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日本デザイン振興会は107日、2022年度グッドデザイン賞の受賞作品を発表した。応募作5,715件の中から1,560件を決定。同時に、長年にわたって人々から支持され続けている商品に贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」受賞21件も決定した。以下、住宅・不動産業界の受賞作を同振興会のWEBから拾った(複数企業・団体が受賞した作品は主に幹事会社のみとした)。取材した作品はURLを添付した。

青木茂建築工房  [早稲田KMビル]

・アキュラホームグループ [木造住宅の常識を変える、住まいは大空間から超空間の時代へ]

・旭化成不動産レジデンス・旭化成ホームズ [人と人とのちょうど良いつながりをつくるGOKINJO]

・網野禎昭 住宅 [バウマイスターの家](ベスト100

・一条工務店 [耐水害住宅]

NTT都市開発他 [レソラ今泉テラス]

小田急バス・ブルースタジオ [hocco](グッドフォーカス賞)

・小田急不動産  [リーフィアレジデンス橋本]

・関電不動産開発 [都心で自分らしいスタイルと住宅で生きる「わたしの部屋」]

・近鉄不動産 [ローレルスクエア長岡京ザ・マークス]

・サンウッド [WHARF神田三崎町]

・住友不動産 [シティハウス二子玉川ザ・グランド] [プレミアム・J 長久手] [プレミアム・J 伊丹]

・積水ハウス [シャーウッド] [プライムメゾン湯島] [グランドメゾン新梅田タワー THE CLUB RESIDENCE]

・総合地所 [マンション入居者向別荘を自治体・地域との古民家再生で地域交流拠点化した「みなさと」]

・大成有楽不動産 [オーベルグランディオ八王子エアーズ1階設置店舗「シェアキッチン&シェアスペース マチハグ」]

・大和ハウス工業  [Wood Residence MARE-希-(マレ)] [プレミスト京都西院] [MMフィールド南大高]

・大京 [金沢駅武蔵南地区第一種市街地再開発事業 金澤雅壇 ーライオンズ金沢武蔵ー] [ライオンズミレス西新]

・中央住宅 [結美の丘] [リーズン津田沼 インティメイト・スクエア] [ベルフォート上尾 花と杜の小路] [AKUNDANA] [Sumi-Ka+]

・東急不動産 [Panasonic SBR-A5R683,SBR-A5F683,SBR-AMC383] [Smart City Takeshiba(スマートシティ竹芝)の混雑度可視化ソリューション]

・東京ドーム [東京ドーム巨人戦における顔認証入場・決済サービス]

・東京建物 [Brillia京都松ヶ崎] [Brillia北山]

・トーシンパートナーズ [ZOOM碑文谷] [ZOOM 横浜桜木町]

・トヨタホーム [シンセ スマートステージプラス 平屋]

・日鉄興和不動産 [リビオレゾン松戸ステーションプレミア]

・日本エスコン [オストレジデンス軽井沢]

・野村不動産 [プラウドシーズン成城コート] [プラウド高田馬場] [プラウド練馬中村橋マークス] [共用木造棟から始まる、森林サイクル促進] [野村不動産大手町北ビル]

・阪急阪神不動産 [ジオ調布] [ジオ京都御所北]

・フージャースコーポレーション [デュオフラッツ西新WEST/デュオフラッツ西新EAST]

・ブルースタジオ [morineki 大東市公民連携北条まちづくりプロジェクト]

・平和不動産 [KITOKI]

・ポラス  [住宅メーカーと建材メーカーが共同で行う石膏ボードの産廃排出抑制とリサイクル化への取り組み]

・ポラスガーデンヒルズ [旅するキッチン~こころを満たす住まいと風景の考察~] [自遊ライフを無限大に楽しむ家]

・ポラスマイホームプラザ [Liberation Space -壁面後退により解放された未利用地部分の空間提案-]

・ポラテック  [ウチノニワ]

・ミサワホーム [ミサワユニットモビリティ] [コロナ禍において家族の絆を深めストレスフリーに過ごす家]

・三井不動産レジデンシャル [パークコート白金長者丸] [パークホームズ登戸スクエア]

・三菱地所 [ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園]

・三菱地所設計  [アントグループ本社]

・三菱地所レジデンス [ザ・パークハウス 鎌倉] [ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ]

・モリモト [プライマルイプセ池尻大橋]

・安田不動産  [高輪一丁目木造集合住宅プロジェクト]

・リビタ [HOWS Renovation 「国立の家」](ベスト100

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加藤氏(左)と小原氏

 三菱地所ホームと学校法人玉川学園は10月8日(土)、「『木』を媒介とした取り組みに関する協定」調印式を同学園本部棟で行った。同社代表取締役社長・加藤博文氏と同学園理事長・小原芳明氏が出席し、協定書に調印した。

