ポラス 南柏の木造在来2階建て認定こども園 構造見学会

2階の屋根の部分
ポラスグループのポラテックは11月22日、同社が施工している千葉県柏市の木造在来工法2階建て認定こども園の構造見学会を行った。
12社による指名競争入札で同社が入札した案件で、建物は、学校法人岩崎学園くりの木幼稚園の敷地内の法22条に位置する敷地面積約4,972㎡、保育園機能を備えた認定こども園。構造・規模は木造在来2階建て延べ床面積約1,440㎡(435.60坪)。設計は時設計。引き渡し予定は平成31年3月。
構造材は、同社のプレカット工場で製造可能な住宅などにも利用されているアカマツの集成材を極力採用することでコストを下げ、約10mスパンの空間を確保するため2本1組の120×390トラスや2階の床を吊るすM20のボルトを採用しているのが特徴。
同社は、わが国最大の木造プレカット工場を擁し、年間約3,000戸の住宅を施工・販売しており、非住宅の受注にも力を入れている。2017年度の受注実績は12棟、12.5億円。2018年度は16棟、21.5億円の受注めどが立っているという。

M20のボルト

完成予想図
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トラスの接合についてだったか、工事関係者が「通常の5倍くらい難しかった」と話した。しかし、ゾウの大きさを知らないカエルのお母さんと一緒の記者は、通常の工事の難易度がさっぱり分からない。〝浦和レッズに勝つほどではなく、西武打線を抑えるくらい難しい〟とでも言ってくれれば多少は理解できただろうに。この点については、解説のしようがない。
もっとも興味があるのは〝現わしの見える化〟だ。この2点について質問したら、期待通りの答えが返ってきた。
設計を担当している時設計建築設計部建築設計課課長・吉野達也氏は、「森の中の木造園舎を目指しており、腰壁、柱などに木を貼って、自然なもの、木に囲まれている環境にする」と話した。
ポラテック木造推進課課長・篠田和弘氏は、「建基法の改正により、現わしが可能になった部分も多い。今後も木造の構造美を大切にしたい」と語った。


ポラス所有 越谷市の旧大野家住宅が登録有形文化財に

旧大野家住宅 (はかり屋)
ポラスグループは11月19日、同社が所有する越谷市の旧大野家住宅 (はかり屋)の主屋と蔵が登録有形文化財(建造物)へ登録される見込みと発表した。越谷市の建造物としては2件目の登録となる。
旧大野家住宅主屋は、明治38年に建築されたと推定されている切妻屋根の木造2 階建て。奥に向かって平屋の寄棟屋根がつながっている。越谷宿の風情を色濃く残していることや銘木が随所に使用されていることなどが特徴。住宅蔵は土蔵造2階建て。総檜造りといわれている。
同社は、この古民家を再生し、「はかり屋」として食からインテリア・癒しやクリエイティブスペースまで6軒のテナントからなる「古民家複合施設」としてとして2018 年4月にオープンした。
登録有形文化財(建造物)に登録されると、保存・活用のために必要な修理の設計監理費の2分の1が国の補助を受けられ、家屋の固定資産税が2分の1に減免されるなどの優遇措置がある。

ポラス 越谷市の中心市街地活性化に一役 築120年の古民家でイベント(2017/2/26)
高砂建設 体験宿泊可能の新モデルハウス&ピザレストラン 蕨(川口)にオープン

新モデルハウス「たかさごの家」
埼玉県蕨市に本拠を構える高砂建設は11月23日、LCCM仕様の宿泊体験型新モデルハウス✕リアルサイズモデルハウス✕コミュニティショールームを川口市にオープンする。
新モデルハウスは、京浜東北線蕨駅から徒歩12分、川口市芝2丁目に位置する木造2階建て延べ床面積165.61㎡(50.1坪)。ZEHを超える新たなエコ基準「LCCM(Life Cycle Carbon Minus:ライフサイクルカーボンマイナス)」住宅に認定された「彩樹の家LCCM」と同仕様。同社の注文住宅を検討する顧客は体験宿泊が可能。
「彩樹の家LCCM」は、埼玉県産材・西川材を活用し、外断熱工法と二重通気システム「ソーラーサーキット」を採用することで自然の力を最大限に活用しながら、CO2排出量とエネルギー消費量を削減した自立型循環住宅として、国土交通省の平成30年度(第1回)サスティナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)に採択されている。
敷地内には、従来からある約30坪のリアルサイズモデルハウスのほか、地元に人気のレストラン「ピッツェリアオオサキⅡ」、地域居住者が利用できるコミュニティスペース、西川材を紹介するコーナー、リフォームなどの商談機能を併せ持つコミュニティショールームが新たに併設される。

