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 三菱地所は3月15日、オフィス家具の引取・販売サービス「エコファニ」を本格稼働したと発表した。

 オフィスのレイアウト変更などで不要になったオフィス家具を企業から引き取り、東京駅・ 大手町駅直結の「朝日生命大手町ビル」地下1階の直営ショールーム兼倉庫(約150坪)で検品・清掃のうえ、リユース家具として展示、法人・個人に販売する。

 また、オフィスに家具をセットした状態で賃借する「セットアップオフィス」への供用のほか、リユース家具のサブスクリプションサービスにも対応する。 一定期間出荷に至らない商品は産業廃棄せずリユース&マテリアルリサイクルを実施するなど、「サステナブルな社会の実現」に貢献する。

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 この種のサービスを提供する専門業者はたくさんあるのだろうが、三菱地所も参入するとは驚いた。とはいえ、似たようなサービスは業界初ではない。同社が業界初ではない。長谷工コーポレーションは内装オーダーシステム「アイセルコ」をもう30年くらい前に開発し、契約者にインテリアなどを販売する長谷工インテックの年間売り上げは47.74億円(2021年3月期)とある。かつて三井不動産レジデンシャルは、〝使用済み〟の家具類を一般に販売したこともある。サブスクを採用するデベロッパーもある。

 そこで一つ提案。記者はマンションや分譲戸建てを見学する際は、設備仕様、建具・家具、什器などのグレードもチェックすることにしている。何度見ても分からないのは建具・家具、什器、ワインなどの質=価格だ。

 使用されているのは、各社が自前で購入してモデルルーム・モデルハウスで使いまわししているのか、それともその種のサービスを専門に行っているリース会社から借りているのだろう。たまに、販売住戸の在庫処分として〝家具付き〟販売も行われている。

 各社がおのおの不要になった建具・家具、什器などを買い取り・販売するのも結構だが、共同市場を開設すれば大量に集荷できコストも下げられ、販売価格も下げられる。

 さらにまた、モデルルーム・モデルハウス来場者に占める購入者の割合は高くてもせいぜい3割だ。無駄が多すぎる。少しでも販管費を抑えるため、建具・家具、什器メーカー、酒類製造・販売メーカーと提携し、購入者はもちろん、来場者に割安で販売してはいかがか。商品にタグを付ければ、販売担当者が説明することも必要でないはずだ。分譲住宅のモデルルーム・モデルハウス来場者は親子を含めれば少なく見積もっても年間50万人はあるはずだ。巨大市場を見逃す手はない。

 

 

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 アキュラホームグループとスマートアライアンスビルダー(SABM)は3月11日、「ウクライナ各地で激化する危機に対し、ウクライナの子どもたちとその家族の支援の一助を担おう」と社員や取引業者、顧客に3月10日に呼びかけた結果、初日で2,605名、総額12,647,015円が集り、金額は日本ユニセフ協会に寄付したと発表した。今後も支援を呼びかけ、支援者1万人を見込む。

 

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「光と風の広場」

 海の中道パーク・ツーリズム共同事業体を構成する三菱地所、積水ハウス、一般財団法人公園財団、インザパーク福岡は3月10日、福岡市東区の国営公園「海の中道海浜公園」内に整備した「Park-PFI制度」による滞在型レクリエーション拠点「光と風の広場」を3月15日にリニューアルオープンすると発表した。Park -PFI制度による国営公園の開業は日本初となる。オープンに先立つ9日と10日、施設をメディアに公開した。

 「光と風の広場」は、Park –PFI(Private Finance Initiative)制度により2020年1月に4社からなる事業者がコンペで選定されたもので、工事着手は2021年7月、運営終了は2041年1月。運営終了後は更地返還する。

 国営公園初のPark-PFI事業として公募・認定されたのは「淡路島 国営明石海峡公園」だが、開業するのは本件が日本初。事業スキームは、事業者が施設を建設・整備、運営し、国は利用料収入(土地賃貸料)を得るBOO(Build Operate and Own)方式を採用している。「海の中道海浜公園」の利用者は年間約200万人。

 施設は、JR九州香椎線海ノ中道駅から徒歩20分(福岡空港から車で25分、九州自動車道古賀ICから35分)、「海の中道海浜公園」内にある福岡市東区西戸崎に位置する敷地面積約159ha。建築主は三菱地所、基本設計はオープン・エー。実施設計はシミズ・ビルライフケア、施工はシミズ・ビルライフケア、積水ハウス、積和建設九州。施設運営はインザパーク福岡、公園財団、海の中道アスレチックパーク、ココペリウエスタンライディング。

