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感染者 表.png

年代別・性別 累計グラフ.png

年代・性別グラフ.png
※感染率(罹患率)は人口10万人当たりの感染率を人数に換算した数値

20代感染者グラフ.png
※この数値は7月4日のデータも反映しています

 東京都は73日、新型コロナウイルス感染者が新たに124人判明したと発表した。うち40人(32.3%)が感染経路不明者。1日当たり感染者が100人を超えたのは2日連続で、52日に記録した154人に次ぐ多さ。累計感染者は6,523人となった。

       ◆     ◇

 感染者が2日連続して100人を超えたのにかなりのショックを受けた。年代別・性別の感染者属性を調べてさらに驚いた。124人のうち20代男性は実に40人だ。20代男性の1日当たりの感染者としては410日の29人を上回り過去最多だ。

 累計感染者数も20代男性は625日にそれまで最多だった30代男性を抜き〝トップ〟に躍り出ると、その後も引き離し〝独走〟状態に突入した。

 そして、同世代の男性に呼応するように20代女性も不気味な動きを示している。先に3日の感染者124人は52日の154人に次ぐ多さと書いたが、52日の年代別・性別感染者数でもっとも多かったのは20代女性の24人で、20代男性は5人だった。

 感染者の属性は当時と今とまったく異なることを考えないといけない。記者は、小池都知事が6月に入ってから連日のように〝夜の街〟〝ホストクラブ〟を発言しメディアもそれに追随して報じていることと無関係ではないと考えている。

 かくいう記者も連日のように年代別・性別感染者の記事を書いてきており、若い層の増加に警鐘を鳴らしてきたつもりだ。しかし、職業が特定されるような記事は511日の「新型コロナ 感染経路不明者が減らない理由 〝闇社会〟〝二重就業〟も一因」以外ほとんど書いていない。むしろ〝働かざるをえない〟事情を考慮し、ジェンダー性差に原因があるのではないかと指摘してきた。メデイアの記事と同じだ。5W1Hを徹底することだし、社会全体がどこであろうと誰であろうと〝明日は我が身〟と受け取り、感染者を責めないことが必要だ。

 〝夜の街〟〝ホストクラブ〟をいくら叩いても感染は防げないような気がする。むしろ逆だ。小池都知事はナーバスになっているスズメバチの巣をつついてしまったような気がする。

 さらにまた、これは感染経路不明者(率)がなかなか減らないこととも関連するはずだ。宣言解除後の感染者1,378人のうち617人で、不明率は44.8%にのぼっている。若干は減っているが、感染拡大期とそれほど違わない。そもそも休業要請再発出のモニタリング指標「50%」に疑問を投げかける専門家は多い。政府の方針も当初から〝クラスターを叩く〟〝徹底して感染源を辿る〟はずだった。〝甘い〟というほかない。

 どうして感染不明者が減らないか。WHOなどの報告では無症状の人も10%くらいおり〝身に覚えがない〟人も少なくないのも原因の一つだろうが、それよりも感染が勤務先、近隣などに知られることでバッシングを受け、〝迷惑をかけたくない〟という意識が働き、口をつぐむケースのほうが多いからだと読んでいる。当否はともかく先の〝闇社会〟〝二重就労〟の記事ににアクセスが殺到しており、今現在、約23,000件に達している。RBA野球、不動産関連の記事を含めこれほど1本の記事にアクセスがあったのはこれまでほとんどないはずだ。

 つまり、できることならコロナ感染を〝闇〟に葬りたいという本人・関係者の意識が強いからこそ、〝闇〟〝二重就労〟のフレーズに敏感に反応したのではないか。〝クラスターを叩く〟のではなく〝寄ってたかって感染者を叩く〟コロナ自警団・隣組の全体主義が世の中を支配しつつある。この動きを止めないといけない。イソップの「北風と太陽」の例えと同じ。〝夜の街にくれぐれもご注意を〟はむしろ逆効果だ。〝夜の街も安心ですよ〟にしないと(誘導)いけない。累計感染者は6,500人に達した。データも蓄積されているはずだ。きちんと正確なデータも公表すべきだ。

