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 大東建託は4月30日、2026年3月期決算を発表。売上高19,847億円(前期比7.7%増)、営業利益1,352億円(同13.8%増)、経常利益1,391億円(同7.5%増)、純利益990億円(同5.5%増)となり、過去最高益を更新、増収増益を達成。アスコット社の子会社化などによる不動産開発利益が増加した一方で、販管費が減少したのが増益に寄与した。年間配当金は150.4円(期初計画比13.4円増)の予定。

 セグメント別では、建設は売上高5,442億円(同0.6%増)、総利益1,381億円(同1.0%増)、営業利益451億円(同4.2%減)。労務費、資材費の高騰を受けたが、価格改定が利益率を下支えした。賃貸住宅のオーナーからの建築受注は減少したが、同社が土地を取得し、オーナーに販売する不動産販売が大幅に増加。中層化比率、建て替え比率が上昇した。受注単価は15,713万円(同162万円増)。

 不動産賃貸は、売上高12,030億円(同3.3%増)、売上総利益1,408億円(同5.9%増)、営業利益855億円(同6.5%増)。家賃ベースの入居率は98.0%(同0.2ポイント増)。貸家着工戸数3078,906戸に対する同社着工戸数比率は11.9%(36,679戸)。

 不動産開発は、売上高1,470億円(同186.5%増)、総利益323億円(同174.7%増)、営業利益185億円(同259.8%増)。買取再販・開発販売などの収益不動産事業利益が111.3億円増、アスコット社連結利益が82.2億円増となった。

 2027年3月期業績予想は売上高20,500億円(前期比3.3%増)、営業利益1,420億円(同5.0%増)、経常利益1,400億円(同0.6%増)、純利益1,080億円(同9.1%増)。予定しているTHEグローバル社の子会社化による数値は未織込。年間配当は163円(前期比12.6円増)の増配予想。

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 同社は同日、2026年3月期決算説明会を開催。記者団からの中東情勢の業績への影響についての質問に対し、同社代表取締役社長執行役員CEO・竹内啓氏は「予測不可能」としながら「中計最終年度である2026年度計画の売上高2兆500億円、営業利益1,420億円、ROE20%達成は何としてもやり遂げたい。メーカーなどとよく話し合い資材を確保する」と強い意欲を示した。

 アスコット社の子会社化に加え、THEグローバル社の子会社化について「もともとは一緒の会社。シナジー効果は大きい。すでにTHEグローバル社の複数の開発案件に当社が施工している」とし、分譲マンション事業の再拡大についても「当然、そのような流れになる」と強化することを示唆した。(この件については稿を改める)

 また、今年の地価公示上昇率で名古屋圏は、地方4市(札幌、仙台、広島、福岡)だけでなく全国平均を下回るなど〝地盤沈下〟が目立つことについて「福岡は縁あって不動産開発に参画しているが、地元の不動産会社が頑張っている。名古屋圏は当社発祥の地。機会があれば活性化に貢献したい」と語った。

大東建託 TOBによりTHEグローバル社を子会社化双方はなにを目指すのか(2026/4/18)

新型コロナ 不動産業界再編促すか アスコットTHEグローバル社を連結子会社化 (2020/11/14)...

 

 

 

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 野村不動産ホールディングスは4月24日、2026年3月期決算を発表。売上高9,425億円(前期比24.4%増)、事業利益1,473億円(同+17.8%増)、純利益828億円(同10.8%増)となり、浜松町ビルの建替に向けた減損などの特別損失が発生したが、売上高・各利益は過去最高となった。

 住宅セグメントの分譲の売上高は3,111億円(同9.3%増)、計上戸数は3,473戸(同287戸減)、粗利益率は26.6%(同0.4ポイント減)。27/3月期予想は売上高3,500億円(同12.5%増)、計上戸数3,800戸(同326戸増)。計上売上高に対する26/3月期末の契約進捗率は59.3%。

 26/3期の用地取得は2,060億円(1,270戸)で、期末ストックは売上高25,700億円、戸数17,700戸。この他、再開発・建替案件4,000戸に参画済み。

 収益不動産の売上高は292億円(同61.3%増)、粗利益は134億円(同235.0%)。賃貸住宅のほかシニア住宅やホテルの売却が寄与した。

 都市開発セグメントの売上高は3,247億円(同52.2%増)、事業利益は539億円(同29.6%増)。オフィス・物流施設・商業施設等収益不動産の売却が寄与した。

 空室率は、「BLUE FRONT SHIBAURA」(26/3期4Qから空室率算入)の影響などにより14.3%(「SHIBAURA」を除くと6.4%)に上昇したが、「SHIBAURA」は全館成約済みで、2026年9月には満床稼働予定。

