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 RBAタイムズ409号が下記ホームページに掲載されました。1面は昨年のRBA野球大会ベストナイン・新人王、2面は今季1,000万円以上の199人のRBA野球選手バーチャル年俸、3面は昨年の「ベスト3マンション」「話題のマンション28物件」です。アフリカ・ベナン特集号410号とともにどうぞご覧ください。

RBAタイムズ410号(2020年1月)

RBAタイムズ409号(2020年1月)

 

 


 

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山中(左)と田中

 新しくキャプテンに就任したリスト山中選手が「目指すのはドーム」と、販売代理責任者を務める山田建設「ミオカステーロ橋本」の事務所で怪気炎を上げた。

 山中キャプテン曰く。「投手? まだ見ていないがMAX153キロの投手が入る。もう投手難と言わせない。それと、言っていいのかな…(いいとも)。元西武の斉藤ショウゴ」(えっ、斉藤? ショウという字は忘れたが、ゴは「吾」と書くあの斉藤さん? )

 斉藤彰吾氏は1989年生まれの春日部市出身。春日部共栄高校出身。2007年のドラフトで埼玉西武ライオンズから7巡目の指名を受け入団。2019年10月、戦力外通告を受け引退した。外野手。

 西武在籍10年間で通算成績は392試合に出場、355打数79安打、打率.223、5本塁打、27盗塁の成績を残している。

 斉藤氏が在籍した10年間の西武の外野手は栗山さんと秋山さんの二人が定位置を占め、残りの1つの座を多くの選手がしのぎを削った。坂田、佐藤友、高山、G.G.佐藤、後藤武、大崎、熊代、木村、金子侑、外崎…錚々たるメンバーだ。斉藤氏も含めみんな他球団ならレギュラーの座を占めたと思われる選手ばかりだ。

 そんな斉藤氏がリストに入ったら、打撃力は水曜ブロック断トツになる。主砲の岩島に山中、中山、田中、杉山、鈴木。海藤…。斉藤さんの前に走者をためれば大量点が奪える。トラバースにいる元西武の梅ちゃんと林崎さんを比べたら、まだ若い分、斉藤さんのほうが上だ。

 MAX153キロの投手は未知数だが、森一人では勝ちきれず、舟山は衰えた。この投手が投げられればまず打たれない。

 今季のRBA水曜ブロックは、トラバースが独立リーグから大量6人の選手を補強し、伊藤忠ハウジングは福島・聖光学院-共栄大投手が入社してそれぞれ優勝を狙っている。ここに、〝古豪〟の色があせ、髪の毛と同様、すっかり影が薄くなった元ロッテ-西武の倉持監督率いるリストが割って入り、監督の古稀を祝うかもしれない。

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ゴジラ齋藤(2018年撮影)

 会社の機構改革・人事異動で選手が二分されたため第30回大会から不参加となっている第28回RBA野球大会水曜ブロック優勝チームの積水ハウス神奈川が第32回大会の日曜ブロックに参加する意向だ。当時の主砲〝ゴジラ〟こと齋藤が明らかにした。

 齋藤は、「人は集めても以前のように高いレベルで野球ができず、そんな状態では勝てないことは目に見えており参加を控えさせて頂いておりました。しかし今回、以前の賃貸住宅担当のメンバーで主戦であった工藤と私を軸にチームを再結成し日曜リーグに挑戦したいと思います」とメールを記者に送ってきた。

 戦力として、投手・工藤、捕手・熊倉、2塁手・齋藤、遊撃手・八木、中堅手・小松原で、センターラインは旧メンバーで固まりつつあるようだ。「何より層が薄いため初戦突破と業界内の関係強化が一番の目標。腰は低く目標は高く頑張ります」とコメントしている。

◇       ◆     ◇

 早速コメントから戦力を分析してみた。ゴジラ齋藤は「腰は低く目標は高く」などと殊勝なことを宣うが、野球はチームで戦うもの。

 ゴジラ齋藤と工藤投手、齋藤の後輩の熊倉、センター小松原は、この2年間で身体が緩んでいなかったら日曜ブロックではトップクラスの選手と評価できる。熊倉は名前の通り、ゴジラを超えるかもしれない。