都の新型コロナ感染者 拡大前期(before)から様相一変 解除後(after)の20代男性は6倍、20代女性は3倍増(2020/6/28

東京都 新型コロナ累計感染者 年代・性別では20代男性が30代男性抜き最多に(2020/6/26)

新型コロナは「死に至る病」でなく〝絶望〟とも無縁 若い人の感染者が多い理由(2020/6/24)

東京都 新型コロナ 感染者は20代男性・30代男性・20代女性の〝三強〟の争い(2020/6/22)

新型コロナ感染者 宣言解除後は20代男性が最多〝夜の街〟自粛呼びかけ 効果あるか(2020/6/7)

新型コロナ「東京アラート」発動 都知事〝夜の街〟強調/大阪府は20代の女性が最多(2020/6/3)

〝闇社会〟〝二重就業〟の記事アクセス1万件突破/北九州「第2波」 どこでも(2020/6/1)

新型コロナ 都の感染者5月は20代女性が突出 全体の14% 同世代男性の倍以上(2020/5/29)

〝闇社会〟〝二重就業〟の記事にアクセス殺到/目から鱗 「風テラス」坂爪氏の著作(2020/5/28)

社会的弱者に襲い掛かり、ジェンダー性差をあぶりだす 新型コロナの本性(2020/5/25)

〝不平等社会〟あぶりだす新型コロナ5月の感染者 年代・性別で最多は20代女性(2020/5/18)

新型コロナ 感染経路不明者が減らない理由 〝闇社会〟〝二重就業〟も一因(2020/5/11)

カテゴリ: 2020年度

 関内駅前港町地区市街地再開発準備組合(理事長:田原仁・横浜関内駅前ビル社長)は7月1日、再開発事業を推進するための事業協力者として三菱地所を代表者とするケン・コーポレーション、スターツコーポレーション、東急不動産、フジタの5社で構成されるグループを優先交渉権者として決定したと発表した。

 現地は旧市庁舎街区に隣接する約1.4haの規模で、施設は敷地面積約7.700㎡、高さ約150m、延床面積約88,500㎡(容積対象床面積約75,500㎡、容積率約980%)。今後、令和5年度に都市計画決定、同6年度に組合設立認可、同7年度に着工、同11年度に竣工する予定。

 観光・集客ゾーンが約6,000㎡、国際的な産学連携施設が約52,500㎡、上層階の約13,000㎡が横浜初の最高級賃貸レジデンスとなる予定。

カテゴリ: 2020年度

①外観(南側).jpg
外観(左が小田急不動産の、右が三井不動産のビル)

住友不動産は630日、「三角ビル」の愛称で知られてきた「新宿住友ビル・三角広場」の大規模改修工事が完成したのに伴うメディア向け内覧会を行った。記者は〝新築ビル〟と見紛えたほどで、従前の「三角ビル」を知っている人は腰を抜かすほど驚くはずだ。関係者は「前例のない超高層ビルの大規模改修工事」と胸を張った。数十人の報道陣が駆け付けた。三角広場は71日に一般にオープンされる。

既存ビルは、新宿駅から徒歩数分の新宿区西新宿2丁目の敷地面積約14,446㎡、地下2階地上52階建て延床面積約165,898㎡。19743月に竣工。設計監理は日建設計。施工は鹿島建設、竹中工務店、住友建設。

改修後は、容積対象面積はほとんど変わっていないが延床面積は約180,195㎡(うちアトリウム約6,500㎡)へと約14,000㎡増床。基本構想・総合監修は住友不動産。設計・監理は日建設計。施工は大成建設。20179月に着工、2020630日に竣工。改修に当たっては国家戦略特区の枠組みを活用している。

従前は赤いレンガ壁に囲まれた広い空間や新宿浄水場で使用された水道管のオブジェ、駐車場、喫煙所などだった青空空間は高さ25m、広さ約3,250㎡の晴雨寒暖に対応した空調完備の屋内空間に一変した。