「ピッツェリアオオサキⅡ」
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ショールーム
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新たなモデルハウスは、西川材がふんだんに用いられており、外断熱・ソーラーサーキットだからこそ可能となる大きな吹き抜け空間やライブラリー、リーディングコーナーなどが設置されているほか、同社の女性スタッブによるデザインが採用されているのが特徴。約9畳大の主寝室と約2.8畳大のミセスコーナーの床はヘリンボーン仕上げ。坪単価は80万円くらいではないかと予想したが、その通りだった。
記者はヘリンボーンが大好きだが、どちらかと言えばパブリックスペースで利用されるほうが多いのではないか。今回は主寝室とミセスコーナーに採用されているのが面白い。材料はヨーロピアンオーク。
外断熱のよさは、経験しないと分からない。同社はもう25年も前から体験宿泊が可能な同社単独の川口、浦和、ふじみ野、練馬などの展示場を展開してきた。
同社社長室広報課リーダー・吉松史章氏は、「モデルハウスで体験宿泊を可能にしたのは当社が初ではないか。これまで約1,000組が泊っている。宿泊者の成約率は申し上げられないが、間違いなく高い」と話した。

主寝室
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新モデルハウス
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同社が建設した分譲戸建ては、さいたま市が取り組む「次世代自動車・スマートエネルギー特区」に指定された「浦和美園E-フォレスト」で見学している。埼玉県産材の西川材(檜)を多用しているのが特徴だった。
吉松氏から「浦和美園E-フォレスト」の第2弾「T-Avenue」の概要を聞いた。浦和美園駅から徒歩5分の全45戸で、内訳は同社が8棟、ポラスグループの中央住宅が33棟、アキュラホームが4棟。来年2月から販売開始するという。5,000万円台が中心になるというから、申し込みが殺到すると記者は読んだ。

玄関正面の西川材のデザインウォール
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外観
住友不が他社を圧倒 「目黒」の東建、「青山」の三井 平均価格で突出 2Qマンション

2019年第2四半期末の各社のマンションデータが出揃った。住友不動産が売上高、計上戸数、営業利益、期末計上進捗率などで他社を圧倒。1戸当たり価格では、「Brillia Towers目黒」効果の東京建物が9,297万円、「パークコート青山ザ・タワー」を計上した三井不動産が8,846万円となり、都心部の高額物件の好調ぶりを浮き立たせている。他方、完成在庫数の増加で伸び悩んでいるデベロッパーもみられる。決算数字からマンションのデータを拾った。
◇ ◆ ◇
住友不動産が売上高、計上戸数、営業利益、期末計上進捗率などで他社を大きく引き離している。データは戸建てを含む販売事業全体だが、戸建ての占める割合は数%どまりと見られ、極めて好調に推移している。
完成在庫数も他社をはるかにしのぐが、これはいつものことで、収益を圧迫するまでに至っていない。後入先出、先入後出、先入先出など市場動向を読みながら臨機応変に販売する手法は他社も舌を巻く。
三井不動産は、1戸当たり価格が8,846万円になっているが、これは坪単価950万円の「パークコート青山ザ・タワー」(163戸)など都心部の高額物件が寄与したため。通期では7,500万円くらいになる模様だが、同社は今後も都心部での高額物件を相次いで供給する。富裕層向けで圧倒的な強みを発揮している。完成在庫は〝適正在庫〟と見られ、進捗率も90%に達する。
三菱地所は期初予想通りに推移している。完成在庫は期初の460戸から371戸へ減らしている。
野村不動産は、2017年3月期で完成在庫を654戸(うち402戸は未販売)計上したが、その後、粗利益率は20%を割り込んではいるものの改善が進んでいる。第2四半期末では207戸(うち未販売75戸)と1年半で447戸減らしている。戸建てを含む通期計上予定の6,100戸に対する進捗率は78.2%。
「Brillia Towers目黒」(940戸、うち分譲661戸)を計上したため売上高、営業利益、1戸当たり価格が大幅に伸びたのが東京建物。通期の営業利益は2016年12月期比で2倍超の135億円に、利益率も2016年12月期の7.9%から13.6%に伸びる見込み。1戸当たり価格は9,297万円となり、三井不動産を上回る。
前期末で629戸の完成在庫を計上した東急不動産は、422戸へと減らしてはいるが通期予想の営業利益は50億円(営業利益率4%)に留まる模様だ。
NTT都市開発は、郊外部の完成在庫が減っておらず501戸(前期末510戸)を計上した。
都内での供給を減らしている大京は1戸当たり価格が3,505万円となっている。
長谷工グループ CSRの一環「東京グリーンシップ・アクション」に54名参加

