Jプロ(義積)司ちゃん おめでとう JR西日本 延長サヨナラ勝ち ベスト16進出
JR西日本応援席
夏の風物詩、都市対抗野球の第93回大会1回戦最終試合の広島市(JR西日本)-高知市(四国銀行)が7月23日行われ、タイブレーク(無死1、2塁で攻防)の延長10回、JR西日本が3-2でサヨナラ勝ち。ベスト16入りを決めた。JR西日本プロパティーズ(Jプロ)(義積)司ちゃん、おめでとう。
なぜ、都市対抗の記事を書くのかというと、Jプロが幹事の大和地所レジデンスとのJVマンション「プレディア横濱山手パークヴィラ」(75戸)が好調な売れ行きを見せていると聞いたので、RBA野球大会に参加しているJプロの主砲で、小生と同じ名前の(義積)司ちゃんに取材を申し込んだ。8月以降ならOKの返事をもらったのだが、「JR西日本が都市対抗に出場するので観戦はいかがか」と勧められた。
かつて昔、わがふるさと三重県の三重交通(伊勢市)とかホンダ鈴鹿(鈴鹿市)が強かったころは結構応援もしたのだが、最近の三重県勢はいいところがないので断ろうかとも思ったのだが、奥さんがとてもきれいな司ちゃんに勧められたら断るわけにもいかず、観戦した。(今年の大会はホンダ鈴鹿が初戦敗退)
試合は、先攻の四国銀行が2回に1点先行してリード。0-1の6回裏、JR西日本は2死1、2塁から4番田村の中堅越え適時2塁打で逆転。すると7回表、四国銀行は2死2塁から、9番平瀬の三遊間安打で同点。(レフトの返球は良かったが、守りは少し深いと思った)
そのまま大会初のタイブレークとなり、10回表、四国銀行は1死からのバント失敗などで無得点。その裏、JR西日本はそれまで2安打の1番春原が手堅く送りバントを決めたあとの1死満塁から3番土居が中堅越え適時打を放ちサヨナラ勝ち。
とてもいい試合だった。結局はすきを見せたチームが負けた。
勝利の瞬間
ミサワ KUF勝利の方程式完成というが…先立つ打の不安 全員SDGsバッジは立派
ミサワホーム 勝利の方程式KUF(左から加藤、植松、古市)
先日書いたミサワホーム野球部の続き。岡崎監督は「めちゃくちゃ強くなっている」と豪語したが、RBA野球記者歴30年余の小生は騙されない。みんな野球がやれる状態ではないと見た。以下、各選手のコメントなどを紹介する。
ミサワホームの投手といえば、Wエースの古市と植松だ。今年31歳の古市は「わたしは歳だけ重ねてきただけ。もう抑えに回る。西武平良のように1回なら抑える自信がある」と語れば、30歳の植松は「左のワインポイント、クローザーに転向。森福、遠山、葛西を彷彿させるピッチングをしたい。新エースの加藤のK、わたしのU、古市のF、KUFの勝利の方程式が完成した」と自信たっぷりだった。
その植松、古市が「新エース」と持ち上げた加藤(26)は入社5年目。愛知県勤務から3年前に東京支社 東京北支店に異動してチームに合流した。高校は2019年の夏の甲子園に初出場した愛知県の誉高校で、大学は中部大学。1年後輩に2014年の夏の甲子園で大阪桐蔭に善戦して準優勝した三重高校のエース今井がいる。加藤は「今井とわたし? いゃ、今井は凄い球を投げた。わたしはエースではなかった」と話したが、新エースに抜擢されたのにはまんざらでもなさそうだった。
この3投手がコメント通りの役割を果たせば上位進出は可能だろうが、打線が不安だ。小生のファンの、新人の頃は凄い打球を飛ばしていた高橋北斗は不摂生が祟ったか、より一段と成長しており、野球がやれる体形ではない。本人は「野球? やってないすよ。これから調整するしかない」と言ったが、期待より不安が先立つ。
古市、植松の女房役でチームを引っ張ってきた井町も同様だ。「ゴルフしかしていない」ドライバーは300ヤード飛ばすようだが、相撲取りのような恰好をしていた。「太った? いえいえ、もとからこんなもの。体重? 煩悩の数と一緒、108キロ」ととぼけていた。「食う」「寝る」のほかに高次な欲望を抱いているのは聖人君子だけだと小生は思っていた。井町もその域に達したか。
「一球入魂」の鈴木が活躍したシーンは全然記憶になく、かつての巧打者・相田も「野球? 全然やってません。もうDeNAの応援だけです」と圏外。
「今日からマネージャー」の山崎さん、こんな選手をあなたは再生できるか。
まあしかし、いま気がついたのだが、全員SDGsバッジを胸に付けていた。本業ではみんな優秀なのだろう。本業で頑張ってくれれば文句ない。
