経験のケンコーポか未知数の三菱地所か 日曜ブロック決勝戦 記者の〝勝って〟予想
第35回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦ケン・コーポレーション-三菱地所戦が11月22日の深夜(0:00)東京ドームで行われる。例によって、記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内は記者のレーティング。
競馬予想などとはケタ違いの圧倒的な的中率を誇る記者のレーティングはケン・コーポレーションが90、三菱地所が90。忖度など全くしていないのに同数となった。丁か半か白か黒か卵か鶏か水と油かマンションか戸建てか、存在すら疑わしい神のみぞ知る。無信教の記者に分かるはずがない。
しかし、ヒントがないわけではない。両チームは今大会の予選で一度戦っている。三菱地所が初回に相手エース上松を攻略、4安打を集中し4点を奪い、社投手は2安打1失点完投。4-1で快勝している。ケンコーポ上松は被安打4で途中降板、杉下も2安打を許した。
この試合が決勝戦でも参考になるかどうかだが、勝った地所の選手は自信につながっているはずで、過信・慢心に繋がらなければ、優位に試合を進められる。
敗れたケンコーポは抑えられた屈辱をバネにし、先発しそうな上松は敗戦を薬にかえることができるかどうかが勝敗のカギを握る。
――と書いたのだが、普段はぐっすり眠っているはずの真夜中に試合が始まるという、彼我の力以前の睡魔との戦いに勝てるかどうか、これが雌雄を決すると思う。(最近はほとんど夜の10時、遅くとも24時には酔いつぶれている記者が起きていられるかどうかの問題もある)
心配になって、ネットで調べた。寝る前にやってはいけないことは①激しい運動をする②熱いお風呂に入る③寝る直前に食べる④夜コンビニに行く⑤PCやスマホを見る⑥カフェイン入りの飲み物を飲む⑦飲酒をする⑧喫煙をする――とある。
選手は寝るために試合をするわけではないし、記者も寝るために取材するわけではないから、これは参考にならない。
問題は、真夜中に最大限のパフォーマンスを発揮できるかどうかだ。専門家によると、アドレナリンを出す食べ物として①カシューナッツ、落花生などのナッツ類②チーズ③適度なカフェイン-などが紹介されており、必要な栄養素をしっかり摂る習慣、適切な睡眠をとり、疲れを次の日に持ち越さない習慣の生活が大切とある。
また、アドレナリンが出過ぎると、試合で失敗したらどうしよう、負けたらどうしようなど過度な心配をすることになりかねないとし、過度なアドレナリンを出さないためには深呼吸が有効で、100mダッシュを何回か繰り返し、体を動かすことで心拍数をあげれば、興奮状態になってアドレナリンが出てくるとある。イチロー選手のようなルーティンも効果があるそうだ。
これも、急場しのぎの当日には間に合わない。参考程度にしかならない。ここからが本題だ。試合を左右するのはケンコーポ上松、三菱地所・社の投手の出来次第と見た。
上松は準決勝のときは断酒して試合に臨んだ(断酒は逆にストレスとなって逆効果だと思うが、勝ったから効果があったのか)。抑えに回りそうな杉下も先輩に倣うのか(そんな性格ではないはず)。
社はどうか。準々決勝戦は個人的都合を優先し、旅行でタイに行っており欠場した。準決勝戦は、仕事でボストンに出張していた直後に投げ、時差ぼけがすると言いながら5回を1失点に抑え、打でも活躍した。気力で投げるタイプなので、アドレナリンが出過ぎるのが心配だが、夜中の試合はマイナスにならないのではないか。抑えに回るとみた柴田は、ドームでは投げたことがないはずだから、神宮球場とは勝手が違うことに対応できるか。心臓が心配だ。
つまり、投手力は未知数が多すぎてどうなるか分からないという結論に達した。
別の角度で見てみよう。東京ドームでの試合経験。ケンコーポのレギュラーのうち東京ドームを経験しているのはエース上松のほか、かつては日曜ブロック最強打者だった羽中田、守備がピカ一の朝日、口達者な矢澤と4人もいる。これはプラス材料となるが、ベテランは睡魔に勝てるのか。
