RBA OFFICIAL
 

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〝俺の球を打てるか〟リスト三上投手

旭化成ホームズ(931-3-リスト(9192

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ 0 0 0    
リスト 0    

 

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暴投で生還した旭化成ホームズ橋本

ベテランと新戦力が機能したリストが12年ぶり決勝進出を決めた。彗星のように現れた新戦力の三上投手が旭化成ホームズ打線を2安打1失点(自責はゼロ)に抑え、打撃不振に陥っていたベテラン山中が逆転の2点適時打を放った。〝王者〟旭化成ホームズは〝慶大カルテット〟など新戦力が不発、未開催を含めて6年連して決勝進出を逃した。

初回の3番岩島と4番岩畑の連打の好機を逃したリストは2回、1死から8番倉持が死球を選び、続く後藤の投手ゴロで2進したあと、1番上之園の平凡な投手ゴロが1塁悪送球となり、倉持が生還して同点。2番大室も右翼前に運んだが、上之園は本塁憤死、この回1点どまり。

3回は、この回先頭の3番岩島が内野安打で出塁、4番岩畑の内野ゴロで岩島は二封されたが、5番杉山は四球を選びパスボール(暴投か)でそれぞれ塁を進めた2死後、7番山中が適時打を放ち2者が還り逆転。その後も2つの四死球で満塁と攻め立てたが得点ならず。

三上投手(24)は初回、いきなり味方の失策で走者を許し、安打と2つの暴投で1失点したが、2回以降は立ち直り、被安打26奪三振、2四球とほぼ完ぺきに抑えた。球威のあるストレートとキレのあるスライダー、ツーシームを低めに集めた。

旭化成は完敗。初回、先頭打者の〝韋駄天〟橋本が内野ゴロエラーで出塁し、続く高原の左翼前安打で12塁の好機をつくり、2つの暴投で橋本が還り先制。さらに4番石坂の四球で113塁とチャンスを広げたが後続が凡退。

6回、この回先頭の高原が2本目の安打を右翼前に運び、続く北寒寺の放った痛烈な当たりはショートライナーとなり、1塁走者は帰塁できず(エンドランか)併殺となったのが痛かった。2回以降の残塁は2死からの敵失と四球による2つのみ。得意の機動力が封じられた。

先発の清水投手は初回、緩急をつけたピッチングで平凡な外野フライと三振に斬って取るなど絶好の立ち上がりを見せたが、安打を許してから力みからか制球を乱した。3回を投げ被安打5、与四死球53失点(自責は2)。

4回から登板した〝怪物〟今野は2安打されたが、動揺することなく相手打者を手玉に取った。6回、相手の2番打者大室にカウント3-0から右翼飛に討ち取った球は内角ギリギリ、ストンと落ちた。

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倉持監督(左)と岩島

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試合後、今野を称える倉持監督

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大室

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初回、生還した橋本を迎える旭化成ホームズナイン

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清水投手

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今野投手

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高原

〇倉持監督 ナイスゲーム(決勝戦はただで、あるいは会社負担で明日香さんの始球式を見たい)

〇三上 この前、抑えて見せるといったでしょ。セカンドゴロが多かったようにツーシームがよかった。(あの2つの被安打は球が甘い)完ぺきというわけにはなかなかいかない

〇田中 今野さんから打ちましたよ(今野は、相手が打てないとみると手抜きすることを知らないようだ)

〇舟山 相手の打線がいい? 打線は水もの。野球は守り(仰る通り)

〇大室 3試合で6安打(ン? この打者は要注意)

●清水 西武の佐藤と同期? わたしのほうが1歳年上。レギュラー? 補欠で公式戦の出場機会はほとんどありませんでした

●高原(23) …厳しい。神奈川大の準硬式でした(一人気を吐く2安打)

●吉田 後輩たちが今年は活躍してくれた。甲子園は生で応援に駆け付けた。今日は相手投手が良かった。オフは地獄のトレーニングを積んで来季に備える(慶大カルテットの一人。この前は「本格派投手のほうがやりやすい」と言った本人ではなかったか。この日は5番で1三振と1塁ゴロと1塁ファウルフライの3タコ)