左から井町、相田
ミサワ岡崎監督 得意技さく裂 札幌ドームビール売り経験者〝今日からマネージャー〟(2022/5/23)
ミサワ岡崎監督 得意技さく裂 札幌ドームビール売り経験者〝今日からマネージャー〟
岡崎氏
ミサワホーム首都圏営業本部東京支社東京北支店長で、RBA野球大会の名物男でもある同社野球部監督・岡崎晃也氏など7~8人の主要メンバーに突撃取材し、コメントを取ることができた。
取材は、5月23日に京王プラザホテル東京で行われた同社のイベント「ミサワホーム MDRフォーラム」の開始前に敢行したもので、岡崎氏はイベント差配責任者としてスマホ片手に会場内外を駆けずり回っていた。「野球? めちゃくちゃ強くなっている。私のことは後回し。選手を取材してほしい」とコメントした。
イベントは非公開で、その内容などは取材不可だったが、参加者は同社の社員や取引先の不動産会社関係者ななど320名が集まった。一癖も二癖もある野球部メンバーを御してきた岡崎氏にとって差配は〝お手の物〟なのだろう。
◇ ◆ ◇
三十年余のRBA野球大会取材を通じ、岡崎氏ほど取材して楽しい選手・監督は10人いるかどうかだ。当意即妙、小生の〝毒〟を含んだ質問には笑い飛ばしたりさらりとかわしたりして自論に引きずりこむ。小生をやり込めるようなことはまずしないから好きになれるのだ。
岡崎氏がどのような人かは、12年前、当時、ミサワホーム東京本店営業第二部次長を務めていたときにインタビューし、RBAタイムズに記事にしているので、そちらを参照していただきたい。機関銃のように言葉がほとばしり出て、臨機応変、縦横無尽に対応できる技に小生は絶句したのを思い出す。
今回の取材でも得意技がさく裂した。記者が「さっきの女性マネージャーを紹介してほしい」と話したら、近くにいた別の女性スタッフを呼び寄せ「今日からマネージャー」に指名した。こんな機転が利く人などまずいない。
驚いたのはその女性、山﨑さんの対応だ。全然嫌がることなく快諾。写真に収まり、記者の質問に答えてくれた。
山﨑さんは、「野球? 少しは分かります。マネージャー? これから勉強します。プロ野球の好きなチーム? 日ハムです。わたし札幌出身でして、高校のときは1年の半年くらい、アルバイトで札幌ドームの日ハムの試合のビール売りをしていました。きつい? そうですね。ビールサーバーは15キロはありましたから。毎日の売り上げ? 人によりますがわたしは1万5,000円から2万円くらいでした」と語った。
記者は、かわいい女性が重労働であることなどおくびにも出さず、健康的な太ももをあらわにし、きつい階段を上り下りしている姿を見ると、何杯も頼みたくなる。山崎さん、来年は必ずお会いしましょう。続きは次回。
左端が山崎氏(続いて高橋氏、鈴木氏。この2人は続き)
RBA野球大会 3年連続中止決定 コロナ収束見えず
参加チーム(企業)は毎年60チーム以上、試合数は120試合以上にのぼり、業種はデベロッパーやハスウメーカーをはじめ不動産流通、不動産販売、賃貸・管理、建設など幅広い分野に及び、夏の風物詩として定着している日本不動産野球連盟(大会運営委員長:久米信廣・第三企画社長)RBA野球大会は今年の第34回大会も中止となることが決まった。新型コロナの収束が見えないためで、大会中止となるのは第32回大会から3年連続となった。久米大会委員長名で関係者宛てに次の文書が送付された。
◇ ◆ ◇
拝啓 新緑の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素は RBA野球大会の運営につきましては格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、新型コロナ対策の面では、緊急事態宣言は解除されましたものの、第 6 波の収束までには至らず感染再拡大の懸念もあるなかで、ゴールデンウィーク後の微妙な状況が続いております。国内では経済活動再開にむけて大きく踏み出しているところではありますが、各企業の福利厚生活動につきましては再開と中止継続の判断でばらつきが出ているのが現状となっております。RBA野球大会ご参加の各社野球チームにつきましても、幹事会社野球チームを含め活動再開についてばらつきがある状況でございます。