一方の三菱地所は実に28年ぶりの決勝進出だから、大学野球の全国大会に出場していれば別だが、東京ドーム経験者は皆無のはずだ。ドームの人工芝を踏んだだけで舞い上がり、試合どころではなくなる危険性もある。選手登録できるのは22人らしいから、ドーム経験がある先輩がしゃしゃり出て、選手を委縮させ、結果として足を引っ張ることも想定したい。
これまた、試合経験も参考にならないということだ。強いてあげるなら経験のケンコーポか、怖いもの知らずの三菱地所かということだ。
三菱地所、28年ぶり決勝進出鹿島建設は2大会連続決勝逃す(10/22)
〝ケン坤一擲〟三井を破り決勝へ鹿島は野村を倒し準決へ(10/1)
三菱地所 王者ケンコーポを破る 社が投打に活躍 ケンコーポ上松 初回に連打浴びる(7/10)
みずほ不販 木暮が特大決勝弾 丸山好継投 三井住友 市川-山岡バッテリー1球に泣く
木暮の決勝弾に沸くみずほベンチ
三井住友トラスト不動産2-2みずほ不動産販売
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井住友トラスト不動産 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | ||||
みずほ不動産販売 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
三井住友 市川投手
みずほ不動産販売が4連覇-双方とも三菱UFJ不動産販売を破っており、勝利すれば文句なし、引き分けた場合は得失点差で決める三井住友トラスト不動産-みずほ不動産販売は、みずほの新戦力・木暮(28)が最終回に同点本塁打を放ち、チームに優勝をもたらした。4回から登板したエース丸山もほぼ完ぺきに抑えた。三井住友は市川投手が踏ん張ったが、木暮の一発に泣いた。
みずほは初回、先頭の尾谷の四球、3番丸山の安打、4番木暮の四球で満塁とすると、続く木次谷も押し出しの四球を選び1点先制。その後は変則投球の相手投手を攻めあぐねたが、最終回、1死から木暮が狭いグラウンドをものともしない強烈な左翼越え本塁打(記者はほとんど見えなかったが飛距離は120mはあったはず)を放ち試合を決めた。3塁を守った木暮は6度の守備機会を危なげなくこなした。
先発の左腕金澤投手は、初回は無難に抑えたが、2回からスライダーがことごとくストライクゾーンの中に集まり、3回に3連打を浴び2失点、被安打5で降板。直前の前試合で5回を投げている丸山が4回から登板し、ピシャリと締めた。
三井住友は無念。3回、1死から1番久保、2番松元、3番花岡の3連打と暴投で2点を挙げ逆転。試合を優位に進めたが、最後は市川投手-山岡捕手バッテリーに魔が差したか。
〇岩本監督 木暮に尽きる。丸山も最高。鈴木もよく打った。足も活かせた
○鎌田卓史社長 危ないところもあったが、うちらしい試合(何事にも動ぜず、平常心で臨むということか)
○木暮 軟式に慣れていない? 地元(大宮)の草野球もやっています。プロ入り? 志望届を出せばその可能性はあったかもしれませんが、当時はそのレベルにないと判断しました
●近松監督 残念。でもいい試合ができた
●粕谷和彦社長 デコボコ(身長が高いのと低いのという意味。上手なのと下手な選手のことではない)なのが人間味あふれていてとてもよかった
三井住友が逆転した場面
◇ ◆ ◇
一日の長が明暗を分けたように思う。みずほが逆転された3回、記者は同社の角田氏に「金澤は危ない。このままでは負ける」と話した。角田氏は黙っていた。ところがその直後、岩本監督と梁島コーチが話し合い、投手を丸山に交代させると審判に告げた。丸山はなにもなかったように登板し、その後を抑えた。
最終回もそうだ。みずほはこの回先頭の4番宮崎は投手フライ。次打者は木暮。記者は角田氏に「わたしならここは勝負しない」と話した。その舌の根も乾かないうちに、初球か2球目を木暮は左翼超え特大本塁打した。