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左から杉田、田中、舟山、鈴木、杉山

リストのベテランが奮起した。この日、選手登録していた約20人の中で、13年前の試合に出場していたのは6人のみだったが、それぞれ存在感を示した。

その代表格が、横浜高校時代、松坂にエースの座を奪われた〝悲運の男〟杉山(44)。ここ数年はトライアスロン夢中になり、フルマラソンでも3時間を切る成績を残しているが、RBA野球に出場することはあまりなかった。

ところが、前試合で久々に出場していきなり特大3塁打を放つと、この日は初回、2塁手の送球を捕球できず(記録は二塁手の失策)、失点につながったが、それ以降は難しいゴロ、飛球を難なくさばいた(西武の山川クラス)。打撃でも2つの四球を選び1得点の大活躍。

もう一人は法大時代の主軸打者だった岩島(37)だ。記者は新人のころから見ているが、歴代の外野手の10本指の中に間違いなく入る。今年は予選で脚を痛めると(肉離れか)、その後は出場することもなかったが、この日は3番を打ち、3安打猛打賞。予選で痛めた脚を再び痛め2塁どまり、途中交代したが、ナインを鼓舞する役割を十分果たした。

3人目は主将の〝ビッグマウス〟山中。西武山川選手(たとえは適当でないか)と同じ体形で、その影響かどうか分からないのだが、今季は絶不調。4番を降格され、この日はDH7番。この口先男が決勝打を放った。

このほか、出番がなかったかつてのエース舟山、いぶし銀の鈴木、意外性のある田中、杉田らも元気な顔を見せていた。

対する旭化成ホームズも、今野が素晴らしい投球を披露したし、北寒寺は1三振(あれは三上投手を褒めるべき。ストレートかスライダーか判別できないが、素晴しい球を投げた)したが、3打席目は見事にとらえた。このほか、ベテランの橋本は健脚ぶりをアピールしたし久保田、平山らもベンチ入りしていた。

傷口に塩をすり込むような真似はしたくないが、〝慶大カルテット〟を含め、西武の佐藤投手の1年先輩の筑波大卒の清水、全日本軟式の日本代表だった松田らは猛省すべきだ。

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田中

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リスト9番後藤(左)と6番荒木(26歳の独身の後藤は、関内のプラウドマンションの北向き1LDKを坪320万円=中古のはず=を、24歳の既婚者の荒木は上大岡の戸建てを4,000万円台でそれぞれ買ったとか。後藤は彼女を募集中)

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岩畑(左)と中山

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試合前の旭化成ホームズ佐藤監督(かわいそうで、試合後は声を掛けられなかった)

リスト 人気の「センター南」販売チーフ・岩島 減量に成功「体調は万全」(2023/6/15

「野球の経験が仕事に生きる」 横浜高校・松坂氏の1歳上 リスト杉山投資営業部長(2021/11/18

日本エスコン「橋本」は坪330350万円 販売代理リストの顧客対応はフル回転(2023/3/3

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逆転の2点決勝打を放ったリスト山中(右)と逆転のホームを踏んだ岩畑

 決勝戦はリストV.S.東急リバブル-第35回RBA野球大会水曜ブロックは11月1日(水)、準決勝戦2試合と、予選敗退チーム同士のトーナメント1試合が行われ、準決勝戦は旭化成ホームズを3-1で下したリストと、一条工務店に8-0で圧勝した東急リバブルが決勝に勝ち進んだ。リストは13年ぶり、リバブルは18年ぶりの決勝進出。予選敗退チーム同士の準々決勝戦は伊藤忠ハウジングが住友不動産販売に快勝。行われる予定だった三菱地所ホーム-ポラスはポラスが不戦勝。それぞれ準決勝戦に駒を進めた。

準決勝戦

旭化成ホームズ(931-3-リスト(9192

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ 0 0 0    
リスト 0    

 

東急リバブル(928-0一条工務店(8890

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル 0        
一条工務店 0         0

(時間切れ)

予選敗退 準々決勝戦

伊藤忠ハウジング7-3住友不動産販売

  1 2 3 4     合 計
伊藤忠ハウジング 0      
住友不動産販売      

 

○ボラスグループ(不戦勝)三菱地所ホーム●

  1 2 3 4     合 計
ポラスグループ 0 0 0      
三井不動産ホーム 0       0

 