屋内空間の正面には新宿アルタと同じ4K564インチの大型ビジョンを設置、最大収容人数約2,000人の大規模イベントを可能にした。床は床暖房(一部除く)、壁は吸音処理を施した壁にレンガ壁を採用。災害時には2,850人の帰宅困難者の一時滞在施設としても利用される。公開空地であるため、朝は5時から夜は12時まで利用可能。

大改修と併せて制震補強、発電機能設備の増強、BCP性能の向上を図っている。

このほか、地下1階から地上2階に新たに導入した「ショップ&レストラン」は新規と高層階からの移転を合わせて全26店舗がオープンする。地下2階には従前の約3倍、1,000人収容可能な「新宿住友ホール」をリニューアルした。エントランスにはクスノキの巨木も残した。

内覧会で同社ビル事業本部新宿事業所長・宮川享之氏は、「屋根付きの屋内空間は西新宿の課題だった賑わいを取り戻す第一歩。活性化ももたらすはず」と挨拶。

同社ビル事業本部商品企画課チーフエンジニア・山田武仁氏は、「既存ビルであることを感じさせない近未来のビルを実現できたキーワードは2つ。一つは20年かけて理想形を完成させようという理念を曲げなかったこと。もう一つはリスペクト。フラット広場を原資として広さを倍増させた骨太の基本設計があったから。竣工はこれから50年、100年先の始まりの一歩」などと話した。

設計・監理を担当した日建設計の設計部門グループマネージャー・芦田智之氏は、「既存の規制・枠組みを踏襲していればまず不可能な工事。そもそも青空空地を屋内空地に変える概念などなかった。『無理だ』と住友さんにいったが、許してくれなかった。激論を交わしながら実現にこぎつけた」と語った。

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三角広場 メイン

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三角広場 西

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左から宮川氏、山田氏、芦田氏

③エントランス(外側).jpg
エントランス

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パブリックビューイング(予想図)

       ◆     ◇

記者は、2011年の3.11のとき、三角ビルに隣接する小田急不動産「小田急第一生命ビル」の15階で勤務していた。瞬時に直下型でないと判断し、絶対(倒壊しない)大丈夫と思った。泣き出した女性社員もいたが、実際、揺れは想定内だった。当日は、徒歩で甲州街道を歩いて帰った。あとから三角ビルも三井新宿ビルも気持ちが悪くなるほど揺れたと聞いた。

周辺の既存ビルは大震災を前後して耐震化が進められていた。東京建物「新宿センタービル」は2009年(平成21年)に耐震化工事を完了している。そして2015年、三井不動産は「新宿三井ビル」の超大型制震装置を完成させた。それより遅れること2年、住友不動産は「新宿三角ビル」の大規模改修を行うと発表した。

同社も制振装置を設置して〝お茶を濁す〟程度の改修で済ませるのだろうとてっきり思っていた。

そして今日(30日)。三角広場を多少改修したくらいでこのコロナ禍で内覧会などやってどうするのか、しかも雨模様だ。まあほとんど取材はないし気晴らしになるだろうと出かけたが、冒頭に書いたように別の新築ビルかと仰天した。

熱弁をふるったのは、マンション見学会などで何回かお会いをしたことがある山田氏だったのにも驚いた。もっとしっかりメモを取るべきだった。感動的な名演説だった。どこかのメディアが細大漏らさずスピーチを再現しないか。

もう一つ、容積対象面積をそれほど変えず、どうして約14,000㎡も増床できたかについて。既存不適格建物を複数の工事に分けて段階的に改正後の建築基準法に適合させていく「全体計画認定制度」を採用したからというが、芦田氏は「かなり専門的なことで難しく、法律を読んだだけでは(素人の記者などは)理解できないのではないか。手順が難しい」と話した。これは謎のままだ。

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ストリートピアノ(誰でも自由に弾ける)