 博多湾と玄界灘に囲まれたオーシャンビュー、福岡市街の夜景を楽しめるエリア特性を生かし、公園そのものが旅の目的地となる「パーク・ツーリズム」をテーマに様々な仕掛けを施しているのが特徴。〝泊まれる公園〟をコンセプトとした宿泊施設「INN THE PARK」や巨大アスレチックタワー、ホーストレッキング、マリンアクティビティ、ドッグランなどを整備。駐輪場をリノベーションしたレストランでは本格的なフレンチやコーヒーが楽しめる。

 このほか、様々なイベントなども行い、周辺地域や公園のエリアレンタサイクル、電動キックボード事業との連携を図り、光と風の広場を拠点として「憩・学・遊」全てが楽しめる非日常体験を提供し、地域全体に賑わいを促進する。

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「INN THE PARK」球体テント

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球体テント

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「シーサイド キャビン」(左)と「スイートルーム」

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「シーサイド キャビン」

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アスレチックタワー

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キッズコース イメージ図

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 事業計画が発表された段階で完成したら見学したいと思っていた施設だ。PPP/PFIの将来を占うプロジェクトだと考えたからだ。2020年7月末に開業した渋谷区の「立体都市公園制度」を活用したPPP(パブリックプライベートパートナーシップ)施設「MIYASHITA PARK」を見学して、その思いは強まった。

 取材を全てこなし終えたとき、大きな満足感を覚えたし、成果も得られた。開業はコロナ禍という厳しい船出となったが、PFI事業の成功事例になると確信した。

 施設は、何から書くべきか迷ってしまうほど充実しているが、まず「INN THE PARK」から紹介する。

 宿泊施設は、約28㎡の球体テント13棟、約82㎡のグランピング12棟、約12㎡のキャビン3棟、約49㎡のスイートルーム1棟の全30棟から構成されている。宿泊料金は朝食・夕食付きで約1.5~4.0万円/1人。

 驚いたのは球体テントだ。直径6mの白い球形物体がアトランダムに配されている光景は宇宙人が舞い降りたのではなかと思ったほどだ。これが建築物なのかという疑問も湧いた。建築基準法でいう建築物とは土地に固着された柱、壁や屋根が付いているものと定義されているからだ。見学会で確認したらテントは建築物と認定されており、「鉄骨膜構造」というのだそうだ(小生は「膜」は「テント=幕」だと思った)。

 球体テント、キャビン、グランピングにはベッド、エアコン、テレビなどは付いていたが、浴室・トイレがないのには絶句した(トイレ、温浴施設は別棟)。小生のような糖尿&頻尿で枯れ木のような年寄りをターゲットにはしていないのだろうが、若いカップルなどは汗をかく機会は多いはずで、困るのではないかと聞いたら、関係者は定借期間が20年と短く、配管工事などによる環境への負荷を少なくするためと説明した。

 グランピングは、大人数の利用も可能で、テントの外には暖炉のあるリビングやダイニングを備えている。キャビンはコンテナのような外観だが、潮の香りと波の音に酔いしれながらつがいのタコかサメのように絡み合うことが出来そうだ。スイートルームはラグジュアリーホテル並み。

 水風呂もある温浴施設は波の音も聞こえるすぐ海のところに設置されていた。とてもいいのだが、海側に面したところにはシートで覆われていた。

 どうしてこんな馬鹿なことをするのかと聞いたら、福岡市公衆浴場法施行条例第4条の「営業者が講ずべき入浴者の衛生及び風紀に必要な措置」として「脱衣室及び浴室は、屋外から見通せない構造とすること」とする条項に抵触するとして許可されなかったのだそうだ。

 しかし、この施設の「屋外」は遊泳も禁止の海だ。船を繰り出し女湯、または男湯を覗き込むことは可能かもしれないが、そんなことをしたら軽犯罪法(窃視の罪)に問われる。海に向かって素っ裸を晒すことが「風紀紊乱」につながるのか。条例は何もかもお上が取り仕切ろうとする狙いが透けて見える。

 引綱ではなく自分が手綱を操れる「ホーストレッキング」は最高に素晴らしい。競馬ファンにはたまらないのではないか。全国乗馬倶楽部振興協会公認の乗馬指導者が配置されているので安全・安心な野外騎乗が楽しめる。30分コースで7,000円、1時間コースで1.5万円。ギャロップは無理だろうが、ダク、キャンターくらいはできそうだ。