 海外セグメントは、売上高37億円(同56億円減)、営業損失47億円(前期は営業利益17億円)。ベトナムの分譲住宅の計上戸数の減少により減収減益。総事業費(同社持分)約8,400億円分の投資を確保している。

 仲介・CREセグメントは、売上高643億円(同71億円増)、営業利益189億円(同24億円増)。売買仲介取扱高や取扱件数の増加、ミドルにおける売買仲介取扱高の増加などにより増収増益。

 2027年3月期の業績予想は、売上高10,800億円(前期比14.6%増)、事業利益1,500億円(同1.8%増)、純利益860億円(同3.8%増)、年間配当金44.0円(同4.0円増)と、住宅分譲が好調に推移することや資産運用セグメントの運用資産残高の増加などにより、売上高、各利益は過去最高となる予想。事業利益は、長期経営方針で定めた28/3月期目標1,600億円を上回る進捗。配当金は15期連続の増配を予想。

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大東建託は46日、THEグローバル社の普通株式の全て(親会社であるSBIホールディングスが保有する株式所有割合51.95%、4,705,000株と自己株式を除く)を11,280円(買い付け代金約174億円)で公開買付けにより取得すると発表したが、THEグローバル社株式の9.88%、2,795,600株を所有する旭化成ホームズが公開買付けに応募することを決めていることから、買付け期限の522日までにTOBが成立することがほぼ確定している。

成立後、THEグローバル社のSBIホールディングス保有株式の自己株式取得に必要な資金提供を大東建託が行い、最終的にTHEグローバル社の完全子会社化を目指す。取得総額は約724億円。

大東建託は、中期経営計画(20242026年度)で掲げる不動産投資額1,000億円の達成を含め、2030年までに不動産開発事業セグメントを柱の一つとすることが可能となったとしている。

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 今回のTOBについては、昨年3月、旭化成ホームズとTHEグローバル社が業務資本契約を締結し、旭化成ホームズがTHEグローバル社の株式の9.88%を取得したばかりなので、いささか驚いた。

 ただ、その2カ月前、大東建託は、かつてTHEグローバル社の親会社だったアスコット株式を公開買付けにより取得し、子会社化しているので、一連の流れとして読めなくはない。

 問題は、大東建託とTHEグローバル社は何を目指すかだ。THEグローバル社は〝ウィルローズ〟マンションを供給しているが、最近は少なくなっており、20256月期決算の売上高617億円のうち分譲マンションは85億円(13.8%)しかなく、ほとんどは517億円(83.8%)の収益物件が占めている。マンション市場は大手の寡占化が進んでおり、市場も縮小している。

 今後もこのスキームを継続するのか、それともマンション開発に再び力を入れるのか注目される。大手による中堅デベロッパーのM&Aは続くのではないか。

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 ナイスは4月10日、同社グループの社有林(約2,428 ha)が育む水資源かん養量は年間8,175千㎥、、水資源かん養貢献量は年間4,852千㎥となり、同社グループの年間水使用量50千㎥(2025年3月期)の約100倍に達し、水資源かん養貢献量が同社グループの事業活動で利用する水使用量を上回る「ウォーターポジティブ」であることを確認したと発表した。

 森林には、二酸化炭素吸収や生物多様性保全などの機能のほか、洪水の緩和や水資源の貯留、水質の浄化などの水源かん養機能があり、水資源かん養量とは、森林づくり活動を実施している林地における水源かん養効果を定量的に把握するための指標。

 

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Screenshot 2026-04-01 at 17-58-52 【積水ハウス】2026年度 積水ハウスグループ 新入社員歓迎会 - 【積水ハウス】2026年度 積水ハウスグループ 新入社員歓迎会.pdf.png
積水ハウス「「新入社員歓迎会」

 積水ハウス4月1日、同社が事業参画している「グラングリーン大阪」で「新入社員歓迎会」を開催した。「入社式」ではなく「歓迎会」としたのは2023年度からで、当日は、積水ハウスの企業CM「帰ろう。」の楽曲を担当する「Homecomings」によるミュージックライブや、“「わが家」を世界一幸せな場所にする”をグローバルビジョンに掲げる同社への理解を深めてもらうたる様々な工夫を凝らした。