長谷工グループ11月17日(土)、東京都環境局主催の「東京グリーンシップ・アクション」清瀬松山緑地保全活動に参加。グループ社員とその家族54名は、東京都環境局とNPO法人環境学習研究会、清瀬の自然を守る会の協力のもと、清瀬松山緑地保全地域で草刈り、除伐、落枝整理や木柵交換、自然工作を行った。
参加者からは「自然に親しみながら、保全することの意義を学べた。企業活動において大切な取り組みだと思う」「緑地の保全に様々な方が関わっていることを知った」「親子で参加でき、自然と触れ合える良い経験になった」などの声が寄せられた。
「東京グリーンシップ・アクション」は、東京都に残された山地の森林や丘陵部の里山、市街地近郊の雑木林など、貴重な自然環境の保全を目的として2003年にスタート。長谷工グループは社会貢献活動の一環として2012年から参加している。
三菱地所ホーム 関西初 CLTを床に採用した「オーダーグラン」千里にオープン

「千里ホームギャラリー」
三菱地所ホームは11月17日、同社の富裕層向けブランド「ORDER GRAN(オーダーグラン)」関西エリア初出展となる「千里ホームギャラリー」をオープンした。
国産のスギ材を用いたCLTパネルを建物2階の床面に採用しているほか、来客をもてなし、家族それぞれの趣味嗜好を反映する空間「「LOUNGE(ラウンジ)」を随所に提案しているのが特徴。
オープンの前日16日に行われた記者発表・内覧会に臨んだ同社・加藤博文社長は、「2年半前に発売開始したオーダーグランの受注第一号は関西だった。ようやく関西圏で発表できることができた。富裕層マーケットに強い当社の従来商品企画に加え、今回はCLTを採用するなど東京にないモデルハウスができた。CLTは新たな領域に入っていくもので、三菱地所グループ全体として業界に先駆けて取り組んでいく」と話した。
千里ホームギャラリーは延床面積約259.88㎡(78.61坪)。1階の天井高は約3m、サッシ高は約2.7m、床はオーク材。