 馬はサラブレッドではなく、乗用馬として育てられた従順・温厚な性格で足腰が丈夫なアメリカンクォーターホースで15歳(人間の年齢の2.5~3倍とか)くらいとか。オスは早い段階で去勢されるそうだが、メスは不妊処置を施されておらず、発情もするそうだ(発情したらどうするのか聞けばよかった)。

 厩舎では〝ウマが合う〟のか4頭の馬が歓待してくれた。木の香りがするおが屑に触らせてもらったし、固形アルファルファ―飼料を1個もらった。若草のとてもいい匂いがする。指導員の方には「(人も)食べられると思いますが、食べない方がいい」と言われた。煎じて飲めないか。ネットで調べたらアルファルファ―の飲料が売っていた。

 アスレチックタワーは九州初で、身長100cmからプレイ可能なキッズコースを付属したものでは国内最大の規模。92種のアスレチックアイテムを設置し、高さ16.8mの有料展望台からは、博多湾と玄界灘を一望することができる。

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温浴施設(海側には目隠しのシート)

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記者に秋波を送る牝馬(左)と牝馬には関心がなさそうな牡馬

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乗馬指導員歴20年というココペリ ウエスタン ライディング主任乗馬指導員 井上朋香さん(馬と会話できるそうだ)

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「ホーストレッキング」イメージ図

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レストラン

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 記者は飛行機が怖く(過去、福岡の2度の取材は飛行機で、生きた心地がしなかった)、新幹線を利用したために片道7時間くらいかかった。9日の取材を終えたのは17時過ぎ。中洲に繰り出そうとホテルの外に出たところが限界。脚が言うことを聞かず、「海鮮」のうたい文句につられてホテル近くの飲食店に入った。刺身をしゃぶしゃぶ風に少し焼いて、刻んだキャベツとゆずポン酢で食べるという料理は初めてで、はっきり言ってとてもまずかった。

 10日はタカラレーベンの50周年記念物件「LEBEN福岡天神ONE TOWER」(153戸)を見学取材した。1月から販売開始し、これまで約100戸を成約するなど圧倒的な人気を呼んでいる(詳細は後ほど)。

 一つ書き忘れた。「光と風の広場」の砂浜は「白砂青松」ではなく黄色、または茶色に見えた。黄河と対馬海流の影響かと思ったが、そうではないようだ。しかし、海の中道の砂層は「薄黄色」という学術論文が見つかった。黄色い砂は初めて見た。

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海の中道の砂(右は擁壁) 

若い人で溢れかえる 「立体都市公園制度」を活用した三井不「MIYASHITA PARK」(2020/9/6)

 

 

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 今朝(3月8日)、3月8日付住宅新報のWEB版記事見出しを読んで仰天した。だしぬけに「転機(下)不動産業界の急所金」が目に飛び込んできた。諸悪の根源である、数限りない過ちの源泉である「金=ふぐり」はもう使い物にならなくなった小生だが、「急所金」なる言葉など聞いたことがない。不動産業界とどんな関係があるのかとしばし考えた。辞書にもあたってみた。そんな言葉は見当たらなかった。新報の造語だろうと結論づけ、記事を読んでみたが、どこにもそんな文言はないばかりか、真新しい新説、珍説もなかった。

 そこで、もう一度記事見出しに戻った。謎は一瞬に解けた。見出しには「金」のあとに1字分の空白(スペース)があり「 利上昇に備えよ 景気腰折れ懸念が急浮上」とある。何のことはない。スペースをとれば「金利」だ。つまり、急所と金を切り離し、金と利を結び付けて読めばよかったのだ。文章の一字一字をきちんと読み、その文意を理解し、誤字脱字を見つけ出すのは長年の記者生活で身に着いた職業病ともいうべき習性だ。これが短兵急な判断を惹起させたということだ。

 新報さんよ、記事はしっかり校正したほうがいいですよ(人のことは言えないが)。ロシアのウクライナ侵攻に意気消沈しているのに、朝っぱらから口に出すのはもちろん文にするのもはばかられるようなまがまがしい記事など載せないでほしい。それはともかく、金利上昇懸念などあるのか。ウクライナ情勢次第で、世の中がひっくり返ることはあるかもしれない。

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 新報のとんでもない〝ミス〟を見つけたついでだ。業界各紙が伝えた東急不動産「ブランズタワー豊洲」の記事について小生の所感を述べる。

 まず住宅新報。同紙は次のように書いている。

 「東急不動産は、『ブランズタワー豊洲』(東京都江東区豊洲5丁目、総戸数1,152戸)を当初計画から約1年前倒しで完売した。来場者数は7,300組で、契約数が約1,100件と高い契約率だった。交通利便性が高く、東京湾岸が一望できる眺望が評価されており、湾岸マンションの人気が続いていることなどが要因。平均販売価格は、約8,000万円台後半(専有面積70㎡台)、平均坪単価410万円台で、周辺相場並みの水準。契約者は30歳代のファミリー層がメイン。会社員などの実需が多く、パワーカップルもいる。世帯年収は1,400~1,500万円ほどだった」

