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「(仮称)パークウェルステイト鴨川計画」

 三井不動産レジデンシャルは12月5日、千葉県内最大規模となる鴨川市のシニア向け「(仮称)パークウェルステイト鴨川計画」を着工したと発表した。

 元気な高齢者(入居時年齢:概ね60歳以上)を入居対象とした「シニアのためのサービスレジデンス」で、同社が建物を開発したのち、三井不動産レジデンシャルウェルネスに建物を賃貸し、同社が老人福祉法に基づく有料老人ホームとして運営する。2021年秋の開業を予定している。

 建物は、太平洋を望む標高約46mの高台に立地する22 階建てトライスター形状。約2/3の住戸からは、太平洋や日本の渚百選に選ばれている前原・横渚海岸の海岸線が眺望できる。日本で初めてJCI 認証を取得した亀田総合病院をはじめとする亀田グループの医療・介護サービスと連携、自分らしく充実した日々を過ごすためのアクティビティプランも提案する。

 同計画は2019年6月開業予定の「パークウェルステイト浜田山」に続く第2号物件。

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「若潮ハイツマンション建替え事業」完成予想図

 野村不動産・コスモスイニシア・長谷工コーポレーションは12月3日、千葉市美浜区の「若潮ハイツマンション建替え事業」を着工したと発表した。「若潮ハイツ」は、1973年に若潮国体の選手村として整備された全13棟・500戸の団地で、建て替え後は全9棟・1,000戸規模のマンションとなり、千葉県内最大規模の案件となる。

 建物の老朽化と居住者の高齢化に伴う様々な問題が表面化したために、2008年から長谷工コーポレーションがコンサルタントとして支援を開始し、2013年に野村不動産が、さらに2015年にコスモスイニシアがそれぞれ事業参画。2016年12月に一括建替え決議が成立、2017年6月にマンション建替組合設立の認可を取得した。

 敷地を2つに分割し、先行して施工・分譲する「A敷地(397戸)」は2020年12月の入居予定。その後に施工する「B敷地(約600戸程度:建築確認未取得)」は2024年度に竣工する予定。

 現地は、JR京葉線検見川浜駅から徒歩10分、千葉市美浜区真砂二丁目に位置。A敷地は14階建て397戸(分譲戸数272戸)。専有面積50.89~92.45㎡。施工は長谷工コーポレーション。入居予定は2020年12月下旬。

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 このニュースにはいささか驚いた。「若潮ハイツ」がある京葉線検見川浜は、バブル崩壊後では三井不動産レジデンシャル「パークシティ検見川浜」(674戸、2000年竣工)、セザール「セザール検見川浜」(234戸、2000年竣工)、野村不動産・三井不動産レジデンシャルなど「検見川浜レジデンス」(379戸、2011年竣工)、伊藤忠都市開発「クレヴィア検見川浜」(156戸、2013年竣工)などを取材しており、東日本大震災のときも液状化の被害をつぶさに見学している。

 その地で1,000戸もの建て替えが行われるとは…。果たして売れるのか、価格はどうなるのかという疑問が真っ先に浮かぶ。野村不動産が幹事だった「検見川浜レジデンス」の土地の取得価格は1種9.5万円だった(2020東京オリンピック・パラリンピック選手村「ハルミフラッグ」は1種8万円だからいかに安いかがわかるはず)。今回は建て替えだから、土地値はただ同然だろうが、建築費は2010年比で3~4割は高くなっているはずだ。よく売れて年間200戸としても完売まで5年はかかる計算だ。

 千葉市のホームページによると、「平成22年6月時点で、分譲マンションは822管理組合で約9万8千戸あり、このうち旧耐震基準のものが168管理組合で約3万4千戸となっています。なお、旧耐震基準のもののうち敷地面積が2ha以上の大規模なものが37管理組合約2万2千戸あります」とある。

 今回は戸数的にはそのうちの5%にも満たないが、それでも成功してほしいと願う。

海・山・地の神の怒りの刃見る思い 千葉市美浜区の液状化被害も甚大(2011/3/23)

伊藤忠都市がまたまたレベルの高いマンション「稲毛台」(2007/7/19)

ディズニーや羽田空港並みの液状化対策 伊藤忠都市開発「クレヴィア検見川浜」(2012/5/18)

マンション空白地帯を駆け抜ける 野村不動産他「検見川浜レジデンス」(2010/3/3)

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「HITO-TUBO(ヒトツボ)」プライベートブティック

