震災から4年 人口減少止まらず 昨年比1.0%減少 太平洋岸の39市町村
復興は進むが…(女川町のホームページから)
マスコミにも報じられているが、東日本大震災の被害を受けた太平洋岸の市町村人口が仙台都市圏を除き減り続けている。
太平洋岸に面している岩手-宮城-福島と一部茨城県北の39市町村の今年2月と昨年同月の人口増減を調べた。全体では約252万人で、昨年比約28,000人、1.1%減少した。
増加したのは仙台市とその周辺の3市のみ。仙台市は約4,000人が増加し、周辺3市合計では昨年比約5,800人、10.0%の増加。
他の市町村では女川町が9.4%減少したほか、南三陸町が9.0%、大槌町が8.6%減少した。
震災前と比較すると、全体では3.0%、約79,000人減少した。減少率が大きいのは女川町の32.3%を筆頭に、大槌町23.8%、山元町24.3%、南三陸町22.4%、陸前高田市20.5%が20%以上減少している。
3.11からもうすぐ3年 人口は震災前より2.0%、6万人減少(2014/2/6)
震災から4年、「希望」はあるのか 陸前高田に見る復興事業(2015/3/4)
「リファイニング」に熱い視線 60坪の建物見学に250人殺到 青木茂建築工房
「セドール笹塚」(後ろの建物が敷地分割した既存建物)
青木茂建築工房は3月10日、東京都杉並区のリファイニングマンション「セドール笹塚」の竣工見学会をおこなった。築38年の3階建て6戸の狭小マンションで、予約見学を受け付けたところ申し込みが殺到。急きょ見学枠を増やし、予定を50名超える約250名を受け入れた。
現地は、京王新線代田橋駅から徒歩7分、杉並区方南1丁目の環7通りと水道通りが交差する商業地。建物は昭和52年建設で、3階建て延べ床面積約200㎡の6戸の賃貸マンション。
まず経緯だが、平成23年に公布された都の条例により環7は特定緊急輸送道路に指定され、建物は耐震改修化の対象になり、設備・間取りの陳腐化、老朽化が進行したため所有者が改修を決断してリファイニングは始まった。
物件は既存建物の増築として存在しており、建築確認図書と検査済証がなかったため復元。所有者の希望もあり既存建物と敷地分割し、杉並区と協議を重ねて適法性を確保。
工事は耐震診断のほか設備の更新を行い、開口部の大きい窓は遮音性を高めるために二重サッシにし、床は無垢のオーク・カバのフローリングとした。外壁はガリバリウム鋼板とすることで、躯体保護と断熱性を高めている。
一連のリファイニングによって、耐用年数は税法上では残り12年となっていたものを今回の改修時を基準に新築並みの50年に復活させた。
青木氏(完成した建物の前で)
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同工房は、今回のリファイニングについてA3の紙を8つ割り16面にしたリーフレットを作成している。小さな文字で写真、図面も付けて詳細に全体像を説明している。もらえるかどうかは分からないが、入手したい方は同工房に頼んでみてはどうか。
さらに勉強したい方は、日経アーキテクチュアが主催する「資産価値を高める改修設計のテクニック」セミナーが3月16日に行われ、青木氏が講義するのでそちらに参加していただきたい(ただし有料)。
記者が改めて驚いたのは参加者の数だ。同工房が見学申し込みを受け付けたのが2月24日だ。申し込み締め切りは3月2日だった。ところが、28日の段階で「参加希望者数が200名を超え、全ての各時間帯においても50名を超えました。そのため、狭小マンションであり敷地に余裕がないこと、また、近隣のみなさまへの影響と見学の際の安全上の観点から、検討の結果、受付を締め切らせていただくことにいたしました」とのメールが送られてきた。
それでも、見学希望が絶えなかったため、同工房はもう一枠見学時間帯を設けて約250人まで受け入れた。