打たれた市川-山岡バッテリーは眠れないのではないか(とっくに寝ているか)。その前の木暮に対する2打席は四球と死球。勝負を避けたわけではないだろうが、賢明な選択だと思う。その後、後続を断ったではないか。
近松監督も木暮をマークしていた。親睦を図る大会で申告敬遠でもしたら、相手からも身内からも袋叩きにあうかもしれないが、記者はこの知的な駆け引きがたまらなく好きだ。
金澤投手
伊藤忠ハウジングが優勝 佐久間猛打賞6打点 水曜ブロック予選敗退 野球大会
伊藤忠ハウジングナイン
ポラスグループ1-10伊藤忠ハウジング
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラス | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
伊藤忠ハウジング | 1 | 2 | 5 | 2 | 0 | x | 10 |
佐久間投手
第35回RBA野球大会水曜ブロックは11月15日(水)、大宮健保グラウンドで予選敗退チーム同士のトーナメント(RBA日本モンゴル国親善野球大会)決勝戦が行われ、伊藤忠ハウジングがポラスグループに10-1と圧勝した。この種の大会はRBA初で、同社が初代の王者となった。
伊藤忠は初回二死満塁、6番大倉の内野安打で1点先取すると、二回に9番佐久間が2ランを放ち、さらに三回、佐久間の3点三塁打と1番河嶋の2ランでポラスを突き放した。四回にも3番福澤の左越え特大本塁打と7番川岸の右適時打で2点を加えた。佐久間は本塁打、三塁打、内野安打で3の3、6打点の活躍。
先発は7月5日以来4カ月ぶりに佐久間が登板、予定の2回を打者6人に抑え好投したが、欲を出して続投したという三回に突如崩れ、3連続四球を与えたところで2番手斉藤に後を託した。斉藤は最初の打者に犠飛で走者を返された他は無失点。
ポラスは打線が振るわず。三回に7番斉藤、8番岩瀬、9番高屋の「左3人衆」が3連続四球を選び、1番山田の犠飛で1点を返したが、安打は五回に吉澤、六回に清水がともに左方向に放った散発2短打にとどまった。投手は岩瀬ー吉澤。
初回、大倉が先制打
三回、2ランを放った河嶋(左)と河嶋を迎えるナイン
四回、福澤がソロ本塁打
○杉山監督 今季最終戦、いい終わり方ができた。来年はドームに行きたい
○佐久間 サイクルならず。投球は…みんなに「すみません」。欲を出して3回いったが、2回で出し切っていた(え、佐久間が投げた? 監督は佐久間は来季に備えて調整させると言ったではないか。サイクルを逃した? 打者に転向か)
●石橋監督 若い選手が入ってきている。来年は若い人間を中心に、決勝トーナメントへ行きたい
●清水 吉澤が先発したら戦えたんじゃないか(こんな大佐になるとは予想していなかったが、誰が投げても結果は同じになったはずですよ清水さん=口悪記者はみていないが、ポラス打線は若い伊藤忠の投手を攻略するのは難しい)
●岩瀬 相手が強かった(3回は抑えると予想したが…)
▽投手
[ポラス]●岩瀬ー吉澤
[伊藤忠]○佐久間ー斉藤
▽長打
[伊藤忠]本塁打:佐久間2号2ラン(二回=岩瀬)、河嶋2ラン(三回=岩瀬)、福澤3号ソロ(四回=吉澤)、三塁打:佐久間(三回=吉澤)、二塁打:神原(五回、吉澤)
斉藤投手
ポラス岩瀬投手(左)と吉澤投手
「ドーム経験者は私だけ、来年はみんなを連れていきたい」杉山監督
みずほ不販4連覇 木暮は満塁・決勝弾含む6-3-3-6 丸山も好継投 三井住友が準V
みずほ不動産販売ナインと役員ら応援団
三菱UFJ不動産販売3-4X三井住友トラスト不動産
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱UFJ不動産販売 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | ||||