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試合は1安打完封勝ちし、入社1年目で43点の高得点で宅建試験合格を確実にした東急リバブル井上投手「3カ月くらい前から勉強を始め、残り1か月は業務より試験優先で取り組んだ」

 

 

 

 第35回RBA野球大会は11月1日(水)、水曜ブロック準決勝戦2試合と、予選敗退チーム同士トーナメント(RBA日本モンゴル国親善野球大会)準々決勝戦2試合がそれぞれ行われる。例によって記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティング。

水曜ブロック準決勝戦

旭化成ホームズ(93)-リスト(91⇒92)

 旭化成ホームズの準々決勝戦を見ていないが、野村不動産の2人の投手からわずか1安打しか放てなかったことを考えると、記者は〝慶大カルテット〟を過大評価していたのかもしれない。投手は、44歳の今野の衰えはないことを確認できたが、〝次期エース〟と豪語した筑波大卒の清水投手と法大卒の益川はそれぞれ1試合しか投げておらず、前回投げた日体大卒の松田もピリッとしなかったようだ。

 なので、レーティングを引き下げることも検討したが、無安打で得点できる機動力は健在のようで据え置くことにした。

 一方のリストは戦うごとに調子を上げてきた。松坂世代の杉山もトライアスロンで鍛えた耐久力を瞬発力に変えたのか、特大3塁打を放ったようだ。鶴見大卒の三上投手は、冷静に投げれば連打は喰らわない。レーティングを1点引き上げた。

 大接戦になると予想する。どちらが微笑むか、涙を飲むか、神のみぞ知る。旭化成の先発は誰か。佐藤監督は松田を再び先発に起用するか、それとも清水か。益川は肩の調子が万全でないと見た。先発投手が最少失点に抑えるのが絶対条件だ。

 今野が登板したら、九分九厘相手打線を抑えるはずだ。リストに今野を攻略できる打者はいない。

 旭化成の打線は、前述したように不安のほうが大きい。カルテットの一人が〝本格派のほうが攻略しやすい〟とうそぶいたが、単なる強がりかもしれない。となると、頼みは北寒寺だが、三上の速球を打てるか。

 リストは、一にも二にも先に得点できるかどうかにかかっている。岩島、岩畑の〝岩岩コンビ〟、先頭打者の上之園、杉山、山中らに期待がかかる。

 三上投手は、伊藤忠ハウジング戦で5安打を許し7失点したが、自責点は1点だったように、しっかり守れば、相手打線を完璧に抑えることも想定したい。無駄な四球を出さないことだ。かき回されてパニックに陥る可能性も否定できない。そうなったら必敗だ。

東急リバブル(92)-一条工務店(88⇒90)

 東急リバブルがやや優勢とみた。投打ともバランスが取れており、前試合で9盗塁というのは出来過ぎだろうが、相手の弱点を徹底して突く戦いぶりは推せる材料だ。

 打線は文句なしにいい。先頭の竹内から濱、河野、奥富らの上位打線は一発の魅力を秘め、下位打線も上位に繋ぐ野球に徹している。

井上投手は、強力な味方打線の援護が期待できるからだろうが、安定感を増している。ここも一人で投げ切るのか。

 対する一条工務店の試合を見ていないのでよく分からないのだが、不気味だ。予選で旭化成ホームズに0-4と完敗したが、そのほかの4試合で62得点、1試合15.5点だ。草彅監督は「みんな高校時代は4番打者」と語ったのは本当か。判官びいきの記者から一言。相手の井上投手は頭脳的なピッチングをする。キレのあるスライダーが武器で、たまに緩いカーブを投げる。変化球が決まったら、まず攻略は難しい。

 投手は村井の先発か。前試合で4回まで9四死球を与え4失点。大量得点していたからいいようなものの、リバブル相手だったら致命傷になる。ここは全力投球。突っ走るしかない。2番手は町田か、前試合で最後に投げた〝隠し玉〟永井(23)か。永井は国士舘時代のMAXは144キロというから急速に自信があるのだろう(記者なら、ストレート勝負をしない。相手打者がストレート待ちでコースを間違えれば一発を浴びる。変化球攻めでタイミングを狂わすが…老婆心)。