つきましては、誠に残念なことではありますが、一昨年・昨年に続いて第34回RBA野球大会は中止とさせていただきます。多くの関係者の皆様から大会開催を望まれる声をお聞きしており、大変ありがたいことではありますが、なにとぞ本件、ご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
晴れて福利厚生活動が再開され、全てのチームの皆様がRBA野球大会でプレーできる日を楽しみにしております。それまでの間はどうぞ各位におかれましても、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
敬具
◇ ◆ ◇
第3回大会からほとんど休みなく、グラウンドを駆けずり回って取材し記事を書いてきた記者もとても残念だ。
しかし、大会中止はやむを得ない措置だと思う。参加チームの中には会社を上げて参加しているところも少なくないが、企業内サークルのような形で参加しているところもある。企業チームで参加する選手の方はコロナに感染しても業務上の事故として扱われるのだろうが、そうでない選手の方は微妙だ。大勢が集まるイベントや外食などを自粛するよう求めている会社も少なくないはずだ。また、本人だけでなく家族などへの感染リスクも考えると判断はつきかねる。
選手、関係者の皆さん、小生は加齢により体力の衰え、集中力の欠如による誤字脱字だらけの記事に我ながらあきれ果てることもありますが、〝記事はラブレター〟をモットーに〝愛〟を込めた記事を書きます。声を掛けていただければ、本業の取材現場に駆け付けます。引き続きよろしくお願いいたします。
それにしても3年は長い。G.G.佐藤はただのおじさんになり下がったのは確認できたが、松坂世代の今野は投げられるのか、ケンコーポ植松、鹿島・遠藤ももう年か。
トラバース大勝 角井4安打 G.G.佐藤5タコ 旭化成は歴史的大敗 北寒寺、今野欠場
大勝ムードに明るいベンチのトラバース(左手前はG.G.佐藤G.G.佐藤)
旭化成ホームズ 2-12 トラバース
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 99 | 合 計 | |
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
トラバース | 4 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | x | 12 |
RBA野球大会の〝王者〟旭化成ホームズと、あと一歩で優勝を逸してきたG.G.佐藤率いる(監督は父親の佐藤克彦氏)トラバースが4月28日、江東区・夢の島野球場で練習試合を行い、9回14安打を放ったトラバースが12-2で圧勝。先頭打者の角井が5-4と大活躍し、主軸の木ノ内が一発を放った。9番DHで出場したG.G.佐藤(43)は寄る年波に勝てないのか5タコ。旭化成ホームズは練習試合とはいえ歴史的な大敗。北寒寺も今野も欠場、若手メンバーで臨んだが登板した3投手がいずれも失点。主砲の秋山が本塁打を含む2安打とひとり気を吐いた。(敬称略)
トラバースは初回、2番小笠原の3塁打をきっかけに4番林崎の内野安打で先制し、6番小島の3ランで4点を奪取。2回にも林崎の安打と敵失で3点を追加。その後も攻撃の手を緩めず、着々と加点。8番杉本が4回本塁打を放つと、7回には主砲木ノ内が2ランを放ちとどめを刺した。もう一人の元西武の梅ちゃん(梅田)も1安打。
9番DHのG.G.佐藤は三振-三ゴ-三振-左直(凡飛でないのか)-左飛とまったくいいところがなかった。他はみんな安打を放ったのに、独り蚊帳の外。
投げては先発の鈴木-伊藤-秋山-平野-杉本とつなぎ、被安打7、2失点(鈴木と杉本が各1失点)に抑えた。
旭化成は惨敗。4回、4番茨の3塁打と敵失で1点を挙げたが、三併殺を喫すなどいいところがなかった。最終回の5番主砲秋山の本塁打も空砲に終わった。
先発の松田は2回7失点、2番手清水は4回2失点、3番手益川は2回2失点。
G.G.佐藤
◇ ◆ ◇
この日、練習試合を行うことをトラバースのスポークスマン・酒見氏から知らされており取材する予定だったのだが、天気予報が雨天だったため、試合開始が急きょ10:00から13:00に変更となり、午後他の取材が入っていた記者は断念せざるを得なかった。
