東京都 新型コロナ 緊急事態宣言解除の感染状況3条件 全てクリア
東京都は5月21日、新型コロナウイルス感染者が新たに11人判明したと発表した。うち9人が感染経路不明・調査中。この日を含めた1週間の感染者は59人(1日平均8.4人)で、感染経路不明・調査中は23人(不明率39.0%)となり、政府が示した緊急事態宣言解除の感染状況の目安である1日平均10人、不明比率50%以下、前週より減少の3条件とも満たした。ただ、1都3県は政府も自治体も一体として解除を検討するとしており、この日の宣言解除は行われなかった。
都はまた、これまでの報告に追加すべき陽性者58人と、削除すべき重複者6人、陰性判明者5人が判明し、差し引き47人の感染者を追加すると発表した。これにより、5月21日までの感染者は累計5,133人になった。
東急リバブル 全国店舗でオンライン接客開始
東急リバブルは5月21日、全国の売買・賃貸仲介店舗でビデオ会議ツール Google Meetを利用したオンライン接客を同日から開始したと発表した。
顧客は自宅の査定、売却相談をする場合、室内をライブ中継して同社担当者が確認し、空室物件の内見は担当者がライブ中継して顧客に説明する。
新型コロナウイルス感染防止のため、同社は一部を除く売買・賃貸仲介店舗の営業活動をテレワーク(在宅勤務)に切り替えて実施しているが、今後はオンライン接客を全国の売買・賃貸仲介店舗で行っていく。
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スマホすら満足に扱えないアナログ人間の記者などはさっぱり理解できないが、「新しい生活様式」では名刺交換もオンラインで行うことになるとのことなので、こうした接客は否応なく一般化するのだろう。
しかし、顧客も営業担当者も、具体的な設備機器や建具・家具、床材、壁材などの仕様レベルをどう伝えるのか。専門的な知識がないと伝えられないはずだ。
〝OK!Google!このキッチン天板はどの程度のレベルか? 床の遮音性能は? あなたは宅建士の資格を持っているのか? 〟などに応えられたら営業マンの仕事はなくなるが…そうはならない。記者が会ったOK!Google!はみんな女性だったが、確か年齢すら答えられなかった。
〝OK!Google!自慢じゃないが、小生はちょっと見ただけで住戸の質、設備仕様レベルが分かるし、相場より高いか安いかの判断もつくぞ〟
東京都 新型コロナ 緊急事態宣言解除の目安 クリアできるか微妙
東京都は5月20日、新型コロナウイルス感染者が新たに5人判明したと発表した。うち感染経路不明・調査中はゼロ。1日の感染者数は6日連続して20人以下で、6日間の合計は48人(1日当たり8人)となった。
本日(21日)、安倍首相は緊急事態宣言を継続するか解除するかを発表するが、東京都は21日の感染者を含めるとすると22人以下であれば、国の緊急事態宣言解除の目安(1日当たり10人)を下回る。14~20日の1週間の感染者は78人(1日平均11.1人)となり、この数値だと目安をクリアできない。感染経路不明・調査中は6日間で14人(不明率29.2%)となり、こちらは目安を下回る可能性が高い。
ただし、国も一都三県の知事は一体として判断を下す意向で、神奈川県は目安を上回っていることから宣言は継続される可能性が高いとみられる。休業要請緩和がされるかどうかが注目される。
100年前に逆戻り? 新型コロナ禍4月の訪日客 前年同月比99.9%減の2,900人(2020/5/20)
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全国の新型コロナ感染者 約7,500人 1週間で80%増加 厚労省(4/14現在)
100年前に逆戻り? 新型コロナ禍 4月の訪日客 前年同月比99.9%減の2,900人
日本政府観光局(JNTO)は5月20日、2020年4月の訪日外客数は前年同月比99.9%減の2,900人だったと発表した。統計を取り始めた1964年以降で初めてのこと。1~4月は前年同期比64.1%減の約394万人。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの国で海外渡航制限や外出禁止等の措置が取られていること、日本においても検疫強化、査証の無効化などの措置の対象国が拡大されたことを理由に挙げている。もっとも多かった韓国、台湾、アメリカでも各300人。
出国日本人数も前年同月比99.8%減の3,900人だった。
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予想されたことではあるが、過去の歴史をさかのぼってもこれほど少ないのは戦前だろうとネットで調べてみた。アジア歴史資料センターホームページには「訪日外国人は1935(昭和10年)年には42,629人(うち、観光目的は16,045人)に達しました」とある。もちろん、戦中はもっと少なかったはずで、瞬間的にはほぼ100年前に逆戻りしたということか。
東京都 新型コロナ 5日間の感染者は43人(1日平均8.6人) 経路不明は32.6%
東京都は5月19日、新型コロナウイルス感染者が新たに5人判明したと発表した。うち3人が感染経路不明・調査中。5日間の感染者は43人(1日平均8.6人)、感染経路不明・調査中は14人(不明率32.6%)となっている。
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5月18日のPCR検査件数が60件と、多かったときのほぼ10分の1なのをどう評価するかだが、感染状況は休業要請緩和に向かって進んでいることを示している。