 問題は投手。工藤一人では暑い夏の連投は厳しい。八木はもう投げられないはずだ。残りの3選手はどうか。

 よって、予選を突破する力はありそうだが、恵まれての8強止まりとみた。工藤が万全ならほぼ完ぺきに抑えるだろうが、打線はケンコーポ・上松、鹿島・遠藤、三井レジリース・渡邊、東建・河越らの好投手を攻略するのは至難の業ではないか。少なくともこの4投手と地所リアルのプーチン寺田はゴジラや熊倉と真っ向勝負する勇気はある。どっちが勝つか負けるか、五分五分と見た。乱闘になったらゴジラに勝てるのは青山メインの妹尾くらいだろう。

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〝俺が今野だ〟

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〝今年は俺がトップだ〟北寒寺

 プロ野球選手の来季年俸がほぼ決まった。トップは菅野(巨人)の65,000万円で、1億円以上は67人(2019年末現在)。RBA野球選手をプロ野球選手になぞらえたのが別表のバーチャル年俸だ。記者の独断と偏見によるプロとはやや異なる年功序列を重視したのが特徴で、1億円プレーヤーは79人。199人が1,000万円以上となった。

 最高年俸は不惑の旭化成ホームズ・今野と1歳年下の同僚・北寒寺の55,000万円。今野は昨季、1試合しか投げず、無様な走塁をしたので5,000万円ダウン。逆にフォア・ザ・チームに徹し大活躍した北寒寺は15,000万円アップ。菅野を超えて袋叩きにあうのを避けた絶妙の査定だ。

 チームを8年ぶりに決勝戦に導いた住友林業・石井投手兼監督は15,000万円増の45,000万円で3位。〝RBAの星〟三井不動産・志村は据え置きの40,000億円で4位。投打にわたりチームを引っ張ったタイセイ・千葉英は12,000万円アップの38,000万円で5位に浮上。

 このほか、三井不動産レジデンシャルリースの投打の要・渡辺は21,000万円増の27,000万円、獅子奮迅の活躍をした鹿島建設・遠藤投手も同額アップの26,000万円。7回14Kの東京建物・河越は準々決勝戦を個人的な理由で欠場したため15,000万円増の25,000万円にとどめた。チームは2連敗で予選敗退したが、攻守に素晴らしいプレーを披露した野村アーバン・礒部は14,000万円増の22,000万円。新人王とベストナインに選出された青山メイン・妹尾はいきなり15,000万円の大金を獲得した。

 大幅にダウンしたのは野村アーバン・茂木(30,000万円⇒20,000万円)、オープンハウス・川崎(28,000万円⇒18,000万円)、タイセイ・高橋(25,000万円⇒12,000万円)など。

 1億円以上は79人(水曜53人、日曜26人)。1,000万円以上は199人。女性選手の三井不動産・川崎、ナミキ・渡邊美穂もランク入りし、初の女性監督に就任して最弱チームを再建した三菱UFJ不動産販売・小野寺監督も特別扱いで1,300万円とした。昨季は210万円で育成扱いだった三菱UFJ・木下は一度も出場せず、ランク外とした。

◇       ◆     ◇

 (注)バーチャル年俸はあくまでも記者の独断と偏見による査定であり、本人の本業や個人生活とは全く関係がありません。この年俸を真に受けて浪費し生活が破綻しても記者は責任を負いません。通用するのはRBA野球の現場のみです。

 それでも年俸に不服のある選手は「参稼報酬調停」をRBA事務局、または記者まで申請してください。厳正なる再審査の上、調定額を提示します。調定額に不服のある選手は任意引退扱いとし、他チームへの移籍、メジャー挑戦などをお勧めします。

水曜・日曜総合バーチャル年俸ランキングは以下へ

  文書4.pdf    文書5.pdf    文書6.pdf

  悩みに悩んだ。過去の実績を重視するか、それとも令和の新時代を牽引する新戦力を選ぶべきか、激しい内なる綱引きの結果、双方を天秤にかけ冷徹な目と忖度を以てして以下の通り選んだ。

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【水曜ブロックベスト9】

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石井(左)と林崎

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橋本(左)と町田

 投手は住友林業の石井を選んだ。旭化成ホームズ今野も考えたが、1試合しか投げず、よせばいいのに先発に名を連ねたのがいけなかった。出塁したまではよかったが、よたよたと走る姿にひたひたと迫る老いを感じた。

