景観風致地区の一角 大和地所レジデンス「ヴェレーナグラン山手」

「ヴェレーナグラン山手」完成予想図
大和地所レジデンスが近く分譲開始する「ヴェレーナグラン山手」を見学した。「山手地区景観風致保全要綱区域」内に位置する官舎跡地の全116戸。坪単価260万円弱リーズナブルで早期完売しそうだ。
物件は、みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩12分、横浜市中区千代崎町2丁目に位置する7・6階建て2棟の全116戸。専有面積は70.38~102.53㎡、価格は未定だが、坪単価は260万円弱になる模様。竣工予定は平成31年8月中旬。売主は同社のほか三信住建。設計・監理はスタイレックス。施工は大勝。
現地は、元町・中華街駅6番出口からなだらかな坂をくだった高さ規制20mの「山手地区景観風致保全要綱区域」内。「港の見える丘公園」へは徒歩6分。
建物は2棟構成で、住戸はほぼ南向き。駐車場(設置率約70%)は地下方式を採用。外周に緑を配置し、敷地の中央に水盤を設けたオーナーズラウンジを設置している。
住戸プラン・基本性能・設備仕様は、オープンエアリビング(12戸)、プライベートテラス(16戸)のほか、玄関・廊下は大理石、メーターモジュールの廊下幅、キッチンサイドも含む黒御影石のカウンター、二重床・二重天井、食洗機、ミストサウナ、玄関折上げ天井(一部住戸)など。

モデルルーム
◇ ◆ ◇
現地を見るまでは、駅からの坂がきついので住むにはいいが、通勤・通学には難儀するのでマイナス材料と考えていた。ところが、販売を担当する同社の堀川知宏氏から「6番出口からは坂はなだらか」と聞き、合わせて坪単価が260万円弱であることを知らされて〝これは売れる〟と直感した。
設備仕様レベルも高い。81㎡のモデルルームのインテリアデザインを担当したのは三井デザインテックの女性のようだが、凹凸を施した黒の建具・面材や黒御影石のキッチンカウンターなどが美しい。そして何より、リビングの梁の部分に一部細工を施したガラスを張ることで、その低さを全く感じさせない工夫がいい。

梁の処理が抜群(リーリングの影がガラスに映り、梁がないように見える)
◇ ◆ ◇
港が見える丘公園の「イングリッシュローズガーデン」のバラの写真をたくさん撮ったので紹介する。ややピントが甘いのは、さわやかな薫風にほほを撫でられてのぼせ上り、バラの香りに酔いしれ、バラと一緒にゆらゆらと身体を揺らめかせた結果、高くもない安くもないカメラも揺れたからであります。とにかく、ここに住めばこんな美しい眺めが日常手に入るということです。





ヒルトップの社宅跡地 「オレンジラボ」がいい 大成有楽不「鷺沼」

「オーベル鷺沼マスターレジデンス」完成予想図
大成有楽不動産が分譲中の「オーベル鷺沼マスターレジデンス」を見学した。鷺沼駅から徒歩4分、ヒルトップのNHK社宅跡地の中層全56戸。商品企画「オレンジラボ」が秀逸で、売れ行きも極めて順調だ。
物件は、東急田園都市線鷺沼駅から徒歩4分、川崎市宮前区鷺沼一丁目に位置する5階建て全56戸。専有面積は58.37~75.13㎡、5月下旬分譲予定の第3期(3戸)の予定価格は5,400万円台~6,500万円台(58.37~72.40㎡)。坪単価は320万円。竣工予定は2018年5月下旬。設計・監理は安宅設計。施工は大末建設。
昨年11月から分譲開始し、これまでに45戸が成約済み。販売を担当する同社マンション事業部事業室(第一)主任・勝亦啓介氏は「いいペースで売れています。購入者は地元と隣接区、世田谷区などで約8割。ヒルトップなので上階からは住宅街が見渡せ、西側住戸からは富士山も眺望できる。収納などお客さんの評価も高い」と話した。
現地は、戸建てや中層マンションが建ち並ぶ同駅圏でもっとも標高が高い閑静な住宅街の一角。敷地はNHK社宅跡地。
建物は、高さ規制(15m)があるため5階建てで、コの字型の配棟計画。外壁に大判のタイルを張り、黒のアルミ素材やアースカラーを採用するなど縦と横のラインを組み合わせた端正な外観にしている。
住戸プランは、ファミリー向け3LDKが中心。設備仕様は、同社オリジナルの商品企画「オレンジラボ」をフル装備しているほか、ディスポーザー、食洗機、フィオレストーンキッチン天板、二重床・二重天井、壁付け水栓など。