 協定は、同社が今年6月始動させた木造木質化を推進するプラットフォーム「KIDZUKI(キヅキ)」の「産」と、同学園が今年度に立ち上げた「Tamagawa Mokurin Project」の「学」の連携により人材の育成、森林・林業の再生・活性化、地球温暖化防止に貢献するのが目的。

 調印式で加藤氏は、「当社は再来年、創業40周年を迎える。三菱地所グループ会社として主に2×4工法による住宅事業を展開してきたので、『木』には強い思いがある。わが国は戦後、植林事業を進めてきたが、伐採期を迎えたいま、コストがかかることなど様々な問題から植林-伐採-利用の好循環が進まない状況にあり、CO2削減だけでなく水、災害、海などにも影響を与えている。この森林問題を解決しないといけない。三菱地所グループは、住宅はもちろん非住宅を含めた木質化を進めており、新たな工法も開発し、木材会社も設立した。そして、このようなハードだけでなくソフトでも木質化の動きを加速させるため立ち上げたのが『KIDZUKI』のプロジェクト。今後、様々な分野とコラボレーションし、木を媒介にいろいろなものに貢献していく。今回の玉川学園さんとの協定はその大きな一歩であり、教育の現場でも実践していく」と挨拶した。

 小原氏は、「40年前が転機だった。当時、理事長を務めていた父(小原哲郎・前名誉総長、1921-2011)が『世界の銘木を集めて木造の小学校校舎を建てたい』と言ったが、4階建ての木造は許可が下りなかった。以後、鉄筋コンクリート造にせざるを得なかったが、鉄筋は長持ちしない。せいぜい40、50年。それに対し、木造は修理も簡単で100年以上持つ。これからは、更新期を迎えた校舎などの木質化を考えている。木もまた更新期を迎えているが、樹木は廃棄するのではなく、炭化させてCO2を固定化し、畑の肥料としても活用していくとか、伐採材を子どもの工作に利用したりして教育現場にも生かしていく。今年4月には『Tamagawa Mokurin Project』も立ち上げ、マイナスカーボンの取り組みを進めている。今回の産学連携は、より幅広い活動につながると期待している」と語った。

 わざわざ休日のこの日を調印式に選んだのは、「十」と「八」を合わせると「木」になることから「木の日」に制定されていることにちなんだものであることも報告された。

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関係者らによる記念写真(手前の銘木は敷地内のケヤキで、職員や生徒が製作したもの)

◇        ◆     ◇ 

 玉川学園のキャンパスを外から眺めたことはこれまで2度あるが、構内に入るのは初めてだった。会見が行われた本部周辺にはヤマモモ、スギ、サクラ、ユリノキ、ケヤキなどの巨木か植わっていた。建物は低中層が多く、林間大学のような雰囲気を醸していた。

 1階のホールには、学園の創立者である小原國芳(1887-1977)による建学の理念「自然そのものが教育である」の言葉が掲出されていた。

 取材後、同学園に了解を得て、約1時間半かけてキャンパス内を散歩した。広さは約61.2haもあるのでほんの一部だが、敷地内にはユリノキ、ヒマラヤスギ、メタセコイア、ハナミズキ、ポプラなどの外来種も多いが、ほとんど手つかずの雑木林が広がっていた。

 散歩の途中、同学園の生徒さんに「こんな素晴らしい環境の学校はない。大学もここでしょ」とも声をかけたら、高校1年生の女性は「小学校からずっとここ。違う風景も見てみたい」と意外な答えが返ってきた。また、大学1年生の男性は「高校はここでしたが、大学は別。いま通っている大学と比べれば確かに自然環境は素晴らしい」と話した。

 キャンパス内に植わっている樹木の名前を言える生徒・学生さんはほとんどいなかった。銘板が掛かっている樹木は圧倒的に少なかった。

 キャンパス内の樹種などを同学園は調査中とのことだが、小原理事長、理事長の祖父の「自然そのものが教育である」という言葉はどうしたのでしょうか。すべての樹種の名前を付けてください。そうすれば別の大学を目指す生徒さんはなくなるはずです。

 ついでにもう一つ。ヤマモモは雌株で実がなり、先生方はジャムにしたりして収穫もするそうだ。記者は小さいころ、自分で木に登り採ったこともある。山は薪炭をはじめ食材、草花の宝庫だった。