 3月7日付週刊住宅は次のようにある。少し長いが、そのまま引用する。

 「東急不動産とNIPPO、大成有楽不動産、JR西日本プロパティーズの4社が東京都江東区豊洲5丁目で開発・分譲した地上48階建て、総戸数1,152の超高層タワーマンション『ブランズタワー豊洲』が竣工した。
 分譲開始は2019年。販売に加速がかかるはずだった20年前半はコロナ禍に見舞われる一方、東急不動産を含む10社共同事業で東京五輪選手村として使用された『晴海フラッグ』(中央区、分譲街区4,145戸)の販売時期とも重なった。…全体の平均坪単価は416万円だった。当初から『晴海フラッグ』より1段高い設定だったが、その価格差を十分吹き飛ばすだけの魅力が備わった物件でもあった。他社物件との比較検討者の中には『中央区か江東区かのアドレスで悩む人がいた』一方で、『同じ豊洲エリア内でよりいい物件への買い替えを進める人も目立った』と東急不動産の担当者は話す」

 3月2日付のR.E.pootは次のように報じている。

 「東急不動産(株)は2日、2021年10月に竣工したブランド最大級の規模となる『ブランズタワー豊洲』(東京都江東区、総戸数1,152戸)を報道陣に公開した…。住戸は5~48階で、間取りは1LDK~3LDK、専有面積は約43~約227平方メートル。ボリュームゾーンは70~75平方メートルの3LDKで約600戸、100平方メートル以上の住戸も92戸用意した。46・47階はプレミアムフロア、48階はロイヤルプレミアムフロアとした。販売価格は、4,400万~5億7,800万円、平均坪単価410万円」

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 3紙を読み比べてみると、東急不動産は3月2日にメディア向け竣工見学会を行ったことが分かる。新報も週刊住宅もなぜかそれを伝えていない。事実関係は読者にきちんと伝えるべきだ。

 小生はこの見学会を取材していない。同社から声はかからなかったからだ。コロナの発生前後か、このところ同社から取材のお誘いがかからなくなった。プレス・リリースも送られてこない。

 理由は分からないが、同社の分譲事業について小生は「在庫が多い」「利益率が低い」「〝街づくりの東急〟として情けない」などの批判的な記事を書いているので、同社の覚えがよくないのか、あるいは冒頭のような〝下品〟なことを平気で書くのでメディアとして扱ってもらえないのかもしれない。お呼びがかかるような記事を書かないといけないと改めて考えた。

 これは東急さんに限らず、すべてのデベロッパー広報担当の皆さんにお願いだ。今回の「ブランズタワー豊洲」の事業説明会、モデルルーム見学会は取材しており記事にもしている。双方合わせてアクセス数は約5,000件に達している。これは少なくないはずだ。ときには辛辣なことも書くが、すべては〝記事はラブレター〟。愛するがゆえのメッセージだと受け止めてほしい。「豊洲」だって「愛」がテーマだったではないか。

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 3紙の記事で小生がもっとも注目したのは坪単価だ。モデルルームオープン時の記事でも書いたが、当時、業界では坪単価は400万円を切るのか上回るのかで論議されていた。小生は400万円台に乗るのは間違いないという印象を受けた。その通りとなった。新報とR.E.pootは坪410万円と書いているが、小生は週刊住宅が報じた坪416万円が正確な単価ではないかと思う。高層階の住戸が単価を引き上げているはずだ。

 不可解なのは新報の記事だ。「当初計画から約1年前倒しで完売」「契約数が約1,100件と高い契約率」とあるが、同社は完売まで竣工後1年かける予定だったのだろうか。竣工完売は想定外だったのだろうか。

 この点について小生は、湾岸ならどこでもいいと考える人は選択に迷うだろうが、立地が全然異なる「HARUMI FLAG」との競合はそれほどないと思った。江東区と中央区、陸続きでなく運河を挟むこと、入居時が異なること、熟成した街とそうでないことなどから、「豊洲」が坪400万円を突破しても「HARUMI FLAG」やその他「月島」「勝どき」などに負けることはないと考えた。関係者もそう判断したからこそ坪400万円に挑戦したはずだ。