 その点で、石井は自らも投げ、新人・町田、隠し玉・拵の能力を最大限に引き出した采配も評価した。エイブル・小笠原、野村アーバン・茂木は登板過多、経年劣化を起こしている。

 捕手は全日本軟式野球大会に出場したこともあるオープンハウス・宅間が№1だ。捕手の運動量、思考力からして捕手を高く評価すべきだと思う。試合を支配するのは捕手だ。

 野手は別表の通り。トラバースの元西武・梅田と林崎、旭化成ホームズ・北寒寺は文句なし。あとの一人を誰にするか迷ったが、各チームからまんべんなく選ぶことを重視して城西大卒の2年目オープンハウス・橋本を選んだ。

 旭化成ホームズ・松井、野村アーバン・中川、伊藤忠ハウジング・大倉、住友林業・小池なども互角。

 外野手でひと際光ったのは野村アーバン・礒部。足もある。西武の秋山みたい。名球会の谷繁氏の息子・谷繁もいい。チーム事情でもっぱら投手を務めたが、外野に専念したら父を超えるかも。旭化成ホームズ・秋山もすんなり決まった。

 DHはトラバースの元新潟アルビレックス木ノ内。

 あとはリスト・岩島、東急リバブル・河野、ミサワ神奈川・石部、ポラス・清水、住友販売・村井、東急リバブル・濱なども選びたかった。

 ベテラン(と言っては失礼か)ではリスト・杉山、伊藤忠ハウジング・杉山、野村アーバン・吉本、同・佐藤、ナイス・横澤、大和ハウス・トミー、東建不販・稲富らの頑張りが印象に残った。

 新人王は住友林業・町田が他を圧倒した。町田がいなかったら住林は予選で敗退していたかもしれない。

【日曜ブロックベスト9】

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遠藤(左)と妹尾

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千葉(左)と渡辺

 投手は、鹿島建設・遠藤にするか東京建物・河越にするかで最後まで迷ったが、ケンコーポ打線を完璧に抑えた遠藤を上位と見て選んだ。こらっ!河越!準々決勝戦で登板回避した理由を記者は知ってるぞ!それでも男か!

 捕手は文句なしに青山メインランドの新人妹尾。化け物だ。西武山川クラスだ。

 野手は、データはないが、打率6割くらいをマークしたタイセイ・千葉英をまず選び、全盛時よりは衰えたがまだまだ存在感があるケンコーポ・羽中田と三井レジリース・山際、ようやく本来の力を発揮し始めた前新潟アルビレックスのタイセイ・野呂弟にした。

 外野手は、今季は絶不調だったが前年の活躍が目に焼き付いている三井レジリース・渡辺、わが〝司ちゃん〟のJR西日本プロパティーズ・義積、六大学ベストナインの東大卒の三井不動産・楠田ですんなり決まった。

 DHは、兼監督としてナインを鼓舞した名門・北海高校卒の青山メイン・山梨。

 新人王は、青山メインの妹尾がベスト9とのダブル受賞。三井レジリース・樺沢、地所リアル・込山、タイセイ・井原、清水建設・吉田らの活躍が霞んでしまった。選びきれなかった選手では、地所リアル・橋本、ケンコーポの上松と越後、鹿島・古和ら。

 ベテランでは、三井不動産・志村、同・相澤、野村不動産・松崎、ポラス・成田、ミサワ・須賀らが活躍した。

 RBA野球関係の皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 昨年のRBA野球は、令和元年の年にふさわしいのかそうでないのか、仲良しこよしのおままごとお医者さんごっこの大凡戦を時には挟みながら、酔っ払った記者の足取りと同じ右へ左への大激戦、大乱戦の連続で、一寸先は闇の世の中を皆さんは誰はばかることなくあまねく展開されました。

 お陰を持ちまして記者は、加齢による足腰の衰え、思考力の退行などいかんともしがたい肉体的精神的な瑕疵を抱えながら、生きるために欠かせないタバコとポカリ一本でグラウンドを駆けずり回り、年間100試合超を取材し、地獄に突き落とされた悲惨なチームと同数の天国にも上る歓喜の悲喜こもごもの瞬間を記事にまとめることができました。

 さて、毎年恒例の年末のベストナイン、新人王、バーチャル年俸の記事は、公私に忙しかった年末のせいで、あと一歩までは進行しているものの、正月元旦の時点でまとめ切れておりません。