RBA日本モンゴル国親善野球大会 準々決勝戦

伊藤忠ハウジング-住友不動産販売

 面白い試合になりそうだ。互角とみた。伊藤忠ハウジングの先発は誰か。斉藤か、それとも聖光学院-共栄大卒の先発・佐久間(25)か。佐久間は肩に不安を抱えているようなので、やはり斉藤か。福澤もいる。打線もまずまずの調子にあると見た。

 住友不動産販売のエース伊藤は全盛時の出来に程遠く、ある程度の失点は覚悟しないといけない。前試合で活躍した新戦力が援護できるか。

ボラスグループ-三菱地所ホーム

 戦績からはポラスが優勢だが、三菱地所ホームの米川投手がいい。前試合のように相手打線を手玉に取るかもしれない。ただ、打線は前試合で2安打しか放てなかったように、やや不安がある。米川を援護できるか。

 ポラスの先発は岩瀬だろう。3回までなら完璧に抑える。2番手以降に不安がある。打線は上位のものがあるが、ブルンブルン振り回し、米川の術中にはまる危険性もあると見た。

 

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投打に活躍した三菱地所・社

日曜ブロック準決勝戦

三菱地所(90)3-1鹿島建設(91)

  1 2 3 4     合 計
三菱地所 1 0      
鹿島建設      

 

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鹿島 野間

三菱地所が接戦を制し、第7回大会(1995年)以来28年ぶり決勝進出を決めた。ボストン出張から帰ったばかりの先発の社(32)は5回を1失点に抑え、打っては2点目のきっかけとなる2塁打を放った。最終回は柴田が1死満塁のピンチをしのいだ。鹿島建設は惜敗。3失策が失点につながり、再三再四の好機をものにできなかった。10残塁。

三菱地所は2回、この回先頭の5番成瀬が敵失で出塁し、盗塁と暴投で3進した2死後、8番山内の右翼前安打で1点先制。3回には、2死から4番社が左翼超え2塁打し、続く成瀬の当たりは1塁後方へポトリと落ちる幸運な安打となり、社が生還。成瀬は盗塁を敢行し、捕手の送球エラーとカバーに入った中堅手の3塁悪送球がボールデッドとなり成瀬も還り、この回2点をもぎ取った。

先発の社スライダーが切れ、3回まで4個の三振を奪うなど絶好の立ち上がり。しかし、試合前「時差ぼけがする」と話した影響か、4回突如制球を乱し、安打と死球、暴投で123塁のピンチに。ここは気力でしのいだが、5回は2本の長短打で1失点降板。

最終回の6回に登板した2番手柴田は、いきなり6番坂根に3塁打を浴び、四球と自らの失策で1死満塁のピンチを迎え、次打者の1番堀にもカウント30の絶体絶命の窮地に追い込まれたが、ここから奮起して堀を見逃し三振、小巌を投手ゴロに打ち取った。

鹿島は惜敗。3点を追う5回、この回先頭の1番堀が左翼前安打を放ち、続く小巌が左翼越え2塁打して1点返したが、得点はこの1点のみ。初回の1死2、3塁、2回の22塁、4回の123塁、1点返した後の5回の無死3塁、6回の1死満塁の好機をことごとく逃した。2回の攻撃を除き、3アウト目は三振2回、投手ゴロ3回。運にも見放された。

先発の野間は3回3分の2を投げ被安打43失点(自責は1)。安打らしい安打は2本のみで、味方の失策と不運な当たりに泣いた。2番手の光太はほぼ完璧に抑えた。

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2点目のホームを踏む社(背番号84)と3点目の成瀬(背番号77)

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三菱地所 柴田

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三菱地所山内(左)と1打点2得点の成瀬

○澤田監督 社、柴田はよく投げたが、簡単には相手も勝たしてくれない。誰かが活躍した試合でもない。全員の勝利。決勝進出は、わたしが入社してから初めて。決勝のケンコーポ? 予選はたまたま勝っただけ。気を引き締めて戦う

○社 調子? いま一つ。海外出張から帰ったばかり。タイ? (3週前はタイに旅行中だった)いえ、ボストン。今週の火曜日から出かけていた。英語? ボストンに3年間駐在していました。仕事? ファンド関連です(と試合前。社は化け物だ)