前段の記事は酒見氏から送られてきたメンバー表、スコアシートによって書いたもので、酒見氏は「旭化成の初代監督の堀井さんと、当社の役員が商談の席でご一緒させて頂いたご縁で実現となりました。旭化成さんの話では、『今日は若手主体のメンバー。東京6大学出身の新卒が3人(慶應2、法政1)来ています』とのことで…旭化成さんのチーム自体が久々の活動のようでした。一方で、弊社のほうは2月から活動をしており、今年になってすでに10戦目でした。4月のグランドスラムカップでは全国大会準優勝でした。(https://grandslam89.com/result_2022/)。メンバーもほぼ主力メンバーだったので、今回の練習試合ではその差が出たのではないかと思います」「今年こそ、RBA野球大会が開催されて、その本戦で本気の旭化成さんに勝ちたいところです」とコメントを寄せた。
旭化成は、原田、平山、久保田など記者も知るかつての主力は出場したが無安打。今野はベンチには入っていたがユニフォームを着ておらず、北寒寺は欠場。これでは先が思いやれる。佐藤盛監督も頭が痛いのではないか。
これほど惨敗したのは堀井さんが監督を務めていた20年以上も昔だ。その堀井さんも応援に駆け付けていたようだ。お会いしたかった。
これは誰だ いい振りをしている
往年のRBAスター選手結集 株式会社コジマ創業50周年記念パーティーに200人超
コジマ 創業50周年を祝うパーティー(サンケイホールで)
小島会長(左)と小島社長
埼玉県三郷市で不動産業、建設業、屋外広告業などを展開する株式会社コジマは11月14日、創業50周年を祝うパーティーを千代田区大手町の大手町サンケイプラザホールで開催。会場となったサンケイプラザホールにはお祝いの胡蝶蘭123鉢が芳香を放つ中、関係者ら200人超が集まり、「真心・感謝」をテーマとしたパーティーに同社の更なる発展を祈念した。RBA野球関係者も、同社社長・小島一茂氏(53)とほぼ同期の〝往年〟のスター選手が結集。昔話に花を咲かせた。
冒頭、同社取締役会長・小島勲氏(78)は「昭和46年に会社を設立して半世紀が経過しました。これからも精進努力していきますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつ。
息子で同社代表取締役社長・小島一茂氏(53)は謝辞で『野球というスポーツは人生そのものだ』という長嶋茂雄さんの名セリフと、『ピンチのあとにチャンスあり』という野球のセオリーを自分の人生にたとえ、長男が生まれた後に母が亡くなり、その翌月に会社を辞め、自分自身も家族も会社も世の中もそして業界もバブルの崩壊後長引くデフレで、野球で例えると無死満塁の大ピンチの状況。このピンチの状況の中支えてくれたのが親戚、先輩たち、同期生でした。そしてなんとかピンチを乗り越え、その後、お客様から様々なチャンスを頂戴し、教えられ、育てられ今日このようなパーティーを開催することができました。これからもお客様ファーストで真心と感謝を持って皆様と共に邁進していく所存でございます。と決意を表明。また、長男の隆寛氏を登壇させ、昨年立教大学を卒業し、現在六本木のケンコーポレーションで頑張っています。以後お見知りおきの上宜しくお願い致します。と次世代の紹介で締めくくった。
来賓として登壇し乾杯の挨拶をした三井不動産リアルティ札幌代表取締役社長・江川尚志氏(54)は、「第3回RBA野球大会で一茂社長がサンケイビルのエースとして東京ドームの決勝戦で戦いました。7回終了して同点、2度の延長戦を行っても決着がつかず、時間切れでジャンケンをやってサンケイビルが優勝したんです」とエピソードを明かした。その他早大野球部出身者が2名参加していた。
帝京高校時代、小島氏と二遊間コンビを組んだ楽天コーチ・奈良原氏の名前も
長嶋茂雄氏直筆の色紙(左)と小島親子の大垣された書
立教大学チアガールも応援に駆け付けた
◇ ◆ ◇
この日出席したRBA野球関係者は前段の江川氏のほか、三菱地所ホームソリューション事業部長・鈴木正人氏(52)、サンケイビル事業本部関西営業部次長・三枝智氏(54)、ザイマックス防災テクニカ常務取締役・田村憲司氏(54)、テーオーシーTOC事業部課長・土屋彰氏(51)、元ケンコーポレーション藤田和茂氏(55)の6氏(順不同)。