ウエルカムラウンジ
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関西圏のモデルハウスを見学するのは初めてなので、見たまま感じたままを率直に書く。
まず、全館空調「エアロテック」について。同社関係者は「同業他社と比べて当社が一番いいとお客さんから評価はされているが、首都圏ほど全館空調のニーズは高くないのが関西圏の現状」と話した。
最近、埼玉県住まいづくり協議会が主催したシンポジウムで、星旦二・首都大名誉教授の「健康な住宅を創りましょう」と題する講演を聞いた。星氏は「冬期の風呂場気温が18度以上、壁が漆喰、床は無垢材」を強調された。医療・健康の視点から住宅のあり方を考える機運が高まっている。これは粘り強く訴えるしかない。
次に、CLT。モデルハウスには厚さ210ミリのCLTパネル材が2階の約40坪の床全面に採用されている。
残念なのは、予想されたことではあるが、CLTのよさが一番わかりやすい現わしにはなっておらず、外から見ても内から見てもコンクリや鉄との区別がほとんどつかないことだ。
ただ、同社もそのあたりの事情は百も承知のはずで、現在工事中の沖縄・下地島空港ターミナル施設、宮城県・仙台市の賃貸住宅などでCLTの普及に積極的に取り組んでいることを内外にアピールするのが狙いなのだろう。
コンクリや鉄と木を同じ土俵で戦わせるべきではないというのが記者の持論だが、〝悪法も法なり〟-建基法などの基準を満たすためにはこれらの問題をどうクリアするか。さらにまた、非住宅の大規模建築物はともかく、個人向け住宅の普及にはまだまだ課題は多い。
パネル板は同じ容積のコンクリと比べはるかに軽いが、強度を確保するためには厚みが必要となり嵩張り、道路事情が悪いところでは搬入が難しく、狭小敷地ではパネル板の置き場や重機の作業スペースを確保するのは容易ではない。
もう一つ、ボタニカルについて。積水ハウスの「5本の樹計画」もいいが、住宅内に緑をふんだんに取り込んだ企画は同社が突出している。「浜田山」や「ONE ORDER(ワンオーダー)」には驚愕した。今回も本物の観葉植物を各所に配置している。これはいいのだが、フェイクの地衣類を本物の植物に添え物のように置いてあるのにはびっくりした。これでは刺身のツマにもならない。
本物にするか省くかは社内でも意見が交わされたようだが、記者は即刻取り払うべきだと思う。〝本物は管理が大変〟などと考えるのは当事者だけで、お客さんはそんなこと考えていないのでは。いやならやらなければいいことだ。
木の住宅が人と環境にいいのと同様、ボタニカルの果たす役割が再認識されつつある。ハウスメーカーもデベロッパーもみんなフェイクの植物を平気で使うのが記者は信じられない。

本物の観葉植物に寄り添うように配置されたフェイクの苔類(これでは完全にフェイクが勝っている)
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発表会で司会役を務めた経営企画部広報戦略グループ・横須賀直人氏がまたまた「大きく書いて」と話されたので、以下はおまけ。
モデルハウス見学会を終えて新大阪駅に帰ろうと万博記念公園駅に向かっていたら、加藤社長と同社スタッフに出会った。記者はゆっくり1~2泊して京都の紅葉でもと考えていたのだが、カネもないし他の仕事も重なり「せっかく金曜日に見学会をセットしていただいたのに…」などと加藤社長に話した。
加藤社長はてっきりラグジュアリーホテルに泊まっているものとばかり思っていたが、全然そうではなかった。朝4時半に起きて、新幹線で京都に途中下車し、市内の自社の戸建て現場を2物件見て回り、午後の会見に臨んだのだという。
それで仕事が終わりかと思いきや、これまた外れ。これから市内の取引先を回るのだという。
さすが、地所ホームの社長だ。出張に行けば飲むことしか考えない記者などとはレベルが違う。
だがしかし、加藤社長、働きすぎもいかがなものか。健康を害すれば会社の大きな損失になるし、スタッフも気苦労だ。リッツなどに宿泊し(当然自腹)、ホスピタリティを学ぶことは今後の事業展開に参考になると思いますが、いかがでしょうか。もうずいぶん昔ですが、ロイヤルパークホテルの社長さんは「わたしはリッツだけは正規の値段で泊まることにしている。ホスピタリティ・クレドは半端じゃない」と語されたのをよく覚えています。
記者はといえば、風邪を引いており、のどが悲鳴を上げていたので千里中央の医者に駆け込んだ。薬を処方してもらったまではよかった。聞いたのがいけなかった。「酒は飲んでいいですよね。1合くらい大丈夫でしょ」「何を言っとるんだ。それじゃ治らんよ。絶対ダメ」と一喝された。お陰で新幹線の中では本がたくさん読めたが…。
横須賀さん、これくらいでどうでしょうか。
ボタニカルが最高4つの商品・開発を発表 三菱地所ホーム(2018/5/30)
効果てきめん 三菱地所ホーム 全館空調「エアロテック」記者も宿泊体験(2017/10/30)
三菱地所ホーム 家の中に自然の中低木 最新モデルハウス「ONE ORDER」横浜に開設(2017/10/20)
三菱地所ホーム 富裕層向け注文・3階建て・戸建てリフォーム同時発売(2016/4/14)
住宅立地に特化 コスモスイニシア レンタルオフィス第一弾「目黒不動前」オープン

