首都圏中古マンション 成約件数は4か月連続増 単価上昇も続く 東日本レインズ
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10月10日、2023年9月度の主不動産流通市場動向をまとめ発表した。
中古マンションの成約件数は前年同月比6.7%増の3,191件で、4か月連続して前年同月を上回った。㎡(坪)単価は同4.8%増の72.44万円(239万円)で、20年5月から41か月連続上昇、価格は同4.5%増の4,618万円で、20年6月から40か月連続上昇した。専有面積は同0.3%減の63.75㎡となった。
地域別では、成約件数は千葉県以外の地域が前年比で増加し、東京都区部は2 ケタ増となり4か月連続で前年同月を上回った。成約㎡単価は埼玉県と神奈川県他以外の地域が前年比で上昇が続き、東京都区部は41か月連続、千葉県は38 か月連続で前年同月を上回った。埼玉県は20年5月以来40か月ぶり、神奈川県他は20年11月以来34か月ぶりに前年同月を下回った。
中古戸建は、成約件数は同2.2%減の1,099件で、22年1月から21か月連続で前年同月を下回った。価格は同2.2%増の3,924万円、土地面積は同3.2%減の139.52㎡、建物面積は同0.9%減の104.39㎡となった。
地域別では、成約件数は東京都区部と多摩以外の地域が前年比で減少し、千葉県は2ケタ減となり3か月連続、神奈川県他も3か月連続で前年同月を下回った。成約価格は横浜・川崎市と多摩、千葉県が前年比で上昇し、多摩は6か月連続で前年同月を上回った。
分譲戸建て「グローイング」の最上級「グランディスト」 細田工 積極展開

グローイングスクエア富士見ヶ丘グランディスト
細田工務店は10月10日、同社の戸建分譲「グローイング・シリーズ」の最上級ブランド「GRANDIST」(グランディスト)を積極的に展開すると発表。すでに杉並区、世田谷区、中野区で6つのプロジェクトが始動しており、順次販売を開始する。
主な特徴・仕様は、①駅徒歩3分~13分以内の立地、100㎡以上平均敷地面積②長期優良住宅×「高耐震+制振」性能(耐震等級・東京ゼロエミ住宅(敷地条件により対応出来ない分譲地あり)③ZEHレベルの高い断熱性能(断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6)④IoTに対応⑤ワンランク上の設備機器⑥防犯設備機器⑦防災設備の採用-など。
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先日、野村不動産の「高額建売戸建」シリーズの「プラウドシーズン成城五丁目」を見学・取材したばかりだ。記者はまちがいなく売れるとみている。細田工務店にも取材を申し込み、レポートしたい。
野村不「高額建売戸建」第2弾「プラウドシーズン成城五丁目」も即日完売(2023/10/7)
ガス衣類乾燥機を搭載したトレーラーハウス 賃貸駐車場に設置 コスモスイニシア

コスモスイニシアは10月10日、同社が当賃貸管理を行う埼玉県のマンションの駐車場空き区画にガス衣類乾燥機を搭載したトレーラーハウスを設置し、同日から入居者向けに衣類乾燥サービスを提供する実証実験を開始したと発表した。24時間いつでも利用でき、利用料の支払いはキャッシュレス決済を採用する。
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このようなニーズがあるのかどうかさっぱりわからないが、ミサワホームはフェーズフリーのトレーラーハウス「MISAWA UNIT MOBILITY『MOVE CORE』」(「ムーブコア」)を先月から販売を開始した。
ミサワホーム 「いつも」「もしも」ZEH対応 トレーラーハウス「MOVE CORE」発売(2023/8/24)
〝AIと鋏は使いよう〟自社特化型AIチャットツール「&Chat」運用開始 三井不
三井不動産は10月10日、生成系AIを活用した自社特化型AIチャットツール「&Chat(アンドチャット)」を開発し、全従業員約2,500人を対象に2023年8月より運用を開始したと発表した。10月下旬からアイデアソンによりプロンプトのアイデアの社内公募を開始する。
「&Chat」の導入により、社員は文章の要約や翻訳、アイデア出しなど日常業務の効率化が可能になる。「&Chat」と社内データとの連携を進め、一層の業務効率化を図り、顧客の問合せ対応への活用も検討する。
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〝AIと鋏は使いよう〟だ。生成AIの活用は加速度的に進みそうだ。添付した記事を読んでいただきたい。メディアリテラシーに欠ける記者も職を失うはずだ。
Cf. 女性記者が書いた野球記事と小生の下品で拙劣な記事(2023/10/6)
〝ぶっ飛んだみどり〟だけでない 「グラングリーン大阪」タワマンに絶句