三井住友トラスト不動産 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2x | 4 |
みずほ不動産販売10-1三菱UFJ不動産販売
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
みずほ不動産販売 | 0 | 2 | 2 | 0 | 6 | 10 | ||||
三菱UFJ不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
三井住友トラスト不動産2-2みずほ不動産販売
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井住友トラスト不動産 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | ||||
みずほ不動産販売 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
みずほ不販 | 三井住友トラスト | 三菱UFJ不販 | 勝敗分 | |
みずほ不販 | -- | 2-2 | 10-1 | 1-0-1 |
三井住友トラスト | 2-2 | -- | 4-3 | 1-0-1 |
三菱UFJ不販 | 1-10 | 3-4 | -- | 0-2-0 |
※試合は5回、または80分。勝敗が同じの場合は得失点差で上回ったチームが上位
優勝を決めた同点弾を放った木暮
木暮(硬式に慣れていないと思っていたが、地元の草野球も行っているとか。RBA三冠王の岡住、北寒寺を超えるのはこの男か。足もそこそこ)
みずほ不動産販売が4連覇-銀行系不動産会社の三井住友トラスト不動産、三菱UFJ不動産販売、みずほ不動産販売3社恒例の野球大会が11月15日(水)、千代田区・大濠公園で4年ぶりに総当たり方式で行われた。実質的な決勝戦となった三井住友-みずほ不販は2-2の引き分けとなったが、得失点差でみずほが優勝。コロナ禍で中止になっていた過去3年を除き4連覇を達成した。2位は三井住友、2連敗の三菱UFJが3位。
試合前、今回の大会幹事会社の三菱UFJ不動産販売・黒田健社長は「(コロナ禍過で)4年ぶりの大会。この業界(不動産売買)には12~13万人の従事者がいる。野球ファンも多い。切磋琢磨しながら、幸せをかみしめながら頑張っていただきたい」と挨拶した。
進行役を務めた同社元エースで、何人もの女性追っかけファンを引き連れて球場に現れた石本(42)は「久しぶりの大会。仲介と野球好きが集まった大会。楽しい大会にしたい」と語った。
同社梁島コーチが「仕事に差し障りにならないよう頑張ります」と選手宣誓した。
左から黒田氏、石本、梁島
銀行系3社の親睦野球大会(大濠公園で)
2013年センバツ高校野球大会で優勝した浦和学院の主軸でプロも注目したという木暮(きぐれ=28)は2試合6打席3打数3安打、満塁弾と決勝弾となったソロを含む6打点の活躍。守備でも3塁を守り、プロ並みの好守も披露した。エース丸山も2試合で7回を投げ、1失点(本塁打)、被安打2、4奪三振、打っては6打数3安打(本塁打1本)と木暮と同じ働きをした。
大会には、各社の社長をはじめ役員クラスなどたくさんの応援団が駆けつけ、選手も含めて100人超(記者推定)が参加した。試合後は、場所を改め表彰式・懇親会が行われた。
MVPは誰が選ぶか不明だが、両翼は100m前後で中堅は70mというグラウンドの狭さを考慮しても、けた外れの力を披露した木暮か、ほぼ完ぺきのピッチングをした丸山か。敢闘賞は三井住友のみずほ戦で好投した市川投手か、三菱UFJ戦で最終回に同点打を放った知念か。技能賞(と呼べば)はみずほ戦でチーム唯一の2安打(1本は本塁打)を放った三菱UFJの佐和田か。
三井住友トラスト不動産ナインと応援団
みずほ不販2連覇 丸山が快投 2位・三井住友 3位・三菱UFJ 信託銀行系野球大会(2018/11/14)