 伊藤忠都市開発の「HITO-TUBO(ヒトツボ)」が導入されたマンション「クレヴィア池袋West」を見学した。高単価の都心部だからこそその価値を分かりやすく伝える新提案だ。2018年度グッドデザイン賞を受賞したのもよくわかる。

 物件は、JR・東京メトロ・西武池袋線・東武東上線池袋駅から徒歩5分、豊島区西池袋2丁目に位置する15階建て全64戸。専有面積は27.75~55.14㎡、現在分譲中の住戸(7戸)の価格は3,580万〜6,570万円。坪単価は425万円。竣工予定は2019年3月上旬。設計・監理は三輪設計。施工は合田工務店。

 現地は、ホテルメトロポリタンに近接。用途地域は商業地域だが、二方角地で、敷地南側方面は目白の住宅街。

 建物は1フロア5~4戸構成で南西向き。内廊下方式を採用。多目的に利用できるWi-Fi・ミニキッチン付きのシェアラウンジを共用部に設置。主な基本性能・設備仕様は居室部分のリビング天井高2460ミリ、ディスポーザー、フィオレストーン天板、床タイルなど。

 「HITO-TUBO(ヒトツボ)」は、住戸内の約1坪(約1.8m×約1.8m)の限られた空間を、WIC+物入、プライベートブティック、アトリエ、ロフト、プライベートバーなど8タイプの中から選べるようにしたもの。55㎡は50ポイントが、27㎡は30ポイントがそれぞれ付与されており、その範囲内なら無料。有償でも40~50万円に収まるようにしている。

 同社は「住まいに関する調査を実施したところ、約9割の方が住まいでやりたいことがあるのに実現するためのスペースがないことに不満を感じていると判明。その不満を払拭する理想の住まいを提供すべく開発した」「消費者のお金をかける対象が〝モノ〟の所有ではなく、〝コト〟(体験)に変化している新たな消費者トレンドに着目」したとしている。

 購入者のうち9件が「HITO-TUBO(ヒトツボ)」を選択した。近く分譲する「クレヴィア池袋East」51戸(非分譲住戸6戸含む)にも採用する。

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プライベートブティック(左)とワーキングスペース

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 「HITO-TUBO(ヒトツボ)」の提案はなかなかいい。似たようなものは三菱地所レジデンスの「箱の間」、コスモスイニシアの「リトルテーマパーク、が楽しい家」でも見たが、坪単価425万円の価値を自ら実感でき、その価値を最大限引き出せるようにしているのがミソだ。

 コンパクトだけでなくファミリーマンションにもこれは採用できそうだし、外付けでも可能なはずだ。同社には継続して他物件にも採用してほしい。

 マンション販売担当者によると、多くの人は無償の範囲で収まる「WIC+物入」を選んだという…分からないわけではないが、利回り5%の賃貸とすれば、年間20万円だ。もっと有効活用したほうがいいと思うがどうだろう。

 モデルルームの出来もよかった。55㎡の南西角住戸プランで、デザインは三井デザインテックが担当。14戸すべて完売したという。

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モデルルーム

三菱地所 〝CSRからCSVへ〟新たな価値創造目指す「3×3 Lab Future」(2016/3/29)

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 マンション管理業協会は12月3日、マンション居住者や管理組合のマンションライフを豊かにする様々な工夫や活動を応援する「マンションいい話コンテスト 2018(一般編)」グランプリ、準グランプリ、 特別賞を発表した。グランプリ賞(賞金30万円)には、全国536通の応募の中から高橋千秋さんの「かわら版って、いいよ!」が選ばれた。

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 「かわら版って、いいよ!」のあらすじと「講評」は以下の通り。

 大規模修繕工事のための臨時総会が開催された。ある出席者から、業者の選択、大規模修繕の必要性など、提示を根本から覆すような質問があり、大規模修繕工事は延期になるのかな、というあきらめのムードが漂い始めた。そんな時、年配の男性が『知りたければ、事前の段階で意見を言えばよい。それをせずに、この場で屁理屈のようなことを言っている。もう、黙らっしゃい。』と発言した。出席者から、割れんばかりの拍手が起こり、決着した。