「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE(ザ ノースレジデンス)」
積水ハウスなど「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」開発事業者JV9社は10月12日、北街区タワーマンションの販売概要に関する記者発表会を開催し、レジデンスサロンを報道関係者に公開した。分譲マンションの名称は「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE(ザ ノースレジデンス)」とし、10月12日から公式HPでのエントリー受付を開始し、2024年2月に販売を開始する。発表会には37のメディアが参加した。
「うめきた地区」は、鉄道4社7駅が乗り入れ、1日約250万人が行きかう西日本最大のターミナルエリアに位置する、約24haの旧梅田貨物駅跡地の再開発区域の総称。「うめきた1期」の先行開発「グランフロント大阪」(開発面積約7ha)は事業者12社によって2013年3月に着工、2013年にまちびらきが行われた。
「グラングリーン大阪」は、「うめきた2期」のプロジェクト名称で、開発面積は大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の約45,000㎡の「うめきた公園」を含む約9.1ha。三菱地所を代表とする事業者9社によって「北街区」「南街区」全体で延床面積約54.4haの分譲マンション、賃貸住宅、オフィス、ホテル、商業施設などが整備される。「うめきた公園」は来年9月に先行まちびらきが行われる予定。全体まちびらきは2027年度の予定。(延床面積は約55.3haの「Torch Tower」や約56.5haの「神宮外苑」に匹敵)
発表会で、「うめきた1期」の「グランフロント大阪オーナーズタワー」(525戸、2013年竣工)に続き幹事会社になった積水ハウス代表取締役社長執行役員兼CEO・仲井嘉浩氏は、物件の特徴であるロケーション、カーギャラリー、電力融通システムを紹介し、「われわれJV9社は、年代を経るごとにと味わいを増し、街の財産になることを目指す」と挨拶した。
販売を担当する積水ハウス取締役専務執行役員・石井徹氏は「今回のプロジェクトメンバーである阪急阪神不動産さんとオリックス不動産のグループの阪神タイガースとオリックス・バッファローズが優勝した。野球と同じように、今回のマンションで関西を盛り上げていく」と、三菱地所レジデンス取締役専務執行役員・加治屋倫浩氏は、「第1期に続き今回のプロジェクトに参画できて感慨深い。グループの1社としてノウハウを結集し、積水ハウスさん、阪急阪神不動産さんと協力しなからさらに関西の活性化につなげられるよう取り組んでいく」と、阪急電鉄取締役兼阪急阪神不動産代表取締役社長・諸冨隆一氏は「阪神タイガースが18年ぶりに優勝した。同じJVのメンバーであるオリックスさんのオリックス・バファローズと日本シリーズで戦うことを楽しみにしている(決まったわけではないが、記者も9分9厘そうなると思う)今回のマンションが関西ナンバーワンマンションになることを確信している」とそれぞれ語った。
続いて登壇した積水ハウス大阪マンション事業部長・宮田浩氏が物件の特徴について、「次代の王宮」をテーマに、迎賓思想を体現した陰翳のある外観と贅を尽くした共用部、機能・設備などを説明し、専有部では「間」と「シンメトリー」を取り込んだ住戸プランにし、最上階の住戸(305㎡)は関西圏史上最高価格の25億円にすることを明らかにした。
物件は、JR大阪駅から徒歩7分、阪急電鉄大阪梅田駅から徒歩9分、Osaka Metro梅田駅から徒歩9分、大阪市北区大深町に位置する敷地面積約7,318㎡、46階建て延べ面積約72,291㎡、46階建て全484戸(募集対象外住戸248戸を含む)。専有面積は45.61~305.46㎡、価格は未定。完成予定は2025年12月下旬。売主は積水ハウス、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社。販売代理は積水ハウス、三菱地所レジデンス、阪急阪神不動産。設計は竹中工務店・日建ハウジングシステム。監理は日建ハウジングシステム。施工はうめきた2 期共同企業体(竹中工務店・大林組)。販売予定は2024年2月上旬。

仲井氏(梅田スカイビル36階スカイルーム1で)

左から石井氏、加治屋氏、諸冨氏、宮田氏

フォトセッション

「うめきた公園」(手前が大阪駅)