モデルルーム

収納
◇ ◆ ◇
モデルルーム、現地を見て売れるのは当然だと思った。現地の近くには鷺沼駅圏の坪単価最高値327万円のコスモスイニシア「イニシア鷺沼レジデンス」(28戸)があるが、それより単価は若干低目だが、絶好の住宅地であることに変わりはない。昨年見学した「オーベル東林間レジデンス」と同じ印象を受けた。
モデルルームもよくできている。同社の「オレンジラボ」についてはこれまでたくさん書いてきたので省略するが、こと収納に関しては同社が№1ではないか。今回も、玄関収納の「マルチシューズシェルフ」の鏡面仕上げ、キッチンサイドに設けた大型の「マルチシェアストレージ」がいい。リビングには物干しポールを設置し、壁付水栓、扉裏収納、引き戸の多用など、とにかくかゆいところに手が届くきめ細やかさだ。
もう一つ嬉しかったこと。販売事務所とモデルルームには小物を除きほとんどが本物の観葉植物が置かれていた。壁面にもたくさん植物が飾られていた(サントリーミドリエでなかったような気もする)。
どことは言わないが、販売事務所のエントランスに5本立てのフェイクのランが置かれていたのに記者は驚愕した。広告代理店から贈られたものだが、こんな失礼なことを平気でするわが業界が情けない。お客さんを何だと思っているのか。代理店はスポンサー(デベロッパー)の顔色(企業規模や取引額の多寡)をうかがいながらフェイクにしたり本物にしたりしているのか。
勝亦氏にも聞いてみた。「ここにもまさか造花のランを置かなかったでしょうね」と。勝亦氏は笑って「いえいえ、当初は本物のランをちゃんと置いていました」と答えた。

エントランス

現地近くの桜並木
三井リアルティ 「三井のリハウス」新TVCF「夫は語る(リハウス前)」放映開始

三井不動産リアルティは5月7日(月)から不動産仲介サービスブランド「三井のリハウス」の新TVCF「夫は語る(リハウス前)」篇の放映を開始した。
TVCFは親子の〝近居〟がテーマ。近年増加している親と子などとの同居・隣居・近居のニーズ・トレンドをとらえた。
「娘」役に蓮佛美沙子さん、「 夫に先立たれた妻」役に酒井和歌子さん、「先立った夫」役に笹野高史さんを起用し、妻と娘を見守りながら自由に飛び回る笹野さんが 「全然OK!」と残された妻と娘の〝近居〟を後押しするコミカルなストーリー展開に仕上げた。

和紙作家・堀木エリ子氏が初プロデュース アキュラホーム「変容する家」

「変容する家」
アキュラホームは4月28 日(土)、創業40周年記念事業の第1弾として、和紙作家・堀木エリ子氏が初プロデュースした住宅「変容する家」をアキュラホーム神戸展示場(ABC ハウジングコレクョン神戸東)内にオープンした。
日本独自の建築文化「建具仕様」と、日本を代表する工芸「和紙」を住空間に取り入れているのが特徴。
1階は、創作和紙による光壁により時間の経過とともに情景の変化を生み出し、全開放できるガラス戸によってテラスと室内を一体とし、風や光を取り込むことができる空間としている。
2階は、玄関から2階に直接上がることが出来る階段を配置。大空間のギャラリーやホールとしての使用、小さな子供部屋やゲストルームなど、建具によって自由な空間構成ができるように演出している。この通り建設すると価格は9,000万円くらいだという。