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屋内空間に使用されている壁(山田氏の説明によると「『住友』発祥の地、別子銅山で銅の精錬時にでる鉱鐸(スラグ)、これを焼成してできる『からみ煉瓦』の風合いを再現したレンガ壁に仕立てた」壁だそうだ)

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改修前

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改修前公開空地

三井不動産 「新宿三井ビル」の超大型制振装置が完成(2015/15

西新宿の弊社事務所も大揺れ 女性がパニックに(2011/3/11

住友不動産「シティテラス加賀」 山田氏が独演会 商品企画を熱く語る(2013/12/11

「ティアラ」にふさわしい外観デザイン 住友不動産「スカイティアラ」(2014/2/27

カテゴリ: 2020年度

 旭化成ホームズくらしノべーション研究所は6月29日、ZOOMによるオンライン記者勉強会「『ワーク・ワーク・バランス』を保つ新たな暮らし方を探る」を開催。ゲストに立命館大学産業社会学部教授・筒井淳也氏を迎え、同研究所顧問・松本吉彦氏とトークセッションを行った。

 同勉強会は、旭化成ホームズと同研究所が4月上旬に行ったアンケート調査「在宅ワークスペースの現状とくらしの在り方を探る」結果を踏まえ、働くことによって対価を得られる有償の仕事と、家事など無償の仕事のバランスを意味するワーク・ワークバランスのあり方を探るのが目的。

 トークセッションでは、アンケート調査の結果、在宅ワークによって家族と一緒に過ごす時間が増え、好きなタイミングで家事がこなせるなどのメリットがある反面、仕事とプライベートのON-OFFの切り替えが難しく、職場の人とのコミュニケーションが減少したなどの課題も明らかになったことを受け、筒井教授は通勤時間の削減により生まれた「自由な時間」をどう生かすかが求められると強調した。

◇       ◆     ◇

 アンケート調査については、同社のニュース・リリースと記者の記事を参照していただきたい。

 トークセッションは、同社のニュース・リリースを読んでいたのでとても分かりやすかった。システムの問題もあるのだろうが、一般の方にも呼び掛けて一緒に考える勉強会でもよかったのではないかと思う。

 一つだけ引っ掛かったのは、雇用労働者の「有償労働」と、家事・育児(介護などもそうだが)の「無償労働」の関係についてだった。

 「有償」と「無償」は賃金が支払われるかどうかで分かれるのだろうが(労働者は金だけで働かないのも事実だか)、「労働」の価値そのものは変わらないと記者は考えている。家事や育児が「無償労働」とされてきたのはわが国の家父長制の残滓でもある。「無償労働」の価値を正当に評価することが「新しい生活様式」につながるのではないか。〝専業主婦(または夫)〟(昔は婚期を迎えた娘さんや出戻り、後家さんは「家事手伝い」と呼ばれたが、今は死滅しているはず)などの言葉は死滅すべきだし、職と住の関係も問い直す必要があると思う。

居住形態・家族構成で異なる在宅ワーク場所 旭化成ホームズ調査(2020/6/6)

在宅ワークに関するくらしの変化についての調査発表リリース

カテゴリ: 2020年度

200626_etowa_kasama_01-thumb-600xauto-4255.jpg

コスモスイニシアは626日、国や地方自治体が所有する公共施設などを活用したアウトドアリゾート事業「ETOWA(エトワ)」を立ち上げ、第一弾の茨城県笠間市が所有する宿泊施設「旧あたご天狗の森スカイロッジ」を活用した「ETOWA KASAMA(エトワ笠間)」を2020718()に開業すると発表した。

ETOWA(エトワ)」は、利用者減少や遊休化が課題となっている国や地方自治体が所有する公共施設をリノベーションし、アウトドアリゾート施設に生まれ変わらせることで公共施設の価値向上をめざす事業。

ETOWA KASAMA」は、JR常磐線岩間駅からタクシーで約10分(常磐自動車道岩間ICより約20分)。客室はSKY CABIN(定員4名):4室、FOREST CABIN(定員6名):4室、SUITE CABIN(定員6名):2室、GRACE TENT(定員3名):6室の全16室。キャビンとグランピングテントを設けている。