 さらにもう一つ。取材の帰りに同学園の「サイテックファーム」で栽培した無農薬のレタスをお土産としてたくさんいただいた。「養殖アワビ」も実用化されていると聞く。ヤマモモとレタス、アワビを肴に酒盛りのイベントを行っていただきたい。酒は三菱地所の「空と土プロジェクト」で生産された純米酒「丸の内」がある。

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本部前のヤマモモ(樹齢は80年以上か)

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ケヤキの巨木

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カキだと思ったが、収穫しないのか

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建学の理念碑(真・善・美・聖・健・富)

木造木質化を推進するプラットフォーム「KIDZUKI(キヅキ)」始動 三菱地所ホーム(2022/6/15)

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羽田エアポートガーデン-夕景

 住友不動産は10月6日、「羽田空港第3ターミナル駅直結の複合プロジェクト「羽田エアポートガーデン」 の中核をなすホテル「ヴィラフォンテーヌ プレミア羽田空港・グランド羽田空港」を2022年12月21日(水)開業し、2023年1月に施設全体を開業すると発表。同日、約200名のメディアを集め、記者発表会・ホテル内覧会を実施した。施設は当初、2020年4月開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受け、開業延期を余儀なくされていた。

 ホテルは、ハブ空港にふさわしい「おもてなし(Hospitality)」、「交流・賑わい(Community)」、「利便性(Convenience)」の機能を兼ね備えた“オールインワン・ホテル”が特徴で、同社のホテルブランド「ヴィラフォンテーヌ」最上位の160室からなる「住友不動産 ホテル ヴィラ フォンテーヌ プレミア 羽田空港」と、ハイグレードの1,557室からなる「住友不動産 ホテル ヴィラ フォンテーヌ グランド 羽田空港」の2ブランドで、双方を合わせた1,717室はわが国のエアポートホテルとしては最大となる。

 また、ホテル宿泊者や空港利用者も利用可能な、飛行機や富士山を眺めながら楽しめる展望露天風呂をはじめ、4種の内湯やサウナ・岩盤浴などが楽しめる約2,000㎡、24時間営業の温浴施設「泉天空の湯 羽田空港」や、MICE会場としての利用も可能な約1,000名収容のホール・会議室を備える。

 全30店舗の飲食店と全60店舗の物販店からなる商業施設の開業は2023年1月の予定。

 記者発表会で同社ヴィラフォンテーヌ取締役社長・桝井俊幸氏は「住友不動産の総力を結集したプロジェクトが再び動き出す。わが国の玄関口にふさわしい〝オールインワン・ホテル〟として世界に発信していく」と語った。

 羽田エアポートガーデンは、京急線・東京モノレール羽田空港第3ターミナル駅直結徒歩1分、大田区羽田空港2丁目に位置する敷地面積約43,000㎡、12階建て延べ床面積約91,500㎡。土地所有者は国で、期間50年の定期借地権付き。主な用途はホテル、温泉、商業施設、イベントホール、会議室・バンケット、バスターミナル他。2018年4月土地借受・着工、2022年12月ホテル開業予定、2023年1月施設全面開業予定。事業者は羽田エアポート都市開発(住友不動産100%子会社)。運営者は住友不動産。設計は日建設計、施工は西松建設。

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プレミアロビー

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フォンテーヌスイートリビング

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フォンテーヌスイート寝室

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フォンテーヌスイートバスルーム

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 「羽田エアポートガーデン」は、例えていえば豪華客船か軍艦だ。延床面積約9.2haは帝国ホテル東京の約24.0ha、ホテルオークラ東京の約18.0haに及ばないが、敷地面積約4.3haは帝国ホテル東京の約2.4ha、ホテルオークラ東京の約3.4haより広い。12階建てなので単純計算すると1フロア約7,625㎡だ。

 内覧会では、約1時間の間にグランドとプレミアのロビー、プレミアスイート、プレミアツイン、グランドツイン、フィットネス、泉天空の湯、プレミアレストランなどが案内された。

 圧巻はプレミアスイート173㎡(52坪)だった。眼前に多摩川とその先の東京湾が霞んで見えた。同業の記者の中には「眺望がよくない」と漏らした人もいたが、ビルやマンションの夜景も美しいが、海と空が混然一体となった漆黒の闇こそ一番美しいと記者は思う。

 スイートの宿泊料金は非公開だったが、〝教えない〟と言われれば逆に探ろうとするのが記者の習性だ。マンションに置き換えることにした。豪華な設備仕様、眺望、共用施設の充実ぶりから判断して坪単価は800~1,000万円と読んだ。つまり4.2億~5.2億円だ。この価格なら申し込みが殺到し、オークションにかけたら10億円に吊り上がっても不思議ではないと思った。分譲ホテルは坪2,000~3,000万円の値が付いている物件もある。