2階

光壁

和紙
明和地所 コンパクト〝ラベルヴィ〟販売好調 完成在庫はほぼゼロ

「クリオラベルヴィ新御徒町」完成予想図
明和地所のコンパクトシリーズ〝ラベルヴィ〟が好調だ。2016年の第一弾「クリオラベルヴィ市ヶ谷」31戸をはじめ、これまで東京、神奈川、福岡で10棟を分譲しているが、いずれも販売は好調に推移しており、完成在庫はほとんどない。最近分譲開始した「日本橋浜町」と近く分譲する「新御徒町」も販売担当者は手応えを感じているようだ。
同社はまた先月、福岡市に「クリオライフスタイルサロン福岡」をオープンし、今後分譲する「博多」56戸、「天神」65戸の販売拠点にする。
先月末に分譲を開始した「クリオラベルヴィ日本橋浜町」は、都営新宿線浜町駅から徒歩4分の10階建て24戸(分譲21戸)。専有面積は25.22~43.44㎡、先着順(5戸)の価格は3,385万~5,397万円。坪単価390万円。
近く分譲する「クリオラベルヴィ新御徒町」は、都営地下鉄大江戸線・つくばエクスプレス線新御徒町駅から徒歩3分の13階建て69戸(分譲66戸)。専有面積31.51~53.47㎡、第1期(8戸)の予定価格は3,400万円台~6,300万円台。坪単価390万円。
現在分譲中の物件では、今年1月分譲の東急東横線・目黒線新丸子駅から徒歩4分の「武蔵小杉」32戸(坪単価340万円)は残り7戸。
今年1月から分譲の都営浅草線馬込駅から徒歩5分の「馬込」28戸(坪単価336万円)は残り2戸。
昨年6月スタートの東京メトロ南北線志茂駅から徒歩1分の「赤羽東」58戸(坪単価290万円)は残り3戸。
銀座7丁目にある常設の「ライフスタイルサロン」で、販売を担当する勝遼氏は「日本橋エリアは乱戦模様ですが、コンパクトタイプは意外と少なく、坪単価も400万円を切るなど価格的優位性もある。『仲御徒町』も駅に近く、反響もいい。当社の女性によるコーディネートの評価も高い」と販売に自信を見せていた。

「ライフスタイルサロン」
平成29年 外国資本による森林買収 東京ドーム32個分 農水省
農林水産省は4月27日、平成29年の外国資本による森林買収事例について、調査結果をまとめ発表。全国で44件、広さは東京ドーム約32個分の148haだった。
事例でもっとも多いのは北海道の39件(53ha)で、利用目的は「不明」がもっとも多く25件。1件当たり面積がもっとも広いのは福島県いわき市の90haで、アメリカの法人が太陽光発電事業用地として取得した。
このほか、国内の外資系企業と思われる者による森林の取得が40件、881haあった。
平成18年に調査を開始してから29年までの事例累計は188件、1,589haで、もっとも多いのは北海道の156件、1,364ha。
森林法では、面積にかかわらず、森林の土地の所有者となった場合に市町村へ届け出なければならず、違反した場合は過料10万円の罰則がある。
また、国土利用計画法では、一定面積以上(都市計画区域以外は10,000㎡)の土地売買について届け出義務を課しており、違反した場合は6カ月以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる。
1カ月で半数が成約 伊藤忠都市開発「クレヴィア碑文谷一丁目」好調スタート

「クレヴィア碑文谷一丁目」完成予想図
伊藤忠都市開発が分譲中の「クレヴィア碑文谷一丁目」を見学した。渋沢栄一が開発した「碑文谷」アドレスで、サレジオ教会、円融寺に近接し、桜並木に面する立地が評価され、分譲1カ月で半数が成約するなど好調なスタートを切った。
物件は、東急東横線学芸大学駅から徒歩15分、目黒区碑文谷一丁目に位置する5階建て全42戸。専有面積は57.24~114.16㎡、坪単価は390万円。竣工予定は2018年11月下旬。売主は同社のほか三信住建。設計・監理はアーキサイトメビウス。施工は谷津建設。
今年1月から案内会を実施し、これまでに全42戸のうち約60%が成約・申し込み済み。好調なスタートを切った。
現地は、桜並木に面した南西角地。サレジオ教会、円融寺にも近接。徒歩3分の「碑文谷二丁目」バス停から「目黒」駅まで直通約12分のアクセス。目黒区立碑小学校、目黒サレジオ幼稚園、ひもんや保育園など幼稚園・保育園から中学校までが徒歩10分圏内。
建物のデザイン監修はアーキサイトメビウス(今井敦氏)。白が基調の外観デザインで、住戸プランはワイドスパンの70㎡台、80㎡台のファミリー向けが中心。
設備仕様は、ディスポーザー、食洗機、陶器ボウル、ミストサウナが標準装備。このほか「良水工房」を採用したほか、玄関と廊下には折上天井を施している。