カテゴリ: 2020年度

前後表.png

3月までの感染者.png  解除後グラフ.png

 東京都は6月27日、新型コロナ感染者が新たに57人判明したと発表した。うち71%に当たる41人が20~30代の若い人で、感染経路不明者も36人(63%)だった。感染者は5月25日に緊急事態宣言を解除してから最多で、5月5日の57人以来の数値となった。

 また、年代・性別累計感染者数で617人となった20代女性が611人の40代男性を抜き、685人の20代男性、673人の30代男性に次いで3番目に〝浮上〟した。

 この結果、新型コロナの感染状況を監視する「モニタリング指標」のうち新規陽性者数は44.1人/1週間平均(再要請基準50人/1週間平均)、感染経路不明率は48.2%/1週間平均(同50.0%)、週単位の増加率1.22(同2)。

◇       ◆     ◇

 6月に入ってから連日のように〝夜の街〟〝歌舞伎町〟〝ホストクラブ〟などが報じられており、これに呼応するように20代男性の感染者数が増加している。

 報道によれば、都は医療体制がひっ迫していた感染拡大期の3~4月とは状況が異なるとし、休業再要請は行わない模様だ。モニタリング指標も見直すという。

 とすれば、われわれは現在のような状況がafter&withコロナの常態であることを容認しないといけないのだろうか。

 医療体制はさておき、その心構えの参考にしていただくよう、3月末までの拡大前期(before)の感染者521人と宣言解除後(after)の感染者908人(6月27日現在)の属性の変化をみたのが別表・グラフだ。

 beforeの男女比は男性347人(66.6%):女性181人(33.4%)となっており、年代・性別でもっとも多かったのが40代男性の77人(14.8)で、以下、30代男性の62人、70代男性の52人と続いていた。女性では41人の20代女性が最多だった。

 afterはどうかというと、男女比は男性587人(64.6%):女性321人(35.4%)となっておりbeforeとそれほど変化はない。新型コロナは人種、性別、老若男女に関わらず平等に襲い掛かると仮定すれば、なぜ男女比で大きな差が出ているのか分析する必要がありそうだ。(記者はジェンダー性差が関係していると思う)

 beforeと顕著な差は、20代男性が人数でも比率でも激増していることだ。20代男性の感染者はbefore 41人からafter262人へ6.4倍増。次位の30代男性の159人より100人以上も多く、全体に占める比率でも28.9%(beforeは4.8%)を占めている。

 20代男性の増加の陰に隠れている形だが、30代男性もbefore62人からafter159人へと2倍以上に増加している。

 一方で、beforeでは77人で最多だった40代男性はafterでは60人へと減少しているほか、50代以上の男性も全て減少、比率も低下している。

 注視すべきなのは20代、30代の女性の数値だ。20代女性はbefore41人からafter131人へ3.2倍に増加。宣言解除前の5月15日から解除後の6月20日までは83人(1日平均2.2人)だったが、21日に11人と2ケタに乗ると、この1週間で60人(1日平均8.6人)と再び増加傾向を示している。30代女性もbefore33人からafter61人へ倍増している。

 このように20代、30代の若い人の感染が目立つのは、この前も書いたように「死に至る病」ではなく〝絶望〟もしておらず、働かざるを得ない事情もあるからだろうか。これがafter&withコロナの常態となるのだろうか。

 安倍首相は6月18日に行った記者会見で「今、感染予防と両立しながら社会経済活動を回復させていく。コロナの時代の新たな日常に向かって、一歩一歩、私たちは確実に前進しています」と述べた。この言葉を信じたい。

東京都 新型コロナ累計感染者 年代・性別では20代男性が30代男性抜き最多に(2020/6/26)