各氏は33年の歴史(一昨年と今年はコロナの影響で中止)を誇るRBA野球大会にどれほどの実績を残したか、ざっと紹介する。江川氏は早大野球部出身で、三井不動産販売の捕手として活躍。詳しいデータはないが、毎年60チーム、1チーム15人が出場したと計算すると、参加者は延べ28,000人に上るが、三冠王を獲得したのはこの江川氏のほかに〝ミスターRBA〟こと東急リバブルの岡住まさる氏、旭化成ホームズの現役・北寒寺氏しかいない。江川氏は長距離ヒッターではなかったが、シュアなバッティングは一級品だった。
江川氏
鈴木氏は上宮高校で一茂社長と同じ大会の甲子園に出場し、青山学院大-三菱地所ホームの主砲兼投手兼監督として活躍。チームの通算成績は26勝62敗、勝率0.295という数字が示す通り好成績を残せなかったが、「ハエが止まる60キロの速球」を開発した。本業では「うちはミリ単位で顧客対応ができる」と語ったのは今でも印象に残っている。記者はいつも鈴木氏を挑発したが、そのお詫びに別掲の記事を添付した。みなさんもぜひ読んでいただきたい。
鈴木氏
三枝氏はサンケイビルの捕手-監督としてチームを引っ張った。一茂社長の球を受けていたのも三枝氏だ。一茂社長が退社したあとはじり貧となり、やがて参加しなくなった。三枝氏は「野球好きもいる。声を掛ける」と復活に意欲を見せた。
三枝氏
田村氏は、同志社大-コスモスイニシア-ザイマックスの名遊撃手。守備力は現役の北寒寺氏と互角のプロ級で、西武・源田選手クラスだ。美しいのは守備だけでなく、記者はその美顔にほれぼれした(その手の趣味はない。念のため)。いまはしもぶくれが甚だしく往時の見る影もないが…。
田村氏
土屋氏は、RBA野球大会の1試合最多奪三振記録保持者だ。第10回大会の対安田不動産戦で、7回を投げ実に16個の三振を奪った。この試合を記者は取材していた。大会は7回または1時間半だから、双方とも強くても弱くても7回まで進むのは難しく、実力が拮抗していないとこの大記録は達成できなかったはずだ。運も味方した。土屋は屈指の好投手ではあったが、スピード一本で抑えるタイプではなかった。この日の三郷の河川敷のグラウンドは風が強く、投手に向かい風だった。変化球が面白いように決まった。
土屋氏
藤田氏は、日大三-日大-ケンコーポレーションで、第3回RBA日豪親善野球大会の遠征に日本代表として一茂社長と共に参加、この大会一茂社長がMVP、藤田氏が日本代表のキャプテン。豪遠征後、長崎慶一氏(元阪神)当時大京コーチの野球チームに二人はスカウトされ参加したこともある。この6氏と一茂社長を交えて歓談したかったのだが、一茂社長は200名を超える参加者にあいさつするのが忙しく、その機会はなかった。一茂社長は自らのプロフィールを同社ホームページで紹介しているので、そのまま転載する。
「幼少期から高校野球の経験者で少年野球三郷ヤンガース創設監督の父に野球の教育を受け、帝京高校時代には現在東北楽天ゴールデンイーグルスの奈良原浩内野守備走塁コーチ(元侍ジャパンヘッドコーチ)と二遊間を組み甲子園に出場(1準優勝)。大学卒業後の91年、フジサンケイグループの不動産建設会社に入社。同年オーストラリアゴールドコーストで行われたRBA日本不動産野球連盟 第3回日豪親善野球大会に日本代表として出場しMVPを受賞。7年勤務後の98年、父の経営する株式会社コジマに入社。『Challenge for Change』『お客様ファースト』『スピード』をスローガンに『コジマにお願いして良かった』とお客様に思っていただき、喜んでいただける仕事をするのが生きがいです」
一茂社長は、サンケイビルでは主に投手として活躍したが、本来は内野手だ。前出の田村氏と守備力は互角で、RBAでこの2人の守備は特別華麗だった。
一茂社長は現在帝京高等学校野球のOB会会長を務める。
◇ ◆ ◇
一茂社長の父・勲会長に話を聞いた。勲会長は小学3年のときから巨人ファンで、長嶋茂雄氏が好きだったという。茂雄氏の長男・一茂氏が誕生した3年後に長男が生まれた。「子どもをプロ野球選手にしたく、長嶋に負けるなと『一茂』と名付けた。1歳8か月から特注の巨人のユニフォームを着せていた。9連覇の最後の年の神宮球場の大学とプロの入れ変え時に当時の川上監督のサインが一茂氏のユニホームの左袖に書いてもらって」現在でもこのユニホームはあり、読売ジャイアンツ50周年記念特番でこのユニホームはテレビに映ったと語った。ご本人も元高校球児で二塁手だったそうで、「会長と一茂社長とどちらが守備うまいですか」と聞いたら「もちろん一茂」と返ってきた。