○柴田(25) 神宮で投げるより三郷のほうが怖かった。最終回の1死満塁でカウント3-0で心臓バクバク? 全然(「怖かった」と言うのは審判の判定がきつかったという意味。凡ゴロをお手玉したが、柴田も強心臓。鹿島・重田捕手とは早大野球部の同期)

○横手 丸の内大会も含めてわたしがチームの首位打者。5割は打っているはず。ケンコーポ戦で先制打を放ったのもわたし。柴田? 球がよすぎてボールになるんです(初回に中堅前安打を放った。球がよすぎてボールになるというのは初めて聞いた。そんなものか。ただ、お互い様だが、確かに球審は回、打者によって甘かったり辛かったりしていたように思う)

○山内 わたしが決勝打? 1点返されたから(リードを奪い続けたから山内が決勝打)

●福本監督 2大会連続して決勝を逃した。監督の責任。来年頑張る。それとも若手に譲ってもう引退しようかな。こういう負けもあるが、今日の最大の戦犯はゴルフで欠場した重田。相手の柴田と同期で捕手。バッテリーも組んだはず

●野間 不運な当たり? 走られたのがこたえた(盗塁3個=2失点につながった)。わたしと捕手の責任

●堀(23) 球歴? 福岡県の公立の筑前高校です。聞いたことがない? ほとんど初戦で負けています。大学は長崎大。硬式はやっていません。プロからのスカウト? …(この日、2回のフライはともかく、難しいゴロを3回難なくさばいた。旭化成ホームズ北寒寺もプロ級だが、堀も同レベル。西武の源田クラス。5回に安打を放った。しかし、6回のカウント30から見逃し三振はボールに見えたのか…)

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鹿島 光太

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5回、小巌が2塁打を放った場面

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小巌の適時打で生還した堀を迎える鹿島ナイン

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鹿島 中央が堀 顔をそむける左の選手とうなだれる右の選手は〝武士の情け〟名前は書かない

◇      ◆     ◇

双方の選手も他のチームの方も添付した「記者のどっちも〝勝って〟予想」記事を読んでいただきたい。小生は次のように書いた。

「レーティングは鹿島上位としたが、点差はわずか1点。どちらに転んでも富士着(不思議の変換ミスだか、そのままにした)ではない。ミスをしたほうが負けと読んだ。鹿島は3点以下に抑えるはずだ3点以上取るのは容易ではない」

「(三菱地所の社は)鹿島打線なら3点以下に抑える力があると見た。打線は相手投手を攻略できるか。これまた至難の業だと考える」

紙一重。結果はその通りになった。3点が勝敗の分け目となり、失策をした鹿島が負けた。自画自賛だが、我ながらレーティング付与能力の高さを再確認した。

なぜ、このような予想ができるか。皆さんは当てずっぽうだろうと考えるだろうが、小生は見るべきところはきちんと見ているつもりだ(「三田ガーデンヒルズ」の坪1,300万円予想は渾身の予想)

 野球も一緒。基本は投手力(捕手を含む)だ。40年以上西鉄-西武を応援しており、今、年間にして西武戦の100試合くらいをテレビ観戦している。ここは抑える、危ない…というのは結構当たる。RBAも同じだ。この日の試合でいえば、野間から光太に代えた福本監督、最終回に柴田を投入した澤田監督の采配は冴えた。

今ごろ、三菱地所の澤田監督も選手も舞い上がって酒盛りの最中だろうし、鹿島の福本監督以下もやけ酒をあおっているに違いなく、酔いがさめる明日になったら、何もなかったように振舞うのだろうが、とくに鹿島の皆さんは故・野村監督がいみじくも言った「負けに不思議の負けなし」をかみしめてほしい。

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最終回、チャンスに沸く鹿島ベンチ

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最終回、カウント3-2から見逃し三振を喫した堀

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試合後の鹿島の反省会

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  PDFはこちら1.pdf

日曜ブロック決勝T 準決&予選敗退T決勝戦 記者の〝勝って〟予想(2023/10/20)

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投打に活躍した三菱地所・社(「ボストン出張から帰ったばかり。時差ぼけがする」)