 その直後、コロナで販売を中断させられたのは想定外で、販売の長期化も覚悟しただろうが、この物件に限らずコロナは販売促進にプラスに働いた。「HARUMI FLAG」の入居開始が1年延びたのも、豊洲購入を決断させる要因になったのではないか。

 「契約数が約1,100件と高い契約率」は意味不明。この文章だと残りは50戸くらいあると読めるが、完売したのだから契約数は1,152戸だ。どうしてそう書かない。新報はまた「坪単価は周辺相場並み」と書いているが、周辺には競合物件は一つもないどころか、豊洲の物件としてはこれまでにない最高値だ。記者の方が「相場並み」と判断するのは勝手だが、販売担当者は値付けに神経をすりつぶしているはずだ。少しは販売担当の苦労について気を配るべきだ。

 残念なのは、物件がいいのか悪いのか、記者の視点が記事には欠落していることだ。唯一、週刊住宅のみが「当初から『晴海フラッグ』より(価格が)1段高い設定だったが、その価格差を十分吹き飛ばすだけの魅力が備わった物件でもあった」と書いているが、その魅力を記者の視点で書いてほしかった。魅力は山ほどあるはずだ。

 いずれにしろ、今回の竣工完売は東急不動産の今後のマンション商品企画に大きな影響を与えると思う。「ブランズ」ブランドが向上することを期待したい。

「愛」をテーマに坪400万円に挑戦 7月下旬にモデルオープン 東急不ほか「豊洲」(2019/6/14)

東急不ほか 全1,152戸の「豊洲」事業説明会に40名超の報道陣 〝愛〟に反応(2019/2/18)

 


 

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東急不動産SCマネジメントが運営する「東急プラザ渋谷」は311日~27日、「ニッポンのいいお酒。第8回山梨ワイン」を開催する。

山梨県上野原市の後援で開催するもので、東急プラザ渋谷での地方自治体との協力は初めてで、イベントでは、山梨県上野原市にあるJR上野原駅南口に隣接するワインショップ「Wine wall Uenohara」がセレクトした山梨ワイン約100 種類を販売するほか、「60分試飲し放題」「3種類の飲み比べ」をワインソムリエの有資格者やワイナリースタッフからのアドバイスを受けながら楽しめる。

また、上野原市が勧める山梨県産のチーズやソーセージなどの加工食品をはじめ、数多くの物産品も販売する。

60分試飲し放題」は2,0003,500(税込)、「選べる3種飲み比べ」は2,500 (税込)

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 上野原市は「コモアしおつ」の取材で数回訪ねている。JR四方津駅は、高尾から中央線で22分、料金は418円。河岸段丘の眺めが素晴らしい相模川(桂川)の谷の部分に位置しており、「コモアしおつ」までは斜行エレベータでつながっている。

 イベントは、2時間ワインが飲み放題で2,000円~とは破格の安さだ。小生は3回目のワクチン接種を24日に済ませており、取材以外で外出することを控え、外食も行っていないが、これは取材を兼ねて一度訪ねてみよう。

 ワインといえば、三菱一号館美術館の隣にあるカフェバーがいい。客席はオープンなのでコロナも気にせず飲める。

〝宮脇檀さんにまた会えた〟 積水ハウス「コモアしおつ」(2013/9/14

 

 

 

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「COTOE(コトエ)流山おおたかの森」

 大和ハウス工業は3月7日、千葉県流山市の複合商業施設「COTOE(コトエ)流山おおたかの森」を4月27日(水)にオープンすると発表した。

 「コトエ流山おおたかの森」は、つくばエクスプレス・流山おおたかの森駅から徒歩4分に位置。物販棟(3階建て、延床面積:30,930㎡)と飲食棟(2階建て、延床面積:2,090㎡)の2棟から構成。食品スーパーと家電量販店を核テナントとし、ドラッグストアや各種専門店が出店する予定。


 

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久慈市小袖海女センター(左は平成23年3月12日 右は平成27年4月27日)復興庁ホームページから

 死者数15,899人、行方不明者2,526人、全壊約12.2万戸、半壊約28.3万戸(令和3年3月10日現在、警察庁発表)に達した、平成23年(2011年)3月11日14時46分に発生した東日本大震災から間もなく11年が経過する。震災関連死は3,784人(令和3年9月30日現在、復興庁発表)に上っており、今なお避難生活を送っている人も約3.8万人(復興庁発表)と少なくない。甚大な被害を受けた太平洋岸4県39市町村の人口動態を紹介する。

 太平洋岸の被災地39市町村の令和4年(2022年)2月1日現在の人口は約247万人で、前年同月の約248万人より1.3万人(0.5%)、震災前の約260万人より約12.7万人(4.9%)それぞれ減少している。震災前の4県全体の人口減少率6.2%よりは減少幅は小さいが、これは主に人口が約105万人から約110万人に増加している仙台市などの影響と思われる。