レジデンスサロンに再現したコリドール
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先週の同じ木曜日、三菱地所レジデンスの「三菱地所レジデンス 大阪ギャラリー」と「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」の取材に行ったばかりなのに、2週続けて大阪の取材入るとは…しかし、「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」を見逃したら一生悔いが残ると出かけた。前段でも書いたが、延べ床面積は「Torch Tower」と「神宮外苑」に劣らないビッグプロジェクトだ。これを見ずして街づくり、再開発、億ションを語れない。
取材する決断を自ら下したのにはもう一つの理由がある。関西人の気質を見事に表現している天童よしみさんの〝負けたらあかん東京に〟がプロジェクトに反映されているのではないかという期待があったからだ。
結果はその通りとなった。意想外の収穫があった。一瀉千里とはいかないが、思いつくままに気がついたことから紹介する。
まず、「大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の約45,000㎡の『うめきた公園』」から。このような都市公園はわが国にあるか。東京の「上野恩賜公園」がすぐに思いついたが、「恩賜公園」と名付けられているように歴史も成り立ちも全く異なる。主催者に外国の例はどうかと聞いたが、明確な答えは得られなかった。仲井社長が語ったように「世界的にもまれ」と言うことなのだろう。
都市公園は大阪府と大阪市が折半で事業費(用地取得費及び整備費)を賄うことになっているので、その「価格はなんぼやねん」と聞いたが、事業者は明らかにせず、同様の質問を大阪府にもしたが「現段階で明らかにできない」と言うことだった。
断られると探りたくなるのが記者の習い性だ。今年のうめきたエリアの地価公示は坪4,620万円だ。これは容積率が700~1000%のエリアであるはずなので、容積率100%(1種当たり)坪単価は462~231万円だ。
ただ、都市公園は建築規制が強く、容積率は最大でも200%だ。これを勘案して土地所有者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)から府と市が用地を取得する費用は600~700億円とはじいた。これに公園整備費が加わるので事業費は1,000億円くらいになるのではないか。それぞれ負担額は500億円だ。高いか安いかはともかく、元橋下市長が話した「ぶっ飛んだみどり」が実現するのだろう。事業者もそれを享受できるということだ。
次に〝ぶっ飛んだマンション〟について。最高価格が25億円(305㎡、坪単価2,687万円)と聞いても、これは全然驚かなかった。記者はバブル期に坪2,000万円、3,000万円の物件を結構取材している。1戸の最高価格はドムス「元麻布」の44億円だった。バブル崩壊後の1戸の最高価格は三井不動産レジデンシャルの「六本木」55億円だ(これより高い物件もあると聞いているが記者は知らない)。何かにつけ、大阪は東京の半分だから今回の25億円というのは妥当な値段だ。
驚いたのはそんなことではない。驚嘆したのは基本性能・共用施設・設備仕様レベルの高さだ。免震タワー、日本初の72時間稼働可能な自立型エネルギーシステム、ZEH oriented、CASBEEのSランク、低炭素建築物認定もなることながら、記者が絶句し、息をのんだのはシアターに映し出された「カーギャラリー」「次代の王宮」の象徴であるコリドール、景石と桜のゲート、水景、庭園、屋上庭園などの共用施設、オートスライドドア、全戸独立キッチン・ダイニング・リビングの商品企画だった。シアター(製作したのは電通か)には、字幕に「言葉はいらない」が出たのみで、ナレーションは一切なし。(手あかにまみれたフレーズではあるが、感動のあまり声をなくすのはよく分かる。記者が最高のシアターだと思っているのは、第九の第4楽章がBGMとして流された野村不動産他「Tomihisa Cross」だが、今回はそれに匹敵するか)
記者と一緒にシアターを見ていた記者の方(記者よりずいぶん年下だが、トップクラスの記者だと思う)が感極まったのか「今まで見たマンションでこれが最高」と声をあげた。40年以上にわたって数えきれない億ションを見学・取材してきた記者も、これほど豪華なマンションは初めてだった。「カーギャラリー」はシンガポールなどの海外ではまれにあるそうだが、全然知らなかった。記者は車のことは知らないが、個別に駐車するスペースは4畳大必要なことをネットで調べた。専用のエレベータや動線も確保しないといけないだろうから、とてつもないコストをかけているのだろう。28戸が対象という。
モデルルームは2戸。111㎡は白が基調のデザイン。額縁付きの重厚なドアがとくに目を引いた。キッチン・ダイニング・リビングをそれぞれ独立させているのも特徴だ。リビング天井高は2700ミリ。
305㎡のタイプは、これまで見たこともないものであ然とするほかなかった。目がくらみ、足がすくんだ。(王室などは小説かテレビドラマ、映画でしか見たことがない)。両開きのオートスライドドア幅は1.5mくらいか。かつて同じようなのを見ているので驚かなかったが、これまた凄い。玄関・ホールは10畳大はある。シャワールーム付きの浴室も10畳くらいか。リビングは32.7畳大で、高さは5m。ダイニングは21.7畳大で、高級レストランかラグジュアリーホテルの個室そのもの。主寝室は15.3畳大。玄関は2か所。
レジデンスサロンに再現したコリドールは高さ6メートル。列柱はせっこうと石造り、床も石。ガラスの外には水景。家具・調度品は海外の特注品。ベルベッドのカーテン布はえも言われぬ手触り感がし、タッセルは豪華な刺繍つき。椅子は1脚150万円はしそうなものだった。
最後に坪単価予想。記者はこの「うめきた2期」のプロジェクトが発表されたときから、マンションの坪単価は1,000万円と予想していた。梅田駅前のマンションが坪400万円もしなかったころだ。今回、モデルルームを見学して、予想は間違いでなかったことを確信した。坪650万円の東建「堂島」も素晴らしいが、その倍と聞いても驚かない。上方修正して坪1,200万円もあるかと思うが、〝商いは牛の涎から〟。大阪商人の後継である積水ハウスなどが一獲千金の一網打尽の利益を追求するはずがない。腹八分目、ここは1,000万円か、高くとも1,100万円に抑えると読んだ。
「三田ガーデンハウス」のように的中するかどうかだが、記者は坪1,000万円以下だったら、JV9社の鼎の軽重を問う。これで坪1,000万円を超えられなければ、いつまで経っても東京を超えられない。後塵を拝すことになる。もう一度言う。〝負けたらあかん東京に〟-それが表現されているマンションだ。
もう一つ、今回の取材で注目すべきなのはその売れ行き・注目度だ。総戸数484戸のうち販売対象は236戸で、残りの248戸は「募集対象外住戸」と記載している。他の記者の皆さんはどう考えているか知らないが、一般分譲する前から半分以上が〝縁故販売〟(クローズド)で確定しているということだ。これまた凄いが、当然のような気がする。