 この総会で私はある事に気づいた。一度に出す分厚い資料で知らせるのではなく、もっと簡単な形でその都度知らせていたら、よかったのではないかと。

 私は、広報誌「かわら版」の発行を引き受けた。私は「かわら版」を毎月発行することにした。

 理事会の議題に関することは勿論、マンション内での出来事を理事会の承認を得て、知らせている。

 2億円をかけて、自走式駐車場を作るという試案が出され、賛否を問うアンケート調査を行い、結果は「かわら版」で一人ひとりの意見を氏名ではなく番号にして、知らせた。説明会が2回行われ、参加者は「かわら版」を冊子にして持ってきた。発言者は、『自分はかわら版の何番の人の考えに賛成である』『⑦番の人の考えには反対である』という感想がお互いに語られ和やかに話し合いは進み、提案者も納得し、自走式駐車場は作らないことになった。

 水道管の洗浄が行われた時に、管の経年劣化が発見された。管の交換は全体で一斉にやるべきだと いうお声を頂き、「かわら版」でアンケートを取り、その結果、水道管の取り換えは全体で一斉にやる方向に、総会ですんなりと決定した。

  築後23年を経過しているマンションでは、あちこちに経年劣化とみられる現象がみられ、その都度、工事着工についてのご意見などは、すべての所有者に「かわら版」を通して聞いている。390の所有者の意見をまとめ上げることは、以前は大変であったが、この「かわら版」アンケートを使い始めてからは、総会でのまとまりは非常に良くなり、なごやかになっている。

 「かわら版」に関しての調査をすると、居住者のほとんどの人が読んでいる。総会に出席できない人も、「かわら版」で意見を述べたら、参加しているような気持ちになり、よかったというご意見を頂いた。

 【講評】 マンションには多種多様な人たちが住まわれているので、合意形成が難しいとされがちです。それを実感した筆者が取り組んだのが、昨今のIT 化社会では古風にも感じられる、広報誌「かわら版」の活用。全居住者に配られる『かわら版』が、マンション内の風通しをよくするきっかけに。

 多くのマンションで、理事会からの情報発信の手段として議事録や広報誌が作られていますが、使い方を工夫することで、マンションのコミュニティを良好に、また、合意形成をスムーズにする力を発揮するということを改めて感じさせられます。

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 「かわら版って、いいよ!」がグランプリ賞を受賞したのが嬉しいやら悲しいやら。嬉しいのはもちろん、当たり前の管理組合の広報活動がきちんと評価されたことだ。

 悲しいのは、このようなごく当然の広報活動が業界団体の賞を受賞するという情けない現実を見せつけられたからだ。

 これは管理組合の広報紙にとどまらず、諸々のメディアにも言えることだ。当たり障りのない事大主義、事なかれ主義に徹する官報のような〝お知らせ伝言板〟に堕していないか、考える必要がある。

 

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「プラウドシティ吉祥寺」完成予想図

 野村不動産と日清紡ホールディングスは11月29日、「プラウドシティ吉祥寺」第一期140戸が平均1.07倍で登録即日完売したと発表した。

 物件は、JR中央線吉祥寺駅から徒歩23分(バス約10分)、三鷹市下連雀五丁目に位置する敷地面積約26,405㎡、8階建て8階建て全678戸。専有面積は66.36~90.60㎡、第1期価格は4,874~8,987万円(最多価格帯5,400万円台)、坪単価は270万円台。入居時期は2020年3月中旬~2021年3月中旬。施工は長谷工コーポレーション。

 下連雀五丁目第二地区地区計画として公園や歩道の整備が行われ、敷地内に商業施設、認可保育園、学童施設、バス停を設けるとともに、既存樹のヒマラヤスギをはじめ緑地率30%超の緑化計画、「ABINC認証」取得、木調ルーバー・レンガタイル・木造ゲストハウスなどの空間を演出。隣接地には同社のシニア向け住宅(サービス付き高齢者向け住宅)を建設するなど、「都市型コンパクトタウン」を目指す。

 住宅の商品企画では、パイプスペース(竪管)を一つにまとめ、無駄のない間取りを実現する「ミライフル」を採用する。

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リビング

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 即日完売のニュースを聞いて、モデルルームを見てから記事にしようと考えていたのだが、年内は難しいということからこのような〝コピペ〟記事になった。

 敷地は日本無線三鷹製作所の跡地。以前、この近くに住んでいたことがあり、現地はよく知っている。当時、日本無線は経営難が伝えられており、どうなるのかと他人事ながら気になっていた。

 見事なヒマラヤスギが植わっていたのを思い出すが、それを残すという。結構なことだ。

グロス価格はやや張るが坪単価は〝旧価格〟 大成有楽「吉祥寺Ⅱ」(2015/1/27)