 三菱地所が28年ぶり決勝進出-第35回RBA野球大会日曜ブロックは10月22日(日)、三郷サンケイグラウンドで三菱地所-鹿島建設の準決勝戦が行われ、三菱地所が3-1で接戦を制した。社-柴田の継投で追いすがる鹿島を振り切った。三菱地所が決勝戦に進出するのは第7回大会(1995年)以来実に28年ぶり。決勝戦の相手は7年ぶりに進出を決めたケン・コーポレーション。2大会連続して決勝進出を逃した鹿島・福本監督は引退をほのめかした。

 行われる予定だった予選敗退チーム同士のトーナメント決勝戦は、オフィスバングの選手が揃わず不戦敗。勝利した三井不動産レジデンシャルは2戦とも不戦勝で、1戦も戦わず〝優勝〟(そう呼べるのか)した。

日曜ブロック準決勝戦

三菱地所(90)0-0鹿島建設(91)

  1 2 3 4     合 計
三菱地所 1 0      
鹿島建設      

 

第35回RBA野球大会 予選敗退チーム同士トーナメント

(RBA日本タイ王国親善野球大会)

●オフィスバンク(不戦勝)三井不動産レジデンシャル○

  1 2 3 4     合 計
オフィスバンク 0    
三井不動産レジデンシャル    

 

 第35回RBA野球大会日曜ブロックは10月22日、決勝トーナメント準決勝戦と、予選敗退チーム同士のトーナメント決勝戦が三郷サンケイグラウンドで行われる。例によって、記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティング。

決勝トーナメント準決勝戦

三菱地所(90)-鹿島建設(91)

 レーティングは鹿島上位としたが、点差はわずか1点。どちらに転んでも不思議ではない。ミスをしたほうが負けと読んだ。

 鹿島は、滋賀大卒コンビの野間(24)-光太(23)の継投になりそう。野間は横手投げ、光太はストレート中心の本格派。双方とも安定しており、大量失点はまずしない。双方で3点以下に抑えるはずだ。

 問題は打力。古和が中心になりそうだが、4年前と比べてそれほど変わらない。3点以上取るのは容易ではないと見た。

 三菱地所はエース&主砲の社次第。予選で三井不動産レジデンシャル相手に大量失点したが、そのあとはほぼ完ぺきに抑えている。鹿島打線なら3点以下に抑える力があると見た。打線は相手投手を攻略できるか。これまた至難の業だと考える。

 つまり、双方ともチャンスは少ないはずで、それをどう生かすか。同点のままタイブレークのシーンも想定したい。勝者がケン・コーポレーションと決勝戦で戦う。

第35回RBA野球大会 予選敗退チーム同士トーナメント

(RBA日本タイ王国親善野球大会)

オフィスバンク-三井不動産レジデンシャル

 双方とも試合をほとんど観ていないので、予測不能。実績からは三井レジだが士気が心配。選手が集まれば、圧勝もありうるとみたが…。

 一方のオフィスバンクは予選敗退をバネに練習を積んできたようで、意気軒高。連勝の勢いそのままに相手を蹴散らす可能性もあると見た。

 

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ピンチをしのいだオープンハウス間中

オープンハウス3-2東京セキスイハイム

  1 2 3 4     合 計
オープンハウス 0      
東京セキスイハイム      

 

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最終回の東京セキスイハイムの攻撃、2死3塁から7番伊藤はあえなく三振

オープンハウスが接戦を制した。伊勢川-間中の継投が決まった。東京セキスイハイムは惜敗。

〇光永 遅れてきたのだが、出場しようと思ったら、メンバー表に記載がないからと審判に拒否された(当たり前だ)

〇ナイン 前回、5つエラーしたセカンド増田は今日も守備機会2つで全てエラー(それでもよくぞ勝てたものだ)

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オープンハウス伊勢川

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〝俺がエラー王だ〟記録を破ってみろ オープンハウス増田

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〝俺がRBA最強のビッグマウスだ〟オープンハウス光永

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3回、東京セキスイハイム門前(8)が後続の左前適時打で生還し逆転た場面

 

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3回のグローバル住販の攻撃(左から柴崎、谷繁、次打者の橋本)