「MID POINT(ミッド ポイント)目黒不動前」外観
コスモスイニシアは11月15日、住宅立地に特化したレンタルオフィスブランド「MID POINT」の第1弾「MID POINT(ミッド ポイント)目黒不動前」を2018年11月20日(火)にオープンすると発表した。
現在供給されているシェアオフィス、コワーキングスペース、レンタルオフィスなどは都心部が中心で、1名から入居可能な施設は少ないことに着目、「住居と職場の中間点」立地で付加価値の高いサービスを提供する。
第一弾は、築22年・8階建てのオフィスビルを同社が購入し、エントランス・専有部・共用部をフルリノベーションした「リードシー目黒不動前ビル」の5~8階部分をレンタルオフィスとして改装したもの。
記者発表会・内覧会で同社執行役員・藤岡英樹氏は、「2016年に公表した中期経営計画2018は目標通り進捗しているが、売り上げ増のエンジンになっているのはソリューション事業。アパートメントホテルもそうだが、今回のレンタルオフィスも他社との差別化が図れており、付加価値の高いサービスが提供できる」と話した。
物件は、東急目黒線不動前駅から徒歩5分、品川区西五反田3丁目に位置するリードシー目黒不動前ビル5階~8階。延べ床面積は約150坪。区画数は1~3人用まで67区画。一人用ブースの広さは1.5×1.5㎡が中心。月額賃料は1人用が29,000円~/共益費15,000~。共同企画として乃村工藝社がデザイン監修を、非営利型株式会社Polaris(ポラリス)がラウンジ運営をそれぞれ担当する。
特徴は、①1名から入居できるほか、リラックス空間、コミュニティ空間として利用できる共用ラウンジおよびテラスを設置②コミュニティ形成を支援するコミュニティマネージャーが常駐③キッチン&バーカウンター、食器および調理器具を常備④ミーティングスペース、TELブース、PHOTOブースなどの共用スペース⑤専用駐輪場、シェアサイクルサービス、宅配ボックス設置――など。
入居予定者からは、「ラウンジが利用できてこの利用料は割安」(30代男性/経営コンサル)「自宅からも近く、コワーキングではなく、固定席で利用できるところがよい」(30代男性/スタートアップ企業)「他の物件と比較して個室が広く、デザインもよい。仕事をするイメージが沸いた」(20代女性/フリーランス)などの声が寄せられている。
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共用ラウンジ
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テラス(喫煙コーナーあり)

Before Afterではありません 事業に応じて神出鬼没の藤岡氏(左は「MIMARU京都 堀川六角」で、右はこの日の会見。法被姿のほうが似合いそう)
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国が推し進める働き方改革を受け、テレワークを後押しするサテライトオフィス、コワーキングスペースなどの施設が加速度的に増えそうなことは容易に想像できる。記者もこれまで数回、同じような施設を取材して、賃料の高さやその至れり尽くせりの豪華ぶりに〝生産性向上が前提ではないのか〟〝却って労働強化にならないか〟などと考え込んだこともある。
今回の施設は確かに個室ブースが広く、ラウンジでは酒も飲め、タバコも吸えるスペースが確保されているのがいい。
賃料は正直よく分からないが、同社が想定している稼働率90%などから計算したら坪あたり月額賃料は2万円くらいになった。賃貸マンションよりははるかに高く、かなり高い利回りが期待できる。賃料も高く競争も激しい都心部のレンタルオフィスとの差別化も図れていると思った。
デザイン監修を担当する乃村工藝社の作品は、東京建物「Brillia一番町」のモデルルームで見た。最高に素晴らしかった。同社は新しい事業に力を入れているようだ。
ラウンジを運営するPolarisは、2010年12月の内閣府による地域社会雇用創造事業ビジネスコンペに採択され、2012年2月に設立。
当日配布された資料には「子どもが生まれ、成長し、女性としてはもちろん、母として、これからの社会、特に愛着のある地元の地域社会のことを考え、自分たちは何ができるだろうかと、創業者である市川望美さんはコンペにチャレンジした。2011年8月、…京王線仙川駅から徒歩3分、商店街の中にある店舗の上の3階の古い住居を改装してコワーキングスペース「cococi」(ココチ)を地域社会で知り合った仲間たちと3人で立ち上げた」「設立以来6年で約500人の女性の多様な仕事、社会との接点を作りだす企業になった」とある。