 グランドのツインはルームチャージで2万円~2.2万円と読んだ。間違っていないはずだ。

 約2,000㎡の温浴施設がまた素晴らしい。床は全面スギ材による「クラフトマン パネル 無垢不燃」によるナグリ仕上げだった。見事というほかない(脱衣室の床はフェイクのバンブーだったが…)。

 天然温泉は「美人の湯」と称されているとかで、美肌の効用があるようだ。手にすくってみたら少しぬるぬるし、舐めたらしょっぱかった。このぬめりと塩分が肌をきれいにするのか。外国人利用者も多いはずなので聞いたら、刺青の人はシールで隠すことが求められるようだ。刺青は文化だ。認めてもいいのではないか。

 ほかでは、天井高が約13m、1,000㎡の「グランドホワイエ」や、記者発表会場になった1,000名収容可能な天井高4.5m、広さ1,109㎡のMICE対応のイベントホールもいい。

 また、記者発表会・内覧会は代理店を通さず、同社が自前で約200名のメディアを動員したというからさすがだ。MCを務めた広報担当Hさんの声はウグイスそのものだった。

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フィットネスジム

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イル・リストランテ トーキョー昼景

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展望天然温泉(露天)

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岩盤浴

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ホール利用イメージ

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この日の記者発表会

 

 

 

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 オープンハウスグループは2022年10月3日21時44分付で「本日、レギュラーシーズン最終戦・最終打席で見事に56本目のホームランを放ち、58年ぶりの日本選手記録更新を成し遂げるとともに、史上最年少三冠王を確定させたその偉業を称え、予定していた上限額を大幅に引き上げ『好立地の東京の家 上限価格:3億円(税込)』を贈呈いたします」と発表した。(以下は10月03日(月)21:58に発信した記事です)

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 (2022年10月03日21:58 発信) 神様、仏様、村神様-…やったぜ56本塁打…「『村神様』が『世界のホームラン王』を超えた! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、今季最終戦で日本選手シーズン最多となる56号本塁打を放ち、64年王貞治(巨人)の55本塁打を上回った。同時に『1億円の家』もゲットした。

 7回無死、DeNA入江から打った。13日巨人戦(神宮)の9回に55号3ランを放って以来、61打席ぶりの1発で、王、01年ローズ(近鉄)、02年カブレラ(西武)を上回る歴代単独2位に浮上。プロ野球記録の13年バレンティン(ヤクルト)の60本まで4本差とした」(日刊スポーツWeb版10月3日20時17分)。

 三冠王も確定した。

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 オープンハウスが「神宮で56本以上打ったら『1億円の東京の家』プレゼント」と発表してかちょうど1か月経過したこの日10月3日、ヤクルトスワローズ村上選手が56号本塁打を放った。

 こんなに嬉しいことはない。今日の試合相手DeNAも2位が決定しており、敬遠策など取らず投手は真っ向勝負するとは思っていたが、第一打席で凡退して〝やっぱりだめか〟とテレビ視聴をやめた。

 酒も入り、野球のことなどすっかり忘れていたとき、この吉報がスマホを見ていたかみさんからもたらされた。

 打たれたのは入江投手だ。ネットで調べたら、わが西武ライオンズ今井投手と同期の作新学園-明大卒で、2020年のドラフト1位でDeNAに入団したとある。

 〝オペンホウセ〟荒井社長! この前も書いたが、入江投手にもアシスト賞として100万円くらい贈呈してはいかがか。仲介手数料として300万円もいいかもしれない。入江投手は拒否しないはずだ。

村上選手 神宮で56本以上打ったら「1億円の東京の家」プレゼント オープンハウス(2022/9/4)

 

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「Night Farm」(プランティオ リリースから)

 

 次世代アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開するプランティオと三菱地所は9月30日、三菱地所の「大手町ビル」屋上に新たに整備した農園スペース「The Edible Park OTEMACHI by grow」でカクテルパーティ「Night Farm」を開催した。

 申し込みが殺到したため、当初予定の定員60名を増員し、この日は2倍以上の約140名が集まり、屋上農園で採れたバジル、パクチーなどのカクテルやナス、オクラ、ピーマンなどの素揚げを堪能した。

 「Night Farm」は、コロナ禍で中止を余儀なくされていた恵比寿で行われていたイベントで、時間は18:30~20:30、参加費用は2,500円。普段はアルコール禁止のビルの屋上にステージを設け、農園で採れたバジル、パクチーを利用したソムリエによる4種のカクテルを振舞い、有機栽培のナス、ピーマン、オクラなどの素揚げも供された。