 果たして、球界最高年俸6億円の旭化成ホームズ・今野は今年もトップの座を守れるのか、修験者の域に達しそうな同僚の北寒寺や、8年ぶりにチームをドームに導いた住友林業・石井はどこまで迫れるのか、野村アーバン茂木はいくらまで下がるのか、そしてまた7回14Kノーヒットノーランを達成した東京建物・河越、けた違いのパワーをさく裂させた青山メインの新人妹尾の価値はいくらか、新婚パナソニック・オコエ、鹿島・古和は無事年を越せたのか。高校サッカー初戦で8点を奪い圧勝した国学院久我山の加覧は痛風鍋で復活できるのか。年収210万円の育成・木下の運命やいかん。

 全ての運命は記者の舌先三寸、胸先八丁味噌に握られている。いつもは計量カップで量られた2合の焼酎しか飲ませてもらっていない記者だが、この日は昨日とは違う目出度い日とかで純米吟醸の「船中八策」をチビチビと飲みながら、良心の呵責を覚えないわけではないが、いくらの値を付けようと記者の懐には一切関係ない今季バーチャル年俸を明日か明後日までには必ずWebに発表する。その数は1億円超プレーヤー約90人(日本人プロ野球選手は81人)を含めた約200人。乞うご期待!

 これまでとは違う鋭気に満ち満ちた新年を祈念します。

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福澤(左)と真砂

 今年のRBA野球大会で5年ぶりに決勝トーナメントに進出し、ベスト8まで進出した伊藤忠ハウジングには来年、福島・聖光学院から共栄大に進んだ投手が入ることを紹介した。これで来年はエース渡辺と新人の二枚看板が揃う。

 打線はどうかというと、今年新人の福澤も含め6人もの城西大出身者がいるのに加え、サッカー全国大会出場の真砂が50m5.8秒の俊足を生かすために打席を左に変え、「筒香」を目指すというから凄い。来年は7年ぶりの4強どころか、優勝戦線に躍り出る可能性が出て来た。(敬称略)

 駒沢大高時代に国学院久我山を破り全国大会に出場した真砂の鼻息が荒い。「毎日5キロ走っている。50m5.8秒、身長は182cm。打席は筒香を目指すため左打ちにした。守備? オールラウンダー、どこでも守れる」と豪語した。

 「50m5.8秒」がどれだけ早いか、RBA関係者はご存じのはずだ。あのソフトバンク周東選手が5.7秒だ。それよりわずか0.1秒だけ遅いだけだ。これは凄い走力だ。野球は素人のはずなのに「筒香」の名前が出てきたのにも驚いた。走って打てて口も達者。これはもう伊藤忠ハウジングの玉座に着ける。

 「先輩には杉山さん、渡辺さん、神さん、大倉さん、川岸さんがいて、そしてわたし」という新人の城西大出身6人目の福澤にも期待がかかる。旭化成ホームズ戦で投げたが、本職は外野だ。今年初戦では本塁打も放った。福澤がクリーンアップの一角を占めるようだとぐっとドームは近づく。

◇       ◆     ◇

 この真砂と福澤は、先輩の渡辺とともに京浜急行線上大岡駅から徒歩10分の第一種低層住居専用地域に位置するパナソニックホームズ「パークナード横濱上大岡」(59戸)の販売を担当している。

 いま、同駅の徒歩圏ではこの物件も含め5物件605戸が販売されている大激戦地だ。他社物件で駅に近い物件や後発物件は坪単価270万円以上しており、パナソニック ホームズの物件は坪240万円くらいなので価格的に優位にある。

 住環境の良さと価格の優位性を訴え切れれば他社物件に負けないはずだ。 

祝!宅建38点合格だ!日鉄興和「月島」「勝どき」担当 伊藤忠ハウジング上野(2019/11/25)

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伊藤忠ハウジング上野(「リビオレゾン月島ステーションプレミア」で)

 昨年のRBA野球開幕時、面高監督をはじめナインから「凄い捕手が入った」と聞かされた、伊藤忠ハウジングの2年目上野拓馬(24)に日鉄興和不動産「リビオレゾン月島ステーションプレミア」販売事務所で会った。