コリドール

ガーデンラウンジ

屋上庭園

カーギャラリー

最上階305㎡モデルルーム

最上階305㎡モデルルーム

最上階305㎡モデルルーム

最上階305㎡モデルルーム

最上階305㎡モデルルーム

最上階305㎡モデルルーム

塗装・額縁仕上げのドア

1脚150万円はしそうなイタリア製チェア

タッセル
単価予想1,300万円的中! 三井レジ&地所レジ「三田ガーデンヒルズ」700戸供給済み(2023/9/20)
〝三菱地所と次にいこう〟発信拠点 大阪に開設 第一弾は超高層免震「梅田タワー」(2023/10/3)
地所「ホトリア広場」、積水ハ「新・里山」など 環境省「自然共生サイト」認定

三菱地所「ホトリア広場」の「濠プロジェクト」
三菱地所は10月6日、同社と大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)が管理・運営している「ホトリア広場」が環境省「自然共生サイト」に認定されたと発表した。
「ホトリア広場」は、皇居外苑濠に隣接する大手町ホトリア(大手門タワー・ENEOSビル、大手町パークビルからなる街区)の西側に位置する環境共生型の緑地広場で、生物多様性に配慮した管理を行い、皇居外苑濠の豊かな自然と歴史的景観との調和を生み出しています。
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積水ハウスは10月6日、同社とウェスティンホテル大阪、ダイハツディーゼル新梅田シティ、野村不動産が保有・管理する企業緑地「新・里山」が環境省の「自然共生サイト」に選定されたと発表した。
「新・里山」は、「新梅田シティ」の北側約8,000㎡の公開空地として2006年に完成。日本の原風景である「里山」を手本とし、「5本の樹」計画に基づいた在来種を中心に植栽を行った憩いの空間。
積水ハウス「新・里山」
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環境省は、「ネイチャーポジティブ」の実現を目指すため、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する目標(30by30目標)を掲げ、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を令和5年度から開始。今回、全国122か所(35都道府県)が環境大臣認定を受けた。
住宅・不動産業界ではこのほか東京建物「大手町タワー」(千代田区、0.3ha)、長谷工コーポレーション「長谷工テクニカルセンター」(多摩市、0.8ha)、旭化成・旭化成ホームズ「あさひ・いのちの森」(富士市、1ha)、住友不動産「住友不動産の森」(裾野市)が認定されている。