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Kosugi 3rd Avenue(コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス)」

三井不動産レジデンシャルと東急不動産の住宅・商業・公共公益の複合一体開発「Kosugi 3rd Avenue(コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス)」を見学した。先月25日に抽選分譲された第1期174戸は112倍、平均2倍で即日完売したというからすごい人気だ。3タイプのモデルルームもそれぞれコンセプトが明確で、インパクトがあった。

物件は、JR線・東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩2分、川崎市中原区小杉町三丁目に位置する38階建て全519戸(販売総戸数465戸、事業協力者戸数54戸含む)。専有面積は41.99100.29㎡、坪単価は360万円。入居予定は202012月中旬。施工は大成建設。

施行面積約1.1haの小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業として建設されているもので、1階から4階までは商業・業務・公共公益施設。子育て施設、自治会館、多目的ホール、広場などが併設される。コンセプトは「3世代、3用途、3つの広場が結びつき、自分らしい日常が広がっていく」ミクストユース。物件名にもその思いが込められている。

住宅部分は4階から38階まで。標準階は1フロア1516戸構成。これを面積ごとにみると、4050㎡台が7戸、60㎡台が1戸、70㎡台が6戸、80㎡台が1戸というように、小家族用の比率が高いのが特徴。

主な基本性能・設備仕様は、リビング天井高2550ミリ、ディスポーザー、食洗機、御影石またはシーザーストーンキッチン・洗面カウンター、グローエ水栓、ミストサウナ、Low-Eエコガラス、突板建具(一部)など。モデルルームは、59㎡、68㎡、89㎡の3タイプ。

ゲストサロン所長・渡辺英喜氏や同社横浜支店開発室・石井諒氏によると、「予算的には坪330万円という人が多い。一番人気は30戸しかない89㎡のタイプで、価格は8,500万円台から1億2,500万円台。三井デザインテックの黒須理枝氏が担当した59㎡台はすべて完売。68㎡台は親子3人がそれぞれ利用できるカウンターを提案しているのが受けている」と話した。

1174戸が即日完売したことを受けて、年内に1020戸を第12次として追加販売する予定だ。

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ステップガーデン

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 モデルルームは3タイプとも非常によくできているという印象を受けた。記者が一番好きなのは、黒須氏がデザインを担当した59㎡のタイプだ。リビングサイドの居室・寝室は小上がりとし、隣り合う浴室窓はスルーガラス。ホテルにありそうな非日常を演出している。

 89㎡のタイプが人気になったのもよく理解できる。費用は100万円単位の収納・建具の提案がいい。これくらいの戸数なら1億円前後でも売れるはずだ。親子3人が利用できる68㎡のカウンターの提案もいい。

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59㎡のモデルルーム

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68㎡のモデルルーム

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89㎡のモデルルーム

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 住戸プランは、405060㎡台が半数にのぼり、70㎡台でも角住戸を除き7071㎡台が多いのは、武蔵小杉では今回で6棟目の供給で、ユーザーのニーズを熟知している三井レジの戦略であり、購買力とも密接な関係がありそうだ。

 さすがに坪単価が300万円をはるかに超え360万円ともなると、パワーカップルとはいえ20坪で7,000万円というのは負担が大きい。「予算的には坪330万円という人が多い」という関係者の言葉がそれを裏付けている。これは住友不動産「シティタワー武蔵小杉」でも感じたことだ。

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市のデータによると、武蔵小杉駅周辺では平成18年からこれまでに約7,900戸(賃貸含む)が供給されており、今後の計画を含めると1万戸近くに達する。すごい数ではあるが、東京、品川、渋谷、新宿、川崎、横浜などに1030分圏であることを考えると、これくらいの戸数を吸収するキャパシティはあると思う。

今回、取材時間まで少し余裕があったので駅直結の「エクラスタワー武蔵小杉」に併設されている中原図書館に寄ってみた。ほとんど満席たった。5階と6階のフロアに蔵書が約30万冊。羨ましい。

 だが、しかし、記者がポテンシャルの高い街の必須要件にしている食事・冠婚葬祭・会議などに利用できるホテルがここにはない。今後も建設されそうな計画はない。この街で生まれ育った人はここを〝故郷〟と呼べるのか。

三井レジ・JX日鉱「武蔵小杉」 第1期は409戸 単価は330万円(2015/6/24

70㎡でも75~80㎡と同様の居住性能」 住友不動産「武蔵小杉」販売へ(2013/10/24

反響4000件超 東急電鉄他「エクラスタワー武蔵小杉」(2011/1/11)

