。サービスオフィス会員100,000円~/月。

 同社はこれまで会員制会員制サテライトオフィス「Business-Airport」を「青山」「品川」「東京」「丸の内」「六本木」に開設している。

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青木氏の退官記念講演会(首都大学東京 南大沢キャンパスで)

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青木氏

 「リファイニング建築」の考案者である首都大学東京特任教授・青木茂氏が平成30年3月末で退官するのを記念する講演会が2月10日、同大学南大沢キャンパスで行われた。大学の関係者のほか設計、不動産、建築、金融機関など幅広い分野から定員いっぱいの約200名が集まり、青木氏の最後の講演に耳を傾けた。

 青木氏は、「首都大学での10年を振り返って」と題し、約1時間30分にわたり、リファイニング建築を中心にこれまでの波乱万丈を語った。

 一級建築士の資格を取得し事務所を開設して間もないころ、転機となった安藤忠雄氏との出会いについて、「車を買うために貯めていた100万円を、妻の了解を得て、安藤氏が企画したヨーロッパ旅行に注ぎ込んだ。旅行中、安藤氏からは『お前、なにも知らんなぁ、阿保やなあ』と言われ続けた。この前、お会いしたとき初めて褒められた。この間35年間を要した」などと会場を笑わせた。

 最後は、「リファイニング建築はマニュアルや指針はまだ日本にはない。調査・企画・再生設計・工事監理の一連の流れと、金融機関との資金調達の枠組みは構築できた。優秀なスタッフも育っており次の世代へつなげたい」と締めくくった。

 退官後にやりたい仕事については、「分譲マンションの再生に取り組みたい。合意形成など大きな壁があるが、行政を巻き込んでスムーズに再生できるようにしたい」と語った。

 記念講演後は南大沢駅近くで退職記念祝賀会を盛大に行った。参加者には全員、青木氏の近著「リファイニング建築が社会を変える」(建築資料研究社)がプレゼントされた。

 青木氏は1948年生まれ、69歳。大分県出身。1971年、近畿大学九州工学部建築学科卒。1977年、アオキ建築設計事務所設立。1990年、青木茂建築工房に組織変更。2006年、首都大学東京大学院工学研究科非常勤講師。2007年、東京大学工学博士号取得、同年、東京事務所開設。2008年、同大学戦略研究センター教授(~2012年)。2013年、同大学特任教授、現在に至る。グッドデザイン賞、日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)など多数受賞。著書は「再生建築 リファイニングで蘇る建築の生命」(2009年、総合資格)など多数。

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青木氏について語る上野学長

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吉川氏(左)と関係者による花束贈呈

以下、主な参加者のコメント。順不同

 首都大学東京教授・吉川徹氏 先生は耐震偽装の時にデビューされ、その後、八面六臂の活躍をされた(メインは青木氏であることを弁えてか、いつもの軽妙な発言はなかった)

 首都大学東京学長・上野淳氏 当時、深尾先生と相談し、世界で一流だったらということで通常の特任教授の採用枠を超えて青木先生を招いた。なによりみんなを元気にしてくれた。わたしと青木先生、深尾先生は同学年の同期(上野氏と青木氏は今年70歳・古希を迎える)

 首都大学東京名誉教授・深尾精一氏 (すごいですね、最近の国土交通省の難しい問題はすべて先生が長として解決されているが)〝困ったときの深尾だよ〟(まんざらでもなさそうだった)僕はまだ68歳だよ

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〝われら同期同学年の古希トリオ〟左から深尾氏(僕はまだ68だよ)、11月に70になる青木氏、8月で古希を迎える上野氏

 都市環境研究所・平嵜大地氏(平成27年3月卒) 先生は学生が圧倒されるエネルギーがある。金融機関と連携することまで仕組みをつくられた。今のコンサルの仕事に役立っている。タイでのワークショップで椙山女学園大の彼女と知り合い、今春結婚することになったが、先生が仲人のようなもの。感謝しかない

 環境未来フォーラム代表理事・前田武志氏(元国土交通大臣) 〝青木ファン〟の一人。わたしは〝コンクリから人へ〟がスローガンだった民主党政権の時に国交大臣になったが、旧耐震などのコンクリ建築物を再生するという、持続可能な国づくりを進めるには青木先生以外にないと思った。この先2025年問題など難しい問題が山積している。先生のリファイニングを何とかシステム化できないか 

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前田氏

 林製作所総務部長・林博之氏  父(78)が「林マンション リファイニング工事」のオーナー。わたしは3代目。あそこにずっと住んでいた

 軽石実一級建築事務所・軽石実氏 わたしは構造が専門。建築全体の中で構造は2~3割。先生は総合的に把握されているからものすごく楽

 建築家・難波和彦氏(東京大学名誉教授)青木先生の博士号論文はわたしが主査として審査した。「住みながら再生」というハードルがもっとも高いテーマを選ばれた。天職といってもいいいが、青木先生は誰も真似ができないリノベーションに関する暗黙知のようなものを持っておられるように思う。僕も71歳だが、青木先生にはあと10年は頑張っていただきたい