東京建物「大手町タワー」
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記者は今回認定を受けた「ホトリア広場」「新・里山」「大手町タワー」「長谷工テクニカルセンター」を見学・取材している。ともに素晴らしい。
台湾由来の幼虫(ヤゴ)都心で初めて確認 三菱地所「濠プロジェクト」見学(2022/6/5)
長谷工コーポ 創業80周年記念「テクニカルセンター・マンションミュージアム」完成(2018/10/23)
皇居に隣接 三菱地所 最高級Sクラスの「大手町パークビルディング」竣工(2017/2/14)
田舎の原風景を見た 積水ハウス「新・里山」(2010/4/8)
日常茶飯のNGリスト 問われるのは「茶番」を演じたOKリストのメディア
10月2日に開かれたジャニーズ事務所の会見で、指名しない記者の名前と顔写真をまとめた「NGリスト」が作成されていた問題をマスコミ各社が大々的に報じた。NHKによると、記者会見には300人近い報道陣が詰めかけていたようだ。
この報を受け、記者は報道陣の多さに驚いたのだが、会見にもよるが、指名する、あるいは指名しない記者を特定する準備・作業は日常茶飯に行われている。記者の常識だ。
会見では、手を上げても指名されないことから「茶番だ」と声を荒げた人もいたが、圧倒的多数派の「OKリスト」(存在したかどうかは分からないが)の方たちは「茶番」を承知の上で、自らもその演者として出席したのではないか。自らの責任に頬かぶりし、「水に落ちた犬は打て」式の会見は見苦しいというほかない。〝雄弁は銀なり〟と演説をぶった著名な記者の方がいたが、あれはいかがなものか。意見表明もいいが、他の記者の質問時間を独占する権限はないはずだ。
今回の問題は、世間を揺るがす性加害・被害の問題だから、NGリストの存在を大々的に取り上げるメディアの姿勢は分からないではないが、この前も書いたように、エンタメ業界と大メディアが「沈黙は金なり」(ほとんど共犯)を決め込み、黙認してきたことも問われなければならないはずだ。記者が会見に出ていたら、登壇者に「今回の問題で、マスコミが沈黙していたことをどう思うか、メディアも共犯ではないか」と質問する。
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上段で特定の記者を指名する、あるいは指名しないことは日常茶飯に行われていると書いたが、小生自身も会見の最初から最後まで手を上げても指名されなかったのは何度もある。性格がひねくれており、並みの質問などせず、ときには意見表明をしたり嫌味な質問をしたりするので、特定の企業から嫌がられている。
しかし、記者の端くれの小生を会見に呼んでくれるのだから、質問しないのは逆に主催者に失礼だと考え、極力手をあげるよう務めている。指名されるか、されないか-そんなことは大した問題ではない。小生は肝心な質問はしないこともある。同業の記者にみすみす手の内を明かすほど馬鹿ではない。
指名されたときは、その場の雰囲気によってお礼、リップサービスの意味を込め、主催者が言いたいことを引き出す、あるいは記者の方々に注意喚起する質問をすることもある。故・石原慎太郎氏が都知事を務めていたときだ。定例会見で質問したら(主催者は指名してくれた)、石原氏は「いい質問だ」と答えた。このような例も数えきれないほどある。
以下は、メディアの方々にもいいたい。「質問してどのような答えが返ってくるか分からない質問はしない」「知らないことは質問しない」-これは質問のイロハだが、これを守らない記者が実に多い。なにを質問していいか分からない記者と同様、自らの無知をさらけ出す、底が知れる質問はしないことだ。
添付した「『貸さない親切』『買う勇気』-住宅金融支援機構の懇親会で考えたこと」(2013/11/30)の記事も読んでいただきたい。答えが返ってこないのを承知の上の〝おきて破り〟の質問をしたら、当時の住宅金融支援機構の経営企画部長・池谷(いけのや)文雄氏は、質疑応答の大半の時間を割いて「既往債権」のあり方について語った。
もう一つ。今年亡くなった扇千景氏が国交相に就任したとき、希望していた文科相でなかったことから「冷や水を浴びせられた」と発言したことに頭にきた記者は、就任会見の場で「あの発言は、国土交通省を馬鹿にしたものだ」と質問したら、幹事会社から「牧田さん、ここは意見を言う場ではない」と遮られた。確か扇氏は居直ったはずだ。いまなら即刻クビだろう。
何事も是々非々。言わなきゃいけないことは「沈黙」などしないで、訥弁でもいいから主張すべきだ。記事は頂門の一針になることもある。
性犯罪に加担し隠蔽してきたマスコミの罪は大きい ジャニーズ問題を考える(2023/9/9)
「貸さない親切」「買う勇気」-住宅金融支援機構の懇親会で考えたこと(2013/11/30)
野村不「高額建売戸建」第2弾「プラウドシーズン成城五丁目」も即日完売