 県別では、岩手県の湾岸12市町村は前年同月から3.1%減少。県全体の減少率1.4%を上回った。審査以前と比較すると21.2%減少しており、県全体の減少幅10.2%より10ポイントも高くなっている。

 市町村別では、釜石市が前年同月より6.2%減少したほか、宮古市も4.3%減少。震災前と比較して大槌町が30.1%減少しているほか、多くの市町村で20%以上減少している。

 宮城県の湾岸15市町村の人口は前年同月比0.2%増の約170万人。仙台市が約109万人から約110万人に増加したのが寄与した。震災前と比べても、県全体で2.6%減であるのに対し0.7%減にとどまっている。

 市町村別では、仙台市のほか気仙沼市、南三陸町、女川町、七ケ浜町、多賀城市、亘町、山元町が増加。人口減少が続いていた女川町は10.3%、南三陸町は9.6%それぞれ増加に転じ、一方で、人口増が続いていた名取市は0.9%減少に転じた。

 福島県の湾岸10市町村では、前年同月比1.7%減の約48万人。震災前から8.7%減少。市町村別では、増加したのは広野町のみで、相馬市は6.8%の減少。

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 気になる福島原発関連の警戒区域、避難指示区域などが指定されている南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町などは各自治体から発表される資料・データから判断して、復興の先行きは決して明るくない。

 例えば双葉町。同町は町域の96%が帰還困難区域に指定されており、今年の春ころに復興再生拠点区域の避難指示が解除される見込みだが、問題が山積していることが町民アンケートから分かる。

 同町が昨年9月に3,126世帯を対象に実施したアンケート回答者(1,494世帯)の実に43%が70歳以上で、無職は50%を超える。1人、2人世帯が圧倒的に多く、避難先はいわき市の31.9%を筆頭に県外も37.5%に達しており、既に自宅を所有している人が多い。町への帰還意向では、「戻りたいと考えている(将来的な希望も含む)」世帯は11.3%にしか過ぎず、「まだ判断がつかない」世帯は24.8%、「戻らないと決めている」世帯は60.5%に達している。

 浪江町も同様だ。今なお帰還困難地域は町域面積の8割を占め、震災前の人口約2.1万人のうち、住民登録をしているのは令和4年2月現在16,163人で、居住しているのは1割も満たない1,827人だ。

 また、町が調査している避難町民は令和4年2月現在、19,788人(うち県外5,992人)に上っている。避難町民と3,000人超の差があるのは、避難町民には避難先で生まれた子ども、結婚した配偶者などもカウントしているからとのことだった。

 同町が平成30年10月に実施した住民意向調査(回収3,042世帯、回収率40.5%)では帰還意向について聞いているが、「すでに浪江町に帰還している」は4.9%、「すぐに・いずれ帰還したい」は11.8%、「まだ判断がつかない」は30.2%、「帰還しないと決めている」は49.9%となっている。

 今後の生活に必要なものとして「医療機関(診療科)の拡充」「商業施設の再開・充実」「有害鳥獣対策の強化」「介護・福祉施設の充実」などを上げ、帰還する場合に不足しているものとして「買い物への支援」「健康や介護に関する支援」「被ばく低減対策」「住宅の修繕や建て替えへの支援」「生活交通の支援」などを指摘している。

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東松島市奥松島地区(左は平成23年3月、右は平成28年6月)復興庁ホームページから

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南三陸町泊浜地区(左は平成23年4月、右は令和元年9月)復興庁ホームページから

3.11から10年 人口減少幅 拡大と縮小が拮抗 太平洋岸39市町村の人口動態(2021/3/7)

 

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 東京都の新型コロナ累計感染者は3月5日現在、1,052,108人となった。記者は2年前から、「東京都の新型コロナウイルス対策サイト」にアクセスし、オープンデータ(リソース)をコピーし、Excelに落とし込み、性別・年代別に並べ替え記事化している。

 今日(3月6日)も昨日(5日)の感染者10,806人の属性を調べようとサイトにアクセスし、オープンデータをダウンロードしExcelに落とし込んだのだが、画面には「ファイル全体を読み込むことができませんでした」と表示され、「ヘルプの表示」か「OK」をクリックすることを求められた。