みずほ不動産販売が優勝 銀行系不動産会社 恒例の野球大会(2017/11/15)
伊藤忠ハウジングが優勢…予選敗退チーム決勝戦 記者のどっちも〝勝って〟予想
RBA野球大会水曜ブロックは11月15日(水)、予選敗退チーム同士の大会(RBA日本モンゴル国親善野球大会)決勝戦ポラス-伊藤忠ハウジングが行われる。いか、記者のどっちも〝勝って〟予想。
ポラスも伊藤忠ハウジングもクジ運が悪かった。本来なら双方とも決勝トーナメントに進出できる力を持っている。
予選敗退で士気がどうなっているかだが、これまでの戦いぶりからして伊藤忠が優勢と見た。先発するはずの斉藤も、抑えに回る福澤もいい。双方とも打力もあり、ポラスを圧倒するか。
ポラスは、先発する岩瀬が3回まで抑えるのが勝つための最低条件だ。3回まで無失点か最少失点の展開に持ち込めれば勝機が生まれる。打線は互角。斉藤、福澤をパニック状態に陥れたい。でないと、早々と白旗を掲げるシーンもありうるとみ。
東京ドーム決勝戦4年ぶり開催 ケンコーポ-三菱地所 11/22深夜0:00~ RBA日曜B
第35回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦、ケン・コーポレーション-三菱地所の試合が11月22日(水)0:00~02:20、東京ドームで行われことが決定した。深夜であり、スタンドを利用すると経費もかさむことから、グラウンドのみの使用となり、双方の選手と運営スタッフを含め総勢50人程度の制約がかかる。
東京ドームで決勝戦が行われるのは、コロナ禍の影響などにより4年ぶり。決勝戦に進出するのは、ケンコーポは第27回大会以来8年ぶり、三菱地所は第7回大会(1995年)以来28年ぶり。
両チーム器今年の大会予選で一度対決しており、三菱地所が4-1で快勝している。
水曜ブロック決勝戦、東急リバブル-リストは12月6日(水)13:00~で調整中。
三菱地所 王者ケンコーポを破る 社が投打に活躍 ケンコーポ上松 初回に連打浴びる(2023/7/10)
決勝戦は伊藤忠ハウジング-ポラス 水曜ブロック予選敗退準決勝戦 2試合とも不戦勝
本日(11月8日)行われる予定だった第35回RBA野球大会水曜ブロック予選敗退チーム同士のトーナメント準決勝戦(RBA日本モンゴル国親善野球大会)2試合は、相手チームの選手が揃わなかったため伊藤忠ハウジングとポラスグループがそれぞれ不戦勝した。決勝戦の伊藤忠ハウジング-ポラスグループは11月15日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。
〇伊藤忠ハウジング(不戦勝)グローバル住販●
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | ||
グローバル住販 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
●オープンハウス(不戦勝)ポラスグループ○
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
ポラスグループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
水曜ブロック 予選敗退チームの準決勝戦 記者のどっちも〝勝って〟予想
第35回RBA野球大会水曜ブロックは11月8日、予選敗退チーム(RBA日本モンゴル国親善野球大会)準決勝戦2試合が大宮健保グラウンドで行われる。いつもの記者のどっちも〝勝って〟予想。
伊藤忠ハウジング-グローバル住販
好カード。戦力は互角、どちらか勝つか全くわからない。伊藤忠の先発は斉藤だろう。やや制球を欠く場面もあるが、力で押すタイプ。相手打線なら最少失点に抑える力がある。打線もみんな上り調子にあるとみた。振りが鋭い。