小島会長は現在の球界について「ドラフトがバラバラにした」と話し、「歌は演歌が好きなのだが、女性が踏み台になっている。(男女平等を実現するため)法律を変えないといけない。『令和』の『令』は『冷たい』とも読める」と社会問題にまで踏み込んだ。
会場に大書きされていた「真心」は自らが認めたもので、翠風という雅号で日展に入賞したこともあると話した。
司会を務めたフリーアナウンサー・宇賀なつみさん
左の小島氏の息子・隆寛氏はケン・コーポレーションの野球部員
顧客のミリ単位の要望にこたえる三菱地所ホーム(2009/5/26)
「野球の経験が仕事に生きる」 横浜高校・松坂氏の1歳上 リスト杉山投資営業部長
杉山氏(いい顔だ。松坂さんよりずっと素晴らしい。これは外見差別か)
リストはアセットマネジメント事業を積極化させる。子会社のリストアセットマネジメント(LAM)が設立したSPC(特別目的会社)を通じて本拠の横浜エリアを中心に投資物件の取得を加速し、2025年までに資産規模1,000億円をまでに拡大。私募&上場リート市場に参入する意向を打ち出した。
LAMは2020年11月、港北ニュータウンのセンター南駅から徒歩2分のオフィスビル「サウス・コア」(7階建て延べ床面積約11,781㎡)を取得したのを皮切りに、2021年1月には関内駅から徒歩7分のオフィスビル「横浜エクセレントⅢ」(10階建て延べ床面積約5,747㎡)を取得。
2021年9月には、関内駅から徒歩1分の事務所・店舗ビル「横浜上町ビルディング」(11階建て延べ床面積約7,742㎡)と、新横浜駅から徒歩6分の事務所・店舗ビル「プラスタリアビル」(9階建て延べ床面積約6,204㎡)を取得。合計4物件でAUM(運用資産)は150億円に達した。
同社は、今後も投資物件の取得を積極化し、2025年までに資産規模を1,000億円まで拡大する。私募リートのほか上場リートの立ち上げも視野に入れている。
◇ ◆ ◇
LAM投資営業部長を務めるのは、横浜高校時代の1年後輩だった松坂大輔氏にエースの座を奪われた〝悲劇のエース〟杉山正樹氏(41)だ。
横浜高校2年生のとき、春の甲子園に背番号10で出場。登板機会はなかった。3年生のときは春の県大会までは背番号1を付け出場していたが、関東大会では1番を後輩の松坂に奪われ、その関東大会は松坂の活躍もありチームは見事に優勝した。
夏は優勝候補に名を連ねながらも、今も語り草である【横浜商業高校戦の松坂の暴投】で、甲子園出場を逃した。その翌年、松坂投手が獅子奮迅の活躍をし〝平成の怪物〟と呼ばれたことはよく知られている。
当時を杉山氏は次のように振り返った。
「野球漬けの毎日でした。寮生活で起床は7:00。8:30から学校の授業があり、授業が終わってから夜は19:00くらいまで練習。帰寮してからは、お風呂と食事を取って、21:00から夜練習その後は22:00から45分間野球の勉強会や対戦相手のデータ解析などがあり就寝は23:00。勉強? 授業以外は勉強する時間はなかったですね。練習では平日1日だいたい5㎞くらいは全力で走り、長距離走はまた別で走らされました。
投げ込みは基本毎日で、ノースローは基本無いです。土曜・日曜は合計で300球以上は投げていました。
当時のコーチが良く言っていた口癖は『野球は馬鹿じゃできない』でした。走攻守すべて、いかに確率が高い戦法を取るかを徹底して叩き込まれました。頭を使えば打率は1割(10%)アップするとか、バントはどこに転がせば一番効率が良いとか、スクイズは投手が球を放す瞬間に敢行するか見送るかなど、今考えると、野村克也さんのお考えに非常に近かったのかな?と思いますし、それを実践で行って戦っていたのが当時の横浜高校でした」
進学した横浜商大では肩痛を発症。「3、4年生のときは寝返りするたびに激痛が走った。地獄でしたね。投げられなくなり4年生から1塁手に転向しました」
この段階でプロの道はあきらめたようだが、この経験が入社したリストでの仕事で生きてくる。