 「ヘルプ」には「ファイルには、1,048,575を超える行、または16,384を超える列が含まれています。この問題を解決するには、ソース ファイルをMicrosoft Wordなどのテキストエディターで開き、制限内の行数または列数を含む複数のファイルに分けて保存して、これらのファイルをMicrosoft Excelで開きます。ソース ファイルをテキスト エディターで開けない場合は、データをMicrosoft Accessにインポートし、データのサブセットをAccessからExcelにエクスポートしてください」の表示が出て、その先に進むことができない。

 何のことやらさっぱり分からないのだが、都のコロナ感染者のオープンデータは、感染者一人当たり1行が充当されている。3月4日現在の累計感染者は1,041,497人(行)で、3月5日の感染者10,806人(行)を加えると制限の1,048,575行を3,728人(行)超えたため、表示されなかったということだ。

 これ以上は記者の手に負えない。何とかしてほしい。


 

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「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」

読売新聞東京本社、積水ハウス、マリオット・インターナショナルの3社は31日、わが国で6軒目となる「コートヤード・バイ・マリオット」ブランドのホテル「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」を同日に開業したと発表した。

同ホテルは、名古屋市伏見地区の中心部に位置。土地建物は読売新聞東京本社が所有し、積水ハウスはプロジェクトマネジメントと建物の設計・施工を担当、グループで一棟借りし、運営管理はマリオット・インターナショナルが担当する。

建物外観は、日本の伝統美とホテル前を流れる堀川からインスパイアされたアート作品を随所に配置したインテリアデザイン。オールディダイニング CRUST(クラスト)は、開放感ある高い天井とゆったりとした座席が特徴。会議なら最大500名、宴会なら最大250名まで利用可能な広さ440㎡のセントラルボールルームを備える。

客室は全360室で、デラックスキング (2527) 170室、デラックスツイン (28) 56室、プレミアムキング (28) 40室、プレミアムツイン (28) 84室、コートヤードスイート (56) 10室。

開業イベントで積水ハウス取締役専務執行役員・石井徹氏は、「2017年に読売新聞東京本社から当社の事業計画提案を選定していただいた、約20年ぶりに名古屋中心部にオープンする外資系シティホテル。隣接する岐阜県、三重県で展開している『Trip Base 道の駅プロジェクト』との相乗効果によって、中部エリアに新たな魅力を付加し、広く中部圏の経済活性化にも寄与しいく」とあいさつした。

マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデント、カール・ハドソン氏は、「国内で著名な読売新聞と積水ハウスとのパートナーシップにより、コートヤード・バイ・マリオット名古屋の開業を迎えることができ大変嬉しく思っている。名古屋の街を訪れるビジネスやレジャー旅行者の皆様に最高峰のおもてなしを提供していく」と語った。

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テープカット

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セントラルボールルーム

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客室ツイン

 

カテゴリ: 2021年度

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メイン

 東京ドームと三井不動産グループは3月1日、明日(2日)から始まるプロ野球オープン戦(巨人-西武)を前に、プレス内覧会「TOKYO DOME RENEWAL 2022」を実施した。取材に駆け付けた報道陣は98人(主催者発表)で、関係者を含めるとその倍はあった。西武ライオンズは昨年3月8日、同じようなセレモニーを実施したが、これほど多くはなかった。記者・関係者動員力では巨人が圧勝か。設備仕様レベルはさて…。

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オーロラビジョン

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報道陣

◇        ◆     ◇

 記者がもっとも注目したのは、「THE SUITE TOKYO(ザ スイート トウキョウ)」だ。2008年に開設したものをフルリニューアルしたものだ。3階の31番ゲートに設けられた専用のエントランスを小生は誰よりも先に入った。一番乗りを果たしたのは記者だ。敵地に堂々と乗り込む心意気は負けない。

 エントランスを入った途端、脚がすくんだ。広い廊下の両脇には制服を着た女性数人が歓待してくれた。アテンダントと呼ぶのか。一流ホテル・旅館と変わらない〝おもてなし〟に〝アンチ巨人〟の記者も脱帽した。

 廊下の壁などには巨人の歴史や伝統がよく分かる写真、トロフィーなどが飾ってあった。水原さん、川上さん、長嶋さん、王さん、松井さん、最近では阿部さんや坂本さんの写真やユニフォームなどか飾ってあった(記者が確認できなかっただけか、森さん、広岡さん、江川さん、桑田さんなどはなかった)。

 座席(客室)は全28室。定員は8~12人で広さは28㎡が中心。全て法人向け年間契約で料金は非開示。今期は全て契約済みとか。ワインボックス、ビールサーバーが付いており、テーブルはシート張りだが脇は突板。椅子、ソファーなどは合成皮革。カウンターは〝パークホームズ〟仕様の人造大理石。全面折れ戸開口の観覧席付き。