一人用ブース

コミュニティマネージャーのユニフォーム(これは夏用か。会場にはユニクロ製のカシミヤのセーターが置かれていた)
民間マンション第一号建て替え 旭化成不レジ「アトラス四谷本塩町」完売
わが国の民間マンション第一号「四谷コーポラス」の建て替え旭化成不動産レジデンス「アトラス四谷本塩町」が6月の分譲開始から10月末までに完売した。
物件は、JR四ツ谷駅から徒歩6分(東京メトロ南北線四ツ谷駅から徒歩5分、新宿区四谷本塩町に位置する6階建て全51戸(非分譲23戸含む)。最多価格帯は5,500万円台、7,300万円台。坪単価は462万円。竣工予定は2019年7月下旬。施工は佐藤秀。
購入者は医者・経営者が半分、他は資産家や会社員など。立地が評価された。
同社はまた、渋谷駅前の「宮益坂ビル」建て替えマンションについて「一般販売(広告)を行うかも含めて未定」としている。
旭化成不レジ 民間初の分譲「四谷コーポラス」建て替え説明会・見学会に80名(2017/9/5)
三菱地所「泉パークタウン」 最終章721区画のスマートタウンに着手

地鎮祭(左から大成建設・村田誉之社長、松下氏、パナソニック・井戸正弘執行役員、西田氏、仙台市・藤本章副市長、勝田氏、三菱地所設計・林総一郎社長

左から西田氏、松下氏、勝田氏
三菱地所は11月12日、仙台市泉区の大規模複合タウン「泉パークタウン」(開発面積約1,070ha)の最終章となる「(仮称)泉パークタウン第6住区東工区開発計画」の地鎮祭を行い、パナソニック、パナソニックホームズ、関電不動産開発とともに先進の技術やサービスを駆使して低炭素社会・循環型社会の形成に寄与する社会課題解決型の街づくりを進めると発表した。
地鎮祭に臨んだ同社・吉田淳一社長は「泉パークタウンは来年で45周年を迎える。最終開発のこの第6住区では、パナソニックさん、パナソニックホームズさん、関電不動産開発さんをパートナーに、SDGsの11番目に示されている『住み続けられる街づくり』の実現に向けオールジャパンの社会課題解決型の開発を行う」と挨拶。
また、パナソニックホームズ・松下龍二社長は「品格のある街づくりに参加できることを誇りに思う。今年4月に社名を変更した当社が目指しているのは『強さ』と『暮らしやすさ』のNo.1。総力をあげて価値の高いスマートな街づくりに貢献する」と話し、関電不動産開発・勝田達規社長は「仙台では松下興産時代から不動産開発を行ってきた。泉パークタウンは目標となる開発だった。今回、パートナーに選ばれて光栄」と語った。
三菱地所の当地での40年を超える街づくりのノウハウに加え、パナソニックグループのエネルギー・セキュリティ・モビリティの先進技術と住まいづくり、関電不動産開発が仙台圏で行ってきた街づくりの経験を融合させ、エネルギー、交通・物流、健康、安心・安全などの課題に挑戦する。
開発計画は、開発面積約481,194㎡、計画戸数721区画。設計監理は三菱地所設計。施工は大成建設。販売開始は2022年春。このほか未着工の「中央西」地区も合わせると計画区画は1,965区画。
一区画は平均70坪くらいになる模様だ。同社関係者は「年間100区画は販売したい」と話した。