今の投資事業も同じだと思います。「AUMを2025年の目標である1,000億円まで伸ばすためにどうすればいいか、その為に何が必要か?ゴールをまず定める事がスタートで、その為に行動や考えることが当時行っていた練習なんだと今は思えます。仕事は正直かなりハードですが、一から学べるということは楽しいもんです」と語った。
リスト杉山Asset Management投資営業部長にNYと横浜で2週連続フルマラソン挑戦(2019/10/18)
戦力外かFA権行使か 東建の鑑定士・村部 三菱地所に電撃トレード/早大柴田も入社
村部(左)と成瀬(大手町パークビルで)
配布された2022年3月期第2四半期決算資料は字が小さくほとんど読めなかった。しかも、大した質問は出なかったとは思うが、最後列に座ったのと耳が遠くなったせいか、質疑応答で何が話されたか全くわからなかった。
何の収穫もなく帰るのは記者の沽券にかかわる。一つくらいコメントを取ろうと、決算説明会に臨んでいた三菱地所代表執行役執行役専務・片山浩氏に聞いた。「マンションの完成在庫が半減し、営業利益率が改善し、計上予定の契約進捗率が97%というのは初めてではないか」と。片山氏は「その通り。都心部も郊外部も好調に推移している」と答えた。
午後6時過ぎだった。あとはおいしい生カキでも食べようと、エレベータに向かって歩いていた。掃除ロボットが懸命に働いているお陰だろう、塵一つない通路の向こうから二人の男が歩いてきた。だしぬけに「牧田さん」と声を掛けられた。「ムラベです」
すぐ、東京建物野球部の村部であることは分かった。その村部がこんなところで何をしているんだろうと思ったら、「トラバーユしました」というではないか。名刺には「再開発事業部副主事 村部裕哉」のほかに、小さい文字ではあるが「不動産鑑定士」「再開発プランナー」の肩書が添えられていた。悪事を働いて資格をはく奪された末のトラバーユではなさそうだ。
だとするならば、その理由はなにか。選手として活躍したのはほんの2~3年で、口だけは達者なのが災いして戦力外通告を申し渡されたのか。それとも、誰憚ることなくずげずげとものいう態度が嫌われたのか、不動産鑑定士の資格を入社後数年で取得したのが煙たがられたのか-記者は頭をフル回転させた。ひょっとしたら実績が認められてFA権を行使したのかもしれないと。
真相は分からないし、そんなことはどうでもいい。東京建物から三菱地所への電撃トレードが成立したのは事実であり、なによりも本人が「投手? もう肩が痛くて投げられない。レギュラー獲りに必死。声も健在。仕事はとても楽しい」と語ったのが嬉しい。
傍にいたのは、村部と同期・同い年の2013年入社のキャプテン成瀬だと紹介された。肩書には「総務部副主事 成瀬隆彦」とあった。記憶に全然なかった。家に帰って検索したら、2016年6月のRBA記事には、東大卒の4年目で「宅建? ようやっと3年目で取りました」とコメントがあるではないか。
5年前の成瀬とこの日の成瀬は多分同一人物なのだろう。その成瀬が「早大硬式野球部の柴田が今年入社した。MAX150キロ。今年の丸の内大会3回戦で敗退したが、柴田がボコボコに打たれた。来年までには再生させる」と話した。
「鉄は熱いうちに打て」-成瀬が柴田を叩き直せば、来季の三菱地所チームはRBA大会で8強に勝ちあがるかもしれない。村部の咆哮が聞きたい。柴田がんばれ。
東京建物に奇跡をもたらすか 新人の村部投手(2013/7/16)
タウングループ3位 女性選手が2安打 準決では谷繁に完敗 不動産健保野球大会2部
タウングループ(大宮健保グラウンドで)
RBA野球大会にも第28回大会(2016年)から水曜ブロックに参加しているタウングループが7月28日に行われた第33回不動産健保野球大会2部リーグで3位となり、来季の1部リーグ昇格を決めた。優勝したのはジェイレックス・コーポレーション、準優勝はグローバルけむり(グローバル住販)。
2部ながら6年ぶりの優勝を目指したタウングループは、7月21日に行われた一回戦ではリビングコンシェル ハーデスに20-1で圧勝。3本の本塁打を放ち、エース池田が2安打完投。
大宮健保グラウンドで行われた28日の準決勝戦は、第29回RBA野球大会でも対戦し、4-0で完封勝ちしているグローバルけむり(グローバル住販)の名球会・谷繁氏の息子・谷繁に手も足も出ず、1-16と大敗。エース池田は4回KO。