「プラウドシーズン成城五丁目」
野村不動産は10月6日、1戸当たり価格が2億円超の「高額建売戸建」の第2弾「プラウドシーズン成城五丁目」(6戸)が即日完売したと発表。同日、完成した建物2棟を報道陣に公開した。
「プラウドシーズン成城五丁目」は、小田急線成城学園前駅から徒歩8分、世田谷区成城五丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)に位置する全6戸。敷地面積は150.04(45.39坪)~160.00㎡(48.40坪)、建物面積は120.00(36.30坪)~134.14㎡(40.58坪)、価格は2億円台前半~3億円台半ば。構造規模は木造(2×4) 2~3階建て。設計・施工は三菱地所ホーム。入居開始は2023年11月末以降。
昨年1月末に分譲し圧倒的な人気で即日完売した第1弾「プラウドシーズン成城コート」(6戸)に続く「高額建売戸建」の第2弾。7月に登録申し込みを受け付けた結果、最高3倍で即日完売。来場者は80組。
街と調和し、成城エリアの景観を継承する街並みデザインとして生垣・石垣・石壁、御影石貼り私道、電柱地下化、アイアンスクリーン、約2.7mの大型サッシなどを採用。
主な基本性能・設備仕様は、敷地面積最大160㎡、建物面積120㎡以上、全館空調「エアロテック」、リビング天井高3m(2戸は4m)、2.7mハイサッシ、オーダーメイドキッチンINTENZA、タイルキッチン・カウンター天板、Miele製大型食洗機、ハンズグローエ水栓、DURAVIT製2ボウル洗面、SPAGE浴室、オーク材挽き板フローリング、石張りアクセント壁、フェイクレザードア、メラミン鏡面仕上げ収納扉など。
見学会で同社住宅事業本部戸建事業部推進一課課長・吉井浩介氏は「一般的な分譲戸建てではありえない、注文住宅のリーズにも対応したオーダーメイドのプレミアム住宅にしたのが高い評価を得た」と語り、同部営業一課長・石田寛和氏は「『エアロテック』も評価ポイントの一つ」と話した。
同社はこの日6日、今後、同価格帯の分譲戸建を含め高額物件中心の販売拠点「プラウドシーズンギャラリー駒沢」を2024年1月に開設すると発表。東京23区内城南・城西エリアや神奈川県横浜エリアを中心に2025年までに10プロジェクトを順次販売するという。