 昨年のチームは散々だった。初戦で上野が2ランを放ったものの、三井不動産リアルティに2-9で惨敗。2回戦は、リスト相手に5回まで12-3と圧勝ムードだったが、その裏10点を奪われ歴史的な逆転サヨナラ負けを喫した。いつも冗談を飛ばし、ナインを鼓舞する面高監督もさすがに堪えたのか、試合後、「オレ(監督を)辞める。杉山に譲る」と辞任を表明し、早々と予選敗退した。

 そんなわけで、記者は全然印象に残っておらず、今年も上野がトラバース戦で初先発したものの、コントロールが悪く初回に3失点し敗戦投手となっているので、うだつの上がらない男ではないかと予想していた。

 しかし、この日のマンション販売担当としての上野は看板倒れの情けない男ではなかった。以下、上野とのやりとり。( )内は記者。(敬称略)

◇       ◆     ◇

 (投手としてのデビュー戦は残念でしたね)

 「ダメでした。コントロールが。球に聞いてって感じでした」

 (来年も投げるの? )

 「いえ、ぼくの大学の後輩で凄い投手が入社するんです。福島の聖光学院から共栄大に進んだ投手。ぼく? 本職は捕手。全国大会でプロ入りを表明した創価大投手から2ランを放ったんです」

 (そう、それじゃ来年は大丈夫?渡辺より上? )

 「大丈夫です。渡辺さんと2枚看板が揃う。面高さんは決勝トーナメントに勝ち進んだら応援してくれることになっています」

 「(模型を紹介しながら)このマンションは2層吹き抜け。前面道路が36m。マンションの後ろは2階建て、3階建ての低層」

 (なるほど、坪単価400万円でどうですか)

 「まだ決まっていませんが、坪400万円は超えます」

 (これから築地で大量のマンションが分譲されます。坪440~500万円くらい。競合はしませんか)

 「します。けど、築地なら1LDKしか買えなくとも、ここなら2LDKが買えます」

 (じゃ築地には負けない? )

 「負けません」

 (宅建は? )

 「今年、取りました!自己採点で38点。仲間が明後日祝ってくれます」

 (えっ、38点も。そりゃ大したもんだ)

 「ほら、これ。キッチンの床下収納。マンションに床下収納なんかありますか」

 (…以前は珍しくなかったと答えようかと思ったが、大人げないので黙っていた)

 (寸法は? )

 「(メジャーを持ち出し)60cm×60cmですかね。ビール缶だと7缶×7缶、50缶です」

 「ほら、この洗面。ミラー下部はホーローパネルで汚れを落としやすく、鏡も木調の縁付きですから汚れない。それと、これ、見てください。タオル掛けにシュシュやネックレスが掛けられる」

 (シュシュって、カタカナでこう書くの? 何、それ? )

 「女性が髪を後ろで束ねるもの。ネットで調べて」

 (あっ、分かった。うちのかみさんが浴室のドア把手にいつも掛けているやつだ。わたしが入るときに床に落ちるので蹴飛ばすやつ? )

 「そうそう、それ。あれって邪魔ですよね」(独身のあなたには分からないはずだが)

 「この3.5畳大の小上がり和室が売りなんですよね。ほら、こうやって腰かけるとくつろげる。ややエロチックですが上品、これが受けています。キッチンカウンターもいいですよ。ミストサウナ、居室に物干しホールも付いてます。45㎡で間口も5100ミリです」

 (最近、トイレをよく見るようにしていて…これは他社とほとんど同じ。あなたはトイレの掃除なんかしないでしょ)

 「いえ、ここの現場のトイレ掃除はわたしが毎日ごしごしやってます」

 (えっ、それって強制じゃないですよね)

 「そうです。自主的にやってます」

 (あなたは偉いね。このマンション大丈夫? )

 「もちろん。順調です。『月島』もモデルルームでいろいろ提案しています。いけると思います」

◇       ◆     ◇

 久々に元気でかわいくて爽やかな若者と出会えた。生まれて初めて「シュシュ」なるものを知ったし、宅建試験で38点も取り合格するなんて…ひよっとしたら上野は杉山も面高も超える伊藤忠ハウジングを背負って立つ男になるかもしれない。