 また、第2部では、歓迎会に参加しているグループ会社の全新入社員784名が、アジア初上陸の大規模フードマーケット「タイムアウトマーケット大阪」に集結し、交流会を実施。ランチ会や自身の「幸せを感じる瞬間」を記載したこの日限りのオリジナル名刺の交換会を行うなど、部署や地域を越えたつながりが生まれ、新入社員同士の一体感を育むカジュアルな交流の場にした。

 


 

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仲井氏(「グラングリーン大阪」屋外で) 

皆さん、本日は新入社員歓迎会にご参加いただき、誠にありがとうございます。そして、数ある企業の中から積水ハウスグループを選び、この場に来てくださった皆さんに、心から感謝を申し上げます。

私たちは、この日をあえて「入社式」ではなく、「新入社員歓迎会」と呼んでいます。それは、「入社おめでとう」という気持ちと同時に、「積水ハウスグループに来てくれてありがとう」という、歓迎と感謝の思いを込めているからです。皆さんには、ぜひその気持ちを受け取っていただき、この時間を楽しんでいただきたいと思います。

この場所から望む梅田スカイビルは、33年前に当社が開発した建物です。今では世界的にも高く評価され、多くの方が訪れる建築となっています。さらに、この会場であるグラングリーン大阪についても、当社は JV(共同事業体)の一員として開発に参画しています。まちびらきが進むこの場所で、皆さんを歓迎できることを、大変うれしく思っています。

今年、皆さんをお迎えするにあたって、人財の面でも変化を感じています。積水ハウスグループでは、多様な価値観や感性を大切にしてきました。実際に、積水ハウスグループの女性正社員比率は29.8%(2024年度)となっており、建設業界の中でも高い水準にあります。さらに、今年度は積水ハウス単体の新入社員において、女性比率が 50%を超えました。積水ハウスグループが、いかに多様な力を生かしながら成長していく会社であることが、お分かりいただけるかなと思います。

さて、今日から皆さんは社会人です。社会人とは何か。いろいろな定義があると思いますが、私は、社会人とは「世の中に価値を与える立場になった人」だと考えています。

皆さんは今日から、社会の一員として、自らの仕事を通じて何らかの価値を世の中に提供する立場になります。

たとえば、プロ野球選手であれば、プレーを通じて人々に感動を与える。音楽家であれば、音楽を通じて人々の心を動かす。それぞれが自分の力で社会に価値を届ける。それが社会人です。

そう考えたとき、皆さんは積水ハウスグループを通じて、世の中に価値を提供しようと選択されたのだと思います。住まいを通じて人々の暮らしを支え、幸せをつくるという道を選ばれました。

積水ハウスグループには、世の中に価値を届けるための多くの資産があります。ブランド力、設計力、提案力、そして耐震性、断熱性、バリアフリーなどの高い技術力。さらに何より、長年にわたり住まいづくりを通じて築いてきた、お客様とのつながりがあります。皆さんには、そうした資産を大いに活用しながら、お客様に、社会に、新しい価値を届ける社会人へと成長していただきたいと思います。

私は、経営には「守るべきもの」と「変えていくもの」の両方があると考えています。守るべきもの、それは企業理念「人間愛」です。

今日皆さんには、創業から30年までの歩みをまとめた社史をお配りしています。

当社は創業65年を迎えていますが、その最初の30年間には、先輩たちの苦労と挑戦、そして現在の積水ハウスの原点が詰まっています。工業化住宅というビジネスモデルを築き、技術を進化させ、何よりも「お客様第一主義」を貫いてきた歴史です。

この本を読むことで、当社の企業理念がどのように生まれ、受け継がれてきたのかを感じていただけると思います。ぜひ、早い段階で手に取っていただきたいと思います。

一方で、変えていくべきものもあります。新たな価値を創造する私たちの合言葉は「イノベーション&コミュニケーション」です。私は、この言葉こそ、若い皆さんの力で体現してほしいものだと思っています。