グローバルの投手は、これまで通り中尾-谷繁の継投だろう。中尾が踏ん張れば、谷繁は完璧に抑える。谷繁が投げる段階でリードしていたらグローバルが勝つ確率はかなり高い。伊藤忠が中尾を攻略できるかどうかの試合でもある。グローバル打線はメンバー次第。斉藤、福澤らにきりきり舞いするシーンもあると見た。
ポラス-オープンハウス
互角だが、投手に不安があるポラスに対して、投打とも若手が元気なオープンハウスがやや優勢と見た。ただ、守備率がほとんどゼロ(2試合で6失策)の増田二塁手が狙われたらどうなるか分からない(ポラスにそんな技量があるかどうかだが)
ポラスは、先発の岩瀬は3回が限度。ここまで完璧に抑え、リードを奪いたい。相手は投攻守とも粗さが目立つので機動力を生かしたいが、ナインの高齢化も進んでいる。対応できるか。不安が先立つ。
伊藤忠ハウジング快勝 福澤は猛打賞、神は4打点 住友販売 けが人続出
-本塁打を放った福澤を迎える伊藤忠ハウジングナイン
伊藤忠ハウジング7-3住友不動産販売
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 3 | 7 | |||
住友不動産販売 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 |
住友販売 伊藤博
伊藤忠ハウジングが快勝。福澤はあわよくばサイクルの猛打賞、神は4打点の活躍。投げては斉藤-河嶋-福澤の3継投でそれぞれ最少失点に抑えた。住友不動産販売は先発の川東(川東碧悟道の末裔か)が2回途中で肘を痛めるアクシデントで降板。急遽登板した伊藤博も伊藤忠の勢いを止められなかった。伊藤忠の準決勝戦相手はグローバル住販。
伊藤忠は2回、この回先頭の4番福澤が左翼前安打を放ち盗塁を決め、続く上野の右翼飛で3塁を狙ったがアウトとなったが、6番川岸が死球で出塁、続く杉山が右翼前に運び好機をつくると、8番の斉藤のところで、住友の先発川東の暴投で川岸が生還。川東は肘を裂断した模様で、病院に運び込まれた。
同点に追いつかれた3回は、この回先頭の1番河嶋、2番神原の連続四死球と暴投、3番神の内野ゴロで勝ち越し、さらに4番福澤の中堅越え3塁打でこの回2点。
5回は福澤が猛打賞となる本塁打、6回は2死から9番服部、河嶋の連打と神原の四球で満塁とすると陣が走者一掃の左翼越え2塁打して試合を決めた。
続いて打席に立った福澤は2塁打を放てばサイクル安打の場面を迎えたが、1塁フライに倒れて大記録を逸した。
先発の斉藤は5回被安打ゼロ、1失点(自責ゼロ)、2番手の河嶋は1回1失点、福澤は1回1失点(自責はゼロ)。
住友販売は2回、川東に代わって打席に立った5番前田監督が敵失で出塁し3つの四死球で1点を返し同点。3点を追う6回は2番北側の右翼越え本塁打、7回は敵失で1点返したが、反撃もここまで。川東の後を継いだ伊藤博は被安打8、与四死球3、6失点。
伊藤忠ハウジング斉藤
押し出しで生還した前田
3回、3点目のホームを踏む神
〇斉藤 福島大の準硬式出身で、東北6大学で一度、打率.390くらいで首位打者になったことがある
〇福澤 まさか、記者があんな不公平なヤジを飛ばすとは…あれがなければ2塁打打てたかも(福澤、申し訳ない。記者が伊藤投手に〝サイクルがかかってんだ、真っすぐの緩い球を投げよ〟と叫んだのがいけなかった。伊藤は弱きをを助け強きをくじく性格であることを忘れていた。むきになっていい球を投げた)
●北川(24) 仙台出身で、東北副時代は草野球(6回絵に描いたような見事な本塁打を放った)
北川
●伊藤博 この前の試合からけが人が続出し、若手も2人しか集まらなかったのが敗因
●林 野球? 専ら観戦。やったことない。今日はダブルヘッダー。阪神ファン(6回、逃げ腰で三振。夜は雄たけびを上げたのか)
4打点の神(左)と福澤
左からけが人続出で打席に立った林、越前、伊藤博
東急リバブル圧勝 投打のヒーロー井上&羽方は宅建も高得点突破 一条は初の4強
当のヒーロー井上(左)と打のヒーロー羽方(宅建試験でも井上は43点、羽方は42点の高得点で合格をほぼ確定)