 「THE SUITE TOKYO」に隣接する「プレミアムラウンジ」も大幅にリニューアル。ビュッフェメニューには後楽園飯店料理長が監修する「フカヒレの姿煮入り汁そば」のほか、東京ドームホテルの料理が食べられる。

 メインビジョンは、面積としては国内スタジアムで最大規模という横幅約125m、面積約1,050㎡。従来比で約4.4倍に拡大し、画質なども国内プロ野球場最高レベルという。このほか、右中間、左中間の外野フェンスにリボンビジョンを設置し、場内のLED照明約650台をDMX連動によって制御するシステムを導入している。

 新しい観客席の取り組みでは、4人席×18区画の全72席の白が基調の「THE 3rd PLATINUM BOX」のほか、4~8人席の半個室の「MASU CABANA(マス カバナ)」(84席)、ペア観戦用の「CRAFT COUNTER(クラフト カウンター)」(48席)など。バックネット裏の黒が基調の「ダイヤモンドボックス」も160席から290席に増設している。

 新しいサービスとしては、ドーム内の全売店、客席販売、チケット販売などで完全キャッシュレス化を実施。一部にはパナソニックの技術を利用した顔認証入場・決済も行う。

 場内(一部場外)にはグラフィックデザイナー・河村康輔氏によるデザインを施し、「非日常的な空間」を演出している。

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「THE SUITE TOKYO(ザ スイート トウキョウ)」ゲート

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ゲート前の報道陣

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ゲートエントランス

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客室

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プレミアムラウンジ

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プレミアムラウンジのメニューの一部(「強くあれ巨人(焼酎芋・麦)」もあった)

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王さんの「756号」の写真

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金田さんの写真もあった

◇        ◆     ◇

 以下は、西鉄時代も含めて西武ライオンズファン・アンチ巨人歴六十余年の記者が書くことだから、相当の偏見に満ちた記事であることを承知の上で読んでいただきたい。

 まず、西武ドーム(今季からベルーナドームに変更)との比較。立地は東京ドームと比較にならないし、施設は冬はより寒く夏はより暑い西武が完敗。

 完全キャッシュレス化、顔認証も東京ドームはさすがだと思うが、スマホをまともに扱えない小生などはどうなるのだろう。付添人がいないと観戦できない。

 後楽園飯店の「フカヒレ」はいくらか分からないが、確かに後楽園飯店の中華はおいしい。(西武ドームの応援はいつも池袋の西武デパートの弁当を買っていくので、比較は困難)。売店では、東京ドームがサントリーの「TOKYO CRAFT」ビールを売っているのがいい。小生はあまりビールを飲まないが、この「TOKYO CRAFT」は別格だ。最高においしい(これは好みがあるが)。

 ここまで書いてくると、どうも西武のほうが劣勢だが、西武が勝っている(我田引水かもしれないが)とすればデザインだ。西武カラーはジャイアンツカラーより美しい(これまた好みの問題か)。

 観客席だって西武は負けていない。西武の観客席はすり鉢状なので階段のステップは緩やかで、縦も横も移動は比較的楽だ。しかし、一方の東京ドームの階段幅は狭く、ステップもかなりきつい。席と席の間隔も西武のほうが広いような気がする。

 「THE SUITE TOKYO」は、そもそも西武にはそんな席はないので比べられない。東京ドームは全28室とも契約済みだとか。ご同慶の至りだ。

 気になる料金だが、非開示ということなのでさっぱり分からない。10人くらい利用できるから、一人1.5万円として1.5×10(人)×70(年間試合数)=1,050万円になる。マンション単価予想なら自信があるのだが、これは当たっているかどうか自信はない。

 2勝1敗ペースで勝てれば、お金持ち巨人ファンにとっては安い買い物だが、過去10年間の巨人の戦績は1,410試合742勝603敗65分、勝率.552だ(西武は.517)。

 つまり、勝ったり負けたりだ。〝球界の盟主〟を標榜するチームのファンのストレスは相当なものだろう。年間1,000万円の価値は果たしてあるのか。

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「THE 3rd PLATINUM BOX」(3塁側で「白星」を願ってか)

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「ダイヤモンドボックス」は黒づくし

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3塁側ベンチ(大和ハウスの広告も。積水ハウスはライト側のフェンスに以前から広告がある)

五感で楽しむ観戦体験へ 「東京ドーム」大規模リニューアル 三井不動産など(2021/12/14)

開幕前に西武〝日本一〟 素晴らしいボールパーク化工事完了 人材流失に終止符 更新(2021/3/9)

 

 

 

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