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農園で採れた野菜

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虫食い状態の野菜(安全だから虫も食べる)

 

 

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 農園を運営するプランティオ代表取締役 共同創業者CEO・芹澤孝悦氏から「晩夏の旬の野菜やハーブたちが農園で元気に育っております。それらをその場で食し、農の懐の深さに触れつつ、みなさんでワイワイたのしめれば」とメールで勧められたので参加した。

 記者は、お酒というよりは甘いジュースのようなカクテルなる飲み物はもう数十年間も飲んだことはないので、割り当てられたカクテル2杯分のチケットを利用し、スタッフの方に了解を頂いて、アルコール度数40~50%と思われるジンを2カップ80CC(他の参加者は1カップ40CC)に農園で栽培されているバジル2葉を入れて2杯飲んだ。ジンが強すぎるためか、バジルの香りはほとんど確認できなかったが…。

 採れたてのオクラ、ナス、ジャガイモ、ピーマンの素揚げも食べさせてくれるというので食べた。オクラの甘さは格別だった。

 栽培されている葉ものは、有機野菜であることを証明するように虫に食われた穴がたくさん開いていた。都心の一等地の10階の屋上に虫が飛来し、安全性に問題がないことを確認できるその鑑識眼の確かさと生命力、繁殖力に感動した。

 記者も大好きな虫も食わないパクチーは、人間の手によってちぎられ、帰るころには無残な姿をさらけ出していたが、パクチーも繁殖力が強いようで、たちまちたくさんの葉を茂らせるに違いない。

 酔いも手伝ったか、夜の暗さの分だけ色白が際立った天女のような女性にも出会えた。「こんな素敵なイベントなら毎晩やって」と話したら、「野菜が育つには4~5カ月かかるんだ」と誰かに一喝された。

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バジル

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イベントが始まったころのパクチー(終わることろには虫ではなく人間にく食いちぎられていた)

 

 

消化不良なのが残念だが素晴らしい農園 三菱地所「大手町ビル」リノベ完成見学会(2022/5/26)

 

 

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「n’ estate(ネステート)」

 三井不動産レジデンシャルは9月29日、多拠点居住サービス「n’ estate(ネステート)」を開始したと発表した。「多拠点居住」の金銭的なハードル、時間的なハードル、心理的なハードルを解消し、同社の賃貸マンション「PARK AXIS(パークアクシス)」やグループ企業、パートナー企業の施設を活用し、個人が「働く」「憩う」「楽しむ」拠点を選択しながら生活するライフスタイルを提供するのが特徴。

 予約・利用可能なのは同社の会員組織「三井のすまいLOOP」会員で、「PARK AXIS」の<都市型拠点>と、就農体験や自然とのつながりを感じることができる<郊外型拠点>の2種類の10拠点。「PARK AXIS」は主に2年単位での賃貸借契約だが、今回のトライアルでは住宅宿泊事業法(民泊新法)を活用し、1泊・1か月単位で利用できるようにしている。「KURKKU FIELDS」(千葉県木更津市矢那2503)と「畑住処」(埼玉県加須市陽光台2丁目)の2か所。

 「n’ estate」は、多拠点を表す「N拠点」や「New(新たな)」、「Next(次の)」、「Necessary(必要な)」、「Nature(自然豊かな)」、「Natural(自然体でいられる)」、「New normal(新時代的な)」の頭文字と、財産、不動産、くらし向き、生涯のある時期といった意味を表す「estate」を組み合わせた造語。

 トライアルに先行して2022年3月から実施した「三井のすまいLOOP」会員向けのモニター体験では、1日、10日間、1か月単位のいずれのプランに対しても募集定員を超える応募があったという。

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 記者は、同居、隣居、近居をはじめ多拠点居住のニーズはあるとずっと思っていた。なかなか実現しないのは、やはり金銭的な問題と、職場に縛り付ける就業形態が大きな壁として立ちはだかっているからだ。

 今回の同社の新サービスは、コロナ禍で急激に普及した在宅勤務・テレワークが可能にしたものだ。「すまいを、くらしを、こころを、動かす。」というコピーがいい。都心居住、郊外居住は賃貸でも分譲でも可能だと思う。

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パークアクシス本所吾妻橋サウスレジデンス

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KURKKU FIELDS

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 第16回キッズデザイン賞の審査委員長・益田文和氏が、表彰式後のシンポジウムで「目からうろこ、大発見」と称えた受賞作が3つあった。こどもたちを産み育てやすい部門優秀賞を受賞したUnited family「ハンズフリー電動さく乳器」(少子化対策担当大臣賞)、秋山隆浩建築設計事務所/Atelier HMC「町屋高架下保育園」(少子化対策担当大臣賞)、エバーセンス「パパninaru」(男女共同参画担当大臣賞)だ。