勾配天井高最大4mのリビングダイニング



2ボウルの洗面

TOTOの最高級戸建て用トイレ

半屋内空間の「アイアンスクリーン」

エントランス
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分譲マンションは坪1,000万円超でも飛ぶように売れている時代だ。価格が2~3億円台というのは全然驚かなかった。むしろ「成城学園の一等地」でこの価格は安い。「成城5丁目」の今年の地価公示は坪2,175万円だ。容積率は80%だから、1種当たり価格は272万円、今回の物件の土地代は1億2,342万円以上となる。建築原価は分からないが、総額で2億円台の前半というのは極めてリーズナブルな値段だと思う。
前回の「プラウドシーズン成城コート」と今回を比較して、なぜなのかはよく分からないのだが、外構・外観・内装デザインは進化しているように感じた。
リビングの勾配天井高4mはコスモスイニシアの戸建てでも見学しているが、ため息が出た。見る角度によって表情が変わるアイアン(調)スクリーンは、隈研吾氏もよく用いる手法で、同社の〝プラウド〟マンションにも時々採用される。
吉井氏と名刺交換したとき、吉井氏から「プラウドシーズンひばりが丘」の話題が出た。記事を添付する。もう10年以上経過するが、この物件を超える分譲戸建てはそうないはずだ。
「エアロテック」について。これは実際に体験しないとその快適性は理解できない。居室はもちろん、廊下も洗面も浴室もトイレも押し入れ・収納も温度をコントロールできる。野村不動産は同様の機能を持つマンション用「床快full」を開発し、高額物件を中心に採用しているが、戸建て用はまだ開発できていないようだ。三井不動産もマンション用の開発を進めているが、商品化には至っていない。
取材の帰り、今回の物件の近くにある吉田五十八が設計した敷地面積1,861㎡、昭和42年竣工の素晴らしい木造平屋「旧猪股邸住宅」を見学した。そのあと、同業の記者の方と飲み屋を探したら、駅南口にかつて喫茶店だった店(のはず)が〝せんぺろ〟の飲み屋に変わっていた。

幅員5mの御影石貼り私道
最高2.7億円の住戸に申し込み5件 〝プラウドシーズン〟の歴史に刻む 野村不「成城」(2022/2/8)
〝三菱地所と次にいこう〟発信拠点 大阪に開設 第一弾は超高層免震「梅田タワー」

「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」
三菱地所レジデンスは10月3日、大阪市内エリアで分譲する新築マンションの販売拠点「三菱地所レジデンス 大阪ギャラリー」と「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」のメディア向け内覧会を行い、10月7日に「大阪ギャラリー」をオープンし、「大阪梅田タワー」のモデルルームを公開すると発表した。ギャラリーは、同社グループと連携して、全体ブランド〝三菱地所と次にいこう〟の発信拠点にする。
内覧会で同社関西支店開発部長・魚住尚史氏は「首都圏と同様、大阪エリアのマンション市況は好調に推移しており、今回の「梅田タワー」を皮切りに、その次の『(仮称)大阪市中央区博労町3丁目計画』も決まっており、年間200~300戸をコンスタントに供給できるよう開発を積極化する。ギャラリーは当社グループの複合拠点としても展開していく」と語った。
「大阪ギャラリー」は、JR大阪環状線桜ノ宮駅から徒歩10分、JR東西線大阪天満宮駅から徒歩10分、大阪市北区天満橋1丁目に位置する「OAPタワー」内の2階と16階に開設する。2階は総合受付・ブランドルーム・シアタールーム、模型を、16階はプレゼンションルーム、モデルルーム、インテリアコーディネートルーム、商談ルームをそれぞれ設置。
プレゼンテーションルームでは、デジタル模型やジオラマ、VRを用いて担当者が個別に操作し、物件説明を行う。
「ザ・パークハウス 大阪梅田タワー」は、ギャラリーでオープンする第一弾。阪急神戸線・宝塚線・京都線大阪梅田駅から徒歩6分、JR大阪駅から徒歩10分、大阪市北区中津1丁目の商業地域に位置する36階建て全173戸。専有面積は55.53~173.50㎡、価格は未定だが、55㎡台の低層階は6,000万円台前半になる模様。販売開始予定は2023年12月中旬。完成予定は2025年8月中旬。事業主は同社(事業比率60%)のほか安田不動産(同20%)、JR西日本プロパティーズ(同20%)。施工は熊谷組。
主な基本性能・設備仕様は、超高層免震、角住戸比率70%、AI搭載パーキング、各戸玄関前宅配ボックス、リビング天井高2450ミリ(最上階は3000ミリ)、二重床・二重天井、フィオレストーンキッチン・洗面天板、ディスポーザー、食洗機(138㎡モデルルームはMiele社製)、浴室タオル掛け2か所など。共用施設・設備はビューラウンジ、ゲストルーム、コワーキングスペースなど。
敷地は2021年3月に入札により取得したもの。これまでエントリーは1,400件超、モデルルーム来場予約は300件。30~50代の市内居住者が5割弱で、あとは都内1割、海外1割など広域からも反響があり、「うめきたエリア」「梅田エリア」「茶屋町エリア」に近接している立地と資産性が高く評価されているという。