3位決定戦では、THG相手に15-8で勝利し、来季の1部リーグ昇格を決めた。2番の新人・麻生が2打席連続のグランドスラム8打点。また、新人女子選手水野が2番セカンドで登場。第一打席は三塁線を破り、第二打席も内野安打でマルチデビュー。相手チームも女性選手が3番一塁でスタメン出場した。
円陣だそうだが、なんだか敗残兵のよう
表彰式(かがんでいるのが水野選手か)
◇ ◆ ◇
同社の高坂スポークスマンからメールをもらった。本人は新規事業立ち上げに伴う古屋出張のため、試合結果は帰りの新幹線内で知ったそうだが、新加入の捕手・麻生と女性選手・水野について情報がもたらされた。
麻生は、シニアでオリックス山岡と、近大福山では巨人畠とバッテリーを組み、国際武道大では大学日本一になったときの捕手とか。高坂氏は「打球速度はRBAでも上位」とコメントしている。
水野は23歳。小学から中学まで男子に交じって野球部、高校でソフト、大学では野球サークルに所属して活動していたとある。
RBAの女性選手の現役では、三井不動産の慶大野球部出身の川崎がいる。小柄だが、遠目には女性とは思えない軽快な動きをする。水野は2安打を放ったのだから相当の力があると見た。
こうなったら、ついでだ。オリンピックの日本のソフトボールの試合をほとんど観戦した。上野さんは年齢からくるのだろう、以前よりスピードは衰えたように見えた。5回以降はストレートを打たれた。しかし、その分、コントロールが抜群。外角低めや落ちるボールで打ち気にはやる打者を手玉に取った頭脳的ピッチングが光った。
RBAの投手では、このようなピッチングをするのは旭化成ホームズ今野くらいか。ストレート一本やりでは抑えられない。上野さんを見習おう。
以下、敬称略。昨日のドミニカ戦の野球は継投に課題が残った。阪神、広島ファンには申し訳ないが、1点も与えられないあそこで青柳(今年は調子がいいようだが、買ったり負けたりの投手ではないのか)、栗林(新人だぞ)の登板はないと思った。もっと楽な場面で投げさせるべきだった。この2人の次の使い方が難しくなった。抑えを誰にするのか。
西武の平良の起用もどうか。賭けではあるが、投げさせるなら6回の頭からではないか。
致命傷になりかねない走塁ミスもあった。8回、1死2塁の同点機で吉田の左翼前安打で山田は本塁を衝いたがアウト。左翼手の守りは浅く、タイミング的には完全にアウト。突っ込ませたコーチャーが悪い。次打者は4番だぞ。唯一光った采配は、最終回の好機に近藤を代打に送った場面。大正解だと思う。
RBAの強豪・ケンコーポ3大会連続13度目の優勝 第33回不動産健保 野球大会(2021/7/28)
タウン完封勝ち 3人継投決まる 新田社長が初応援 グローバル マウンドに八つ当たり(2017/7/6)
RBAの強豪・ケンコーポ 3大会連続13度目の優勝 第33回不動産健保 野球大会
ケンコーポが3大会連続V-東京不動産業健康保険組合の第33回事業所対抗野球大会準決勝・決勝戦が7月28日、気温32度、土のグラウンド上では50~60度の酷暑の大宮健保グラウンドで行われ、1部はRBA野球大会の日曜ブロックの強豪・ケン・コーポレーションが準決勝戦で青山メインランドを15-2で、決勝戦でエフジェーネクストを15-でそれぞれ下し、3大会連続の通算13度目の優勝を飾った。敗れたFJネクストは2年連続の準優勝。
ケンコーポのエース上松は2試合12回完投。ベテランの尾関、4番の矢澤らが活躍。新人の立教大卒・小島、駒沢大卒・鈴木らもデビューした。
〇田辺監督 上松がよく投げた。尾関が殊勲者。矢澤は4番でタイムリーを放った。本業も好調
RBA野球大会にも出場しているナミキは0-3でケンコーポに初戦で敗れ、青山メインランドは準決勝で涙をのんだ。
◇ ◆ ◇
田辺監督から上松、尾関、矢澤らが活躍したことを知らされて嬉しくなったのだが、立大卒の小島の名前を聞いて、帝京高校野球部OB会会長・小島一茂氏を思い出した。
小島氏は、RBA野球大会でサンケイビルの主砲・エースとして活躍した経験の持ち主で、お父さんが大の長嶋茂雄氏のファン。息子の名前に長嶋氏の長男と同じ「一茂」を付け、大学も立教大に進学させた。一茂氏からは息子さんもまた立大出身で、ケンコーポに入社したことを昨年聞いていた。
親子でRBA野球大会に出場したのは、三菱地所の大林がいる。大林は平成24年の大会で「17年前、父が選手として出場していたとき、僕の写真がRBAに載りました」とコメントしている。