 「電動式さく乳器」は「ブラジャー内に装着することができ、ハンズフリーでさく乳しながら動けるというメリットは大きい」というのが、「高架下保育園」は「マイナスイメージのある高架下に違和感なく、しっかりと子どもの空間を作っている点」が、「パパninaru」は「妊娠から出産育児の必要な情報を、『パパ』に届けるという開発の視点の良さ」がそれぞれ高く評価された。

 記者も、「電動式さく乳器」なるものがあることなど全く知らなかった。最初は親子が牛の乳しぼりでもするのかと思ったほどだ。United familyの担当者によると、1日当たりの授乳回数は普通の人で8~10回、多い人は15回くらいあるという。その負担を軽減し、さく乳した母乳は冷凍保存ができ、必要なときに子どもに与えることもできるというスグレモノだった。

 「高架下保育園」は、言われてみればもっともふさわしい立地条件だ。音や振動は保育に支障はないということだった。記者などは都心部のガード下の飲み屋しか思い浮かばない。〝母になるなら〟〝父になるなら〟で子育て世代にヒットした流山市は、駅に近いところに保育施設を設置して話題を呼んだ。

 「パパninaru」は、夫婦お互いが直接話せないことをアプリが代弁してくれるもので、なるほどと得心がいった。

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 益田氏は「電動式さく乳器」の改良にも触れたが、記者は、赤ん坊の授乳はもちろんだが、冷凍できるのなら20年30年、あるいはもっと長期間保存して、子どもが成長してから母親の母乳を飲めるようにしてはどうかと思う。母親の母乳の味を記憶している人は皆無だろうから、これは価値がある。(まずくて飲めたものではないが)

 母乳といえば、モンゴルの馬乳酒はとてもおいしい。癖があるので慣れるまでは飲みづらいが、飲みだすと止まらない。小生は〝処女の酒〟と名付けた。〝騙し水〟とも呼ばれるのは、水はとても貴重で、馬乳酒は水の代わりとして日常的に飲まれているからだという。

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 赤池学・副審査委員長はシンポジウムの総括として、「提供価値を深めること」「凝然と観察すること」「当たり前のことを疑いの目で見ること」「温故知新を新しいものへつなげていくセンスが全てのことに共通する」などと含蓄に富んだ言葉を発した。

 その通りだと思う。小生もメディアの端くれだから、〝疑ってかかれ〟〝右向け左〟を実践している。

 その伝でいえば、キッズデザイン賞そのもののあり方も再検討してもいいのではないか。例えば、この前も書いた内閣総理大臣賞を始めとする大臣賞の冠の是非について。内閣総理大臣賞はスポーツ、ギャンブル、文化などの分野を中心に30~40ある。〇〇大臣賞を含めれば数百あるはずだ。毎日、何らかの大臣賞が授与されていることになる。これって、いったい何の価値があるのか、立ち止まって考えてみる必要があるのではないか。

 もう一つ。益田氏は、「これからはプレゼンを先にやって審査しようと言ったら、主催者はびっくりするだろうから言わないが」と話した。小生は冗談だと受け止めなかった。そうすべきだ。受賞作品の発表・表彰式を実施する前に、候補作のプレゼンを先に行い、消費者やメディアも参加できるようしたら、もっと盛り上がる。コロナ禍によるオンライン方式はそれを可能にした。〇〇大臣賞などのお墨付きより消費者や視聴者の評価のほうが価値ははるかに高いと思うがいかがか。

中央住宅と積水ハウスが奨励賞受賞 第16回キッズデザイン賞36点発表(2022/9/22)

「一般社団法人 日本ウッドデザイン協会」設立 会長に隈研吾氏(2021/12/9)

積水、旭化成、ケイアイスターが受賞/記者にも見る機会を 第15回キッズデザイン賞(2021/9/30)
 

 

 

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「サステナブルセットアップオフィス」(黒い部分のカーペットは従前のものを再利用)

 東京建物は9月29日、退去テナントが残した内装や什器備品を生かし、新たなテナントに提供する「サステナブルセットアップオフィス」が2022年9月20日に完成したと発表。同社が保有・管理するオフィスビル「東京スクエアガーデン」12階に整備したもので、入退去時の手間を削減し、より柔軟なオフィス選びを可能にするのが目的。同様のオフィスは新宿センタービル、J-6ビルでも提供している。メディア向け内覧会を行った。