敷地はわずか60坪しかない。そんな極小敷地に250人だ。ハウスメーカーもデベロッパーもこれほどの数を集めた見学会はどれだけあるだろうか。リフォームでもない建て替えでもない「リファイニング」に熱い視線が注がれている。
最上階はペントハウス付き
「再生建築学の設置を」 青木茂氏、三井不動産のセミナーで語る(2013/12/10)
リファイニング建築のすごさを見た 「千駄ヶ谷緑苑ハウス」完成(2014/3/24)
日本綜合地所 「流山セントラルパーク」駅圏初の分譲マンション
「ヴェレーナ流山セントラルパーク」完成予想図
日本綜合地所が3月下旬に分譲するつくばエクスプレス線「流山セントラルパーク」駅圏初の分譲マンション「ヴェレーナ流山セントラルパーク」を見学した。全住戸に全開口可能な折戸式のフレキシブルウィンドウやスロップシンク、ウッドデッキを採用した、“オープンエアリビング”や“オープンエアスペースが”付く。
物件は、つくばエクスプレス線「流山セントラルパーク」駅から徒歩11分、千葉県流山市加二丁目(運動公園周辺地区一体型特定土地区画整理事業区域内78街区1画地他)に位置する8階建て49戸。専有面積は71.08~80.75㎡、価格は未定だが、坪単価は150万円台になる模様。竣工予定は平成28年1月下旬。施工は東京美装興業。
駅周辺では、千葉県が施行する約232haの土地区画整理事業が進行中で、計画によると人口は平成10年度から34年度までに約21,400人に増やす計画。事業費は745億円。
事業地内には約17.9haの流山市総合運動公園を整備する。駅前では28年度開業予定の総合病院が建設中。
現地は第一種住居地域の三方角地で、現地周辺は第一種低層住居専用地域。敷地の南側には住民のコミュニケーションの場となる「ネーブルガーデン」を設置する。設備仕様は御影石のキッチンカウンター、食洗機、ソフトクローズ機能付き引き戸、二重床・二重天井、リビング床暖房などが標準採用されている。
「オープンエアリビング」(1階)と「オープンエアスペース」(2階以上)
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物件そのものは評価できる。“オープンエアリビング”についてはこれまでもたくさん書いてきたので多くは触れないが、リビングと一体化した解放空間を設けた商品企画は同社の独壇場だ。今回は2階以上にも全開口サッシ、スロップシンク、ウッドデッキを採用した。さらに、設備仕様レベルも水準以上。
問題は街の具体的な将来像がまだ見えてこないことだ。今回のマンションが流山セントラルパーク駅圏で初めてということに象徴されるように、現地周辺は開発中という状況である。
しかし、将来の街づくりついては期待していいだろう。流山市の井崎義治市長が街づくりに並々ならぬ意欲を示しているからだ。流山おおたかの森とは一味違った緑豊かな街づくりを推し進めるのではないか。
この街の将来性を見込んで総合的に評価すると割安感のある坪単価と見た。同駅圏では三井不動産レジデンシャルが来年、駅から数分で350戸前後のマンションを分譲する。市況にもよるが坪180万円近くなるのではないか。
る「ネーブルガーデン」
長谷工総研 月刊誌「CRI」創刊35周年 記念セミナー
「CRIセミナー」(文京シビックセンターで)
長谷工コーポレーションの企業内研究所、長谷工総研は3月10日、月刊誌「CRI」創刊35周年記念セミナーを開催した。定員いっぱいの約90名が参加した。
冒頭、同研究所・久田見卓社長は「長谷工総合研究所は、長谷工コーポレーションが長谷川工務店という社名の時から企業内調査研究部門として発足、活動を開始し、1994年4月、長谷工総合研究所に改称しました。月刊誌「CRI」は昨年の9月号をもって創刊35周年を迎えることができました。みなさん読者の方々に感謝の気持ちをお伝えするためにCRIセミナーを開催させていただきました。今後とも常に新しい情報を発信してまいりますので、ご支援くださいますようお願いいたします」と挨拶した。