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カテゴリ: 2020年度

 吉本の筋肉芸人100人もアキュラホームの最強壁に歯が立たず完敗-アキュラホームは6月27日(土)、同社が開発した業界ナンバーワンの壁倍率15倍の強靭壁「8トン壁(トリプルストロングウォール)」の壁の強さを証明するため、「吉本芸人軍団率いる100人vsアキュラホーム新世代木造」と銘打ったイベントをZOOMにより生中継した。約7,500人が視聴した。

 「8トン壁」はマッチョな吉本軍団100人との綱引きにびくともせず完勝。同社関係者含めた125人でも微動だにせず、最後は8トンの重機で破砕された。

 完敗した吉本軍団は「社長の顔が見たい!」「社長!社長」と〝挑発〟。視聴者から「素人ぼっいMCがとてもいい」と褒められた同社女性広報担当の「社長!」との呼びかけに、同社宮沢俊哉社長は本社社長室から出演。「みなさんありがとうございます。テレビCMを放映すると1億円くらいかかるが、この種のイベントは10分の1くらいで出来る。その他の無駄も省くことで30億円くらいの固定費を削減した。その分をお客さまに還元していく。コロナ前と比較して20%安く商品を提供していく」とコメントを寄せた。

 同様のイベントを同社は5月30日にも行っており、今回は第二弾。前回の視聴者は約5,700人だったので、2,000人近く増えた。中継は予定では1時間になっていたが30分も延長。視聴者からは「とても楽しかった」などの歓声が上がった。

 イベントでは、何人の吉本軍団が一般の最強壁を綱引きで破ることができるかのクイズも行われ、正解者2名に50インチテレビが贈呈された。

◇      ◆     ◇

 一つ注文。同社の最強壁を採用した戸建てを「1,000万円台で提供させていただきます…さらに今回、全館空調と太陽光発電を加えると、光熱費がゼロになる…ちょっと頑張れば手が届く商品」などと同社担当者がアピールしたのはいいのだが、あのジャパネットの創業者・高田明氏の〝売り込み〟には勝てない。同社には三半規管をかき混ぜるテノール社員はいないのか。 

まるでアート 圧倒的な空間提案と日本の匠の技多用 アキュラホーム 新宿展示場(2020/6/26)

業界最強 アキュラホーム 壁倍率15倍の強さ証明ZOOM中継に視聴5,700名(2020/5/30)

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 東京都は6月25日、新型コロナウイルス感染者が新たに48人判明し、うち19人が感染経路不明・調査中と発表した。この結果、累計の感染者数は5,948人で、年代・性別では20代男性が前日(24日)から11人増加し657人となり、前日(24日)から5人増の30代男性の655人を抜き、初めて最多となった。また、20代女性は592人となっており、40代男性の601人にあと9人に迫っている。

新型コロナは「死に至る病」でなく〝絶望〟とも無縁 若い人の感染者が多い理由(2020/6/24)

東京都 新型コロナ 感染者は20代男性・30代男性・20代女性の〝三強〟の争い(2020/6/22)

新型コロナ感染者 宣言解除後は20代男性が最多〝夜の街〟自粛呼びかけ 効果あるか(2020/6/7)

新型コロナ「東京アラート」発動 都知事〝夜の街〟強調/大阪府は20代の女性が最多(2020/6/3)

〝闇社会〟〝二重就業〟の記事アクセス1万件突破/北九州「第2波」 どこでも(2020/6/1)

新型コロナ 都の感染者5月は20代女性が突出 全体の14% 同世代男性の倍以上(2020/5/29)

〝闇社会〟〝二重就業〟の記事にアクセス殺到/目から鱗 「風テラス」坂爪氏の著作(2020/5/28)

社会的弱者に襲い掛かり、ジェンダー性差をあぶりだす 新型コロナの本性(2020/5/25)

〝不平等社会〟あぶりだす新型コロナ5月の感染者 年代・性別で最多は20代女性(2020/5/18)

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「the ARGYLE aoyama(ザ・アーガイル アオヤマ)」

 三菱地所は6月24日、港区北青山二丁目で開発を進めてきたオフィス・ホテル・商業の複合ビル「the ARGYLE aoyama(ザ・アーガイル アオヤマ)」が2020年6月19日(金)に竣工したと発表した。