 オフィスは、2013年3月に竣工した東京メトロ京橋駅直結の中央区京橋三丁目に位置する敷地面積約8,130㎡、24階建て延べ床面積約約117,000㎡の12階部分の525㎡。従前の間仕切り壁の約2割、カーペットの約6割を再利用し、什器備品35点をクリーニングしたうえで再配備した。

 また、社員間のコミュニケーションがとれる空間づくりの一つとしてキッチンを設け、マイボトルやマイカップ、マイ箸などの洗浄、保管を容易にし、サーモス製の真空断熱ケータイマグ(ボトル)を提供することなどで、使い捨て容器の削減を目指す。

 設計・内装デザインは、東京スクエアガーデンと同じく東京都中央区京橋に事務所を構えるディー・サインが担当。植栽は日比谷花壇が施工し、グリーンを多く設けることで緑視率を高めている。

 これによりテナントの退去時の原状回復工事や入居工事の負担を減らすとともに、環境に配慮したオフィスづくりを行っている。

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オフィス内

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キッチン

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入居者に提供されるマイボトル

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 いい取り組みだ。記者は全然知らなかったのだが、2台の「WEB会議BOX」がとてもいい。広さは一人で利用できるくらいしかないが、BOX内は音がほぼ完ぺきに遮断できる。音も漏れることがないので、大声で話しても外に漏れることがない。かなり高価なようで1台100万円くらいするそうだ。

 一つ、いかがなものかと思ったのは日比谷花壇によるフェイクによるグリーン(植栽)だ。緑視率を高めることで癒し効果があるとのことだが、フェイクは逆効果という報告事例もある。記者は、同社が2018年に分譲し、人気になった「Brillia 一番町」で、本物の生け花がいけられていたのを見学取材している。

 最近では、パソナ・パナソニック ビジネスサービス(PBS)のファシリティマネジメント事業の一つ「COMORE BIZ(コモレビズ)」を実装した三菱地所レジデンスのワークプレース「ザ・パークレックス天王洲[the DOCK]」を取材して感動した。コストをかけるだけの価値=生産性の向上が図れると思う。

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「WEB会議BOX」

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オフィス内(天井からぶら下がっているのはフェイクグリーン。1台100万円もする「WEB会議BOX」を2台も設けているのに…)

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「東京スクエアガーデン」

自然と共生するワークスペース「コモレビズ」実装した「ザ・パークレックス天王洲」(2022/7/27)

坪750万円でも好調 「Brillia」最高峰 東建・地所レジ「一番町」 サロンに乃村工藝(2018/4/18)

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「なないろこまち」(右の調整区域内の農地、左の住宅地に挟まれたエリア)

 キッズデザイン協議会は9月28日、「第16回キッズデザイン賞」表彰式・シンポジウムを開催。最優秀賞の「なないろこまち」(黒田潤三アトリエ / なないろレディースクリニック)をはじめとする全優秀賞に賞状を授与するとともに、シンポジウムでは最優秀賞・優秀賞9作品の関係者によるプレゼンテーション、益田文和・審査委員長と赤池学・副審査委員長によるコメントが発表された。

◇        ◆     ◇

 同賞には、住宅・不動産業界からは、中央住宅の「育てることで育む『農』のある暮らし ハナミズキ春日部・藤塚」と、積水ハウス「エルミタージュクール」がそれぞれ奨励賞を受賞したことは紹介したので省略する。記事を参照していただきたい。記者は、表彰式のみ取材して帰ったので、リアルのシンポジウムは参加しなかったが、黒田氏に話を聞き、シンポジウムもアーカイブで視聴した。

 なにが素晴らしかったかといえば、最優秀賞の内閣総理大臣賞を受賞した「なないろこまち」(黒田潤三アトリエ / なないろレディースクリニック)の作品だった。

 作品は、つくばエクスプレス線つくば駅から車で20分のつくば市西大沼の調整区域の農地を転用したもので、敷地面積約9,972㎡、RC造+木造平屋建て(一部2階)延べ床面積約4,432㎡の施設だ。

 子どもが生まれる前に受診する「外来棟」と産んでから静養する「入院棟」からなる産婦人科を中心に小児科棟、ホール、カフェ、託児などの機能を持つコミュニティ棟から構成されている。

 入院棟は、耐火構造にしなくてもよかったが、耐火・耐震性など総合的に判断してRC造としているとのことだ。他は平屋の木造としているのが大きな特徴で、外壁には焼杉を張り、内装材も木調を基本にしている。