地鎮祭 鍬入れ
◇ ◆ ◇
同社は地鎮祭後、泉パークタウンの主要ポイント17カ所をバスで巡るメディアツアーを実施した。
記者は過去2度、さらっとだが見学したことがある。1区画200坪はありそうな「桂ガーデンコート」に圧倒され、街路樹など街並みの美しいのと、立派なホテルがあることは確認しているが、1974年の街びらきから現在まで、全1,070haのうち86%・926haが造成済みで、10,156世帯・25,835人が居住し、アウトレットモール、ゴルフ場にテニスクラブ、乗馬クラブ、宮城大学、図書館、物流施設などが整備されているのに驚いた。
取材中ずっとこれほどの規模の複合タウン開発は首都圏でどれほどあるか考えた。国家的プロジェクトである「多摩ニュータウン」(施行面積2,884ha)「千葉ニュータウン」(同1,930ha)「港北ニュータウン」(同1,317ha)などには及ばないが、わが国最大級の千葉県の組合施行による土地区画整理事業「国分寺台」(同380ha)の約2.8倍だ。
ランドスケープデザインなどの美しさについても考えた。これは、歩車完全分離を実現した多摩ニュータウンなどのほうが勝るのではないかと思ったが、街路樹の景観は五分五分か。多摩ニュータウンは落葉樹もあるが、常緑樹のクスノキ、シラカシなとも多い。一方の泉パークタウンはメタセコイア、ユリノキ、カツラ、イチョウ、ケヤキ、プラタナス、カエデ、トチノキなどの落葉樹が中心だ。冬場の日照を確保するためか。
生活利便施設、文化施設の集積でも、首都圏の大規模開発に負けない。国際会議が開け、サッカーワールドカップでイタリアチームが借り切ったロイヤルパークホテルのような立派なホテルは多摩ニュータウンにもない。それどころか、埼玉県や千葉県には国際級のホテルは一つもない。ゴルフ場があるのは、多摩ニュータウン(開発区域外だが隣接)や「季美の森」くらいではないか。
そんなこんなを考えると、規模はともかく、もっとも似ているのは新百合ヶ丘の街か、記者が〝奇跡の街〟と呼ぶ山万の「ユーカリが丘」(245ha、計画戸数約8.400戸、計画人口約3万人)か。タウンマネジメント手法を導入しているのも「ユーカリが丘」によく似ている。
なぜ、そんな途方もない開発ができたのか。配布された資料には1970年当時の中田乙一社長の年頭所感が紹介されている。「買った土地を造成し、一割か二割の儲けをみて売るといったことは、当社のやる仕事ではない。我々はよそがやらないこと、我々の資力、経験、智能をフルに活用できる分野に取り組んでいく」と。
吉田社長が同社に入社したのは1984年だ。中田社長の年頭所感など知る由もないはずだが、その思想は生きていたのか。今どき48ha、721区画もある開発に乗り出すデベロッパーなど皆無だ。土地代はただ同然かもしれないが、造成に3年かかる。いったいどのような街を創るのか、楽しみだ。

メタセコイアの街路樹が美しい柴山公園付近のメインストリート

手前が柴山公園

タウンマネジメントも行うパークタウンサービス

記者発表会を取り仕切った三菱地所東北支店主事・宮﨑眞一氏(同社野球部黄金時代の主力の一人)
わが国初CLT床材を利用した高層建築物 三菱地所 仙台「高森2丁目」現場見学会(2018/9/15)
売れ行き順調ほぼ1年間で134区画契約積水ハウス「スマートコモンシティ明石台」(2013/3/29)﨑
分譲では初か オーバル型の中庭がいい 20数年前の〝アート〟蘇る 野村不「東雲」