三井不動産レジデンシャル「パークシティ武蔵小杉」全1437戸が竣工(2009/4/11)

 

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2階天井(構造材は欧州アカマツ)

 ナイスは11月29日、横浜市保土ヶ谷区の木造2階建て保育園・準耐火建築物現場見学会を行った。

 すてきナイスグループ代表取締役副会長・日暮清氏は、「鉄やコンクリは、気が遠くなるほどのCO2を発散させているが、木は100年、200年にわたってCO2を固定化し、再生も可能。国も国産材の活用に大きく方向転換した。当社は『木造ゼネコン』を商標登録済で、一般建築物の木造化も新しいビジネスとして積極的に展開していく。SDGsの視点からも意義のある事業」などと語った。

 保育園は、地元商店街が中心になって設立した「西谷保育園」の分園として建設されるもので、設計を担当した雄設計室代表取締役・古谷雄一郎氏は「木造にしたのはコストが一番の理由。本園とのつながりを重視し、1階には奈良県材のヒノキの柱を現しで使用し、すのこを敷いて自然の雰囲気を取り込んだ」と話した。

 建物は、相模本線西谷駅から徒歩9分、横浜市保土ヶ谷区西谷に位置する木造2階建て(パワービルド工法)延床面積290.87㎡。設計・監理は雄設計室。施工はナイス。工期は平成30年9月~平成31年3月。

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日暮氏

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奈良県産材ヒノキの現わしの柱(樹齢250年、長さは4m。価格は30万円だとか)

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「ウェスティンホテル横浜(The Westin Yokohama)」

 積水ハウスは11月30日、横浜・みなとみらい21地区にマリオット・インターナショナルの「ウェスティンホテル横浜(The Westin Yokohama)」を2022 年春に開業すると発表した。

 積水ハウスが事業主となりプロジェクトマネジメントを行い、マリオット・インターナショナルがホテル運営を行う。

 「ウェスティンホテル横浜」の総客室数はホテル373 室、レストラン、バンケット、フィットネスなど。長期滞在対応型ホテル201 室も併設する。

 ホテルは、みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩5 分、横浜市西区みなとみらい4-2-4、敷地面積約9,604.59㎡(約2,905坪)、24階建て延床面積約64,700㎡。

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 横浜・みなとみらい地区のホテル戦争が激化している。これからも10棟くらいが建設されるのではないか。「ウェステティンホテル」は恵比寿しか知らないが、もっとも好きなホテルの一つだ。初めて宿泊したとき、あのえも言えぬベージュに魅了された。

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「Brillia大山Park Front」

 東京建物は11月30日、一昨年10月に分譲開始し、好調裡に完売した「Brillia大山Park Front」が竣工したのに伴う関係者見学会を行った。ふんだんに植栽を施したランドスケープデザイン、木調横ルーバーをバルコニー配した外観が印象的だった。

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エントランス付近

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手前の空地も市が公園として整備する予定

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 この物件については、分譲開始される前にモデルルームを見学し、「『Bloomoi(ブルーモワ)』の企画商品が…出色の出来」「機能的で美しい」と書いた。また、公園に隣接するマンションなので、「都の民設公園制度を活用した第一号『Brillia萩山四季の森公園』を彷彿とさせる」とも記した。

 今回、外構と共用施設を見て回り、褒めたのが間違いではなく、購入者も予想外のクオリティに満足されるだろうと思うと嬉しくなった。もうここで書くことなどほとんどない。写真を見ていただきたい。

 ひとつだけ残念だったことを指摘すれば、共用施設の壁面に飾られていた観葉植物がいかにも造花然としていたことだ。記者はしつこいほど〝フェイクの緑はやめよ〟と書いている。本物の観葉植物を壁面に飾った場合のコストはよくわからないが、本物が果たす役割を考えれば決して高くはならないはずだ。

 どこもやらないのならそれでもいい。しかし、三井不動産レジデンシャルは「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」(506戸)のエレベータホール(確か各階)に本物の「壁面緑化」を設置していた。こうしたさりげない演出が人を感動させる。三井ですら(だからか)そこまでやる。拱手傍観していたらその差は絶対埋まらない。

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講演から望む

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外構&舗道

東京建物「Bloomoi(ブルーモワ)」が企画 機能的で美しい 公園隣接の「大山」(2017/9/25)