何か思いついたら、すぐに同期や先輩、職場の仲間に相談する。コミュニケーションを通じてアイデアを磨き、深め、形にしていく。ある

いは、会社や部署が違っても、同期同士でつながり、意見を交わす中で新たな発想が生まれる。

イノベーションが先か、コミュニケーションが先か。それはどちらでもよいです。

大切なのは、常に人とつながり、対話し、その中から新しい価値を生み出していくことです。

今日ここに集まっている同期の存在は、皆さんにとってかけがえのない財産です。気軽に相談し合い、励まし合い、ともに学び合える仲間として、ぜひ大切にしてください。

「イノベーション」と聞くと、何か特別で大きな発明をしなければならないと感じるかもしれません。

しかし、私が皆さんに期待しているのは、決してノーベル賞級の発明ではありません。

「こうすればお客様にもっと喜んでいただけるのではないか」

「こうすればもっとサービスがよくなるのではないか」

そんな日々の小さな気づきこそが、イノベーションの出発点です。

お客様のことを真剣に考え、一生懸命に仕事に向き合っていれば、必ずアイデアは生まれます。

当社には、そうしたアイデアを形にする場として、「SHIP」があります。毎年、皆さんから寄せられる新しい発想に触れられることを、私はとても楽しみにしています。ぜひ柔軟な発想を持ち続け、若い感性を存分に発揮してください。

そしてもう一つ、皆さんに大切にしてほしいのが「キャリア自律」です。

積水ハウスグループの事業は、戸建住宅、賃貸住宅、リフォーム、不動産、まちづくり――どの分野も奥深く、学ぶべきことが数多くあります。しかしその分、一つひとつを身につけていく喜びがあり、自分の世界を広げていく楽しさがあります。

ある分野で力をつけたら、次の分野へ挑戦する。自分の意志で学び、自分の意志でキャリアを切り拓いていってほしいと思います。

皆さん一人ひとりが、自らの可能性を広げ、大きく成長していくことを期待しています。

また、当社は今、先人たちが築いてきた世界最高水準の技術をアメリカへ展開しています。

アメリカの住宅事業を、積水ハウスの技術レベルへと引き上げていこうという思いのもと、事業を進めています。

積水ハウスは、まさにグローバルな会社へと進化しつつあります。その成長を、皆さんとともに実現していきたいと考えています。

最後になりますが、当社のグローバルビジョンは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”です。

住まいを通じて、お客様をどれだけ幸せにできるか。そのために、イノベーションとコミュニケーションを重ね、より良い価値を生み出し続けていく。その思いを、このビジョンに込めています。

そして、お客様を幸せにするためには、まず皆さん自身が幸せであることが大切です。幸せとは難しい言葉のようでいて、実はとても身近なところにあります。友人を大切にすること。家族を大切にすること。

日々のつながりを大事にすること。そうしたことの積み重ねが、人生の幸せにつながっていくのだと思います。

どうか健康を大切にし、よく働き、よく休み、メリハリのある毎日を送ってください。その積み重ねが、仕事の成果にも、皆さん自身の豊かな人生にもつながっていくはずです。

皆さんはこれからの積水ハウスグループの未来を創る存在です。私は、皆さん一人ひとりの活躍に大いに期待しています。

以上をもって、私からの歓迎の言葉といたします。今日は本当におめでとうございます。

 

 

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明嵐氏 

36名の新しい仲間たちの入社を役職員一同、とても楽しみにしていた。

これから始まる社会人生活の舞台に、当社を選んでもらえたことを非常にうれしく思う。新入社員らしいフレッシュな視点で、会社に新しい風を巻き起こしてくれることを期待している。

当社は「暮らしに、いつも新しいよろこびを。」という経営ビジョンのもと、設立から 15 年の間、主力事業である分譲マンション「ザ・パークハウス」に続き、賃貸マンション「ザ・パークハビオ」、有料老人ホーム、学生マンション、フレキシブルリビング賃貸マンション、ホテルコンドミニアムなど、様々な事業に挑戦し大きな成長を遂げてきた。

今年度から5年間の新長期経営計画がスタートする。

スローガンは「Beyond Next Door」。未来の扉を全員で開くという決意を込めた。

先人たちの努力により築き上げてきた実績やブランドを受け継ぎながらも、それに安住することなく「自力・地力」を高め、当社としてもう一段上のステージへの挑戦が始まる。

本日、私から皆さんに3つのアドバイスを贈る。それは「感謝する気持ちを持つこと」「謙虚であること」「毎日努力すること」である。この3つを地道に真面目に実践すれば、皆さんは当社に、そして社会に貢献できる社会人に必ずなれると信じる。

未来の扉を、ともに開いていこう。

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中島氏

入社おめでとう。三菱地所の仲間として迎えられたことを大変嬉しく思う。ぜひ、今の初心を大切にし、これからの成長につなげて欲しい。

三菱地所グループは「まちづくりを通じて社会に貢献する」という基本使命を掲げている。三菱地所グループの「まちづくり」は国内や海外の不動産開発や運営だけでなく、エリアマネジメントや仲介サービス、不動産投資マネジメントなども含まれ、不動産事業を通じて価値を提供することである。