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難波氏

 ミサワファイナンシャルサービス社長・田中博臣氏 今度3月1日にも富士見2丁目ビルのリファイニングが竣工する

 三井不動産ソリューションパートナー本部レッツ資産活用部部長・井上純氏 分譲マンションは区分所有法の壁があるので…しかし、ワンオーナーの賃貸はこれからも継続して先生にお願いしたい

 太陽エコブロックスAM営業推進部副部長・大谷卓也氏 当社の社長は先生と30年来のお付き合い。昭和61年に竣工した本社屋は安藤忠雄先生の設計・監理

 コプラス設計部マネージャー・永久正浩氏 これからメディアに発信できる案件がいくつかある

◇          ◆     ◇

 記者は最後列で聴きながら、参加者の様子もしっかり眺めていた。定員いっぱいの会場は、席を立つ人は言うまでもなく、それこそ水を打ったように静まり返った。しわぶき一つ聞こえず、舟をこぐ不届き者など一人もいなかった。青木氏の最後の講義を聴き逃すまいと耳をそばだてていたに違いない。

 時々、少なくとも5回は青木氏が発するジョークに対する笑い声が漏れた。それは建築の専門家でなくては理解できないような隠語ではなく、今年古希を迎える青木先生の活舌に問題があるわけでもなく、素人の記者でも理解できる内容だと思ったが、安藤氏との出会いのくだり以外はさっぱり聞き取れなかった。相当耳が遠くなったことを自覚させられた。

 講義が始まって1時間20分が過ぎた頃か。講演などを聴くのは1時間が限度の記者は〝いつまで続くのだろうか〟と考えていたら、だしぬけに、咳がこみ上げてきた。これ幸いと、そっと会場の外に出た。

 寒い外では学生さんらしきスタッフが受付を行っていた。「さすがですね、首都大学は。居眠りする人など誰一人いない」と声を掛けたら、「好きなことをしゃべり、聴いているだけですから」とこともなげに答えた。

 ついでにタバコを吸おうと思い、喫煙室を尋ねたら「うちの大学は喫煙室は多いほう」とそのスタッフは喫煙室近くまで案内してくれた。学内での全面禁煙を実施する大学は増えているが、さすが首都大学東京だ。

 タバコをゆっくり吸い終えて会場に戻ったら、ちょうど講義が終わった時だった。拍手喝采が会場を満たした。花束贈呈に間に合ってよかった。

「多摩NTにおける人的不良在庫」 吉川徹・首都大教授が軽妙発言(2016/6/6)

三井不&青木茂建築工房 築52年の市場性ない共同住宅をリファイニングで再生(2017/10/16)

 

 

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「LIFORK 大手町」

 NTT都市開発は2月9日、新たなワークスタイル&ライフスタイルを実現するシェアオフィス事業「LIFORK(リフォーク)」を立ち上げ、同社の旗艦ビル「大手町ファースト スクエア」と「秋葉原UDX」内に「LIFORK 大手町」「LIFORK 秋葉原」を4月にオープンし、施設内に企業主導型保育園「ワイナKids 保育園」を順次開園すると発表した。

 「LIFORK」は、多様な働き方が浸透する中、一人ひとりがより自由に、スマートに、場所・時間を選び、自分らしく働き、そして自分らしく人生を過ごすことができるようサポートする。

◇       ◆     ◇

 記者が勤務する丸の内北口ビルの2階にはポピンズが運営する東京都の第1号「コンソーシアム型」事業所内保育施設「ポピンズ ナーサリースクール丸の内」が入居している。

朝夕、小さいお子さん連れのお父さんやお母さんを見かける。施設の中に入ったことはないが、他のポピンズの保育施設は見たことがある。

 「育・職近接」は結構なことだ。街とは、赤ちゃんも子どもも大人も、金持ちも貧乏人も、いろいろな階層の人が群れて住むのが本来の姿だ。子どもを抱えた会社員の姿を東京のど真ん中で見ることができると、とても幸せな気分になれる。

 問題は朝夕のラッシュだ。電車が混んでいるときは一つ乗り過ごすことになるのだろうが、そんなことをしていたらいつまでたっても乗れない。「女性専用」もいいが、父親でも母親でも乗車できる「親子専用」車両も設けるべきだ。あとは駅のバリアフリー化だ。小さなお子さんをバギーカーに乗せた若い女性が、エレベータ・エスカレータがない駅の階段前で立ち往生しているのを見たことがある。(手伝わない記者がいた)

 わが国はユニバーサルデザインの視点が決定的に欠けている。

 

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