エントランス

エントランスホール
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同社の関西圏の〝ザ・パークハウス〟マンションを見学するのは「京都鴨川御所東」「中之島タワー」「神戸タワー」に次いで4件目だ。「梅田エリア」には「グラングリーン大阪」もあるので、「これは見ないといけない」と取材を申し込んだ。
モデルルームは2戸。138㎡のタイプは設計変更対応で、都内の億ションと比較してそん色ない出来だ。玄関ホールは3帖大くらいあり、アール形状の折上げ天井リビング、フィオレストーンキッチン・洗面天板、ガラス製のアクセント壁などが印象的だった。
67㎡のタイプは、オプションだが、6帖大の「ホームオフィス」提案がとてもいい。照明付きの2段小上がりとし、床は畳(ケミカル)で堀こたつのような丸いスペース付き。事前内覧会の来場者に好評とか。
モデルルームもそうだが、共用部施設はアール形状を多用し、エントランスホールに香拡散システム「Air Aroma」を採用するなど五感に働きかける仕掛けも施している。
肝心の坪単価は、前段で書いた通り、55㎡の低層階が6,000万円台の前半と言うことのようだから約360万円だ。上層階のプレミアム住戸は坪700~800万円で、均すと500万円くらいではないか。(「グラングリーン大阪」の記者見学会が10月12日に行われることをこの日知った。多分、坪単価は1,000万円を超えるはずで、検討者にとっては「梅田タワー」との選択は悩ましい)
もう一つの「博労町3丁目計画」は、「馬喰町(ばくろちょう)」の誤字だと思ったが、「ばくろうまち」と読み、意味は同じのようだ。こちらも「梅田」に負けない価格になるのではないか。

138㎡のモデルルーム リビング

138㎡ 主寝室

「ホームオフィス」
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魚住氏などからギャラリーとマンションの説明を受けたあと、シアタールームに案内された。これまで百万遍も見てきたものだ。他と比べても似たり寄ったりだろうと高をくくった。
ところが、豈図らんや。真っ暗闇のルーム内の左袖から音もなく一人の女性が現れた。靴もスーツも真っ白。背丈は高からず低からず、身は太からず細からず。その美しさに小生はハッと息を詰まらせる…ではない息を呑んだ。あの鶴の化身の「つう」か、空の青にも海の青にも染まない白鳥か、はたまた花にたとえればバラでも百合でもない、楚々と咲くドクダミかカスミソウか、山なら春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山か。
記者はもう話の中身などどうでもよくなった。隠し撮りするように写真に収め、彼女を凝視した。韓流ドラマと大違い。口パクも一分一寸の隙もない。こんな精巧なアバターなど見たことがない。記者の仕事もそうだが、マンションギャラリーの女性スタッフはAIに駆逐されると確信した。
帰りしな、「このアバターは凄いですね」と声を掛けた。担当者曰く「生身の女性ですよ」「∑(๑ºдº๑)!!」(写真掲載は肖像権の問題があり不可とか。小生の視力は眼鏡をはめて0.2)

シアタールーム
〝どう見ても美しい〟大阪の市場を変える 東京建物「堂島」は坪単価650万円(2021/11/25)
大阪府の最高坪単価に 大和ハウス「梅田」 東急不「芦屋」には及ばず(2018/9/15)
ユニコーン企業を育てるインキュベーションオフィス 住友不「虎ノ門タワー」に開設
住友不動産は10月2日、グロービスと連携してユニコーン企業を育てるインキュベーションオフィス「G-STASQUARE」を「住友不動産虎ノ門タワー」内に10月1日オープンしたと発表。両社がタッグを組み、スタートアップ企業が抱える課題の解決に貢献し、さらなるスタートアップエコシステムの強化を推進していく。
「G-STASQUARE」は、銀座線虎ノ門駅から徒歩4分(日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩3分)の「住友不動産虎ノ門タワー」の2階に位置。オープン席100席超、ボックス席(6名利用)6ブースからなり、法人登記が可能で、同社とグロービスが共同開催する定期交流会を開催し、同社が運営する230棟超のオフィスビルに入居するテナントや取引先とのビジネスマッチングを行う。
同社は今年1月から「虎ノ門サミット」と銘打ったピッチイベントを開催しており、これまで6回、延べ参加は732社、1,196名となっている。「虎ノ門サミット」の集大成として10月24日、新宿住友ビルの三角広場で「住友不動産ベンチャーサミット」を開催する。
グロービスは2019年4月、ユニコーン企業を100社輩出するプラットフォーム構築を目指す「G-STARTUP」を開始しており、採択企業と同社双方の合意に基づく「G-STARTUPファンド」の累計投資先総数は40社以上となっている。