企業の力の源泉は人財である。現在進行している「長期経営計画 2030」の達成に向けて、皆さんの新しい感性や価値観を発揮し、多様なフィールドで次世代のまちづくりに取り組むことを期待している。

今後仕事をするうえで、大事にしてもらいたい視点が2つある。

1つ目は「グローバル」。昨今世界の分断が進んでいると言われているが、それでもなお世界はつながっている。海外事業だけでなく国内事業もまた国境を越えた変化の渦の中にあり、皆がグローバルな視座をもって欲しい。

2つ目は「テクノロジー」。不動産事業の中にテクノロジーを取り入れることで何ができるのか、テクノロジーがまちづくりをどう変えていくのか、考えるべきことは多い。テクノロジーに対する皆さんの感性・関心をもち続けて欲しい。

三菱地所グループのまちづくりはグループ内だけでなく様々な外部の力を結集し、世の中に価値を提供していくことだ。

そのために、皆さんには「Ecosystem Engineers——人を巻き込み、チームとして仕事ができる人財——を目指して欲しい。

「人を、想う力。街を、想う力。私たち三菱地所グループは、チャレンジを続けます。」というブランドスローガンのもと、チャレンジを恐れず主体的に仕事に取り組み、三菱地所グループの成長のため、ともに次にいこう。

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 入社おめでとうございます。新社会人としての第一歩を踏み出すにあたり、当社を選んでいただいたことに、会社を代表して感謝を申し上げます。そして、皆さんを今日まで育ててくださったご家族にも、感謝とお祝いの言葉をお伝えしたいと思います。

 住宅メーカーである当社の事業領域は、請負、街づくり・分譲、ストック、海外など多岐にわたりますが、本質はお客さまとの信頼を基にした請負だと考えています。請負は、完成品を見て買ってもらうのではなく、何もない状態から住まいを創る商売です。お客さまにとっては人生をかけた買い物となるので、私たちはそこに寄り添うことが大切です。社会人のスタートにこの仕事を選んだことは、皆さんにとって大事な節目、転換期になると思います。

 当社は、63年前に松下幸之助が創業した会社です。創業者の想いを今に紡ぐために、昨年8月の創業記念日に「私たちの経営理念」として新しいパーパスを制定しました。私たちの存在意義は「くらしをつくり、ひとをつくる」。「くらしをつくる」は、皆さんが仕事を通してお客さまのくらし、まちのくらしをつくっていくこと。「ひとをつくる」は、創業者 松下幸之助の言葉「住まいは人間形成の道場」と深く関わりがあるもので、住まいは人格を形づくるうえで特に大事なものだという考えです。これとあわせて、社員が成長していくこと、会社として人をつくっていくという想いで定めました。私たち一人ひとりの成長がくらしをつくり、日本・世界に住まう人々のくらしを豊かにしていくという信念で仕事をしている会社に入ったことを、しっかりと理解してください。

 また、創業者の言葉「一商人ナリトノ観念を忘れず」と、商人にとって大切な3つのことも心得て欲しいです。1つは、商売が何たるかをよく知ること。今私たちがやっている仕事の本質は何かを学び、理解することです。2つ目は、お客さまをよく知ること。お客さまの役に立つもの、価値を提供するのが私たちの仕事ですが、100人のお客さまがいれば、100通りの「望むくらし」があります。3つ目は、誰よりも頭を下げることができること。大事なのは「感謝」の気持ちを持ち続けることです。この3つを忘れずに社会人として歩んでいってください。

 最後に、入社した皆さんが共通して持ち合わせているもの、それは「誠実さ」です。先に述べた新パーパス制定にあたって、「誠実」「挑戦」「枠越え」を当社が大切にする価値基準とし、皆さんの採用選考でも「誠実」を重視しました。これは、請負を本業とする私たちの会社のカラーです。同時に、若い皆さんには「挑戦」する気持ちも忘れずに仕事に取り組んで欲しいです。若いうちにたくさん挑戦し、失敗をして、もがき苦しみながら成長する、そのサイクルを繰り返して成長を続けてください。皆さんの成長のために、会社は皆さんを守り、全力で育てていきます。よりよいくらしをつくり、届けていくという想いで、皆で一緒に成長し、当社が“生成発展”を続けていけるよう頑張っていきましょう。