セミナーは、第1部で竹村公太郎氏が「地形から見た都市文明論」と題し、第2部では見城美枝子氏が「HOUSING 未来予想」と題しそれぞれ講演した。両氏ともCRIに寄稿しており、見城氏は2009年6月号から巻頭のエッセーを担当している。
久田見社長
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「CRI」には記者も創刊当時からお世話になっている。記者は主にミクロのマンション市場を追っていたが、CRIはマクロデータをいつも提供しており、全体像をとらえるのに重宝した。「継続は力なり」を実践した。
これから期待したいのは、より読者とのつながりを密にしていただきたいということだ。住宅・不動産業界の企業内研究所の対外活動では、旭化成ホームズの「くらしノベーション研究所」が定期的にセミナー・記者懇親会を行っており、突出した存在だ。長谷工総研も負けないでいただきたい。
再開発が進む駅前で第1期分譲 三井不レジ「金沢八景」
「パークホームズ金沢八景ステーションベイフロント」完成予想図
三井不動産レジデンシャルが第1期の登録申し込みを開始した「パークホームズ金沢八景ステーションベイフロント」を見学した。物件名にあるように、「駅近」と「ベイフロント」の再開発マンションだ。
物件は、京急本線金沢八景駅から徒歩3分、横浜市金沢区瀬戸に位置する10階建て全119戸(販売戸数は116戸)。第1期(89戸)の専有面積は63.79~101.94㎡、価格は3,880万~8,280万円(最多価格帯4500万円台・4700万円台)。竣工予定は平成28年02月下旬。施工は鴻池・淺沼建設工事共同企業体。
すでに3月7日(土)から登録申し込みが始まっており、締め切りは3月14日(土)まで。来場者は地元金沢区を中心に約500組にのぼっている。
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金沢八景のマンションを見学するのは4年ぶりだ。前回は東急不動産の「ブランズ金沢八景」だった。ちょうど東日本大震災の後だったので、海に近いことが販売面でマイナスになるかとも考えたが、そんなことはなかった。早期完売した。
この4年間で大きく変わったのは、駅前の再開発がかなり進んでおり、おぼろげながら街の将来像が描けることだ。
駅東側の約2.4haでは、横浜市の施行による土地区画整理事業が行われており、事業期間は昭和61年度~平成28年度。駅前広場を整備するほか、金沢シーサイドラインの金沢八景駅までの延伸、駅西側への通路、京急駅舎の橋上化なども行われる。
街区は全体で1~5街区に分かれており、すでに1街区ではパチンコ屋が完成しており、同社が分譲するのは第2街区。第3から第5街区については現段階で具体的計画が決まっていない。総事業費は約91億円。
今回の物件は価格が若干上昇しているが、建築費の上昇、区画整理事業の進ちょくを考えるとリーズナブルなものではないか。第1期で89戸も供給できることからも、ユーザーに評価されているようだ。北東向き住戸の中層階からは平潟湾が望める。
第3~第5街区に何が建つかによっても街の評価は異なってくるだろう。スピードアップが期待される。
野村不HD社長に沓掛氏、野村不社長に宮嶋氏 中井現社長は会長へ
沓掛氏(左)と宮嶋氏
野村不動産ホールディグスと野村不動産は3月6日、野村不動産ホールディングスの社長に沓掛英二副社長が、野村不動産の社長に宮嶋誠一副社長がそれぞれ昇格すると発表した。沓掛氏は6月の株主総会後に、宮嶋氏は4月1日付で就任する。宮嶋氏は同社初のプロパー社長となる。両社の社長を務める中井加明三氏は代表権のある会長にそれぞれ就任する。
沓掛英二氏(くつかけ・えいじ)は昭和35年生まれ、長野県出身。同59年明大卒。同年野村證券入社。平成20年執行役員、同24年副社長、同26年野村不動産ホールディングス副社長。