 80年代のファッション業界の象徴的な建物として知られた「青山ベルコモンズ」跡地に建設されたもので、建物は地上20 階建て延床面積23,122.57㎡。5~15階のオフィスフロアは満室稼働。1~2階の商業ゾーンは7月1日(水)から順次オープン予定。19~20階の東京初出店となるPlan・Do・See 運営の「THE AOYAMA GRAND HOTEL」は8月に開業する予定。

 ホテルは、「青山ベルコモンズ」が一世を風靡した80年代を意識したライフスタイル型ホテル。客室数は全42室、客室サイズは約30~60㎡。

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ホテルエントランス

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ホテル客室

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レストラン

カテゴリ: 2020年度

グラフ.png 

 前回(6月22日)、緊急事態宣言解除後の東京都の新型コロナ感染者は20代男性・30代男性・20代女性の〝三強〟(〝三つ巴〟か)と書いた。

 記者は専門家でも何でもないが、この〝三強〟が来るべき第二波、第三波でも主導権を握るのではないかと思う。

 厚労省のデータでは、感染者のうち「死に至った」人は国民的なタレントの志村けんさん(70)や岡江久美子さん(63)、力士の勝武士さん(28)のように高齢者や基礎疾患の持ち主で、若い人は数%にとどまっている。プロ野球選手の藤浪晋太郎さん(26)、坂本勇人さん(31)、大城卓三さん(27)などはいつの間にか完治し、現場に復帰した。

 われら高齢者で基礎疾患の持ち主にとって新型コロナは間違いなく「死に至る病」だと思うが、若い人はこの数カ月の間にそうではないことを学んだ結果、〝夜の街〟に繰り出し、あるいは生きるために働きだしたのではないか。〝withコロナ〟を若い人は実践していると考えれば、第二波、第三波の対応策も見えてくるし、希望も湧いてくる。

 6月23日現在、東京都の新型コロナ感染者を年代別・性別で見ると、もっとも多いのが30代男性の641人で、以下、20代男性の621人、40代男性の592人、20代女性の576人の順。最近の動向からすれば、20代男性が最多になるのは時間の問題で、20代女性も40代男性を抜きそうだ。

◇      ◆     ◇

 19世紀の哲学者キェルケゴールはその著「死に至る病」(岩波文庫・斎藤信治訳)の緒論で次のように述べている。

 「キリスト教的な意味では死は決してすべてのものの終わりではない。それは一切であるものの内部におけるすなわち永遠の生命の内部における小さな一つの事件にすぎない。キリスト教的な意味では、単なる人間的な意味での生命におけるよりも無限に多くの希望が、死のうちに存在するのである、――この生命がその充実せる健康と活力のさなかにある場合に比してもそうである。

 それ故にキリスト教的な意味では、死でさえも『死に至る病』ではない。いわんや地上的なこの世的な苦悩すなわち困窮・病気・悲惨・艱難・災厄・苦痛・煩悩・悲哀・痛恨と呼ばれるもののどれもそれではない」

 そして、「死に至る病」とは「絶望」のことであると本論で説く。

◇       ◆     ◇

 キェルケゴールがこの著を公にしたのは36歳のときだ。そして、「祖国の困窮時代が漸くその終わりに近づき、この年を前後して国内に政治的・経済的改革が相次ぎ、彼の祖国が新興デンマークとしての輝かしいスタートを切るほぼその年に当たる」(斎藤氏)1855年の42歳で死亡した。

 いまキェルケゴールが生きていたら新型コロナも「死に至る病」ではないというかどうかは分からないが、いまの若い人たちは「死に至る病」でないことを確信しているからこそ〝夜の街〟に繰り出しているのであって、〝絶望〟とは無縁ではないか。

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新型コロナ 感染経路不明者が減らない理由 〝闇社会〟〝二重就業〟も一因(2020/5/11)

 

 


 

カテゴリ: 2020年度
 

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