モデルルーム
◇ ◆ ◇
同社のマンションは先月、「クレヴィア文京関口」を見学した。坪単価は410万円だった。今回は「目黒区碑文谷」だ。駅からはかなりあるが、住宅地の格からしたら互角以上だ。坪400を超えるのか越えないのかが最大の関心事だった。
販売担当の伊藤忠ハウジング・倉津崇宏氏から坪390万円と聞いて、なるほどと思った。もう少し高くても売れるのだろうが、専有面積は70㎡台、80㎡台、100㎡超だから、グロスを抑えるために低めに設定したのだろう。
それが正解だったようだ。「歩留まり率は22~23%と高いのが特徴」で、1億5,000万円台の最高価格住戸も売れたという。
モデルルームは87㎡のタイプ。キッチンの対面にある約5畳大の洋室を親子のコミュニケーションの場や仕事場など多目的に利用できる造作家具付きのDENにしているのがなかなかいい。

DEN
◇ ◆ ◇
販売事務所の接客ブースに案内されてすぐ「亀屋万年堂」のお菓子を頂いた。倉津氏によると、地元のお菓子(亀屋万年堂は自由が丘)などをお客さんに提供することを伊藤忠都市開発に提案し、それが採用されたとのことだった。もちろん費用負担は伊藤忠都市開発。
何でもないことのようだが、お客さんはこのような〝おもてなし〟に感動する。このところ〝モデルルームのフェイクの観葉植物は止めよ〟としつこく書いているのも同じことだ。商品企画そのものがよくなければ話にならないが、接遇にもっと力を入れるべきだ。
歩留まりについても一言。業界の皆さんは、昭和58年の土砂降り市場の中、あの日本ランデッィク「パークハイツ鶴見」(378戸)がほぼ50%の歩留まりで即日完売したのをご存じか。需要は創造するものだ。

頂いた「亀屋万年堂」のお菓子
デザイン秀逸 第1期1次43戸が即日完売 伊藤忠都市・東急不「文京関口」(2018/4/7)
ポラス 1か月間で3割以上成約 キッチンテーブルに本物の花 「市川妙典」

「ルピアコート市川妙典」完成予想図
ポラスグループの中央住宅が分譲中の「ルピアコート市川妙典」を見学した。妙典駅圏では4年ぶりのマンション供給で、同社オリジナルのピアキッチンのほか、6つの生活提案「ポラスのしあわせメソッド」を盛り込んだ企画が評価され、この1カ月で31戸を成約するなど好調なスタートを切った。
物件は、東京メトロ東西線妙典駅から徒歩13分、千葉県市川市塩焼三丁目に位置する7階建て88戸。専有面積は58.57~83.65㎡、坪単価は230万円。入居予定は平成31年3月中旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。3月から販売を開始し、これまでに31戸が成約済み。
現地は、整然と区画割された区画整理事業地内の三方道路の角地。足元の外構部やアプローチに石積みの自然石をあしらうなど、外構に力を入れている。バルコニーはガラス手摺と木目調のアルミルーバー手摺を組み合わせ、縦のマリオンを際立たせるデザインが特徴。
住戸プランは、柱型の出ないアウトフレーム工法を採用。同社オリジナルのピアキッチン付きを23戸盛り込んだほか、玄関シューズインクロークに電動自転車用のコンセントを設置し、手をかざすだけで止水できるタッチレス水栓、スイッチ付きエコふるシャワーなど、同社グループの戸建てからヒントを得た6つの生活提案「ポラスのしあわせメソッド」を盛り込んでいる。
エントランス