ミサワホーム神奈川3-4グローバル住販

  1 2 3 4     合 計
ミサワホーム神奈川    
グローバル住販 1X    

 

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ミサワホーム神奈川 中尾(左)と大沼

 グローバル住販がサヨナラ勝ち。8番の佐々監督がサヨナラ打を放った。先発の六尾が同点に追いつかれたあと登板した谷繁が無失点に抑えた。ミサワホーム神奈川はミサワ東京に続き、谷繁に抑えられた。

 グローバル住販は3回、2死から六尾の適時打で9番柴咲、3番谷繁が生還して2点を先制した。ミサワホーム神奈川は中尾-大沼とつないだが、あと1点が奪えなかった。

●長島監督 相手はミサワキラーだ。ミサワ東京に続いてうちもサヨナラ負け。8番バッター(佐々監督)に打たれた。うちの8番吉田は足が遅い。レフトオーバー3塁打を放ったまではよかったが、楽々ホームインできるのに本塁で憤死。試合は負けましたが、今年は本当に、大会を開いていただけて感謝しております。ありがとうございます。来年、出直します

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先制打を放ったグローバル六尾

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ミサワ 吉田

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〝岩岩コンビだ〟リスト岩島(左)と岩畑

リスト(91)14-1みずほ不動産販売(88)

  1 2 3 4     合 計
リスト 13       14
みずほ不動産販売      

 

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〝なんで打たれたのか、俺も分からん〟みずほ不動産販売 丸山

 リスト打線が大勝。4回に打線が爆発、大量13点を奪った。新エース三上は1発を浴びたが1失点。みずほ不動産販売は1番鈴木の一発のみ。丸山投手が突如崩れた模様だが、どうしてかは不明。

〇上之園捕手 三上は調子よく、組み立てやすかった

〇岩畑 今日は〝岩岩コンビ〟3番岩島さんはライト前タイムリー、わたしは4番、レフト前タイムリー。5番杉山さんは右翼超え特大3塁打、7番山中さんもヒットを打った。チームは2ケタ安打

〇三上 今日は力八分目で投げた

●岩本 野球はこういうときもある。11月15日は銀行系不動産会社の対抗戦をやる

●鈴木 打ったのは真っすぐ

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リスト 三上

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〝トライ〟リスト杉山

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〝敗戦処理じゃないぞ、俺が抑えだ〟リスト舟山

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みずほ不動産販売 鈴木(左)と小暮

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旭化成ホームズ 松田(左)と今野

旭化成ホームズ(93)3-2野村不動産​ソリューションズ(91⇒89)

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ 0    
野村不動産​ソリューションズ    

 

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野村不動産​ソリューションズ岡野

 旭化成ホームズが接戦を制した。最終回、代走で出塁した北寒寺が犠飛で決勝点を挙げた。〝怪物〟今野(44)が好継投。野村不動産ソリューションズは先発したエース茂木が初回に負傷降板、急遽登板した岡野は旭化成打線を1安打に抑えたが、及ばなかった。

 旭化成ホームズは初回、先頭橋本が四球出塁を足掛かりに三進し、バッテリーエラーの間に本塁を突いて先制。二回に逆転を許し1点を追う五回、この回先頭の7番水久保が四球を選び、盗塁と敵失からから三進した後、続く石川の内野ゴロで同点とした。最終回、5番吉田がチーム唯一の安打を放ち、ここで佐藤監督が「代走北寒寺」。北寒寺は犠飛で決勝のホームを踏んだ。大会中止前の2019年にデビュー登板していた松田が序盤3回を投げ、四回途中から継投した今野が後半を無失点に抑えた。

 野村不動産ソリューションズは初回の守りの場面、二死三塁、相手4番の打席で茂木が左脚を負傷。代わって岡野が内野から登板。落ち着いたテンポの良い投球で6回3分の1を被安打1、2失点(自責1)に抑えた。攻めては二回無死、3連続四死球で得た満塁機に8番小西が適時二塁打で逆転。さらに四回、二塁に走者を置いたが、そこで登板した旭化成2番手今野に封じられた。