宮嶋誠一氏(みやじま・せいいち)は昭和33年生まれ、東京都出身。同56年早大卒。同年野村不動産入社。平成16年取締役、平成26年副社長。
わが国の経営幹部の6割はストレス増加 リージャス調査
わが国の6割の経営幹部は5年前と比べストレス増-ルクセンブルグに本社を置くリージャスの日本法人・日本リージャスがこんな調査結果を発表した。世界100カ国、2万2,000人以上の経営者や経営幹部に「働き方」についてアンケート調査したもの。
「5年前と比べて職場でストレスを感じるようになった」と回答した割合は日本がアメリカとともに57%。他の主要国でストレスが多いのは中国78%、サウジアラビア64%、ベルギー62%。少ないのはオランダ32%、フランス・デンマーク44%、カナダ46%、イギリス48%。グローバル平均は53%。
日本の回答者がストレスを感じる理由は「1位:人手が足りない(24%)」「2位:雇用が不安定(20%)」「3位:自身の能力不足(16%)」。ストレス解消の方法では74%の人が「いつもと異なる場所で仕事をする」と回答した。
日本リージャスは、「メインのデスクやオフィスから離れて働くことがストレス解消に効果を発揮していることが明らかになった」としている。
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このリリースだけではよく分からない部分も多い。「ストレス」の定義が難しく、文化や個人によっても感じ方が異なるからだ。わが国の経営者は「ストレス」をバネに「やる気」に置き換える人が多いような気がするがどうだろう。
それにしてもベネルクス三国のベルギーとオランダとでは30ポイントもの差があるのはなぜ? 中国が突出して高いのも気になる。
三菱地所 45物件目の賃貸「PARK HABIO 赤坂タワー」212 戸が竣工
三菱地所は3月6日、賃貸マンションブランド「PARK HABIO(パークハビオ)」の45物件目となる「PARK HABIO 赤坂タワー」(全212 戸)が同日竣工したと発表した。2004 年の賃貸住宅事業の開始以来、累計50 物件、約4,300 戸となる。
「PARK HABIO 赤坂タワー」は、東京メトロ千代田線赤坂駅から徒歩3分。専用面積は21.96~57.56㎡。賃料は12.1万~31.4 万円/月(管理費別)。
端正で清潔かつ透明感のある外観デザイン、白と黒を基調にしたモダンなエントランスを備え、スカイラウンジ(17 階)、ジム(2 階)などの共用施設も設置。都心のアクティブな暮らしを志向する単身~DINKS の入居者のニーズに応える。
積水ハウス UR都市機構と江古田三丁目で「画期的」な複合タウン
「江古田三丁目地区(A・C街区)」完成予想図
積水ハウスは3月5日、都市再生機構(UR都市機構)と協働して中野区「江古田三丁目地区(A・C街区)」の公務員住宅跡地で子育て世帯向け賃貸マンション、多世代向け分譲マンション、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、有料老人ホーム、保育所などを整備し、子どもを軸にした持続可能な街づくりを進めることで合意したと発表した。
計画地は、広大な「江古田の森公園」に隣接した「江古田三丁目地区」(約4.4ha)の一角。A、B、C街区のうちA街区(約1.7ha)は同社が14階建て分譲マンション532戸を建設し、C街区(約1.5ha)は同社がUR都市機構から一般定期借地として借り受け、賃貸マンション260戸、学生寮130室、サ高住122戸、介護付き有料老人ホーム100室を建設。このほか認可保育所、学童クラブ、コンビニ、レストラン、地域住民の活動拠点なども整備する。B街区には夜間・休日診療、病児・病後児保育機能を備えた医療法人による医療施設が建設される予定。
今後、同社、UR都市機構、医療法人で「江古田三丁目地区まちづくり協議会」を発足させ、平成28年4月頃に着工、平成30年の竣工を目指す。