三井不動産レジデンシャル 「パークシティ武蔵小杉」3棟目が完成(2014/3/9)

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「DIWKS  PARFAIT(デュークスパフェ)」プラン

 ナイスは11月28日、新商品「DIWKS  PARFAIT(デュークスパフェ)」を2019年新春から全国で供給すると発表した。

 夫婦ともにキャリアを持ちながら子育てをする世代を意味する「DIWKS(デュークス)」向けで、完璧なものを意味するフランス語「PARFAIT」には、ママの家事を手伝うという発想から脱却し、家族全員が自立する思いが込められている。

 ポイントは、「パワークローゼット」「パワー洗面」「パワーキッチン」の3つ。それぞれを寝室からと玄関からの2wayとすることで、ストレスを解消し、家族全員の「時間短縮」を実現する。

 「パワークローゼット」は、広さ約3畳大。家族全員の収納ドレッシングルームに、家族それぞれのコーナーを設け、衣類だけでなく、小物やバッグなども効率的に収納できるようにする。

 「パワー洗面」は、広さ約2.5畳大。パパ用とママ用の2つのボウル、ミラー裏にはコンセントを2つ配置、充電式の歯ブラシや電気シェーバーの利用に便利な工夫を加え、手元に引き出せるミラーはメイクがしやすい設計となっている。併設したランドリークロークでは洗濯-物干しができる。

 「パワーキッチン」は、広さ約3畳大。ママの戦場であることから、手を伸ばせば届く距離で最大限の機能を発揮する「コックピット」のようなスペースとなっている。

 販売開始は2019年1月から。年間販売目標は150棟。2019年1月12日(土)、横浜市都築区の街かどモデルハウス港北ニュータウンにモデルハウスをオープンする。

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「パワークローゼット」

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 この日は、すてきナイスグループの2019年3月期決算業況説明会があり、同社社長・小暮博雄氏が約1時間にわたって第2四半期の業績やトピックスなどについて語った。記者は風邪がひどく、話に集中ができず、ろくに聞いていなかった。

 途中、ナイス住宅事業本部事業推進事業部設計部・岡部あや子氏が「DIWKS  PARFAIT(デュークスパフェ)」について説明したのもよくわからなかったが、会社を出てから子どもを保育園に迎えに行って、家に帰り、食事を作り、食べさせ家事を終え、椅子に座れるのは8時半で、パフェ、p音、戦場、パーフェクト、パワー、フェラーリ、ベンツなどの言葉が発せられ、記者を眠りから呼び戻した。

 どのような意味であるかは前段を読んでいただきたい。記者も約10年間〝主夫〟を完ぺきではないにしろこなした経験があるのでよくわかる。食事を作るのは30分。宿題を手伝うのも30分。弁当に5色を入れるのは忘れなかった。洗濯を1日に2回するのはざらで、こんがらかった衣類をほぐしベランダに干すのもまた大仕事だ。ティッシュが入ったままのズボンを洗ってしまうことも度々で、その始末がまた大変。自分の時間が持てるのは10時過ぎだった。それからぐびぐびとウイスキーを飲んだおかげで糖尿病の数値が跳ね上がった。

 岡部氏が「パフェ」と「p音」にしたのは、野性味にあふれるボルボ、ベンツ、BMWと違って、ポルシェ、フェラーリと同じように洗練された響きを重視したからだという。

 なるほど。読者の皆さんはデベロッパーのマンションブランドも「p音・ハ行」が多いのをご存じか。「パークホームズ・三井不動産レジデンシャル」、「パークマンション・三菱地所レジデンス」、「プラウド・野村不動産」、「ブリリア・東京建物」、「ブランズ東急不動産」などだ。ナイスの戸建て「パワーホーム」も同じだ。岡部氏が話したポルシェ、フェラーリ、ボルボ、ベンツ、BMWもみんな「ハ行」なのは単なる偶然か。

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 話が横道にそれた。いまだに時代遅れの田の字型プランを墨守しているところも少なくはないが、ハウスメーカーもデベロッパーも〝家事は戦場〟からの解放に懸命に取り組んでいる。その環境(商品企画)は完成形になりつつあると思う。今回の新商品もその一つだろう。

 あとは各企業が働き方改革を進め、ワーク・ライフ・バランスの取り組みを実践するかどうかに掛かっている。長時間働いても生産性は上がらない。多くの人が言うように何にごとも集中してできるのは4時間が限界だろう。

 

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