 審判も「いい試合は速い。素晴らしい」「たくさんの試合を見ているが、本当にいい試合」と絶賛した。

○佐藤監督 打者は気持ちよく打ちたい、でも気持ちよく振るだけでは打てないのだと、今日は特に若手に経験になったと思います。ベテランの温存ということではなく、今野と北寒寺がいないと負けるチームではだめです

○松田(日体大時代の全日本代表) 先発が決まってからはジムでのベンチプレスを控え、肩の負担を減らして備えました。今日は四死球を出し、本来の打たせて取る投球ができていない。次の登板機会には無四球無失点、力まないようにします

○今野 松田は直球と変化をまんべんなく投げとても良かった。二回のコントロール、その1イニングだけです(今野が登板し、2者に対した投球を見た。あのスライダーは誰も打てない)

△(次戦の準決で対決する)リスト三上らナイン 今野さんの投球? 見ました。スライダーがキレキレ。でも大丈夫。攻略できる。うちが勝つ(と宣戦布告)

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決勝のホームを踏んだ北寒寺を迎えるベンチ

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五回、水久保が生還した場面(記者はこの時の攻撃を見ていた。いかにも旭化成らしい攻撃だった。水久保が打席に立つとき、次打者の石川は「役割分かっているだろ」と声を掛けた。水久保は四球で出塁。すかさず盗塁を敢行した。タイミングは微妙だったが、捕球に入った遊撃手が球を後逸=記録は捕手の失策か=する間に水久保は三塁を陥れた。石川は犠打もあるかと思ったが強振し、強烈な一塁ゴロ。一塁手は好捕したが、本塁送球を一瞬ためらう間に水久保が生還した。無安打で盗塁と内野ゴロで得点できるのが旭化成の伝統だ)

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今野

「本当によく声を掛け合う最高のチーム」野村不ソリュ

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 第30回大会で東京ドームでの総合優勝を経験した小林監督とOB吉本氏が「小粒だが本当によく声を掛け合う最高のチーム」と口をそろえる、今季の野村不動産ソリューションズ。その良さが如実に感じられる一戦だった。

 初回でエースを欠き、ナインが動揺したのは間違いない。だが代わった岡野が後続を断つと、そこからナインは見事に奮起した。各自が大きな声を出し、元気に、楽しい雰囲気で。岡野が二回を4人で抑えれば皆で笑顔で囲み、その裏で死球を受けた長谷川は一塁へ向かいながら持ち前の明るいキャラクターで笑いを誘う。満塁機で打席に立つ小西にはベンチが温かくも容赦のない声援プレッシャー。小西は一振りごとに苦笑しながらも耐えて二塁打、2者生還で逆転を果たした。チームは大盛り上がり。すると今度は「気を抜くなー」と引き締める声が飛ぶ。守備でも声掛けでしっかり連係。五回に同点、最終回に逆転されても、最後まで明るく元気にプレーした。

 試合後のミーティングで、監督と吉本氏が代わる代わる若手に語り掛けた。「大宮に集まって、今日楽しかっただろう?」「これが草野球。草野球を極める面白さがある」「楽しんでやろう。そして会社を盛り上げられたらいい」。痛みをこらえて立った茂木も「傍から見ていて、いいチームだなと思った。応援しています」と、引退をほのめかすような冗談めいた表現で、場を和らげていた。

●小林監督 若いメンバーが入り、総合優勝時からメンバーが大きく変わった。一から集めた中で生きのいい選手たちが入り、声の掛け合いが非常に良くて、守備もいい、来年につながるチーム。雰囲気よく楽しんで、強くなると一番

●OB吉本氏 退社後も野村野球部の活動は続けていて、本当は出たいしいつでも出られる態勢だが、RBAルール上だめなので応援や助言をしている。今日は岡野がこんなに投げられると分かった。草野球らしい、いいピッチャー。相手も驚いたでしょう。今のメンバーは小粒で長打者はいないんですよ、でもみんなで声を掛け合ってつないで守る、雰囲気最高のチームなんです。これで試合が終わるのは残念、流通カップをぜひ開いてほしい。何とかRBAにOB枠もお願いしたいです

●茂木 球が抜けて前へ出たところで足を痛めた。こんなの初めて。岡野がテンポよくストライク先行で投げて、スピードとはまた違う良さで、いいピッチングをしてくれた

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二回、逆転に沸く野村ベンチ

 

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