モデルルーム
◇ ◆ ◇
妙典は久しぶりに訪れた。いい住宅街であるのは分かっているが、月に10戸も売れればいいと予測していた。販売事務所の申し込み状況を知らせるボードにバラの花がたくさん咲いているのにびっくりした。1カ月で全住戸の3割以上売れているではないか。
さらに驚いたのが、ピアキッチンのテーブルには本物のフラワーアレンジメントが飾られていたことだ。記者は同社にも「あなたたちは挽き板の床や無垢のドア、建具、壁などを標準装備としながら、どうしてまがいものの造花などをあちこちに置くのか」と挑発してきた。
それに今回は答えてくれたようで、同社マインドスクェア事業部マンションディビジョン参事・林弘之氏は「フェイクを使うなといつも言われるので活けている。10日間は持つ。販売事務所の観葉植物も全て本物、エントランスの壁も本物の石」などと胸を張った。
これでこそポラスだ。他社より優れた本物の木や石を多用しているのに、まがいもののケミカル製品で飾り立てるのは愚の骨頂だ。高い花を飾れと言っているわけではない。埼玉県には野草、雑草がたくさん咲いているはずだ。それを飾ればお客さんは感動するはずだ。
改めて書く。同社が年間2,312棟(29年3月期)もの分譲戸建てを計上できるのは圧倒的な商品企画力があるからだ。マンションは供給量が少ないのでブランド浸透はいま一つかもしれないが、ピアキッチンやしあわせメソッドなどはどこと比較しても負けない。
販売を担当する長谷工アーベスト東京支店受託販売部門プロジェクトマネージャー・鈴木勝博氏は「長谷工のマンションとは思えない。ピアキッチンは他の長谷工の物件にも採用させてほしいくらいだ」と語ったのが、同社の商品企画が評価された何よりの証明だ。

リビングダイニング(モデルルーム)
三井不・三菱地所 田町駅前「msb Tamachi(ムスブ田町)」オフィスは満室稼働へ

「msb Tamachi(ムスブ田町)」
三井不動産と三菱地所は4月27日、JR田町駅東口エリアで東京ガスと共同で開発を進めている「msb Tamachi(ムスブ田町)」街区内の「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」「プルマン東京田町」が5月1日に竣工することに先がけて竣工式を行った。
「msb Tamachi」は、街区全体の延床面積が30万㎡を超える田町駅と歩行者デッキにより直結するオフィス、商業、ホテル、広場から構成されるミクストユースの街づくりで、東京ガスが所有する土地に東京ガスが「msb Tamachi 田町ステーションタワーN(スマートエネルギーセンター含む)」を、三井不動産と三菱地所が「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」と「プルマン東京田町」をそれぞれ開発する。
今回竣工する「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」は、31階建て延べ床面積約136,620㎡。世界的な建築設計事務所であるKPFデザインによるオフィスエントランスは天井高7.5mを確保。非常用発電およびスマートエネルギーセンターとの連携により、災害時には共用部だけでなく専有部へも72時間電力供給を可能にし、高いBCP機能を備える。商業ゾーンは、スーパーやドラッグストアなどの日用品を扱う店舗から様々な飲食専門店が揃う。オフィスは満室稼働する。
「プルマン東京田町」は、ヨーロッパを中心に展開するホテルチェーン「アコーホテルズ」が運営し日本初出店スカイバーやエグゼクティブラウンジなどを有する全143室ハイクラスホテル。一泊ルームチャージは3万円前後になる模様。
「msb Tamachi 田町ステーションタワーN」は、36階建て延べ床面積約152,800㎡。2020年春に竣工予定。


木調ルーバーが美しいオフィスエントランス

ホテル外観(イメージ図)

1階アプローチののクスノキ10本(左)と2階広場のナナミノキ、ヤマボウシなど数十本の中高木
三菱地所ホーム 多目的土間空間を設けたモデルハウス 市川にオープン

三菱地所ホームは4月28日、ライフシフトを視野に入れた住まい方を提案するモデルハウスを市川ホームギャラリー(千葉県市川市鬼高1-1-2 市川住宅公園内)に新規オープンする。
人生100年時代における複線的な働き方やライフステージにおけるその時々の「好き」や「興味」にあわせてアレンジできる多目的土間空間を設け、その活用例として店舗(グリーンショップ) 併用プランとして提案する。
エクステリアだけでなく、屋内にもふんだんにグリーンを取り入れ、 リビングの吹き抜けを通して緑が縦にも横にも外にもシームレスにつながり、自然の中で生活 しているかのような心地よく快適な住空間を演出した。
デザインコンセプトは、「和みモダン」。壮年世代にはモダニズム建築を感じさせ、若年世代には新鮮さを感じさせる佇まいを演出。
また、日々の生活を楽しく便利にする家事動線・家電配置・収納などを工夫した「シェア家事」、日々の食事を楽しむ空間として「マイホームカフェ」や「カフェキッチン」を盛り込んでいる。
モデルハウスは、木造(2×NEXT構法)、 地上2階建、建築面積143.67㎡(43.46坪)、延床面積214.47㎡(64.87坪)。

グリーンショップイメージ(左)とリビングイメージ