 


 

 

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 入社おめでとうございます。

 三井不動産グループは1941 年の創立以来、時代の変化をチャンスと捉え、進取の気性の精神で多くの挑戦を続けてきました。これまでに、埋め立て事業、日本初の超高層ビル「霞が関ビル」をはじめとするオフィスビル事業、住宅事業、商業施設事業、東京ドームをはじめとするスポーツ・エンターテインメント事業、物流施設事業、ホテル・リゾート事業等を推進してきました。そして、ミッドタウンや日本橋に代表されるように、それらを統合したミクストユースの街づくりを進め、今やこれらの街づくりは東京、そして日本を代表するウェルビーイングな街として結実しています。ビジネスの舞台はグローバルに広がり、欧米やアジアの各都市等世界中で街づくり型事業を進めています。

 さらに、近年では、ハードな建物だけではなく、「場」と「コミュニティ」の提供を行うことで、そこに集う人々や企業が「イノベーション」を起こし、社会に新しい価値や産業を生み出すお手伝いをしています。「不動産デベロッパー」の枠を超えた「産業デベロッパー」というプラットフォーマーとして、社会の付加価値創造と新たなイノベーション創出にチャレンジしています。先代たちから続く、この未来を開拓していくチャレンジ精神、それがまさに当社のDNAです。

 ところで、話は変わりますが、今から約46億年前に地球が誕生しましたが、その長い地球の歴史の中で、約5億年前にカンブリア紀という時代がありました。カンブリア紀には、遺伝子の爆発的変容というパラダイム転換が起き、多数の生物が誕生しましたが、この時代の勝者は最強の捕食者ではなく、弱々しいナメクジウオの祖先であるピカイアという生き物でした。ピカイアは脊索動物である私たち人類の祖先と言われていますが、環境の変化に対応できたもの、つまり、「適者生存」したものだけが生き延びたことが分かっています。

 現在、世界は歴史的な転換点を迎えています。先行き不透明なウクライナ情勢、中東情勢など、地政学リスクはより一層の高まりが懸念され、米国の通商政策は各国経済へ不確実性をもたらしています。一方、国内においては、金利ある世界が戻り、インフレが一過性ではなく構造的な変化として定着する等、新たな経済環境に踏み出しています。また、生成AIの進展をはじめとするデジタルシフトによる行動変容が一層加速し、事業環境は大きく変化していくことが見込まれます。

 今私たちが置かれている状況は、ビジネスのカンブリア紀と呼べます。そのような不確実性が増す時代に、最も大切なことは「顧客志向」であると私は考えます。前例踏襲やマニュアルに従うだけでは環境変化や多様化する顧客ニーズには対応できず、突き抜けた発想で付加価値を創出しなければ、激しい競争に打ち勝つことはできません。

 2024年4月に公表したグループ長期経営方針「&INNOVATION2030」は、ありたい姿を「妄想」し、戦略を「構想」することで「実現」につなげていくという、強い決意をもって策定しました。徹底した顧客志向をもとに、社会に付加価値をいかに創出できるか、高められるかが求められています。顧客が本当に何を望んでいるのか、何に困っているのか、提供者側の自己満足になっていないか、本当に求められているサービスとしてきちんとマネタイズできているのかを、真剣に考える中にヒントが必ずあります。

 皆さんの若くてフレッシュな「妄想」が、新しいビジネスの芽を育てて「構想」となり、「実現」につながっていくと期待しています。もし失敗したとしても、ベストを尽くした結果であるならば、それは皆さんの将来にとって必ず大きな財産となるでしょう。私たちを取り巻く環境がダイナミックに変化するなか、当社はイノベーションを通じて新たな価値を創造し、社会・経済におけるリーダーシップを高めながら持続的に成長していくことを目指します。この挑戦に果敢に立ち向かい、次なる一歩を共に踏み出しましょう。

 最後に、改めて当社グループの事業は地球規模で社会的意義が大きく、人々に夢と感動を与えられる産業だと私は心から信じています。そして、当社は、仕事を通じた自己実現によって、日本全体ひいては世界全体のイノベーションに大きな影響を与えることのできる会社だと信じています。

 高い志を持って自己実現を目指す者にとっては、最高のステージとなるでしょう。

 当社グループがさらに魅力あふれる企業グループであり続け、また今後もたくましく成長していけるよう、当社グループのコーポレートメッセージ『さあ、街から未来をかえよう』を胸に刻みながら、共に頑張りましょう。

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