A、C街区は、UR都市機構が企画提案と価格を総合的に評価する総合評価方式で公募したもので、応募した4者の中から同社が選定された。伊藤滋・東大名誉教授が事業企画審査委員長を務めた。
◇ ◆ ◇
記者がこのニュースを知ったのは、翌日の6日に行われた同社恒例の決算・事業計画説明会の会場だった。リリースが配布されていた。
阿部俊則・代表取締役社長兼COOは駆け足で決算、事業計画について説明した後、このプロジェクトに触れた。「これは画期的なこと。当社のグループ力の成果。これからの街づくりのモデルケースにしたい」とスタッフの労をねぎらい、同時に「記事にしていたのは1社くらい。皆さんの見解が聞きたい」と、あまり報じられていないことに不満も漏らした。
記者は、関心がないどころか「さすが積水」と提案力に喝采を送った。阿部社長が話をしている間中ずっと〝どんな街になるのか、分譲はいくらになるか〟を考えていた。他の話はほとんど聞いていなかった。この種の複合プロジェクトは都心部では似たものがあるが、準都心部では初めてではないか。地域再生・活性化のモデルケースにもなるはずで、同社が他社を大きくリードしたのは間違いない。
さて、分譲の価格。UR都市機構の意向を考え価格は抑制するとみた。そこで「坪単価は〇〇〇万円くらいでどうですか」と聞いたら、阿部社長は「言えないが、いい線だ」と話した。記者の予想通りだったら申し込みが殺到するはずだ。隣接する江古田の森公園などと合わせると全体で10haくらいの複合タウンになる。
再開発進む駅前一等地&公園に隣接 明和地所「クリオ東小金井パークフロント」
「クリオ東小金井パークフロント」完成予想図
明和地所が3月下旬に分譲する「クリオ東小金井パークフロント」を見学した。再開発が進むJR中央線東小金井駅北口から徒歩2分、南向きの住戸の目の前が公園と広場で、後背地は戸建て住宅街という一等地に立地。人気を呼ぶか。
物件は、JR中央線東小金井駅から徒歩2分、小金井市梶野町5丁目に位置する8階建て全89戸(分譲61戸、非分譲20戸、非分譲事務所6戸、非分譲店舗1戸、管理事務室1戸)。専有面積は53.87~102.34㎡、価格は未定だが、坪単価は300万円前後になる模様。入居予定は平成28年4月下旬。施工は大和小田急建設。
駅北口前は交通広場となり、その次が公園、そして歩道を挟んでマンション敷地。駅まで遮るものが一切ない。区画整理事業完了が2020年で、街並みが整うまで時間があり、将来像が描きづらいが、間違いなく駅前のランドマークマンションになる。
建物はL字形で、1階が店舗、2階が住戸と事務所。リビング・ダイニングの天井高が4mのロフト付タイプや屋上ルーフバルコニー付きのプレミアム住戸もある。
設備仕様はディスポーザー、食洗機、ミストサウナが標準装備で、キッチンカウンターはフィオレストーン、全戸玄関窓付き。スマートマンション認定も取得している。
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現地をみてびっくりした。間違いなく一等地だ。坪単価は300万円をはるかに突破するのではないかと予想したが、それほど高くならないようだ。
来場者の中には、同社が20年近く前に三鷹駅北口で分譲し人気を呼んだ全戸100㎡でディスポーザー付きの「クリオレミントンハウス武蔵野」102戸のような物件になるのかという質問をする人がいたそうだ。あの業界を驚愕させた「武蔵野」の物件に近いものをユーザーも願っていたのだろう。記者も当時の記憶が一挙に蘇った。
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同社は来期で創業30年目を迎える。現在新たなコーポレートステートメントを準備しており、4月には発表したいとしている。その意気込みに期待しよう。当時の同社のDNAは生きているはずだ。