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この前、AERA dot.メルマガに、マリ共和国出身でバンバラ語、英語、フランス語、中国語、関西弁を操る京都精華大学ウスビ・サコ学長の「コロナ問題でわかった『日本人のホンネ』」というタイトルのインタビュー記事が掲載されていた。痛いところを衝かれたと思った。以下に少し紹介する。
「興味深いのは、日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っていることです。アフリカも政治不信は同じですが、まだギリギリ地域共同体が機能し、地域の動きを政治家が利用してサポートする例が見られます。昔の日本は、京都の地域住民が国に先駆けて小学校をつくるなど共同体の力がありましたが、今は自治会レベルでも国の決断を仰いでいる。共同体が壊れ、相互扶助もできなくなっています。
今回の事態で、日本人の本音に触れた気がします。冷静に見えて他人へのいらだちを募らせていたり、堅い職業の人が、歌舞伎町やパチンコ店でこっそり気分転換したり、表と裏の二面性がある。プレッシャーの強いストレス社会なのでしょう。また『自分ではない誰かがしてくれる』気持ちが強い。サービスが整いすぎているのが日本の弱さで、知恵や能力を使う機会がなく、自ら考えて動くのが苦手で他責傾向がある。ただ、わかっているのは、この問題は誰かが解決してくれるものではないということです。
私たちはこの先もウイルスと生きていかなければならず、それに対応する強い社会基盤をいかに持つかが重要です。この機会に、他人がやってくれないことを前提に個人の能力を上げ、自分自身や地域でやる覚悟を決めて、人と連帯感を持つしかないと気づけば変わっていくでしょう」
多摩センター・グリーンライブセンター
ケイアイスター不動産 リースバック事業に参入 セゾンファンデックスと提携
ケイアイスター不動産は5月19日、セゾンファンデックスと業務提携しリースバック事業「KEIAIのリースバック」のサービスを開始したと発表した。
「KEIAIのリースバック」の窓口を通じFC展開を図る。今年度の問い合わせ件数は1,000件を目標とする。セゾンファンデックスは、リースバック事業を2016年から展開しており、年間の問い合わせ件数は5,000件を超える。
新型コロナ収束後 リースバックが激増の予感 利用者は足元見られないか(2020/4/23)
三井不動産・KDDI 5Gを活用したオフィスビルDXに関する合意書締結
三井不動産とKDDIは5月19日、第5世代移動通信システム「5 G」を活用したオフィスビルのデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す合意書を締結したと発表した。
今後、KDDI本社などで実証実験を開始し、2021年4月を目途に日本橋室町三井タワーをはじめとする「三井のオフィス」で5 Gのネットワーク環境を構築する。
5Gは「高速・大容量、低遅延、多接続」が特徴で、より高精細で大容量のデータ通信を安定的に行うことが可能。新型コロナウィルスの影響によりBCPの観点からテレワークが求められており、5G活用はテレワークと組み合わせたオフィス利用者の柔軟な働き方を促進するとみられている。
都 新型コロナ 感染者1週間で106人(1日平均15人) 経路不明は8日連続5割以下
東京都は5月18日、新型コロナウイルス感染者が新たに10人判明したと発表した。うち2人が感染経路不明・調査中。男女比は男性2人:女性8人。感染者はこの1週間で106人(1日平均15.1人)。感染経路不明は8日連続して50%を割った。
小池都知事は、「(休業要請緩和まで)あと一歩、頑張りましょう」と呼び掛けた。
〝不平等社会〟あぶりだす新型コロナ 5月の感染者 年代・性別で最多は20代女性
これまで何度か指摘したが、新型コロナウイルスの拡大を抑えるには、若い女性の感染をどう防ぐかが大きな課題のような気がする。
5月17日現在、東京都の累計感染者は5,055人で、年代別感染者は30代の893人が最多で、20代の883人、40代の804人が〝ワースト3〟だ。
全体的に感染者が減りつつある5月に限ってみれば、性別では20代女性の113人が最多で、30代女性66人、90代女性58人、30代男性56人、50代男性54人、40代女性46人、40代男性45人と続く。20代女性が突出している。
新型コロナが、人種、老若男女、美醜、貧富の差なくあまねく平等に襲い掛かるとすれば、人口構成比率からしても若い女性が多いのは不可解だ。
感染者のデータが少ないので何とも言えないが、その理由の一つに、女性就業比率が高い医療・介護やサービス・接客業などの「3密」を避けられない労働環境が背景にあるのではないかという仮説は成立するような気がする。若い女性が手洗い・マスクを怠っているはずはないからだ。だとすれば、過酷な労働環境を強いられている女性の〝不平等社会〟を新型コロナはあぶりだしているともいえる。
いま国は緊急事態宣言解除に向かってかじ取りを進めている。しかし、上述したように20代、30代の若い女性と90代の女性の感染をどう防ぐか、もっときめの細かい対策が必要ではないか。
若い女性の皆さん!頑張れ!(わが連れ合いは「若い人は、感染しても治ると気楽に考えているから当然」と言ったが、違うような気がする)
東京都 新型コロナ 1週間の感染者111人(1日平均16人)前週の3分の1に減少
東京都は5月17日、この日の新型コロナウイルス感染者は5人だったと発表した。3月22日の2人に次ぐ低水準。感染経路不明・調査中はデータを公表し始めた3月27以来初めてゼロになった。この1週間の感染者数は111人で、1日平均は15.9人となった。前週の301人(1日平均43人)からほぼ3分の1に減少した。