東急リバブル(92)8-0一条工務店(88⇒90)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東急リバブル | 2 | 1 | 0 | 3 | 2 | 8 | ||||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(時間切れ)
一条工務店 村井
東急リバブルが5回までに10安打を浴びせ圧勝。新人エース井上(23)は被安打1、6つの三振を奪うなど準パーフェクトのピッチング。新人の羽方(23)が3安打猛打賞。宅建試験でも井上は43点、羽方は42点の高得点で合格を確実にした。竹内はシーズン4本目(5本目か)となる本塁打を放った。一条工務店は登板した3投手が失点を重ねた。初の決勝進出を逃した。
東急リバブルは初回、先頭の竹内が死球で出塁し、2番濱、3番奥富の連打で1点先制。さらに2つの四死球で1点追加。2回は、この回先頭の9番羽方が安打し、濱と4番河野の安打で1点加点。4回はまたも羽方の安打を足掛かりに2つの四死球をからめ竹内、河野、5番高岡の安打などで3点を追加し、5回は羽方が猛打賞となる安打を放つと、竹内が2点本塁打して突き放した。放った安打は10安打。
井上投手は初回、先頭打者の中野に右翼越え2塁打を許したが、その後は四球による1人の走者を出したのみで、奪三振6の完璧のピッチング。
一条工務店は手も足も出ず完敗。放った安打は初回の中野の1本のみ。先発の村井、2番手の町田、3番手の永井とも失点を重ねた。
先制に沸くリバブルナイン
四回無死満塁、河野がタイムリー
○竹内 インコースにちょうどきて回転させることができ本塁打。たまたまです。決勝戦ではまずは勝つこと。1番として出塁することと、打者としていいところで1本、1打を。警戒されても、どう打ち崩すかです
○河野 1打席目の三振の後、2打席目でいい球に絞り真っ直ぐを打ってタイムリー。決勝戦はまず、怪我をしないように、ですね
●草彅監督 リバブルさん強かったです。隙が無い。リバブルさんと旭化成さんには無得点で負けました。ランナーを出すことから、出直します。来季目標は「準決勝で1点取る」。日進月歩です
投げるごとに成長する東急リバブル井上
本塁打を放った竹内を迎えるリバブルナイン
竹内
〝ママ、コノヘンナオジサン、コワイヨ〟一条工務店 加藤とご家族
〝パパヨリウマクナルカラネ〟
健闘を称えあう両監督
東急リバブルナイン
一条工務店ナイン
「若手中心」宣言から始動、試合ごとに成長し決勝切符 東急リバブル
今季無敗、18年ぶり決勝切符をつかんだ東急リバブルの大槻監督に、コロナ渦からここまでのチームづくりについて聞いた。
*
久しぶりに大会を開いていただけて、本当に感謝しています。コロナの真っ只中は、各社さんも同じかと思いますが、会社員で、休みの水曜に野球で感染するわけにいかず、活動ができませんでした。その間に事情が変わって野球に出られなくなった人もいます。そして今季、一気に新メンバーが加わり、6~7人が根付いて、頑張ってくれました。
シーズン初めにキャプテンたちと、若いメンバーを中心にすることを宣言してスタートしました。準備運動や練習試合をし、大会に入ってからも、特に入社1年目の井上投手は試合ごとに成長し、チームも試合ごとにまとまってきました。各社さんとのお付き合いもできました。
社のコーポレートロゴ刷新がきっかけで、今季はユニフォームを10年ぶりに一新しましたが、それも、若手が中心となって制作しました。社内調整には大見(現執行役員)も動いてくれて、皆で実現できました。前回10年前のユニフォーム更新は平元(元専務)のおかげがありますし、歴代OBがチームをずっと応援してくれています。
決勝戦、東京ドームで社の皆に見てもらいたい。過去10数試合の準決勝・決勝経験から、チームに戦い方を浸透させること、例えば、打てなかったら打てなくても点がとれる戦い方をするなど、引き出しが重要です。幅広い技、心技体をさらに磨いて、決勝を戦います。