 なぜ、1万㎡近くもある敷地にこのようなゆったりした配棟の施設にできたのかといえば、都市計画法市第34条第1号(1号店舗)の適用を受けているからではないかと記者は考えた。市内の地価公示からして、隣接する松代町の住宅地は坪30万円くらいするはずだが、調整区域は10分の1くらいだろう。住宅地であれは土地代だけで約9億円だが、調整区域は1億円以下だ。1号店舗の条項を活用したからこそ実現した施設ということができる。中央住宅「ハナミズキ春日部・藤塚」も調整区域内の開発だった。

 ネーミングがまたいいではないか。「なないろ」は施設と地域を結ぶ虹の架け橋であり、新生児の未来を指し示す希望の光だ。「こまち」は、「子」であり、女の子であれば「小町娘」であり、英語であれば共同、繋ぐ意味を持つ「co」である。

 黒田氏のプレゼンテーションもよかった。「最初に道をつくり、街をつくった」と語った。記者はこの「最初に道をつくった」というフレーズに感動を覚えた。わが国の街並み設計に大きな影響を与えた建築家・宮脇檀の建築・街並み設計手法と同じだったからだ。

 宮脇氏が亡くなったのは24年も昔だ。黒田氏が宮脇氏の設計思想に影響を受けたかどうかは分からないが、赤池氏はシンポジウムで何度も「温故知新」を語った。偶然の一致ということか。

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中央が黒田氏

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益田氏

◇        ◆     ◇

 以下は付録だ。同協議会への注文をひとくさり。

 この日(28日)、表彰式の会場となった六本木ヒルズ49階「アカデミーヒルズ49」には主催者、受賞者、メディアなど200名以上集まっていた。10時から主催者の同協議会・坂井和則会長のあいさつに始まり、来賓の経産省、内閣府(少子化対策、男女共同参画担当)、内閣府(消費者担当)、東京都の祝辞・挨拶、同賞審査委員長・益田文和氏の総評、受賞36作品の賞状授与、iFデザインアワード日本オフィスの来賓あいさつが終わるまでの約1時間半、みんな身じろぎもせず聴き入り、しわぶき一つ聞こえなかった。その都度、拍手も湧いた。落ち着きなく左右に揺れていたのは小生一人くらいだったろう(小生は、小中学生のときは45分間の授業時間に我慢がならず、紙飛行機を飛ばしたり、前に座る女の子の髪と椅子をセロテープでくっつけたりしていたずらばかりしていたので、先生に怒られ、いつも廊下に立たされていた)。前日の国葬もそうだったが、なんてわが国の人々は行儀がいいのだろうと感服した。

 しかし、挨拶はみんな、記事にできるような気の利いたフレーズなど一つもなく、意味は分からなくとも美しい祝詞でもなく、枕詞の連呼ばかりだった。いったい総理大臣、経産大臣…などの冠に何の価値があるのか、小生はさっぱり分からない。

 もう一つ。赤池氏はシンポジウムで黒田氏に対し、自らも益田氏も審査委員を務めるウッドデザイン賞への応募を勧め「高い点数が付くはず」と呼び掛けた。記者はこれまでも書いてきたが、キッズデザインとウッドデザインとは極めて親和性が強く、グッドデザイン賞も含めて、世界に通用するユニバーサルデザイン賞(UD)と統合してはどうかと考えている。外国には「キッズデザイン」という概念はないようで、だからこそiFデザインアワードと連携することになったのだろが、日本発の「キッズデザイン」は世界に通用するのか。

中央住宅と積水ハウスが奨励賞受賞 第16回キッズデザイン賞36点発表(2022/9/22)

「一般社団法人 日本ウッドデザイン協会」設立 会長に隈研吾氏(2021/12/9)

積水、旭化成、ケイアイスターが受賞/記者にも見る機会を 第15回キッズデザイン賞(2021/9/30)

 

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国際ビル(左)帝劇ビル

 三菱地所、東宝、出光美術館は9月27日、皇居外苑のお濠と丸の内仲通り双方に面した千代田区丸の内3丁目に位置する三菱地所の「国際ビル」、東宝と出光美術館の「帝劇ビル」を一体的に建て替えると発表した。建て替え後は帝国劇場・出光美術館の再開を予定している。建て替えスケジュールは未定。

 帝劇ビルにある帝国劇場は、1911年に開設されたのち、1966年に建替え竣工した2代目。出光美術館は、出光興産の創業者である出光佐三が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するため開館され、現在、国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件のコレクションを有する美術館。

 国際ビルは1966年9月竣工の敷地面積約5,623㎡、9階建て延床面積約76,918㎡。

 帝劇ビルは、1966年9月竣工の敷地面積約3,825㎡、9階建て延床面積約39,419㎡。

 

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