「プラウドシティ東雲キャナルマークス」
野村不動産が11月下旬に分譲する「プラウドシティ東雲キャナルマークス」のモデルルームを見学した。わが国初と思われる楕円形(オーバル型)であるのが特徴で、反響が多いことから全472戸のうち第1期分譲は「100戸は超えたい」意向だ。
物件は、東京メトロ有楽町線豊洲駅から徒歩10分、江東区東雲一丁目に位置する15階建て472戸。専有面積は60.86~136.99㎡、価格は未定だが坪単価は330万円になる模様。2020年1月下旬。施工は長谷工コーポレーション。
現地のアドレスは「東雲」で、2005年に竣工した伊東豊雄、山本理顕、隈研吾氏らが設計して話題になった賃貸マンション「東雲キャナルコート」のほか、三菱地所「Wコンフォートタワーズ」、アパ「アップルタワー東京キャナルコート」、大成有楽不動産ほか「ビーコンタワーレジデンス」、丸紅ほか「キャナルファーストタワー」、野村不動産「プラウドタワー東雲キャナルコート」など6棟のタワーマンションが分譲された再開発エリアの一角。24時間営業のイオンに近接しており、エリアの中では豊洲駅にはもっとも近いマンション。
敷地面積約17,761㎡の外周部に平置き駐車場(163台)や遊歩道などを設け、建物はオーバル形状とし、その中に、代々木第一体育館のアリーナ面積とほぼ同じ長辺約90m、面積約4,000㎡の中庭を設置するのが最大の特徴。中庭には様々なガーデン、プロムナード、テラス、水盤などを配し、住棟の1階に設置する10の共用空間と結ぶ。
住戸プランはファミリー型中心に基本50タイプ。同社と長谷工コーポ、ブリヂストンが共同開発したキッチンの位置を排水竪管から最大約14m(従来は約3m)まで離せるサイホン排水システム「ミライフル」のほか、長谷工コーポが開発した可動収納ユニット「ウゴクロ」を採用しているほか、IoTの技術も導入する。
主な設備仕様は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナなど。天井高は2450ミリ(11階まで)-2550ミリ(12~14階)-2600ミリ(最上階)、サッシ高は2020ミリ、フローリングは約300ミリの幅広タイプ。
販売を担当する同社の川井亮太朗氏は、「当初はタワーや板状の多棟構成プランも検討したが、思い切ってオーバル型を採用した。同種の住宅は賃貸では福岡に事例があるのを確認しているが、分譲では確認できていない。近接のタワーマンション群より豊洲駅に近く、キャナルコートからの購入希望がとくに多い。中庭を眺められるタイプが人気」と語った。第1期戸数については「100戸はいきたい」と強気な姿勢を見せている。
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高くなるとは予想していたが、「Wコンフォートタワー」の2倍以上だ。湾岸人気はいつまで続くのか。豊洲駅近では東急不動産の分譲も控えているが、こちらは当初予想されていた値段よりはかなり〝安く〟なるようだ。
オーバル型は、似たようなものでは三井不動産レジデンシャルのタワーマンション「パークコート青山ザ・タワー」や商業・オフィス「ミッドタウン日比谷」で見ているが、今回の物件は何といっても大きな中庭があるのがいい。購入希望は中庭を眺められるタイプのほうが多いというのも当然だろう。
模型やパンフレットなどを見て、川井氏の説明を聞いたりして、二十数年前に見学した「くまもとアートポリス」(KAP)を思い出した。優れた5~6物件の建築物を見て回ったのだが、もっとも感動したのは建築家の山本理顕氏が設計した熊本県営保田窪第一団地だった。
この賃貸住宅は中層のロの字型の長方形だったが、建物の内と外を緩やかにつなぎ、各住戸は中庭に面してバルコニーなどが配置されていた。中庭で多くの子どもたちが遊んでいたのが印象的だった。
いま、熊本県のホームページで調べたら「各住戸は中庭や広いテラスを持ち、常に外部と接することができるようになっている。その結果、公営住宅としては、かつてないほど大きな専用空間をも持つことになった」と設計概要に記されている。「くまもとアートポリス」は現在も継続して意欲的な建築物の建築にチャレンジしているようだ。
今回の物件は外廊下方式なので、バルコ―や居室から直接中庭を眺められる住戸は半分もなさそうなのが残念だが、コストを考えたら二の足を踏むのも理解できる。2戸1はともかく3戸1、4戸1エレベータにして両面バルコニープランを提案していたら、申し込みが殺到したのではないか。
モデルルームは1つ。やや変形間取りだったが、デッドスペースそのものはあまり生じない印象を受けた。家具やジュータンなどの収まりを気にする几帳面な人はどう感じるか…。洗面の引き戸はソフトクローズ機能付きではなかったのはいただけない。細かな点にも手を抜かないのがプラウドのはずだ。
マンションはアートだ 三井不レジ「パークコート青山 ザ タワー」竣工(2018/4/11)