 記者ような爺々がほれ込むのだから、「築地」に半ば決めていた若いお客さんは男女の別なく5人か6人、いやそれ以上か、この「月島」か「勝どき」に寝返るかもしれない。

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今年の三菱地所ホーム戦で本塁打を放った上野

 本日(24日)、松伏記念公園野球場で行われる予定だった第31回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦、清水建設-三井不動産レジデンシャルリースはグラウンド不良のため中止になりました。

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初回、先制のホームを踏んだリバブル濱を迎えるナイン

野村不動産アーバンネット(891-6 東急リバブル(88

  1 2 3 4     合 計
野村不動産アーバンネット      
東急リバブル      

  (時間切れ)

 東急リバブルが毎回得点で快勝。チャンスを確実に得点につなげた。新人の〝育成〟佐野投手が好投した。野村不動産アーバンネットは最終回1点を返すのがやっと。主砲中川が欠場、エース茂木も打たれた。

 リバブルは初回、先頭の濱が四球で出塁、(盗塁などか)3進したあと、3番松下の犠飛で先制。2回には、二死から7番高羽が敵失で出塁し、8番畑野の適時2塁打で1点加点。3回には、またも濱が四球を選び、松下のタイムリーで1点追加。4回は6番古屋の死球を9番松茂良が適時打を放ち還しさらに1点。5回は近藤が適時2点打を放った。

 新人の佐野投手は最終回に1失点したが、最後はエース坪井が締めた。

 野村アーバンは完敗。最終回、この回先頭の5番加藤の安打を足掛かりに7番茂木、8番小林の安打で好機をつくり、9番中野の死球で押し出しの1点を返えしたのみ。

 先発の吉本、2番手の茂木も抑えられなかった。

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〝背番号は109なので育成です〟リバブル佐野投手

〇大槻監督 佐野はよく頑張った。気持ちで投げている。坪井はさすがエース

〇佐野 高校はつくば国際大東風(「こち」ではなく「はるかぜ」と読む)で投手。大学はまともやっていません

〇松茂良 わたしの名前は「松茂良」ですからね。「松茂根」じゃありません。キヘンがない「良」ですから。とうしていつも間違えるの? (松茂良さん、ごめんなさい。松が茂るのは根っこのお陰だと思い込みしていた記者が悪い。今後は絶対間違えません。「木」が付く漢字から「キヘン」を取ってみたら呂、公、白、不、反、古、主、丙、各、春、規、登、朱、春、直…40くらいあるはずです)

〇ナイン 佐野? あいつは育成(千賀、甲斐も育成出身。あんたたちは来年2軍か首を覚悟したほうがいいぞ)⇒と書いたら早速、大槻監督からメールが届いた。「佐野の背番号109は「育成」ではなく「109(とうきゅう)」!いわゆる東急(109)の申し子です!!」納得

●小林監督 完敗

●茂木 肩もひじも全然ダメ

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2回、2点目のホームを踏んだ高羽を迎えるリバブルベンチ

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4回、松茂良の安打で生還する古屋

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5回、近藤の適時打で生還する河野

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野村不動産アーバンネット先発の吉本

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6回、安打を放った野村アーバン小林

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〝こらっ! 笑っている場合か〟(苦笑するしかない、10年前のベンチそっくりの野村アーバン)

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がっくりの野村アーバン小林監督

◇      ◆     ◇

 この試合が行われたのは、太田スタジアム。東京モノレール流通センター駅から徒歩で十数分かかるのでやや遠いが、球場は素晴らしい。両翼はたしか92mあった。試合が終わったのは午後3時ころだったが、その後、両チームはミーティング(反省会)を30分間くらいやっただろうか。驚いたのは、反省会を終えたら両チームの選手が入り乱れて練習を始めたことだ。球場を借りているのは午後5時までで、残りの時間がもったいないということで始めたという。

 このことについて大槻監督が次のようなコメントを寄せた。

 業界の親睦 今日、太田スタジアムは元々17時まで借りていました。前日までに野村さんと「もったいない」「何かやろう」と、試合とは切り離して
2社で下打ち合わせをして当日を迎えました。
 出した結論は「合同練習」して、親睦を深めよう!でした。導いたのは私ではなく、リバブル濱主将と、野村吉本さん。勝負とは別次元で、一緒に汗を流し、話をたくさんしました。気持ち良かった!
 グランドでの親睦。明日からの仕事に繋がると確信しています。

 

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